JPH0555957B2 - - Google Patents

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JPH0555957B2
JPH0555957B2 JP63079259A JP7925988A JPH0555957B2 JP H0555957 B2 JPH0555957 B2 JP H0555957B2 JP 63079259 A JP63079259 A JP 63079259A JP 7925988 A JP7925988 A JP 7925988A JP H0555957 B2 JPH0555957 B2 JP H0555957B2
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JP
Japan
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recording
cassette
head
circuit
locking
Prior art date
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Nobuo Tezuka
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Canon Inc
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は記録又は再生装置、特に、回転記録媒
体を使用する記録又は再生装置に関するものであ
る。
(従来技術) 例えば、回転磁気シート等の記録媒体を用いて
情報の記録あるいは再生を行う装置は種々知られ
ている。この様な装置にあつては記録媒体の結合
部を装置側の回転駆動軸に確実に装着することが
必要となる。即ち、記録媒体の装着が不完全であ
ると、回転軸に対して記録トラツクの偏心が生
じ、例えば、記録済みの記録媒体を別の再生装置
で再生する場合の記録トラツクのトレースがうま
く行えなくなると云つた事態を生ずることがあ
る。又、装着が確実に行われていないと、記録媒
体とヘツドとの接触が良好に行われず記録媒体と
ヘツドの間の信号の変換に支障が生じたり、記録
媒体あるいはヘツドの破損といつた事故を生ずる
こともある。
したがつて、記録媒体を装置内の記録再生位置
に正確に装填し且つその装填動作を容易にするた
め、従来より記録媒体を着脱可能な開放位置と、
開放位置において収納された記録媒体を装置内の
記録再生位置へと装填せる閉成位置とを移動可能
な収納部材が設けられており、この収納部材の開
閉動作によつて、記録媒体を確実に装置内の記録
再生位置へ装填、あるいは排出することができる
ようになつている。
しかしながら、この種の装置では、収納部材の
閉成位置への係止を行なう係止手段に問題点があ
る。
すなわち、収納部材の係止手段は、収納部材を
装置に対して閉成する動作に応じて収納部材と係
合し、これを閉成位置に軽視するものであり、一
般に収納部材を係止する鈎部を形成され常には収
納部材を係止する方向にバネで付勢された係止部
材から構成されており、収納部材を閉成したとき
には、その閉成動作で鈎部がバネに抗して一旦解
除方向に押圧され、収納部材が鈎部を通り過ぎた
ところで、前記バネによつて前記収納部材を係止
する方向に移動されるようになつている。
しかしながら、このような構成では、収納部材
の閉成及びその係止動作を、常に、一旦係止手段
をバネに抗して移動しながら行なわねばならず、
収納部材の閉成動作が重くなり、また係止手段と
の摩擦によつて、不要な力が加わつたり、長期の
使用でがたつき、摩耗の原因となるなどの不都合
を生じる欠点がある。
(目的) 本発明はこのような問題点を解決するもので、
収納部材の開放状態では、係止手段が係止解除位
置に保持されており、収納部材が閉成位置へと移
動したとき、始めてこれを係止せる係止位置へと
移動するように構成し、係止手段が収納部材の閉
成動作の負荷にならず、円滑で、操作性の良好な
記録又は再生装置を提供することにある。
(実施例による説明) 以下、上記の目的の達成のために本発明に於い
て講じた手段について実施例により例示説明す
る。
先ず第1図を参照するに、同図に於いて、1は
記録媒体収納容器としてのカセツトを示してお
り、その内部に記録媒体としての回転磁気シート
2が収納されている。磁気シート2の中心部には
合成樹脂等で成形された係合部としてのセンタ
ー・コア3が設けられており、該センター・コア
3の下面には磁性体(不図示)が固着されてい
る。カセツト1には上面側及び下面側開口部1a
及び1bが設けられており、シート2の回転を安
定化するための安定板(後述)が挿入可能となつ
ている。そして、下面側開口部1b側より記録又
は再生用磁気ヘツド5がシート2に当接される。
6は不図示のシート回転用モータにより回転駆動
される、シート2に対する回転駆動部としてのス
ピンドルであり、そのフランジ部6aに上述のセ
ンター・コア3の下面が当接することにより、磁
気シート2の、ヘツド5に対する高さが規定され
る。スピンドル6のフランジ部6aには永久磁石
7が設けられており、前述のセンター・コア3に
設けられている不図示の磁性体を吸引する。尚、
1c,1dはセンター・コア3に対応したカセツ
ト1の上、下面の開口である。
前述のセンター・コア3の、スピンドル6に対
する嵌合部は2つの斜面部3b及びばね部3aに
より形成されており、カセツト1が装着されると
スピンドル6に対してばね部3aによりセンタ
ー・コア3の斜面部3bが接する様に取り付けら
れる。そしてセンター・コア3とスピンドル6の
圧接力及び永久磁石7の吸引力によりスピンドル
6とシート2とは一体的に結合されて回転し、そ
して前述のヘツド5により信号の記録/再生が行
われるものである。
4はその外周にラチツト歯を有する記録量又は
残量表示用部材としてのカウンタであり、その中
心部には記録又は再生装置側に備えられたカウン
タ駆動用連結軸8が係合する穴4a及びこれに連
らなるキー溝4bが設けられている。このキー溝
4bと駆動用連結軸8に設けられたキー部8aと
が係合する。又、外周のラチツト歯に対しては位
置決め部材としての不図示の弾性クリツク・スト
ツプ部材がこれと係合する様に設けられている。
ここで、カウンタ4の外周のラチエツト歯の1ピ
ツチは磁気シート2上での1記録トラツク・ピツ
チに相当する様に設定されており、連結軸8は後
述する様に磁気ヘツド5に対する移動機構のヘツ
ド移動動作に関連して回転する様に構成されてい
る。尚、連結軸8はそのキー部8aと表示用部材
4のキー溝4bとの位相が一致した時、両者が係
合する様に構成され、且つ、この時の連結軸8の
上下動に関連してオン・オフさせられるスイツチ
が付設されている。1e及び1fはカウンタ4に
対応したカセツト1の上、下面の開口で、上面側
開口1eの周辺には記録トラツクNo.の目盛1gが
形成され、カウンタ4はそのキー溝4bの、該目
盛1gに対する位置によりトラツクNo.を表示する
ものである。
さて上述の如き磁気シート2の装着方法にあつ
てはセンター・コア3のばね部3a及び斜面部3
bとスピンドル6との圧接力が大きいと永久磁石
7による吸引力によるセンター・コア3をフラン
ジ部6a迄圧接できない場合が生ずる。これはス
ピンドル6及びセンター・コア3の寸法精度、仕
上状態及び温度等により影響を受けるからである
が、この様に装着が不完全な場合、ヘツド5とシ
ート2との接触がうまく行なわれず、信号の記
録/再生性能が極端に劣化したり、後述の安定板
によりシート2が損傷を受けたりする事故等が危
惧されることになる。
一方、磁気シート2の、スピンドル6への装着
完了後、直ちに磁気ヘツド5が記録又は再生のた
めの予め決められた位置に移動させられ、更に、
スピンドル6の回転も開始されれば、記録あるい
は再生開始信号が発せられたときには直ちに記録
あるいは再生が可能となり大変便利である。特
に、スピンドル6を回転させるモータの立上り時
間等を考えるとシート装着後直ちにシート回転用
モータをスタートさせることは時間的節約の面で
有益である。
次に第2図以下を参照して本発明の一実施例を
説明する。
先ず、第2〜7図を参照して、この実施例に於
けるカセツト装填並びに磁気シート装着機構につ
いて説明する。
第2図を参照するに、同図に於いて、11は記
録又は再生装置の本体を示しており該本体には前
述のスピンドル6及び永久磁石7、表示用部材駆
動用連結軸8並びにヘツド5が夫々回転可能並び
に移動可能に設けられている。更に本体11には
ヒンジ軸12が設けられている。16は本体11
に設けられた側板であり、該側板16には、軸1
7が植立させ、該軸17にはばね19にて時計方
向へ附勢力が与えられている緊定レバー18が回
動可能に設けられている。更に同側板16には一
対のピン20が植立され該ピン20に案内されて
スライド可能な2つのロツク・レバー21,23
が夫々ばね22,24により図中左方に附勢され
て設けられている。尚、41,42はばね22,
24に対するばね掛けピンで、側板16に植設さ
れている。
31はカセツト受け入れ部としてのホルダーで
あり、該ホルダー31はそのヒンジ部31eによ
り前述のヒンジ軸12を中心にして本体11に対
して回動可能に取り付けられる。該ホルダー31
には前述のカセツト1を受け入れるための開口部
31fが一端部に設けてあり、該開口部31fよ
り、カセツト1が挿入される。ホルダー31に設
けられている開口部31a及び31bは夫々後述
の安定板37及び15を挿入するためのものであ
り、又、開口部31c及び31dは夫々スピンド
ル6及び後述の押えばね38を挿入するためのも
のである。
下面側に設けられた開口部31gは前述の本体
11に設けられているカセツト感知スイツチ51
の接片51a及び連結軸8の挿入用開口である。
又、上面側に設けられた円形開口部31hはカセ
ツト1のカウンタ4をカセツト1の上面の目盛1
gと共に観察可能に為すためのものである。
35は外筐部材、即ち、外カバーであり、該外
カバー35はそのヒンジ部35aにより前述のヒ
ンジ軸12を中心にして本体11に対して回動可
能に取り付けられている。該外カバー35の先端
側面35c上にはロツク・ピン36a,36bが
植設されており、又、ホルダー31に対するフツ
ク部材40が設けられている。該外カバー35は
カセツト1のカウンタ4を該カセツト1の上面の
目盛1gと共に観察可能に為すための円形開口
で、保護ガラス45がはめ込まれている。37は
外カバー35の天井部に取り付けられた上側安定
板であり本体11側に設けられている下側安定板
15と共にシート2をそれぞれ上下から挾み込ん
でシート2が回転する際の振動並びに変形を防止
する。この場合、各安定板37,15とシート2
との間には適当な空気層が形成される様にそれら
の位置が設定される。尚、ヘツド5は下側安定板
15の中央部に設けられた開口15aを通じて突
出している。38はその尾端38bが外カバー3
5の天井部にねじ等の手段にて固着されたセンタ
ー・コア押圧手段の一例であるT字状板ばねで、
その先端38aは図示の如く下方に突出する様に
形成されていて、外カバー35の天井部に固着さ
れた位置規制部材39により初期力が附与された
状態で突出部38aがスピンドル6の上部に来る
様に配されている。
前述のヒンジ軸12に配されたばね13は前述
のホルダー31と外カバー35に対し夫々その腕
部が当てられ、両者間に開き方向の回転力を附与
する。又、ばね14はその一腕部が本体11にそ
して他腕部が外カバー35に当てられることによ
り、外カバー35に反時計方向の回動力を附与し
ている。
51′及び52′は本体11に設けられているス
イツチで、スイツチ51′は、カセツト1がホル
ダー31に挿入されている場合、後述の第4図あ
るいは第5図のホルダー31の位置でその接片5
1′a,51′bを閉じるカセツト感知スイツチで
あり、又、スイツチ52′はロツクレバー23の
スイツチ制御腕23dによりその接片52′aが
押圧されて後述の第7図の状態で接片52′a,
52′bを閉じるセンター・コア押圧解除検出手
段の一例であるシート装着完了検出スイツチであ
る。
斯かる構成に於いて、カセツト1を装填するに
は第3図に示す如く外カバー35を本体11に対
してばね14の附勢力によりヒンジ軸12を中心
に反時計方向回動させて開放させ、その一端35
bが本体壁11aに当接して停止させられた状態
にする。この場合ばね13の附勢力によりホルダ
ー31は外カバー35に対して時計方向に回動し
ようとするが、該外カバー35に設けられたフツ
ク部材40により第3図の位置に拘束される様に
なる。
ここで前述の側板16に設けられているレバー
類の状態について説明をしておくと、外カバー3
5及びホルダー31が第3図の如く開かれた状態
では第6図に示す如く、緊定レバー18のフツク
部18bとロツク・レバー21の爪部21dとが
係合した状態となつている。又、レバー21の曲
げ部21cとロツク・レバー23の一端23cと
が当接しており、従つて両ロツク・レバー21,
23は夫々ばね22,24に抗して右方に変移し
た位置でロツクされた状態となつている。又、両
ロツク・レバー21,23に設けられている爪部
21a及び23a並びに21b及び23bは外カ
バー35に植設されたロツク・ピン36a,36
bの移動軌跡外に位置している。尚、この状態で
は前述の装着完了検出スイツチ52′の接片5
2′a,52′bは開いた状態となつている。
再び第3図に戻つて、図示の状態でホルダー3
1の開口部31fよりカセツト1を挿入し、外カ
バー35をばね14の附勢力に抗してヒンジ軸1
2を中心に時計方向へ回動させると、ホルダー3
1もヒンジ軸12を中心に同方向に回動し、第5
図に示すカセツト装着及びシート装着完了位置に
相当する位置ではスピンドル6がホルダー31の
開口部31cを通じてシート2のセンター・コア
3の中心孔に進入し、又、下側安定板15及び上
側安定板37も夫々ホルダー31の開口部31b
及び31aを通じてカセツト1の開口部1b及び
1a中に進入する。そして、この時、外カバー3
5を第4図に示す如く、第5図に示したカセツト
装着及びシート装着完了位置に相当する位置より
も更に矢印F方向へ押し込むと、この時に外カバ
ー35に設けられている板ばね38の先端突出部
38aによりシート2のセンター・コア3がスピ
ンドル6側へ附勢される様になる。この時の、外
カバー35の押込みストロークとセンター・コア
3の必要押し込み量との量的な差は板ばね38の
撓みとして吸収される。ここで前述した様にホル
ダー31にカセツト1が挿入されていれば、第4
図及び第5図の状態ではカセツト感知スイツチ5
1′の接片51′a,51′bはカセツト1にて押
圧されて閉じる。勿論、カセツト1が取り出され
ている場合は開いたままである。
第4図の様に外カバー35が押し込まれると外
カバー35に植設されているロツク・ピン36
a,36bのうち、ピン36bが緊定レバー18
の尾端18aを押し下げて同レバー18をばね1
9に抗して軸17を中心に反時計方向に回動させ
ることによりそのフツク部18bとロツク・レバ
ー21の爪部21dとの係合を解く。この係合解
除によりロツク・レバー21はばね22の附勢力
により左方へ走行し、この時、ロツクピン36
a,36bの上側に夫々その爪部21a,21b
が位置する様になる。そしてその後、外カバー3
5の押込みを解除するとばね14の附勢力により
外カバー35はヒンジ軸12を中心に反時計方向
へ回動しようとするがこの時、ロツク・ピン36
a,36bとロツク・レバー21の爪部21a,
21bとが夫々係合しその回動を禁止する。又、
この時は今度はロツク・レバー23がばね24の
附勢力により左方へ、ロツク・レバー21の曲げ
部21cにより規制される迄走行し、その爪部2
3a,23bとロツク・ピン36a,36bとが
第7図に示す如く係合する。即ち、この時点で外
カバー35は本体11に対して固定されるわけで
ある。そしてこの状態ではロツク・レバー23の
スイツチ制御腕23dにより装着完了検出スイツ
チ52′の接片52′a,52′bは閉じ、又、外
カバー35に設けられている板ばね38の先端3
8aは第5図に示す如くセンター・コア3との接
触を断ち、磁気シート2はスピンドル6と確実に
係合された状態となつて、この状態でスピンドル
6の回転により回転させられる様になる。
因みに、カセツト1を取り出すには側板16の
スロツト開口部16から突出しているロツク・レ
バー21の曲げ部21eをばね22,24に抗し
て第7図中、右方へ押して、ロツク・レバー21
が緊定レバー18にてロツクされる第6図の状態
にすれば良く、これにより、ロツク・レバー23
が原位置に復帰してスイツチ52′が開くと共に、
外カバー35、ホルダー31がばね13,14の
作用により第3図の状態となることについては詳
しい説明を要しないであろう。
尚、第3〜5図中、43はホルダー31の内部
の底部に設けられたカセツト1に対する位置決め
部材であるが、この位置決め部材43に対し、例
えば、外カバー35の天井部に、該外カバー35
の閉鎖に関連してカセツト1を該位置決め部材に
向けて押圧する板ばね44等を設けてホルダー3
1に対するカセツト1の確実な位置決めを行う様
にするを可とするものである。
さて、以上に説明したカセツト装填並びに磁気
シート装着機構の構成にあつては、第5図に示す
カセツト装填及びシート装着完了状態では外カバ
ー35に設けられている板ばね38の突出部38
aによるシート2のセンター・コア3に対する附
勢が解除されるものであるため、記録/再生のた
めのシート2の回転に対し、何ら悪影響を及ぼす
事が無いといつた利点の外に、例えば、外カバー
35はそのピン36a,36bを2枚のロツク・
レバー21,23の間で挾持的にロツクされるこ
とにより開き方向及び閉じ方向の双方に対して位
置を拘束されるものであるため、第5図のカセツ
ト装填シート装着完了状態で外カバー35に外力
が加えられても該外カバー35は不動の状態を保
ち、その外力の、シート2及びセンター・コア3
に対する悪影響を阻止出来、又、斯かる外カバー
35のロツクは該カバー35を第4図に示す様
に、第5図のカセツト装填シート装着完了状態に
相当する位置を越えて更に押し込まない限り惹起
されず、そして、この更なる押し込みに際して上
記板ばね38によるシート2のセンター・コア3
の、スピンドル6方向の附勢が惹起されるもので
あるから、センター・コア3とスピンドル6との
結合を確実に保証出来る様になり、又、これによ
りスピンドル6の永久磁石7を小型のものに為し
得、或いは、全く不要にし得る等の利点が得られ
る様になるものである。
ここで、以上に説明したカセツト装填並びにシ
ート装着機構の変形として、例えば、上記ホルダ
ー31を省略して、この代りに本体11のヒンジ
軸12と側板16とで挾まれる空間にカセツト1
の形状に則した形状の枠体等により固定のカセツ
ト受け入れ部を形成し、この受け入れ部にカセツ
ト1を投げ込み式で収容する様にしても良いもの
で、その場合、外カバー35には例えばその天井
部に板ばね、スポンジ、或いは、軟質ゴム等の弾
性部材を、第5図の外カバー35のロツク状態で
カセツト1を本体11に対して押し付けるべく作
用する様に設けて、カセツト1を本体11に対し
て固定状態に保持する様にするを可とするもので
ある。又、この場合、手動で操作出来る様な、或
いは、外カバー35の開き動作に連動する様な、
カセツト1を本体11の受け入れ部からイジエク
トするための手段を附加するを可とするものであ
る。
次に磁気ヘツド移動機構及びその制御回路につ
いて第8,9図により説明する。
先ず第8図を参照するに、同図に於て、5は前
述の磁気ヘツドであり、ヘツド取付基板9を介し
てヘツド・キヤリア46に固定されている。ヘツ
ド・キヤリア46は滑動用ボール48を介してガ
イド・レール47に支持され、ガイド・レール4
7に沿つて移動可能となつており、磁気シート2
を回させるためのスピンドル6の方向にヘツド5
を移動させ得る様に構成されている。ヘツド・キ
ヤリア46のアーム部46aの先端部には軸46
cを介してカム・フオロアー49が回転可能に取
付られている。更に、ヘツド・キヤリア46はそ
のばね掛け部46bを介してばね50により図
中、上方へ附勢されている。尚、46dはスピン
ドル6を逃げるための長孔である。8は前述のカ
ウンタ駆動用連結軸であり、ヘツド移動用部材と
してのカム51及びラチエツト・ギア52と同心
で一体的に回動し、且つ、軸方向にも移動可能と
なつていて不図示のばねによりカセツト1側のカ
ウンタ4と係合する方向に突出附勢されている。
従つて、該連結軸8は、カウンタ4のキー溝4b
とそのキー部8aとの位相が合う迄は軸方向に下
方へ逃げており、上記位相が合致した時点で上昇
して正しく係合し、以降、カウンタ4の駆動が可
能となる。尚、ここでは図示しないが、この連結
軸8に対し、これがカウンタ4と正しく係合した
時にオン又はオフされる係合検出スイツチが設け
られている。
上記カム51の外周のカム面に対しては前述の
カム・フオロア49が接触している。ラチエツ
ト・ギア52はその外周部にラチエツト歯52a
が設けられており、更に、復帰ばね53により時
計方向の復帰力が附与されている。54は連結軸
8及びカム51に対する位置決め手段としての制
御爪であり、軸55を中心としてばね56により
反時計方向の附勢力が与えられ、又、その先端爪
部54aはラチエツト・ギア52のラチエツト歯
52aと係合する。57は駆動爪であり、駆動レ
バー60の一端に設けられた軸58により軸支さ
れており、ばね59により時計方向の附勢力が与
えられている。そして、その先端爪部57aは矢
張りラチエツト・ギア52のラチエツト歯52a
と係合可能となつている。駆動レバー60はピン
61にその長孔60bに於て係合していることに
より図中、上下に移動可能となつており、且つ、
ばね62により図中、下方へ附勢されている。
尚、図示の状態では駆動爪57の先端がピン65
に当接することにより停止している。
駆動レバー60のアーム部60aにはプランジ
ヤ64のアーマチヤ(可動吸引片)63が連結さ
れている。尚、ここでは上述の46〜64で示す
要素によりヘツド5に対する移動機構が構成され
ている。
斯かる構成に於いて、プランジヤ64に通電さ
れるとアーマチヤ63が吸収されることにより駆
動レバー60はそのアーム部60aを介して図
中、上方へ移動し、この時、駆動爪57によりラ
チエツト・ギア52を復帰ばね53に抗して反時
計方向へ回動させる。尚、その際、駆動爪57の
傾斜部57cとピン66とが当接して駆動爪57
の上方への移動が規制されることによりラチエツ
ト・ギア52の必要以上の回動が防止される。
プランジヤ64の通電を断つと駆動レバー60
及び駆動爪57はばね62により図示の位置に戻
るが、この時、ラチエツト・ギア52は制御爪5
4によりラチエツト歯52aの1歯分だけ移動し
た位置で保持される状態となる。このラチエツト
歯52aの1歯分の回動に対するカム51のリフ
ト量を磁気シート2上での1トラツク・ピツチ分
のヘツド移動量にしておけばヘツド5はヘツド・
キヤリア46の移動により1トラツク・ピツチ毎
の進歩移動を行うことになる。又、この時、連結
軸8も反時計方向にラチエツト・ギア52のラチ
エツト歯52aの1歯分、回動させられ、従つ
て、この時、連結軸8がカセツト1側のカウンタ
4に連結していれば、該カウンタ4も同様に反時
計方向にラチエツト・ギア52のラチエツト歯5
2aの1歯分、回動させられることになる。そし
て、この時、カウンタ4の外周の不図示のラチエ
ツト歯のピツチをラチエツト・ギア52のラチエ
ツト歯52aのピツチに合わせておくことにより
カウンタ4はその進歩位置で不図示の弾性クリツ
ク・ストツプ部材により位置決めされ、その位置
に於いてカセツト1の上面の目盛1gに対するキ
ー溝4bの位置によりその時のトラツク位置を指
示する様になる。
ヘツド移動機構を初期位置へ戻すには、例え
ば、先の第7図に於けるロツク・レバー21の右
方へのスライドに関連してピン67を第8図中、
下方へ移動させ、制御爪54の一端54b及び駆
動爪57の一端57bを押圧し、制御爪54を時
計方向に、又、駆動爪57を反時計方向に夫々ば
ね56,59に抗して回動させてラチエツト・ギ
ア52のラチエツト歯52aとの係合を解除す
る。ここで、ラチエツト・ギア52から制御爪5
4及び駆動爪57を離脱させただけでは、未だ、
連結軸8がカセツト1側のカウンタ4に係合して
いるため(即ち、カウンタ4に作用しているクリ
ツク・ストツプ部材の係止力はラチエツト・ギア
52に作用している復帰ばね53の作用力を強い
ものであるため、連結軸8は時計方向に回転出来
ない状態に至る)、第8図の機構には何らの変化
も起きないが、上記ロツク・レバー21の右方へ
のスライドによつて外カバー35及びホルダー3
1の閉鎖状態でのロツクが解除され、これらがば
ね13,14の作用により開放させられること、
この時、カセツト1のカウンタ4と連結軸8の係
合が解除されるために、連結軸8が無負荷とな
り、従つて、ばね53及び50によりラチエツ
ト・ギア52、カム51及び連結軸8、並びに、
ヘツド・キヤリア46は夫々初期位置へ戻る。
尚、この時に復帰させられるヘツド5の初期位置
は、例えば、磁気シート2の記録エリアの最外周
側のトラツクを第1トラツクとする時、それより
も更に1トラツク・ピツチ分外周側へ移動した所
定の位置である。又、上述したことから理解され
る様に、カセツト1を記録又は再生装置から取り
出した場合、カウンタ4はその外周のラチエツト
歯に対し弾性クリツク・ストツプ部材5が係合し
ているために取り出された時点での表示位置、即
ち、トラツクNo.を保持する様になる。従つて、こ
のカセツト1のカウンタ4は言わば磁気シート2
の記録位置(使用量)のメモリとなるものであ
り、途中迄記録を行なつた磁気シート2が収容さ
れているカセツト1を使用して記録を行なう場合
等には、上述した連結軸8に連動するスイツチの
信号を利用することにより既記録トラツクに二重
に記録を行なつてしまう様な危惧を生ずることな
く、引き続く未記録トラツクから記録を行なうこ
とが可能になる。従つて、その意味では再生時に
は、連結軸8は不作動としておく様な手段を講ず
ることが好ましい。
次に第9図を参照して、上記ヘツド移動機構及
びシート回転モータの制御回路について説明す
る。
同図に於て、第2図に示したカセツト感知スイ
ツチ51′及び装着完了検出スイツチ52′は図示
の如く抵抗R1,R2と共に電源(+Vc.c.)に対し
直列回路を構成する時に接続されている。68は
前述した連結軸8の、カセツト1側のカウンタ4
に対する係合を検出するための連結軸一カウンタ
係合検出スイツチで、詳細は図示しないが、例え
ば、連結軸8がカウンタ4に対し非係合となつて
いる時に、その下方への突出によつて閉成され、
その係合と共に自己摺性によつて開放する様に配
された常開型スイツチであり、図示の如く、抵抗
R3と共に抵抗R1に直列に接続されている。69
はスイツチ52′と抵抗R2との接続点aに接続さ
れた切換えスイツチで、記録モードでは端子RC
側に、又、再生モードでは端子PB側に接続させ
られる。70はスイツチ69の端子RCを通じて
附与されるハイ・レベル信号に応答して一定周期
のヘツド・シフト用パルスを発生すると共に、ス
イツチ68と抵抗R3との接続点bの電位のロウ
に応答して該パルスの発生を停止する様に為され
たパルス発生回路、71はパルス発生回路70の
出力パルスと、スイツチ69の端子RCの信号と、
上記接続点bの電位とを受ける様に為されたアン
ド回路、72は上記接続点bの電位を反転させる
インバータ、73はインバータ72の出力のハイ
により記録イネーブルとなり、この状態で記録指
令を附与されることにより記録用入力信号のうち
の所定部分(例えば:ステイル・ビデオ・レコー
ダの場合には1フイールド若しくは1フレーム分
のビデオ信号)をヘツド5を通じてシート2上に
記録する様に為された記録回路で、ここでは該所
定部分の信号の記録の終了と共に記録終了信号d
を出力する様に構成されている。74は上記スイ
ツチ69の端子RCの信号と上記記録回路73か
らの記録終了信号dとを受けるアンド回路であ
る。75はスイツチ69の端子PBを通じて附与
されるハイ・レベル信号に応答して単パルスを出
力するワン・シヨツト回路(モノ・マルチ・バイ
ブレータ)、76は同じくスイツチ69の端子PB
のハイによりイネーブルとなると共に、この状態
で再生トラツク切換え指令を附与されることによ
り再生トラツク切換えのためのヘツド・シフト・
パルスを出力する再生トラツク切換え回路、77
は上記アンド回路71及び74の出力と上記ワ
ン・シヨツト回路75の出力と更々再生トラツク
切換え回路76の出力を受けるオア回路、78は
該オア回路77を通じて附与されるヘツド・シフ
ト・パルスに応答して第8図のプランジヤ64を
駆動するプランジヤ駆動回路である。
79はシート2の記録信号をヘツド5を通じて
再生する再生回路、80は記録モード(RC)で
はヘツド5を記録回路73の出力に、又、再生モ
ード(PB)ではヘツド5を再生回路79の入力
に接続する様に為された切換えスイツチで、上記
切換えスイツチ69と連結関係に配されている。
81は上記接続点aの電位のハイに応答して、
前述のスピンドル6を回転させるためのシート回
転用モータ82を作動させるモータ駆動回路であ
る。尚、ステイル・ビデオの最終/再生を行なう
場合には、NTSC方式に従えば、該モータ駆動回
路81はモータ82を3600rpm乃至18000rpmで
定速回転させる様に構成される。これによりシー
ト2の1周に対し1フイールド若しくは1フレー
ム分のビデオ信号の記録/再生が可能になる。
83は上記切換えスイツチ69及び80に連動
して、記録モード(RC)では開放となり、又、
再生モード(PB)では閉成する様に為され、且
つ、抵抗R4及びR5と共に電源(+Vc.c.)に直列
に接続された切換えスイツチ、84は上記接続点
aの電位とスイツチ83及び抵抗R5の接続点c
の電位を受ける様に為されたアンド回路、85は
該アンド回路84の出力がハイである場合にのみ
プランジヤ86に通電する様に為されたスイツチ
ング回路である。ここでプランジヤ86は、連結
軸8a、カウンタ4に対する係合、非係合を制御
するためのもので、詳細な機構は図示しないが、
通電されることにより連結軸8を下方の引き込み
位置に保持して、そのキー部8aとカウンタ4の
キー溝4bとの位相の一致、不一致に拘らず、常
に非係合状態に保持するもので、これによりカウ
ンタ4は不作動になる。従つて、連結軸8はプラ
ンジヤ86の非通電状態でそのキー部8aとカウ
ンタ4のキー溝4bとの位相が一致した場合にの
み該カウンタ4と係合する様になる。尚、斯かる
プランジヤ86を利用した連結軸8とカウンタ4
との係合制御機構の構成としては例えば、本件出
願人に係る先の特願昭58−132540号の実施例に示
される様な構成が一例として適用可能である。
又、上記係合検出スイツチ68に関しても同様で
ある。
さて、以上の構成に於いて、先ず、記録モード
に於ける動作を説明すると、記録モードに於いて
は切換えスイツチ69,80及び83は何れも端
子RC側に接続される。これによりアンド回路8
4の出力が常にロウに維持されることになるため
にスイツチング回路85はプランジヤ86に通電
することはない。従つて、連結軸8はそのキー部
8aの位相がカウンタ4のキー溝4bと一致した
時点でこれと係合可能になる。次いで、第2〜7
図で説明した様にしてカセツト1が装填され、且
つ、シート2のセンタ・コア3の、スピンドル6
への装着が完了すると、この時点でスイツチ51
及び52が共にオンとなるとために接続点aの電
位がハイとなり、これによりモータ駆動回路81
はモータ82の駆動を開始し、従つて、シート2
の回転が開始される様になる。一方、接続点aの
電位がハイになるとパルス発生回路70がヘツ
ド・シフト用パルスの発生を開始する様になる
が、この状態ではヘツド5は前述した様にイジユ
クト動作に関連してシート2上の第1トラツクか
ら更に外周側へ1トラツク・ピツチ分シフトした
所定位置にリセツトされており、従つて、連結軸
8はそのキー部8aの位相がカウンタ4のキー溝
4bと一致しないために非係合となつて下方へ突
出させられた状態に在り、従つて、スイツチ68
は閉成状態に至る。従つて、接続点bの電位がハ
イとなつているためにアンド回路71はパルス発
生回路70の出力パルスを通過させ、そして、2
4はオア回路77を通じてプランジヤ駆動回路7
8に附与される。そして、プランジヤ駆動回路7
8はこの時のオア回路77の出力パルスに応答し
てプランジヤ64に通電し、斯しくて、ヘツド5
の移動と連結軸8の回転とが行なわれる様にな
る。そして、連結軸8の回転の途中でそのキー部
8aの位相がカウンタ4のキー溝4bと一致して
係合する様になると、スイツチ68が閉成するこ
とにより接続点bの電位がロウとなつてアンド回
路71にパルスの供給を遮断する様になり、又、
パルス発生回路70はパルスの発生を停止する様
になる。従つて、ヘツド5は連結軸8がカウンタ
4と係合した時点で停止させられ、結局、前に触
れた様に、カウンタ4で記憶されているトラツク
No.位置にヘツド5が設定されたことになる訳であ
る。
一方、スイツチ68が開放して接続点bの電位
がロウになると、それ迄ロウであつたインバータ
72の出力がハイになるために記録回路73は記
録イネーブル状態に設定される様になる。従つ
て、この状態で不図示の記録スイツチ等の操作に
より記録指令を附与すると、記録用入力信号のう
ちの所定部分がスイツチ80及びヘツド5を通じ
てシート2上の先のトラツク位置に記録される様
になる。そして、この記録の終了と共に記録回路
73から記録終了信号dが出力されると、これに
応答してアンド回路74はパルスを出力し、これ
はオア回路77を通じてプランジヤ駆動回路78
に附与され、該プランジヤ駆動回路78はプラン
ジヤ64に通電してヘツド5を次のトラツク位置
へと移動させる。勿論、これに伴い連結軸8が所
定量回動してカウンタ4により次のトラツクNo.が
表示される様になる。以下、記録スイツチ等の操
作によつて記録指令を与える度に斯かる動作が繰
り返される。
次に再生モードに於ける動作を説明すると、再
生モードに於ては切換えスイツチ69,80及び
83は何れも端子PB側に接続される。この状態
で、カセツト1の装填並びにシート2のスピンド
ル6に対する押圧装着が完了してスイツチ51′
及び52′が閉成されて接続点aの電位がハイに
なると、前述と同様、モータ82が作動させられ
ると共に、アンド回路84の出力がハイとなるた
めにスイツチング回路85はプランジヤ86に通
電し、従つて、以降、連結軸8はカウンタ4に対
し下方へ引き下げられた非係合状態に保持され
る。又、これによりスイツチ68が閉成状態に保
持されるためにインバータ72の出力はロウに保
持され、従つて、記録回路73は記録不能状態に
保持される様になる。
一方、スイツチ51′及び52′が閉成されて接
続点aの電位がハイになるとスイツチ69の端子
PBがハイになるためにワン・シヨツト回路75
は単パルスを出力し、これはオア回路77を通じ
てプランジヤ駆動回路78に附与され、そして該
プランジヤ駆動回路78はこの時の単パルスに応
答してプランジヤ64に1回、通電を行なう様に
なる。これによりヘツド5は前述のリセツト位置
からシート2上の記録エリア内の第1トラツク位
置に移動させられる様になる。従つて、この状態
ではヘツド5、スイツチ80及び再生回路79を
通じて第1トラツクの記録信号が再生される様に
なる。尚、接続点aの電位がハイになると再生ト
ラツク切換え回路76がイネーブルとなつてお
り、従つて、この状態で、不図示のトラツク切換
えスイツチ等を操作して再生トラツク切換え指令
を附与すると、これに応答して該切換え回路76
はヘツド・シクト・パルスを出力し、これはオア
回路77を通じてプランジヤ駆動回路78に附与
される。そして該プランジヤ駆動回路78はこの
時のパルスに応答してプランジヤ64に通電し、
従つて、所望のトラツク位置へのヘツド5のシフ
トが行なわれることになる。
以上から理解される様に、本実施例にあつて
は、磁気シート2の、スピンドル6への装着完了
後、直ちに磁気ヘツド5が記録又は再生のための
予め決められた位置に移動させられ、更に、スピ
ンドル6の回転も開始されるため、記録あるいは
再生開始信号が発せられたときには直ちに記録あ
るいは再生が可能となり、大変便利である。特
に、スピンドル6を回転させるモータ82の立上
り時間等を考えるとシート装着後直ちにシート回
転用モータ82をスタートさせることは時間的節
約の面で有益である。
尚、第9図の回路に於いて、シート装着完了検
出スイツチ52′と直列にカセツト感知スイツチ
51′を設けたのは、カセツト1がホルダー31
に挿入されている場合にのみ、モータ82の作動
並びにヘツド5の移動等が可能になる様にするた
めであり、若し、斯かる配慮を必要としない場合
にはスイツチ51′は省略しても良いものである。
(効果) 以上詳述した様に、本発明によれば、記録媒体
を着脱自在な開放位置と、記録媒体を装置内の記
録再生位置へと装填させる閉成位置とを移動可能
な収納部材と、収納部材を閉成位置に係止する係
止手段を設けるとともに、収納部材の開放状態で
は、係止手段が係止解除位置に保持されており、
収納部材が閉成位置へと移動したとき、始めてこ
れを係止せる係止位置へと移動するように構成し
たので、収納部材の閉成時、係止手段が収納部材
の閉成動作の負荷にならず、動作が確実且つ円滑
に行なえ、操作性の良好な記録又は再生装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に使用される記録媒
体収納容器と装置側の回転駆動部及び連結部とを
示す斜視図、第2図は本発明の一実施例の、特に
カセツト装填及びシート装着機構の分解的斜視
図、第3図、第4図及び第5図は第2図示機構の
各種の状態を第2図に於けるA−A断面で示す断
面図、第6図及び第7図は第2図示機構に於ける
カバー・ロツク部の非ロツク及びロツク状態での
詳細を示す平面図、第8図は本発明の一実施例
の、特にヘツド移動機構の平面図、第9図は本発
明の一実施例の、主としてヘツド移動機構及びシ
ート回転モータの制御回路を示す回路ブロツク図
である。 1……記録媒体収納容器、2……記録媒体、3
……記録媒体の結合部、5……記録又は再生ヘツ
ド、46〜64……ヘツド移動手段の構成要素、
82……回転駆動手段、6……回転駆動部、38
……押圧手段、51′……記録媒体装填検出手段、
52′……押圧解除検出手段、70,71,75,
77,78……ヘツド移動制御手段の構成要素、
81……回転駆動制御手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録媒体を着脱可能な開放位置と前記記録媒
    体を装置内の記録又は再生位置に装填せる閉成位
    置とを移動する収納部材と、 前記収納部材を前記閉成位置に係止せる係止位
    置と、その係止を解除せる解除位置とを移動自在
    に配され、前記係止位置へと付勢された第1の係
    止部材と、 前記第1の係止部材を前記係止位置から前記解
    除位置へと移動する操作部材と、 前記操作部材によつて前記第1の係止部材が前
    記係止位置から前記解除位置へと移動されたとき
    これを該解除位置に係止し、前記収納部材の閉成
    動作に応じて前記第1の係止部材の係止を解除し
    てこれを前記係止位置へと移動可能となす第2の
    係止部材と、 を備えたことを特徴とする記録又は再生装置。
JP63079259A 1988-03-31 1988-03-31 記録又は再生装置 Granted JPS63276748A (ja)

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