JPH0555680U - ボタン電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】着信順位の判別を可能とし、最先着信に対して
迅速な応答を可能とする。 【構成】ボタン電話機の表示部に着信局線情報と着信後
の経過時間情報とを表示部に表示せしめることにより、
受信者による最先着信局線と経過時間の把握、迅速な応
答を可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 本考案は、ボタン電話装置に関し、特に使用性を改善したボタン電話装置に関 する。 【０００２】 【従来の技術】 複数の局線が収容され、複数のボタン電話機が接続され、任意の局線とボタン 電話機とを接続制御するようにしたボタン電話装置は、近年、種々機能が搭載さ れ益々使用性が向上している。 上記ボタン電話機には表示部が設置され、着信があった局線に対応するＬＥＤ （レーザ発光ダイオード）を点滅させることにより複数の着信中局線の中から任 意の局線を選択して応答できるように構成されている。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 上述のように、従来のボタン電話装置では、各ボタン電話機のＬＥＤ点滅によ り着信応答があった局線を表示せしめ、所望の局線を選択応答させるものであっ た。 しかしながら、複数の局線への着信があった場合には、複数のＬＥＤが同時に 点滅するため、各局線の着信順位が判別できず、最初に着信があった局線の応答 までにかなりの時間を費やしてしまうという恐れが生じ、サービス改善面で問題 が生じ、使用性が損なわれていた。 【０００４】 そこで、本考案の目的は、着信順位の判別を可能とし、最先着信に対して迅速 な応答を可能とするボタン電話装置を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決するため、本考案によるボタン電話装置は、 複数の局線と複数のボタン電話機とが収容されたボタン電話装置において、 着信のあった局線情報と該着信後の経過時間情報とを表示する表示部を前記ボ タン電話機に設けて構成される。 【０００６】 【作用】 本考案では、ボタン電話機の表示部に着信局線情報と着信後の経過時間情報と を表示部に表示せしめることにより、受信者による最先着信局線と経過時間の把 握、迅速な応答を可能とする。 【０００７】 【実施例】 次に、本考案について図面を参照しながら説明する。 図１は、本考案によるボタン電話装置の一実施例の構成図である。 ボタン電話装置を構成する主装置１には、複数の局線Ｌ01, Ｌ02,…，Ｌ0Mと 、複数のボタン電話機２Ａ，２Ｂ，…，２Ｎが収容、接続されており、主装置１ には、局線への着信を検出する着信検出回路１１と、着信後の経過時間を計数す る時計回路１２とが設けられている。また、ボタン電話機２Ａ，２Ｂ，…，２Ｎ のそれぞれにはＬＣＤ等の表示部２０Ａ，２０Ｂ，…，２０Ｎが設置されており 、着信局線と、着信後の経過時間が表示される。 【０００８】 すなわち、図１において、主装置１の着信検出回路１１は、収容局線に着信が あったことを検出すると、当該着信局線を表示するための局線表示信号を各ボタ ン電話機２Ａ，２Ｂ，…，２Ｎに送出する。また、主装置１の時計回路１２には 着信検出回路１１から着信信号を受け、各局線の着信に応答して時間計測が開始 され、着信後の経過時間を各ボタン電話機２Ａ，２Ｂ，…，２Ｎに送出する。各 ボタン電話機２Ａ，２Ｂ，…，２Ｎは、着信検出回路１１からの着信局線表示信 号と時計回路１２からの経過時間（鳴動時間）信号を受け、各ボタン電話機に設 置された表示部２０Ａ，２０Ｂ，…２０Ｎに着信局線と着信後の経過時間（鳴動 時間）を表示せしめる。 【０００９】 図２には、上記表示部への表示例が示されている。 図２（Ａ）にはセグメントディスプレイ表示例が表示され、＃１部に外線（局 線）０１の着信状態が、＃２に着信後の経過時間が示されている。（Ａ）の例で は、００分０５秒経過していることが示されている。図２（Ｂ）には、ドットデ ィスプレイ表示例が表示され、＃１に着信外線０１，＃２に経過時間が表示され 、＃３にはカレンダーのうち日付が、＃４には月が、＃５には曜日が、＃６には 現在時刻が表示されている。また、図２（Ｃ）にはフォトディスプレイ表示例が 示され、図２（Ｂ）と同様に、着信外線（＃１）、経過時間（＃２）、カレンダ ー（＃３と＃４）、現在時刻（＃６）が表示されている。 ボタン電話機の表示部には、複数の着信局線情報とその着信後経過時間情報と が表示されるが、この表示部には、最先に着信した局線番号と経過時間（鳴動時 間）だけを表示せしめ、応答があった場合には応答局線を消去し、次に古い（最 先の）局線番号と経過時間（鳴動時間）を表示している。尚、複数の着信局線及 びその着信後経過時間情報とを表示部に同時に表示せしめることもできる。 【００１０】 【考案の効果】 以上説明したように、本考案によるボタン電話装置は、ボタン電話機の表示部 に着信局線情報と着信後の経過時間情報とを表示せしめているので、ユーザ（受 信者）は最先着信局線と経過時間とを一目瞭然に把握でき、迅速な応答が可能と なるだけでなく、発呼者に対する適切な対応も可能となる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案によるボタン電話装置の一実施例を示す
構成図である。 【図２】図１に示す実施例における表示部の表示例を示
す図である。 【符号の説明】 １ 主装置 ２Ａ，２Ｂ，…，２Ｎ ボタン電話装置 １１ 着信検出回路 １２ 時計回路 ２０Ａ，２０Ｂ，…，２０Ｎ 表示部

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の局線と複数のボタン電話機とが収容されたボタン
   電話装置において、 着信のあった局線情報と該着信後の経過時間情報とを表
   示する表示部を前記ボタン電話機に設けて成ることを特
   徴とするボタン電話装置。