JPH0470859B2 - - Google Patents

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JPH0470859B2
JPH0470859B2 JP60254320A JP25432085A JPH0470859B2 JP H0470859 B2 JPH0470859 B2 JP H0470859B2 JP 60254320 A JP60254320 A JP 60254320A JP 25432085 A JP25432085 A JP 25432085A JP H0470859 B2 JPH0470859 B2 JP H0470859B2
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Naoyuki Koba
Yasuo Fujisaki
Masaaki Mori
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Togami Electric Mfg Co Ltd
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Togami Electric Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、変電所から遠隔地にある所謂不感帯
地区の停電情報を検出し、これを電話回線を利用
して所定の通報先へ自動的に電話通報するように
した、電話回線を利用した配電線故障区間検出自
動通報装置に関する。 更に詳しくは、自動再閉路遮断装置及びそれ以
降に設けられている故障区間検出切離区分開閉器
の開閉状態で自己区間を検出して停電情報を自動
的に電話通報することより、停電情報を素早くし
かも的確に伝達できると共に通報装置の検出回路
の内部回路の異常と停電とを識別あるいは一括異
常として通報するようにしたものである。
【従来の技術】
近年産業の成長に伴つて電力使用量は年々増加
の傾向にある。電力の供給も量と共に質の向上が
要求されるようになつてきた。このような時代背
景の中で、高圧の配電線にあつては、地絡等の事
故の際にその事故点を検出し、その故障区間のみ
を選択して切り離し、健全区間は再送電するよう
して停電区間及び停電時間をできるだけ少なくす
るようになされている。 この事故点を検出する具体的方法を説明する。 (1) 配電線に事故や故障等(以下「事故」とい
う)が発生すれば、まず変電所の遮断器が一旦
送電を遮断し停電する。この停電により配電線
の各配電区間に設置されている故障区間検出切
離区分開閉器(以下「区分開閉器」という)が
開放される。 (2) 変電所の遮断器は、遮断後予め設定された再
閉路時間を経過した後、再閉路を行なう。これ
により変電所側から区分開閉器は逐次投入され
ていく。 (3) 事故が発生している事故区間へ送電する区分
開閉器の投入(所謂事故点投入)が行なわれる
と変電所の遮断器は再度遮断し、その後の停電
により区分開閉器は再度開放される。 (4) 事故点投入した区分開閉器はロツクされて事
故区間は切り離される。引続き変電所の遮断器
が再々送電を行ない、前記事故区間を除く健全
区間に送電する。 一般にこのような方式を順次式事故区間検出切
離方式間又はDM方式と称している。 また、高圧配電線における事故の多くは、一般
的にすぐ回復してしまう傾向にある。このことか
ら事故発生による変電所の遮断器の遮断により区
分開閉器が開放されるまでの時間(開放遅延時
間)中に試送電を行ない、事故が回復していれば
そのまま送電を継続することにより停電時間をよ
り少なくすることができる。 この試送電を含む再閉路動作を高速再閉路と称
している。 なお、事故が回復していなければ引き続き前記
したDM方式による動作状態へと移行する。 このような方式において、変電所からの距離が
非常に遠い所で事故が発生した場合は、変電所は
事故を感知できず、従つて事故区間の切り離しが
できない。このように変電所が事故を感知できな
い範囲を不感帯地区と称している。不感帯地区に
おいては、変電所の遮断器と同様な機能をもつた
自動再閉路遮断装置(以下「リクローザ」とい
う)を設置し、このリクローザ以降の事故に対し
て事故区間検出切離動作を行ない、事故点や速や
かに切り離し、健全区間に送電する方法がとられ
ている。
【従来の技術の課題点】
不感帯地区以外では変電所の遮断器及びそれ以
降に設けられている区分開閉器の開閉状態を監視
して事故区間の検出を行なうことができる。また
は近距離範囲の集中制御方式による遠方監視制御
装置を設置して制御及び監視を行ない、事故区間
を検出することができる。 しかし、不感帯地区では変電所からの距離が非
常に遠いため、遠方監視制御装置等を設定するこ
とは莫大な設置費用を要し、経済的に実施困難で
ある。 この対策として、現在は不感帯地区の各地区に
住民によるモニターをおいて、この地区の停電情
報をモニターからの通報によつて収集している。
このため停電情報の時間的な遅れが発生し、又停
電地区が的確につかめずその対応に手間どるとい
う課題点があつた。 そこで、本発明者等は他の出願において、不感
帯地区における各配電区間の停電情報を検出し、
これを電話回線を利用して所定の通報先へ自動的
に通報する、電話回線を利用した配電線故障区間
検出方法及びそれに使用する自動通報装置を提案
している。 この方法及び装置によつて不感帯地区における
各配電区間の停電情報を検出し、これを電話回線
を利用して所定の通報先へ自動的に通報できる。
従つて停電情報が素早く、しかも的確に通報で
き、その事故に対して迅速に対応処理を行なうこ
とができる。 ところで一般的に装置に異常があつた場合は、
装置は十分に機能しない。前記自動通報装置に関
していえば、装置の回路に異常が発生した場合、
あるいリクローザ電源側電源または制御電源が停
電した場合には自動通報装置が機能しなくなる。
【発明の目的】
本発明の目的は、不感帯地区における各配電区
間の停電情報を検出し、これを電話回線を利用し
て所定の通報先へ自動的に通報すると共に、自動
通報装置の回路に異常が発生した場合、あるいは
リクローザ電源側電源、または制御電源が停電し
た場合に、自動通報装置の検出回路の内部回路の
異常と停電とを一括異常としてあるいは個別に通
報する、配電線故障区間検出自動通報装置を提供
することにある。
【発明の構成及びその作用】
上記目的を達成する為に講じた発明の構成は次
の通りである。即ち本発明は、 配電線内に、自動再閉路遮断装置とこれに縦続
接続された複数の故障区間検出切離区分開閉器が
備えてあり、前記配電線は前記故障区間検出切離
区分開閉器により複数の配電区間に区分されてお
り、事故発生時に前記自動再閉路遮断装置が遮断
及び再閉路動作を行なうことによつて事故発生区
間を切り離すようにしたものに使用する自動通報
装置であつて、該自動通報装置は、検出回路と該
検出回路からの出力信号を受けて電話回線と自動
的に出力する自動通報器を備え、前記検出回路
は、自動再閉路遮断装置の入・切動作状態信号を
受信し、切状態のときオフ信号、入状態のときオ
ン信号を出す自動再閉路遮断装置入・切状態検出
回路;前記オフ信号及びオン信号を受信して再閉
路回数をカウントし、カウント値が所定値に達し
たとき出力信号を出す計数回路;前記オン信号に
より起動し、各故障区間検出切離区分開閉器に対
応し、その投入時間に同期して順次刻時し、刻時
中は出力を出し、刻時終了すれば出力を停止して
次段に移行する複数のタイマ要素を有する投入時
間同期タイマ回路部;前記投入時間同期タイマ回
路部の対応するタイマ要素の出力信号と前記計数
回路の出力信号を同時に受信したときに出力信号
を出し、この出力信号を自動通報器に与えて通報
信号を送出するアンド回路部;検出回路の異常、
リクローザ電源側電源の有無、制御電源の電源の
有無、の中から選ばれた1または2以上の組み合
わせによる異常情報を検出する異常検出手段;を
備えた、電話回線を利用した配電線故障区間検出
自動通報装置である。 作 用 次に実施例に対応する図面を参照して、本発明
の作用をリクローザ及び区間開閉器と作用と自動
通報装置の作用に分けて説明する。 リクローザ及び区間開閉器の作用 (1) ある配電区間で時刻t0に事故が発生した場
合、リクローザRecは直ちに送電を遮断(第1
回目の遮断)する。この遮断により配電線Lの
各配電区間L1〜L5に設置されている区分開閉
器DM1〜DM5が開放して配電区間L1〜L5は停
電する。 (2) 第1回目の遮断後、予め設定してあるリクロ
ーザRecが再閉路する時間XRを経過した時刻
t1にリクローザRecが作動し再閉路(第1回目
の閉路)する。 これにより区分開閉器DM1〜DM5は一定時
間(例えば7秒または10秒)の間隔を置いてリ
クローザRec側から逐次投入されていく。 (3) 事故点の区間開閉器DM2が投入されると、
リクローザRecは再度遮断(第2回目の遮断)
し、区分開閉器DM1〜DM5は再度開放される。 (4) 区分開閉器DM2はロツクされ、引き続きリ
クローザRecは再々閉路(第2回目の閉路)を
行ない、前記事故区間L2以降を除く健全区間
L0、L1に送電が行なわれる。 自動通報装置の作用 事故発生時刻t0において、自動通報装置ID内
の検出回路1ヘリクローザRecの第1回目の遮
断状態信号が入力される。この入力信号を検出
回路1内のリクローザ入・切状態検出回路12
でオフ信号として検出する。 このオフ信号によつて計数回路15はカウン
ト回数1となる。 次にリクローザRecが再閉路する時間XRを
経過後した時刻t1において、リクローザRecが
再閉路(第1回目の閉路)し、再閉路状態信号
が入力される。この入力信号をリクローザ入・
切状態検出回路12でオン信号として検出す
る。この再閉路によるオン信号によつて投入時
間同期タイマー回路部16は作動を開始する。
投入時間同期タイマー回路部16では、各区分
開閉器に対応し各区分開閉器の投入時間に同期
して順次刻時を行ない、刻時中は出力を出す。 同時に計数回路15はカウント回数1の状態
で次のオフ信号によりカウントアツプする準備
状態となる。 区分開閉器DM2の事故点投入によりリクロ
ーザRecは直ちに第2回目の遮断を行なう。第
2回目の遮断状態信号が入力されると、この入
力信号をリクローザ入・切状態検出回路12で
オフ信号として検出する。このオフ信号によつ
て計数回路15はカウント回数2となる。この
とき計数回路15はカウント値が所定値に達し
たと判断して出力信号を出す。 そうして計数回路15の出力信号と投入時間
同期タイマー回路部16の出力とアンド条件に
より、アンド回路部17から選択された信号が
出力回路部18を経て通報信号Bとして出力さ
れる。 異常検出手段 前記した異常検出手段の例としては、次の二つ
の手段をあげることができる。 A 検出回路内部の異常を検出する事故診断回
路;リクローザ電源側電源あるいは制御電源の
電源の有無を検出する電源検出手段;前記自己
診断回路の異常検出信号と電源検出回路の無停
電信号を同時に受信したときに出力信号を出
し、この出力信号を直接又は出力回路を経て自
動通報器に与えて通報信号を送出せしめる異常
検出回路;リクローザ電源側電源あるいは制御
電源の停電を検出し、これを通報信号として送
出せしめる停電情報手段;から構成されたも
の。 この場合は、通報装置の検出回路の内部回路
の異常と停電とを識別して通報することができ
る。 B 検出回路内部の異常を検出する自己診断回
路;リクローザ電源側電源あるいは制御電源の
電源の有無を検出する電源検出手段;前記自己
診断回路の異常検出信号あるいは電源検出手段
の停電信号を受信したときに出力信号を出し、
この出力信号を直接又は出力回路を経て自動通
報器に与えて通報信号を送出せしめる異常検出
回路; から構成されているもの。 この場合は、通報装置の検出回路の内部回路の
異常と停電とを一括して異常として通報すること
ができる。 このように、装置の回路に異常が発生した場
合、あるいリクローザ電源側電源あるいは制御電
源が停電した場合には検出器が動作せず、自動通
報装置が機能しなくなるが、異常検出手段を具備
しているので、異常に対してただちに対応でき
る。
【実施例】
本発明を、第1図ないし第5図を参照して更に
詳細に説明する。説明に当たつては、先ず故障区
間の検出自動通報に関する説明をし、次いで検出
回路の異常、制御電源消失及びリクローザ電源側
の停電等に関する説明を行なう。 第1図は配電線故障区間検出自動通報装置を接
続した不感帯地区の配電系体の構成図を示してい
る。図において、Lは配電線、SSは変電所、CB
は変電所の遮断器、DM11〜DM13は一般の区分
開閉器、Recはリクローザ、DM1〜DM5はリク
ザRec以降に設置された区分開閉器を示してい
る。また、Ryはリクローザ用制御器(以下「制
御器」という)、IDは配電線故障区間の自動通報
装置、TLは電話回線を示している。 配電線Lは変電所SSから送出され、遮断器CB
を経て区分開閉器DM10〜DM13により、配電区
間L10〜L13に区分されながら順次延長されてい
る。配電線Lの不感帯地区の入口にリクローザ
Recが設けてある。配電線Lは、リクローザRec
及び区分開閉器DM1〜DM5により配電区間L0
L5に区分されながら順次延長される。なお、区
間開閉器及び配電区間の数は適宜増減できる。 リクローザRecには、自動再閉路の制御を行な
う制御器Ryが付属されている。制御器Ryには自
動通報装置IDが接続されている。自動通報装置
IDの操作電源eは、リクローザRecの電源側配電
線L13から操作変圧器TR13を経て、操作変圧器
TR13の2次側から供給される。 Aは制御器Ryからの信号を受ける入力信号線
で、自動通報装置IDの検出回路1の入力端子1
11に接続される(第2図参照)。Bは自動通報
器IDからの通報出力を送出する通報信号線で、
電話回線TLに接続される。従つて自動通報装置
IDは制御器Ryから送られてきた信号を受け、そ
の信号に対応した内容の通報信号を電話回線TL
を通じて通報先に送出する。 第2図は自動通報装置の構成図である。 自動通報装置IDは、検出回路1、自動通報器
2、異常検出回路6及び操作電源端子3を備えて
いる。操作電源端子3から自動通報装置ID内の
保護ブレーカ4、絶縁変圧器5を経て検出回路
1、自動通報器2及び異常検出回路6のそれぞれ
の入力端子c1、21,61に制御電源eが与えら
れる。入力信号線Aは、検出回路1の入力端子1
11に接続されている。 通報信号線Bは、自動通報器2からの通報出力
を送出し、電話回線TLに接続されている。a0
a1〜a5は検出回路1の検出出力信号端子、a0′,
a1′〜a5′はテスト時間タイマ回路102(第1図
に図示)の出力信号端子、b0、b1〜b5及びb0′,
b1′〜b5′は自動通報器2の受信端子で、それぞれ
同一番号の端子に接続されている。なお、受信端
子及び検出出力信号端子の数は適宜増減できる。 a11は検出回路1の内部回路異常自己診断回路
104(第1図に図示)の検出出力端子で、異常
検出回路6の入力端子62に接続されている。異
常検出回路6の出力端子63は自動通報器2の入
力端子22へ接続されている。 自動通報器2は音声を通信するメモリを有して
いる。更に具体的には各配電区間L0〜L5を表す
固有名詞を録音した録音テープまたは音声メモリ
等の記録媒体が内蔵されている。そうして後で説
明するように、前記各配電区間L0〜L5の自己に
応じた信号が入力信号線Aより入力されると、検
出回路1はその信号を検知して自己区間を判断
し、それに応じた各検出出力信号端子a0、a1〜a5
から検出出力信号を出す。自動通報器2はその信
号を受信端子を受信端子b0、b1〜b5で受け、各受
信端子b0、b1〜b5に応じた録音テープまたは音声
メモリ等の記録媒体を選択してメツセージを出力
端子dから通報信号線Bへ送出する。 また、異常検出回路6は検出回路1の内部回路
異常を検出した診断出力信号を検出出力端子a11
から受けた場合は、出力端子63より出力を出
し、自動通報器2はその信号を入力端子22で受
ける。 また、操作電源eが停電した場合は、自動通報
器2自体停電を感知し、それぞれ受信端子に応じ
たメツセージを出力端子dより通報信号線Bへ送
出する。 なお、自動通報器2には公知の技術手段が採用
されるのでその詳細な説明は省略する。 この実施例では、事故区間の区別を検出出力信
号端子及び受信端子を選択することによつて行な
つているが、これらの端子を一通りにし、事故区
間に対応する信号種別を定めてその信号種別によ
つて選別して区別するようにすることもできる。 第3図は第2図に示した自動通報装置の検出回
路のブロツク図である。 自動通報装置は検出回路1を備えている。検出
回路1は、入力部11、リクローザ入・切状態検
出回路12、再閉路信号選択回路13、再閉路検
出タイマ回路14、計数回路15、投入設定時間
同期タイマ回路部16、アンド回路部17、出力
回路部18、投入時間切替スイツチ19を備えて
いる。 また、これらの回路に加えて、自動テスト回路
101、テスト時間タイマ回路部102、自動・
手動テスト切替スイツチ103、内部回路異常事
故診断回路104を備えている。更に、自動通報
装置は異常検出回路6を備えている。 次に、これらについて更に詳しく説明するが、
説明の都合上、自動テスト回路、テスト時間タイ
マ回路、自動・手動テスト切替スイツチ、内部回
路異常事故診断回路及び異常検出回路は後で説明
する。 入力部 入力部11には入力端子c1、共通端子c0が設け
てある。また、リクローザ状態入力信号端子11
1が設けてあり、リクローザRecより直接又は制
御箱Ryを介してリクローザのオン、オフ状態を
表わす信号が入力される。更に、投入時間の切替
スイツチ入力端子112,113を設けており、
各端子112,113及び共通端子c0を投入時間
切替スイツチ19の切替端子19b,19a、共
通端子19cにそれぞれ接続している。また、自
動・手動テスト切替端子114,115が設けて
あり、各切替端子114,115及び共通端子c0
をテスト切替スイツチ103の切替端子103
b,103a、共通端子103cにそれぞれ接続
している。なお、共通端子c0及びそれに接続され
る共通線は図示を省略している。 リクローザ入・切状態検出回路 リクローザ入・切状態検出回路12には、入力
端子121が設けてある。入力端子121は前記
リクローザ状態入力信号端子111と接続してあ
り、リクローザRecの入・切状態入力信号を受け
る。また、オフ信号出力端子122、オン信号出
力端子123が設けてあり、リクローザRecが切
あるいは入のときは、オフ信号出力端子122ま
たはオン信号出力端子123から出力信号を出す
ようにしている。更に、リセツト端子124が設
けてあり、後で説明するように、投入時間同期タ
イマ回路部16のタイマ回路TMrからリセツト
信号を受けてリクローザ入・切状態検出回路12
を初期状態に戻すようにしている。 再閉路信号選択回路 再閉路信号選択回路13には、オフ信号入力端
子131、オン信号入力端子132、及びオフ信
号出力端子133、オン信号出力端子134が設
けてある。オフ信号入力端子131、オン信号入
力端子132は、それぞれリクローザ入・切状態
検出回路12のオフ信号出力端子122、オン信
号出力端子123と接続してある。 再閉路信号選択回路13で処理されたオフ、オ
ン信号はオフ、オン信号出力端子133,134
へ出力される。この処理は高速再閉路に対しオ
フ、オン信号を出す、または出さないの何れかを
選択するもので、再閉路以降のオフ、オン信号は
そのまま出力される。 再閉路検出タイマ回路 再閉路検出タイマ回路14には、再閉路信号選
択回路13のオフ信号出力端子133に接続され
るオフ信号入力端子141、リクローザ入・切状
態検出回路12のオン信号出力端子123に接続
されるリセツト端子142が設けてある。また、
出力端子143が設けてある。 再閉路検出タイマ回路14はオフ信号の入力に
より刻時を開始し、リセツト信号入力によりリセ
ツトされ初期状態に戻る。刻時開始後、所定時間
内(リクローザRecの再閉路時間XR+時間協調
を取る余裕時間)にリセツト信号が入力されない
場合は、出力端子143より出力される。 これはリクローザRecが遮断した後そのままロ
ツクされる再閉路しなかつたことを検出するもの
である。 計数回路 計数回路15には、カウント入力端子151,
152、所定のカウントに達したとき出力する出
力端子153、回路を初期状態に戻すリセツト端
子154が設けてある。カウント入力端子15
1,152は、再閉路信号選択回路13のオフ、
オン両出力端子133,134に接続してある。 計数回路15はリクローザRecの入・切による
オフ信号−オン信号の入力で1回カウントし、後
記第4図ないし第5図に示した各動作方式に応じ
て所定のカウント回数Nで出力端子153に出力
する。第4図の場合はN=2(再閉路回数2回)、
第5図の場合N=3(高速再閉路1回+再閉路回
数2回)である。 投入時間同期タイマ回路部 投入時間同期タイマ回路部16には、再閉路信
号選択回路13のオン信号出力端子134に接続
されるオン信号入力端子161、回路を初期状態
にリセツトするリセツト端子162、区分開閉器
の投入時間Xに対応して投入時間を設定する時間
切替スイツチ入力端子112,113に接続され
る切替端子163,164が設けてある。 また、入力端子161にオン信号が入ると直ち
に出力を出すタイマ回路TM0、各区分開閉器
DM1〜DM5の投入時間X1〜X5を順次刻時するタ
イマ回路TM1〜TM5及びリクローザRecの再投
入後刻時するリセツト時間、 T2=(ni=1 Xi+Y+β) に対応するタイマ回路TMr、各タイマ回路TM0
TM1〜TM5の出力端子1600,1601〜1
605、及びタイマ回路TMrの出力端子16r
が設けてある。 オン信号入力端子161が再閉路信号選択回路
13からオン信号を受けると、タイマ回路TM1
〜TM5が順次動作を開始する。又、タイマ回路
TMrも限時動作を開始し、第4図、第5図にお
ける出力状態信号Cで示すように、順次限時出力
を出力端子1601〜1605及び16rに出
す。但し出力端子1600はオン信号入力端子1
61にオン信号が入ると直ちに出力を出す。 そして最終的にタイマ回路TMrが出力を出す
とリセツト端子124、リセツト端子154、リ
セツト端子162にリセツト信号を与える。これ
によりリクローザ入・切状態検出回路12、計数
回路15、投入時間同期タイマ回路16は、初期
状態に復帰し、検出回路1全体が初期状態に復帰
する。 投入時間の切替は投入時間切替スイツチ19の
切替によつて行たう。この場合10秒又は7秒の何
れかを選択するようにしている。 以上の各タイマ回路の限時時間Xiは、リクロー
ザRec、区間開閉器DMiの実際の限時時間に合わ
せて時間協調をとつている。 アンド回路部 アンド回路部17には、アンド回路AD0、AD1
〜AD5、投入時間同期タイマ回路部16の各タイ
マ回路の出力端子1600,1601〜1605
に接続される入力端子1710,1711〜17
15、計数回路15の出力端子153に接続され
る入力端子1701、及び各アンド回路の出力端
子1720,1721〜1725が設けてある。 各アンド回路AD0、AD1〜AD5は、それぞれ対
応する入力端子1710,1711〜1715
と、入力端子1701に接続してある。 そうしてタイマ回路TM0、TM1〜TM5及び計
数回路15からの出力信号が同時に入力した場合
に前記各区間L0〜L5の事故を検出し、各アンド
回路AD0、AD1〜AD5が出力端子1720,17
21〜1725へ出力を出す。 出力回路部 出力回路部18には、アンド回路部17の出力
端子1720,1721〜1725に接続される
入力端子180,181〜185、入力端子18
0,181〜185にそれぞれ接続される出力回
路m0、m1〜m5が設けてある。また、出力回路
m0、m1〜m5の出力を出す検出出力信号端子a0
a1〜a5が設けてある。 再閉路検出タイマ回路14の出力端子143は
入力端子180に接続してある。 アンド回路AD0、AD1〜AD5の出力により出力
回路m0、m1〜m5が動作し、検出出力信号端子
a0、a1〜a5へ出力を出す。この出力は自動通報器
2の受信端子b0〜b5へ入力されて(第2図参照)
自動通報器2が作動し、メツセージ等の出力信号
を通報信号線Bへ送出する。 第4図は停電区間情報の検出動作を示すタイム
チヤートである。第4図ではリクローザRecが2
回遮断したとき通報信号を発する場合を示してい
る。なお、図中AはリローザRecの接点信号、B
は通報出力信号、Cは投入時間同期タイマ回路1
6の出力状態信号を表している。 時刻t0に事故が発生するとリクローザRecは直
ちに送電を遮断する。遮断後、リクローザRecが
再閉路する時間XRを経過した後、即ち時刻t1
クローザReが再閉路する。 その後、区分開閉器の事故点投入でリクローザ
Recは再度送電を遮断する。 そうして所定時間(再々閉路時間T1)経過後
の時刻t2i(i=1、2、…)にリクローザRecが
再々閉路し健全区間に送電する。 この場合、時刻t2iは、事故点の区間によつて変
わる。リクローザRecの再々閉路時間T1は、T1
ni=1 Xiに設定しある。ここでmはリクローザRec
に接続してある区分開閉器の最大設定台数、Σは
各区分開閉器の投入時間(X1、X2、X3、X4
Xn)の総和を表している。 作 用 事故区間の検出方法を第4図を参照して説明す
る。 イはL0区間が事故の場合を示している。 (1) 配電区間L0で時刻t0に事故が発生した場合、
リクローザRecは直ちに送電を遮断(第1回目
の遮断)する。この遮断により区分開閉器
DM1〜DM5が作動して配電区間L1〜L5は開放
される。 (2) 第1回目の遮断後、予め設定してあるリクロ
ーザRecが再閉路する時間XRを経過した時刻
t1にリクローザRecが作動し再閉路(第1回目
の閉路)する。しかし、区分開閉器DM1が投
入される前にリクローザRecは再度遮断(第2
回目の遮断)する。 検出回路1はリクローザRecの第2回目の遮断
を検知して自動通報器2に検知信号を出力する。
これによつて自動通報器2が作動し、通報信号B
がオンとなる。 ここでリクローザRecの信号を受けつ自動通報
装置IDの動作を説明する。 先ず、事故による遮断時刻t0において、入力
線Aから自動通報装置ID内の検出回路1へリ
クローザRecの遮断状態信号が入力される。こ
の入力信号を検出回路1内のリクローザ入・切
状態検出回路12および再閉路信号選択回路1
3にオフ号として検出する。 このオフ信号によつて再閉路検出タイマー回
路14は時刻を開始する。 また、計数回路15はカウント回数1とな
る。 次にリクローザRecが再閉路する時間XRを
経過後した時刻t1において、リクローザRecが
再閉路(第1回目の閉路)し、再閉路状態信号
が入力される。この入力信号をリクローザ入・
切状態検出回路12および再閉路信号選択回路
13にてオン信号として検出する。 このオン信号によつて再閉路検出タイマー回
路14はリセツトされる。 また、投入時間同期タイマー回路部16はタ
イマー回路TM0がオンとなる。 同時に計数回路15はカウント回数1の状態
で次のオフ信号によりカウントアツプする準備
状態となる。 この状態においてリクローザRecは事故点投
入により直ちに第2回目の遮断を行なう。リク
ローザRec遮断状態信号が入力線Aから入力さ
れると、この入力信号をリクローザ入・切状態
検出回路12および再閉路信号選択回路13に
てオフ信号として検出する。このオフ信号によ
つて計算回数15はカウント回数2となる。 そうして計数回路15のカウント出力終了と投
入時間同期タイマー回路部16の出力とのアンド
条件により、アンド回路部17から選択された信
号が出力部18を介して通報信号Bとして出力さ
れる。 この場合、事故による遮断時刻t0から通報信号
Bがオンになるまでの時間はXR+αである。α
はリクローザRecが事故を検出して送電を遮断す
るまでの余裕時間である。 ロはL1区間が事故の場合を示している。イで
説明したように、事故が発生するとリクローザ
Recが一旦送電を遮断する。遮断後予め設定され
た再閉路時間を経過した後、再閉路を行なう。区
分開閉器の投入時間X1を経過した後、区分開閉
器DM1が投入される。しかし事故点の投入によ
りリクローザRecは直ちに遮断する。検出回路1
はリクローザRecの第2回目の遮断を検知して自
動通報器2に検知信号を出力する。これによつて
自動通報器2が作動し、通報信号Bがオンとな
る。この場合、事故遮断時刻t0から通報信号Bが
オになるまでの時間は(XR+X1+α)である。 同様にして、ハはL2区間、ニはL3区間がそれ
ぞれ事故の場合を示したものである。 ここで通報信号Bによる停電区間情報は、事故
発生時刻t0から事故点投入によつてリクローザ
Recが遮断するまでの時間を監視することにより
検出できる。この時間はそれぞれ (XR+ni=1 Xi+α) (i=1、2、…;本実施例ではmは5) となることがわかる。従つてこの時間を投入時間
同期タイマ回路16の出力状態信号Cとリクロー
ザRecの遮断−再閉路−遮断を計測する計数回路
15の出力とのアドン条件の成立により、停電区
間情報を識別し、通報信号Bを出力する。タイム
チヤートイ〜ニではこれにより、停電区間情報を
検出できることを示している。 検出回路のリセツト 通報信号Bを出力した後、自動通報装置IDの
検出回路1全体はリセツトされ、初期の状態に復
帰する。検出回路1のリセツトは、投入時間同期
タイマ回路部16のタイマ回路TMrで設定され
る。再閉路時刻t1から通報信号Bを出力した区分
開閉器DMの投入後時間Yを経過し、更に若干の
余裕時間β経てリセツト信号によりリセツトされ
る。ここで、時間Yは区分開閉器の投入後、区分
開閉器の制御機器が事故を検出するまでの時間で
ある。 今、リクローザRecに対して縦続される区分開
閉器の最大設定台数をmとした場合、再閉路時刻
t1から検出回路1がリセツトされるまでの時間T2
は (T2ni=1 Xi+Y+β)(i=1、2、…)で表さ
れる。ここでT2はT2<X1+T1(再々閉路時間)
となるように設定される。従つてT2ni=1 Xi+Y
+β及びT1ni=1 Xiより、β<X1−Yとなり、β
はX1−Yより短い余裕時間となる。つまり、時
間Yは投入時間X1よりも短い時間である。本実
施例ではXiは同一時間に設定し、Xi=10秒又は7
秒、Y=5秒とした。 第5図はリクローザRecが遮断後高速再閉路を
行ない、その高速再閉路失敗後、第4図に示す定
常の検出切離動作に入る場合について示したタイ
ムチヤートである。 第4図の場合に比し時刻t0に相当する時刻の前
に第1回目遮断と高速再閉路を追加した形となつ
ている。従つてリクローザRecの通算3回目の遮
断を検知して通報信号Bがオンとなる。高速再閉
路で遮断した後の動作については第4図と全く同
様となるので説明を省略する。 次に、検出回路の通常、制御電源消失及びリク
ローザ電源側の停電等を通報する為の回路及びそ
の作用を説明する。 第2図及び第3図を参照する。既に説明したよ
うに、検出回路1は、自動テスト回路101、テ
スト時間タイマ回路部102、自動・手動テスト
切替スイツチ103、内部回路異常事故診断回路
104を備えている。また、自動通報装置IDは
異常検出回路6を備えている。 自動テスト回路 自動テスト回路101には、入力端子101
1、出力端子1012、リセツト端子1013が
設けてある。入力端子1011は入力部11の切
替端子114に接続してある。 切替スイツチ103が自動側に選択されていれ
ば、予め設定されたプログラムに従い定期的に一
定動作を行なう。つまり、出力端子1012から
出力し、リセツト端子1013にリセツト信号が
入ると出力オフとなる。リセツト信号がオフとな
ると再びプログラムに従つて動作に入り、以上の
動作を繰り返す。 この自動テスト回路101の前記一定動作は、
検出回路1の動作プログラムによつて動作するの
で、自動テスト回路101が正常に動作すれば検
出回路1の動作プログラムに異常ないとの確認が
できることになる。 テスト時間同期タイマ回路部 テスト時間同期タイマ回路部102には、自動
テスト回路101の出力端子1012に接続され
る入力端子1021、回路を初期状態にリセツト
するリセツト端子1022、入力端子1021に
オン信号が入ると直ちに出力を出すタイマ回路
TT0、各区分開閉器DM1〜DM5の投入時間X1
X5に相当する時間、或はテスト通報確認のため
の受信に必要な時間間隔で順次刻時するタイマ回
路TT1〜TT5、及びリクローザRecの再投入後刻
時するリセツト時間T2ni=1 Xi+Y+β)に相当
する時間に対応するタイマ回路TTr、各タイマ
回路TT0、TT1〜TT5、TTrの限時出力端子1
0200,10201〜10205,102rを
設けている。限時出力端子10200,1020
1〜10205は、出力回路部18の入力端子1
80′〜185′にそれぞれ接続してある。 各タイマ回路は端子1021に自動テスト回路
101より信号を受けると各タイマ回路TT1
TT5が順次限時動作を開始する。又TTrが限時
動作を開始し、順次限出力を出力端子10201
〜10205及び102rに出す。但し、出力端
子10200は入力端子1021にオン信号が入
ると直ちに出力を出す。 最終的に出力端子TTrが出力を出すと、前記
リセツト端子1013,1022にリセツト信号
を与え、初期状態に復帰させ、自動テスト回路1
01、テスト時間同期タイマ回路部102全体が
初期状態に復帰する。 切替スイツチ103を手動側に選択すると、自
動テスト回路101に関係なくテスト時間同期タ
イマ回路102に信号を与え作動させることがで
きる。 テスト時間同期タイマ回路102の出力は、ア
ンド回路部17に対するのと同様な回路を出力回
路部18内設けている。つまり、入力端子18
0′〜185′を経て出力回路m0′〜m5′に入力し、
これを動作させる。その出力端子a0′〜a1′〜a5′を
経て、自動通報器2の入力端子b0′〜b1′〜b5′から
自動通報器2に入力される。このように、アンド
回路部17が順次動作したと同じ状態を作り出
し、通報信号Bに送出されるメツセージ等を開く
ことにより、検出回路1が正常か否かをテストす
ることができる、 なお、出力回路m0′〜m5′、出力端子a0′〜a1′〜
a5′、及び自動通報器入力端子b0′〜b1′〜b5′を省略
し、テスト時間タイマ回路102の出力をアンド
回路部17の出力端子1720〜1725に並列
に接続することもできるが、この場合はテスト中
に検出回路1が実際の動作をしたときに粉らわし
くなる。 内部回路異常事故診断回路 内部回路異常事故診断回路104は、検出回路
1や自動テスト回路101、テスト時間同期タイ
マ回路102等を形成するコンピユータあるいは
プログラマブルコントローラ等に一般に組込まれ
るものである。この機能は、プログラムを常時走
査し、プログラムが正常に進行するか否かを点検
する点検プログラムによる。 この回路は、常時オン信号を出し、異常が発見
された場合にオフ信号を出すようになつている。
この信号は出力端子1041から出力端子a11
経て、異常検出回路6の入力端子62に入力され
る。 異常検出回路 異常検出回路6には、入力端子62、制御電源
eを受ける入力端子61及び出力端子63が設け
てある。入力端子61は電源検出回路Nを経てノ
ア回路NRへ接続してある。又入力端子62はノ
ア回路NRへ接続してあり、ノア回路NRの出力
は出力回路m21を経て増幅させて出力端子63へ
出力される。 ノア回路NRは、内部回路異常事故診断回路1
04が動作して入力端子62にオフ号が入力さ
れ、かつ制御電源eが印加状態において電源検出
回路Nのオフ信号によりオンとなり、出力回路
m21を動作して出力端子63から出力する。この
出力は出力端子63より入力端子22を経て自動
通報器2に入力され、異常検出のメツセージ自動
通報器2より通報信号線Bへ送出される。 なお、停電時は自動通報器2自身が感知すると
同時に自動通報器2に内蔵された停電通報回路
(図示せず)により通報信号を出す。この出力は
内蔵バツテリを電源として行なわれる。 上記動作により、内部回路異常と停電とを識別
して通報することができる。この制御電源eはリ
クローザRecの電源側から操作トランスTR13
介してとり、リクローザRecの電源と同一電源と
しているものである。従つてこの制御電源eの消
失は操作トランスTR13以降の操作回路の異常の
ほか、リクローザRecの電源側の停電をも検知し
て通報することができる。 これは操作電源を別電源として区別することも
可能である。 なお、このほかの任意の異常状態も検出回路を
設けて直接又は異常検出回路6を介して自動通報
器2に入力するようにし、自動通報器2内でメツ
セージを設定しておけば、それぞれの通報が可能
である。 上記において、内部回路異常と停電とを区別す
ることなく全て異常として一括して信号を出し通
報することもできる。この場合は、例えば入力端
子61、電源検出回路N、ノア回路NR等を削除
する等回路を簡単にすれば良い。 なお、各回路の細部構成は上記趣旨に反しない
限り数々の変容が可能である。
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので次の効果を
奏する。 (1) 不感帯地区における各配電区間の停電情報を
検出し、これを電話回線に利用して所定の通報
先へ自動的に通報できる。従つて停電情報が素
早く、しかも的確に通報でき、その事故に対し
て迅速に対応処理を行なうことができる。 (2) コストの面からは、配電線に自動通報装置を
設置し、電話回線と接続すれば済む為に、配電
系統全体にわたつて簡単でしかもコスト安で通
報体制を確立できる。 (3) 更に、検出回路の異常、制御電源消失、リク
ローザ電源側の停電等が発生した場合、通報装
置の検出回路の内部回路の異常と通電とを識別
して或は一括異常として通報することができ、
その故障に対して迅速な対応処理が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は配電線故障区間検出自動通報装置を接
続した不感帯地区の配電系体の構成図を示してい
る。第2図は自動通報装置の構成図である。第3
図は第2図に示した自動通報装置の検出回路のブ
ロツク図である。第4図は停電区間情報の検出動
作を示すタイムチヤートである。第5図はリクロ
ーザRecが遮断後高速再閉路を行ない、その高速
再閉路失敗後、第4図に示す定常の検出切離動作
に入る場合について示したタイムチヤートであ
る。 Rec:リクローザ、DM:区分開閉器、Ry:リ
クローザ用制御器、ID:自動通報装置、TL:電
話回線、1:検出回路、2:自動通報器、6:異
常検出回路、11:入力部、12:リクローザ入
切状態検出回路、13:再閉路信号選択回路、1
4:再閉路検出タイマ回路、15:計数回路、1
6:投入時間同期タイマ回路、17:アンド回路
部、18:出力部、101:自動テスト回路、1
02:テスト時間タイマ回路、104:内部回路
異常自己診断回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 配電線内に、自動再閉路遮断装置とこれに縦
    続接続された複数の故障区間検出切離区分開閉器
    が備えてあり、前記配電線は前記故障区間検出切
    離区分開閉器により複数の配電区間に区分されて
    おり、事故発生時に前記自動再閉路遮断装置が遮
    断及び再閉路動作を行なうことによつて事故発生
    区間を切り離すようにしたものに使用する自動通
    報装置であつて、 該自動通報装置は、検出回路1と該検出回路1
    からの出力信号を受けて電話回線に自動的に出力
    する自動通報器2を備え、 前記検出回路1は、 自動再閉路遮断装置(Rec)の入・切動作状態
    信号を受信し、切状態のときオフ信号、入状態の
    ときオン信号を出す自動再閉路遮断装置入・切状
    態検出回路12; 前記オフ信号及びオン信号を受信して再閉路回
    数をカウントし、カウント値が所定値に達したと
    き出力信号を出す計数回路15; 前記オン信号により起動し、各故障区間検出切
    離区分開閉器に対応し、その投入時間に同期して
    順次刻時し、刻時中は出力を出し、刻時終了すれ
    ば出力を停止して次段に移行する複数のタイマ要
    素を有する投入時間同期タイマ回路部16; 前記投入時間同期タイマ回路部16を対応する
    タイマ要素の出力信号と前記計数回路15の出力
    信号を同時に受信したときに出力信号を出し、こ
    の出力信号を自動通報器2に与えて通報信号を送
    出するアンド回路部17; 検出回路1の異常、リクローザ電源側電源の有
    無、制御電源eの電源の有無、の中から選ばれた
    1または2以上の組み合わせによる異常情報を検
    出する異常検出手段; を備えたことを特徴とする、電話回線を利用した
    配電線故障区間検出自動通報装置。 2 異常検出手段が、 検出回路1内部の異常を検出する自己診断回路
    104; リクローザ電源側電源あるいは制御電源eの電
    源の有無を検出する電源検出手段; 前記自己診断回路の異常検出信号と電源検出回
    路の無停電信号を同時に受信したときに出力信号
    を出し、この出力信号を直接又は出力回路
    (m21)を経て自動通報器2に与えて通報信号を
    送出せしめる異常検出回路6; リクローザ電源側電源あるいは制御電源eの停
    電を検出し、これを通報信号として送出せしめる
    停電通報手段; から構成されている特許請求の範囲第1項記載の
    電話回線を利用した配電線故障区間検出自動通報
    装置。 3 異常手段が、 検出回路1内部の異常を検出する自己診断回路
    104; リクローザ電源側電源あるいは制御電源eの電
    源の有無を検出する電源検出手段; 前記自己診断回路104の異常検出信号あるい
    は電源検出手段の停電信号を受信したときに出力
    信号を出し、この出力信号を直接又は出力回路
    (m21)を経て自動通報器2に与えて通報信号を
    送出せしめる異常検出回路6; を備えたことを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項記載の電話回線を利用した配電線故障区間検出
    自動通報装置。 4 計数回路15は出力カウント数が選択可能で
    ある特許請求の範囲第1項ないし第3項記載の電
    話回線を利用した配電線故障区間検出自動通報装
    置。
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