JPH0555039U - 給湯用管体 - Google Patents

給湯用管体

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JPH0555039U
JPH0555039U JP10702791U JP10702791U JPH0555039U JP H0555039 U JPH0555039 U JP H0555039U JP 10702791 U JP10702791 U JP 10702791U JP 10702791 U JP10702791 U JP 10702791U JP H0555039 U JPH0555039 U JP H0555039U
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JP
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hot water
water supply
supply pipe
conductor
wire
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JP10702791U
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Inventor
修 河崎
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給湯管からの漏水を早期に検知し漏水による被
害を最小限に防止できる漏水検知機能を有する給湯用管
体を提供する。 【構成】給湯管31,32を並設し、隣り合う給湯管3
1,32の間に、2本の信号用電線と漏水検知センサ線
とを撚り合せた撚合せ複合線10を配置し、これらの全
体を断熱テープ34で被包してなる給湯用管体30であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、セントラルヒーティングシステムに用いられ、かつ、信号 用電線が併設された給湯用管体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、セントラルヒーティングシステムのような給湯用管体には、屋 外機等の操作対象を操作するための操作信号を伝達する信号用電線が併設されて いる。従来の給湯用管体では、例えば、図5に示す如く、往路用の給湯管51及 び復路用の給湯管52が互いに長手方向に沿って並設された構造となされている 。そして前記給湯管51,52が互いに接する谷間部に、必要に応じた数の信号 用電線53が、給湯管51,52の長手方向に沿って縦添え配置されている。信 号用電線53を含む給湯管51,52の外周面上には断熱テープ54が巻き付け られ一体化されている。
【0003】 このように信号用電線53が併設された給湯用管体50では、給湯管51、5 2に亀裂等が発生して漏水が発生しても、何ら検出手段が設けられていないため 、床面が水浸しになるまで異常が発見できない恐れがある。この結果、システム 全体やそれを設備した建築物にも多大な被害を及ぼす危険があった。
【0004】 これに対して、従来、図5に示す如く、漏水検知センサ線55を、給湯用管体 50とは別個に、給湯用管体50の近傍に配線して、給湯管51,52の漏水を 検知することが行なわれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の漏水検知センサ線55が別個独立に配線された給湯用管 体50では、漏水検知センサ線55を給湯用管体50とは別に配線しているため 、配線に時間及び費用がかかる。また、給湯管51,52に漏水が発生した場合 に、漏水検知センサ線55が検知し得る範囲まで漏水が拡大しないと検出できな いので、漏水による被害を早期に検知することはできなかった。
【0006】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、給湯管からの漏水を早期に 検知し、漏水による被害を最小限に防止できる漏水検知機能を兼備させた給湯用 管体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数本の給湯管を並設し、それらの全体を断熱層で被包してなる給 湯用管体において、一次導体上に絶縁体層を配置し、該絶縁体層上に二次導体を 巻設しさらに最外部に保護層を配置した漏水検知センサ線と操作信号を伝達する 信号用電線とを互いに撚り合わせてなる撚合せ複合線を、隣り合う前記給湯管の 間に配置したことを特徴とする給湯用管体を提供する。
【0008】 また、本考案は、複数本の給湯管を並設し、それらの全体を断熱層で被包して なる給湯用管体において、一次導体上に一次絶縁体層を配置し、該一次絶縁体層 上に二次導体を巻設し、該二次導体上に二次絶縁体層を配置し、該二次絶縁体上 に三次導体を巻設し、さらに最外部に一体に保護層を配置した三重複合線を、隣 り合う前記給湯管の間に配置し、前記三重複合線の前記一次導体及び前記二次導 体を操作信号用電線に、また、前記三重複合線の前記二次導体及び前記三次導体 で前記給湯管の漏水を検知するようにしたことを特徴とする給湯用管体を提供す る。
【0009】
【作用】
本考案の給湯用管体では、漏水検知センサ線及び信号用電線の両機能を兼備す る撚合せ複合線又は三重複合線が給湯管の間に配置されている。これにより、給 湯管の極近くに漏水検知センサ線が配置されているので、給湯管で発生した漏水 を早期に検知できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】 図1は、本考案の給湯用管体に用いられる撚合せ複合線の一例を示す説明図で ある。図中11,12は、夫々、導体13,14の周面上に、例えば、ポリ塩化 ビニル(PVC)からなる絶縁体層15,16が設けられた信号用電線である。 導体13,14は、例えば、銅線、銅合金線を使用した単線、または、伸縮性に 富むように、例えば、銅線、銅合金線を、伸縮する伸張部材の上に螺旋上に巻設 したものを用いることができる。
【0012】 一方、図中17は、一次導体18の周面上に設けられた絶縁体層19の周面上 に、二次導体20を螺旋状に巻設し、さらに二次導体20を含む絶縁体層19の 周面上に保護層21を配置した漏水検知センサ線である。ここで、一次導体17 及び二次導体20としては、上述の導体13,14と同様のものを使用できる。 また、絶縁体層19としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等が 使用できる。また、保護層21としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエ チレン等が使用できる。
【0013】 上述のような構成からなる信号用電線11,12及び漏水検知センサ線17は 、長手方向に沿って並設され、かつ、互いに撚り合わせて一体にされている。
【0014】 このような構成からなる撚合せ複合線10は、給湯管と併設して使用される。 例えば、図2に示す如く、互いに長手方向に沿って並設された往路用の給湯管3 1及び復路用の給湯管32が互いに接する谷間部に、それらの長手方向に沿って 撚合せ複合線10を縦添えする。さらに、撚合せ複合線10を含む給湯管31, 32の周面全体に断熱テープ34を巻き付ける。
【0015】 このようにして撚合せ複合線10を併置した給湯用管体30を、例えば、セン トラルヒーティングシステムの給湯用に使用する。この場合、信号用電線11, 12により、例えば、屋外機のような操作対象に操作信号を伝達して、これを運 転することができる。
【0016】 また、併置された漏水検知センサ線17により、給湯管31,32に、例えば 亀裂が発生して漏水が起きた場合に、一次導体18及び二次導体20の間で電気 が導通したことにより漏水を検知する。この場合、漏水検知センサ線17は、給 湯管31,32の極近くに位置している。これによって、漏水の発生を、水が給 湯管31,32から漏出して断熱テープ34で囲まれた領域内にあるうちに検知 できる。この結果、漏水の発生を極めて早期に発見し迅速な対応を図り、漏水に よる被害を最小に止めることができる。
【0017】 また、漏水検知センサ線17は、漏水が発生していない通常の状態では、アー ス線として使用できる。
【0018】 さらに、撚合せ複合線10は、上述のように、給湯管31,32に縦添えした 状態にすることにより、給湯管31,32を配管するのと同時に配線できる。こ れにより、従来、漏水検知センサ線を給湯用管体とは別個独立に配線していた場 合に比べて極めて短時間にかつ低い費用で配線できる。
【0019】 次に、図3及び図4を参照して、三重複合構造からなる複合線を使用した給湯 用管体の他の実施例について説明する。
【0020】 一次導体41の周面上には、例えば塩化ビニルのようなプラスチックを被覆し てなる一次絶縁体層42が被覆され、一次絶縁体層42の周面上には、二次導体 43が螺旋状に巻設されている。前記二次導体43を含む一次絶縁体層42の周 面上には、二次絶縁体層44が被覆されている。前記二次絶縁体層44の周面上 には、二次導体45が螺旋状に巻設されている。さらに、該二次導体45を含む 二次絶対体層44の周面上には、保護層46が被覆されている。ここで、一次導 体41、二次導体43及び三次導体45は、第1の実施例の導体13,14と同 様のものを使用できる。二次絶縁体層44及び保護層46は、夫々、第1の実施 例の絶縁体層19及び保護層21と同様のものを使用できる。
【0021】 このような構成からなる三重複合線40では、一次導体41及び二次導体43 により、第1の実施例の信号用電線11,12と同様に機能し、操作対象に操作 信号を伝達できる。また、二次導体43と三次導体45とで、第1の実施例の漏 水検知センサ線17と同様に機能する。
【0022】 これにより、三重複合線40を、図4に示す如く、給湯用管体47に用いた場 合に、第1の実施例と同様に、給湯管31,32からの漏水の発生を極めて早期 に発見することができる。また、三重複合構造にすることにより、第1の実施例 の撚合せ複合線10よりも占有空間を小さくできる点で優れている。
【0023】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案の給湯用管体では、信号用電線と漏水検知センサ線 の両機能を兼備する撚合せ複合線又は三重複合線を、給湯管の間に配置して給湯 用管体の極近くに位置している。これにより、給湯管からの漏水を早期に検知し 、漏水による被害を最小限に防止できる。また、撚合せ複合線又は三重複合線の 配線を給湯用管体の配管と同時に行うことができるので、配線等に要する時間及 び費用を低減できる等顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯用管体に用いられる撚合せ複合線
の一例を示す説明図。
【図2】同実施例の給湯用管体を示す説明図。
【図3】本発明の給湯用管体に用いられる三重複合線の
他の実施例を示す説明図。
【図4】同他の実施例の給湯用管体を示す説明図。
【図5】給湯用管体の従来例を示す説明図。
【符号の説明】
10…撚合せ複合線、11,12…信号用電線、13,
14…導体、15,16…絶縁体層、17…漏水検知セ
ンサ線、18…一次導体、19…絶縁体層、20…二次
導体、21…保護層、30…給湯用管体、31,32…
給湯管、34…断熱テープ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の給湯管を並設し、それらの全体
    を断熱層で被包してなる給湯用管体において、一次導体
    上に絶縁体層を配置し、該絶縁体層上に二次導体を巻設
    しさらに最外部に保護層を配置した漏水検知センサ線と
    操作信号を伝達する信号用電線とを互いに撚り合わせて
    なる撚合せ複合線を、隣り合う前記給湯管の間に配置し
    たことを特徴とする給湯用管体。
  2. 【請求項2】 複数本の給湯管を並設し、それらの全体
    を断熱層で被包してなる給湯用管体において、一次導体
    上に一次絶縁体層を配置し、該一次絶縁体層上に二次導
    体を巻設し、該二次導体上に二次絶縁体層を配置し、該
    二次絶縁体上に三次導体を巻設し、さらに最外部に一体
    に保護層を配置した三重複合線を、隣り合う前記給湯管
    の間に配置し、前記三重複合線の前記一次導体及び前記
    二次導体を操作信号用電線に、また、前記三重複合線の
    前記二次導体及び前記三次導体で前記給湯管の漏水を検
    知するようにしたことを特徴とする給湯用管体。
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