JP4615694B2 - 浄水装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば井戸水に溶存する不純物(臭い、濁り、砂粒等)を取り除く浄水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
給水ポンプを介して井戸から揚水される井戸水には、臭い、濁りおよび砂粒のような多くの不純物が含まれる場合がある。この不純物を取り除くための浄水装置として、従来、安価な粉末活性炭を濾過材として使用したものが知られている。この従来の浄水装置では、濾過された浄水が導かれる浄水出口に織布や不織布を用いた通水性のフィルタを配置し、粉末活性炭の流出を防止している。
【0003】
ところで、浄水装置で濾過される不純物中には、殺菌のために注入された残留塩素のようにフィルタの目詰まりを引き起こさない成分と、濁りの原因となる懸濁物質や砂粒のようにフィルタで捕捉された時に、このフィルタの目詰まりを引き起こす成分とが含まれている。
【0004】
このため、浄水出口にフィルタを配した従来の浄水装置では、井戸水に含まれる不純物の浄化処理が進むに従い、目詰まりを引き起こす成分(砂粒、懸濁物質)と目詰まりを引き起こさない成分(残留塩素)とが粉末活性炭と混在した状態でフィルタの表面に積層されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の浄水装置では、フィルタで捕捉された不純物と粉末活性炭とを分離することができないために、例えばフィルタの目詰まりが顕著となって、このフィルタが使用限界に達した場合に、粉末活性炭を不純物と一緒に洗い流して新しい粉末活性炭と取り換えなくてはならない。このため、粉末活性炭の吸着性能が限界に達していなくとも、これを廃棄する必要があり、粉末活性炭が無駄となるのは勿論のこと、非常に不経済なものとなる。
【0006】
特に新しい井戸では、設置初期において井戸水中に細かい砂粒が多量に含まれるために、フィルタの目詰まりが頻繁に発生し、不純物を除去するためのメンテナンスの周期が短くなる。このため、メンテナンスの度に粉末活性炭の交換を余儀なくされ、使用者は多大なコスト的な負担を強いられることになる。
【0007】
これを改善するものとして、中空糸膜を円筒状に成形した砂・濁り除去用のフィルタと活性炭フィルタとを組み合わせた浄水装置が知られている。この浄水装置によると、フィルタが使用限界に達した時には、このフィルタ自体を新たなものと交換すれば良く、面倒なフィルタの清掃作業が不要となってメンテナンスを容易に行うことができる。しかしながら、このフィルタは使い捨てを前提に設計されているため、フィルタの価格が割高となってしまい、コスト的な面において有効な改善策とはなり得ないといった問題がある。
【0008】
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、第1ないし第3のフィルタを夫々使用限界まで繰り返し使用することができ、経済的かつ安価でメンテナンスも容易に行える浄水装置の提供を目的とする
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1浄水装置は、
流入口および流出口を有するベースと、ベースに取り外し可能に被せられるとともに、上記ベースと協働して上記流入口および上記流出口に連なるフィルタ収容室を構成するフィルタカバーと、を備えた装置本体と、
上記フィルタ収容室に取り出し可能に収容され、上記流入口から上記フィルタ収容室に導かれる水を浄化するフィルタユニットと、
上記装置本体の上記ベースから突出された支柱に取り外し可能に支持され、上記ベースとの間で上記フィルタユニットを挟み込むフィルタ押えと、を備えている。
上記フィルタユニットは、活性炭を筒状に成形することにより構成され、一端に上記流出口に連なる浄水出口を有する第1のフィルタと、この第1のフィルタの浄水出口を除いた部分を覆うとともに、第1のフィルタが取り出し可能な第2のフィルタと、上記第1のフィルタを覆った上記第2のフィルタを取り囲むとともに上記フィルタ収容室に露出された筒状の第3のフィルタとを有し、上記第3のフィルタおよび上記第2のフィルタで覆われた上記第1のフィルタが、上記フィルタ押えにより押圧されて上記ベースに取り外し可能に支持されていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によれば、活性炭を主成分とする第1のフィルタの上流に、目詰まりの要因となる砂粒および濁りの原因となる懸濁物質等を除去する第2および第3のフィルタが位置するので、先に目詰まりの原因となる不純物成分を二段階に亙って除去した後に、目詰まりの原因とならない残った不純物成分を第1のフィルタにより吸着除去することができる。
第2および第3のフィルタが使用限界に達した時は、ベースからフィルタカバーを取り外してフィルタユニットを露出させた後に、フィルタ押えによるフィルタユニットの押圧を解除する。この状態で、第3のフィルタおよび第2のフィルタで覆われた第1のフィルタを夫々ベースから取り外すとともに、第2のフィルタから第1のフィルタを取り出す。したがって、第1のフィルタは、活性炭の不純物吸着性能が限界に達するまで繰り返し使用することができる。
さらに、フィルタカバーをベースから取り外すことでフィルタユニットの第3のフィルタを大きく露出させることができる。このため、第3のフィルタの目詰まり状況の確認作業やフィルタユニットの脱着作業を容易に行なうことができる。
【0012】
しかも、第2および第3のフィルタは、個々にフィルタ収容室から取り出しが可能であるから、捕捉した不純物を除去することで容易に再生することができる。そのため、再生した第2および第3のフィルタをフィルタ収容室に組み込んで繰り返し使用することができ、経済的である。
【0013】
また、第1ないし第3のフィルタは、個々に形状が定まっているので、フィルタ収容室への取り付け、およびフィルタ収容室からの取り出し時の作業性が向上し、浄水装置のメンテナンスを簡単に行うことができる。
【0014】
請求項2によれば、第3のフィルタは、帯状をなす目の粗い第1の濾過材と、この第1の濾過材の長手方向に沿って千鳥状に並べて積層され、上記第1の濾過材よりも目の細かい多数の第2の濾過材とを備えている。そして、第1の濾過材と第2の濾過材とは、第1の濾過材を中空筒状に巻き上げることで複数層に亙って交互に積層されているので、第3のフィルタの内部に目の細かい部分と目の粗い部分とが混在された状態となる。
【0015】
このため、フィルタ収容室に導かれた水は、第3のフィルタを表層から内層に向けて透過する際に、主に第2の濾過材よりも通水抵抗の小さな第1の濾過材の箇所を選ぶように流れ、この水が第3のフィルタの厚み方向に短絡して流れることはない。このため、第3のフィルタの内部での水の流れ経路が蛇行状に屈曲され、水と第1および第2の濾過材との接触面積が増大する。この結果、全ての第2の濾過材を利用して水中に含まれる不純物を除去することができ、不純物の除去容量が増大するとともに、第3のフィルタが目詰まりを起こし難くなる。
【0016】
請求項3によれば、第2の濾過材の幅寸法は、第1の濾過材の幅寸法の50%〜80%に設定されているとともに、上記第2の濾過材の長さ寸法は、上記第1の濾過材の一巻き分の長さ寸法に対応するように設定されている。そして、この第2の濾過材は、第1の濾過材の両側縁部に沿わせて一巻き分ずつ幅方向に交互にずらして千鳥状に並べられているので、第1の濾過材を円筒状に巻き上げた時に、目の細かい第2の濾過材は、互いに重なり合う層間において、第1の濾過材を間に挟んで第3のフィルタの軸方向に途切れることなく配置される。
【0017】
このため、不純物を含む水が第3のフィルタを透過する際に、この水は必ず第2の濾過材を経由して流れることになり、水中に含まれる不純物を第2の濾過材によって確実に捕捉することができる。
【0018】
請求項4によれば、第3のフィルタの第1および第2の濾過材は、濾紙、織布又は不織布のような柔軟な材料にて構成されているので、水を含ませて手で揉むように洗浄することができ、捕捉した不純物を容易に除去することができる。
【0019】
また、第2の濾過材は、第2のフィルタと同等の濾過性能を有するので、水を浄化する際に第2のフィルタと第3のフィルタとに加わる負担が同等となり、不純物による目詰まりを抑えつつ、この不純物を効率良く除去することができる。
【0020】
請求項5によれば、第2のフィルタは、濾紙、織布又は不織布のような柔軟な通水性材料を用いて袋状に形成されているので、第2のフィルタが捕捉した不純物により第2のフィルタに目詰まりが生じた際には、第2のフィルタに水を含ませて手で揉むように洗うことで不純物を容易に除去することができる。しかも、第2のフィルタで第1のフィルタを覆う際には、第2のフィルタ内に第1のフィルタを挿入するだけで良く、作業に手間を要しない。
【0021】
請求項6によれば、第3のフィルタは、遮水性シートとは反対側に開口部を有し、装置本体の上記ベースは、上記第3のフィルタが突き合わされる底壁を有し、この底壁に上記第3のフィルタの開口部に嵌合されて、上記第3のフィルタの内面に全周に亙って接する筒状の起立壁を設置したので、この起立壁によって第3のフィルタをベースの底壁上にしっかりと保持することができる。このため、フィルタ収容室に供給される水の圧力により第3のフィルタが変形して傾いたり、浮き上がるのを防止でき、この第3のフィルタと底壁との密着状態を良好に維持することができる。
【0022】
しかも、第3のフィルタの内面は、水圧によって起立壁に押し付けられるので、第3のフィルタとフィルタ収容室の底壁との間に隙間が生じることはない。このため、浄化処理前の水が第3のフィルタを通らずに直接第2のフィルタに導かれるのを防止でき、第2のフィルタが早期のうちに目詰まりを起こすことはない。
【0023】
請求項7によれば、フィルタカバーは、ベースとは反対側の上部にフィルタ収容室に連なる空気抜き弁を有するので、フィルタカバーがフィルタユニットを覆うような形状であるにも拘わらず、浄水装置の据え付け時又はメンテナンス時にフィルタ収容室に残った空気を簡単かつ確実に排出することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図1ないし図11にもとづいて説明する。
【0026】
図1において、符号1は地中深く掘られた井戸を示している。この井戸1の内部には、揚水管2が挿入されている。揚水管2の上端部は地上に引き出されており、この揚水管2の上端部に井戸水を汲み上げる給水ポンプ3が接続されている。給水ポンプ3の吐出口(図示せず)と蛇口4とは、給水配管5を介して接続されており、この給水配管5の途中に井戸水に含まれる臭い、濁りの原因となる懸濁物質および砂粒等を除去するための浄水装置6が設置されている。
【0027】
浄水装置6は、建屋の外に設置された中空円筒状の装置本体7を有している。装置本体7は、ベース8と、このベース8に取り外し可能に被せられたフィルタカバー9とで構成されている。ベース8は、底壁11と、この底壁11の周縁から立ち上がる周壁12とを有する皿状をなしている。このベース8は、周壁12に開口された流入口13および流出口14を有している。流入口13は、逆止弁15を介して給水配管5の上流部分5aに接続されているとともに、流出口14は、給水配管5の下流部分5bに接続されている。また、周壁12の上端には、ベース8の外側方に向けて直角に折り返されたフランジ部16が形成されている。
【0028】
図1ないし図3に示すように、ベース8の底壁11は、下向きに張り出す凹部18を有している。凹部18は、リング状をなしており、底壁11の中央部に同心状に形成されている。この凹部18は、底壁11に形成した導水路19を介して流出口14に接続されている。また、ベース8は、底壁11の上面から立ち上がる起立壁20を有している。起立壁20は、周壁12の内側において凹部18を同軸状に取り囲んでおり、この起立壁20の高さ寸法は、周壁12の高さ寸法よりも小さく設定されている。
【0029】
底壁11の中央部には、円盤状の支持板21が重ね合わされている。支持板21は、凹部18の開口端を閉塞しており、この支持板21には、四つの連通口22が形成されている。図3に示すように、連通口22は、正方形の四つの角部の位置関係を保つように並べて配置されており、夫々上記凹部18に開口されている。
【0030】
また、底壁11の中央部には、支柱24が配置されている。支柱24は、その軸方向に沿う両端部に第1および第2のねじ部24a,24bを有し、この支柱24の一端の第1のねじ部24aが支持板21を貫通して底壁11の中央部にねじ込まれている。そのため、支柱24は、垂直に起立した姿勢でベース8の底壁11に固定されている。
【0031】
上記フィルタカバー9は、一端に開口部26を有する円筒部27と、この円筒部27の開口部26とは反対側の他端を閉塞する天板部28とを有し、全体として下向きに開口された中空筒状をなしている。円筒部27の開口部26に臨む縁部には、外向きに直角に折り返されたフランジ部29が形成されている。
【0032】
フィルタカバー9は、そのフランジ部29をベース8のフランジ部16に突き合わせるとともに、これらフランジ部16,29の周方向に沿う複数箇所を図示しないボルトで締め付けることによりベース8に取り外し可能に連結されている。このフィルタカバー9とベース8との連結部分は、ベース8の底壁11に隣接した箇所に位置されている。そして、フィルタカバー9は、ベース8と協働してフィルタ収容室30を構成しており、このフィルタ収容室30に給水ポンプ3を介して汲み上げられた井戸水が流入口13を通じて供給されるようになっている。
【0033】
フィルタ収容室30には、井戸水中に含まれる臭い、濁りおよび砂粒のような不純物を浄化するフィルタユニット31が取り出し可能に収容されている。フィルタユニット31は、第1ないし第3のフィルタ32〜34を有している。
【0034】
第1のフィルタ32は、井戸水の臭い成分を吸着除去するためのもので、本実施形態の場合は四本準備されている。図4ないし図6に示すように、第1のフィルタ32は、夫々活性炭成形層36を備えている。活性炭成形層36は、繊維状、粒状又は顆粒状活性炭を中空円筒状に成形したもので、上記フィルタ収容室30に流入する井戸水の圧力を受けても変形・型崩れを起こさないように堅牢に形成されている。
【0035】
活性炭成形層36の外周面は、通水性を有する外側不織布37によって覆われている。また、活性炭成形層36の内周面は、通水性を有する内側不織布38によって覆われており、この活性炭成形層36の内側に多数の通孔39を有する内側コア40が嵌合されている。内側コア40は、内側不織布38に重ね合わされて活性炭成形層36の内側に浄水通路41を構成している。
【0036】
活性炭成形層36の両端部には、夫々パッキン42,43が取り付けられている。パッキン42,43は、活性炭成形層36の両端面を覆う平坦な端板44を有し、この端板44の中央部に浄水通路41に連なる浄水出口45が形成されている。
【0037】
第2のフィルタ33および第3のフィルタ34は、井戸水に含まれる砂粒や懸濁物質のような目詰まりの原因となる成分を除去するためのものである。第2のフィルタ33は、例えば孔径が0.1〜数μmの無数の通孔を有する柔軟な通水性の濾紙、織布又は不織布を袋状に形成したもので、図7に示すように、上記第1のフィルタ32と同等の長さ寸法を有している。そして、第2のフィルタ33の一端には、第1のフィルタ32が取り出し可能に挿入される挿入口47が開口されており、この挿入口47の開口周縁部には、結束用の紐48が通されている。
【0038】
四本の第1のフィルタ32は、夫々パッキン43を先頭にした姿勢で第2のフィルタ33の内部に挿入されており、この挿入後に紐48を縛って挿入口47の開口周縁部をパッキン42の外周面に密着させることにより、第2のフィルタ33の内部に取り出し可能に収容されている。そのため、第2のフィルタ33は、第1のフィルタ32のうちパッキン42の浄水出口45を除く範囲を連続して覆っている。
【0039】
図2や図4に示すように、外方に露出された第1のフィルタ32の浄水出口45は、夫々ゴム製の取り付け座49を介して上記ベース8の凹部18に接続されている。取り付け座49は、円筒部50と、この円筒部50の外周面から径方向外側に張り出すフランジ部51とを一体に有している。円筒部50は、第1のフィルタ32の浄水出口45と支持板21の連通口22とに跨って液密に嵌合されているとともに、フランジ部51は、第1のフィルタ32の端板44と支持板21との間で挟み込まれている。
【0040】
そのため、第2のフィルタ33で覆われた四本の第1のフィルタ32は、支持板21上において垂直に起立されているとともに、正方形の四つの角部の位置関係を保って互いに隣接されている。そして、これら四本の第1のフィルタ32で囲まれた中央部分に上記支柱24が位置されており、この支柱24の上端は、第1のフィルタ32の上端よりも上方に突出されている。
【0041】
上記第3のフィルタ34は、第2のフィルタ33で覆われた四本の第1のフィルタ32を取り囲むような中空の円筒状をなしている。この第3のフィルタ34は、図9の(A)に見られるように、帯状をなす第1の濾過材53と、この第1の濾過材53に積層された多数の第2の濾過材54とで構成されている。
【0042】
第1の濾過材53は、例えば孔径が数十μmの無数の通孔を有する柔軟な通水性の濾紙、織布又は不織布にて構成され、この第1の濾過材53の幅寸法W1は、第1のフィルタ32の長さ寸法と同等に設定されている。第1の濾過材53は、円筒状に複数回巻かれており、その厚み寸法が第1のフィルタ32の活性炭成形層36および第2のフィルタ33よりも大きく設定されている。
【0043】
第2の濾過材54は、例えば孔径が0.1〜数μmの無数の通孔を有する柔軟な通水性の濾紙、織布又は不織布にて構成され、上記第2のフィルタ33と同等の濾過性能を有している。そして、第2の濾過材54は、その幅寸法W2が第1の濾過材53の幅寸法W1の50%〜80%に設定されているとともに、長さ寸法Lにあっては、第1の濾過材53の一巻き分に相当する長さに設定されている。
【0044】
このような第2の濾過材54は、第1の濾過材53の片面上において、この第1の濾過材53の長手方向に沿う両側縁部に沿わせるとともに、この第1の濾過材53の一巻き分づつ幅方向に交互にずらして千鳥状に並べて配置されている。そして、第2の濾過材54は、図9の(A)に破線で示すように、第1の濾過材53の幅方向に沿う中心線上において、第1の濾過材53の片面上に縫い付けられている。
【0045】
そのため、第2の濾過材54が千鳥状に積層された第1の濾過材53を円筒状に複数回巻き上げると、図9の(B)に示すように、第1の濾過材53と第2の濾過材54とは、複数層に亘って交互に積層されることになる。しかも、第2の濾過材54の幅寸法W2は、第1の濾過材53の幅寸法W1の50%〜80%に設定されているので、第1の濾過材53を円筒状に巻き上げた状態では、第1の濾過材53よりも目の細かい第2の濾過材54は、隣り合う層間において、その縁部が第1の濾過材53を間に挟んで重なり合い、この第1の濾過材53の幅方向に途切れることなく配置される。
【0046】
円筒状をなす第3のフィルタ34の一方の開口端は、遮水性シート55によって液密に閉塞されている。また、この第3のフィルタ34は、遮水性シート55とは反対側に開口部34aを有し、この開口部34aが底壁11から突出する起立壁20の外側に嵌合されているとともに、この開口部34aに連なる第3のフィルタ34の端面がベース8の底壁11に突き合わされている。起立壁20は、第3のフィルタ34の開口部34aに連なる内面に周方向に連続して接しており、この第3のフィルタ34の下端部を支えている。
【0047】
図4に示すように、第1のフィルタ32を覆う第2のフィルタ33の上端面は、中間シート56を介して遮水性シート55の下面に重ね合わされている。この遮水性シート55の上面には、平坦なフィルタ押え57が重ね合わされている。この際、上記支柱24の上端に位置する第2のねじ部24bは、中間シート56、遮水性シート55およびフィルタ押え57を貫通してフィルタユニット31の上方に突出されており、この第2のねじ部24bに蝶ナット58がねじ込まれている。
【0048】
この蝶ナット58のねじ込みにより、フィルタユニット31がフィルタ押え57とベース8との間で挟み込まれ、第3のフィルタ34の端面がベース8の底壁11に隙間なく密着されているとともに、第1のフィルタ32のパッキン42が取り付け座49のフランジ部51を介して支持板21に押し付けられている。そして、フィルタユニット31がベース8に固定された状態では、図1や図3に示すように、フィルタカバー9と第3のフィルタ34との間に周方向に連続するリング状の流入通路59が形成されており、この流入通路59はベース8の流入口13に連なっている。
【0049】
フィルタカバー9の天板部28は、フィルタ押え57の上方に張り出している。このフィルタ押え57と天板部28との間には、蝶ナット58を収める隙間61が形成されており、この隙間61に臨む天板部28の中央部には、空気抜き弁62が設置されている。
【0050】
図10に示すように、空気抜き弁62は、中空円筒状の弁本体63を有している。弁本体63の内部には、排気通路64が形成されており、この排気通路64は、弁本体63の両端に開口されている。弁本体63の一端部には、弁蓋65が取り付けられている。この弁蓋65は、排気通路64に連なる排気口66を有している。
【0051】
弁本体63は、パッキン67を介して天板部28を貫通しており、この弁本体63に連なる弁蓋65の排気口66がフィルタカバー9の外方に露出されている。また、弁本体63の弁蓋65とは反対側の開口端部68は、フィルタカバー9の内側に突出されている。
【0052】
弁本体63の内側には、弁軸69が同軸状に収容されている。弁軸69は、弁蓋65に軸方向に移動可能に支持されている。この弁軸69の一端部69aは、弁蓋65を貫通してフィルタカバー9の外方に突出されているとともに、弁軸69の他端部69bは、弁本体63の開口端部68からフィルタカバー9の内側に突出されている。
【0053】
弁軸69の他端部69bの外周面には、パッキンホルダ70を介してパッキン71が取り付けられている。弁軸69は、図10の(A)に示すように、パッキン71が弁本体63の開口端部68を塞ぐ閉じ位置と、図10の(B)に示すように、パッキン71が弁本体63の開口端部68から離脱する開き位置とに亘って人為的に操作されるようになっており、常にコイルばね72を介して閉じ位置に付勢されている。そのため、弁軸69が閉じ位置から開き位置に向けて押し下げられると、弁本体63の開口端部68を通じて排気通路64とフィルタカバー9の内側とが連通するようになっている。
【0054】
なお、弁蓋65の排気口66や弁軸69の一端部69aは、取り外し可能なキャップ73によって覆われている。
【0055】
このような構成において、給水ポンプ3によって汲み上げられた井戸水は、給水配管5の上流部分5aから流入口13を通じて浄水装置6のフィルタ収容室30に供給される。このフィルタ収容室30には、フィルタユニット31が収容されているので、井戸水は、フィルタユニット31を取り囲む流入通路59に流れ込むとともに、ここからフィルタユニット31の第3のフィルタ34の表層に導かれる。第3のフィルタ34を透過することにより、その内側に流れ込んだ井戸水は、第2のフィルタ33を透過した後、第1のフィルタ32の外側不織布37、活性炭成形層36および内側不織布36を透過する。
【0056】
第1ないし第3のフィルタ32〜34を透過する過程で浄化された井戸水は、内側コア40の通孔39を通じて第1のフィルタ32の内側の浄水通路41に導かれるとともに、ここから取り付け座49の円筒部50、ベース8の凹部18および導水路19を通じて流出口14に導かれる。そして、この浄化された井戸水は、給水配管5の下流部分5bを通じて蛇口4に供給される。
【0057】
ところで、上記構成の浄水装置6によると、活性炭を主成分とする第1のフィルタ32は、フィルタユニット31の内部での井戸水の流れ経路の下流端に位置され、この第1のフィルタ32の上流に目詰まりの原因となる砂粒および濁りの原因となる懸濁物質等を除去する第2および第3のフィルタ33,34が配置されている。
【0058】
このため、まず最初に目詰まりを引き起こす不純物成分を第2および第3のフィルタ33,34によって二段階的に除去した後に、目詰まりの要因とならない臭い成分を活性炭成形層36によって吸着除去することができる。
【0059】
第2および第3のフィルタ33,34が使用限界に達した時は、ベース8からフィルタカバー9を取り外してフィルタユニット31を露出させ、次に蝶ナット58を取り外してフィルタ押え57によるフィルタユニット31押圧を解除する。そして、第3のフィルタ34および第2のフィルタ33で覆われた第1のフィルタ32を夫々ベース8から取り外すとともに、紐48を解いて第2のフィルタ33の挿入口47から第1のフィルタ32を取り出す。
【0060】
したがって、第2および第3のフィルタ33,34が使用限界に達しても、第1のフィルタ32は、その活性炭成形層36による不純物吸着性能が限界に達するまで繰り返し使用することができる。
【0061】
また、第2および第3のフィルタ33,34は、濾紙や織布のような柔軟な通水性材料にて構成されているので、水を含ませて手で揉むように洗浄することができ、捕捉した砂粒や懸濁物質等を容易に除去することができる。このため、第2および第3のフィルタ33,34にしても容易に再生して繰り返し使用することができ、経済的である。
【0062】
加えて、第1および第3のフィルタ32,34は、円筒状に成形されているとともに、第2のフィルタ33は、袋状に成形されているので、これらフィルタ32〜34の形状が個々に定まっている。このため、第1ないし第3のフィルタ32〜34をフィルタ収容室30から取り出したり、フィルタ収容室30に組み付ける際の作業性が向上し、浄水装置6のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0063】
さらに、汲み上げられた井戸水が最初に接する第3のフィルタ34は、帯状をなす目の粗い帯状をなす第1の濾過材53と、この第1の濾過材53の片面上に千鳥状に並べて縫い付けられた目の細かい複数の第2の濾過材54とを有し、これら濾過材53,54は、第1の濾過材53を中空円筒状に巻き上げることで複数層に亘って交互に積層されている。
【0064】
このため、第3のフィルタ34は、その厚み方向に沿って目の粗い部分と目の細かい部分とが混在された状態となり、井戸水が第3のフィルタ34の表層から内層に向けて透過する際に、この井戸水は、主に目が粗くて通水抵抗が少ない第1の濾過材53の箇所を選ぶように流れる。このため、井戸水が第3のフィルタ34の厚み方向に短絡して流れることはなく、この第3のフィルタ34の内部での井戸水の流れ経路が蛇行状となって、井戸水と第1および第2の濾過材53,54との接触面積が増大する。
【0065】
この結果、全ての第2の濾過材54を利用して井戸水中に含まれる砂粒や濁りの原因となる不純物を除去することができ、その分、第3のフィルタ34の除去容量が大きくなって、この第3のフィルタ34が目詰まりを起こし難くなる。
【0066】
それとともに、第2の濾過材54の幅寸法を第1の濾過材53の幅寸法の50%〜80%に設定したので、第1の濾過材53を円筒状に巻き上げた時に、第2の濾過材54は、互いに重なり合う層間において、第1の濾過材53を間に挟んで第3のフィルタ34の軸方向に途切れることなく配置される。このため、不純物を含む井戸水が第3のフィルタ34を透過する際に、目が粗くて通水抵抗が少ない第1の濾過材53に対応した箇所のみを短絡して流れることはなく、不純物を第2の濾過材54で確実に捕捉することができる。
【0067】
そして、第3のフィルタ34のベースとなる第1の濾過材53は、第2のフィルタ33と同様の通水性材料にて構成され、その濾過性能が第2のフィルタ33と同等に保たれているので、井戸水を濾過する際に第2のフィルタ33と第3のフィルタ34とに加わる負担に大きな差異が生じることはない。そのため、不純物による第2および第3のフィルタ33,34の目詰まりを防止しつつ、この不純物を効率良く除去することができる。
【0068】
その上、上記構成の浄水装置6によると、ベース8の底壁11から突出する起立壁20が第3のフィルタ34の開口部34aに嵌まり込み、この起立壁20が第3のフィルタ34の内周面に接しているので、第3のフィルタ34をベース8の底壁11上にしっかりと保持することができる。
【0069】
このため、流入口13から流入通路59に流れ込む井戸水の圧力により第3のフィルタ34が変形して傾いたり、底壁11から浮き上がるのを防止でき、第3のフィルタ34と底壁11との密着状態を良好に維持することができる。それとともに、第3のフィルタ34は、その外周面に井戸水の圧力を受けるので、径方向内側に向けて押圧されることになり、これにより第3のフィルタ34の内面が起立壁20に密接する。
【0070】
したがって、第3のフィルタ34とベース8の底壁11との間に隙間が生じることはなく、浄化処理前の井戸水が第3のフィルタ34を通らずに直接第2のフィルタ33に導かれずに済む。よって、砂粒や懸濁物質のような不純物を二段階に亘って確実に除去できるとともに、第2のフィルタ33の早期の目詰まりを防止することができる。
【0071】
さらに、ベース8とフィルタカバー9との連結部分は、このベース8の底壁11に隣接した箇所に位置されているので、フィルタカバー9をベース8から取り外した状態では、図11に最も良く示されるように、フィルタユニット31の大部分を外方に露出させることができる。このため、フィルタユニット31の周囲を広く開放することができ、第3のフィルタ34の汚損状況の確認作業を始めとして、このフィルタユニット31の着脱作業を容易に行うことができる。
【0072】
加えて、フィルタカバー9は、フィルタユニット31を上方から覆う天板部28に空気抜き弁62を備えているので、浄水装置6の据え付け時あるいはメンテナンス時にフィルタ収容室30に残った空気を簡単に排出することができる。
【0073】
すなわち、上記構成の浄水装置6では、フィルタカバー9がフィルタユニット31の大部分を覆うような円筒状をなしており、ベース8との連結部がフィルタユニット31の下端の近傍に位置されている。そのため、浄水装置6の据え付け時あるいはメンテナンス時において、フィルタカバー9を取り付ける以前にフィルタ収容室30に井戸水を充満させることができず、このフィルタカバー9をベース8に取り付けた時に、フィルタ収容室30の上部に空気が残り易くなる。
【0074】
一般に井戸用の浄水装置6は屋外に設置されることが多いために、この浄水装置6と蛇口4とを結ぶ給水配管5の下流部分5bの管長が長くなり、ここにフィルタ収容室30内に残った空気が導かれて滞留すると、この空気の排出に多大な手間と労力を要する。しかも、給水配管5に滞留した空気を排出せずに浄水装置6を運転すると、蛇口4から井戸水と共に加圧された空気が排出され、井戸水が飛散したり給水配管5が振動するといった不具合が生じてくる。
【0075】
しかるに、上記構成によれば、フィルタカバー9の天板部28に空気抜き弁62が設置されているので、このフィルタカバー9をベース8に連結した後、キャップ73を外して弁軸69の一端部69aを工具等を用いて下向きに押圧すれば、図10の(B)に示すように、パッキン71が閉じ位置から開き位置に押し下げられ、弁本体63の開口端部67が開放される。そのため、フィルタ収容室30の上部が排気通路64および排気口66を通じて装置本体7の外部と連通する。
【0076】
したがって、この状態で浄水装置6のフィルタ収容室30に流入口13を通じて井戸水を注入すれば、水位の上昇に伴ってフィルタ収容室30の内部の空気が排気通路64や排気口66から装置本体7の外部に排出される。
【0077】
よって、フィルタ収容室30の内部の空気を簡単に排出することができ、給水配管5への空気の混入を確実に防止することができる。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、第2および第3のフィルタが使用限界に達した時は、ベースからフィルタカバーを取り外した後、フィルタ押えによるフィルタユニットの押圧を解除し、この状態で第3のフィルタおよび第2のフィルタで覆われた第1のフィルタを夫々ベースから取り外すとともに、第2のフィルタから第1のフィルタを取り出すことにより、活性炭の不純物吸着性能が限界に達するまで第1のフィルタを繰り返し使用することができる。しかも、第2および第3のフィルタにしても、捕捉した不純物を除去することで容易に再生して繰り返し使用することができる。したがって、メンテナンスに手間を要しないとともに、従来よりも経済的でコスト的な負担を軽減できるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】井戸水の給水経路に組み込まれた浄水装置の断面図。
【図2】第1のフィルタの下端部の取り付け構造を示す浄水装置の断面図。
【図3】図1のF3−F3線に沿う断面図。
【図4】フィルタユニットの取り付け構造を示す浄水装置の断面図。
【図5】第1のフィルタの一部を断面で示す正面図。
【図6】第1のフィルタの一部を断面で示す斜視図。
【図7】第1および第2のフィルタの斜視図。
【図8】第1のフィルタを第2のフィルタで覆った状態を示す側面図。
【図9】(A)は、第3のフィルタを展開して示す斜視図。
(B)は、第1の濾過材と第2の濾過材とが積層された状態を示す第3のフィルタの断面図。
【図10】(A)は、弁軸が閉じ位置に移動された状態を示す空気抜き弁の断面図。
(B)は、弁軸が開き位置に移動された状態を示す空気抜き弁の断面図。
【図11】フィルタカバーを取り外してフィルタユニットを露出させた状態を示す浄水装置の断面図。
【符号の説明】
6…浄水装置、7…装置本体、8…ベース、9…フィルタカバー、13…流入口、14…流出口、24…支柱、30…フィルタ収容室、31…フィルタユニット、32…第1のフィルタ、33…第2のフィルタ、34…第3のフィルタ、45…浄水出口、57…フィルタ押え。

Claims (7)

  1. 流入口および流出口を有するベースと、ベースに取り外し可能に被せられるとともに、上記ベースと協働して上記流入口および上記流出口に連なるフィルタ収容室を構成するフィルタカバーと、を備えた装置本体と、
    上記フィルタ収容室に取り出し可能に収容され、上記流入口から上記フィルタ収容室に導かれる水を浄化するフィルタユニットと、
    上記装置本体の上記ベースから突出された支柱に取り外し可能に支持され、上記ベースとの間で上記フィルタユニットを挟み込むフィルタ押えと、を備え、
    上記フィルタユニットは、活性炭を筒状に成形することにより構成され、一端に上記流出口に連なる浄水出口を有する第1のフィルタと、この第1のフィルタの浄水出口を除いた部分を覆うとともに、上記第1のフィルタが取り出し可能な第2のフィルタと、上記第1のフィルタを覆った上記第2のフィルタを取り囲むとともに上記フィルタ収容室に露出された筒状の第3のフィルタと、を有し、
    上記第3のフィルタおよび上記第2のフィルタで覆われた上記第1のフィルタが、上記フィルタ押えにより押圧されて上記ベースに取り外し可能に支持されていることを特徴とする浄水装置。
  2. 請求項1の記載において、上記第3のフィルタは、帯状をなす目の粗い第1の濾過材と、この第1の濾過材の長手方向に沿って千鳥状に並べて積層され、上記第1の濾過材よりも目の細かい多数の第2の濾過材とを備え、これら第1の濾過材と第2の濾過材とは、上記第1の濾過材を中空筒状に巻き上げることで複数層に亙って交互に積層されているとともに、上記中空筒状に巻かれた上記第1の濾過材の一端が遮水性シートで閉塞されていることを特徴とする浄水装置。
  3. 請求項2の記載において、上記第2の濾過材の幅寸法は、上記第1の濾過材の幅寸法の50%〜80%に設定されているとともに、上記第2の濾過材の長さ寸法は、上記第1の濾過材の一巻き分の長さに対応するように設定され、上記第2の濾過材は、上記第1の濾過材の両側縁部に沿わせて一巻き分ずつ幅方向に交互にずらして千鳥状に配置されていることを特徴とする浄水装置。
  4. 請求項2又は請求項3の記載において、上記第1および第2の濾過材は、濾紙、織布又は不織布のような柔軟な材料で構成され、上記第2の濾過材は、上記第2のフィルタと同等の濾過性能を有することを特徴とする浄水装置。
  5. 請求項1の記載において、上記第2のフィルタは、濾紙、織布又は不織布のような柔軟な通水性材料を用いて袋状に形成されていることを特徴とする浄水装置。
  6. 請求項2の記載において、上記第3のフィルタは、上記遮水性シートとは反対側に開口部を有し、上記装置本体の上記ベースは、上記第3のフィルタが突き合わされる底壁を有し、この底壁に上記第3のフィルタの開口部に嵌合されて、上記第3のフィルタの内面に全周に亙って接する筒状の起立壁を設置したことを特徴とする浄水装置。
  7. 請求項1の記載において、上記フィルタカバーの上記ベースとは反対側の上部に、上記フィルタ収容室に連なる空気抜き弁を設置したことを特徴とする浄水装置。
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