JPH055629Y2 - - Google Patents

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JPH055629Y2
JPH055629Y2 JP8446888U JP8446888U JPH055629Y2 JP H055629 Y2 JPH055629 Y2 JP H055629Y2 JP 8446888 U JP8446888 U JP 8446888U JP 8446888 U JP8446888 U JP 8446888U JP H055629 Y2 JPH055629 Y2 JP H055629Y2
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slider
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ケースの上部に揺動自在に係止され
た操作体を押圧することにより、ケースの内部の
複数のスイツチ素子を選択的に動作させるスイツ
チ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のスイツチ装置は例えば自動車のボデイ
に備えられるミラーをモータの駆動力によつて運
転席から遠隔操作するミラースイツチとして用い
られている。
第9図および第10図はミラースイツチとして
用いられる従来のスイツチ装置を説明するもの
で、第9図は縦断面図、第10図は分解斜視図で
ある。
これらの図において、1は下端を開放したケー
ス、2はその開放端を閉塞するカバーで、これら
ケース1とカバー2はスナツプ結合されてスイツ
チ装置の外殻を形成している。前記カバー2には
プリント基板3が載置され、該プリント基板3に
は4個のレバースイツチ4と1個のスライドスイ
ツチ5およびコネクタ15がそれぞれ半田付けさ
れている。このレバースイツチ4は上端より突出
するL字形のアクチユエータ4aを押圧すること
によりレバー4bが回動してスイツチの切換えを
行う公知のもので、またスライドスイツチ5は、
上端より突出する操作レバー5aをスライド操作
することによつてスイツチの切換えを行う公知の
ものである。
前記ケース1の上面には平面形状が四角形の段
落ち部6と平面形状がトラツク状の凹部7とが並
設されている。前記段落ち部6の四隅には前記各
レバースイツチ4に対応して透孔8が穿設され、
また段落ち部6の中央には貫通孔9を有する突壁
10が形成されている。一方、前記凹部7の底面
にはその長手方向に沿つて操作孔11が穿設され
ている。
12は平面形状が四角形の操作体で、該操作体
12の下面の四隅には長尺の押圧突起12が垂設
され、また各押圧突起12aの中間位置には短尺
の突起12bが垂設され、さらに操作体12の掛
止爪12cが垂設されている。かかる操作体12
は、前記段落ち部6の底面と各突起12b間に円
錐形状のクリツクゴム13を介設した状態で段落
ち部6内に挿入され、各掛止爪12cが突壁10
の下部周縁に掛止することによつて抜け止めがな
されている。従つて、クリツクゴム13の弾発力
に抗して操作体12の隅部を押圧すると、透孔8
を挿通してレバースイツチ4と対向する押圧突起
12aが下降し、それによつてアクチユエータ4
aが押圧されて各レバースイツチ4が選択的にオ
ン動作される。
また、14は操作つまみであつて、該操作つま
み14に垂設した操作軸14aは前記操作孔11
を挿通してスライドスイツチ5の操作レバー5a
に嵌合されている。従つて、操作つまみ14を凹
部7の長手方向に沿つて移動すると、それに連動
して操作レバー5aが往復動してスライドスイツ
チ5の切換え動作が行われる。
次に、このように構成されたスイツチ装置の作
動を説明する。
前述の如く操作つまみ14を操作孔11に沿つ
て往復動すると、スライドスイツチ5の切換え動
作が行われ、これによりニユートラル状態と左右
のミラーのいずれかが選択される。一方、前記操
作体12の隅部を押圧すると、該操作体12が押
圧された方向に傾倒し、前述の如く押圧された部
位の押圧突起12aが下降して対向するレバース
イツチ4がオン状態になる。この場合、操作体1
2の押圧によつてクリツクゴム13が変形するた
め、操作者はレバースイツチ4の切換え動作をク
リツク感(節度感)をもつて認識することがで
き、上記押圧力を解除すると、操作体12はクリ
ツクゴム13の復元力により第9図の状態に戻
る。従つて、操作体12の押圧個所を選択するこ
とにより、4個のレバースイツチ4の中から1個
が選択的にオンとなつて図示せぬモータが始動
し、その駆動力が同じく図示せぬ動力伝達系を介
して前記操作つまみ14によつて選択された側の
ミラーに伝達され、該ミラーが操作体12の押圧
方向へ駆動(傾倒)される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前述の如く構成されたスイツチ装置
にあつては、操作体12によつて動作されるスイ
ツチ素子としてレバースイツチ4を用い、該レバ
ースイツチ4はL字形のアクチユエータ4aが上
方へ突出するレバー4bを押圧するように構成さ
れているため、これらレバースイツチ4の大きさ
によつてスイツチ装置の薄型化が妨げられるとい
う問題があつた。このことは、スイツチ素子とし
て、アクチユエータが上下動することによりオ
ン・オフの切換えが行われるプツシユスイツチを
用いた場合も同様である。
また、各レバースイツチ4とスライドスイツチ
5およびコネクタ15がプリント基板3に半田付
けされており、それらの半田付け部分を収納する
ためにプリント基板3とカバー2との間に所定の
空間が必要であるため、該空間がデツドスペース
となつてこの点からもスイツチ装置の薄形化が妨
げられていた。
従つて、本考案の目的は、上記従来技術の課題
を解消し、薄形化に好適なスイツチ装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、底面を
開放し内部に仕切壁を有するケースと、該ケース
の前記開放部を蓋閉するカバーと、前記仕切壁の
上方に揺動自在に係止される操作体とを備え、前
記操作体の任意位置を押圧することにより、複数
の接点が選択的に切換えられるスイツチ装置にお
いて、前記カバーの上面にガイド壁を立設して複
数の空間部を画成し、これら空間部内に可動接点
を担持したスライダをスプリングと共に収納し、
前記ガイド壁上に前記各可動接点に対向する複数
組の固定接点がパターン形成されたプリント基板
を載置し、かつ前記操作体と前記各スライダとの
間に両者の動力伝達を行う駆動体を配設したこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
操作体を押圧すると、この押圧力は操作体と一
体あるいは別体の駆動体を介してスライダに伝達
されるため、該スライダはカバーのガイド壁に案
内されながらスプリングのばね力に抗して駆動さ
れる。これにより、スライダに担持された可動接
点とプリント基板の裏面にパターン形成された固
定接点とが相対変位し、当該接点がオフからオン
へと切換えられる。このように、レバースイツチ
やプツシユスイツチ等のスイツチ素子単品をプリ
ント基板に複数個半田付けしていた従来例に比べ
ると、スイツチ素子自体の高さ寸法が大幅に短縮
され、しかも上記スライダは本来必要とされるカ
バーとプリント基板間のスペース内に配置された
ものであるから、スペースの有効利用が図れ、こ
れらの点によつてスイツチ装置の高さ寸法を小さ
くすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
第1図ないし第8図は本考案の一実施例に係
り、第1図はスイツチ装置の縦断面図、第2図は
その分解斜視図、第3図はケースの底面図、第4
図は第3図のA−A線に沿う断面図、第5図はカ
バーの平面図、第6図は第5図のB−B線に沿う
断面図、第7図はスライダの組込み状態を示すカ
バーの平面図、第8図は駆動体のクリツク機構を
示す説明図である。
これらの図において、20はケースを示し、該
ケース20には仕切壁21が設けられている。第
1図ないし第4図から明らかなように、前記ケー
ス20の下端は開放されており、また仕切壁21
の上方には平面形状が略四角形で比較的奥行き寸
法が大きい段落ち部22と、平面形状が略長方形
で僅かに窪んだ凹部23とが並設されている。前
記段落ち部22内の四隅には円筒状の環状壁24
が立設されており、これら環状壁24は仕切壁2
1の下方にも突出し、上下に貫通する透孔25が
それぞれ穿設されている。また、前記段落ち部2
2の中央には平面十字形状の貫通孔26を有する
突壁27が立設されており、該突壁27の上端は
前記環状壁24のそれより若干上方へ位置してい
る。さらに、前記ケース20の一側面には排水孔
28が穿設されており、前記段落ち部22は該排
水孔28を介してケース20の下面開放部と通じ
13うになつている。一方、前記凹部23内には長
孔29が穿設されており、また凹部23の裏面に
は該長孔29を介して一対のガイド板30が平行
に垂設されている。
31は平面形状が略四角形の操作体で、該操作
体31の中央4箇所には掛止爪32が垂設されて
いる。この操作体31は、各環状壁24間にそれ
ぞれ4個のクリツクゴム33を介設した状態で段
落ち部22内に挿入され、各掛止爪32が前記貫
通孔26の周縁に掛止することによつて、段落ち
部22内に揺動自在に係止されている。
34は前記ケース20の下部開放端を閉塞する
カバーで、これらケース20とカバー34は互い
にスナツプ結合されてスイツチ装置の外殻を形成
している。第1,2図および第5,6図から明ら
かなように、カバー34にはガイド壁35が立設
されており、該ガイド壁35によつて平面形状が
長方形の3個の第1の収納部36と、同じく平面
形状が長方形の1個の第2の収納部37とが画成
されている。また、カバー34の周縁部には上下
に貫通する排水穴38が形成されており、該排水
穴38はカバー34がケース20に組み込まれた
状態において前記排水穴38と連通するようにな
つている(第1図参照)。さらに、カバー34に
は多数の小孔39が一列に穿設されている。
第7図に示すように、前記カバー34に穿設さ
れた第1の収納部36内には第1のスライダ40
が往復動可能に配置され、また第2の収納部37
内には第2のスライダ41が往復動可能に配置さ
れている。第1のスライダ40の一端にはテーパ
面40aが、他端にはばね受部40bが形成さ
れ、該ばね受部40bと前記ガイド壁35間には
スプリング42が介設されている。また、第1の
スライダ40には上面を開放する凹部40cが形
成され、該凹部40c内には可動接点となる第1
の摺動子43が挿入保持されている。一方、前記
第2のスライダ41の上面には駆動突起41aが
設けられると共に、該駆動突起41aを介して一
対の凹部41bが形成され、これら凹部41b内
には可動接点となる第2の摺動子44がそれぞれ
挿入保持されている。
45はプリント基板であり、該プリント基板4
5は前記ケース20と前記カバー34とで挾持固
定され、前述した第1および第2のスライダ4
0,41は該プリント基板45によつて第1およ
び第2の収納部36,37からの脱落が防止され
ている。このプリント基板45には一対の切欠き
45aと円形の孔45bおよび長方形の孔45c
がそれぞれ形成されており、各第1のスライダ4
0のテーパ面45aは両切欠き45aと孔45b
内にそれぞれ臨出しており、第2のスライダ41
の駆動突起41aは孔45cを挿通してプリント
基板45の上方へ突出している。また、前記プリ
ント基板45にはコネクタ46が半田付けされる
と共に、照光用のランプ47が取り付けられてお
り、さらにプリント基板45の下面には前記各摺
動子43,44に対応して複数組の固定接点(図
示せず)がパターン形成されている。これらラン
プ47や固定接点の引き廻しパターンは前記コネ
クタ46に接続されており、該コネクタ46に付
設されたコネクタピン46aは前記小孔39を挿
通してカバー34の外部へ達している。
48は駆動棒をそれぞれ示し、これら駆動棒4
8は上方の小径部48aと下方の大径部48bと
を備え、小径部48aと大径部48bの端面は球
面加工されている。これら駆動棒48の小径部4
8aは前記各透孔25のうちの3個に上下動自在
に嵌合されており、小径部48aの上端は前記操
作体31の下面に当接し、また大径部48bの下
端は前記プリント基板45の切欠き45aや孔4
5bを挿通して前記第1のスライダ40のテーパ
面40aに当接している(第1図参照)。
また49は駆動体を示し、該駆動体49は前記
ガイド板30間に配置されている。この駆動体4
9の上面中央には連結部49aが突設されてお
り、該連結部49aは前記ケース20の凹部23
上に配置された操作つまみ50と長孔29内でス
ナツプ結合されている。従つて、ケース20の上
方から操作つまみ50を長孔29に沿つて往復動
すると、駆動体49がガイド板30に沿つて同方
向に往復動される。また、前記駆動体49の長手
方向の両端には厚肉部49bが形成されており、
これら厚肉部49bには側方から第1および第2
の盲孔51,52がそれぞれ設けられている。さ
らに、前記駆動体49の下面中央には一対の係合
壁49cが垂設されており、前述した第2のスラ
イダ41の駆動突起41aはこれら係合壁49c
間に位置している。第3図から明らかなように、
前述ガイド板30の内側面4箇所には互いにカム
形状が異なる第1ないし第4のカム部53,5
4,55,56が形成されている。ここで、カム
形状とは、各カム部53〜56を構成する溝自体
の形状や溝の深さあるいは溝間隔等を意味する。
また、前記第1および第2の盲孔51,52のい
ずれか一方にはスプリング57を介してボール5
8が収納されており、該ボール57は前記各カム
部53〜55のいずれか一つと係脱できるように
なつている(この点については後述する)。なお、
58はケース20とカバー34の固定を確実にす
るための止めねじで、該止めねじ58はカバー3
4の下方からプリント基板45を挿通してケース
20に螺合されるようになつている。
本実施例に係るスライド装置は前述の如く構成
されており、次にその作用を説明する。
ケース20の上部に突出する操作つまみ50が
中立位置にある場合は、ミラー駆動用の操作体3
1の押圧に拘らずモータが駆動されないニユート
ラルの状態にある。かかる中立位置から操作つま
み50を長孔29に沿つて移動し、駆動体49を
両ガイド板30間で往復動させると、該駆動体4
9の係合壁49cによつて第2のスライダ41の
駆動突起41aが駆動され、第2のスライダ41
は第2の収納部37内を往復動する。このように
して第2のスライダ41が第2の収納部37内を
移動すると、第2のスライダ41に保持された第
2の摺動子44がプリント基板45の下面にパタ
ーン形成された固定接点(図示せず)上を摺動し
て両者が相対移動するため、選択回路の接点が切
換えられ、操作つまみ50の移動方向に応じて左
右のミラーのいずれか一方が駆動待機状態とな
る。この場合、駆動体49のいずれか一方の盲孔
51(または52)に収納されたボール58は、
スプリング57の弾発力を受けながらガイド板3
0に形成させた第1ないし第4のカム部53〜5
6のいずれか一つと係脱を繰り返すため、操作者
は中立ならびに左右の切換え状態を所定のクリツ
ク感触を伴つて認識することができる。
一方、前記操作体31の任意位置を押圧する
と、押圧された部位の下方に位置する駆動棒48
が透孔25に沿つて下降し、該駆動棒48の移動
がそれと対応する第1のスライダ40のテーパ面
40aで水平方向に変換されて、該第1のスライ
ダ40がスプリング42に抗して第1の収納部3
6内を移動する。このようにして第1のスライダ
40が第1の収納部36内を移動すると、第1の
スライダ40に保持された第1の摺動子43がプ
リント基板45の下面にパターン形成された固定
接点(図示せず)上を摺動するため、3個のスラ
イドスイツチのなかから操作体31の押圧部位に
対応したスイツチが選択的にオン状態となり、そ
のオン信号に基づいて図示せぬモータが正逆いず
れかの方向に回転し、該駆動力が同じく図示せぬ
動力伝達系を介して先に選択された側のミラーに
伝達されて該ミラーが駆動される。この場合も、
操作体31を押圧すると、押圧された部位の下方
のクリツクゴム33が変形するため、操作者は所
定のクリツク感触を伴つてオン動作を認識するこ
とができる。また、操作体31に対する上記押圧
力を除去すると、操作体31はクリツクゴム33
の復元力により、同様に第1のスライダ40およ
びこれと当接する駆動棒48はスプリング42の
復元力によりそれぞれ第1図の状態に戻り、スイ
ツチはオンからオフ状態へと切換えられる。
而して、上記スイツチ装置に雨水や飲料水等の
液体が浴びせられると、該液体はケース20の段
落ち部22の周縁と操作体31間の隙間から第1
図の矢印で示す如く段落ち部22の内部まで浸入
するものの、段落ち部22内の仕切壁21に穿設
された透孔25と貫通孔26のうち、前者には駆
動棒48が嵌合されると共にその周縁に環状壁2
4が立設され、また後者の周縁にも突壁27が立
設されているため、液体がこれら透孔25や貫通
孔26を通つてプリント基板45やその下方の第
1のスライダ40側まで流れ込むおそれはほとん
どない。しかも、上記液体は、ケース20の側壁
に穿設された排水孔28およびこれと連通するカ
バー34の排水穴38を介してケース20の外部
下方へと瞬時のうちに排出されるため、液体が段
落ち部22の底部に長期間にわたつて溜まること
がなくなり、防水効果は一層高められている。な
お、ケース20に穿設された長孔29は、操作つ
まみ50の切換え位置に拘らず該操作つまみ50
によつて常時閉塞されているため、液体が長孔2
9からケース20内部に浸入するおそれはほとん
どない。
次に、前記操作つまみ50側のクリツク感触を
変更する場合について、主に第8図を用いて説明
する。まず、第8図aに示すように、駆動体49
の第1の盲孔51内にスプリング57とボール5
8を順次挿入した後、該駆動体49を両盲孔5
1,52の開放端が同図の右側のガイド板30と
対向するように両ガイド板30間に挿入し、この
駆動体49をケース20の上方から挿入した操作
つまみ50と長孔29内で一体化する。この場合
は、操作つまみ50によつて駆動体49をガイド
板30の延設方向へ往復動させると、ボール58
が第1のカム部53と係脱するため、該第1のカ
ム部53のカム状態に対応するクリツク感触が操
作者にフイードバツクされる。
また、第8図bに示すように、スプリング57
とボール58を駆動体49の第2の盲孔52内に
順次挿入した後、該駆動体49を上記と同様に、
両盲孔51,52の開放端が同図の右側のガイド
板30と対向するように両ガイド板30間に挿入
すると、この場合はボール58が第2のカム部5
4と係脱し、該第2のカム部54のカム形状に対
応するクリツク感触が生起される。
さらに、第8図cに示すように、駆動体49の
第1の盲孔51内にスプリング57とボール58
を順次挿入した後、該駆動体49の挿入方向を第
8図a,bと180度回転して、すなわち両盲孔5
1,52の開放端が図中左側のガイド板30と対
応するように駆動体49を両ガイド板30間に挿
入すると、この場合はボール58が第3のカム部
55と係脱し、該第3のカム部55のカム形状に
対応するクリツク感触が生起される。
さらにまた、第8図dに示すように、スプリン
グ57とボール58を駆動体49の第2の盲孔5
2内に順次挿入した後、該駆動体49を両盲孔5
1,52の開放端が同図の左側のガイド板30と
対向するように両ガイド板30間に挿入すると、
この場合はボール58が第4のカム部56と係脱
し、該第4のカム部56のカム形状に対応するク
リツク感触が生起される。
このように、本実施例の場合、スプリング57
とボール58の収納部位を第1および第2の盲孔
51,52のいずれか一方に選択することと、駆
動体49のガイド板30に対する挿入方向を180
度対称な正逆いずれかの方向に選択することによ
り、共通の部品を用いて合計4通りのクリツク感
触を生起させることができる。
なお、上記実施例では、操作体の押圧力を該操
作体と別体の駆動棒を介してスライダに伝達する
場合について説明したが、第9,10図を用いて
説明した従来例のように、駆動棒に相当する部材
を操作体に一体形成することも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、カバー
とプリント基板との間に必要とされるスペースを
有効に利用して、該スペース内に接点の切換えを
行うスライダを配設したものであるから、スイツ
チ装置の薄形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本考案の一実施例に係る
スイツチ装置を説明するもので、第1図はスイツ
チ装置の縦断面図、第2図はその分解斜視図、第
3図はケースの底面図、第4図は第3図のA−A
線に沿う断面図、第5図はカバーの平面図、第6
図は第5図のB−B線に沿う断面図、第7図はス
ライダの組込み状態を示すカバーの平面図、第8
図a,b,c,dは駆動体のクリツク機構を示す
説明図、第9図は従来例に係るスイツチ装置の縦
断面図、第10図はその分解斜視図である。 20……ケース、21……仕切壁、22……段
落ち部、23……凹部、24……環状壁、25…
…透孔、26……貫通孔、27……突壁、28…
…排水孔、29……長孔、30……ガイド板、3
1……操作体、32……掛止爪、33……クリツ
クゴム、34……カバー、35……ガイド壁、3
6……第1の収納部、37……第2の収納部、3
8……排水穴、39……小孔、40……第1のス
ライダ、40a……テーパ面、40b……ばね受
部、40c……凹部、41……第2のスライダ、
41a……駆動突起、41b……凹部、42……
スプリング、43……第1の摺動子、44……第
2の摺動子、45……プリント基板、45a……
切欠き、45b,45c……孔、46……コネク
タ、46a……コネクタピン、47……ランプ、
48……駆動棒、48a……小径部、48b……
大径部、49……駆動体、49a……連結部、4
9b……厚肉部、49c……係合壁、50……操
作つまみ、51……第1の盲孔、52……第2の
盲孔、53……第1のカム部、54……第2のカ
ム部、55……第3のカム部、56……第4のカ
ム部、57……スプリング、58……ボール、5
9……止めねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面を開放し内部に仕切壁を有するケースと、
    該ケースの前記開放部を蓋閉するカバーと、前記
    仕切壁の上方に揺動自在に係止される操作体とを
    備え、前記操作体の任意位置を押圧することによ
    り、複数の接点が選択的に切換えられるスイツチ
    装置において、前記カバーの上面にガイド壁を立
    設して複数の空間部を画成し、これら空間部内に
    可動接点を担持したスライダをスプリングと共に
    収納し、前記ガイド壁上に前記各可動接点に対向
    する複数組の固定接点がパターン形成されたプリ
    ント基板を載置し、かつ前記操作体と前記各スラ
    イダとの間に両者の動力伝達を行う駆動体を配設
    したことを特徴とするスイツチ装置。
JP8446888U 1988-06-28 1988-06-28 Expired - Lifetime JPH055629Y2 (ja)

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