JPH055527A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
- Publication number
- JPH055527A JPH055527A JP15483191A JP15483191A JPH055527A JP H055527 A JPH055527 A JP H055527A JP 15483191 A JP15483191 A JP 15483191A JP 15483191 A JP15483191 A JP 15483191A JP H055527 A JPH055527 A JP H055527A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- output
- bumping
- food
- cooking
- Prior art date
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- Granted
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 突沸発生時、加熱室内が汚れたり赤外線セン
サ等の検出手段の検知性能が劣化したりするのを極力抑
制しつつ、調理失敗を招かない加熱調理器を提供する。 【構成】 マイクロコンピュータは、加熱状態を検出す
る赤外線センサの出力に基づいて食品の突沸状態の有無
を判定し(S2ステップ)、突沸を判定すると突沸判定
が行われなくなるまで加熱出力を100Wずつ徐々に低
下する(S4ステップ)。
サ等の検出手段の検知性能が劣化したりするのを極力抑
制しつつ、調理失敗を招かない加熱調理器を提供する。 【構成】 マイクロコンピュータは、加熱状態を検出す
る赤外線センサの出力に基づいて食品の突沸状態の有無
を判定し(S2ステップ)、突沸を判定すると突沸判定
が行われなくなるまで加熱出力を100Wずつ徐々に低
下する(S4ステップ)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジ等の加熱調理
器に関する。
器に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線センサの出力に基づいて加熱を制
御する特公平2−2276号公報に示されるような電子
レンジにおいては、食品が急激に沸騰する所謂突沸状態
が生じると、食品が加熱室内に飛散し加熱室内が汚れた
り赤外線センサの検知性能が劣化する。このような事態
が生じるのをできるだけ抑制すべく、上記赤外線センサ
の出力に基づいて突沸状態が検知された時に加熱を直ち
に停止することが考えられるが、この場合、調理が不完
全な状態で終了し調理失敗を招く。
御する特公平2−2276号公報に示されるような電子
レンジにおいては、食品が急激に沸騰する所謂突沸状態
が生じると、食品が加熱室内に飛散し加熱室内が汚れた
り赤外線センサの検知性能が劣化する。このような事態
が生じるのをできるだけ抑制すべく、上記赤外線センサ
の出力に基づいて突沸状態が検知された時に加熱を直ち
に停止することが考えられるが、この場合、調理が不完
全な状態で終了し調理失敗を招く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、突沸発生
時、加熱室内が汚れたり赤外線センサ等の検出手段の検
知性能が劣化したりするのを極力抑制しつつ、調理失敗
を招かない加熱調理器を提供しようとするものである。
時、加熱室内が汚れたり赤外線センサ等の検出手段の検
知性能が劣化したりするのを極力抑制しつつ、調理失敗
を招かない加熱調理器を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、食品を収容す
る加熱室と、食品を加熱する加熱源と、食品の加熱状態
を検出する検出手段と、この検出手段の出力に基づいて
上記加熱源を駆動制御する制御部とを備えた加熱調理器
において、上記制御部は、上記検出手段の出力に基づい
て食品の突沸状態の有無を判定する突沸判定手段と、こ
の突沸判定手段による突沸判定時に上記加熱源を制御し
て加熱出力を低下させる出力低下手段とを有することを
特徴とし、更には、上記出力低下手段は突沸判定が行わ
れなくなるまで加熱出力を徐々に低下させることを特徴
とする。
る加熱室と、食品を加熱する加熱源と、食品の加熱状態
を検出する検出手段と、この検出手段の出力に基づいて
上記加熱源を駆動制御する制御部とを備えた加熱調理器
において、上記制御部は、上記検出手段の出力に基づい
て食品の突沸状態の有無を判定する突沸判定手段と、こ
の突沸判定手段による突沸判定時に上記加熱源を制御し
て加熱出力を低下させる出力低下手段とを有することを
特徴とし、更には、上記出力低下手段は突沸判定が行わ
れなくなるまで加熱出力を徐々に低下させることを特徴
とする。
【0005】
【作用】検出手段の出力に基づいて突沸を判定すると、
加熱出力を低下して加熱が続行され、更には突沸判定が
行われなくなるまで加熱出力が徐々に低下されながら加
熱が続行される。
加熱出力を低下して加熱が続行され、更には突沸判定が
行われなくなるまで加熱出力が徐々に低下されながら加
熱が続行される。
【0006】
【実施例】図1は本発明実施例の電子レンジの概略を示
す。1は食品2を収納する加熱室、3はこの加熱室1に
マイクロ波を供給して食品2を加熱する加熱源としての
マグネトロン、4は上記加熱室1の上壁に形成された開
口、5は焦電素子を内蔵し、上記開口4を介して加熱室
1内の食品2に臨み、食品温度を非接触で検出する検出
手段である赤外線センサ、6はこの赤外線センサ5が温
度検知を行わない時に上記開口4を閉じるシャッタ、7
は加熱時間や加熱メニュー等の情報を入力するキーボー
ド、8はこれら情報等を表示する表示器、9は複数の加
熱メニューに対応する加熱温度やマイクロ波出力等の調
理シーケンスを記憶したメモリを有し、キーボード7や
センサ5からの情報を参照して上記マグネトロン3や表
示器8等の制御を行う制御部としてのマイクロコンピュ
ータである。このマイクロコンピュータ9は、キーボー
ド7から調理メニューの指定がなされると、このメニュ
ーに対応する調理シーケンスをメモリから読み出し、セ
ンサ5が検知した温度を参照しつつマグネトロン3を駆
動制御して加熱を実行する。
す。1は食品2を収納する加熱室、3はこの加熱室1に
マイクロ波を供給して食品2を加熱する加熱源としての
マグネトロン、4は上記加熱室1の上壁に形成された開
口、5は焦電素子を内蔵し、上記開口4を介して加熱室
1内の食品2に臨み、食品温度を非接触で検出する検出
手段である赤外線センサ、6はこの赤外線センサ5が温
度検知を行わない時に上記開口4を閉じるシャッタ、7
は加熱時間や加熱メニュー等の情報を入力するキーボー
ド、8はこれら情報等を表示する表示器、9は複数の加
熱メニューに対応する加熱温度やマイクロ波出力等の調
理シーケンスを記憶したメモリを有し、キーボード7や
センサ5からの情報を参照して上記マグネトロン3や表
示器8等の制御を行う制御部としてのマイクロコンピュ
ータである。このマイクロコンピュータ9は、キーボー
ド7から調理メニューの指定がなされると、このメニュ
ーに対応する調理シーケンスをメモリから読み出し、セ
ンサ5が検知した温度を参照しつつマグネトロン3を駆
動制御して加熱を実行する。
【0007】図2は上記マイクロコンピュータ9に組み
込まれた制御プログラムの要部を示し、これに基づいて
以下に電子レンジの動作を説明する。所望調理メニュー
を指定し、例えば最大加熱出力500Wで加熱調理を行
う調理シーケンスを読み出して加熱調理を実行している
場合、マイクロコンピュータ9は1秒経過毎にS1ステ
ップからS2ステップへ進む。このS2ステップは突沸
判定手段であり、上記センサ5の出力に基づいて食品2
の突沸状態の有無を判定する。具体的には、突沸は食品
2の急激な温度変化があった時に起こることから、急激
な温度変化の有無を継続的に調べこの温度変化を検出し
た時に突沸があったと判定する。上記S2ステップで突
沸判定がなされると、S3ステップにて現在の加熱出力
が100Wであるか否かが判断される。加熱出力100
Wは出力調節範囲の下限であり、この出力100Wでは
突沸は全く起こらない。現在の加熱出力は500Wであ
るから、次いで出力低下手段であるS4ステップが実行
され、現在の出力が100W低下するようにマグネトロ
ン3が駆動制御される。このS4ステップにおいては、
S2ステップで突沸判定が行われなくなるまで、1秒経
過毎に100Wずつ加熱出力が徐々に低下する。そし
て、例えば、加熱出力300Wで突沸が起こらなくなる
と、以後この加熱出力300Wで加熱が続行され、突沸
が起こらず当初の加熱出力にできるだけ近い加熱出力に
て加熱が最後まで行われ、調理失敗が防がれる。また、
以後突沸が起こらなくなるから食品が加熱室1内に飛散
しなくなり、加熱室1内が汚れたり赤外線センサ5の検
知性能が劣化するのが抑制される。
込まれた制御プログラムの要部を示し、これに基づいて
以下に電子レンジの動作を説明する。所望調理メニュー
を指定し、例えば最大加熱出力500Wで加熱調理を行
う調理シーケンスを読み出して加熱調理を実行している
場合、マイクロコンピュータ9は1秒経過毎にS1ステ
ップからS2ステップへ進む。このS2ステップは突沸
判定手段であり、上記センサ5の出力に基づいて食品2
の突沸状態の有無を判定する。具体的には、突沸は食品
2の急激な温度変化があった時に起こることから、急激
な温度変化の有無を継続的に調べこの温度変化を検出し
た時に突沸があったと判定する。上記S2ステップで突
沸判定がなされると、S3ステップにて現在の加熱出力
が100Wであるか否かが判断される。加熱出力100
Wは出力調節範囲の下限であり、この出力100Wでは
突沸は全く起こらない。現在の加熱出力は500Wであ
るから、次いで出力低下手段であるS4ステップが実行
され、現在の出力が100W低下するようにマグネトロ
ン3が駆動制御される。このS4ステップにおいては、
S2ステップで突沸判定が行われなくなるまで、1秒経
過毎に100Wずつ加熱出力が徐々に低下する。そし
て、例えば、加熱出力300Wで突沸が起こらなくなる
と、以後この加熱出力300Wで加熱が続行され、突沸
が起こらず当初の加熱出力にできるだけ近い加熱出力に
て加熱が最後まで行われ、調理失敗が防がれる。また、
以後突沸が起こらなくなるから食品が加熱室1内に飛散
しなくなり、加熱室1内が汚れたり赤外線センサ5の検
知性能が劣化するのが抑制される。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、突沸が発生しても、加
熱室内が汚れたり赤外線センサ等の検出手段の検知性能
が劣化したりするのを極力抑制できるとともに、加熱を
最後まで行うことができて調理失敗を抑制することがで
きる。
熱室内が汚れたり赤外線センサ等の検出手段の検知性能
が劣化したりするのを極力抑制できるとともに、加熱を
最後まで行うことができて調理失敗を抑制することがで
きる。
【図1】本発明実施例の電子レンジの概略断面図であ
る。
る。
【図2】同電子レンジの制御を示す流れ図である。
1 加熱室 3 マグネトロン 5 赤外線センサ 9 マイクロコンピュータ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 食品を収容する加熱室と、食品を加熱す
る加熱源と、食品の加熱状態を検出する検出手段と、こ
の検出手段の出力に基づいて上記加熱源を駆動制御する
制御部とを備えた加熱調理器において、上記制御部は、
上記検出手段の出力に基づいて食品の突沸状態の有無を
判定する突沸判定手段と、この突沸判定手段による突沸
判定時に上記加熱源を制御して加熱出力を低下させる出
力低下手段とを有することを特徴とする加熱調理器。 【請求項2】 上記出力低下手段は突沸判定が行われな
くなるまで加熱出力を徐々に低下させることを特徴とす
る請求項1に記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3154831A JP2975721B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3154831A JP2975721B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055527A true JPH055527A (ja) | 1993-01-14 |
JP2975721B2 JP2975721B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=15592834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3154831A Expired - Fee Related JP2975721B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2975721B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185627A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Hitachi Appliances Inc | 高周波加熱装置 |
JP2015053206A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 電子レンジ及びプログラム |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP3154831A patent/JP2975721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185627A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Hitachi Appliances Inc | 高周波加熱装置 |
JP2015053206A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 電子レンジ及びプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2975721B2 (ja) | 1999-11-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 9 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |