JPH0531788U - ドライクリーニング装置の清浄機 - Google Patents

ドライクリーニング装置の清浄機

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JPH0531788U
JPH0531788U JP7853091U JP7853091U JPH0531788U JP H0531788 U JPH0531788 U JP H0531788U JP 7853091 U JP7853091 U JP 7853091U JP 7853091 U JP7853091 U JP 7853091U JP H0531788 U JPH0531788 U JP H0531788U
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JP
Japan
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solvent
base tank
cleaning device
chamber
filter
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Withdrawn
Application number
JP7853091U
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English (en)
Inventor
井 晃 市 笠
木 建 二 高
Original Assignee
品川化成株式会社
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライクリーニング装置のベースタンク内の
スラッジの堆積を防ぎ、溶剤の劣化を防止し洗濯効果を
高めるドライクリーニング装置の清浄機を提供する。 【構成】 ベースタンク(2)から洗濯槽(1)へ溶剤
を送り、洗濯槽(1)からベースタンク(2)へ戻す循
環流路を有するドライクリーニング装置において、前記
ベースタンク(2)から溶剤を吸引するポンプ(25)
と、フィルタ(19、30)を内装するフィルタ室(1
7)と、溶剤の清浄剤(20)を内装する清浄剤室(1
8)とを有する溶剤清浄機(13)をドライクリーニン
グ装置(10)とは別体として設け、ベースタンク
(2)からポンプ(25)により送られる溶剤をフィル
タ室(17)内に流入してフィルタ(19、30)を通
したのち清浄剤室(18)内の清浄剤(20)を通して
ベースタンクへ戻すようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドライクリーニング装置におけるベースタンク内の溶剤を清浄化す るための清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
衣類の汚れを取り除くために、石油、パークロルエチレン、エタン、フッソ等 の溶剤により洗濯するドライクリーニング装置は、一般に図4に略示するように 横軸型のドラム状の洗濯槽1を有し、下部に設置されたベースタンク2内の溶剤 3をポンプ4により洗濯槽1へ供給し、この洗濯槽1内で衣類5を旋回させて汚 れを落とす構造である。
【0003】 この種のドライクリーニング装置では、衣類に付着している水分、脂肪酸、染 料色素、繊維屑、ごみ等が次第に溶剤中に混入し、溶剤が劣化して洗濯効果を減 退させることが知られている。
【0004】 このような溶剤の劣化を防止するため、従来では天然アロフェン(Allophane) と活性炭とを組合わせた溶剤清浄剤6を通液性のある素材からなる袋に詰め、こ れをベースタンク2内に投入しておく手段と、ごみ類を除去するフィルタ7と清 浄剤11および清浄剤タンク12を溶剤の回路中に設けておく手段とを組合わせ て溶剤3の清浄化を図っている。
【0005】 また別の手段として、別置きの容器中にすのこを敷き、その上に活性炭を収容 し、その上部から溶剤を噴射流入してベースタンクへ戻すようにした溶剤清浄装 置(特開平2−60698号公報)がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに前者の手段では、ベースタンク2から溶剤3をポンプ4により吸引し てカートリッジ式フィルタ7でごみ類を除去したのち清浄剤11を通して洗濯槽 1へ入れ、衣類の汚れを除去し、その汚れを含んだ溶剤はボタントラップ8(衣 類から取れたボタン等の固形物を除去する装置)を通って再びベースタンク2へ 戻されるが、ベースタンク2内に戻った溶剤は袋詰めされた清浄剤6を通過する 保証がなく、抵抗の少ない部分を流動して再びポンプ4に吸引されることになっ て十分な清浄化作用が行なわれず、その結果ベースタンク内に水分や脂肪酸や繊 維屑が次第に増加してベースタンク2の下底部にヘドロ状のスラッジとなって堆 積する。このようにスラッジが堆積すると、もはや清浄化が果たせなくなり、悪 臭の発生や衣類の色変化等の問題を引起こすうえ、これを再び清浄化するために は大量の清浄剤6を使用するか、あるいは洗濯開始前に溶剤3を長時間にわたり 循環させて清浄化をうながすほかはなく、したがって稼動効率が著しく低下する ことは避けられない。また繊維屑、埃、土砂等はフィルタ7により捕促されるが 、このフィルタ7に目詰りが生じた際に交換しなければならず、その交換時に溶 剤3と共にこれら捕促固形物がベースタンク2内に逆流し、スラッジが益々増大 する原因となるなどの問題がある。
【0007】 後者の手段では、溶剤を活性炭層に通すだけであるから溶剤中の繊維屑や埃等 のごみが詰りやすく、メンテナンスが容易でないという問題がある。
【0008】 本考案はこれに鑑み、ベースタンク内のスラッジの堆積をなくし、溶剤の劣化 を防止して洗濯効果の減退を防ぐことができるドライクリーニング装置の清浄機 を提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記従来の技術が有する問題点を解決するため、本考案は、ベースタンクから 洗濯槽へ溶剤を送り、洗濯槽からベースタンクへ溶剤を戻す循環流路を有するド ライクリーニング装置において、前記ベースタンクから溶剤を吸引するポンプと 、フィルタを内装するフィルタ室と、溶剤の清浄剤を内装する清浄剤室とを有す る溶剤清浄機をドライクリーニング装置とは別体として設け、ベースタンクから ポンプにより送られる溶剤をフィルタ室内に流入してフィルタを通したのち清浄 剤室内の清浄剤を通してベースタンクへ戻すようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
ドライクリーニング装置が稼動していないときにベースタンクに吸引ホースと 還流ホースとを挿入して清浄機のモータを起動すると、ベースタンク内の溶剤が ポンプに吸引されてフィルタ室へ導入され、溶剤はフィルタを通過して清浄剤室 へ入り、清浄剤室内の清浄剤を通過してベースタンクへ戻されるように循環する 。この動作を所定時間継続することによりベースタンク内の溶剤がすべて清浄剤 を通り、フィルタにより固形物が除去され、脂肪酸等は清浄剤により除去されて 清浄化される。所定時間運転したのちポンプを停め、ドライクリーニング装置の ポンプを駆動して洗濯槽へ溶剤を供給し、通常の洗濯を開始する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
【0012】 ドライクリーニング装置10は、従来と同様に溶剤3を充填するベースタンク 2と、ドラム状の洗濯槽1と、ベースタンク2から洗濯槽1へ溶剤を供給するポ ンプ4と、このポンプ4と洗濯槽1との間の配管中に設けられるカートリッジタ イプのフィルタ7と、このフィルタ7と洗濯槽1との間の配管中に設けられた清 浄剤11を内装する清浄剤タンク12と、洗濯槽1とベースタンク2との間の配 管中に設けられるボタントラップ8とを有している。
【0013】 本考案に係る清浄機13は、ドライクリーニング装置10とは別置き型として 設けられるもので、車輪14、14により任意位置へ移動自在とされている。
【0014】 図2は本考案の一実施例の縦断面を示すもので、基台15上に設けられるケー シング16内にフィルタ室17と清浄剤室18が設けられ、このフィルタ室17 内にはフィルタ19が、清浄剤室18内には清浄剤20が装填されている。
【0015】 上記フィルタ19は、金網、パンチングメタル等のメッシュ材で構成された筒 体21の外周にスポンジ等の通水性の濾過材22が添着されてなり、筒体21の 上端は、ケーシング16の天板16aに対し間隔を有していて天蓋23により閉 鎖されている。
【0016】 清浄剤室18は上端が開放された形状とし、その上端はフィルタ19の蓋板 23に対し流入通路を有しており、内部下方にはすのこ24が設けられていてそ の上に清浄剤20が可及的密に装入されている。
【0017】 前記基台15内にはポンプ25が設置され、このポンプ25の吸込側には吸引 ホース26が接続され、同吐出側にはフィルタ室17の上方部に連通する配管2 7が接続されている。前記清浄剤室18の下端には還流ホース28が接続されて おり、これら吸引ホース26、還流ホース28は基台15外に導入されて延び、 図1に示すようにドライクリーニング装置10のベースタンク2の開口部2aか らベースタンク2内に挿入し得るようになっている。
【0018】 したがってベースタンク2内の溶剤3が劣化したとき、吸引ホース26および 還流ホース28をベースタンク2の開口部2aからベースタンク2内に挿入する 。このとき吸引ホース26と還流ホース28の各先端位置がベースタンク2内で 互いに極力離れた位置におかれるようにする。こうしたのちにポンプ25を駆動 すると、ポンプ25により吸引ホース26を通じてベースタンク2内の溶剤3が 吸入され、配管27を通じてフィルタ室17の上方内部に流入する。フィルタ室 17に入った溶剤3は、フィルタ19の周面から濾過材22を通過する際に繊維 屑や土砂等の固形物が捕促され、液のみがフィルタ19の内部に入る。この溶剤 は清浄剤室18の上端から内部に流入し、清浄剤20を通過する間に脂肪酸等が 浄化され、清浄となった溶剤が清浄剤室18の下端から還流ホース28を通って ベースタンク2内へ戻される。溶剤が清浄化されたのちはドライクリーニング装 置10としての動作に入る。この場合、溶剤は既に清浄化されているので、始業 に先立ってのプリコートは殆んど行なわなくともよく、直ちに操業に入ることが できる。
【0019】 図3は本考案の他の実施例の断面を示すもので、基台15上のケーシング16 内の上部にフィルタ室17が、その下部に清浄剤室18が設けられ、隔板29に より上下の各室が独立するように区画されている。
【0020】 フィルタ室17内には複数のフィルタ30,30がケーシング16の内周に設 けられた支持部31に懸吊支持され、清浄剤室18内にはすのこ32上に清浄剤 20が可及的密に装填されている。
【0021】 前記フィルタ30は、金網等のメッシュ材で構成された有底筒状の筒体33の 内周面にスポンジ等の濾過材34が添設されたもので、フィルタ30の上部から 溶剤が流入して周面から外部に流出するようになっている。
【0022】 基台15内に設置されたポンプ25の吸込側には吸引ホース26が接続され、 同吐出側にはフィルタ室17の上部に連通する配管27が接続されている。また 清浄剤室18の上部には還流ホース28が接続され、フィルタ室17の下部と清 浄剤室18の下部とは配管34で連通され、清浄剤室18内の清浄剤20の交換 時は清浄剤室18内の溶剤をベースタンク2へ戻すためのバルブ35を介して配 管36により還流ホース28へ連通されるようになっている。
【0023】 したがってベースタンク2内の溶剤が劣化したとき前記実施例と同様に吸引ホ ース26および還流ホース28をベースタンク2内に挿入してポンプ25を駆動 すると、溶剤がフィルタ室17の上部に流入し、フィルタ30,30の内部から 外部へ透過して固形物が捕促され、ついで配管34を通じ清浄剤室18の下部に 流入して清浄剤20を通り、脂肪酸等が除去されて清浄化され、上部から還流ホ ース28を通じベースタンク2へ戻される。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ドライクリーニング装置の非稼動時にベ ースタンク内の溶剤を循環させて清浄化するので、ドライクリーニング装置の始 業前の溶剤のプリコート時間を短縮乃至は不要とすることができ、作業効率を著 しく高めることができる。またドライクリーニング装置が有するカートリッジ式 フィルタの汚れが少なくなるので、その洗浄頻度を少なくすることができ、ドラ イクリーニング装置の稼動率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による清浄機をドライクリーニング装置
に接続した状態を示す構成図。
【図2】本考案の一実施例を示す断面図。
【図3】本考案の他の実施例を示す断面図。
【図4】従来のドライクリーニング装置の断面図。
【符号の説明】
1 洗濯槽 2 ベースタンク 4,25 ポンプ 6,11,20 清浄剤 10 ドライクリーニング装置 13 清浄機 15 基台 16 ケーシング 17 フィルタ室 18 清浄剤室 19,30 フィルタ 22,34 濾過材 26 吸引ホース 28 還流ホース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースタンクから洗濯槽へ溶剤を送り、洗
    濯槽からベースタンクへ溶剤を戻す循環流路を有するド
    ライクリーニング装置において、前記ベースタンクから
    溶剤を吸引するポンプと、フィルタを内装するフィルタ
    室と、溶剤の清浄剤を内装する清浄剤室とを有する溶剤
    清浄機をドライクリーニング装置とは別体として設け、
    ベースタンクからポンプにより送られる溶剤をフィルタ
    室内に流入してフィルタを通したのち清浄剤室内の清浄
    剤を通してベースタンクへ戻すようにしたことを特徴と
    するドライクリーニング装置の清浄機。
JP7853091U 1991-09-27 1991-09-27 ドライクリーニング装置の清浄機 Withdrawn JPH0531788U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61220221A (ja) * 1985-03-26 1986-09-30 三菱電機株式会社 開閉器の故障検出装置
KR100756559B1 (ko) * 2006-07-31 2007-09-07 윤남중 대형 세탁기의 세탁유 클리닝 장치
WO2014020976A1 (ja) * 2012-08-03 2014-02-06 株式会社 東芝 洗濯機用のポンプ装置

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Effective date: 19951130