JPH0555348A - 半導体ウエーハ処理用車輪付きボート - Google Patents

半導体ウエーハ処理用車輪付きボート

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JPH0555348A
JPH0555348A JP23742291A JP23742291A JPH0555348A JP H0555348 A JPH0555348 A JP H0555348A JP 23742291 A JP23742291 A JP 23742291A JP 23742291 A JP23742291 A JP 23742291A JP H0555348 A JPH0555348 A JP H0555348A
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JP
Japan
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boat
bearing
axle
wheels
semiconductor wafer
Prior art date
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Pending
Application number
JP23742291A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Kitazawa
厚男 北沢
Ryoichi Hiruta
亮一 蛭田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉芯管内等における直進性を向上する。 【構成】 ボート本体1の両端部に設けた軸受溝3に、
車輪6の車軸5を回転自在に係合してなる半導体ウェー
ハ処理用車輪付きボートにおいて、軸受溝3をその上部
が逆V字状をなすように設けることにより、車軸を軸受
溝内の上部において前後の2箇所で線接触させてガタを
なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェーハ処理用
車輪付きボートに係り、特に複数の半導体ウェーハに拡
散処理等を施す際にそれらを直接又は間接に載置して炉
芯管等に出し入れする半導体ウェーハ処理用車輪付きボ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体ウェーハ処理用車
輪付きボートとしては、例えば特開昭62−25943
3号公報記載のものが知られている。
【0003】この半導体ウェーハ処理用車輪付きボート
は、図4に示すように、複数の半導体ウェーハ(図示せ
ず)を直接又は間接に載置する横断面円弧状のボート本
体21と、ボート本体21の両端部(図においては一端
部のみ示す)に設けられ、底壁にH形の開口部22を有
する箱形の軸受ハウジング部23と、上記開口部22か
ら軸受ハウジング部23内に収容され、軸受ハウジング
部23の両側壁に設けた円弧状若しくは長円形状の軸受
溝24に回転自在に係合される車軸25の両端部に車輪
26を一体に設けてなる車輪ユニット27と、前記軸受
ハウジング部23の底壁に凸部28を介して着脱可能に
設けた車輪ユニット押さえ板29とから構成されてい
る。
【0004】図中30は車輪ユニット押さえ板29を出
し入れするため、軸受ハウジング部23の前壁(図4に
おいては左壁)に設けた矩形の開口部である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体ウェーハ処理用車輪付きボートにおいては、
車輪ユニット27の車軸25を回転自在とするため、軸
受溝24の曲率が車軸25の曲率より僅かに大きく設け
られ、車軸25に前後のガタがあるので、炉芯管内等に
おける車輪付きボートの走行時の直進性が低下し、大き
な蛇行によって車輪付きボートが傾斜し、載置した半導
体ウェーハが落下するおそれがある。
【0006】そこで、本発明は、炉芯管内等における直
進性を向上し得る半導体ウェーハ処理用車輪付きボート
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の半導体ウェーハ処理用車輪付きボートは、
ボート本体の両端部に設けた軸受溝又は軸受穴に、車輪
の車軸を回転自在に係合してなる半導体ウェーハ処理用
車輪付きボートにおいて、前記軸受溝又は軸受穴をその
上部が逆V字状をなすように設けたものである。
【0008】
【作用】上記手段においては、車軸が軸受溝又は軸受穴
内の上部において前後の2箇所で線接触する。
【0009】軸受溝又は軸受穴の逆V字状をなす上部の
角度は、前後等分に割り振られた約45〜90°の角度
であることが好ましい。
【0010】逆V字状をなす上部の角度が45°未満で
あると、軸受ハウジング部に割れが入ったり、車軸の回
転が円滑にならない一方、90°を超えると、車軸と軸
受溝又は軸受穴との間にガタを生じ、直進性が低下す
る。
【0011】逆V字状の頂部は、車軸径の1/10〜1
/2のアールとすることが好ましい。
【0012】車軸径の1/10未満のアールとすると、
軸受ハウジング部にクラックが入り易くなる一方、1/
2を超えるアールとすると、車軸が2箇所以外でも軸受
溝又は軸受穴と接触し、車軸の回転が円滑とならない。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の半導体ウェーハ
処理用車輪付きボートの要部の斜視図である。
【0015】図1において1は複数の半導体ウェーハを
直接又は間接に載置する比較的長い(例えば700mm)
ボート本体で、このボート本体1は、例えば石英ガラ
ス、シリコン、あるいはSiC質又はSi−SiC質の
材料等により横断面皿状に設けられている。ボート本体
1の両端部(図1においては一端部のみ示す。)には、
ボート本体1と同一の材料からなり、ボート本体1の長
手方向(図1においては左右方向)へ貫通した箱形の軸
受ハウジング部2が一体に設けられている。
【0016】軸受ハウジング部2は、後述する車輪ユニ
ットを支承するためのものであり、その左右両側壁の下
部には、約45〜90°の角度をなす逆V字状の軸受溝
3が左右対称位置において下方へ開口して設けられてい
る。両軸受溝3は、図2に示すように、垂直面を境にし
て前後(図2においては左右)等分に割り振られてお
り、又、頂部が後述する車軸の直径の1/10〜1/2
のアールをなすように形成されている。そして、軸受ハ
ウジング部2の底壁には、両軸受溝3の間を軸受溝3の
下端部と同一幅で切り欠いた開口部4が設けられてい
る。
【0017】軸受ハウジング部2の両軸受溝3には、ボ
ート本体1と同一の材料からなり、この軸受ハウジング
部2の幅より適宜に長い長さを有する車軸5の両端部に
車輪6を一体に設けてなる車輪ユニット7が、車軸5を
回転自在に係合して支承されている。そして、車軸5を
両軸受溝3に係合した車輪ユニット7は、軸受ハウジン
グ部2の前方(図1においては左方)の開口部から取り
外し可能に挿入される車輪ユニット押さえ板8によって
軸受ハウジング部2からの脱落を防止されている。車輪
ユニット押さえ板8には、その水平方向の移動を防止す
るため、軸受ハウジング部2の底壁の開口部4と係合す
る凸部9が設けられている。
【0018】図1において10は車輪6のボスで、車輪
6の軸受ハウジング部2との接触面積を低減すべく内側
に突設されている。
【0019】なお、車輪6の外周部は、炉芯管内等との
接触を良好にするため、断面円弧状に設けることが好ま
しい。
【0020】上記構成の半導体ウェーハ処理用車輪付き
ボートは、車輪ユニット7の車軸5を軸受ハウジング部
2の軸受溝3に係合した後、車輪ユニット押さえ板8を
前方の開口部から軸受ハウジング部2内に挿入し、かつ
その凸部9を開口部4に係合することによって走行部分
の組み立てが完了するものであり、上記手順と逆に車輪
ユニット押さえ板8を軸受ハウジング部2から引き抜
き、かつ車輪ユニット7を取り外すことにより走行部分
の分解が行われる。
【0021】ここで、車輪ユニット7の車軸5の直径を
一定にし、軸受ハウジング部2の軸受溝3の逆V字状を
なす角度を40°,45°,60°,90°,95°と
変え、車輪付きボートを炉芯管内で2m走行させたとこ
ろ、40°のものは、車軸5の回転が困難となると共
に、軸受ハウジング部2に亀裂が入る不具合が生じ、
又、45〜90°のものは、車軸5の回転が円滑になる
と共に、走行初期の炉芯管の中心とのなす中心角を0°
とした場合、走行終期の炉芯管の中心となす中心角が、
いずれも図3において直線Aで示すようになり、更に9
5°のものは、走行終期の炉芯管の中心となす中心角
が、図3において直線Bで示すようになる一方、従来の
車輪付きボートの走行終期の炉芯管の中心となす中心角
は、直線Cに示すようになった。
【0022】したがって、軸受溝の角度を45〜90°
とすることにより、炉芯管内等における車輪付きボート
の直進性を大幅に向上し得ることがわかる。
【0023】なお、上述した実施例においては、車輪ユ
ニットを一体型のものとし、軸受ハウジング部に下方に
開口した軸受溝を設ける場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、例えば車輪ユニットを車軸
と車輪とが分解可能な組立型のものとする場合には、軸
受ハウジング部の両側壁に軸受穴を設け、かつこの軸受
穴の上部を逆V字状とした四角形、五角形その他の形状
とし、車軸が前後の2箇所で軸受穴と線接触するように
してもよく、同様の作用効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体ウェ
ーハ処理用車輪付きボートによれば、車軸が軸受溝又は
軸受穴内の上部において前後の2箇所で線接触するの
で、従来のように車軸が軸受溝内で前後にガタつくよう
なことはなく、炉芯管内等における直進性を大幅に向上
することができ、ひいては車輪付きボートが傾き、載置
した半導体ウェーハが落下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体ウェーハ処理用車輪
付きボートの要部の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の半導体ウェーハ処理用車輪
付きボートの要部の側面図である。
【図3】図1の車輪付きボートの直進性を示す説明図で
ある。
【図4】従来の半導体ウェーハ処理用車輪付きボートの
要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ボート本体 2 軸受ハウジング部 3 軸受溝 4 開口部 5 車軸 6 車輪 7 車輪ユニット 8 車輪ユニット押さえ板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボート本体の両端部に設けた軸受溝又は
    軸受穴に、車輪の車軸を回転自在に係合してなる半導体
    ウェーハ処理用車輪付きボートにおいて、前記軸受溝又
    は軸受穴をその上部が逆V字状をなすように設けたこと
    を特徴とする半導体ウェーハ処理用車輪付きボート。
JP23742291A 1991-08-23 1991-08-23 半導体ウエーハ処理用車輪付きボート Pending JPH0555348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23742291A JPH0555348A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 半導体ウエーハ処理用車輪付きボート

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23742291A JPH0555348A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 半導体ウエーハ処理用車輪付きボート

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Publication Number Publication Date
JPH0555348A true JPH0555348A (ja) 1993-03-05

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ID=17015126

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JP23742291A Pending JPH0555348A (ja) 1991-08-23 1991-08-23 半導体ウエーハ処理用車輪付きボート

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111489995A (zh) * 2020-04-25 2020-08-04 台州卓睿科技有限公司 太阳能电池硅片二次印刷用翻转运输装置及其生产工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111489995A (zh) * 2020-04-25 2020-08-04 台州卓睿科技有限公司 太阳能电池硅片二次印刷用翻转运输装置及其生产工艺
CN111489995B (zh) * 2020-04-25 2021-01-05 一道新能源科技(衢州)有限公司 太阳能电池硅片二次印刷用翻转运输装置及其生产工艺

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