JP2566518Y2 - 食器洗浄機用洗浄水濾過装置 - Google Patents

食器洗浄機用洗浄水濾過装置

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JP2566518Y2
JP2566518Y2 JP1993041681U JP4168193U JP2566518Y2 JP 2566518 Y2 JP2566518 Y2 JP 2566518Y2 JP 1993041681 U JP1993041681 U JP 1993041681U JP 4168193 U JP4168193 U JP 4168193U JP 2566518 Y2 JP2566518 Y2 JP 2566518Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【利用分野】本考案は、食器洗浄機の洗浄室の底部に装
着され、洗浄動作時、この洗浄室底部に集まる洗浄水を
濾過することにより、これに含まれる残滓を捕集する洗
浄水濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】食器洗浄機は、一般的
に、洗浄室内に洗浄水を送り込んでこの洗浄水によって
食器等を洗浄する形式となっている。この形式のもの
は、図1に示すように、ケーシング(1) 内に設けた洗浄
室(2)の内部に、食器等の被洗浄物(M) を載置したラッ
ク(4) を収容し、この洗浄室(2) 内に装着されたノズル
アーム(6) からラック(4) に向けて洗浄水を噴射して、
被洗浄物(M) に付着した残滓等の汚れを取り除くように
なっている。
【0003】このため、洗浄室(2) の側壁の一部には、
この内部に洗浄水を供給するための給水回路が連通され
ると共に、洗浄室(2) 内の下部には、所定量の洗浄水が
貯留可能な貯留部(23)が設けられ、この貯留部(23)に
は、この内部に貯留された洗浄水をノズルアーム(6) に
送り込むためのポンプ(62)等からなる送水回路が、洗浄
水濾過装置(7) を介して連通している。
【0004】この洗浄水濾過装置(7) は、筒状の主体(7
0)の上端開口の周縁部が洗浄室(2)の底壁に連設された
構成となっており、この主体(70)内には、濾過捕集具
(9) が装着されている。尚、主体(70)の胴下部には、前
記ポンプ(62)の吸入口が連通されると共に、下端部に
は、洗浄水を外部に排出するための排水回路が連通され
ている。
【0005】この食器洗浄機の洗浄動作時には、ノズル
アーム(6) から噴射された洗浄水によって被洗浄物(M)
から遊離した残滓が、前記洗浄水と共に下方に落下し
て、洗浄室(2) の貯留部(23)に貯留した洗浄水中に浮遊
した状態となっているが、前記ポンプ(62)の動作によ
り、この洗浄水が連続的に洗浄水濾過装置(7) 内に流入
することとなる。
【0006】このとき、洗浄水濾過装置(7) 内には、濾
過捕集具(9) が設けられていることから、この濾過捕集
具(9) によって残滓が捕集されると共に、濾過後の洗浄
水は、ポンプ(62)によってノズルアーム(6) に送り込ま
れて、循環使用される。尚、この洗浄工程の終了後、洗
浄水濾過装置(7) に連通された前記排水回路から洗浄室
(2) 内の洗浄水が排水され、更に、この後、乾燥装置
(8) によって、洗浄室(2) 内に所定時間熱風が送り込ま
れて被洗浄物(M) が乾燥される。
【0007】このものでは、洗浄水濾過装置(7) に洗浄
水を通過させることにより、残滓が取り除かれることか
ら、一旦、貯留された洗浄水を循環使用でき、この洗浄
水の使用量が少なくてすむと共に、排水の際、前記残滓
が洗浄水と共に排出されることもない。洗浄完了後は、
濾過捕集具(9) を取り外して、この中に溜った残滓を取
り除く。
【0008】ところが、このものでは、洗浄工程終了後
に、前記濾過捕集具(9) 内に残滓が放置されたままにな
っていると、前記残滓の臭気が洗浄室(2) 内に充満する
こととなる。これにより、洗浄室(2) 内の被洗浄物(M)
に臭気がうつり、あるいは、この食器洗浄機の扉を開け
ると、庫外に臭気が拡散するなどの問題がある。
【0009】
【技術的課題】本考案は、このような点に鑑みてなされ
たものであり、『洗浄室(2) の底部に形成される貯留部
(23)の洗浄水を被洗浄物(M) に噴射する形式の食器洗浄
機における洗浄水濾過装置』において、この洗浄水濾過
装置内に溜った残滓からの臭気が、洗浄室(2) 内、ある
いは、庫外に拡散されないようにすることをその技術的
課題とする。
【0010】
【技術的手段】上記技術的課題を解決するために講じた
本考案の技術的手段は、『貯留部(23)の底部に上方
に開放する筒状の主体(70)を連設し、主体(70)
内に上方に開放する封水貯留室(T)を形成し、リング
状又は円盤状の蓋部(72a)とこれの下面から突出す
る筒部(72b)とからなるワン部材(72)を前記封
水貯留室(T)に被冠させると共に前記主体(70)又
は封水貯留室(T)によって取り外し可能に支持し、前
記筒部(72b)を前記封水貯留室(T)に上方から没
入させて入口側貯留部(T)と出口側貯留部(T
とに内外に区画連通させ、前記入口側貯留部(T)を
前記ワン部材(72)に又はその外部に設けた流入口
(7a)を介して貯留部(23)に連通させると共に、
出口側貯留部(T)とその下流側部分を前記ワン部材
(72)によって前記貯留部(23)側と空気遮断し、
前記出口側貯留部(T)の洗浄水排出側部分の全周に
接し、かつその上端が前記出口側貯留部(T)の上端
に略一致するように残滓補集用の濾過補集具(9)を連
設した』ことである。
【0011】
【作用】本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。洗浄室(2) 内に被洗浄物(M) を収容した状態で洗浄
動作を行うと、この被洗浄物(M) に付着していた残滓が
被洗浄物(M) から遊離して、洗浄水と共に落下して洗浄
室(2) 内の貯留部(23)に貯留する。
【0012】そして、この貯留洗浄水は、流入口(7
a)から、主体(70)内に流入する。この主体(7
0)内には封水貯留室(T)が形成され、封水貯留室
(T)は、ワン部材(72)の蓋部(72a)の下面に
設けられた筒部(72b)によって入口側貯留部
(T)と出口側貯留部(T)とに内外に区画され
て、これらが前記筒部(72b)の下方で相互に連通さ
れ、入口側貯留部(T)は流入口(7a)に連通され
ている。一方、出口側貯留部(T)の洗浄水排出側部
分の全周に接し、かつその上端が前記出口側貯留部(T
)の上端に略一致するように濾過補集具(9)が連設
されている。従って、前記洗浄水は、入口側貯留部(T
)から出口側貯留部(T)を経て直ちに濾過補集具
(9)内を通過し、残滓はこの濾過補集具(9)によっ
て捕集されて、洗浄水が浄化される。この後、洗浄水
は、再び被洗浄物(M)の洗浄に使用される。
【0013】このものでは、洗浄工程が終了して排水が
完了した時点で、前記封水貯留室(T)内には洗浄水が
貯留された状態となっているが、この貯留洗浄水によ
り、入口側貯留部(T)の上流側の大気と出口側貯留
部(T)の下流側の大気とが遮断されているから、瀘
過補集具(9)に溜った残滓から発生する臭気が、洗浄
室(2)内に拡散されることがない。また、濾過補集具
(9)は出口側貯留部(T)に対して上記のように位
置しているから、洗浄水濾過装置の深さ方向のスペース
を不要に大きくしない。
【0014】
【効果】本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。このものでは、洗浄工程終了後に、機外に洗浄
水が排出された状態では、濾過補集具(9)内の残滓か
ら発生する臭気は、封水貯留室(T)内の貯留洗浄水に
よって遮断されるから、この臭気が洗浄室(2)内に拡
散することがない。従って、洗浄室(2)内の被洗浄物
(M)に臭気がうつったり、あるいは、食器洗浄機の扉
を開けた際に、庫外に臭気が拡散するなどの不都合が解
消される。また、濾過補集具(9)が効率的に配置され
ているため、洗浄水濾過装置の深さ方向の長さを最小に
することができ、食器洗浄機の貯留部(23)の底部の
上下スペースのコンパクト化に寄与する。
【0015】
【実施例】以下本考案の実施例を図2から図7に基づい
て説明する。 [実施例1について] この実施例1は、図3に示すように、洗浄水濾過装置
(7) の筒状の主体(70)内に形成される封水貯留室(T)
を、上方が開放した断面U字状で且つ全体として環状の
貯留容器(8a)によって形成するようにしたものであり、
円盤状の蓋部(72a)の外周縁から筒部(72b) を垂下させ
たワン部材(72)を主体(70)の上部開放端によって支持す
るようにし、前記筒部(72b) が前記貯留容器(8a)の断面
の略中央に没入されて、前記封水貯留室(T) が環状の入
口側貯留部(T1)と出口側貯留部(T2)に区画され、この貯
留容器(8a)の内周壁上端にカップ状の濾過補集具(9) の
上端縁が支持される構成としたものである。
【0016】尚、この洗浄水濾過装置(7) は、図2に示
すように、食器洗浄機のケーシング(1) 内に設けられ且
つ扉(3) によって閉塞された矩形箱状の洗浄室(2) の下
端部の洗浄水貯留用の貯留部(23)に連設される。そし
て、この貯留部(23)に貯留された洗浄水を前記洗浄水濾
過装置(7) を介して、ポンプ(62)によって前記洗浄室
(2) 内のノズルアーム(6) に送り込んで循環使用する形
式のものである。
【0017】このため、前記洗浄室(2) には、その後壁
の上部に給水管(25)の下流端となる給水口(2a)が設けら
れ、この給水口(2a)から洗浄室(2) 内に機外からの洗浄
水が供給される。そして、洗浄室(2) における扉側の下
端部は洗浄室(2) の底壁(21)よりも所定の高さだけ高く
設定されて、この洗浄室(2) の底部には一定深さの洗浄
水用の貯留部(23)が形成される。
【0018】そして、洗浄室(2) の底壁(21)の前部に
は、前記貯留部(23)と連通した洗浄水濾過装置(7) が設
けられ、貯留部(23)内の貯留洗浄水は、順次、洗浄水濾
過装置(7) 内に流入する。尚、この給水制御のため、貯
留部(23)内の水位を検知する圧力センサー(P1)と電極式
の水位センサー(P2)が洗浄水濾過装置(7) に連通して設
けられると共に、これの出力が給水制御装置(C1)に入力
され、これからの出力が給水管(25)内に挿入された開閉
弁(22)に入力されている。従って、始動操作によって前
記開閉弁(22)が開弁されて給水口(2a)から貯留部(23)に
給水され、この貯留部(23)内の水位が設定値になった時
点で給水制御装置(C1)の出力により開閉弁(22)が閉弁さ
れて所定量の洗浄水が自動供給される。
【0019】前記洗浄水濾過装置(7) の主体(70)は洗浄
室(2) の底壁に一体に連設されると共に、図3のよう
に、上方が開放した筒状に形成され、その上端は大径部
(73)となり、この大径部(73)の開放端部側に環状段部(7
1)が形成されている。そして、円盤状のワン部材(72)の
蓋部(72a) から張り出す係止フランジ(74)の周縁が前記
環状段部(71)に丁度嵌め込まれて、このワン部材(72)が
主体(70)によって支持される。図3及び図4に示すよう
に、前記係止フランジ(74)には流入口(7a)(7a)が設けら
れている。
【0020】そして、前記貯留容器(8a)は、上方に開放
する断面U字状の封水貯留室(T) が環状に連続する構成
であり、その外周壁上端部から張り出させたつば部(81)
が、前記大径部(73)の環状段部(73a) に載置されて、主
体(70)内の所定位置に支持固定されている。また、前記
ワン部材(72)の蓋部(72a) の周縁から垂下させた筒部(7
2b) は、封水貯留室(T) の内外周の各側壁間の略中央部
に位置させると共に、この筒部(72b) の下端縁と貯留容
器(8a)の底壁部との間隙は、前記側壁と筒部(72b) との
間の間隔に略一致させている。
【0021】このことにより、封水貯留室(T) は、筒部
(72b) より外周側に位置する入口側貯留部(T1)と筒部(7
2b) より内周側に位置する出口側貯留部(T2)とに区画さ
れ、これらが下部で連通された構成となる。そして、こ
の入口側貯留部(T1)の上方に前記流入口(7a)(7a)が位置
する。更に、蓋部(72a) の下方に位置する環状の出口側
貯留部(T2)の内周壁には後述の濾過補集具(9) が連設さ
れる。
【0022】尚、前記貯留容器(8a)と筒部(72b) 及び前
記流入口(7a)の寸法関係を所定の寸法関係に設定して、
流入口(7a)(7a)から流入する洗浄水の流量と、この封水
貯留室(T) 内を通過する流量とを一致させて、封水貯留
室(T) 内で洗浄水が円滑に通過するようにしている。濾
過補集具(9) は、図3及び図5に示すように、多数の小
さな開口が設けられ且つカップ状に形成された容器部(9
a)と、これに丁度収容され且つ細い網目の柔軟な素材か
らなる袋状のフィルター(F) とからなる。そして、この
濾過補集具(9) は上記貯留容器(8a)の内周壁によって囲
まれる流路内に収容されると共に、その容器部(9a)が支
持軸(L) によって上記ワン部材(72)と一体的に連結され
ると共に、この容器部(9a)の上端開放部から張り出させ
た係合フランジ(92)を貯留容器(8a)の内周壁上端部に係
止させている。
【0023】袋状に形成されたフィルター(F) は、前記
容器部(9a)の内周及び底部に添うように配設され、その
開放端には、上記係合フランジ(92)に丁度外嵌する断面
形状(L字状)及び大きさに設定された係止リング(H)
が連設され、この係止リング(H) を係合フランジ(92)に
嵌合させることによりフィルター(F) が容器部(9a)内に
装着されている。
【0024】又、この実施例では、ワン部材(72)と前記
濾過補集具(9) を連結する為に、このワン部材(72)の中
心から、下端に係合頭部(L1)を設けた支持軸(L) を下方
に突出させ、図5に示すように、係合頭部(L1)が弾性材
料製(ゴム製)のブッシング(G) を介して容器部(9a)の
透孔(91)及びフィルター(F) の透孔(F4)に嵌着される構
成となっている。前記ブッシング(G) は、上下両端にフ
ランジ部(G1)(G2)が張り出した構成となっており、容器
部(9a)及びフィルター(F) の底部の透孔周縁を前記フラ
ンジ部(G1)(G2)相互によって挟持するようにはめ込まれ
ている。前記係合頭部(L1)は、上方のフランジ部(L2)
と、その下側に連設され且つ前記ブッシング(G) の孔部
の内径に略一致する軸部(L3)と、この軸部(L3)の下端に
環状リブ(D) とを備えている。
【0025】従って、ブッシング(G) を透孔(91)及び透
孔(F4)に装着した後、前記係合頭部(L1)をブッシング
(G) 内に強制的に圧入すると、同図のように、環状リブ
(D) によって係合頭部(L1)とブッシング(G) とが係合し
て、濾過補集具(9) は支持軸(L) によってワン部材(72)
に保持されることとなる。尚、前記係合頭部(L1)と濾過
補集具(9) の底部との係合に上下方向の余裕を持たせる
と共に、前記支持軸(L) の長さを、セット状態にある濾
過補集具(9) の底部とワン部材(72)との間隔よりも長く
設定しておけば、ワン部材(72)の係止フランジ(74)の周
縁が確実に環状段部(71)によって支持され且つ容器部(9
a)の係合フランジ(92)と貯留容器(8a)の内周壁上端部と
が確実に対接する。
【0026】このものでは、ワン部材(72)を引き上げる
と、このワン部材(72)に連結された濾過補集具(9) も一
体的に引き上げられるから、容器部(9a)及びフィルター
(F)の洗浄あるいは交換が簡単に行える。更に、上記構
成の洗浄水濾過装置(7) の下部の側壁の一部には、ポン
プ(62)の吸入口が開口し、このポンプ(62)の吐出口は、
図2に示すように、洗浄室(2) の底壁(21)を貫通して、
この底壁(21)に支持された第1ノズルアーム(6a)の筒状
回転軸に接続されている。そして、この第1ノズルアー
ム(6a)の接続部に連通接続した連絡回路(60)を介して、
支持アーム(61)により支持された上方の第2ノズルアー
ム(6b)の筒状回転軸と前記ポンプ(62)の吐出口とが連通
接続されている。これにより、前記貯留部(23)内の洗浄
水がポンプ(62)によって洗浄水濾過装置(7)を通過した
後に第1・第2ノズルアーム(6a)(6b)に送り込まれて、
第1・第2ノズルアーム(6a)(6b)の各ノズルから洗浄水
が噴出される。
【0027】尚、これら第1・第2ノズルアーム(6a)(6
b)の各上方には、被洗浄物(M) を収容するラック(4) が
洗浄室(2) の両側壁に設けたレールによって引き出し自
在に支持されている。更に、前記洗浄水濾過装置(7) の
下部の底壁の中央部には、排水ポンプ(76)及び排水パイ
プ(77)からなる排水回路が連通しており、洗浄動作終了
後に、洗浄室(2) 内及び上記各循環経路中の洗浄水を機
外に排出するようになっている。
【0028】尚、この食器洗浄機では、ケーシング(1)
内における洗浄室(2) の底壁(21)より下方と後壁より後
方の空間が上記した洗浄水濾過装置(7) 、ポンプ(62)、
給水回路及び排水回路等の収容スペースとなっている。
次に、上記構成の食器洗浄機を使用する実際について以
下に詳述する。このものでは、先ず、被洗浄物(M) を収
容した上下の各ラック(4) を洗浄室(2) 内に収容する。
そして、始動動作を行い、既述のように給水回路によっ
て貯留部(23)及び洗浄水濾過装置(7) 内に所定量の洗浄
水が貯留された後に、洗浄動作が開始されると、ポンプ
(62)の動作によって前記貯留洗浄水が第1・第2ノズル
アーム(6a)(6b)に供給され、これら第1第1・第2ノズ
ルアーム(6a)(6b)のノズルから噴射される洗浄水によっ
て被洗浄物(M) が洗浄される。
【0029】この洗浄動作中は、前記ポンプ(62)が動作
しているから、前記洗浄水は、貯留部(23)に貯留した後
に順次洗浄水濾過装置(7) 内を通過して、再び第1・第
2ノズルアーム(6a)(6b)に供給される。このとき、流入
口(7a)(7a)から主体(70)内に流入した洗浄水は、貯留容
器(8a)を通過した後に濾過補集具(9) によって残滓が捕
集される。
【0030】そして、上記洗浄工程が終了すると、排水
ポンプ(76)が始動して洗浄室(2) 内の洗浄水が全て機外
に排出され、この後、被洗浄物(M) が乾燥される。この
乾燥動作中、あるいは、この食器洗浄機の全動作が停止
した後においては、前記貯留容器(8a)によって構成され
る封水貯留室(T) には、前記洗浄水、つまり、封水が貯
留された状態となっており、この封水により筒部(72b)
の内周側の大気と筒部(72b) の外周側の大気とが遮断さ
れている。従って、前記残滓の臭気が、筒部(72b) の外
周側、即ち、洗浄室(2) 内に拡散されることがない。 [実施例2について] 上記の実施例1では、濾過補集具(9) を容器部(9a)内に
フィルター(F) を収容した構成としているが、図6に示
すように、容器部(9a)外にフィルター(F) を設けた構成
とすることもできる。
【0031】この構成のものは、フィルター(F) を、上
方に開放したテーパ状に形成して、これの上部開放端縁
を、貯留容器(8a)の内周壁上端部に装着し、これの内周
側に、多数の小さな開口が設けられたカップ状の容器部
(9a)を連設したものであり、前記、フィルター(F) は、
後述のフレーム(R) によって前記貯留容器(8a)に装着さ
れる。
【0032】前記フレーム(R) は、貯留容器(8a)の内周
壁内に丁度嵌め込まれる環状の支持リング(R1)と、主体
(70)内の中央部に位置するように配設される筒体(R3)
と、これら支持リング(R1)と筒体(R3)との間に放射状に
配設される複数の連結桟(R2)(R2)とからなり、前記支持
リング(R1)の上端には外周側へ張り出したフランジ(R4)
が形成され、このフランジ(R4)が前記貯留容器(8a)の内
周壁上端に載置される。そして、前記フィルター(F)
は、その大径側周縁の第1リング(F1)が前記フレーム
(R) の支持リング(R1)の上端部に外嵌され、小径側周縁
の第2リング(F2)が、前記筒体(R3)の上端部に外嵌され
てフレーム(R) に対してその上方から取り外し可能に添
設固定される。
【0033】また、容器部(9a)の上部開放端から外周側
に張り出したフランジ(92)が、この前記フレーム(R) の
筒体(R3)の上端部に嵌着された第2リング(F2)上に載置
される。このものでは、貯留容器(8a)からフィルター
(F) に到達した洗浄水は、フィルター(F) を通過した
後、フレーム(R) の連結桟(R2)(R2)間を通って下方に落
下することとなるが、この通過の際に残滓が捕集され
る。そして、このフィルター(F) 上に捕集された残滓
は、流入する洗浄水によってフィルター(F) 上を次第に
内周側に移動されて、この内周側に連設された容器部(9
a)内に集積される。
【0034】このものでは、循環する洗浄水は、容器部
(9a)内に捕集された残滓の集積部分を通らないから、洗
浄水に残滓が再混入することが防止される。そして、こ
のものでは、容器部(9a)が筒体(R3)から脱着自在となっ
ていることから、集積された残滓が簡単に除去できる。 [実施例3について] 上記の実施例1及び実施例2は、貯留容器(8a)を環状に
形成し、これの内周側に濾過補集具(9) を連設した構成
としたものであるが、この実施例3は、図7に示すよう
に、主体(70)内の中央上部にカップ状の貯留容器(8a)を
設けて封水貯留室(T) を形成し、この貯留容器(8a)の外
周側壁と主体(70)の側壁との間に環状の濾過補集具(9)
を配設したものである。尚、貯留容器(8a)は、本体(70)
の内周面の所定の位置に設けた桟(8b)によって支持固定
され、本体(70)の上部に位置させている。
【0035】この構成のものでは、ワン部材(72)を構成
する蓋部(72a) は、中央部に流入口(7a)が設けられたリ
ング上とし、この流入口(7a)の周縁から筒部(72b) が垂
下されて、その下端部が前記貯留容器(8a)によって構成
される封水貯留室(T) 内に没入される構成であり、この
筒部(72b) の内周側が入口側貯留部(T1)、外周側が出口
側貯留部(T2)となっている。
【0036】一方、前記濾過補集具(9) は、環状の容器
部(9a)内に、上方に開放する袋体で且全体として環状に
構成されたフィルター(F) が収容されている。このもの
では、流入口(7a)から流入した洗浄水は、筒部(72b) よ
り内周側の入口側貯留部(T1)、外周側の出口側貯留部(T
2)を通過した後に、貯留容器(8a)の外周側の濾過補集具
(9) に流入し、残滓が捕集される。
【0037】尚、上記実施例では、濾過補集具(9) は、
フィルター(F) を備える構成としたが、これを、多孔板
材によって構成された容器部(9a)のみによって構成する
ようにしてもよい。そして、この濾過補集具(9) を構成
する容器部(9a)及びフィルター(F) の素材としては、透
水性があり且つ残滓が濾過可能なものであればよく、多
孔の板状体のほか、例えば、合成樹脂や金属製のメッシ
ュ状のものが採用できる。
【0038】更に、実施例1及び実施例2では、濾過補
集具(9) を貯留容器(8a)と連結する構成としているが、
濾過補集具(9) を主体(70)に直接装着する構成としても
よい。また、この連結方式として、他の形式のものが採
用できることは言うまでもない。尚、ワン部材(72)は、
主体(70)の段部(71)に載置したが、通水路が確保できる
様な脚部を下面に設け、脚部を貯留容器(8a)に載置させ
てもよい。この場合、流入口(7a)は、主体(70)とワン部
材(72)の外周端との間に形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術における洗浄水濾過装置(7) を装着し
た食器洗浄機の断面図
【図2】本考案実施例の洗浄水濾過装置(7) を装着した
食器洗浄機の断面図
【図3】この洗浄水濾過装置(7) の断面図
【図4】ワン部材(72)の斜視図
【図5】支持軸(L) とブッシング(G) 及び濾過補集具
(9) との係合部の断面図
【図6】実施例2の洗浄水濾過装置(7) の断面図
【図7】実施例3の洗浄水濾過装置(7) の断面図
【符号の説明】
(2) ・・・洗浄室 (23)・・・貯留部 (M) ・・・被洗浄物 (70)・・・主体 (72)・・・ワン部材 (72a) ・・・蓋部 (72b) ・・・筒部 (T1)・・・入口側貯留部 (T2)・・・出口側貯留部 (T) ・・・封水貯留室 (7a)・・・流入口 (9) ・・・濾過捕集具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室(2)の底部に形成される貯留部
    (23)の洗浄水を被洗浄物(M)に噴射する形式の食
    器洗浄機における洗浄水濾過装置において、貯留部(2
    3)の底部に上方に開放する筒状の主体(70)を連設
    し、主体(70)内に上方に開放する封水貯留室(T)
    を形成し、リング状又は円盤状の蓋部(72a)とこれ
    の下面から突出する筒部(72b)とからなるワン部材
    (72)を前記封水貯留室(T)に被冠させると共に前
    記主体(70)又は封水貯留室(T)によって取り外し
    可能に支持し、前記筒部(72b)を前記封水貯留室
    (T)に上方から没入させて入口側貯留部(T)と出
    口側貯留部(T)とに内外に区画連通させ、前記入口
    側貯留部(T)を前記ワン部材(72)に又はその外
    部に設けた流入口(7a)を介して貯留部(23)に連
    通させると共に、出口側貯留部(T)とその下流側部
    分を前記ワン部材(72)によって前記貯留部(23)
    側と空気遮断し、前記出口側貯留部(T)の洗浄水排
    出側部分の全周に接し、かつその上端が前記出口側貯留
    部(T)の上端に略一致するように残滓補集用の濾過
    補集具(9)を連設した食器洗浄機用洗浄水濾過装置。
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