JPH0555317A - 半導体検査装置 - Google Patents

半導体検査装置

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JPH0555317A
JPH0555317A JP3238654A JP23865491A JPH0555317A JP H0555317 A JPH0555317 A JP H0555317A JP 3238654 A JP3238654 A JP 3238654A JP 23865491 A JP23865491 A JP 23865491A JP H0555317 A JPH0555317 A JP H0555317A
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probe
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semiconductor inspection
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inspection device
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Junichi Kimura
潤一 木村
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NEC Yamaguchi Ltd
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NEC Yamaguchi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体検査装置において、プローブカード4
の探針5の接触抵抗を安定させ、集積回路の電気特性試
験を正確に試験する。 【構成】 プローブカード4の探針5の高さ位置を探針
高さ計測部(レーザ光源6及びカメラ7)で計測し、探
針5の最適な接触位置の高さを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハ上に形成
された集積回路(以後ICと呼ぶ)の電気特性試験を行
う半導体検査装置(以後プローバと呼ぶ)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプローバは図5に示すよ
うに、半導体ウェハ1を保持するための試料吸着台3
と、制御部8と、駆動部10と、操作部11と、顕微鏡
12とを有している。
【0003】半導体ウェハ1上のIC2に対して電気特
性試験を行うために、半導体テスター13と、探針5を
複数設置しているプローブカード4とを接続し、プロー
ブカード4の探針5をIC2の電極に接触させた状態で
IC2の電気特性試験が行われていた。
【0004】前記プローブカード4については、IC2
の電極群に接触するための探針5が約20本〜500本
プローブカードの裏面側に設置されている。
【0005】これらの探針5を設置するためには、熟練
した作業者が探針5を1本1本曲げ、ICの電極群に対
応するため定められた位置に配置し、その後接着材によ
り配置された探針5を固定する。
【0006】このような精密作業は、熟練した作業者で
あっても探針5の曲げる角度が定められた角度になって
いなかったり、探針5の高さを揃えることが難しい。
【0007】以上のようにして作製されたプローブカー
ド4は、プローバに接続され、その後作業者は顕微鏡1
2を見ながら探針5とIC2の電極群の接触状態を確か
め、全ての探針5が接触した時点より、接触状態の安定
を図るため、さらに約10〜20μm試料吸着台3を探
針5に押し当てる。
【0008】一般には、約10〜20μm試料吸着台3
を探針5に押し当てることをオーバードライブと呼んで
おり、このときに押し当てた高さ分を制御部8に記憶さ
せる。
【0009】このようにして、探針5とIC2の電極群
が接触でき、且つオーバードライブ量が記憶され、はじ
めてIC2の電気特性試験が行えるようになる。
【0010】半導体ウェハ1上の各IC2に対してプロ
ーブカード4の探針5を数万回接触させると、プローブ
カード4は作製時に定められたとおりに作製されていな
い特定の探針5だけが摩耗したり、高さが変わってしま
うことがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来のプローバに
おいては、顕微鏡によりICの電極群と探針との接触確
認を行っているため、探針の多いプローブカードでは、
ICの電極群との間で接触していない探針を見逃した
り、逆にICの電極と探針との接触に気がつかず、オー
バードライブを加え過ぎてしまうことがある。
【0012】探針高さバラツキに対してオーバードライ
ブを大きく加えると、ICの電極と探針との接触抵抗は
安定するが、探針の針圧により、集積回路の電極を壊す
こともある。
【0013】そのため、オーバードライブは約10〜2
0μmが適当であり、このとき、探針バラツキが約5μ
m以上あると、電極と探針との接触抵抗のバラツキも大
きくなり、ICの電気特性試験は正確に行えなくなる。
【0014】しかも、従来のプローバには探針バラツキ
を測定する機能や、探針の高さからICの電極群と探針
群の接触高さや、適切なオーバードライブを見つける機
能はなく、作業者の判断に頼るために、オーバードライ
ブや探針バラツキの判断に個人差があり、ICの電気特
性試験が正確に行えないという問題がある。
【0015】本発明の目的は、かかる問題を解決する半
導体検査装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体検査装置においては、半導体ウ
ェハ上に形成された集積回路にプローブカードの探針を
接触させ該集積回路の電気特性試験を行う半導体検査装
置であって、プローブカードの探針の先端までの高さを
計測する探針高さ計測部と、探針高さ計測部からの情報
に基づいて、集積回路の電極群と探針との接触位置の高
さと適切なオーバードライブの値を算出する機能をもつ
制御部とを有するものである。
【0017】
【作用】本発明では、探針の高さを測定し、そのデータ
を統計処理し最適な接触位置の高さを算出するようにし
たものである。
【0018】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示すプローバの断面図である。
【0020】図において、本実施例に係るプローバは、
プローブカード4の探針5の先端までの高さを計測する
ためのレーザ光源6及びカメラ7より構成される探針高
さ計測部9と、探針高さ計測部9からの情報を使用し
て、IC2の電極群と探針5との接触位置の高さと適切
なオーバードライブの値を算出する機能を付加した制御
部8とを有するものである。その他の構成は従来例と同
様である。
【0021】次に、このプローバの動作について説明す
る。例えば、探針5の高さを確認する場合には、探針高
さ計測部9が計測する探針5の下へ移動して、探針5の
高さを自動的に見つけ出す。
【0022】探針5の高さを計測する原理は、図2
(A)のように、探針5の下面に向けて下方から角度a
でレーザ光が入射し、探針5で反射されたレーザ反射光
はカメラ7に入射する。
【0023】レーザ光源6とカメラ7の中心距離Lは固
定されているため、反射光がカメラ7の中心に入射した
時の探針5の高さH1は、H1=L/2tanaである。
【0024】従って、図2(B)のように、カメラ7へ
の入射光が中心からdl程ズレた場合、探針5までの高
さH2=(Lcosa+dl)×H1/Lcosaで表わ
される。
【0025】レーザ光源6の中心とカメラ7の中心が試
料吸着台3の表面と同じ高さに取付けられている時、半
導体ウェハ1の厚さをWとすると、試料吸着台3から探
針5までの高さは、H=H2−Wにより算出できる。
【0026】この探針5の高さの計測を各探針5に対し
てそれぞれ行い、制御部8で探針5の高さバラツキが5
μm以下ならば、探針5の高さの平均値を算出し、これ
にオーバードライブを加えた上で、IC2の電気特性試
験を開始する。
【0027】また、探針5の高さバラツキが5μmを超
える場合は、作業を中断し、作業者にプローブカード4
の交換を行うよう知らせる。
【0028】(実施例2)図3は、本発明の実施例2を
示す断面図である。
【0029】本実施例2では、実施例1において使用し
ているカメラ7及びレーザ光源6に代えて、レーザの入
射波と反射波の相互干渉により位置検出を行うレーザ干
渉計を用いた探針高さ計測部9を設ける。
【0030】レーザ光の干渉の原理は、図4(A),
(B)に示すように、入射波と反射波が相互干渉を起こ
し、光の強さが探針5の先端よりレーザ光の1/4波長
ごとに、暗,明,暗,明…を繰り返す。
【0031】従って、この例では、干渉したレーザ光の
強弱(明暗)により探針5の高さを計測する。
【0032】この実施例2においても、例えばレーザ干
渉計から得た計測値を制御部8でIC2から探針5まで
の高さを算出し、これにオーバードライブを加えた上
で、ICの電気特性試験を行う。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプローバ
は、探針の高さ位置データを統計処理し、最適な接触位
置の高さを算出するため、ICと探針の接触高さと適切
なオーバードライブを迅速に発見でき、且つ自動的にチ
ェックでき、作業者による接触の判断の個人差や、接触
抵抗のバラツキはなくなり、正確な電気特性試験が行え
るという効果を得る。
【0034】また、各探針がどの程度摩耗しているとい
う情報も同時に得ることができ、さらに探針の高さバラ
ツキが5μmを超える場合は作業を中断し、作業者にプ
ローブカードの交換を行うよう知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す半導体検査装置の断面
図である。
【図2】図1に示した探針の高さ位置計測実行中の様子
と計測原理を示す略図であり、(A)は探針が摩耗して
いない場合、(B)は探針が摩耗した場合を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例2を示す半導体検査装置の断面
図である。
【図4】(A)は、図3において、レーザ光の入射波と
反射波の一例を示す図、(B)は、図4(A)において
レーザ光の干渉の様子を示す図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体ウェハ 2 IC(集積回路) 3 試料吸着台 4 プローブカード 5 探針 6 レーザ光源 7 カメラ 8 制御部 9 探針高さ計測部 10 駆動部 11 操作部 12 顕微鏡 13 半導体テスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ上に形成された集積回路に
    プローブカードの探針を接触させ該集積回路の電気特性
    試験を行う半導体検査装置であって、 プローブカードの探針の先端までの高さを計測する探針
    高さ計測部と、 探針高さ計測部からの情報に基づいて、集積回路の電極
    群と探針との接触位置の高さと適切なオーバードライブ
    の値を算出する機能をもつ制御部とを有することを特徴
    とする半導体検査装置。
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