JPH055657U - 電動式チルトステアリング装置 - Google Patents

電動式チルトステアリング装置

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JPH055657U
JPH055657U JP5295991U JP5295991U JPH055657U JP H055657 U JPH055657 U JP H055657U JP 5295991 U JP5295991 U JP 5295991U JP 5295991 U JP5295991 U JP 5295991U JP H055657 U JPH055657 U JP H055657U
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JP
Japan
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shaft
tilt
screw
bracket
tilt bracket
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JP5295991U
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English (en)
Inventor
雅仁 河野
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の回転をチルトブラケットの揺動に変
換する変換手段とチルトブラケットとの連結部分のがた
つきを防止し、ステアリングシャフトのがたつきを防止
する。しかも、組立を容易にする。 【構成】 スクリューシャフト(14)を、固定ブラケット
(1) 側に揺動自在にかつ軸方向に移動自在に取付ける。
スクリューシャフト(14)を電動機(20)の回転により軸方
向に移動させる。スクリューシャフト(14)の先端を受け
る軸(17)を、チルトブラケット(2) 側に固定状に設け
る。連結部材(18)を、軸(17)の周囲にチルトブラケット
(2) と同方向に揺動するように取付ける。スクリューシ
ャフト(14)先端のおねじ部(14a) を、連結部材(18)のね
じ穴(18b) 内に、その先端が軸(17)に当接するようにね
じ嵌める。ねじ穴(18b) の外部においておねじ部(14a)
にロックナット(19)をねじ嵌め、スクリューシャフト(1
4)に軸(17)側への予圧を付与する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車などの電動式チルトステアリング装置に関し、さらに詳し くは、電動機の回転によって、チルト操作が行われる電動式チルトステアリング 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば自動車用の電動式チルトステアリング装置として、車体に固定されか つロアステアリングシャフトをロアコラムを介して支持する固定ブラケットと、 固定ブラケットに揺動自在に取付けられかつ自在継手によりロアステアリングシ ャフトに連結されたアッパステアリングシャフトをアッパコラムを介して支持す るチルトブラケットと、固定ブラケット側に取付けられたチルト用電動機と、電 動機の回転をチルトブラケットの揺動に変換する変換手段とを備えているものが 知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電動式チルトステアリング装置によれば、変換手段とチ ルトブラケットとの連結部分にがたつきが発生するという問題がある。
【0004】 この考案の目的は、上記問題を解決した電動式チルトステアリング装置を提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案による電動式チルトステアリング装置は、 車体に固定されかつロアステアリングシャフトを支持する固定ブラケットと、 固定ブラケットに揺動自在に取付けられかつ自在継手によりロアステアリングシ ャフトに連結されたアッパステアリングシャフトを支持するチルトブラケットと 、固定ブラケット側に取付けられたチルト用電動機と、電動機の回転をチルトブ ラケットの揺動に変換する変換手段とを備えた電動式チルトステアリング装置に おいて、 上記変換手段が、固定ブラケット側に、揺動自在にかつ軸方向に移動自在に取 付けられるとともに、電動機の回転により軸方向に移動させられてチルトブラケ ットを揺動させる作動棒と、チルトブラケット側に固定状に設けられかつ作動棒 の先端を受ける受け部材と、受け部材にチルトブラケットと同方向に揺動するよ うに取付けられた作動棒連結部材と、作動棒の先端が受け部材に当接させられた 状態で作動棒を連結部材に固定するとともに、作動棒に受け部材側への予圧を付 与する予圧付与手段とを備えているものである。
【0006】
【作用】
電動機の回転が作動棒の軸方向の直線運動に変換されると、受け部材が作動棒 の先端によって押され、その結果チルトブラケットが揺動してステアリングホイ ールがチルトする。作動棒の移動は直線運動であり、チルトブラケットの揺動は 円運動であるが、作動棒の直線運動にともなって、作動棒が揺動するとともに連 結部材が揺動することにより、これらの軌跡の差が吸収され、作動棒の直線運動 がチルトブラケットの揺動に変換される。作動棒は、予圧付与手段によりその先 端が受け部材に当接させられた状態で固定されるとともに、作動棒の先端が受け 部材に押し付けられているので、作動棒と受け部材との間にがたつきが発生する のが防止される。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案を自動車のステアリング装置に適用した実施 例について説明する。以下の説明において、図1および図2の左側を前、右側を 後というものとする。さらに、図1の上下を上下といい、図1の紙面鉛直方向上 方、すなわち図2の下側を左といい、これと反対側を右というものとする。
【0008】 図1はチルト操作機能を有する自動車用電動式チルトステアリング装置の全体 構成を示し、図2はそのチルト操作部を詳しく示す。
【0009】 図1において、自動車の車体に固定された固定ブラケット(1) の後部にチルト ブラケット(2) が左右にのびる連結ピン(3) により上下に回動自在に取付けられ ている。
【0010】 固定ブラケット(1) の前端部にロアコラム(4) が固定されている。ロアコラム (4) の前端部も固定部材(5) によって車体の適当箇所に固定されている。ロアコ ラム(4) 内に、ステアリングシャフトを構成するロアステアリングシャフト(6) が回転自在に支持されている。図示は省略したが、ロアステアリングシャフト(6 ) の前端部はステアリングギヤに連結されている。
【0011】 チルトブラケット(2) の後端部にアッパコラム(7) が固定されており、アッパ コラム(7) 内にアッパステアリングシャフト(8) が嵌め入れられている。アッパ ステアリングシャフト(8) の後端部には、ステアリングホイール(9) が取付けら れている。アッパステアリングシャフト(8) の前端部はロアステアリングシャフ ト(6) の後端部に、図示しない自在継手を介して連結されている。この自在継手 の中心はチルトブラケット(2) の回動中心すなわち連結ピン(3) の中心線上にあ る。
【0012】 図2に示すように、固定ブラケット(1) の下部に、チルト操作用運動変換手段 のハウジング(10)が左右にのびる2つの特殊ボルト(11)、特殊ボルト(11)の先端 にねじ嵌められたナット(12)および玉軸受(13)により図1の上下方向に揺動自在 に取付けられている。ハウジング(10)には前後方向にのびるチルト操作用スクリ ューシャフト(作動棒)(14)が通されている。スクリューシャフト(14)の後端に おねじ部(14a) が一体に形成されている。スクリューシャフト(14)の前端部に、 スクリューシャフト(14)の後退位置を規制するストッパ(15)が取付けられている 。チルトブラケット(2) に、前方に開口した二股部分(16)が設けられており、こ の二股部分(16)に左右にのびる軸(受け部材)(17)が固定され、軸(17)にスクリ ューシャフト(14)をチルトブラケット(2) に連結する連結部材(18)が揺動自在に 支持されている。連結部材(18)の後部には左右にのびる貫通穴(18a) が形成され 、この貫通穴(18a) に、軸(17)が相対的に回転自在に嵌められている。また、連 結部材(18)の前端面に後端が貫通穴(18a) まで至るねじ穴(18b) が形成されてい る。そして、スクリューシャフト(14)のおねじ部(14a) が、その後端が軸(17)に 当接するまで連結部材(18)のねじ穴(18b) にねじ嵌められている。ねじ穴(18b) の前部において、おねじ部(14a) にロックナット(19)がねじ嵌められている。お ねじ部(14a) およびロックナット(19)により予圧付与手段が形成され、スクリュ ーシャフト(14)に、軸(17)に対する予圧が付与されて、その後端が軸(17)に押し 付けられている。その結果、スクリューシャフト(14)とチルトブラケット(2) に 固定された軸(17)とのがたつきが防止されている。したがって、軸(17)と、連結 部材(18)の貫通穴(18a) との製作精度および嵌め合わせ精度を高める必要がなく 、製造が容易になる。
【0013】 ハウジング(10)の前部の壁の図1の上面に、チルト用電動機(20)がスクリュー シャフト(14)と直角をなすように下向きに固定されている。電動機軸(21)はハウ ジング(10)の壁を貫通して下方に突出しており、この部分にウォーム(22)が固定 されている。
【0014】 ハウジング(10)内の前部に前側からチルト操作用第1スクリューナット(23)お よびチルト操作用第2スクリューナット(24)が配置されてスクリューシャフト(1 4)に噛み合わされている。第1スクリューナット(23)は前後2つの玉軸受(25)(2 6)を介してハウジング(10)に回転自在に支持されている。両玉軸受(25)(26)間に おいて第1スクリューナット(23)の外周面にウォーム(22)の歯(22a) と噛み合う 歯(23a) が形成されており、このスクリューナット(23)はウォーム(22)とともに ウォームギヤ(27)を構成するウォームホイールを兼ねている。後側の玉軸受(26) の後側において第1スクリューナット(23)に平座金(28)が嵌め止められている。 また、第1スクリューナット(23)の周壁後端部には、1つの直径上に位置する1 対の切欠き(29)が形成されている。
【0015】 第2スクリューナット(24)の周壁前端部に、1つの直径上に位置する1対の突 起(30)が一体に形成されている。そして、突起(30)が第1スクリューナット(23) の切欠き(29)内に嵌められることにより、両ナット(23)(24)が相互に回転しない ように連結されている。また、第2スクリューナット(24)の周壁後端部には外向 きフランジ(31)が一体に形成されている。そして、第1スクリューナット(23)に 嵌め止められた平座金(28)と外向きフランジ(31)との間の部分において、両スク リューナット(23)(24)を軸方向に付勢する圧縮コイルばね(32)がスクリューシャ フト(14)の周囲に被せられており、この圧縮コイルばね(32)により両スクリュー ナット(23)(24)に予圧が付与されている。その結果、両スクリューナット(23)(2 4)とスクリューシャフト(14)とのがたつきが防止されている。
【0016】 図示は省略したが、このステアリング装置には、テレスコ操作機能を備えてい てもよい。
【0017】 チルト操作用運動変換手段は、次のようにして組立てられる。まず、軸(17)を 連結部材(18)の貫通穴(18a) に通し、チルトブラケット(2) の二股部分(16)に固 定する。ついで、ハウジング(10)に通したスクリューシャフト(14)のおねじ部(1 4a) を、連結部材(18)のねじ穴(18b) にねじ嵌めて規定トルクまで締め付け、そ の状態でロックナット(19)により固定することによって、スクリューシャフト(1 4)に軸(17)に対する予圧を付与する。その後、特殊ボルト(11)を固定ブラケット (1) に形成された貫通穴(図示略)に通し、その先端にナット(12)をねじ嵌める 。こうして、組立てられる。
【0018】 上記の電動式チルトステアリング装置において、チルト操作を行う場合には、 チルト用電動機(20)の回転は、ウォームギヤ(27)により減速されて第1スクリュ ーナット(23)に伝えられ、これにより両スクリューナット(23)(24)が回転する。 そして、この両スクリューナット(23)(24)の回転がスクリューシャフト(14)の軸 方向の直線運動に変換される。その結果、連結部材(18)を介してチルトブラケッ ト(2) の図1の下部に前後方向の力が作用し、チルトブラケット(2) が上下に揺 動してステアリングホイール(9) が上下にチルトする。スクリューシャフト(14) の移動は直線運動であり、チルトブラケット(2) の揺動は連結ピン(3) を中心と する円運動であるが、スクリューシャフト(14)の移動にともなって、ハウジング (10)およびスクリューシャフト(14)が特殊ボルト(11)を中心に回転するとともに 、連結部材(18)が軸(17)の周りに回転することにより、これらの軌跡の差が吸収 され、スクリューシャフト(14)の直線運動がチルトブラケット(2) の揺動に変換 される。また、アッパステアリングシャフト(8) およびステアリングホイール(9 ) にがたつきが発生するのが防止される。
【0019】 図3はスクリューシャフトの変形例を示す。図3において、スクリューシャフ ト(14)の後端面に球面状凹所(35)が形成され、凹所(35)内にボール(36)が取付け られている。このボール(36)を介して、スクリューシャフト(14)に軸(17)に対す る予圧が付与されている。その他の構成は、図1および図2に示すものと同様で ある。
【0020】
【考案の効果】
この考案の電動式ステアリング装置によれば、上述のように、電動機の回転を チルトブラケットの揺動に変換する変換手段の作動棒と、チルトブラケット側に 固定状に設けられかつ作動棒の先端を受ける受け部材との間のがたつきを防止す ることができ、その結果ステアリングシャフトのがたつきを防止できる。しかも 、作動棒と連結部材の製作精度および組み合わせ精度を高める必要はなく、組立 が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用電動式チルトステアリング装置の全体
構成を示す側面図である。
【図2】図1に示す自動車用電動式ステアリング装置の
チルト操作部を示す水平拡大断面図である。
【図3】スクリューシャフトの変形例を示す図2の一部
に相当する図である。
【符号の説明】
1 固定ブラケット 2 チルトブラケット 6 ロアステアリングシャフト 8 アッパステアリングシャフト 14 チルト操作用スクリューシャフト(作動
棒) 14a おねじ部 17 軸(受け部材) 18 連結部材 18b ねじ穴 19 ロックナット 20 チルト用電動機

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車体に固定されかつロアステアリングシ
    ャフトを支持する固定ブラケットと、固定ブラケットに
    揺動自在に取付けられかつ自在継手によりロアステアリ
    ングシャフトに連結されたアッパステアリングシャフト
    を支持するチルトブラケットと、固定ブラケット側に取
    付けられたチルト用電動機と、電動機の回転をチルトブ
    ラケットの揺動に変換する変換手段とを備えた電動式チ
    ルトステアリング装置において、 上記変換手段が、固定ブラケット側に、揺動自在にかつ
    軸方向に移動自在に取付けられるとともに、電動機の回
    転により軸方向に移動させられてチルトブラケットを揺
    動させる作動棒と、チルトブラケット側に固定状に設け
    られかつ作動棒の先端を受ける受け部材と、受け部材に
    チルトブラケットと同方向に揺動するように取付けられ
    た作動棒連結部材と、作動棒の先端が受け部材に当接さ
    せられた状態で作動棒を連結部材に固定するとともに、
    作動棒に受け部材側への予圧を付与する予圧付与手段と
    を備えている電動式チルトステアリング装置。
JP5295991U 1991-07-09 1991-07-09 電動式チルトステアリング装置 Pending JPH055657U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970520