JP2593662Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2593662Y2
JP2593662Y2 JP1993021103U JP2110393U JP2593662Y2 JP 2593662 Y2 JP2593662 Y2 JP 2593662Y2 JP 1993021103 U JP1993021103 U JP 1993021103U JP 2110393 U JP2110393 U JP 2110393U JP 2593662 Y2 JP2593662 Y2 JP 2593662Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ケースの上面に凹部が
形成されており、かつその凹部の底部にスイッチ操作部
若しくはスイッチ機構が挿通する透孔が設けられている
スイッチ装置に係り、特に防水効果の優れたスイッチ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチ装置は、ケースの上面に
凹部を形成し、そのケース内に電気回路基板を配置する
と共に、前記ケースの上面側にスイッチ操作部を配置
し、そのスイッチ操作部と前記電気回路基板との間にス
イッチ機構を配置し、前記ケースの凹部の底部に前記ス
イッチ操作部若しくは前記スイッチ機構を挿通するため
の透孔を設けたものである。そして、スイッチ操作部を
操作すると、スイッチ機構が作動して電気回路基板の所
望の電気回路が構成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のスイッチ装置は、ケースの上面に凹部を形成し、その
凹部の底部にスイッチ操作部若しくはスイッチ機構を挿
通するための透孔を設けたものであるから、ケースの上
面凹部に水が入ると、その水が透孔からケース内に侵入
して、ケース内の電気回路基板において短絡等の障害を
起こすことがあり、防水に問題がある。
【0004】そこで、防水構造が施されたスイッチ装置
が出願された。 このスイッチ装置は、ケースの上面凹部
の底部の透孔を覆って水がその透孔からケース内に侵入
するのを防ぐ防水覆い部をスイッチ操作部に設け、一方
前記スイッチ操作部の防水覆い部から前記ケースの上面
凹部に入った水をケース外に抜く水抜き孔を前記ケース
の上面凹部の側面に設けたものであって、水がケースの
上面凹部に入ろうとすると、スイッチ操作部の防水覆い
部の作用で、その水が上面凹部の底部の透孔以外に導か
れ、その水が透孔からケース内に侵入するのを防ぐこと
ができ、また、防水覆い部の作用で透孔以外に導かれた
水は水抜き孔から外部に排出される。 このスイッチ装置
としては、例えば、実願昭63−63941号(実開平
01−166938号)のマイクロフィルムに記載のも
の、実願平2−113100号(実開平04−0698
20号)のマイクロフィルムに記載のもの等がある。
考案は、上述のスイッチ回路の改良に係り、その目的と
するところは、より防水効果の優れたスイッチ装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の問題を
解決するために、ケースの上面凹部の底部に、その凹部
に対して一段下がった凹形状の水抜き孔が設けられてお
り、その水抜き孔の底面が内部から外部にかけて下り勾
配となっている、ことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案は、上記の構成により、水がケースの上
面凹部に入った場合、その水は水抜き孔を介して内部か
ら外部に排出される。このとき、水抜き孔は凹部の底部
に対して一段下がった凹形状をなし、かつ、その水抜き
孔の底面は内部から外部にかけて下り勾配となっている
ので、水の重力の作用により、上述の水の排出はスムー
ズに行われることとなる。この結果、より優れた防水効
果が得られることとなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係るスイッチ装置の実施例の
うちの2例を添付図面を参照して説明する。なお、図面
において作図の便宜上断面図のハッチングを省略するも
のもある。図1乃至図19は本考案のスイッチ装置の第
1の実施例を示す。この例は、4方向のプッシュ操作形
のスイッチ(本明細書おいては、単に4方向スイッチと
称する。)と2方向の切替操作形のスイッチ(本明細書
においては、以下、単に2方向スイッチと称する。)と
を組み合わせてなるものであって、自動車用の電動リモ
ートコントロールミラーの左右のミラー面を上下左右方
向に傾動させるスイッチとして使用されているものであ
る。すなわち、左側のミラー面を上下方向に傾動させる
ための駆動用モータ、左側のミラー面を左右方向に傾動
させるための駆動用モータ、右側のミラー面を上下方向
に傾動させるための駆動用モータ、右側のミラー面を左
右方向に傾動させるための駆動用モータ、のうち、所望
のモータを正転あるいは逆転させるためのコントロール
スイッチとして使用されているものである。この実施例
において、X方向とは、図1に示すように、本考案のス
イッチ装置を平面から見て、正方形のケース1及びプッ
シュプレート4の左辺の中心と右辺の中心とを結ぶ線分
の方向である。また、Y方向とは、同じく図1に示すよ
うに、本考案のスイッチ装置を平面から見て、正方形の
ケース1及びプッシュプレート4の上辺の中心と下辺の
中心とを結ぶ線分の方向である。さらに、十の字方向と
は、上述のX方向及びY方向である。さらにまた、対角
線方向とは、上述の十の字方向に対して45°回動した
方向、すなわち図1に示すように、本考案のスイッチ装
置を平面から見て、正方形のケース1及びプッシュプレ
ート4の対角をそれぞれ結ぶ線分の方向である。
【0008】図において、1は上部ケースである。この
上部ケース1は、図1乃至図8に示すように、上面10
及び下面11を開口した中空状の直方体形状をなす。こ
の上部ケース1の上面開口部10の周縁にロ形状の鍔部
100を一体に設ける。かつ、この上部ケース1の内部
のほぼ中間部に中仕切板部12を一体に設ける。この結
果、この上部ケース1の上面に凹部19が形成されるこ
ととなる。この中仕切板部12の上面側の中央にほぼ長
方形の後述する切替ノブ5の挿通用の透孔13を設け
る。この透孔13の周縁にほぼ角筒形状の防水用の立ち
壁の切替ノブガイド部130を上方に一体に突設し、そ
の切替ノブガイド部130のY方向側の側壁に軸部13
1をY方向に一体に突設する。この切替ノブガイド部1
30のY方向側の側壁の上縁を、前記中仕切板部12の
上面より上方に突出させて円弧形状に形成し、後述する
切替ノブ5の切替作動のガイドをなす。また、この中仕
切板部12の前記切替ノブガイド部130の周囲に平面
から見てロ形状の外堀状の水抜き凹部14を設ける。こ
の凹部14の上縁のうち、X方向側の縁の両端に係合爪
140をそれぞれ設ける。さらに、この中仕切板部12
の対角線方向の4箇所に円筒形状の防水用の立ち壁のス
ライダガイド部15を、前記中仕切板部12の上面より
上方に一体に突設し、そのスライダガイド部15に透孔
150を設ける。このスライダガイド部15の透孔15
0は、後述する4方向スイッチのスイッチ機構7のスラ
イダ軸部710を挿通ガイドするものである。前記上部
ケース1の4側面のうち正面及び背面の上部から中間部
にかけて水抜き孔16をそれぞれ2個ずつ設ける。この
水抜き孔16の下面と前記水抜き凹部14の下面とは面
一とする。この水抜き孔16は、上部ケース1の凹部1
9の底部に対して一段下がった凹形状をなす。また、こ
の水抜き孔16の底面(下面)160は、内部から外部
にかけて下り勾配となっている。さらにまた、前記上部
ケース1の4側面のうち左右両側面の上部に車体への取
付用の係合爪17をそれぞれ2個ずつ一体に突設すると
共に、その上部ケース1の左右両側面の下部にホルダ係
止用の係止溝18をそれぞれ2個ずつ設ける。
【0009】図において、2は下部ケースとしてのホル
ダである。このホルダ2は、図2乃至図7に示すよう
に、やや上部において段部を介して、外法が前記上部ケ
ース1の下面開口部11の内法より一回り小さい中空状
の直方体形状をなす上部分20と、さらにその上部分2
0より一回り小さい同じく中空状の直方体形状をなす下
部分21とから構成されている。前記上部分20の上面
200及び前記下部分21の下面210をそれぞれ開口
すると共に、前記段部に対応する部分に中仕切板部22
を一体に設ける。前記上部20の4側面のうち左右両側
面に係止爪23を、前記上部ケース1の係止溝18に対
応して、それぞれ2個ずつ設ける。前記中仕切板部22
に複数個の透孔25を設け、その複数個の透孔25に複
数個のターミナル26をそれぞれ圧入固定若しくは挿入
固定する。かかるホルダ2の上部分20を前記上部ケー
ス1の下面開口部11内に収納すると共に、ホルダ2の
係止爪23を前記上部ケース1の係止溝18に係止させ
ることにより、上部ケース1とホルダ2とが一体となっ
てスイッチケースが形成される。
【0010】図において、3は電気回路基板である。こ
の電気回路基板3は、図4乃至図7に示すように、例え
ばプリント回路基板(P.C.B)等からなる。この電
気回路基板3を前記ケース1及び2内に配置する。すな
わち、前記電気回路基板3を前記ホルダ2の上部分20
の端面に固定する。この電気回路基板3に前記複数個の
ターミナル26をそれぞれ電気的に接続する。
【0011】図において、5は2方向スイッチのスイッ
チ操作部としての切替ノブである。この切替ノブ5は、
図1及び図4及び図7及び図9に示すように、上部のノ
ブ部50と、中間部の防水覆い部としての屋根部51
と、下部の軸部52とからなる。前記ノブ部50はY方
向に延設してなる。そのノブ部50の下部の左右両側に
前記屋根部51をX方向に一体に突設する。前記ノブ部
50の下面の中央から四角柱の前記軸部52を一体に設
ける。この軸部52のY方向側の2側面に円形の透孔5
3を設けると共に、この軸部52の下面から係合溝54
を設ける。この切替ノブ5を前記ケース1及び2にX方
向の2方向に切替操作可能に取り付ける。すなわち、こ
の切替ノブ5の軸部52を前記ケース1の透孔13に挿
通し、かつこの切替ノブ5の透孔53を前記ケース1の
軸部131に回動可能に嵌合する。かつ、この切替ノブ
5の屋根部51で前記ケース1の透孔13の上開口部を
覆う。なお、前記屋根部51の上面の左側に「L」の文
字を右側に「R」の文字をそれぞれ付しても良い。
【0012】6は2方向スイッチのスイッチ機構であ
る。このスイッチ機構6は、図10乃至図13に示すよ
うに、直方体の中空状のケース60の上面に長方形の透
孔600をケース60の長手方向に設ける。このケース
60内にスライダ61をケース60の長手方向にスライ
ド可能に収納する。このスライダ61の上面中央に軸部
610を一体に突設する。この軸部610を前記ケース
60の透孔600に挿通する。このケース60とスライ
ダ61との間に切替節度感付与機構62を介在させる。
この切替節度感付与機構62は、ボールや圧縮スプリン
グやガイド板等からなり、スライダ61を前記切替ノブ
5でスライドさせて切り替えた際、例えば図11に示す
ように、中立位置のスライダ61を左側(矢印L方向)
に又は右側(矢印R方向)にスライド切替したり、若し
くは左側に又は右側に位置するスライダ61を中立位置
にスライド切替したりする際の節度感を付与するもので
ある。前記ケース60の下開口部に取り付けた基板63
の両長辺側に一列3本のターミナルをそれぞれ固定す
る。すなわち、第1ターミナル631を中間に、第2タ
ーミナル632を左側に、第3ターミナル633を右側
に、それぞれ2個ずつ固定する。前記スライダ61の両
側にコンタクト64を圧縮スプリングを介して取り付け
る。このコンタクト64を前記ターミナルに圧接する。
このコンタクト64は、前記スライダ61が中立に位置
する場合第1ターミナル631と接触し、前記スライダ
61が左側に位置する場合第1ターミナル631及び第
2ターミナル632と接触し、前記スライダ61が右側
に位置する場合第1ターミナル631及び第3ターミナ
ル633と接触するものである。かかるスイッチ機構6
を前記電気回路基板3の上面の中央に固定すると共に、
このスイッチ機構6のターミナルを電気回路基板3に電
気的に接続する。かつ、このスイッチ機構6のスライダ
61の軸部610を前記切替ノブ5の係合溝54に係合
させる。
【0013】図において、4は4方向スイッチのスイッ
チ操作部としてのプッシュプレートである。このプッシ
ュプレート4は、図1及び図4乃至図7及び図14及び
図15に示すように、平面から見て正方形の4角を面取
りした形状をなし、中央に小正方形の透孔40を設け
る。このプッシュプレート4のプッシュ操作するX方向
及びY方向の4箇所の近傍に例えば光透過性のマーク4
1をそれぞれ設ける。この光透過性のマーク41は、二
色成形又は塗装により形成する。なお、この例では、ミ
ラー面(図示せず)を上下左右に傾動させるのに対応さ
せて上下左右の矢印形状をなす。また、このプッシュプ
レート4の平面の上側の矢印マーク41の下方に「L」
の文字と「・」の記号「R」の文字とを付す。このプッ
シュプレート4の平面の透孔40の周縁に楕円形状の凹
部42を設ける。かつ、このプッシュプレート4の透孔
40の周縁のうちX方向の2縁に係合爪43をそれぞれ
2個ずつ設ける。また、このプッシュプレート4の下面
の対角線方向の4角部に傘状の防水覆い部44を、前記
ケース1のスライダガイド15と対応して設ける。か
つ、この防水覆い部44の下面に凸部440を一体に突
設する。このプッシュプレート4の4個の係合爪43を
前記上部ケース1の係合爪140にそれぞれ係合させ
て、このプッシュプレート4を前記上部ケース1の上面
開口部10に、X方向及びY方向の4方向にプッシュ操
作可能に取り付ける。
【0014】図において、7は4方向スイッチのスイッ
チ機構である。このスイッチ機構7は、図16乃至図1
9に示すように、ほぼ立方体の中空状のケース70の上
面に円形の透孔700を設ける。このケース70内にス
ライダ71を上下方向にスライド可能に収納する。この
スライダ71の上面に軸部710を一体に突設する。こ
の軸部710を前記ケース70の透孔700に挿通す
る。このケース70とスライダ71との間に圧縮スプリ
ング72を介在させる。この圧縮スプリング72は、常
時前記スライダ71を上方に位置させ、かつ下方に操作
されたスライダ71を上方に自動復帰させるものであ
る。このケース70の下開口部に取り付けた基板73に
3本のターミナルをそれぞれ固定すると共に、上下に配
置する。すなわち、第1ターミナル731を上方に、第
2ターミナル732を中間に、第3ターミナル733を
下方に、それぞれ配置する。前記スライダ71にコンタ
クト74を取り付ける。このコンタクト74を前記ター
ミナルに当接する。このコンタクト74は、前記スライ
ダ71が上方に位置する場合第1ターミナル731及び
第2ターミナル732と接触し、前記スライダ71が下
方に位置する場合第2ターミナル732及び第3ターミ
ナル733と接触するものである。かかるスイッチ機構
7を前記電気回路基板3の上面の対角線上の4角部にそ
れぞれ固定すると共に、このスイッチ機構7のターミナ
ルを電気回路基板3に電気的に接続する。かつ、このス
イッチ機構7のスライダ71の軸部710を前記プッシ
ュプレート4の凸部440に当接させる。
【0015】この実施例における本考案のスイッチ装置
は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動につい
て説明する。まず、図1乃至図7及び図10乃至図13
及び図17乃至図19に示す状態がノーマル状態(中立
状態)である。この状態において、切替ノブ5のノブ部
50を図1及び図7中の矢印L方向に傾倒させる。する
と、軸部131及び透孔53を中心にして、切替ノブ5
の軸部が矢印L方向と同方向に回動し、それに伴って2
方向スイッチのスイッチ機構6のスライダ61が図11
中の矢印L方向にスライドして切り替えられ、その結果
左側のミラー面を上下左右に傾動させる準備が整う。ま
た、切替ノブ5を右側に(図1及び図7中の矢印Rに)
傾倒させると、2方向スイッチのスイッチ機構6のスラ
イダ61が図11中の矢印R方向にスライドして切り替
えられ、その結果右側のミラー面を上下左右に傾動させ
る準備が整う。次に、上述の切替ノブ5を左側又は右側
に切り替えた状態において、例えばプッシュプレート4
の左側の部分を図7中の矢印P方向に押し下げる。する
と、4個の4方向スイッチのスイッチ機構7のうち、左
側の2個のスイッチ機構7のスライダ71が図17中の
矢印D方向に下がり、それに伴って左側のミラー面又は
右側のミラー面を左側に傾倒させる電気回路が形成さ
れ、左側のミラー面又は右側のミラー面が左側に傾倒す
る。また、プッシュプレート4の左側の部分を押し下げ
るのを止めると、撓んでいた圧縮スプリング75が弾性
復帰力により元の状態に戻るので、左側の2個のスイッ
チ機構7のスライダ71図17中の矢印D方向と逆方向
に上昇し、その結果左側のミラー面又は右側のミラー面
の左側への傾倒が停止する。かつ、プッシュプレート4
が元の状態に戻る。ここで、プッシュプレート4の右側
の部分、又は上側の部分、又は下側の部分を、それぞれ
押し下げると、右側の2個のスイッチ機構7、又は上側
の2個のスイッチ機構7、又は下側の2個のスイッチ機
構7、のスライダ71がそれぞれ図17中の矢印Dの方
向にスライドして、左側のミラー面又は右側のミラー面
を、右側、又は上側、又は下側に、それぞれ傾倒させる
ことができる。また、プッシュプレート4の押し下げる
のを止めると、そのプッシュプレート4は元の状態に戻
る。
【0016】特に、この実施例においては、上部ケース
1の上面の凹部19の底である中仕切板部12に、2方
向スイッチの切替ノブ5の軸部52若しくはスイッチ機
構6のスライダ軸部610を挿通するための透孔13
と、4方向スイッチのスイッチ機構7のスライダ軸部7
10を挿通するための透孔150と、をそれぞれ設けた
が、その透孔13と150との周縁に切替ノブガイド部
130とスライダガイド部15との防水用立ち壁を上方
に延設し、かつその切替ノブガイド部130とスライダ
ガイド部15の上開口部を2方向切替ノブ5の屋根部5
1とプッシュプレート4の防水覆い部44とで覆うの
で、切替ノブ6とプッシュプレート4の透孔40の縁と
の間、プッシュプレート4とケース1の上面開口部10
の縁との間からケース1の上面の凹部19中に水が入っ
ても、その水は上述の屋根部51及び防水覆い部44に
より上述の透孔13及び150以外の箇所に導かれ、そ
の透孔13及び150を通ってケース1内部のスイッチ
機構6及び7や電気回路基板3(スイッチ装置内部)側
には侵入することができない。しかも、ケース1の中央
の透孔13の周囲に堀状の水抜き凹部14が設けられて
おり、かつケース1の側面に水抜き孔16が前記水抜き
凹部14と連通するように設けられているので、切替ノ
ブ6とプッシュプレート4の透孔40の縁との間、プッ
シュプレート4とケース1の上面開口部10の縁との間
からケース1の上面の凹部19中に入り、かつ上述の屋
根部51及び防水覆い部44により上述の透孔13及び
150以外の箇所に導かれた水を、図6中の矢印に示す
ように、上述の水抜き凹部14及び水抜き孔16を経て
外部に排出することができ、水がケース1内のスイッチ
装置内部に侵入するのを防ぐことができる。さらに、水
抜き孔16はケース1の上面凹部19の底部に対して一
段下がった凹形状をなし、かつ、その水抜き孔16の底
面160は内部から外部にかけて下り勾配となっている
ので、水の重力の作用により、上述の水の排出はスムー
ズに行われることとなる。この結果、より優れた防水効
果が得られることとなる。
【0017】図20乃至図28は本考案に係るスイッチ
装置の第2の実施例を示す。図中、図1乃至図19と同
符号は同一のものを示す。この実施例におけるスイッチ
装置は、イルミネーション及びパッキングを装備した例
である。まず、上部ケース1の中仕切板部12の対角線
方向の4箇所に円形状の4方向スイッチのスイッチ機構
7のスライダ軸部710の挿通用の透孔150を設け
る。かつ、その上部ケース1の中仕切板部12の十字方
向の4箇所に、正方形形状の後述する導光体8の挿通用
の透孔151を設ける。この導光体8の垂直部82の挿
通用の透孔151は、プッシュプレート4のマーク41
と対向する位置に設けられている。一方、電気回路基板
3の十字方向の4箇所に後述する導光体8の垂直部82
の挿通用の透孔30を設ける。
【0018】図において、8は導光体である。この導光
体8は、1個の光源、例えば発光ダイオード80からの
光を所定の方向、例えば十字方向にかつ上方に導いて照
射するものである。この導光体8は、図24及び図25
に示すように、平面から見て十字形状をなす水平部81
と、その水平部81の十字方向の先端から垂直に一体に
立設した4本の垂直部82とからなる。この水平部81
のほぼ中央に半球形形状の凹部83を設け、かつこの水
平部81と垂直部82との交差部に光反射面84を設け
る。かかる導光体8の水平部81を電気回路基板3の下
面側のホルダ2の上部20中に収納し、その導光体8の
垂直部82を電気回路基板3の透孔30及び上部ケース
1の中仕切板部12の透孔151中を挿通させ、かつそ
の4本の垂直部82の上端面をプッシュプレート4の4
個のマーク41にそれぞれ対向させる。一方、ホルダ2
に1個の発光ダイオード80を設け、その発光ダイオー
ド80を前記導光体8の凹部83に位置させる。
【0019】図において、9はパッキングである。この
パッキング9は、図26乃至図28に示すように、中央
に正方形形状の透孔99を設けた平面から見てロ形状を
なす。このパッキング9の対角線方向の角部の4箇所
に、4方向スイッチ機構7のスライダ軸部710の挿通
用の透孔150を覆う防水用の覆い部90を一体に設け
る。この覆い部90は、肉薄の円錐台形形状の可撓部9
1と、肉厚の頭部92とからなる。また、このパッキン
グ9の十字方向の4ヵ所に四角筒形状の前記導光体8の
垂直部82をガイドする防水用の立ち壁のガイド部93
を一体に設け、そのガイド部93の頂頭部を開口する。
このパッキング9を上部ケース1の凹部19の底の中仕
切板部12上に載置し、このパッキング9の透孔900
の縁を上ケース1の水抜き溝14の外側の縁に外嵌す
る。また、このパッキング9の4個の覆い部90を上部
ケース1の中仕切板部12の4個の透孔150(4方向
スイッチ機構7のスライダ軸部710の挿通用の透孔)
の上にそれぞれ位置させて、その透孔150を覆い部9
0で覆い、かつその覆い部90の下面を4方向スイッチ
機構7のスライダ軸部710の上端面に当接させ、一方
その覆い部90の上面をプッシュプレート4の対角線方
向の4角部の下面と対向させる。さらに、このパッキン
グ9の4個のガイド部93を導光体8の4本の垂直部8
2の上端をそれぞれ外嵌する。この結果、導光体8の垂
直部82を挿通するための透孔151の周縁に、上方に
延設した防水用の立ち壁が形成されることとなる。か
つ、このパッキング9のガイド部93の上開口部をプッ
シュプレート4の傘状の防水覆い部44で覆う。
【0020】この実施例におけるスイッチ装置は、イル
ミネーション機構の導光体8の垂直部82を挿通するた
めの透孔151の周縁にパッキング9のガイド部93の
防水用立ち壁を上方に延設し、かつそのパッキング9の
ガイド部93の上開口部をプッシュプレート4の防水覆
い部44で覆うので、水が上述の導光体8挿通用の透孔
151からケース1内のスイッチ装置内部に侵入するの
を防ぐことができる。また、4方向スイッチ機構7のス
ライド軸部710を挿通する透孔150及び4方向スイ
ッチ機構7のスライド軸部710をパッキング9の覆い
部90で完全に覆うので、水が上述の4方向スイッチ機
構7の挿通用の透孔150からケース1内のスイッチ装
置内部に侵入するのを防ぐことができる。さらに、2方
向切替ノブ5の軸部52若しくは2方向スイッチ機構6
のスライド軸部610を挿通するための透孔13の周縁
に切替ノブガイド部130の防水用立ち壁を上方に延設
し、かつその切替ノブガイド部130の上開口部を2方
向切替ノブ5の屋根部51で覆うので、上述の第1の実
施例のものと同様に、水が上述の2方向切替ノブ5若し
くは2方向スイッチ機構6の挿通用の透孔13からケー
ス1内のスイッチ装置内部に侵入するのを防ぐことがで
きる。
【0021】そして、発光ダイオード80を点灯する
と、その発光ダイオード80からの光が導光体8の垂直
部81中を進んで反射面84で反射し、その反射光が導
光体8の垂直部82中を進み、その垂直部82の上端面
からプッシュプレート4の4個のマーク41を経て外部
に照射され、その4個のマーク41が光る。
【0022】なお、上述の例において、本考案のスイッ
チ装置は、自動車用の電動リモートコントロールミラー
の左右のミラー面を上下左右方向に傾動させるスイッチ
として使用されているが、本考案のスイッチ装置は、そ
の他のスイッチにも使用しても良い。また、2方向スイ
ッチ機構としては、上述の実施例のユニット形のスイッ
チ機構6の他、スイッチ装置内部に直接切替節度感付与
機構やスライダやコンタクト等を装備したものであって
も良い。さらに、4方向スイッチ機構としては、上述の
実施例のユニット形のスイッチ機構7の他、スイッチ装
置内部に直接アクチュエータやコンタクト等を装備した
ものであっても良い。さらにまた、イルミネーション機
構としては、上述の実施例の導光体8を用いたものの
他、導光体8を用いずに、4個の発光ダイオードをプッ
シュプレート4の4個のマーク41に近接して配置した
ものであっても良い。なお、本考案のスイッチ装置は、
上述の第1の実施例のようなイルミネーション機構やパ
ッキングを装備しないもの、上述の第2の実施例のよう
なイルミネーション機構やパッキングを装備したもの、
その他イルミネーション機構を装備したもの、パッキン
グを装備したもの、等に適用することができる。
【0023】
【考案の効果】以上から明らかなように、本考案のスイ
ッチ装置は、水抜き孔が凹部の底部に対して一段下がっ
た凹形状をなし、かつ、その水抜き孔の底面が内部から
外部にかけて下り勾配となっているので、水の重力の作
用により、水の排出がスムーズに行われることとなる。
この結果、より優れた防水効果が得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスイッチ装置の第1の実施例を示
した平面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく右側面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図1におけるV−V線断面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図1におけるVII−VII線断面図である。
【図8】上部ケースの一部を破断した斜視図である。
【図9】切替ノブの正面図である。
【図10】2方向スイッチ機構の平面図である。
【図11】同じく正面図である。
【図12】図10におけるXII−XII線の内部構造
の概略を示した断面図である。
【図13】図10におけるXIII−XIIIの内部構
造の概略を示した線断面図である。
【図14】プッシュプレートの正面図である。
【図15】同じくプッシュプレートの縦断面図である。
【図16】4方向スイッチ機構の平面図である。
【図17】同じく正面図である。
【図18】図16におけるXVIII−XVIIIの内
部構造の概略を示した線断面図である。
【図19】図16におけるXIX−XIXの内部構造の
概略を示した線断面図である。
【図20】本考案に係るスイッチ装置の第2の実施例を
示し、第1の実施例の図4に対応する断面図である。
【図21】同じく第1の実施例の図5に対応する断面図
である。
【図22】同じく第1の実施例の図7に対応する断面図
である。
【図23】上部ケースの一部を破断した斜視図である。
【図24】導光体の平面図である。
【図25】図24におけるXXV−XXV線断面図であ
る。
【図26】パッキングの平面図である。
【図27】図26におけるXXVII−XXVII線断
面図である。
【図28】図24におけるXXVIII−XXVIII
線断面図である。
【符号の説明】
1…上部ケース、12…中仕切板部、13…透孔(2方
向切替ノブの軸部525若しくは2方向スイッチ機構6
のスライド軸部610挿通用の透孔)、130…切替ノ
ブガイド部、14…水抜き凹部、140…係合爪、15
…スライダガイド部、150…透孔(4方向スイッチ機
構7のスライド軸部710挿通用の透孔)、16…水抜
き孔、19…ケース1上面の凹部、2…ホルダ(下部ケ
ース)、3…電気回路基板、30…透孔(導光体8の挿
通用の透孔)、4…プッシュプレート(4方向スイッチ
の操作部)、40…透孔(2方向切替ノブ挿通用の透
孔)、41…マーク、43…係合爪、44…防水覆い
部、5…切替ノブ(2方向スイッチの操作部)、51…
屋根部(防水用覆い部)、6…2方向スイッチのスイッ
チ機構、610…スライド軸部、7…4方向スイッチの
スイッチ機構、710…スライド軸部、8…導光体、8
0…発光ダイオード、9…パッキング、90…防水用覆
い部、93…ガイド部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に凹部を形成したケースと、そのケ
    ース内に配置した電気回路基板と、前記ケースの上面側
    に配置したスイッチ操作部と、そのスイッチ操作部と前
    記電気回路基板との間に配置し、前記スイッチ操作部を
    操作することにより、前記電気回路基板の所望の電気回
    路を構成するスイッチ機構と、前記凹部の底部に設け、
    前記スイッチ操作部若しくは前記スイッチ機構を挿通す
    る透孔と、前記スイッチ操作部に設け、前記透孔を覆っ
    て水が前記透孔から前記ケース内に侵入するのを防ぐ防
    水覆い部と、前記凹部の側面に設け、前記スイッチ操作
    部の防水覆い部から前記凹部に入った水をケース外に抜
    く水抜き孔と、を備えたスイッチ装置において、 前記水抜き孔は前記凹部の底部に対して一段下がった凹
    形状をなし、かつ、前記水抜き孔の底面は内部から外部
    にかけて下り勾配となっている、 ことを特徴とするスイ
    ッチ装置。
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