JP2002209826A - 洗浄水タンク内の洗浄水の流出機構 - Google Patents

洗浄水タンク内の洗浄水の流出機構

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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄水タンク内に貯留する洗浄水を排水する
際、洗浄水中のごみを、給水機構に不可欠のポンプフィ
ルタを利用して捕捉するようにする。 【解決手段】洗浄水タンク内の洗浄水の流出機構であ
り、洗浄水タンク23の底部に開口して洗浄水を洗浄室
内に供給する給水管路31、洗浄水を排出する排水管路
33、洗浄水タンク23の底部に配設されて給水管路3
1、排水管路33の開口部を覆蓋するフィルタ装置30
a、排水管路33に抜き差し可能に挿入されてその開口
部を閉鎖するオーバフローパイプ34を備え、フィルタ
装置30aは、両管路31,33の開口部を覆蓋するフ
ィルタ部35、フィルタ部35を貫通状態に起立してオ
ーバフローパイプ34が挿入されるパイプ部36を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗浄機等の洗
浄室の下方に位置して洗浄室内の被洗浄物の洗浄に使用
した洗浄水を貯留する洗浄水タンク内の洗浄水を洗浄室
へ給水するとともに、同洗浄水タンク内の洗浄水を外部
へ排水する2つの機能を有する流出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、食器洗浄機においては、被洗浄
物を洗浄する洗浄室の下方に洗浄水タンクを備ている。
当該洗浄水タンクは、被洗浄物の洗浄に使用して洗浄室
から流下する洗浄水を貯留するもので、洗浄水タンクに
一旦貯留された洗浄水は、洗浄運転中には給水機構の給
水ポンプの駆動により、給水管路を通して再度洗浄室に
供給されて被洗浄物の洗浄水に使用され、また、洗浄運
転終了後には、排水機構の排水バルブを開放して排水管
路を通して外部へ排水される。図1には、給水機構と排
水機構の両機構を備えた従来の食器洗浄機の洗浄水タン
クを概略的に示している。
【0003】当該食器洗浄機において、洗浄水タンク1
0aは、給水機構10bと排水機構10cとを備えてい
るもので、給水機構10bは、洗浄水タンク10aの底
壁部11から起立する側壁部12に設けた給水口に接続
されて洗浄室10dに至る給水管路13と、給水管路1
3の途中に介装された給水ポンプ14と、洗浄水タンク
10aの側壁部12の内側に配設されて給水管路13の
開口部に接続するポンプフィルタ15を備えた構成とな
っている。また、排水機構10cは、洗浄水タンク10
aの底壁部11に設けた排水口に接続されて排水場所に
至る排水管路16と、排水管路16の途中に介装された
排水バルブ17を備えた構成となっている。洗浄水タン
ク10aは、洗浄室10dの下方に配置されていて、洗
浄室10d内の被洗浄物を洗浄して流下する洗浄水をタ
ンクフィルタ18を透過して貯留するものである。
【0004】当該食器洗浄機においては、洗浄運転中に
は給水ポンプ14を駆動して、洗浄水タンク10a内に
貯留する洗浄水をポンプフィルタ15を透過して給水管
路13に流入させ、給水管路13を通して洗浄室内に配
設されている洗浄ノズル等に供給するもので、洗浄室内
に収容されている被洗浄物は洗浄ノズル等から噴出する
洗浄水により洗浄される。噴出した洗浄水は、被洗浄物
を洗浄した後再び洗浄タンク10a内に流下する。
【0005】当該食器洗浄機においては、給水ポンプ1
4の駆動を停止して洗浄運転を停止した後には、排水機
構10cの排水バルブ17を開き、洗浄水タンク10a
内に貯留している洗浄水を排水管路16を通して排水す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該食器洗
浄機においては、被洗浄物の洗浄後の洗浄水には、被洗
浄物に付着していた残菜等のごみが混在していることか
ら、洗浄室10dを流下する洗浄水はタンクフィルタ1
8を透過して洗浄水タンク10a内に貯留されるるよう
になってはいるが、洗浄水タンク10a内に貯留する洗
浄水には、タンクフィルタ18にて捕捉しえないごみが
混在している。
【0007】このため、給水機構10bにおいては、貯
留する洗浄水を洗浄室内に循環供給する場合には、洗浄
水に混在するごみを、給水管路13に流入する直前にポ
ンプフィルタ15にて捕捉する手段が採られている。こ
の結果、洗浄水タンク10a内に貯留する洗浄水には、
タンクフィルタ18にて捕捉しえないごみが漸次増大し
て、ごみは洗浄水タンク10aの底部に沈積するととも
に、洗浄水中および洗浄水上に浮遊する。このため、こ
のような状態にある洗浄水タンク10a内の洗浄水を排
水する場合には、洗浄水に混在するごみは洗浄水ととも
に排出されることになるため、排水機構10cとは別
に、排出された洗浄水中のごみの捕捉手段が必要にな
る。
【0008】従って、本発明の目的は、洗浄水タンク内
に貯留されている洗浄水を排水する場合、洗浄水に混在
するごみを、給水機構で不可欠のポンプフィルタを有効
に利用して効果的に捕捉するようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄水タンク
内の洗浄水の流出機構に関し、特に、洗浄室の下方に位
置して同洗浄室内の被洗浄物の洗浄に使用した洗浄水を
貯留する洗浄水タンク内の洗浄水の流出機構を適用対象
とするものである。
【0010】しかして、本発明に係る流出機構は、前記
洗浄水タンクの底部に開口して同洗浄水タンク内に貯留
する洗浄水を前記洗浄室内に供給する給水管路と、前記
洗浄水タンクの底部に開口して同洗浄水タンク内に貯留
する洗浄水を外部に排出する排水管路と、前記洗浄水タ
ンクの底部に配設されて前記給水管路および前記排水管
路の開口部を覆蓋するフィルタ装置と、前記排水管路に
抜き差し可能に挿入されて同排水管路の開口部を閉鎖す
るオーバフローパイプを備えていること、および、前記
フィルタ装置は、前記給水管路および前記排水管路の開
口部を覆蓋するフィルタ部と、同フィルタ部を貫通状態
に立設されたパイプ部を備え、同パイプ部を通して前記
オーバフローパイプが前記排水管路に挿入されているこ
とを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る洗浄水の流出機構において
は、前記フィルタ装置を、皿状の枠体の底部にフィルタ
材を張設してなるフィルタ部と、前記枠体の前記フィル
タ材の底部に位置する部位に固着されて起立し前記オー
バフローパイプが挿通されるパイプ部を備えた平型フィ
ルタ装置とすることができる。この場合、フィルタ部を
構成する前記枠体を、各角部が滑らかな円弧状に形成す
ることが好ましい。
【0012】また、本発明に係る洗浄水の流出機構にお
いては、前記フィルタ装置を、天板の外周縁から下方に
延びる筒状のフィルタ材からなるフィルタ部と、前記天
板に貫通状態で固着されて起立し前記オーバフローパイ
プが挿通されるパイプ部を備えた箱型フィルタ装置とす
ることができる。この場合、前記天板の上面には取っ手
を設けることが好ましい。
【0013】また、本発明に係る洗浄水の流出機構にお
いては、前記フィルタ装置を、上記した箱型フィルタ装
置を平型フィルタ装置に載置して組み合わせた二重形式
のフィルタ装置とすることができる。
【0014】また、本発明に係る洗浄水の流出機構にお
いて、前記フィルタ装置として前記箱型フィルタ装置を
採用する場合には、前記オーバフローパイプを、前記排
水管路の開口部を開放すべく同排水管路から抜き出す際
に、前記フィルタ装置に掛止される掛止部を備える構成
とすることができる。
【0015】
【発明の作用・効果】本発明に係る洗浄水の流出機構に
おいては、洗浄水の洗浄室への供給運転時には、洗浄水
タンク内に貯留する洗浄水はフィルタ装置のフィルタ部
を透過して給水管路に流入し、給水管路を経て洗浄室に
供給される。これにより、洗浄水タンク内に貯留する洗
浄水に混在するごみは、フィルタ装置のフィルタ部にて
捕捉されて、洗浄室側へ流出するようなことはない。ま
た、この間、洗浄水タンク内に貯留する洗浄水が過剰に
なると、洗浄水の一部がフィルタ装置のフィルタ部を透
過し、パイプ部とオーバフローパイプが形成する環状通
路およびオーバフローパイプの内孔を経て、排水管路に
流入して排水される。
【0016】当該流出機構においては、洗浄水の洗浄室
への供給運転の停止後には、洗浄水タンク内に貯留する
洗浄水を外部へ排水する。洗浄水の排水に当たっては、
オーバフローパイプを排水管路から引き抜いて、排水管
路の開口部を開放する。これにより、洗浄水タンク内に
貯留する洗浄水は、フィルタ装置のフィルタ部を透過過
した後に排水管路に流入して排水される。この間、洗浄
水に混在するごみは、フィルタ装置のフィルタ部に捕捉
されて、外部へ排出されることはない。
【0017】従って、当該流出機構においては、洗浄水
タンク内に貯留されている洗浄水を洗浄室に供給する際
に洗浄水に混在するごみを捕捉すべく機能するフィルタ
装置を、洗浄水タンク内に貯留されている洗浄水を排水
する際に洗浄水に混在するごみを捕捉すべく機能させる
ことができる。すなわち、給水時に不可欠なフィルタ装
置を有効に利用して、排水時のごみを効果的に捕捉する
ことができる。
【0018】本発明に係る流出機構を構成するフィルタ
装置は、給水管路および排水管路の開口部を覆蓋するフ
ィルタ部と、同フィルタ部を貫通状態に立設されたパイ
プ部を備えた構成になっているが、当該フィルタ装置
を、皿状の枠体の底部にフィルタ材を張設してなるフィ
ルタ部と、枠体のフィルタ材の底部に位置する部位に固
着されて起立するパイプ部を備えた平型の形状(平型フ
ィルタ装置)に、また、天板の外周縁から下方に延びる
筒状のフィルタ材からなるフィルタ部と、天板に貫通状
態で固着されて起立するパイプ部を備えた箱型の形状
(箱型フィルタ装置)に構成することができる。
【0019】本発明に係る流出機構において、フィルタ
装置として、このような平型フィルタ装置を採用すれ
ば、フィルタ装置の洗浄水タンク底部に対する脱着をパ
イプ部を把持した状態で行うことができて、その脱着作
業が容易であり、特に、洗浄水タンク底部の定位置に確
実に装着することができる。この場合、平型フィルタ装
置において、フィルタ部を構成する皿状の枠体を絞り加
工等により、その各角部が滑らかな円弧状になるように
形成すれば、枠体およびフィルタ部の隅部等でのごみの
付着が防止され、ごみの局部的な堆積を防止することが
できる。
【0020】また、本発明に係る洗浄水の流出機構にお
いて、フィルタ装置として、上記した箱型フィルタ装置
を採用した場合においても、フィルタ装置の洗浄水タン
ク底部に対する脱着をパイプ部を把持した状態で行うこ
とができて、その脱着作業が容易であり、特に、洗浄水
タンク底部の定位置に確実に装着することができること
は勿論であり、さらには、下記のごとき作用効果を奏す
るものである。
【0021】すなわち、箱型フィルタ装置を採用するこ
とにより、フィルタ部の面積を大きく設定することがで
きるとともに、フィルタ部と給水管路の開口部との間に
大きい間隔を確保することができるため、給水ポンプの
吸水圧により洗浄水に混在するごみがフィルタ部に局部
的に集中して捕捉されるようなことがなく、ごみがフィ
ルタ部に局部的に集中して捕捉されることに起因する吸
水不足が解消され、かつ、洗浄水の給水時のエアの巻き
込みも解消される。
【0022】また、本発明に係る洗浄水の流出機構にお
いて、フィルタ装置として、箱型フィルタ装置を平型フ
ィルタ装置に載置して組み合わせた二重形式のフィルタ
装置として採用する場合には、両フィルタ装置のフィル
タ部の透過穴を互いに異なる大きさに設定することによ
り、洗浄水に混在する大小それぞれのごみの多くを捕捉
することができる。
【0023】なお、箱型フィルタ装置においては、天板
の上面に取っ手を設けることにより、当該フィルタ装置
の脱着作業を容易にすることができる。また、オーバフ
ローパイプ側に、排水管路の開口部を開放すべく同排水
管路から抜き出す際に、フィルタ装置に掛止される被掛
止部を設けることにより、オーバフローパイプを排水管
路から完全に抜き出す際に箱型フィルタ装置に掛止し
て、箱型フィルタ装置を一体に取り外すことができる利
点がある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図2は、本発明の一例に係る洗浄水の流出機構
を装備した食器洗浄機の洗浄水タンクを概略的に示して
いる。当該食器洗浄機においては、機本体21の内部が
隔壁部材22で上下に区画されていて、隔壁部材22の
下方が洗浄水を貯留する洗浄水タンク23に形成され、
かつ、隔壁部材22の上方が洗浄室24に形成されてい
る。被洗浄物である食器類は、ラックに収納された状態
で洗浄室24に収容されて、洗浄水タンク23内に貯留
する洗浄水で洗浄されかつすすぎされる。
【0025】なお、符号25aは模式的に示す洗浄ノズ
ルであって、洗浄水タンク23の底部に立設した支持柱
25bの先端部に脱着可能に取付けられており、食器類
は洗浄ノズル25aから噴出する洗浄水により下方から
洗浄されるようになっている。また、支持柱25bには
図示しないすすぎノズルも脱着可能に取付けらていて、
食器類は洗浄ノズル25aから噴出する洗浄水により下
方からすすぎされる。洗浄室24には、上方にも洗浄ノ
ズルおよびすすぎノズルが配設されていて、食器類は、
これらの洗浄ノズルやすすぎノズルから噴出する洗浄水
によっても、洗浄室24に上方から洗浄されかるすすぎ
されるようになっている。
【0026】隔壁部材22は、洗浄室24の底部を形成
しているが、隔壁部材22に設けた開口部の周縁部に
は、タンクフィルタ26が載置されている。従って、洗
浄室24の各ノズルから噴出して食器類を洗浄、すすぎ
等を行った洗浄水は、タンクフィルタ26を透過して洗
浄水タンク23内に流下して貯留される。当該洗浄水タ
ンク23の底部には、本発明の一例に係る洗浄水の流出
機構30が配設されている。
【0027】流出機構30は、洗浄水タンク23の底部
に開口して洗浄水タンク23内に貯留する洗浄水を洗浄
室24の各ノズルへ供給する給水管路31と、給水管路
31の途中に介装されている給水ポンプ32と、洗浄水
タンク23の底部に開口して洗浄水タンク23内に貯留
する洗浄水を外部へ排出する排水管路33と、洗浄水タ
ンク23の底部に配設されて給水管路31および排水管
路33の開口部を覆蓋するフィルタ装置30aと、排水
管路33に抜き差し可能に挿入されて排水管路33の開
口部を先端部34aにて閉鎖するオーバフローパイプ3
4とにより構成されている。
【0028】流出機構30を構成するフィルタ装置30
aは、図3に示すように、フィルタ部35とパイプ部3
6とからなるもので、フィルタ部35は長方形状で皿状
の枠体35aの底部にパンチングメタル等の水透過性の
フィルタ材35bを取付けられて形成されているもので
ある。また、パイプ部36は円筒状のパイプを枠体の底
部の梁部にて固着して形成されているもので、フィルタ
材35bを貫通した状態にある。
【0029】当該フィルタ装置30aは、洗浄水タンク
23の底部に設けた凹所23aの周縁部に載置されてい
て、フィルタ部35が凹所23aの底部にて開口してい
る給水管路31、排水管路33の開口部を覆蓋してい
る。パイプ部36には、オーバフローパイプ34が抜き
差し可能に挿入されていて、パイプ部36の内周面との
間に円環状の通路36aを形成している。
【0030】オーバフローパイプ34は、先端部34a
が紡錘形に形成されて開口するとともに、頭部側の周壁
に、内孔34bに連通する複数の流入穴を有するもの
で、フィルタ装置30aのパイプ部36を通して、排水
管路33の開口部から排水管路33内に挿入されてい
て、先端部34aが排水管路33の開口部に設けた絞り
部33aに嵌合している。この嵌合状態においては、オ
ーバフローパイプ34は排水管路33の開口部を閉鎖し
ていて、排水管路33はオーバフローパイプ34の内孔
34bを通してのみ洗浄水タンク23に連通している。
【0031】かかる構成の流出機構30を装備した食器
洗浄機においては、洗浄運転時には、給水ポンプ32を
駆動させて洗浄水タンク23内に貯留する洗浄水を、給
水管路31を通して各ノズルに供給して、洗浄室24内
に収容されている食器類の洗浄、すすぎを行う。洗浄お
よびすすぎに使用した洗浄水は、洗浄室24内を流下し
て、洗浄室24の底部に配置したタンクフィルタ26を
透過して洗浄水タンク23内に還流する。
【0032】この間、洗浄水タンク23内に貯留する洗
浄水は、フィルタ装置30aのフィルタ部35を透過し
て給水管路31に流入し、給水管路31を経て洗浄室2
4の各ノズルに供給される。
【0033】これにより、洗浄水タンク23内に貯留す
る洗浄水に混在するごみは、フィルタ装置30aのフィ
ルタ部35にて捕捉されて、洗浄室24側へ流出させる
ことはない。また、この間、洗浄水タンク23内に貯留
する洗浄水が過剰になると、洗浄水の一部がフィルタ装
置30aのフィルタ部35を透過して、パイプ部36と
オーバフローパイプ34が形成する環状通路36aおよ
びオーバフローパイプ34の内孔34bを経て、排水管
路33に流入して排水される。
【0034】当該食器洗浄機においては、洗浄運転の停
止後には、洗浄水タンク23内に貯留する洗浄水を外部
へ排水する。洗浄水の排水に当たっては、オーバフロー
パイプ34を排水管路33から引き抜いて、排水管路3
3の絞り部33aを開放する。これにより、洗浄水タン
ク23内に貯留する洗浄水は、フィルタ装置30aのフ
ィルタ部35を透過して排水管路33の開口部から内孔
に流入して排水される。この間、洗浄水に混在するごみ
は、フィルタ装置30aのフィルタ部35に捕捉され
て、外部へ排出されることはない。
【0035】従って、当該流出機構30においては、洗
浄水タンク23内に貯留されている洗浄水を洗浄室24
側に供給する際に洗浄水に混在するごみを捕捉すべく機
能するフィルタ装置30aを、洗浄水タンク23内に貯
留されている洗浄水を排水する際に洗浄水に混在するご
みを捕捉すべく機能させることができる。すなわち、給
水時に不可欠なフィルタ装置30aを有効に利用して、
排水時のごみを効果的に捕捉することができる。
【0036】また、当該食器洗浄機が装備するフィルタ
装置30aは、給水管路31および排水管路33の開口
部を覆蓋するフィルタ部35と、フィルタ部35を貫通
状態に立設されたパイプ部36を備えた平型フィルタ装
置に構成されている。当該フィルタ装置30aは、洗浄
水タンク23の底部の凹所23aに対する脱着をパイプ
部36を把持した状態で行うことができて、その脱着作
業が容易であり、特に、洗浄水タンク23の定位置であ
る凹所23aの周縁部に確実に装着することができる。
【0037】当該フィルタ装置30aにおいては、フィ
ルタ部35を構成する皿状の枠体35aが、絞り加工等
により、その各角部が滑らかな円弧状になるように形成
されているため、フィルタ部35の隅部等でのごみの付
着が防止され、ごみの局部的な堆積を防止することがで
きる。
【0038】図4は、本発明に係る流出機構30を構成
するフィルタ装置の第2の実施形態を示している。当該
フィルタ装置30bは、箱型フィルタ装置であって、フ
ィルタ部37とパイプ部38とからなり、フィルタ部3
7は、皿状の枠体37aと、枠体37a上に起立するパ
ンチングメタル等のフィルタ材からなる長方形の筒体3
7bと、筒体37bの上側開口部を覆蓋する天板37c
と、天板37cの上面に設けた取っ手37dにより構成
されている。筒体37bには底部がなくて、筒体37b
は下方に開口していて、その下端縁部にて枠体37aの
内周縁部に固着されて、枠体37aに対して起立状態に
ある。パイプ部38は、円形状の筒体からなるもので、
天板37cに貫通状態で固着されている。
【0039】当該フィルタ装置30bは、平型フィルタ
装置であるフィルタ装置30aと同様に使用されるもの
で、洗浄水タンク23の凹所23aの周縁部に載置さ
れ、パイプ部38にはオーバフローパイプ34が挿入さ
れて使用される。オーバフローパイプ34は、フィルタ
装置30aの場合と同様に使用されて同様に機能する。
【0040】当該フィルタ装置30bにおいては、特
に、フィルタ部37のフィルタ機能部が長方形の筒体3
7bにて構成されているため、フィルタ面積を大きく設
定することができるとともに、フィルタ機能部である筒
体37bと給水管路31の開口部との間に大きい間隔を
確保することができ、給水ポンプ32の吸水圧により洗
浄水に混在するごみが筒体37bの外周側に局部的に集
中して捕捉されるようなことがなく、ごみがフィルタ機
能部に局部的に集中して捕捉されることに起因する吸水
不足が解消され、かつ、洗浄水の給水時のエアの巻き込
みが解消されることになる。
【0041】また、当該フィルタ装置30bにおいて
は、フィルタ機能部である筒体37bの上方開口部を覆
蓋する天板37cを設けている。このため、天板37c
は筒体37bの蓋として機能し、洗浄水タンク23内に
貯留する洗浄水の水面が低下した場合でも、筒体37b
の上方開口部からのエアの巻き込みがなく、洗浄室24
に対する洗浄水の給水が円滑になされる。さらには、こ
のように機能する天板37cの上面には、取っ手37d
を設けているため、取っ手37dを使用することにより
その脱着作業を容易に行うことができ、特に、洗浄水タ
ンク23の定位置である凹所23aの周縁部に確実に装
着することができる。
【0042】図5は、本発明に係る流出機構30を構成
するフィルタ装置の第3の実施形態を示している。当該
フィルタ装置30cは、平型フィルタ装置30aと箱型
フィルタ装置30bを組合わせて併用しているもので、
箱型フィルタ装置30bは、そのパイプ部38に平型フ
ィルタ装置30aのパイプ部36を挿通させた状態で、
平型フィルタ装置30aのフィルタ部35上に載置して
組合わされている。当該フィルタ装置30cにおいて
は、洗浄水タンク23の底部における凹所23aの周縁
部に載置した状態で使用され、パイプ部36にはオーバ
フローパイプ34が挿入されて使用される。オーバフロ
ーパイプ34は、フィルタ装置30a,30bの場合と
同様に使用されて同様に機能する。
【0043】当該フィルタ装置30cにおいては、平型
フィルタ装置30aと箱型フィルタ装置30bを組合わ
せた二重形式のフィルタ装置に構成されいるため、ごみ
の捕捉機能が高く、洗浄水タンク23内に貯留する洗浄
水に残菜等のごみが大量に混在している場合でも十分に
対処することができる。また、両フィルタ装置30a,
30bのフィルタ部35,37の透過穴を互いに異なる
大きさに設定することにより、洗浄水に混在する大小そ
れぞれのごみの多くを捕捉することができる。
【0044】当該フィルタ装置30cにおいては、洗浄
水タンク23内の洗浄水を排水する場合には、オーバフ
ローパイプ34を引き抜いて排水管路33の絞り部33
aを開放するが、オーバフローパイプ34を引き抜く際
に、箱型フィルタ装置30bを取り外す。これにより、
洗浄水は、箱型フィルタ装置30bにて捕捉されている
ごみが除去された状態で、平型フィルタ装置30aのフ
ィルタ部35を透過して排水されることになり、洗浄水
に混在するごみはフィルタ部35にて確実に捕捉される
ことになる。
【0045】図6および図7には、箱型フィルタ装置と
オーバフローパイプとの間に掛止手段を設けた例を示し
ている。図6に示す箱型フィルタ装置30bとオーバフ
ローパイプ39との掛止手段は、同図(a)に示すよう
に、オーバフローパイプ39の先端側に設けた被掛止リ
ング39aと、箱型フィルタ装置30bのパイプ部37
にて構成されている。
【0046】当該箱型フィルタ装置30bおよびオーバ
フローパイプ39を装備した食器洗浄機において、洗浄
水タンク23内に貯留する洗浄水を外部へ排水する際に
は、すでに詳述しているように、オーバフローパイプ3
9を排水管路33から引き抜いて排水管路33の絞り部
33aを開放するが、オーバフローパイプ39を排水管
路33から完全に引き抜く際には、図6(b)に示すよ
うに、オーバフローパイプ39の先端側の被掛止リング
39aが箱型フィルタ装置30bのパイプ部33の下端
部に掛止される。従って、オーバフローパイプ39を完
全に引き抜く場合には、箱型フィルタ装置30bはオー
バフローパイプ39に掛止した状態で、オーバフローパ
イプ39と一体に取り外される。
【0047】また、図7に示す箱型フィルタ装置30b
とオーバフローパイプ39との掛止手段は、同図(a)
に示すように、オーバフローパイプ39の頭部側に設け
た被掛止アーム39bと、箱型フィルタ装置30bの天
板37cの上面に設けた掛止枠37eにて構成されてい
る。オーバフローパイプ39側の被掛止アーム39b
は、箱型フィルタ装置30b側の掛止枠37e内に臨ん
でいる。
【0048】当該箱型フィルタ装置30bおよびオーバ
フローパイプ39を装備した食器洗浄機において、洗浄
水タンク23内に貯留する洗浄水を外部へ排水する際に
は、上記したと同様に、オーバフローパイプ39を排水
管路33から引き抜いて排水管路33の絞り部33aを
開放するが、オーバフローパイプ39を排水管路33か
ら完全に引き抜く際には、図7(b)に示すように、オ
ーバフローパイプ39側の被掛止アーム39bが箱型フ
ィルタ装置30b側の掛止枠37eに掛止される。従っ
て、オーバフローパイプ39を完全に引き抜く場合に
は、箱型フィルタ装置30bはオーバフローパイプ39
に掛止した状態で、オーバフローパイプ39と一体に取
り外される。
【0049】従って、このような掛止手段を有するは箱
型フィルタ装置30bおよびオーバフローパイプ39を
使用した場合には、洗浄水の排水終了後、フィルタ装置
30bをオーバフローパイプ39と一体に取り外すこと
ができる。また、このような掛止手段を有するは箱型フ
ィルタ装置30bと平型フィルタ装置30aを併用して
オーバフローパイプ39を使用した場合には、洗浄水を
排水する際、フィルタ装置30bをオーバフローパイプ
39と一体に取り外すことができる。このため、箱型フ
ィルタ装置30bの洗浄水タンク23に対する取付け、
取外しを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給水機構と排水機構の両機構を備えた従来の食
器洗浄機の洗浄水タンクを概略的に示す構成図である。
【図2】本発明の一例に係る洗浄水の流出機構を装備し
た食器洗浄機の洗浄水タンクを概略的に示す構成図であ
る。
【図3】同流出機構を構成するフィルタ装置の一例を示
す平面図(a)、および同図のb−b線に沿う縦断面図
(b)である。
【図4】同フィルタ装置の他の例を示す縦断面図
(a)、および平面図(b)である。
【図5】同フィルタ装置のさらに他の例を示す縦断面図
(a)、および平面図(b)である。
【図6】掛止手段の一例を備えたオーバフローパイプを
備えたフィルタ装置の一部縦断側面図(a),(b)で
ある。
【図7】掛止手段の他の一例を備えたオーバフローパイ
プを備えたフィルタ装置の一部縦断側面図(a),
(b)である。
【符号の説明】
10a…洗浄水タンク、10b…給水機構、10c…排
水機構、10d…洗浄室、11…底壁部、12…側壁
部、13…給水管路、14…給水ポンプ、15…ポンプ
フィルタ、16…排水管路、17…排水バルブ、18…
タンクフィルタ、21…機本体、22…隔壁部材、23
…洗浄水タンク、23a…凹所、24…洗浄室、25a
…洗浄ノズル、25b…支持柱、26…タンクフィル
タ、30…流出機構、31…給水管路、32…給水ポン
プ、33…排水管路、33a…絞り部、34…オーバフ
ローパイプ、34a…先端部、34b…内孔、30a,
30b,30c…フィルタ装置、35…フィルタ部、3
5a…枠体、35b…フィルタ材、36…パイプ部、3
6a…環状通路、37…フィルタ部、37a…枠体、3
7b…筒体、37c…天板、37d…取っ手、37e…
掛止枠、38…パイプ部、39…オーバフローパイプ、
39a…被掛止リング、39b…被掛止アーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/04 530A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄室の下方に位置して同洗浄室内の被洗
    浄物の洗浄に使用した洗浄水を貯留する洗浄水タンクに
    おける洗浄水の流出機構であり、当該流出機構は、前記
    洗浄水タンクの底部に開口して同洗浄水タンク内に貯留
    する洗浄水を前記洗浄室内に供給する給水管路と、前記
    洗浄水タンクの底部に開口して同洗浄水タンク内に貯留
    する洗浄水を外部へ排出する排水管路と、前記洗浄水タ
    ンクの底部に配設されて前記給水管路および前記排水管
    路の開口部を覆蓋するフィルタ装置と、前記排水管路に
    抜き差し可能に挿入されて同排水管路の開口部を閉鎖す
    るオーバフローパイプを備えてなり、前記フィルタ装置
    は、前記給水管路および前記排水管路の開口部を覆蓋す
    るフィルタ部と、同フィルタ部を貫通状態に立設された
    パイプ部を備え、同パイプ部を通して前記オーバフロー
    パイプが前記排水管路に挿入されていることを特徴とす
    る洗浄水タンク内の洗浄水の流出機構。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗浄水タンク内の洗浄水
    の流出機構において、前記フィルタ装置は、皿状の枠体
    の底部にフィルタ材を張設してなるフィルタ部と、前記
    枠体の前記フィルタ材部の底部に位置する部位に固着さ
    れて起立し前記オーバフローパイプが挿通されるパイプ
    部を備えた平型フィルタ装置であることを特徴とする洗
    浄水タンク内の洗浄水の流出機構。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の洗浄水タンク内の洗浄水
    の流出機構において、前記フィルタ装置は、天板の外周
    縁から下方に延びる筒状のフィルタ材からなるフィルタ
    部と、前記天板に貫通状態で固着されて起立し前記オー
    バフローパイプが挿通されるパイプ部を備えた箱型フィ
    ルタ装置であることを特徴とする洗浄水タンク内の洗浄
    水の流出機構。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の洗浄水タンク内の洗浄水
    の流出機構において、前記フィルタ装置は、請求項2に
    記載の平型フィルタ装置と請求項4に記載の箱型フィル
    タ装置を組合わせてなる二重形式のフィルタ装置であっ
    て、前記箱型フィルタ装置は、前記平型フィルタ装置に
    載置されて組合わせていることを特徴とする洗浄水タン
    ク内の洗浄水の流出機構。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4に記載の洗浄水
    タンク内の洗浄水の流出機構において、前記オーバフロ
    ーパイプは、前記排水管路の開口部を開放すべく同排水
    管路から抜き出す際に、前記フィルタ装置に掛止される
    掛止部を備えていることを特徴とする洗浄水タンク内の
    洗浄水の流出機構。
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