JPH0554983B2 - - Google Patents

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JPH0554983B2
JPH0554983B2 JP63197262A JP19726288A JPH0554983B2 JP H0554983 B2 JPH0554983 B2 JP H0554983B2 JP 63197262 A JP63197262 A JP 63197262A JP 19726288 A JP19726288 A JP 19726288A JP H0554983 B2 JPH0554983 B2 JP H0554983B2
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Japan
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ram
lever
stapler
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Kanji Matsutani
Masatoshi Fukuda
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Matsutani Seisakusho Co Ltd
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Matsutani Seisakusho Co Ltd
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Priority to US07/389,353 priority patent/US5022579A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、傷口等を縫合する際に用いられる
医療用ステープラーに関する。
[従来の技術] 従来のこの種の医療用ステープラーとしては、
例えば特開昭51−64782号公報、特開昭55−68363
号公報、特公昭57−46854号公報、特開昭59−
164050号公報および特公昭61−38692号公報に記
載のもの等、各種のステープラーが知られてい
る。それらは、一般に、ステープラー本体と、ス
テープラー本体に往復動自在に設けられたラム
と、このラムの往動方向前方に位置してステープ
ラー本体に固定されたアンビルと、ステープラー
本体に変位自在に設けられたレバーとを備えてお
り、レバーをステープラー本体に対して接近変位
させることによつてラムを往動させ、ラムとアン
ビルとの協働によつてステープル(針)を折り曲
げ、これによつて傷口等を縫合するように構成さ
れている。
ところで、レバーによるラムの駆動方式には、
大別して次の2種類がある。1つの方式は、例え
ば特公昭61−38692号公報に記載のもののように、
レバーの中間部をステープラー本体に回動自在に
設けたものである。このものにおいては、ステー
プラー本体とレバーの一端部とを握つて、レバー
の一端部をステープラー本体に接近するように回
動させると、レバーの他端部がラムを往動方向に
押圧するようになつている。また、他の1つの方
式は、特公昭57−46854号公報に記載のもののよ
うに、中間部が弾性変形可能に曲げられて「く」
字状に形成されたレバーを用いたものであり、レ
バーは、その一端部がステープラー本体に回動自
在に設けられ、その他端部がラムに接触した状態
でラムの往復動方向と同方向へ移動自在に設けら
れている。このものにおいては、ステープラー本
体を握つてレバーの屈曲部をステープラー本体に
接近するように押圧すると、レバーがより直線に
近い形状になり、レバーの他端部が一端部から離
間するように移動し、レバーの他端部によつてラ
ムが往動せしめられるようになつている。
[発明が解決しようとする課題] ラムは、往動前においてはアンビルから離間し
ており、予め設定された距離だけ移動するとステ
ープル(アンビルに接触して配置されている。)
に接触し、その後さらに往動するとアンビルと協
働してステープルを折り曲げるようになつてい
る。したがつて、ラムを往動させる場合には、往
動当初はラムを急速移動させ、ステープルに接触
後は貞操移動させるのが、作業能率を向上させ、
かつレバーの変位に要する力を軽減する点におい
て望ましい。
しかるに、上記2つの駆動方式のもののうち前
者においては、レバーの一端部の回動量に対する
他端部の回動量が常に一定である。このため、ラ
ムを急激往動させるためにレバーの一端部に対す
る他端部の回動量を大きくすると、ステープルを
折り曲げる際に多大の力を必要とし、逆に一端部
に対する他端部の回動量を少なくすると、ラムの
往動速度が遅くなり、作業能率が低下するという
問題がある。
この点、後者の駆動方式のものにあつては、
「く」字状に折り曲つたレバーがより直線に近い
状態になるにしたがつて、両端部の離間速度が遅
くなる。したがつて、レバーの接近変位当初には
ラムを急速移動させ、その後低速移動させること
ができる。しかしながら、このものにおいては、
レバーの形状およびその寸法が決まると、当初の
往動速度およびその後の往動速度との速度比を変
えることが不可能であり、設計の自由度が狭とい
う問題がある。
この発明は、上記事情を考慮してなされたもの
で、レバーの変位当初においてはラムを急速往動
させ、所定距離変位後においてはラムを低速往動
させることができるのは勿論のこと、急速往動速
度と低速往動速度との速度比を、レバーの形状、
寸法に拘わらず自由に設定することができる医療
用ステープラーを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記の目的を達成するために、ス
テープラー本体と、このステープラー本体に往復
動自在に設けられたラムと、このラムの往動方向
前方に位置して前記ステープラー本体に固定さ
れ、ラムと協働してステープルを折り曲げるアン
ビルと、前記ステープラー本体に、前記ラムの往
復動方向とほぼ直交する方向で、かつステープラ
ー本体に対して接近離間する方向へ変位自在に設
けられたレバーとを備え、前記レバーに、前記ラ
ムに接触してレバーの接近変位をラムの往動に変
換するカム面を形成し、このカム面を、前記レバ
ーの接近変位距離に対するラムの往動距離がレバ
ーの接近変位当初長く、その後短くなるように形
成したことを特徴おするものである。
上記構成において、レバーはステープラー本体
にラムの往復動方向と直交する方向へ移動自在に
設けてよ、その一端部を回動自在に設けてもよ
い。レバーの一端部を回動自在に設ける場合に
は、後述する理由により、レバーをその他端部が
ラムの往動方向へ向かつて延びるように配置し、
またレバーの中間部においてラムと接触させるよ
うにするのが望ましい。さらに、ラムには、レバ
ーの接近方向における移動が阻止されたフオロワ
を取り付け、このフオロワを介してレバーに接触
させるのが望ましい。
[作用] レバーを接近変位させると、レバーに形成され
たカム面のカム作用により、ラムが往動せしめら
れる。この場合、レバーの接近変位距離に対する
ラムの往動距離が、レバーの接近移動当初は長
く、その後は短くなつているので、レバーの接近
移動当初はラムが急速往動し、その後は低速往動
する。したがつて、縫合を能率的に、かつ正確に
行うことができる。
また、レバーの一端部をステープラー本体に回
動自在に設け、その他端部をラムの往動方向にそ
つて延ばし、さらにレバーの中間部をラムと接触
させるようにすると、レバーを接近変位させるた
めに押圧すべきレバーの他端部が縫合作業部たる
アンビルに近接して位置することになる。したが
つて、縫合作業が行い易くなる。
さらに、ラムにフオロワを取り付けると、ラム
にはそれを往動させる力のみ作用し、レバーが接
近変位する方向への力がラムに作用しない。した
がつて、レバーが接近変位する方向への力によつ
てラムが変形したり、あるいは位置ずれしたりす
るのを防止することができる。
[実施例] 以下、この発明の実施例について第1図ないし
第10図を参照して説明する。
第1図ないし第9図はこの発明の一実施例であ
る医療用ステープラーAを示すものであり、この
ステープラー本体Aは中空の直方体をなすステー
プラー本体(以下、本体と略称する。)を備えて
いる。この本体11は、それぞれ射出成形法によ
つて成形された左本体部12(第2図参照)と右
本体部(第3図参照)とを向かい合わせて接着固
定したものであり、その前壁部11aには、その
前壁部11aに沿つて延びる収納孔14が形成さ
れている。この収納孔14の下端部は前壁部11
aの下端部に切欠き15が形成されることによつ
て前方に開放されている。同様に、収納孔14の
下底部をなす下壁部11bの前端部に切欠き16
が形成されることにより、収納孔14の下端中央
部が下方に開放されている。
また、収納孔14の内部には、収納孔14に沿
つて延びるアンビル17が挿入配置されている。
このアンビル17は、第7図に示すように、その
両側部に脚部17a,17aが形成され、その長
手方向の一端部に突片17bが形成され、長手方
向の他端部に作用片17cが形成されている。そ
して、アンビル17は、その突片17bが収納孔
14の上底部に形成された固定用スリツト18に
圧入されることによつて固定されている。固定状
態においては、脚部17aが収納孔14の外側の
壁面に接触し、また作用片17cが収納孔14の
下端部で切欠き15と対向する箇所に位置してい
る。
さらに、収納孔14の内部には、多数のステー
プル19が配置されている。このステープル19
は、略コ字状をなすものであり、真つ直ぐに延び
る本体部19aと、その本体部19aと直交する
ようにしてその両端部に形成された脚部19b,
19bとからなるもので、アンビル17を跨ぐよ
うにしてアンビル17と収納孔14の内側の壁面
との間に配置されている。
また、前壁部11aと上壁部11cとの交差部
から上壁部11cの中央部に至る範囲には、前壁
部11aと上壁部11cとの交差部において湾曲
し、そこから上壁部11cに沿つて延びる案内ス
リツト20が形成されている。この案内スリツト
20は、収納孔14の上端に連なつている。
案内スリツト20と収納孔14の上部に至る範
囲には、ステープル19をおしさげるための押圧
部材21がスリツト20の延びる方向へ移動自在
に挿入されている。この押圧部材21は、ナイロ
ン等の樹脂からなるものであり、第6図に示すよ
うに、先端側の頭部21aと、後端側の可撓部2
1bとから構成されている。頭部21aは、ステ
ープル19とほぼ同形のコ字状をなすものであ
り、アンビル17を跨ぐようにして配置され、最
上部に位置するステープル19に接触せしめられ
ている。一方、可撓部21bは、厚さが案内スリ
ツト20の幅とほぼ同寸法の帯状に形成されてお
り、その内側を向く面には幅方向の一端から他端
まで延びる溝21cが多数形成されている。この
溝21cが形成されることにより、可撓部21b
が湾曲自在となり、案内スリツト20に沿つて移
動し得るようになつている。また、可撓部21b
の内側を向く面の中央部には、突起21dが形成
されている。この突起21dは、案内スリツト2
0の収納孔14側端部から収納孔14の全範囲に
臨む内側の壁部に形成された切欠き22から内部
空間内に突出しており、その突出した先端部がば
ね23によつてステープル19を下方へ押圧する
方向に付勢されている。
なお、上壁部11cには、案内スリツト20の
後端部に臨む孔24が形成されており、この孔2
4から押圧部材21の後端、または押圧部材に付
された目印(図示せず)の位置を目視することに
より、ステープル19の残量を確認し得るように
なつている。
また、本体11の下壁部11bには、最下部に
位置するステープル19と対向し、かつステープ
ル19の脚部19bと同方向に延びる保持スリツ
ト25が形成されている。この保持スリツト25
には、ラム26が摺動自在に挿入されている。こ
のラム26は、第8図に示すように、長方形の平
板状をなすもので、保持スリツト25から突出し
た先端部には、加圧突起26a,26aが形成さ
れている。これら2つの加圧突起26a,26a
は、アンビル17の作用部17cの幅方向におけ
る両側部から等しく離間しており、しかもその離
間距離はステープル19の本体部19aの直径と
ほぼ同寸法から、あるいはそれよりも若干の大き
く設定されている。したがつて、ラム26が前進
すると、加圧突起26aと作用部17cとが、作
用部17cから突出した本体部19aを挟み込む
ようにして折り曲げることになる。なお、ラム2
6の後端部には、係合孔26bが形成されてい
る。
また、本体11には、ラム26を前進させるた
めのレバー27が設けられている。このレバー2
7は、第4図に示すように、その一端部に軸部2
7aが形成され、他端部に押圧部27bが形成さ
れている。そして、レバー27は、その一端部に
形成された軸部27aが左本体部12と右本体部
13との各後端部によつて回動自在に保持される
ことにおり、本体11に回動自在に設けられてい
る。一方、レバー27の他端部は、右本体部13
に形成された挿通孔13aを貫通して本体11の
外部に突出しており、そこに形成された押圧部2
7bが本体11の先端側へ向かつて延びている。
なお、軸部27aの軸線は、ステープル19の
脚部19bが互いに接近する方向(第1図Bの矢
印X方向)、およびラム26が前進する方向(第
1図Bの矢印Y方向)と直交せしめられている。
また、レバー27の回動によつてラム26を前
進させるために、レバー27とラム26との間に
は、レバー27の回転運動を直線運動に変換して
ラム26に伝達するためのカム機構28が設けら
れている。
すなわち、レバー27のラム26側を向く面に
は、ラム26の前進方向前方へ向かうにしたがつ
て漸次上方へ向かうように傾斜する第1の傾斜面
(カム面)27cと、この第1の傾斜面27cに
連続する第22の傾斜面(カム面)27dとが形成
されている。この場合、第1の傾斜面27cの傾
斜角θ1は、第2の傾斜面27dの傾斜角θ2よりも
小さくなされている。また、本体11の内部に
は、フオロワ29がラム26の移動方向と同方向
へ摺動自在に、かつレバー27の接近回動方向へ
移動を阻止された状態で設けられている。このフ
オロワ29の後端部には、第1または第2の傾斜
面27c,27dと線接触する円弧面29aが形
成されている。一方、フオロワ29の先端部に
は、スリツト29bが形成されるとともに、この
スリツト29bに隣接した箇所に突起29cが形
成されている。スリツト29bには、ラム26の
後端部が挿入され、また突起29cがラム26の
係合孔26bに挿入されている。そして、フオロ
ワ29が前進するとラム26がスリツト29bの
底部によつて押される一方、一方部材28が後退
すると、ラム26が突起29cによつて押され、
これによつてフオロワ29とラム26とが一体に
移動するようになつている。
なお、突起29cの上面からこれに対向するス
リツト29bの壁面までの距離はラム26の厚さ
よりも小さくなされているが、スリツト29bを
形成する両壁部を弾性変形させることにより、ラ
ム26をスリツト29bに挿入可能である。
また、フオロワ29は、リターンばね30によ
つてラム26の後退方向へ向かつて付勢されてお
り、リターンばね30の付勢力によつてレバー2
7が挿通孔13aの傾斜面13bに突き当てられ
ている。レバー27が傾斜面13bに突き当たつ
た状態においては、円弧面29aが第1の傾斜面
27cに接触している。
上記構成の医療用ステープラーによつて傷口等
を縫合する場合には、押圧部27bによつてその
後端側から先端側へ向かつて親指を縦添えすると
ともに、他の指で本体11を握る。そして、レバ
ー27の押圧部27bを本体1側へ向かつて押圧
し、レバー27を閉回動させる。すると、第1お
よび第2の傾斜面27c,27dが順次円弧面2
9aを押圧し、フオロワ29を介してラム26を
ステープル19に向かつて往動させる。
ここで、第1の傾斜面27cの傾斜角θ1よりも
第2の傾斜面27dの傾斜角θ2が大きくなつてい
るので、本体11に対するレバー27の接近回動
量を一定とした場合、レバー27の接近回動当初
はラム26が第1の傾斜面27cによつて急速往
動せしめられる。そして、ステープル19に接触
する直前に、ラム26は第2の傾斜面27dによ
つて低速往動せしめられる。したがつて、縫合作
業の能率を向上させることができるとともに、ス
テープル19を折り曲げる際に要するレバー27
の押圧力を小さくすることができる。このよう
に、ステープル19を折り曲げるのに要するレバ
ー27の押圧力を小さくすることは、指に大きな
力を入れた場合に生じる腕の震えや意図しない動
きを抑え、これによつて縫合を正確に行うことが
できる点において非常に重要である。また、第1
および第2の傾斜面27c,27dの傾斜角θ1
θ2は、レバー27の形状、寸法に拘わらず任意に
設定することができる。したがつて、急速往動速
度と低速往動速度との速度比を自由に設定するこ
とができる。
また、フオロワ29が本体11にレバー27の
接近回動方向への移動を阻止された状態で設けら
れているから、レバー27がラム26を往動方向
へ押圧する際に、レバー27による接近回動方向
の押圧力をフオロワ29が受けることになり、ラ
ム26には同方向への押圧力を受けることがな
い。したがつて、ラム26が変形したり、あるい
は位置ずれしたりするのを防止することができ
る。
ラム26が往動してその加圧突起26a,26
aがステープル19に突き当たると、第9図に示
すように、アンビル17と協働してステープル1
9の本体部19aを折り曲げる。すると、ステー
プル19の脚部19b,19bが本体19aの折
り曲げ部分を中心として回動し、脚部19b,1
9bの各先端部が互いに接近するように移動す
る。この結果、ステープル19が長方形状にな
り、これによつて縫合作業が完了する。
縫合作業の完了後、レバー17を放すと、リタ
ーンばね30の付勢力によつてラム26がフオロ
ワ29とともに復動せしめられ、またレバー27
が離間回動せしめられる。そして、全体が元の状
態に復帰せしめられる。
また、第10図A,Bは、この発明の他の実施
例を示すものである。この実施例においては、レ
バー27Aが本体11に接近離間する方向で、か
つラム26の往復動方向と直交する方向へ移動自
在に設けられている。その他の構成は、上記実施
例と同様であり、同様な部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
なお、上記の各実施例においては、ラム26に
それと一体に往復動するフオロワ29を取り付
け、このフオロワ29を介してラム26をレバー
27,27Aに接触させているが、ラム26をレ
バー27,27Aに直接接触させてもよい。
さらに、カム面として2つのカム面27c,2
7dを形成しているが、3つ以上形成してもよ
く、また傾斜角が連続的に変化するよう、曲面と
してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の医療用ステー
プラーによれば、レバーに、ラムに接触してレバ
ーの接近変位をラムの往動に変換するカム面を形
成し、しかもこのカム面を、レバーの接近変位距
離に対するラムの往動距離がレバーの接近変位当
初長く、その後短くなるように形成したものであ
るから、ラムを、レバーの接近移動当初は急速
に、その後は低速で往動させることができる。し
たがつて、縫合は能率的に、かつ正確に行うこと
ができる。しかも、レバーの変位に対するラムの
往動速度は、カム面の形状によつて任意に設定す
ることができ、設計の自由度を大幅に広くするこ
とができる。
また、レバーの一端部を回動自在に設けるとと
もに、その他端部をラムの往動方向に沿つて延ば
し、かつレバーをその中間部においてラムと接触
させるようにすると、ラムを回動させる際に押圧
すべき他端部がステープルの折り曲げ作業部たる
アンビルに接近して位置することになる。したが
つて、傷口等を縫合する場合、手を縫合箇所に近
接させて位置させることができ、したがつて縫合
作業を容易に、かつ、正確に行うことができる。
さらに、ラムにフオロワを取り付けた場合に
は、ラムが変形したり、あるいは位置ずれするの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの発明の一実施例を示
すもので、第1図Aは右本体部を取り外して示す
平面図、第1図Bは第1図AのB−B矢視断面
図、第1図Cは第1図AのC矢視図、第1図Dは
第1図AのD−D矢視断面図、第2図Aは左本体
部を示す平面図、第2図Bは第2図AのB矢視
図、第2図C,D,Eはそれぞれ第2図AのC−
C矢視、D−D矢視、E−E矢視断面図、第3図
Aは右本体部を示す平面図、第3図Bは第3図A
のB矢視図、第3図C,D,Eはそれぞれ第3図
AのC−C矢視、D−D矢視、E−E矢視断面
図、第4図Aはレバーの正面図、第4図Bは第4
図AのB矢視図、第5図Aはフオロワの正面図、
第5図B,Cはそれぞれ第5図AのB矢視、C矢
視図、第6図Aは押圧部材の平面図、第6図Bは
第6図AのB矢視図、第6図Cは第6図BのC矢
視図、第7図Aはアンビルの正面図、第7図Bは
第7図AのB矢視図、第7図Cは第7図BのC矢
視図、第8図はラムの平面図、第9図A,Bはラ
ムとアンビルとによるステープルの折り曲げ状況
を示す図、第10図はこの発明の他の実施例を示
すもので、第10図Aは第1図Aと同様の図、第
10図Bは第1図Bと同様の図である。 11……ステープラー本体、17……アンビ
ル、19……ステープル、26……ラム、27,
27A……レバー、27c……第1の傾斜面(カ
ム面)、27d……第2の傾斜面(カム面)、29
……フオロワ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステープラー本体と、このステープラー本体
    に往復動自在に設けられたラムと、このラムの往
    動方向前方に位置して前記ステープラー本体に固
    定され、ラムと協働してステープルを折り曲げる
    アンビルと、前記ステープラー本体に、前記ラム
    の往復動方向とほぼ直交する方向で、かつステー
    プラー本体に対して接近離間する方向へ変位自在
    に設けられたレバーとを備え、前記レバーに、前
    記ラムに接触してレバーの接近変位をラムの往動
    に変換するカム面を形成し、このカム面を、前記
    レバーの接近変位距離に対するラムの往動距離が
    レバーの接近変位当初長く、その後短くなるよう
    に形成したことを特徴とする医療用ステープラ
    ー。 2 前記レバーは、その一端部が前記ステープラ
    ー本体に回動自在に設けられ、その他端部が前記
    ステープラー本体に接近変位せしめられることを
    特徴とする請求項1に記載の医療用ステープラ
    ー。 3 前記レバーは、その他端部が前記ラムの往動
    方向に向かつて延び、その中間部に前記ラムと接
    触するカム面が形成されていることを特徴とする
    請求項2に記載の医療用ステープラー。 4 前記レバーは前記ステープラー本体に前記ラ
    ムの往復動方向と直交する方向へ移動自在に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の医
    療用ステープラー。 5 前記ラムには、フオロワが取り付けられ、前
    記ラムはフオロワを介して前記レバーに接触せし
    められていることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載の医療用ステープラー。
JP63197262A 1988-08-09 1988-08-09 医療用ステープラー Granted JPH0246834A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63197262A JPH0246834A (ja) 1988-08-09 1988-08-09 医療用ステープラー
US07/389,353 US5022579A (en) 1988-08-09 1989-08-03 Surgical stapler
EP89307905A EP0354724B1 (en) 1988-08-09 1989-08-03 Surgical stapler
DE68924680T DE68924680T2 (de) 1988-08-09 1989-08-03 Chirurgisches Klammergerät.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6068841A (ja) * 1983-08-26 1985-04-19 テクナリイテイツクス,インコ−ポレ−テツド 外科用ステ−プル留め器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6068841A (ja) * 1983-08-26 1985-04-19 テクナリイテイツクス,インコ−ポレ−テツド 外科用ステ−プル留め器

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