JPH0556298B2 - - Google Patents

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JPH0556298B2
JPH0556298B2 JP61057965A JP5796586A JPH0556298B2 JP H0556298 B2 JPH0556298 B2 JP H0556298B2 JP 61057965 A JP61057965 A JP 61057965A JP 5796586 A JP5796586 A JP 5796586A JP H0556298 B2 JPH0556298 B2 JP H0556298B2
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JP
Japan
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acrylate
meth
polyol
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polyols
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JP61057965A
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JPS62216946A (ja
Inventor
Akio Tomotsugi
Kazunori Kanda
Jusuke Ninomya
Iwao Sumyoshi
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
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Publication of JPS62216946A publication Critical patent/JPS62216946A/ja
Publication of JPH0556298B2 publication Critical patent/JPH0556298B2/ja
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の背景および課題 活性エネルギー線の照射によつて硬化する樹脂
は、秒単位の硬化が可能である、電気エネルギー
を利用していてしかも溶剤の蒸発が殆どないから
低公害化がはかれる、硬化に高温を必要としない
ので被塗物の熱変形がない、硬化のための装置が
小型化でき省スペース化できる、エネルギー線の
波長が短いため画像再現性が良い等の長所を持つ
ており、例えば紫外線硬化塗料、電子線硬化塗
料、フオトレジスト、電子線レジスト、X線レジ
スト、製版材料等として塗料、印刷工業、電子工
業等の分野で広い用途を持つている。 活性エネルギー線硬化樹脂素成物は光フアイバ
ー被覆組成物としても注目されている。すなわち
光フアイバーは保護のため線引き後直ちに保護層
が塗装される。この保護膜は以後の工程において
ガラスにかき傷が発生するのを防止するのと同時
に、製品となつた後においてもフアイバーの劣化
防止や、信号の減衰を生ずるマイクロベンデイン
グの防止などのためにも必要である。光フアイバ
ーの線引き速度の高速化に伴い、塗料組成物の硬
化時間の短縮化が求められており、秒単位で硬化
する紫外線硬化、電子線硬化等の活性エネルギー
線硬化型樹脂組成物が光フアイバー被覆用組成物
として注目されている。 光フアイバー被覆用組成物、特に一次被覆用組
成物は使用温度(−40℃〜80℃)範囲で低モジユ
ラスであり、破断伸びが大きいことが要求され
る。また吸水率が低く、熱水浸漬試験後の塗膜物
性の変化が少ない等の耐水性が要求される。また
光フアイバーに均一な膜厚で効率よく塗装するた
めには適度な粘度(約3000センチポイズ〜約7000
センチポイズ)を有することが要求される。 初期にはシリコーン系被覆剤が用いられたが、
熱硬化性であるため線引き速度の高速化に追随す
ることが困難で、今日では紫外線硬化型のウレタ
ンアクリレート系の被覆剤が開発されている。
(特開昭58−223638号、特開昭60−181170号) しかしながら一般にウレタンアクリレート樹脂
は高粘度であり、そのまま塗装することは困難な
場合が多い。特開昭58−223638号では強い水素結
合を形成し得るモノエチレン性不飽和モノマーの
使用が記載されているが、これらのモノマーは水
溶性かまたは強い親水性を有するため、耐水性が
懸念される。 また特開昭60−181170号には粘度低下剤として
リン酸エステル、脂肪酸エステル類が使用できる
と記載されているが、これらは光重合性を有しな
いため使用量によつては硬化塗膜が粘着性を呈す
る等の問題がある。 また従来よりシリコンゴムはその低モジユラス
性能ゆえ、電気機器の絶縁材として振動、衝撃吸
収材として、またシーリング材、パツキング材、
コーテイング材、ライニング材として広く用いら
れている。シリコンゴムは電気特性、耐熱性、耐
寒性、耐候性に優れているが、高価であるとか硬
化には長時間或いは高温を必要とするとか2液タ
イプとなるなどの欠点を有している。 本発明は、光フアイバーの一次被覆用組成物と
して適切な粘度、良好な塗膜物性(低モジユラ
ス、高破断伸び)、良好な耐水性を有する組成物
を提供することを課題とする。 解決方法 本発明は、 (イ) ポリオールにポリイソシアネートおよびラク
トン−(メタ)アクリレート付加物を反応させて
得られる反応生成物30〜90重量% (ロ) 下記式で表されるモノ(メタ)アクリレート
70〜10重量% (式中、Xはアルキル基、フエニル基またはアル
キル置換フエニル基、Rは水素原子またはメチル
基、nは2〜6個の整数を表す。)からなること
を特徴とする光フアイバー用被覆組成物を提供す
る。 樹脂成分としてポリオールにポリイソシアネー
トおよびラクトン/(メタ)アクリレート付加物
を反応させたウレタンアクリレートを使用するこ
とにより、従来のウレタンアクリレートに比し、
すぐれた塗膜物性(低初期ヤング率、高破断伸
び)を得ることができた。 工業的に光フアイバーに塗装するためには被覆
組成物は適切な粘度(約3000〜10000cps)を有す
ることが必要である。ウレタンアクリレート樹脂
は粘稠な高粘度液体か、または固体であるため適
切な粘度とするためにはウレタンアクリレート樹
脂と共重合し得る低粘度モノマーが使用される
が、通常のモノマーを使用すると、初期ヤング率
が上昇したり、破断伸びが低下したり、吸水率が
高くなつたりし、ウレタンアクリレート樹脂の有
するすぐれた塗膜性能を減殺する。 この点Aの構造のモノマーは上記反応生成物(イ)
と組合せても良好な塗膜性能を保持する。 詳細な議論 ポリオール/ポリイソシアネート/ラクトン−
(メタ)アクリレート付加物の反応生成物 ポリオール ここでいうポリオールとは、分子内に2個以上
の水酸基を有する合成有機高分子化合物を意味す
る。その例としては、ポリエーテルポリオール、
ポリエステルポリオール、ポリウレタンポリオー
ル、ポリブタジエンポリオール、シリコーンポリ
オールなどを包含する。 以下にその例を示す。 ) ポリエーテルポリオール化合物、例えばポ
リアルキレングリコール類(例えばポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレングリコール、ポリヘキサメチレング
リコール)あるいはアルキレンオキシド(例えば
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、テトラ
ヒドロフラン)を多価アルコール(例えばエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、グリセ
ロール、トリメチロールプロパン、1,3−ブタ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオ
ール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソ
ルビタン、シユークロース)に付加せしめて得ら
れるポリエーテルポリオールなど; ) ポリエステルポリオール化合物、例えば多
塩基酸(例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、テトラヒドロフタル酸、テトラクロルフ
タル酸、テトラブロムフタル酸、ヘキサヒドロフ
タル酸、ハイミツク酸、ヘツト酸、コハク酸、マ
レイン酸、フマール酸、アジピン酸、セバシン
酸、ドデセニルコハク酸、トリメリツト酸、ピロ
メリツト酸)またはその無水物と多価アルコール
(例えばエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、グリセロール、トリメチロールプロパ
ン、1,3−ブタンジオール、1.4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、
ペンタエリスリトール、ソルビトール、ビスフエ
ノールA)との縮合反応により得られるポリエス
テルポリオール、上記多価アルコールとエポキシ
化合物(例えばカジユーラE、n−ブチルグリシ
ジルエーテル、アリルグリシジルエーテル)と上
記多塩基酸の反応によつて得られるポリエステル
ポリオール、上記エポキシ化合物と上記多塩基酸
との反応によつて得られるポリエステルポリオー
ル、高級脂肪酸(例えば大豆油、アマニ油、サフ
ラワー油、ヤシ油、脱水ヒマシ油、キリ油、ロジ
ン)と上記多塩基酸と上記多価アルコールとの反
応により得られるアルキツド型ポリオール、ε−
カプロラクトンと上記多価アルコールとを開環重
合させて得られる重合型ポリエステルポリオール
など; ) ポリウレタンポリオール化合物、例えばポ
リイソシアネート化合物(例えばエチレンジイソ
シアネート、プロピレンジイソシアネート、テト
ラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、1−メチル−2,4−ジイソシ
アネートシクロヘキサン、1−メチル−2,6−
ジイソシアネートシクロヘキサン、ω,ω′−ジ
イソシアネートジエチルベンゼン、ω,ω′−ジ
イソシアネートジメチルアミノトルエン、ω,
ω′−ジイソシアネートジメチルキシレン、ω,
ω′−ジイソシアネートジエチルキシレン、リジ
ンジイソシアネート、4,4′−メチレンビス(シ
クロヘキシルイソシアネート)、4,4′−エチレ
ンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、ω,
ω′−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベン
ゼン、ω,ω′−ジイソシアネート−1,4−ジ
メチルベンゼン、イソホロンジイソシアネート、
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−ト
リレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジ
イソシアネート、4,4′−メチレンビス(フエニ
ルイソシアネート)、トリフエニルメタントリイ
ソシアネート)またはその多量体とこれらに対し
て過剰量の多価アルコール(例えばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3−ブチル
グリコール、ネオペンチルグリコール、2,2,
4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ヘ
キサメチレングリコール、シクロヘキサンジメタ
ノール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリ
オール、グリセリン、ソルビトール、ソルビタ
ン、シユークロース、ペンタエリスリトールな
ど)との付加反応によつて得られるポリウレタン
ポリオール、前記のようなポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、および重合型ポリ
エステルポリオールの中で比較的低分子量のポリ
オール化合物と前記のようなポリイソシアネート
化合物との付加反応によつて得られるポリウレタ
ンポリオールなど; ) ポリブタジエン化合物、例えば水素添加ま
たは未添加の1,4−ポリブタジエンジオールな
ど; ) シリコン系化合物、例えばジメチル(ポ
リ)シロキサン、メチルフエニル(ポリ)シロキ
サン、メチルビニル(ポリ)シロキサン、シアノ
アルキルメチル(ポリ)シロキサン、フツ化アル
キルメチル(ポリ)シロキサンおよびそれらの任
意の組み合わせによるブロツク共重合体あるいは
グラフト共重合体であつて、2個以上の水酸基が
分子の末端ないしは分子内にあるものなど; である。 ポリイソシアネート ポリウレタンポリオール化合物の出発物質とし
て先に挙げたポリイソシアネート化合物を使用し
得る。 ラクトン−(メタ)アクリレート付加物 本発明において使用するラクトン−(メタ)ア
クリレート付加物は、ラクトンとヒドロキシ(メ
タ)アルキルアクリレートとを反応させることに
より製造する。 ここでラクトンは一般式、 (式中、R1,R2は各々水素、炭化水素残基を、
nは4から7までの整数を示す)で示される。 本発明に使用するのに好適なラクトンはε−カ
プロラクトンである。ラクトン−(メタ)アクリ
レート付加物を製造するのに使用するヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキ
シ−3−クロロ−プロピル(メタ)アクリレート
などが使用できる。 ポリオール、ポリイソシアネートおよびラクトン
−(メタ)アクリレート付加物の反応生成物 本発明のポリオール、ポリイソシアネートおよ
びラクトン−(メタ)アクリレート付加物の反応
生成物は下記のどの方法でも製造することができ
る。 1) ポリオール、ポリイソシアネート、ラクト
ン−(メタ)アクリレート付加物を一括して仕込
み反応させる。 2) ポリイソシアネートとラクトン−(メタ)
アクリレート付加物をまず反応させ次いでポリオ
ールと反応させる。 3) ポリオールにポリイソシアネートを反応さ
せ次いでラクトン−(メタ)アクリレート付加物
を反応させる。 例えば2官能のポリオール、2官能のイソシア
ネート、単官能のラクトン−(メタ)アクリレー
ト付加物を使用する場合、望みの分子量を有する
反応生成物を得るためには3)の方法を採用する
のが好ましい。 また3官能以上のポリオール、および/または
3官能以上のイソシアネートを使用する場合は、
反応中のゲル化を防ぐため、ポリイソシアネート
と単官能ラクトン−(メタ)アクリレート付加物
を反応させ、ポリイソシアネートのNCO基を減
じ(好ましくは分子中に1個のNCO基を有する
ように反応させる)、次いでポリオールを反応さ
せる、すなわち2)の方法を採用するのが好まし
い。 使用するポリオールとポリイソシアネート、ラ
クトン−(メタ)アクリレートのモル比は、ポリ
オール1当量に対してポリイソシアネート1.2〜
5モル、ラクトン−(メタ)アクリレート付加物
0.3〜5モルであり、ポリオールおよびラクトン
−(メタ)アクリレート付加物のOH基の合計数
と、ポリイソシアネート中のNCO基の数の比
OH/NCO比が1以上になるようにし、反応生成
物中に遊離イソシアネート基が残らないようにす
べきである。 上記の反応生成物の合成においては、必要に応
じて通常の重合禁止剤(例えばハイドロキノン、
ハイドロキノンモノメチルエーテルなど)を全重
量の100〜5000ppm、好ましくは500〜2000ppm、
およびウレタン化触媒(例えばトリエチルアミ
ン、オクタン酸第一スズ、ジブチルスズジラウレ
ートなど)を全重量の100〜5000ppm、好ましく
は500〜2000ppm使用し、30〜150℃で好ましくは
30〜100℃の温度で反応を行う。 NCO基の検出は例えば通常のアミン逆滴定法
あるいは赤外吸収スペクトルにおける2200cm-1
近の吸収の有無によつて行うことができる。 反応は溶媒の存在下で行うことができる。溶媒
としては例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、テ
トラヒドロフラン、エトキシエチルアセテートな
ど、通常ウレタン化反応に使用する有機溶剤が使
用できる。これら有機溶剤は単独で使用しても複
数混合して使用しても差支えない。 反応終了後、式(A)のモノマーを加え、減圧下必
要により加熱を行い有機溶剤を除去する。 モノ(メタ)アクリレート(A) 本発明において用いられるモノ(メタ)アクリ
レートは、式 (式中、Xはアルキル基、フエニル基またはアル
キル置換フエニル基、Rは水素原子またはメチル
基、nは2〜6個個の整数を表す。)で表され、
脂肪族アルコールのプロピレンオキサイド付加物
の(メタ)アクリレート、フエノールおよびアル
キルフエノールのプロピレンオキサイド付加物の
(メタ)アクリレートである。 プロピレンオキサイドの平均付加モル数として
は粘度より2〜6が望ましい。 脂肪族アルコールの具体例としては、 メチルアルコール、エチルアルコール、n−プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n
−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、
sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコー
ル等が挙げられ、 アルキル置換フエノールの具体例としては、ク
レゾール、ノニルフエノール、p−クミルフエノ
ール、ベンジルフエノール等が挙げられる。 本発明においては、モノ(メタ)アクリレート
は単独もしくは2種以上を混合してもよい。 活性エネルギー線硬化性光フアイバー用被覆組成
物 活性エネルギー線には紫外線、電子性、X線お
よび放射線が含まれる。 本発明の活性エネルギー線硬化性光フアイバー
用被覆組成物は、 (イ) ポリオール/ポリイソシアネート/ラクトン
−(メタ)アクリレートオリゴマーと、 (ロ) 式Aのモノ(メタ)アクリレートとを必須成
分とし、任意の成分として (1) 増感剤(紫外線硬化の場合は必須) (2) 重合性モノマー (3) その他の添加剤 を含むことができる。 (1)の増感剤としては、ベンゾフエノン、ミヒラ
−ケトン、キサントン、チオキサントン、2−ク
ロロチオキサントン、ベンジル、2−エチルアン
スラキノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピ
オフエノン、2−ヒドロキシ−4′−イソプロピル
−2−メチル−プロピオフエノン、メチルンゾイ
ルフオーメート、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、
ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフエノ
ン、トリクロロアセトフエノン、2,2−ジエト
キシアセトフエノン、2,2−ジメトキシ−2−
フエニールアセトフエノン等が使用できる。 (2)の重合性モノマーとしては、粘度希釈の目的
のため通常使用されている重合性モノマーが使用
されてもよいが、光フアイバー被覆剤に要求され
る諸性能(低初期ヤング率、高破断伸び、耐水性
等)を損なわない範囲にその使用をとどめるべき
である。 これらの重合性モノマーとしては、 メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)
アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレー
ト類 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートな
どのヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類 2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、4
−メトキシブチル(メタ)アクリレートなどのア
ルコキシアルキル(メタ)アクリレート類 2−フエノキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ノニルフエノキシエチル(メタ)アクリレー
トなどのアリーロキアルキルアクリレート類 シクロヘキシルアクリレート、シクロペンチル
アクリレート、イソボルニルアクリレートなどの
シクロアルキアクリレート類 ジシクロンテニルオキシエチル(メタ)アクリ
レートのようなシクロアルケニル(メタ)アクリ
レート類 ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートの
ようなアミノアルキルアクリレート類 スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、N−
ビニルピロリドンのようなビニル化合物類 などの重合性モノマーが挙げられる。 (3)のその他の添加剤としては、充填剤(例えば
コロイダルシリカ等の無機微粉末や体質材料)、
着色剤、シリコーンやフツ素系化合物等の表面調
整剤、消淡剤などである。 (イ)ポリオールにポリイソシアネートおよびラク
トン−(メタ)アクリレート付加物を反応させて
得られる反応生成物と、(ロ)式(A)で表されるモノ
(メタ)アクリレートの配合比率は、 (イ) 反応生成物30〜90重量% (ロ) モノ(メタ)アクリレート70〜10重量%の範
囲であることが必要である。 (イ)の反応生成物がこの比率より多いと粘度が高
くなり、光フアイバーに塗装する際困難を伴う。 (ロ)のモノ(メタ)アクリレートがこの比率より
多いと硬化性が低下する。 以下参考例、実施例および比較例によつて本発
明を詳しく説明する。これらにおいて「部」およ
び「%」は重量基準による。 参考例 1 撹拌機、冷却器および温度制御装置を備えた1
の反応容器に、酢酸ブチル400部と、平均分子
量2047のポリオキシテトラメチレングリコール
(三洋化成工業(株)製、商品名PTMG 200、OH価
54.8)316.5部とキシリレンジイソシアネート43.6
部を仕込み、充分撹拌した後、ジプチル錫ジラウ
レート0.40部を加えて80℃に昇温させて1時間保
つた。 次いで1個のε−カプロラクトンにより変性さ
れた2−ヒドロキシエエチルアクリレート(ダイ
セル化学工業製、商品名プラクセルFA−1)
39.1部とハイドロキノン0.40部を加え、80℃で20
時間撹拌を続け、赤外吸収スペクトルでNCO基
の吸収が消失したことを確認し、ポリエーテルウ
レタンアクリレート樹脂溶液(樹脂固形分50%)
を得た。 参考例 2 撹拌機、冷却器および温度制御装置を備えた1
の反応容器に酢酸エチル400部と、平均分子量
1996のテトラヒドロフラン−プロピレンオキシド
共重合樹脂(保土谷化学(株)製、商品名
PPTG2000、OH価56.2)314.8部とキシリレンジ
イソシアネート44.5部を仕込み、充分撹拌した
後、ジプチル錫ジラウレート0.40部を加えて80℃
に昇温させて1時間保つた。 次いで1個のε−カプロラクトンにより変性さ
れた2−ヒドロキシエチルアクリレート(ダイセ
ル化学工業(株)製、商品名プラクセルFA−1)
39.9部とハイドロキノン0.40部を加え、80℃で2
時間撹拌を続け、赤外吸収スペクトルでNCO基
の吸収が消失したことを確認し、ポリエーテルウ
レタンアクリレート樹脂溶液(樹脂固形分50%)
を得た。 参考例 3 撹拌機、冷却器および温度制御装置を備えた1
の反応容器に、酢酸エチル400部、平均分子量
2564の両末端に水酸基を有する1,4−ポリブタ
ジエン(出光石油化学(株)製、商品名POLY
BDR45HT、OH価43.76)317.4部、キシリレン
ジイソシアネート34.9部を仕込み、充分撹拌した
後、ジプチル錫ジラウレート0.40部を加えて80℃
に昇温させて1時間保つた。 次いで2個のε−カプロラクトンにより変性さ
れた2−ヒドロキシエチルアクリレート(ダイセ
ル化学工業(株)製、商品名プラクセルFA−1)
46.8部とハイドロキノン0.40部を加え、80℃で2
時間撹拌を続け、赤外吸収スペクトルでNCO基
の吸収が消失したことを確認し、ポリブタジエン
ウレタンアクリレート樹脂溶液(樹脂固形分50
%)を得た。 参考例 4 撹拌機、冷却器および温度制御装置を備えた1
の反応容器に、酢酸エチル400部、平均分子量
1650のジメチルポリシロキサンポリオール(信越
化学工業(株)製、商品名X−22−60A、OH価68)
301.5部とキシリレンジイソシアネート51.5部を
仕込み、充分撹拌した後、ジプチル錫ジラウレー
ト0.40部を加えて80℃に昇温させて1時間保つ
た。 次いで1個のε−カプロラクトンにより変性さ
れた2−ヒドロキシエチルアクリレート(ダイセ
ル化学工業(株)製、商品名プラクセルFA−1)
46.2部とハイドロキノン0.40部を加え、80℃で2
時間撹拌を続け、赤外吸収スペクトルでNCO基
の吸収が消失したことを確認し、ポリシリコーン
ウレタンアクリレート樹脂溶液(樹脂固形分50
%)を得た。 実施例 1 参考例1で得られたポリエーテルウレタンアク
リ レート樹脂溶液 120部 下記構造を有するモノマー(共栄社油脂化学工業
(株)製、商品名 RNK−0148) 40部 ベンジルジメチルケタール 2部 を配合したのち減圧下、酢酸エチルを留去し、被
覆組成物を得た。 物性試験 ガラス板上に該組成物を100μとなるように塗
装し、後に示す条件で紫外線処理を行うことによ
り硬化皮膜を得た。次にガラス板より硬化皮膜を
剥離させ、引張試験サンプルとし、テンシロンに
よる引張試験を実験した。良好な破断伸び率およ
び初期ヤング率を有している。結果を第1表に示
す。 紫外線照射条件 日本電池製高圧水銀灯HI−40N(80w/cm型、
集光型器具使用)のランプ長方向をコンベア進行
方向に直角に置き、コンベア面からの高さ80mmで
コンベア速度を3m/分にする。 テンシロンによる引張り試験条件 テンシロン引張り試験機(東洋ボールドウイン
社製、HI−100型)にて、フイルム長さ50mm、巾
10mmのサンプルにつき、−40℃および20℃で、破
断伸び率測定の際は50mm/分の引張り速度で、初
期ヤング率測定の際は1mm/分の引張り速度で実
施した。 初期ヤング率の測定は2.5%伸び時のモジユラ
スを測定した。 粘度測定 EM型粘度計((株)東京計器)で25℃での粘度を
測定した結果第1表に示す。温水浸漬試験 80℃に調整した恒温水槽中に物性試験用に作成
したフイルムを1ヶ月間浸漬した。 その後フイルムをとりだし室内で2日間設置し
乾燥させたのち物性試験を行つた。結果を第1表
に示す。 吸収率測定 JIS K 7209B法により吸水率を測定した。 実施例 2 参考例1のポリエーテルウレタンアクリレート 樹脂溶液 80部 下記構造を有するモノマー(東亜合成化学工業(株)
製、商品名 TO−674) 60部 ベンジルジメチルケタール 2部 を配合した後、減圧下酢酸エチルを留去し、被覆
組成物を得た。かかる組成物を使用し、実施例1
と全く同様にして諸試験を実施した。結果を第1
表に示す。 実施例 3 参考例1のポリエーテルウレタンアクリレート 樹脂溶液 80部 下記構造を有するモノマー(三洋化成工業(株)製、
商品名 ネオマーPHA−405) 60部 ベンジルジメチルケタール 2部 を配合した後、減圧下酢酸エチルを留去し、被覆
組成物を得た。かかる組成物を使用し、実施例1
と全く同様にして諸試験を実施した。結果を第1
表に示す。 実施例 4 参考例2のポリエーテルウレタンアクリレート 樹脂溶液 120部 実施例1で使用したモノマー 40部 ベンジルメチルケタール 2部 を配合した後、減圧下酢酸エチルを留去し、被覆
組成物を得た。かかる組成物を使用し、実施例1
と全く同様にして諸試験を実施した。結果を第1
表に示す。 実施例 5 参考例3のポリブタジエンウレタンアクリレー
ト 樹脂溶液 100部 実施例1で使用したモノマー 50部 ベンジルメチルケタール 2部 を配合した後、減圧下酢酸エチルを留去し、被覆
組成物を得た。かかる組成物を使用し、実施例1
と全く同様にして諸試験を実施した。結果を第1
表に示す。 実施例 6 参考例4のポリシリコンウレタンアクリレート 樹脂溶液 140部 実施例1で使用したモノマー 30部 ベンジルメチルケタール 2部 を配合した後、減圧下酢酸エチルを留去し、被覆
組成物を得た。かかる組成物を使用し、実施例1
と全く同様にして諸試験を実施した。結果を第1
表に示す。 比較例 1 実施例1において使用するモノマーに代えてN
−ビニルピロリドン40部を使用する他は全く同様
にして紫外線硬化組成物を得た。かかる組成物に
つき実施例1と全く同様にして諸試験を実施し
た。結果を第1表に示す。 実施例 7 石英ガラスフアイバーを直径125μとなるよう
に紡糸し、紡糸直後実施例1〜4の組成物を膜厚
が100μとなるように各々塗装し、紫外線照射す
ることにより一次被覆ガラスフアイバーを得るこ
とができた。 かかる一次被覆ガラスフアイバーは曲げに対し
てもワレやハガレがなく十分な柔軟性を有してい
た。 また各々の一次被覆ガラスフアイバーは−60℃
まで伝送損失の増加はみられなかつた。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) ポリオールにポリイソシアネートおよび
    ラクトン−(メタ)アクリレート付加物を反応さ
    せて得られる反応生成物30〜90重量% (ロ) 下記式で表されるモノ(メタ)アクリレート
    70〜10重量% (式中Xはアルキル基、フエニル基またはアルキ
    ル置換フエニル基、Rは水素原子またはメチル
    基、nは2〜6の整数を表す。)からなることを
    特徴とする活性エネルギー線硬化性光フアイバー
    用被覆組成物。 2 ポリオールが、ポリエーテルポリオール、ポ
    リエステルポリオール、ポリウレタンポリオー
    ル、ポリブタジエンポリオール、シリコンポリオ
    ールから選ばれる第1項の光フアイバー用被覆組
    成物。 3 ポリエーテルポリオールが、ポリエチレング
    リコール、ポリプロピレングリコール、エチレン
    オキシド/プロピレンオキシド共重合体、ポリテ
    トラメチレングリコール、テトラメチレンオキシ
    ド/エチレンオキシド共重合体、テトラメチレン
    オキシド/プロピレンオキシド共重合体、又はそ
    れらの混合物よりなる群から選ばれる第2項の光
    フアイバー用被覆組成物。
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