JPH0556598A - 縦型電動機 - Google Patents

縦型電動機

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Publication number
JPH0556598A
JPH0556598A JP3209453A JP20945391A JPH0556598A JP H0556598 A JPH0556598 A JP H0556598A JP 3209453 A JP3209453 A JP 3209453A JP 20945391 A JP20945391 A JP 20945391A JP H0556598 A JPH0556598 A JP H0556598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
frame
housing
temperature
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3209453A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Shimonaka
政視 霜中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP3209453A priority Critical patent/JPH0556598A/ja
Publication of JPH0556598A publication Critical patent/JPH0556598A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレ―ムの内側に固定子および回転子を収容
すると共に回転子の軸が垂直になるように構成される縦
型電動機において、フレ―ムの下部に回転子に向かって
膨出するハウジングを形成し、このハウジングに軸受を
装着して回転子の軸を支承し、カップ状に形成され前記
ハウジングを覆う温度調整板を備えたことによって、冷
凍庫などの低温度の環境で使用された場合でも内部に発
生する露滴が軸受に至ることなく、確実に排水される様
に構成されている。 【効果】 フレ―ムの内部に発生する露滴が温度調整板
によって軸受に侵入することがなく、また温度調整板の
内側には、露滴を生じることがなく、確実に軸受を水滴
から保護し、冷凍庫などの温度環境の悪い場所でも安心
して使用できる縦型電動機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍庫などに使用する
ことができる縦型電動機に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】冷凍庫な
どに使用される電動機は、温度変化の大きい環境に晒さ
れることから軸受に対する防水保護などに配慮が必要で
ある。このため、軸受を防水構造にするか、あるいは、
排水が容易になるように上面に勾配を形成すること、さ
らには、円板を回転させるなど水切りを備えるものがあ
った。
【0003】種々の構造の中で、水切りを備えるものが
最も効果が大きく、軸受に水滴が侵入する前に軸受の備
えられる部分から水滴を遠ざけるという効果を得ること
ができた。例えば、最も新しい構造では、図2に示され
るような構造が提案され、大きな効果を得ている。この
場合、縦型の電動機の下部に形成されるフレ―ム1に上
部に向けて膨出されるハウジング2が形成され、このハ
ウジング2に軸受3が装着されている。そして、軸受3
によって回転子4の軸5が支承されており、この軸5に
は、軸受3に隣設する上部に円板状の水切り6が備えら
れている。この様な縦型電動機が冷凍庫などの温度変化
の大きい環境に晒されるとフレ―ム1の外部へ延出する
軸5と縦型電動機の内部との間に大きな温度勾配を生じ
ることがある。たとえば、冷凍庫などの場合、フレ―ム
1の外部の温度が零度以下の低温となり、縦型電動機の
内部が数十度となった場合、空気線図上に現れる湿度特
性の関係からフレ―ム1の内部と外部との間に亘る軸5
及びフレ―ム1に露滴が発生する。この様な現象は、フ
レ―ム1の内部が発熱によって高温度になり、冷凍庫と
なる外部が低温度になることから、高温度のフレ―ム1
の内部において、両者間に亘る軸5のフレ―ム1の内側
の部分が低温度になることから露滴を発生するものであ
る。この場合、フレ―ム1は、排水口7があれば、排水
が容易であり、軸受3に容易には水滴が侵入し、溜まっ
たりすることはない。しかしながら、軸5は、上部に備
えられる回転子8までの間で露滴することになり、この
軸5の露滴が軸受3に流れて侵入するといった問題を発
生した。そこで、軸受3の上部に水切り6を備えること
によって軸5から流下する露滴をその遠心力によって軸
受3の外側へ排出することが試みられて効果を得てい
る。また、図2の例では、軸受3とその外側に位置する
ハウジング2との上面をそれぞれ階段状に外周方向へ傾
斜させて排水効果を大きくするよう構成して効果を高め
ている。
【0004】しかし、この様に軸5から流下する露滴を
水切り6によって避けても、軸5の回転が停止している
間に露滴が発生する、あるいはそれ以前に発生していた
露滴が流下する場合、水切り6の効果が完全とはいえな
くなった。さらに、水切り6が軸5と一体になっている
関係から、水きり6自体が高温度のフレ―ム1内で露滴
することがあり、この水切り6の露滴が軸受3に隣設す
る部分、すなわち、軸受3に隣設する内側では、発生す
る露滴が自然に軸受3流入することになった。従って、
この様な構造で、短期的な効果は大きかったが、長期的
に、あるいは、縦型電動機の取り付けられる環境によっ
ては、効果が少ないといった問題があった。
【0005】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、冷凍庫などの悪環境の中で使用されても軸
受が露滴によって発錆するなどの損傷を発生しない構造
の縦型電動機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、フレ―ムの下部に回
転子に向かって膨出するハウジングを形成し、このハウ
ジングに軸受を装着して回転子の軸を支承し、カップ状
に形成され前記ハウジングを覆う温度調整板を備えたこ
とによって問題点を解決している。
【0007】
【作用】カップ状の温度調整板がハウジング及び軸受を
覆っているため、温度調整板の内側が軸から伝達される
温度、ハウジングおよび軸受とほぼ同じ温度になる。従
って、温度調整板の内側では、フレ―ムの内部の高温度
とは異なり、フレ―ム外部の温度に近くなることから、
露滴を生じることがなく、軸受が確実に保護できる。
【0008】また、この温度調整板が鉄などの熱伝導の
良い部材で構成される場合は、軸を介して冷却され、カ
ップ状の内側では、温度勾配が少なくなり、外側では、
大きくなる。また、温度調整板が樹脂などの熱絶縁の良
好な部材で構成されるとフレ―ム内部の温度を遮断して
軸受の周辺の温度を低温度に保つことができ、いずれの
場合でも露滴が発生しなく軸受に対して露滴が侵入する
ことはない。
【0009】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の一実施例による縦型電動
機の要部縦断面図である。
【0010】図1において、縦型電動機は、フレ―ム9
の内側に固定子10及び同軸的に回転子11を備えてい
る。そして、回転子11は、軸12が貫通されており、
フレ―ム9の下部開口部分には、ブラケットによってフ
レ―ム9の下部が形成されている。さらに、フレ―ム9
の下部には、軸12に圧入によって固定された軸受13
が備えられており、この軸受13は、フレ―ム9の下部
に形成されたハウジング14に収容されている。また、
軸11には、カップ状に形成された温度調整板15が備
えられており、この温度調整板15は、フレ―ム9の底
部に回転子11に向かって突出して形成されたハウジン
グ14を覆うように備えられている。軸受13と温度調
整板15との間には、スペ―サ16が介在されて軸受1
3と温度調整板15とが直接接触しないように構成され
ている。そして、フレ―ム9の底部には、比較的ハウジ
ング13に隣接してドレン孔17が形成されている。さ
らに、ハウジング14と軸受13の回転子11側は、径
方向外側に下だり勾配となるように軸受13に対してハ
ウジング14が傾斜して低くなっている。
【0011】このような構成において、縦型電動機は、
固定子10が励磁されると回転子11が回転し、軸12
の下端にフアンなどの負荷が取り付けられれば、送風機
として作用する。そして、この送風機が冷凍庫などに取
り付けられるとすれば、固定子及び回転子11は負荷に
比例して発熱し、フレ―ム9の内部は、温度が上昇する
ことになる。しかし、軸12は、フレ―ム9の外部へ露
出し、しかもフアンなどの冷気に晒される負荷が直結さ
れている場合は、軸12が下端部で冷却されることにな
り、これがフレ―ム9の内部で大きな温度勾配を形成す
ることになる。従って、軸12には、フレ―ム9の内部
の軸受13付近で露滴を生じることになるが、温度調整
板15がハウジング14を覆うように軸12に取り付け
られているため、この温度調整板15が覆う軸受13及
びハウジング14の部分は、フレ―ム9の内部と熱遮断
されることになる。このため、大きな温度勾配を生じる
ことがなく、露滴を生じることがない。従って、軸受1
3は、露滴によって生じる水滴が侵入することなく、ま
た、軸受13がボ―ルベアリングの場合では、内輪と外
輪との温度勾配を生じることもなく、寿命を長くするこ
とができる。
【0012】この様な温度調整板15は、樹脂などの熱
絶縁部材で構成されるとフレ―ム9の内部との温度差が
大きくなってもハウジング14や軸受12に対して効果
的に熱遮断するといった作用がある。また、温度調整板
15が鉄板などの熱伝導の良い部材で構成される場合、
軸12の温度と同化するため、覆っているハウジング1
4及び軸受13の周囲の温度を同化することになり、フ
レ―ム9の内部の温度との間に温度勾配を形成すること
になる。この場合、温度調整板15の回転子11側の表
面には、フレ―ム9の内部との間に大きな温度勾配がで
き、露滴することになるが、この露滴は、ハウジング1
4を外側から覆うように構成されている温度調整板15
の内側へ侵入することはなく、確実に軸受13を保護す
ることができる。また、万一縦型電動機を横にするなど
姿勢を変えた場合でも、ハウジング14と軸受13とが
外側へ傾斜する勾配を形成しているため、容易に軸受1
3に水滴が侵入することはない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、冷凍庫などの低温室に
備えられて内部で大きな温度勾配生じる場合でも、軸受
を確実に水滴から保護することができ、軸受が錆びて回
転できなくなるなどの問題を生じることなく、安心して
使用できる縦型電動機を得ることができ、その効果は極
めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による縦型電動機の要部縦断
面図である。
【図2】従来の縦型電動機を示す要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
9……フレ―ム 10……固定子 11……回転子 12……軸 13……軸受 14……ハウジング 15……温度調整板 17……ドレン孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレ―ムの内側に固定子および回転子を収
    容すると共に回転子の軸が垂直になるように構成される
    縦型電動機において、フレ―ムの下部に回転子に向かっ
    て膨出するハウジングを形成し、このハウジングに軸受
    を装着して回転子の軸を支承し、カップ状に形成され前
    記ハウジングを覆う温度調整板を備えたことを特徴とす
    る縦型電動機。
JP3209453A 1991-08-21 1991-08-21 縦型電動機 Pending JPH0556598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209453A JPH0556598A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 縦型電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209453A JPH0556598A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 縦型電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0556598A true JPH0556598A (ja) 1993-03-05

Family

ID=16573127

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3209453A Pending JPH0556598A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 縦型電動機

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JP (1) JPH0556598A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130706A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Panasonic Corp 電動機及びそれを搭載した送風装置
JP2013005646A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Nishishiba Electric Co Ltd 回転電機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130706A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Panasonic Corp 電動機及びそれを搭載した送風装置
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