JPH0556092U - ドライクリーニング装置 - Google Patents

ドライクリーニング装置

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JPH0556092U
JPH0556092U JP1254991U JP1254991U JPH0556092U JP H0556092 U JPH0556092 U JP H0556092U JP 1254991 U JP1254991 U JP 1254991U JP 1254991 U JP1254991 U JP 1254991U JP H0556092 U JPH0556092 U JP H0556092U
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JP
Japan
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filter
solvent
outlet side
dry cleaning
way valve
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Application number
JP1254991U
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English (en)
Inventor
賢▲吉▼ 小松
Original Assignee
有限会社こまつ屋
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕ドライクリーニング装置において、濾過器の逆
洗を行なうことにより、濾過器のフィルター寿命を延ば
すと共に、濾過効率の向上を図る。 〔構成〕濾過器3の入口側と給液ポンプPの入口側との
間に濾過器逆洗用フィルター5を設け、濾過器3の入口
側に三方弁V4を設けている。また、前記濾過器3の出
口側と、前記濾過器逆洗用フィルター5用の三方弁V4
と給液ポンプPの出口側との間とをバイパス管T1で連
結し、該バイパス管T1の濾過器3の出口側に二方弁V
5を設け、給液ポンプPの出口側に三方弁V3を設けて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、溶剤の濾過、浄化機構を備えたドライクリーニング装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のドライクリーニング装置としては、例えば図6(実公昭61− 21031号公報参照)に示すように、洗濯槽1、溶剤タンク2、濾過器3を備 え、これらを給液ポンプPを有する溶剤循環路で連結している。また、前記濾過 器3と洗濯槽1との間にミクロフィルター4を弁V1を介して備え、該ミクロフ ィルター4の出口側は、三方弁V2を介して溶剤タンク2に連結されている。前 記濾過器3は内部に繊維層等の不純物を吸着除去する珪藻土、脱酸用カーボン粒 を充填してなっていた。 そして、通常のクリーニング操作においては、三方弁V1,V2の操作により 溶剤タンク2→給液ポンプP→濾過器3→洗濯槽1という経路で溶剤中のゴミ, 脂質のアカ等を濾過しつつ循環させ、また溶剤が濾過器のカーボン粒等によって 汚れてきた場合には、前記三方弁V1,V2を操作してミクロフィルター4によ りかかるカーボン粒等を補集させて溶剤を浄化させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のドライクリーニング装置では、クリーニング時に繊 維層,脂肪酸等の不純物が濾過器3に吸着され、濾過器の圧力が上昇し、クリー ニング作業が困難となり、このためフィルター交換を頻繁にしなければならず、 この交換したフィルターの廃棄が環境上問題があり、作業面からも経済面からも 不都合が生じていた。 本考案は、フィルターの交換期間を大幅に延ばし、濾過効率も向上させクリー ニングの仕上げも向上させようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、洗濯槽、溶剤槽、濾過器及びミクロフィルターを備え、これらを給 液ポンプを有する溶剤循環路で連結したドライクリーニング装置において、前記 濾過器の入口側と給液ポンプの入口側との間に切換弁を介して濾過器逆洗用フィ ルターを設けると共に濾過器の出口側と、前記濾過器逆洗用フィルター用の切換 弁と給液ポンプの出口側との間とを切換弁を介してバイパス路で連結したことを 特徴とするドライクリーニング装置である。
【0005】
【作用】
濾過器の圧力が上昇したときは切換弁を操作し、溶剤槽→給液ポンプ→バイパ ス路→濾過器→濾過器逆洗用フィルター→給液ポンプという経路で溶剤の循環を 行い、濾過器の逆洗をする。 これにより、クリーニング時において前記濾過器内に吸着された繊維屑,脂肪 酸等の不純物が濾過器逆洗用フィルター内に流れ、回収されることになる。そし て、濾過器のフィルターは再生される。再生後は再び通常のクリーニング操作に 切換えられる。 また、前記濾過器は、カーボン粉末のカートリッジを取替可能にしたから、水 分,脂肪酸など溶剤に溶け込んだ汚れが従来のカーボン粒よりも効果的に除去で きるものである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図1に基づいて説明すると、洗濯槽1、溶剤タンク2、濾過 器3を備え、これらを給液ポンプPを有する溶剤循環路で連結している。また、 前記濾過器3と洗濯槽1との間にミクロフィルター4を三方弁V1を介して備え 、該ミクロフィルター4の出口側は三方弁V2を介して溶剤タンク2に連結され ている。該ミクロフィルター4は、3μm〜1μm程度の浮遊固形物を捕捉でき る濾紙を載置して構成されている。そして、前記濾過器3の入口側と給液ポンプ Pの入口側との間に濾過器逆洗用フィルター5を設け、前記濾過器3の入口側に 三方弁V4を設けている。 また、前記濾過器3の出口側と前記濾過器逆洗用フィルター5用の三方弁V4 と給液ポンプPの出口側との間とをバイパス管T1で連結し、該バイパス管T1 の濾過器3出口側には二方弁V5が設けられ、給液ポンプP出口側には三方弁V 3が設けられている。また、前記濾過器3は、図1,図2に示すようにフィルタ ータンク23内にフィルター受け板24を挿入し、該フィルター受け板24は円 形板の外周縁に多数の溶剤流通孔241 を形成している。また、前記フィルター 受け板24上に、円筒形支持部材17の外周に支持されたフィルターメッシュ1 8を載置し、該フィルターメッシュ18の外側に、濾紙22を外周に設けたフィ ルターメッシュ21を載置し、前記フィルターメッシュ18とフィルターメッシ ュ21との間にカートリッジ支持枠19を挿入する。該カートリッジ支持枠19 は複数のリング状枠の内側に複数の隔壁191 を等間隔に設けている。そして、 前記カートリッジ支持枠19内に複数のカーボン粉末のカートリッジ20を挿入 する。次いでこのフィルター上に中蓋25を乗せて前記フィルタータンク23の 開口部を閉塞し、前記中蓋25を挟み込む形で上蓋26を取り付けている。また 、連通管T2はフィルターの中心に着脱可能に取り付けられる。 なお、図2中171 は溶剤流通孔である。 また、図3乃至図5は前記濾過器逆洗用フィルター5の詳細を示すもので、フ ィルタータンク6内に上部中蓋7及び下部中蓋8を配備し、該上部中蓋7は円形 板の中心に布袋挿入用孔71 を形成すると共に、該布袋挿入用孔71 の外周に複 数のピアノ線挿入用孔72 を形成し、下部中蓋8は円形板の全面にわたって多数 の溶剤流出孔81 を形成している。そして、前記上部中蓋7の布袋挿入用孔71 より40μm〜50μm程度のフィルターメッシュからなる布袋10を挿入し、 前記ピアノ線挿入用孔72 から溶剤流出孔81 にかけて複数のピアノ線9を挿入 して前記布袋10の上端を固定する。この際、前記ピアノ線9の挿入本数、挿入 間隔を調整することにより、布袋10の大小に対応できるものとなっている。ま た、前記下部中蓋8の溶剤流出孔81 は全面にわたって多数形成されているから 、ピアノ線9の挿入作業は容易にできるものである。そして、前記フィルタータ ンク6の開口部は、パッキン11を介して上蓋12により閉塞されている。図3 中、13はボルト、14はチョウナット、15は取っ手、16はエア抜きである 。
【0007】 そして、通常のクリーニング操作においては、三方弁V3及びV4を、溶剤が 給油ポンプPから濾過器3に流れるように操作し、また二方弁V5及び三方弁V 1,V2を溶剤が洗濯槽1内に供給されるように操作し、溶剤タンク2→給液ポ ンプP→濾過器3→洗濯槽1→給液ポンプPという経路で溶剤中のゴミ,脂肪酸 等の不純物を濾過しつつ循環させる。この場合、前記濾過器3では溶剤がフィル ターの外側から内側に向けて流れ、繊維屑,脂肪酸等の不純物がフィルターに吸 着除去されるものである。 また、溶剤が濾過器3の脱酸用カーボン粉末、濾過しきれない微細なゴミ等に より汚れてきた場合には、三方弁V1及びV2の操作により溶剤タンク2→給液 ポンプP→濾過器3→ミクロフィルター4→溶剤タンク2という経路で溶剤を5 分間程度循環させ、溶剤中のカーボン粉末等をミクロフィルター4で補集させて 溶剤を浄化させる。そして、濾過器3の圧力が上昇したときは、前記三方弁V3 を溶剤が給液ポンプPからバイパス管T1へ流れるように操作し、また二方弁V 5を溶剤がバイパス管T1から濾過器3へ流れるように操作し、三方弁V4を溶 剤が濾過器3から濾過器逆洗用フィルター5ヘ流れるように操作し、給液ポンプ Pを10分間程度作動させる。これにより、溶剤タンク2→給液ポンプP→バイ パス管T1→濾過器3→濾過器逆洗用フィルター5→給液ポンプPという経路で 溶剤の循環が可能になり、濾過器3の逆洗がなされる。すなわち、前記濾過器3 では溶剤がフィルターの内側の連通管T2から外側に向かって流れ、フィルター に吸着された繊維屑,脂肪酸等の不純物が溶剤と共に濾過器3から濾過器逆洗用 フィルター5内に流れ、布袋10内に回収されることになる。そして、前記濾過 器3は再生される。これにより、濾過器3のフィルター寿命が延びフィルターの 交換回数が減少されることになる。また、濾過器の再生後は再び通常のクリーニ ング操作に切換られる。また、前記濾過器3のカーボン粉末の濾過機能が劣化し たときにカートリッジ20を取替え、そのときは上蓋26及び中蓋25をフィル タータンク23から取外し、前記カートリッジ20をカートリッジ支持枠19か ら抜き出し、新しいカーボン粉末のカートリッジを該支持枠19内に挿入し、中 蓋25、上蓋26を取り付ければよい。従って、前記濾過器3はカーボン粉末の カートリッジを取替可能にしてあるから、水分,脂肪酸など溶剤に溶け込んだ汚 れが従来のカーボン粒よりも効果的に除去できるものである。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、濾過器の入口側と給液ポンプの入口側との間に切換弁を介して濾過 器逆洗用フィルターを設けると共に濾過器の出口側と、前記濾過器逆洗用フィル ター用の切換弁と給液ポンプの出口側との間とを切換弁を介してバイパス路で連 結したから、切換弁を操作することによって濾過器の逆洗ができるため、クリー ニング時において濾過器内に吸着された繊維屑,脂肪酸等の不純物が前記濾過器 逆洗用フィルター内に回収されることになるので、濾過器のフィルターを再生し て何度も使用して寿命を延ばし、フィルターの交換回数を少なくすることによっ てフィルターをゴミとして廃棄することを減少させることができるものである。 また、前記濾過器は、カーボン粉末のカートリッジを取替可能にしたから、水 分,脂肪酸など溶剤に溶け込んだ汚れが従来のカーボン粒よりも効果的に除去で きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す概要構成図
【図2】図1のI−I線の断面図
【図3】濾過器逆洗用フィルターの縦断面図
【図4】濾過器逆洗用フィルターの上部中蓋の平面図
【図5】濾過器逆洗用フィルターの下部中蓋の平面図
【図6】従来例を示す装置の概要構成図
【符号の説明】
1 洗濯槽 2 溶剤タンク 3 濾過器 4 ミクロフィルター 5 濾過器逆洗用フィルター 6 フィルタータンク 7 上部中蓋 8 下部中蓋 9 ピアノ線 10 布袋 11 パッキン 12 上蓋 13 ボルト 14 チョウナット 15 取っ手 16 エア抜き 17 支持部材 18 フィルターメッシュ 19 カートリッジ支持枠 20 カーボン粉末のカートリッジ 21 フィルターメッシュ 22 濾紙 23 フィルタータンク 24 フィルター受け板 25 中蓋 26 上蓋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽、溶剤槽、濾過器及びミクロフィ
    ルターを備え、これらを給液ポンプを有する溶剤循環路
    で連結したドライクリーニング装置において、前記濾過
    器の入口側と給液ポンプの入口側との間に切換弁を介し
    て濾過器逆洗用フィルターを設けると共に濾過器の出口
    側と、前記濾過器逆洗用フィルター用の切換弁と給液ポ
    ンプの出口側との間とを切換弁を介してバイパス路で連
    結したことを特徴とするドライクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記濾過器はカーボン粉末のカートリッ
    ジを取替可能にしたことを特徴とする請求項1記載のド
    ライクリーニング装置。
JP1254991U 1991-02-15 1991-02-15 ドライクリーニング装置 Pending JPH0556092U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4417904Y1 (ja) * 1966-02-10 1969-08-02
JPS5839088A (ja) * 1981-08-31 1983-03-07 松下電工株式会社 フレキシブル電気回路基板
JPS6121031U (ja) * 1984-07-10 1986-02-06 アルプス電気株式会社 テ−ププレ−ヤの切換装置

Patent Citations (3)

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