JPH0556558A - 配電線の事故処理装置 - Google Patents

配電線の事故処理装置

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Publication number
JPH0556558A
JPH0556558A JP23547491A JP23547491A JPH0556558A JP H0556558 A JPH0556558 A JP H0556558A JP 23547491 A JP23547491 A JP 23547491A JP 23547491 A JP23547491 A JP 23547491A JP H0556558 A JPH0556558 A JP H0556558A
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JP
Japan
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accident
distribution line
circuit
circuit breaker
section
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Application number
JP23547491A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Kato
和明 加藤
Akemichi Okimoto
明道 沖本
Toshihito Kunieda
敏仁 国枝
Atsuhiko Niwa
敦彦 丹羽
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 遮断器の作動と連動して速やかに事故区間の
切り離しを行なうとともに、瞬時的な事故に対しては複
雑な復旧操作を行なわないようにする。 【構成】 事故が発生すると対応する区間に配設された
検出ユニット32b1,32b2の検出結果に基づいて
指令制御部60に事故発生が通知され、演算回路は当該
区間を切り離すような各開閉器31の開閉状態を子局4
0に通知する。一方、制御リレー23bは事故の発生を
零相変流器21bと接地変圧器22bの検出結果に基づ
いて検出し、遮断器20bを遮断せしめる。所定時間後
に再度遮断器20bが接続したときに事故が継続してい
ると、遮断器20bは再度遮断状態となり、始動回路は
先に通知された開閉状態となるように子局40b1,4
0b2に対して開閉器31b1,31b2を開閉せしめ
る。事故が継続していなければカウンタがカウントアッ
プせず、開閉器31の開閉指令は出力されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電線の事故処理装置
に関し、特に、複数の区画に区分された配電線で事故が
生じたときに事故区間だけを切り離す配電線の事故処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の配電線の事故処理装置と
して、特開平3−40721号公報と特開平2−840
14号公報に示すものが知られている。
【0003】前者に示すものは、遠隔操作可能な複数の
開閉器(常閉)で複数の区画に区分された複数の配電線
(配電線路のうち、主に切り離し可能な部分をいう。)
を複数の給電線(配電線路のうち、主に切り離し不能な
部分をいう。)に接続するとともに、各配電線の端部を
遠隔操作可能な開閉器(常開)で接続した配電線路を構
成し、かつ、配電線へ流れる電流を監視して異常時には
配電線の端部を他の配電線に接続して当該配電線の両端
を給電線に接続するとともに、当該給電線間の開閉器を
順に開動作または閉動作する制御装置を備えている。
【0004】かかる構成において、異常時に制御装置が
開閉器を順に開動作または閉動作させていくと、事故区
間に対応する部分で異常の有無が変化する。制御装置は
当該区間を事故区間と判断し、この区間の両端の開閉器
を開いて事故区間を切り離している。
【0005】一方、後者に示すものでは、ループ状の配
電線を同様の遠隔操作可能な複数の開閉器で複数の区画
に区分し、各区間の異常の有無を集中的に監視してい
る。すなわち、複数の記憶手段に対して交互に線路の各
区間における検知データを入力して更新させ、次回の予
測事故に対する操作指令データを予め演算しておく。そ
して、異常が生じたときには当該異常の検出された区間
に対応する開閉器を開いて事故区間を切り離して短時間
に事故処理を行なうようにしている。
【0006】さらに、事故に備えて配電線と給電線との
間に遮断器を配設することが多く、事故が生じたときに
は配電線側の事故区間の切り離しとは独自に遮断器が給
電を停止せしめている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の配電線
の事故処理装置のうち、前者のものでは、構成が比較的
簡易となるものの、開閉器を順に開動作または閉動作せ
しめるので事故処理時間が長くかかる。また、事故が樹
木などの接触による瞬時的なものであっても、永続的な
事故と同様の復旧操作を行なってしまい、復旧操作にと
もなう停電が長引いてしまう。
【0008】一方、後者のものでは、処理時間を短縮で
きる代わりに制御系が複雑となる。
【0009】さらに、事故に備えて配電線と給電線との
間に遮断器を配設した場合には配電線側の事故区間の切
り離しとは独自に遮断器が給電を停止せしめるので、当
該遮断器による遮断を考慮しつつ事故処理を行なうのが
困難となるという課題があった。
【0010】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、遮断器の作動と連動して速やかに事故区間の切
り離しを行なうとともに、瞬時的な事故に対しては停電
を最小限にとどめることが可能な配電線の事故処理装置
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、遮断器を介して給電線に
接続された配電線を複数の遠隔操作可能な開閉器で複数
の区画に区分し、かつ、事故の発生時には上記配電線の
両端より給電せしめるとともに所定の開閉器を開いて事
故区間を切り離す配電線の事故処理装置おいて、上記配
電線の事故を検出する事故検出手段と、この事故検出手
段により事故が検出されたときに上記遮断器にて上記給
電線と上記配電線との間を遮断し、所定時間経過後に再
度接続せしめる遮断器制御手段と、上記区分された各区
画における事故の発生を監視して事故区間を検出する事
故区間検出手段と、上記遮断器制御手段を監視し、事故
の検出時に当該遮断器制御手段が給電線と配電線とを再
度接続したときに再度上記事故検出手段により事故が検
出されたら上記事故区間検出手段により検出された事故
区間を切り離すように上記配電線に介在された所定の開
閉器を遠隔操作で開く開閉器制御手段とを備えた構成と
してある。
【0012】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、事故区間検出手段は配電線の各区画における
事故の発生を監視して事故区間を検出しており、開閉器
制御手段は上記遮断器制御手段を監視している。一方、
事故検出手段が配電線の事故を検出すると、遮断器制御
手段は遮断器にて給電線と配電線との間を遮断するが、
所定時間が経過した後、再度接続せしめる。そして、こ
の遮断器制御手段が給電線と配電線とを再接続せしめた
ときに再度上記事故検出手段により事故が検出されたら
上記開閉器制御手段は上記事故区間検出手段により検出
された事故区間を切り離すように上記配電線に介在され
た所定の開閉器を遠隔操作で開く。
【0013】配電線のある区間で事故が発生したとする
と、事故検出手段がこれを検出して遮断器制御手段は遮
断器により給電線と配電線とを遮断せしめる。一方、事
故区間検出手段は事故の発生した区間を検出する。
【0014】事故が永続的なものである場合、所定時間
後に遮断器制御手段が遮断器に対して再接続を指示する
と、再度事故検出手段が事故を検出し、開閉器制御手段
は事故区間を切り離すように所定の開閉器に対して開く
ように指示するので、当該事故区間を除いた区間には配
電される。
【0015】一方、事故が永続的でない場合には、遮断
器制御手段が再接続しても事故が検出されないのでその
まま事故の発生前と同様に配電される。
【0016】すなわち、遮断器は事故の発生時に独自に
遮断するものの、所定時間後には自動的に再接続を行な
い、これに対して、開閉器の側では事故の発生区間を独
自に検出しておくとともに遮断器の再接続時に事故が継
続していたら所定の事故区間を切り離すように制御して
いる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、遮断器の
作動に連動して事故の継続を認識し、この確認に基づい
て事故区間を切り離すようにしており、永続的な事故の
場合にのみ的確に事故区間を切り離すことが可能な配電
線の事故処理装置を提供することができる。
【0018】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例にかかる配電線の事
故処理装置が適用された配電系統のブロック図である。
【0019】同図において、配電用変電所内における別
系統の給電線10(10a,10b(なお、以下におい
て両系統の機器を総称する場合には”a”及び”b”を
省略する。))にはそれぞれ別個の遮断器20(20
a,20b)を介して配電線30(30a,30b)が
接続されている。ここで配電線30における上記遮断器
20との接続部近辺には零相変流器(ZCT)21(2
1a,21b)と接地変圧器(GTR)22(22a,
22b)とが配設され、同零相変流器21と接地変圧器
22は制御リレー23(23a,23b)に接続されて
それぞれ所定の検出信号を送出している。また、制御リ
レー23は遮断器20に接続されており、同制御リレー
23は上記零相変流器21と接地変圧器22からの検出
信号に基づいて配電線30上における事故の発生を監視
し、事故が発生したと判断したときには上記遮断器20
に所定の制御信号を送出して給電線10と配電線30と
を遮断せしめ、所定時間の経過後に再度接続せしめる。
なお、零相変流器21と接地変圧器22と制御リレー2
3とで事故検出手段を構成し、制御リレー23で遮断器
制御手段を構成している。
【0020】各配電線30(30a,30b)には複数
の開閉器31(31a1〜31an,31b1〜31b
n)が介在されており、各開閉器31は通常時に閉とな
って配電線30が一連の配電線路となるように接続して
いる。また、各配電線30a,30bの終端同士間には
通常時に開となっている開閉器31cが接続され、所定
時にこの開閉器31cが閉となるとループ状の配電線路
を形成せしめる。
【0021】各開閉器31は配電線30を複数の区画に
区分しており、各区画には各開閉器31と対となって配
電線30の電流や電圧を検出する検出ユニット32(3
2a1〜32an,32b1〜32bn)が配設されて
いる。
【0022】各開閉器31と検出ユニット32は子局4
0(40a1〜40an,40b1〜40bn,40
c)に接続されており、各子局40は互いに通信線路5
0を介して例えばループ状に接続されるとともに当該ル
ープ内には各子局40に指令を出力する指令制御部60
が介在されている。
【0023】図2は、各子局40の構成を示すブロック
図である。開閉器31は演算回路41に対して開閉制御
回路42を介して接続されており、同開閉制御回路42
は演算回路41の演算結果に応じて上記開閉器31を開
閉せしめる。また、検出ユニット32は事故判定回路4
3を介して演算回路41に接続されており、同事故判定
回路43は検出ユニット32が検出した配電線30の電
流や電圧に基づいて検出ユニット32が配設された区間
で事故が発生していないか判定するとともに、その判定
結果を演算回路41に通知している。
【0024】一方、子局40内には上記通信線路50を
介して所定の制御データを通信する通信器44が配設さ
れており、演算回路41は信号出力回路45と信号変調
回路46によって事故の判定結果を表す制御データを変
調信号に変換せしめるとともに通信器44より上記通信
線路50上に送信させ、また、通信線路50上における
開閉器31の開閉指令などを表す変調信号を通信器44
によって受信せしめるとともに信号復調回路47と信号
入力回路48を介して制御データに変換して入力する。
【0025】なお、子局40内には、この他に、演算回
路41の演算データを記憶するRAMと固定データや演
算プログラムを記憶するROM等の記憶回路49が配設
されている。
【0026】一方、図3は、通信線路50に介在された
指令制御部60の構成を示すブロック図である。指令制
御部60内には演算回路61と通信器62が配設され、
同演算回路61は信号出力回路63と信号変調回路64
によって開閉器31の開閉指令などを表す制御データを
変調信号に変換せしめるとともに通信器62より上記通
信線路50に対して送信せしめ、また、子局40からの
事故の判定結果などを表す変調信号を通信器62によっ
て受信せしめるととともに信号復調回路65と信号入力
回路66によって制御データに変換せしめて入力する。
【0027】すなわち、同演算回路61は各子局40か
ら事故の判定結果を入力し、事故発生の判定結果が入力
された場合には事故発生区間に接する二つの開閉器31
を演算によって求めるとともに、開閉器31cと他の開
閉器31a1〜31an,31b1〜31bnについて
事故発生区間に接する二つの開閉器31を開として他の
開閉器31を閉とするための開閉指令を決定し、上記子
局40に通知する。ただし、この開閉指令は開閉器31
のとるべき開閉状態を通知するものであり、実際に開動
作または閉動作を行なうように指示するものではない。
【0028】なお、子局40と指令制御部60は所定の
データフレームを使用したディジタル通信で制御データ
のやりとりを行なっている。
【0029】また、演算回路61にはディスプレー67
が接続されたモニタ回路68と上記制御リレー23に接
続された中継回路69とが接続されており、同演算回路
61は制御リレー23が指示する遮断器20の開閉状態
を中継回路69より入力し、同遮断器20が遮断状態と
なったらモニタ回路68によって事故発生区間などをデ
ィスプレー67上に表示せしめる。
【0030】中継回路69はカウンタ71にも接続され
ており、同カウンタ71は中継回路69より遮断器20
の遮断状態が入力されるとカウントアップしてカウント
値を始動回路72に出力する。始動回路72はこのカウ
ンタ71に接続され、同カウント値が「2」となったと
きに信号出力回路63と信号変調回路64とを介して通
信器62より通信線路50上に開閉器31の開動作また
は閉動作を指示する開閉指令を出力する。
【0031】このカウンタ71は演算回路61によって
初期値(「0」)にリセットされるようになっており、
演算回路61は中継回路69から遮断器20の遮断状態
が入力されなくなってから所定時間(少なくとも制御リ
レー23が遮断器20を再接続せしめる時間より長いも
のとする。)経過したときに上記カウンタ71をリセッ
トする。この他、指令制御部60内には、演算回路61
の演算データを記憶するRAMと固定データや演算プロ
グラムを記憶するROM等の記憶回路73が配設されて
いる。
【0032】なお、検出ユニット32と子局40と通信
線路50と指令制御部60とで事故区間検出手段を構成
し、子局40と通信線路50と指令制御部60とで開閉
器制御手段を構成している。
【0033】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。配電線30で事故が生じていない場合は、零
相変流器21や接地変圧器22の検出信号は正常状態を
示しており、制御リレー23は遮断器20に対して給電
線10と配電線30とを接続するように指示したままと
なっている。また、各配電線30a,30b上に介在さ
れた開閉器31a1〜31an,31b1〜31bnは
閉じており、各配電線30a,30bの端部間に介在さ
れた開閉器31cは開いているので、各給電線10a,
10bから対応する配電線30a,30bに対して電力
が送電されている。
【0034】一方、指令制御部60は通信線路50を介
して各子局40に各事故判定回路43の判定結果を送信
するように要求する制御データを送信する。このとき、
配電線30上に配設された検出ユニット32から子局4
0の事故判定回路43に出力される検出信号は正常な値
となっているので、事故判定回路43は事故の発生と判
定せず、同事故判定回路43は演算回路41に対して事
故が発生していない旨を通知している。従って、各子局
40は所定のデータフレームに対応して事故が発生して
いない旨を指令制御部60に送信し、同指令制御部60
はその判定結果を入力して最新のデータとして記憶回路
73に記憶せしめる。
【0035】また、制御リレー23は中継回路69を介
して遮断器20の接続状態を演算回路61に通知してい
るため、同演算回路61は所定時間以上この状態が経過
していると判断してカウンタ71をリセットさせ、同カ
ウンタ71のカウント値は「0」となっている。
【0036】これに対し、いま、配電線30b上におけ
る開閉器31b1と開閉器31b2の間で事故が発生し
たとする。すると、零相変流器21と接地変圧器22の
検出信号が異常を示し、制御リレー23bは直ちに遮断
器20bに対して遮断するように指示するので、同遮断
器20bは給電線10bと配電線30bとの間を遮断す
る。
【0037】一方、検出ユニット32b1〜32bnが
検出する配電線30bの電流や電圧が変化するので、子
局40b1の事故判定回路43は事故の発生と判定し、
演算回路41に通知する。すると、演算回路41は通信
器44を介して指令制御部60に事故発生を通知するの
で、同指令制御部60は事故の発生区間が開閉器31b
1と開閉器31b2の間であると認識する。
【0038】指令制御部60は所定の演算を行なうこと
により、当該事故区間だけを切り離すためには開閉器3
1cを閉じるとともに、開閉器31b1,31b2を開
けばよいと判断する。
【0039】また、制御リレー23bが遮断器20bに
遮断の指示を出力すると、遮断器20bの遮断状態が中
継回路69を介して演算回路61に通知され、同演算回
路61はモニタ回路68を制御してディスプレー67に
事故区間を表示せしめるとともに、カウンタ71に対す
るリセットを停止する。
【0040】一方、カウンタ71においては、中継回路
69より遮断器20bの遮断状態が通知されるのでカウ
ント値をカウントアップし、カウント値は「1」とな
る。
【0041】制御リレー23bは、所定時間が経過する
と、遮断器20bに対して再度給電線10bと配電線3
0bとを接続するように指示するとともに中継回路69
にも遮断器20bの接続状態を通知する。しかし、先ほ
ど検出された事故が落雷などによる永続的なものである
と、接続した直後に再度零相変流器21や接地変圧器2
2の検出信号が異常を表し、制御リレー23bは再度遮
断器20bに遮断を指示する。すると、中継回路69に
も遮断器20bの遮断状態が通知されるため、カウンタ
71はカウント値をカウントアップさせ、同カウント値
は「2」となる。
【0042】同カウント値が「2」となると、始動回路
72は信号出力回路63と信号変調回路64と通信器6
2によって各子局40b1,40b2,40cに対して
上記演算による開閉状態となるように開閉器31b1,
31b2,31cを開閉せしめるように指令する。各子
局40はこの指令を受けると開閉制御回路42を介して
開閉器31を指令された開閉状態となるように制御す
る。
【0043】この状態では、開閉器31b1,31b2
だけが開いて他の開閉器31は閉じているため、事故区
間は切り離されている。従って、所定時間後に制御リレ
ー23bが再度遮断器20bを接続するように指示した
としても零相変流器21と接地変圧器22は異常を検出
せず、遮断器20bは閉じたままとなる。一方、開閉器
31cが閉じているので配電線30bは配電線30aを
介して給電線10aに接続され、配電線30bにおける
事故区間以外の区間には送電される。
【0044】これに対し、検出された事故が樹木の接触
などによる瞬時的なものであったとすると、遮断器20
bが二度目に給電線10bと配電線30bとを接続せし
めたときには事故が解消しており、零相変流器21と接
地変圧器22は異常を検出せず、遮断器20bは閉じた
ままとなる。すると、中継回路69にも遮断器20bの
遮断状態が通知されないのでカウンタ71はカウントア
ップせず、始動回路72は子局40に対して開閉器31
を開閉せしめる指令を出力しない。
【0045】すなわち、各子局40には開閉器31のと
るべき開閉状態が指令されたものの当該状態となるよう
に駆動する指令が出されないこととなり、開閉器31は
初期の状態を維持する。
【0046】なお、上記実施例においては、事故の発生
時にのみ配電線30a,30bの端部を互いに接続して
配電線30の両端から送電するようにしているが、常
時、ループ状の配電線路を形成するようにしても良い。
【0047】また、上記実施例においては、遮断器20
が再接続する回数を演算回路61とは別のカウンタ71
で計測しているが、このカウンタ71は演算回路61に
おけるプログラム上でソフトウェア的に構成するように
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる配電線の事故処理装
置が適用された配電系統を示すブロック図である。
【図2】子局のブロック図である。
【図3】指令制御部のブロック図である。
【符号の説明】
10…給電線 20…遮断器 21…零相変流器 22…接地変圧器 23…制御リレー 30…配電線 31…開閉器 32…検出ユニット 40…子局 50…通信線路 60…指令制御部 71…カウンタ 72…始動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器を介して給電線に接続された配電
    線を複数の遠隔操作可能な開閉器で複数の区画に区分
    し、かつ、事故の発生時には上記配電線の両端より給電
    せしめるとともに所定の開閉器を開いて事故区間を切り
    離す配電線の事故処理装置おいて、 上記配電線の事故を検出する事故検出手段と、 この事故検出手段により事故が検出されたときに上記遮
    断器にて上記給電線と上記配電線との間を遮断し、所定
    時間経過後に再度接続せしめる遮断器制御手段と、 上記区分された各区画における事故の発生を監視して事
    故区間を検出する事故区間検出手段と、 上記遮断器制御手段を監視し、事故の検出時に当該遮断
    器制御手段が給電線と配電線とを再度接続せしめたとき
    に再度上記事故検出手段により事故が検出されたら上記
    事故区間検出手段により検出された事故区間を切り離す
    ように上記配電線に介在された所定の開閉器を遠隔操作
    で開く開閉器制御手段とを具備することを特徴とする配
    電線の事故処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007209151A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Hitachi Ltd 配電系統のループ運用システム及び方法
JP2008042991A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Kansai Electric Power Co Inc:The ループ化配電系統

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