JPS62335A - 手術用ステ−プリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、傷口を閉じるために手術用ステーブルを貯蔵
し、打出しおよび打付けるための装置に関する。

【従来技術】

現代医療の実務における多くの重要な革新の中で、最も
旧態依然としているものの一つは手術および外傷の傷口
等を閉じ付けるための縫合術である。縫合技術は何年も
経て改良されてはきているが、本質的には針と糸とによ
る縫い合わせ法が近来まで行なわれている。ここ２・３
年では、傷口閉鎖の多くの場合で縫合術の使用に替わる
べく手術用ステーブルが紹介されている。手術用ステー
プルは縫合技術に関して重要な改良の可能性を提供して
いる。例えば、多数のステーブルは一つの手術用ステー
ブリングの装置によって迅速に連続して打ち出すことが
でき、また打ち付けることができ、したがって傷口の閉
鎖が非常に迅速である。 また、手術用ステープリングの装置は、個々のステーブ
ルを一様に折れ曲がった状態に打ち付けるので、傷口に
交差する閉じつけは各ステーブルの打付は状態によって
一様な張力にされる。その結果、傷跡を小さくすること
ができる。これに対して、針と糸による（ｅａｃｈ）縫
合は一般に、１本１本の針をつかんだり、−針ひと針の
かがりを形成したり、縫合部の締付を緩めたり、そして
縫糸の過剰分を切り取ったりする多大な手仕事が要求さ
れて、単独の針によって略確実に縫い合わされる。 また、各縫合部の張力は、しわが寄っていたりでこぼこ
していたり一様でない傷口の形状によって意図的に変え
るかも知れない。 しかしながら、外科のステーブリング技術は、手術用ス
テープリングの装置の従来技術の欠点に主に原因して即
座には認容されていない。一般に重要な欠点の一つは、
今日得られる装置は、これら装置自体の形状および大き
さのために、意図するステーブルの打ち付は位置がはっ
きりと目に見えるようにされていないことである。この
ように、外科医は各ステーブルの打ち付は位置をおおよ
そで接近させなければならず、この不正確さは認容でき
るものではない。 また、従来技術において多数のステーブルを貯蔵するよ
うにした装置は、ステーブルを平行に積み重ねられて縦
列の形となっている積層体にして配置し、一般にその積
層体と共に装置の端部を打ち出し方向へ延ばすことによ
って多数のステーブルを貯蔵している。一般に、これら
ステーブルの一つは、積層体から分離され、ステーブル
の脚を閉じられるべき傷口の相対する両側内に打ち込む
ためのアンビル部によって曲げられる。しかしながら、
そのステーブルは、扱いにくく且つ視覚上じゃまとなっ
ている機構を必要とせずに、曲げられる前に積層体から
離れて行くことはできない。 すなわち、ステーブルの脚は、曲げ段階が始まる前に明
確に目視できるだけ十分遠くへ突出され得ないのである
。結果として、上述の目視性の問題が高じている。 従来技術において開発された手術用ステープリングの装
置のいくつかは、ステーブルを−とじにして、尖端を先
にする方向で、供給溝内にもしくはローラで進むエンド
レスベルトにしっかり締められて貯蔵することによって
この問題点を克服するように試みられた。どちらの場合
にも、貯蔵スペースの有用性は乏しく、そして一つの装
置内には僅かのステーブルしか貯蔵できなかった。その
結果、いずれの装置も頻繁にステーブルを再供給されな
ければならず、打付は操作（ａｐｐｌ　１ｃａｔ　１ｏ
ｎ）における迅速性という利点が薄らぎ、あるいは幾つ
かの使い捨て用の装置を用いなければならず、不当な費
用を生じる。 どんな手術用ステープリングの装置も簡単に握られて操
作できるような形状をしていなけれならず、そしてこの
要素によれば、ピストルのようなタイプかもしくはリン
グ状のハンドルの鋏タイプあるいはプライヤータイプの
器具の用い方に導かれる。いずれのデザインによるアプ
ローチであっても、外科医のわずかな視野におけるどん
な角度でもステーブルを打ち付けるために長手軸のまわ
りにその装置を回転させることは難しい。ある装置は長
手軸のまわりに回転する打出しヘッドの端部を備えてい
るが、一般にその回転自由度には限界がある。また、商
業的に売られているある装置では、打出しヘッドがその
軸のまわりに偏心して回転し、筒胴の軸と装置の打出し
点との偏心量をかえるように外科医が連続的に調整する
ことが要求されている。この要素はまた、縫合箇所にお
ける手術用ステープルの使用を阻害するように作用する
。

【問題点解決のための手段及びその作用】本発明は、傷
口閉鎖の用途等に用いられる手術用ステーブルクリップ
を貯蔵し、打出し、そして打付けるための装置である。 本装置は一般に、ステープルの大きな貯蔵部（マガジン
）からの自動的な供給、そのステープルの曲がりが始ま
るのに先行するステープルの装置からの完全な突出、総
てのステープルを均一に打付けるべく打付は具（アンビ
ル）による積極的な曲げ動作、曲げられたステープルを
その装置から分離するための放出手段、および、引き金
レバーが作動していない位置へ戻り始める前にその引き
金レバーの動きをいっばいに作動させることを必要とす
る引き金作動手段に特徴づけられる構成を備えている。 本発明に係る新規な手術用ステープリング装置の一つの
重要な特徴は、大量のステープルを縦列の形に積み重ね
られた積層体の状態で平行に貯蔵し、そしてその積層体
の軸に略平行に打出すために、ステープルの脚の尖端を
先にした方向ヘステーブルを回転させるための手段を備
えていることである。したがって、本装置の打出し端部
がはつきり目視できるように改良するために、本装置は
細く、長手にテーパをつけてデザインされるとよい。 さらに本発明の装置は、打出されるべきステープルを本
装置の先端の打出し端部へ進めるための手段を備えてい
るので、ステープルの脚は、曲げ段階が始まる前に打出
し端部から実質的に完全に突出する。したがって、外科
医は実際の打付は操作（ａｐｐｌｉｃａｔｏｎ）に先行
してステープルの脚を打付けようとする点に正確に位置
決めできる。 本装置はピストルのようなハンドルと、これに対向した
引き金のような作動レバーと、そのハンドル部から斜め
に延出している“筒胴°部とを備えている。打出しヘッ
ドは筒胴部の先端部に回転可能に取付られており、筒胴
部の長手軸のまわりに同軸的に回転可能である。したが
って、手術用ステーブルは筒胴軸のまわりのどんな角度
にも向けることができ、と同時に手による装置の操作は
不自由なく且つ回転せずに処理できる。 回転可能な打出しヘッドにあっては、成形具および打付
は具が、溝に沿って同期された動作で交互に移動するた
めに、溝に隣接して長手方向に延びている。打付は具の
先端部は、打出し位置に置かれた最先端部のステープル
の中間桁部に係合するフランジを備えている。成形具の
先端部は一定の間隔があけられた！対のアームを備えて
おり、このアームは打出し位置にあるステープルの脚上
に突き当たるように構成されており、また、成形具が最
初に先端部の方へ進むように、長手軸に沿って尖端を先
にする方向となるようにステープルを回転させる。その
アームに隣接する１対の駆動表面は、打付は具のフラン
ジに対して対向関係で先端のステープルの桁部に作用す
る。そしてその成形具および打付は具は、本装置の打出
し端部へ通ずる略直線状の供給通路に沿ってステープル
を前進させる。 この装置はステープル引揚げ部材を有している。 このステープル引揚げ部材は供給通路内に延在し、かつ
、長手軸に対して斜めに伸びる溝内に形成された供給通
路内に延在している。このステープル引揚げ部材は傾斜
カム面を有している。供給通路に沿って移動するステー
プルがこの傾斜カム面に接触するように構成されている
。ステープル引揚げ部材は溝内で供給通路から移動する
ように駆動される。そのとき、ステープルは装置の配設
先端部に進み、その脚は該配設先端部から垂直方向に伸
びる。 上記打付は具にはストッパーが備えられている。 一方、成形具は配設先端部に向けて前進し続ける。 成形具の駆動面はアンビル（打付は具）のフランジ回り
のステープルの桁部を折り曲げる。そうすれば、ステー
プルの脚は折り曲がって、それらの尖端が接近して相対
することとなる。この作業によりステープルが所望の位
置に打ち込まれ、これにより、傷口やこれに類する部分
の両側が結合される。 成形具とアンビルは、ステープルが打ち込まれた後に、
その引き込み動作が開始されるので、フィンガー状の突
出スプリングがステープルの桁部の中央部に係合すると
ともに該桁部に対するアンビル・フランジの係合が解除
される。打付けられたステープルは、このようにして、
外科医の特別操作を必要とすることなく装置の機構から
取り外れる。さらに、成形具と打付は具が引き込まれる
と、供給通路が開いて、ステープル引揚げ部材が弾性復
帰力により供給通路内に移動することができる。 ステープル積層体は独立した弾性駆動手段により先端側
に常時付勢されていて、その結果、ステープル引揚げ部
材はステーブル積層体の次の最先端ステープルに係合す
ることになる。ステープル引揚げ部材はステーブル積層
体から次の最先端ステープルをせん断して引き離し、該
ステープルを長手軸に対して斜め方向に移動させて打付
は位置に位置せしめる。このようにして、次の最先端ス
テープルは、次の打付はサイクルの初期に成形具や打付
は具に連繋するように位置決めされる。 本発明の他の特徴は引き合作動機構を提供することであ
る。この引き合作動機構は、成形具や打付は具を駆動す
るとともにステープルの過誤供給やステープル詰まりを
最少ならしめる。引き金レバーが引き金プレートより伸
びている。この引き金プレートは、少なくとも一対の滑
動耳を有している。この滑動耳は、引き金レバーの延在
方向に関して斜めの軸に沿ってかつ長手方向に互いに離
れて配置される。容具は、レバーが手で握られたとき、
各溝内に配置された該溝に沿って摺動されるようになっ
ている。先端側の溝を長手軸に平行に形成されている。 溝内に固定された滑動耳は成形具に連結されて、引き金
レバーが握られたときに成形具を長手方向に駆動するよ
うになっている。 基部側の滑動耳は、該耳自体に回転゛自在に装着されか
つ谷溝に係合するトグル停止部材を備える。 この停止部材は、摩擦面を有するとともに、弾力的に付
勢されることにより回転しかつ上記摩擦面を溝面に係合
させて、引き金レバーが握られたときに逆方向に移動す
ることのないようにしている。 基部側溝の一端において、上記停止部材のカム面が溝面
に係合して、不安定な位置を越えた停止部材を止めると
ともに接触係合を解除する。引き金レバーは、そのとき
、初期静止位置に自然に復帰する。基部側溝の他端にお
いて停止部材を今１つのカム面が溝面と係合して、次の
打付はサイクルに備えてトグルをリセットする。従って
、引き金レバーは、初期位置に復帰する前に完全に移動
できる状態にならなければならないとともに、次の打付
はサイクルが開始できる前に完全に解除されなければな
らない。その結果、引き全機構は不完全な打付はサイク
ルを招来することは有り得ず、かつステープルの過誤供
給やステープル詰まり等の問題は最少となる。

【実施例】

第１図ないし第３図に関して、本発明に係る装置３１は
ピストルのような形状を有するハウジング３０の一端部
から延出しているハンドル３２を、ハウジングの他端部
から末端に縦に延びている短胴の筒胴３３と共に備えて
いる。引き金レバー３４はハンドル３２に対向してハウ
ジング３０から延出しており、その装置を扱う手の引き
指および他の指をちょうど添わせるべく彫刻のように形
成された指当て部３６および３７を備えている。引き金
は、引き金の動きをいっばいに作動させるごとに一つの
手術用ステープルを打出して打付けるようにその装置を
駆動するために握り締められるように取り付けられてい
る。 この装置３１の一つの重要な特徴は、筒胴３３の末端部
に回転可能に取り付けられた頭部（すなわち打出しヘッ
ド部）３８を備えていることである。その頭部３８は、
筒胴から末端の打出し端部４２の方へ長手方向へ末端に
先細になっている長手方向の面３９および４１を有して
いる。なお、上記打出し端部４２は、そこからステープ
ルが連続的に打出され打付けられる。この特徴は、打出
し端部における目視性を著しく向上させる。さらに面３
９は、装置の頭部内に形成された貯蔵部の中に残ってい
る手術用ステープルの数を明確に示す計数表示部を有し
ている。その頭部は、本装置の筒胴３３と本質的に同軸
である回転軸のまわりに形成されている。また、本装置
の一つの重要な特徴は、個々のステープルが、長手軸に
沿った先端部４２からその脚を軸に平行に尖端を先にし
て突出させて打出されることである。この装置のハンド
ル軸に関する各ステーブルの桁部の方向は、長手軸のま
わりの頭部３８の回転によって選ぶことができ、どんな
望みの角度にもセットすることができる。したがって、
手によるこの装置の取り回しは、手の位置を回転させず
に不自由なく処理でき、一方、装置の頭部が回転されて
難しい角度に手術用ステーブルを取り付けるように操作
できる。 第４および５図を参照して、ハウジング３０、ハンドル
３２および筒胴３３は、１対のハウジング構成部４６お
よび４７によって総て一体に構成されている。そのハウ
ジングは一般に鋳造プラスチックの外殻からなり、その
外殻は蛤の貝殻が互いに略鏡像関係の形状を持っている
ように、長手軸およびハンドル軸を通る平面に対象な形
状を有している。ハウジング構成部は、筒胴部３３と同
軸に延びて略シリンダ状のボア４９を形成し、その奥の
ボアの基端部に環状の係止凹部５０を形成する。ハウジ
ング構成部もまた、引き金レバーをその中に挿通するた
めの中空部４８を備えている。 顕著な特徴は、基部側溝５２と先端側溝５にの構造が相
対向するハウジング構成部によって構成され、谷溝は細
溝のような軌道を構成している。基部側溝はハンドル部
内に配置されており、またハンドル軸に略平行である。 そして先端側溝５１は本質的にボア４９の軸に同一線上
に配置されている。実際には、溝５１はボアの内側端部
内へ開放されている。ハウジング構成部４６と４７との
重要な相異点は、１対のカム軌道５３および５４の構成
が夫々、溝５２の基部壁と部分的に共にのびて略平行に
配置されていることである。カム軌道５３および５４は
また、部分的に共に延びてはいるが、しかしながら夫々
は、以下に説明するように個々に異なる機能を果たすカ
ム面を形成している。 引き金作動手段は、第６図に示すように、ハウジング構
成部の対象な平面と共に略−緒に延びるように方向づけ
られたプレート６１から延出する引き金レバー３４を備
えている。プレート６１の内側の先端側には、１対の略
シリンダ状の滑動耳６２がプレートの対向側面から突出
されている。 耳６２の軸が一直線上にあるのは、本装置の筒胴軸に略
直交しており、細溝空隙部６３が、２つの耳の間のプレ
ートの内側先端部内へ広がっている。 これらの耳６２はそれぞれ、個々のハウジング構成部４
６あるいは４７の溝部の一つの中に受け入れられて、こ
れに沿って移動自在に滑るような寸法形状にされている
。 同様に、プレート６１の内側基端部には、１対の略シリ
ンダ状の滑動耳６４がプレートの対向側面から突出され
ており、溝５２の部分に受け入れられて、この中で移動
自在に滑れるような寸法形状にされている。ハウジング
構成部および少なくともプレート６１の耳部は、溝内で
の耳の滑らかな滑動を容易にするために互いの摩擦を少
なくするプラスチック材料で形成されているとよい。溝
５Ｉおよび５２が斜め方向に配置されていることによれ
ば、ハンドル３２の方へ手で握り締められたときに移動
する耳６２を中心とする円弧をレバーが描くことが理解
される。 また、溝５１内に配置されているのは駆動ブロック６６
であり、これは溝内で自由に滑り移動できるような寸法
形状にされている。このブロック６６は、長手方向に突
出している平板状のアームを備えており、引き金プレー
トの細溝空隙部６３の中に受け入れられるような形状に
されている。さらにブロック６６は、横に対向する作動
凹部６８がその基部に開口しており、１対の耳６２の先
端突出部を受け入れる寸法形状にされている。レバーが
握り締められて耳６２が先端側へ移動すると、駆動ブロ
ックは溝５１内を末端へ同じ方向へ移動する。ブロック
６６の先端側面は、浅い凹部６９を備えており、その中
には回転自在にブッシング７１が嵌め込まれている。こ
のブッシングは円盤状であり、以下に説明する目的のた
めに、先端側面に直径方向に延びる細溝７２を備えてい
る。 引き合作動機構の重要な特徴の一つは、第６図ないし第
８図に示すように、トグル停止部材７６の装備である。 この部材７６は略シリンダ状の形状をしており、その対
向する端部から同軸上に突出している１対のシリンダ状
ノブ７７を備えている。これらのノブは、溝部５２の部
分に嵌合するような寸法形状に形成されている。部材７
６の外周面は、敵状に形成されて軸方向へ延びる多数の
歯が、その外周の部分的に形成されている摩擦面７９を
備えている。細溝空隙部７８は、部材７６の径方向に延
びており、プレート６１の内側基端部をその中に嵌入す
るような寸法形状に形成されている。ピン８８は、部材
７６の軸からずれて平行に延びて形成されている穴８３
に挿着されている。ピン８６は、プレート６１の中央部
の穴８７に挿着されており、引っ張りばね８４がピン８
６と８８との間に張架されている。ばね８４は、センタ
ーを越えたトグルに突出部７７の軸のまわりの部材７６
の回転を引き起こす。 カム部材８０は、部材７６から径方向外方へ延出してお
り、溝部５３内で摺動自在に移動できるように構成され
ている。このカム部材８０は、引き金レバーが完全に作
動されて耳６４が溝５２内を完全に移動するとき、溝部
５３の上端面に突き当たるように構成されたカム面８１
を備えている。 この上端面に対する当接は、反時計回転方向の回転モー
メントを停止部材７６に作用させ、それをセンターを越
えた位置を越えて回転させる。この動作は、摩擦面７９
を溝５２の壁に当接すべく回転しようとしている状態か
ら解放する。そのため、引き金レバーの戻り動作に伴っ
て耳６４は溝５２に沿って摺動できる。 カム部材はまた、引き金が初期位置へいっばいに戻ると
きに、溝部５４の下端部に突き当たるように構成された
面８２を備えている。この当接は、時計回転方向の回転
モーメントを停止部材７６に・作用させ、それをセンタ
ーを越えた位置を越えて回転させ、ハンドルが不十分に
作動されて離されても、溝面内へ回転°しようとしてい
る摩擦歯７９を保持（ｄｉｓｐｏｓｅ）　Ｌ／ている。 このように、引き合作動機構は、引き金が戻り動作を始
められる前に引き金のいっばいに作動させる動きと、始
められる新しい打出しサイクルの前のいっばいに戻す動
きが要求される。したがって、供給の誤動作や、一度に
一つよりも多くのステープルが供給されることによる詰
まりは、実質的に排除される。 本発明に係る装置の打出しヘッド（頭部）３８は１対の
対向するハウジング構成部９１および９２は、長手方向
へ突出し、先細りにハウジングを閉じて形成されるよう
に、蛤の貝殻のように合わされて接合される。ハウジン
グの基端部は、その基端部に配置されて径方向へ突出す
るフランジ９４を有する略シリンダ状のネック９３とか
ら構成されている。ネック９３は、フランジ９４が環状
溝５０内に回転自在に嵌合した状態で、ハウジング内ヘ
ッドア４９内でこれも回転自在に嵌め付けられるような
寸法形状に形成されている。すなわち、溝内に嵌め付け
られたフランジは、打出しヘッド部とハウジング３１と
共にボア４９の軸のまわりに共に回転自在に保持されて
いる。 打出しヘッドのハウジング内には、部材９１と９２とが
、第１０図に示すように、打出しヘッドのハウジングの
略長手方向に延びた内部空洞９６を形成している。アン
カー突出部９７は、以下に説明する目的のために、部材
９１のネック部９３あ内側面から対向するハウジング構
成部９２内に形成されたソケット部内へ突出している。 空洞９６の先端側の中央に配置されているのは、手術用
ステープルのカートリッジもしくは貯蔵部１０１である
。そのカートリッジは、第９図ないし第１２図に示すよ
うに、その中に長手方向へ延びて１対の平行な、また径
方向に配置されたステープルの脚の軌道１０２を備えて
いる。たくさんのステープル１００は、積み重ねられて
縦列にされた積層体状態で、軌道１０２内に嵌装された
その脚が平行となってカートリッジ内に受け入れられ、
それに沿って長手方向へ滑り移動するように嵌装されて
いる。ステープル積層体駆動部材１０３もまた、軌道１
０２内に嵌装されるような寸法形状に形成されたフラン
ジ１０４を備え、ステープル積層体の中間桁部に当接す
るように配置された中間板部を備えている。インジケー
タ表示棒１０６は駆動部材１０３の内側面から直角に突
出しており、長手方向に１列に重なって整列されるとこ
ろのカートリッジボディ１０１に形成された細溝１０７
とハウジング構成部９２に形成された細溝１０８とを貫
通して延びるように形成されている。したがって、この
インジケータ表示棒は本装置の外側から見え、その位置
は簡単に確認できる。 ステーブル積層体を長手方向先端側へ移動させるべくス
テーブル積層体駆動部材を偏在させ企ために、弾性バン
ド１０９が表示棒１０６のまわりとカートリッジ内に固
定されている設置突出部とに取り付けられている。バン
ド１０９の張力は、ステープル積層体を打出し端部４２
の方向へ先端側へ連続的に押し進める。表示目盛り（Ｉ
　ｎｄｉｃｉａ）は細溝１０８に隣接した外側面３９上
に設置されており、そのため、ステーブル駆動部材の位
置は目視され、軌道１０２内のステープル積層体に残っ
ているステーブルの数は直接知ることができる。 カバープレート１１３はステーブルおよびステープル駆
動部材の頂上に取り付けられ、横に突出しているタブで
、カートリッジ１０１の対向側に形成されている係止部
１１６内に嵌合する。このカバープレー１・は、打出し
および成形装置の他の動く部分による妨害を最小にする
。 本発明の他の重要な特徴は成形具１２０であり、この成
形具は長手方向に延びて空洞９６の長さに延びている略
平坦な部材を構成し、空洞の基端部から延びている。こ
の成形具は、長手軸に沿って往復移動するように構成さ
れており、空洞９６の内側面はその摺動移動のガイドを
構成すべく形成されている。成形具１２０の基端部は長
平方向に延びており、固定された突出部９７が、成形具
の移動の妨げとなることなく、これを貫通して受け入れ
られるのに十分な幅と長手方向の間隙とを有する閉じら
れた細溝１２１を備えている。 成形具１２０の基端部１２２は、第１０図に示すように
、引き金作動機構のブッシング７１の端部面に形成され
た細溝７２内に嵌合するように形成されている。コイル
ばね１２３は、細溝１２ｉ内に配置されており、長手方
向に延びて、固定された突出部９７と駆動ブロック６６
とに圧縮状態で当接されている。したがってこのばね１
２３は、引き全機構が最初の静止した位置、すなわち引
き金および駆動ブロックのどのような作動動作によって
もばねがさらに圧縮される位置に戻るように弾性的にか
たよって作用する。すなわち、引き金は駆動ブロック６
６および成形具１２０を先端側へ移動させ、そしてばね
１２３は駆動ブロックおよび成形具を基部方向へ交互に
押し進める。 第９図ないし第１４図に示すように、打ち出しヘッドは
、また、打付は具（アンビル）Ｉ２６を有する。この打
付は具１２６は成形具に対して平行に長手方向に延在す
るとともに、該成形具の近傍に直接的に配置されている
。打付は具は、成形具より長さ寸法が若干短くて、成形
具と同期して長手方向に往復動できるようになっている
。打付は具の基部側端部は、フランジ１２７を有してい
る。 このフランジ１２７は、長手軸に対して横断方向に延在
し、かつ、細溝１２１を貫通する寸法に構成されている
。初期静止状態において、フランジ１２７は、固定され
た突出部９７によりかかり、該突出部９７は、打付は具
のための基部側移動用停止部を形成している。フランジ
１２８は、フランジ１２７の反対側に配置されている成
形具１２０の細溝１２１の先端部側から延出しており、
そして圧縮ばね１２９は、二つのフランジの間に固定さ
れていて、成形具と打付は具の相対的軸方向動作を弾力
的に付勢している。 打付は具１２６は、一般に、成形具１２０より幅ぜまで
、軸方向に延びたその縁部分に形成した切欠き１３１を
有している。成形具は、成形具の仮想面より折れ曲がっ
たタブ１３２を有するとともに、切欠き１３１に受けら
れるようになっている。タブ１３２と切欠き１３１は、
それが、第１３．１４図に示され且つ前記したように、
引き金作動機構により前進されるとき、成形具による打
付は具の損失駆動が正確となる。 成形具の特徴は、その先端側におけるステーブルの保合
態様にある。成形具の先端側縁部は浅い凹部１３７を有
している。この凹部１３７は、軸方向に延在しており、
ステーブルが、凹部１３７の両側部に位置して溝がつけ
られた１対の面１３６に係合している。横方向に延びた
円弧状溝１３６は、第１６ないし１８図に示す用に通常
の手術用ステーブルの桁部中央に係合する寸法構成とし
ており、かつ、ステーブルの脚に係合しない十分狭い寸
法としている。しかしながら、１対のアーム１３４は、
成形具１２０の先端部から長手方向に延在し、一定の間
隔で平行に配置されている。 アーム１３４は、第１５図に示すように成形具の仮想面
より偏倚しており、かつ、ステーブルの両脚間寸法と同
一の寸法だけ互いに離している。成形具が先端方向へ前
進して打出し位置におけるステーブルに係合したときに
、アーム１３４は、まず始めに、ステーブルの脚に係合
して、ステーブルの桁部を中心として先端方向へ回転せ
しめる。 ステーブルが約９０度回転したときに溝付き面１３６は
、ステーブルの桁部に係合し、また、第１８図に示すよ
うに、アームはステーブルの脚の側部に突き当たってこ
れを支持する。 上記打付は具の先端部は、打出されている上記ステーブ
ルの中間桁部の先端側に広がる打付はフランジ１４１が
備えられ、上記成形具の移動面１３６に対向している。 上記フランジ１４１は上記成形具の先端部の凹部１３７
に自在に収容されるように十分に狭くなっている。上記
打付はフランジは、上記アーム１３４が中間桁部の回り
に上記ステーブルを回転させたときにステーブルの中間
桁部を突き当てて固定させるように作用する。このよう
にして、積層体からステーブルは、上記打付は具が静止
しているのに対して上記成形具のわずかな初期の前進に
より尖端を先にする位置まで回転させられる。さらにま
た、上記成形具の前進は上記打付はフランジ内のステー
ブルの桁部を移動させて、上記打付は具を先端側に成形
具とともに前進させる。このように、第１７．２７図に
示されるように、成形具の面１３６と打付は具１４１に
つかまれて上記ステーブルは打出しヘッド内の直線状供
給通路に沿って前進される。 本発明の別の重要な特徴は、第９．２２〜２６図に示さ
れるように、ステープル引揚げ部材Ｉ５１を備えたこと
にある。上記ステープル引揚げ部材は適当に形成された
溝１５２内で滑り可能に保持されている。この溝１５２
は、上記装置の先端部を横切りかつ該装置の先端部に隣
接した上記ステーブル供給通路に交差するように延びる
。板ばね１５３は、上記装置の長手方向に延在し、その
基端部が上記貯蔵部に隣接して配置されたボス１５０内
に固定され、その自由先端部は上記引揚げ部材１５１と
係合して該引揚げ部材を上記ステープル供給通路の閉塞
位置に片寄らせる。 上記ステープル引揚げ部材は、横方向に一定の間隔があ
けられて配置されるように広がった一対の耳部１５４を
有し、各耳部は相互に同一平面に整頓されて配置されか
つ斜めに広がった傾斜面１５６を有する。上記両耳部１
５４間の空間には上記打付は具１２０の上記フランジ１
４１のための横方向の隙間を備える。しかしながら、上
記傾斜面は、上記引揚げ部材が上記供給通路内の干渉位
置に板ばねによって片寄らされるとき、と記供給通路に
沿って前進させられるステーブルの中間桁部を突き当た
らせるように配置されている。上記成形具と打付は具が
打ち出されたステーブルを前進させるとき、上記ステー
ブルの中間桁部は上記傾斜面に移動させられて、上記引
揚げ部材１５１を上記スプリング１５３の弾性力に抗し
て溝１５２内で移動させる。上記引揚げ部材はこのよう
に１つのステーブルだけ供給通路内の閉塞位置に追い出
される。 上記引揚げ部材の特徴は、基部近くまで延びた突出部１
５７にある。該突出部は、上記引揚げ部材が上記閉塞位
置に片寄らされたとき、突出部が貯蔵部１０１内の最先
端のステーブルの中間桁部に係合するために十分な距離
だけ基部近くまで延びている。この係合は上記貯蔵部内
のステーブルの積層体の後続の先端の前進を防止する。 上記突出部【５７はその中に形成されかつ横方向に延び
た浅い溝１５８を有する。上記引揚げ部材が前進するス
テーブルによって上記供給通路の閉塞位置から追い出さ
れるとき、前進する成形具は上記引揚げ部材が閉塞位置
に戻るのを防止する。 この間、ステープルの積層体は突出部によって解放され
、そして上記積層体は弾性バンド１０９の押し進める力
によって前進する。上記供給通路に隣接して一体的に形
成された停止部材は１つのステープルの直径に等しい増
加距離だけ上記積層体を前進させる。上記成形具はステ
ープルを分離して折り曲げたのち結局引き込まれるとき
、引揚げ部材は自在に上記閉塞位置に復帰することがで
きる。引揚げ部材の復帰動作により、積層体とともに前
進させられる最先端部のステープルの中間桁部に上記突
出部を係合させる。上記浅い溝１５８は新しく係合され
たステープルの中間桁部を受ける。そして、引揚げ部材
の復帰動作は上記積層体からそのステープルをせん断し
て、積層体に関して横断するように該ステープルを移動
させる。そして、そのステープルの中間桁部が打付は具
のフランジ１４１と成形具のアーム１３４との間に整列
される打出し位置まで移動させる。従って、このステー
プルは次の打出しサイクルで打ち出されるように配置さ
れる。 引揚げ部材から取り除かれて該部材を通り越して移動し
たのち、成形具はステープルと打付は具とを上記装置の
先端部まで直線状の供給通路に沿って前進させる。上記
打付は具は上記一体的な停止部材に一端が接触する。一
方、成形具は自在に先端部側に移動し続けることができ
る。この時点では上記ステープルの脚（杢先端部から十
分に尖端が突出させられている。従って、外科医は皮膚
または他の組織のステープルの尖端の打付は位置をはっ
きりと見ることができる。実際に、たとえ外科医が上記
引き金レバーに掛かった手の握りを緩めても、トグル停
上部材は外方にステープルが突出した位置で上記成形具
と打ち付は具を維持するであろう。 さらに、この位置で上記引き金レバーを握り締めると、
成形具をさらに前進させて、固定されている上記フラン
ジ１４１に対してステープルの中間桁部を移動させるだ
ろう。上記面１３６はこれに対向している上記桁部の端
部を移動させて、中間部が固定される。前進する成形具
は凹部１３７内に上記フランジを受けて、ステープルの
桁部がフランジの横方向に対向する縁部で折り曲げられ
る。上記ステープルの脚は、各々他の部材に対して横方
向にかつ内側へ移動させられて、組織内でステープルの
脚を折り曲げて矩形状のステープルを形成する。 本発明の他の重要な特徴は、第１９．２２，２３゜２７
．２８図に示されるように、上記装置の先端部の溝１６
３に安定して固定されたエジェクトスプリング１６１を
備えたことにある。上記エジェクトスプリングは上記供
給通路内で斜め上方に延びかつ先端側に傾斜させられた
フィンガ一部１６２を有する。上記フィンガ一部１６２
の傾斜は、少しも係合の無いステープルの先端が前進す
る間、フランジ１４１と打ち出されたステープルと打付
は具とで上記フィンガ一部１６２をそらせる。しかしな
がら、ステープルが十分に折り曲げられて引き金レバー
が離されたのち、成形具と打付は具はスプリング１２３
と１２９の弾性力によって基部側に復帰動作をし始める
。この基部側への復帰動作が始まると、上記フィンガ一
部１６２の傾斜と弾性力によって、第２７図に示される
ように、折り曲げられたステープルの中間桁部と成形具
の凹部１３７の内側の広がりとの間の空間には、前進の
間の偏りによってフィンガ一部を入り込ませる。また、
フィンガ一部１６２の傾斜によってステープルの桁部を
フランジ１４１との係合から外し、打付は具が実際には
上記装置からステープルを離させる。本発明のユーザは
、ステープルを折り曲げたのち上記引き金を離すことよ
りほかには、上記装置から折り曲げられたステープルを
分離させる特別な手順を少しも引き受ける必要はない。 本発明の上記装置は、簡単なかつ実質的には貯蔵し分離
して外科用ステープルを打ち付けるための安全装置の機
構を備えている。本発明の方法はここに記述されたよう
な上記装置の作用を広く含んでいる。 【発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のご
とき優れた効果が発揮される。 すなわち、本発明のステープリング装置によれば、これ
を操作する手の動きを最小限にし、且つステープルの打
付は姿勢を最大限にすることができ、例えば縫合の困難
な箇所にも容易にステープルを打付けることができる。 また、ステープルを打ち付けようとしている位置を目で
容易に確認することができ、正確な打ち付は操作が容易
に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る外科用ステープルの打出しおよび
打付は具の平面図である。 第２図は第１図に示された外科用ステープリングの装置
の端面図である。 第３図は第１図および第２図で描かれた本装置の打出し
ヘッドを回転された位置で示す部分平面図である。 第４図は本発明におけるハンドルおよび引き金レバーの
組み立て部品を第２図の４−４線に沿って切り取った切
取り図である。 第５図はハンドルおよび引き金レバーの組み立て部品を
第２図の５−５線に沿って切り取った切取り図である。 第６図は本発明における引き金作動機構の分解図である
。 第７図は本発明における引き金作動機構のトグル停止部
の拡大−側面図である。 第８図は本発明における引き金作動機構のトグル停止部
の拡大−側面図である。 第９図は本発明に係る装置の外科用ステープルの打出し
ヘッドの組み立て部品の分解図である。 第１０図は本発明に係る装置の打出しヘッドの組み立て
部品の側断面図である。 第１１図は第１０図の１１−１１線に沿って切断した打
出しヘッドの組み立て部品の側断面図である。 第１２図は第１０図の１２−１２線に沿って切断した打
出しヘッドの組み立て部品の側断面図である。 第１３図は本発明における成形具および打付は具の組み
立て部品を、静止した位置で作動されていない状態を示
す平面図である。 第１４図は本発明における成形具および打付は具の組み
立て部品を、相対的に移動させられて作動されている状
態を示す平面図である。 第１５図は本発明における成形具の拡大端面図である。 第１６図は成形具の外科用ステープルへの係合を示す部
分拡大図である。 第１７図は成形具−打付は具の外科用ステープルへの係
合を示す部分拡大図である。 第１８図は第１７図に描かれた成形具および打付は具の
拡大平面図である。 第１９図は本発明に係る装置のカートリッジの組み立て
部品の平面図である。 第２０図は第１９図に描かれたカートリッジの組み立て
部品の側面図である。 第２１図は第１９図および第２０図のカートリッジの組
み立て部品の端面図である。 第２２図はステープルの引揚げ送り機構が作動されてい
ない状態で示す打出しヘッドの組み立て部品の側断面図
である。 第２３図は第２２図におけるステープルの引揚げ送り機
構が作動されている状態で示す打出しヘッドの組み立て
部品の側断面図である。 第２４図は本発明におけるステープルの引揚げ送り機構
の分解斜視図である。 第２４ａ図は本発明におけるステープルの引揚げ送り機
構の拡大斜視図である。 第２５図は本発明におけるステープルの引揚げ送り機構
の拡大断面図である。 第２６図は第２５図に示されたステープルの引揚げ送り
機構の平面図である。 第２７図は本発明におけるステープルの放出機構の拡大
断面図である。 第２８図は第２７図に示されたステープルの放出機構の
拡大平面図である。 ３０・・・ハウジング、３２・・・ハンドル、３３・・
・開胸、３８・・・打出しヘッド、７６・・・トグル停
止部材、１００・・・ステープル、１０１・・・貯蔵手
段としての貯蔵部、１２０，１２６・・・それぞれステ
ープル折り曲げ固定手段としての成形具および打付は具
、１３４・・・回転手段としてのアーム、１５１・・・
分割手段としての引揚げ部材 特許出願人　　　　ニドワード・ウニツク・アンド・カ
ンパニー。 インコーホレーテッド

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多数の手術用ステープルを互いに平行の状態で貯蔵
   する貯蔵手段と、長手軸に沿って延在するステープル積
   層体と、該ステープル積層体の最先端に位置する１つの
   ステープルをそれ自体から分離する分離手段と、該最先
   端ステープルを、その各脚の尖端が先を向くように、上
   記長手軸沿いに回転させるために、該ステープルの各脚
   に対してトルクを与える回転手段と、回転せしめられた
   該ステープルを手術部位で折り曲げて固定する手段とを
   備えたことを特徴とする手術用ステープリング装置。 ２、上記各ステープルの桁部は共通平面沿いに延在して
   おり、上記分離手段は、上記最先端ステープルを上記共
   通平面から、上記長手軸沿いに延在する供給通路に移動
   せしめる手段を有し、上記回転手段は上記供給通路内に
   位置することを特徴とする第１項に記載の手術用ステー
   プリング装置。 ３、上記回転手段は、上記最先端ステープルを、その各
   脚の尖端が先を向くように、上記長手軸沿いに回転させ
   るとともに、次いで、該ステープルを前進せしめて折り
   曲げる打出し手段と、該ステープルをステープル積層体
   から分離するとともにステープル積層体の軸方向の配列
   位置から上記打出手段に連繋する位置に移動せしめる引
   揚手段とを有し、該引揚手段は上記打出し手段の前進と
   後退の動作に起因して動作することを特徴とする第１又
   は２項の何れかに記載の手術用ステープリング装置。 ４、上記打出し手段は、成形具と打付け具とを有し、上
   記成形具は、往復動するようになっていて、前記長手軸
   に対して平行であるとともに、第１面構成手段と第２面
   構成手段とを有し、第１面構成手段は、最初に、ステー
   プルの各脚に接触して分離ステーブルを回転せしめるた
   めのものであり、第２面構成手段は。その後に、ステー
   プルの桁に接触して分離ステープルを変位させるための
   ものであり、上記打付け具は、前記長手軸に対して平行
   であるとともに、往復動するようになっており、かつ、
   ステープルの桁の前に変位して該ステープルに突き当た
   るように配置されたアンビルを有することを特徴とする
   第３項に記載の手術用ステープリング装置。 ５、前記長手軸に沿って延在する筒胴と、該筒胴の基端
   部よりピストル型に延在するハンドルとを備えたことを
   特徴とする第１〜４項の何れかに記載の手術用ステープ
   リング装置。 ６、前記回転手段は、成形具手段を有し、該成形具手段
   は、前記筒胴内に長手方向に延在しているとともに、最
   先端ステープルの各脚に連繋してトルクを付与するため
   の部分を有することを特徴とする第１〜５項の何れかに
   記載の手術用ステープリング装置。 ７、上記貯蔵手段は、前記筒胴内に長手方向にかつ前記
   成形具手段に接近して延在してなるステープル・マガジ
   ンを有することを特徴とする第６項に記載の手術用ステ
   ープリング装置。 ８、さらに、前記ステープル・マガジンの先端部から前
   記筒胴の先端部に至るまで延在するステープル供給通路
   と、前記成形具手段を上記ステープル供給通路に沿って
   往復動させる手段とを備えたことを特徴とする第７項に
   記載の手術用ステープリング装置。 ９、前記成形具手段は、前記筒胴内に長手方向に延在す
   る成形具を有し、該成形具は、分離ステープルに連繋し
   て回転せしめるとともにその後に前記ステープルを供給
   通路に沿って移動せしめる端面構成手段を有することを
   特徴とする第８項に記載の手術用ステープリング装置。 １０、各手術用ステープルは、桁部と、該桁部の両端部
   より伸びる一対の脚を有してなり、前記成形具の端面構
   成手段は、それ自体より伸びるとともに、最初に、分離
   ステープルの脚に接触し、その桁部を中心として分離ス
   テープルを回転せしめるように配設されてなることを特
   徴とする第１０項に記載の手術用ステープリング装置。 １１、前記成形具の端面構成手段は、さらに、回転せし
   められたステープルの桁部に連繋するとともに該ステー
   プルを前記ステープル供給通路に沿って付勢する駆動面
   構成手段を備えることを特徴とする第１０項に記載の手
   術用ステープリング装置。 １２、さらに、打付け具手段を有し、該打付け具手段は
   、前記筒胴内に長手方向に延在するとともに、前記打付
   け具に接近し且つこれに平行に配置され、且つ打付け具
   と協働して上記筒胴内で往復動するように構成されたこ
   とを特徴とする第１１項に記載の手術用ステープリング
   装置。 １３、前記打付け具手段は、それ自体から伸びるフラン
   ジを有する先端部を備え、該フランジは、前記成形具の
   端面構成手段の基部の位置と反対側の先端部に対する回
   転せしめられた分離ステープルの桁部に連繋するように
   構成されたことを特徴とする第１２項に記載の手術用ス
   テープリング装置。 １４、前記成形具を前記筒胴に沿って長手方向に往復動
   させる手段を、さらに備えたことを特徴とする第１３項
   に記載の手術用ステープリング装置。 １５、さらに、リンク手段を有し、該リンク手段は前記
   成形具手段と打出し具手段との間に延在して、上記打出
   し具手段を上記成形具と協働して長手方向に往復駆動さ
   せるように構成されたことを特徴とする第１４項に記載
   の手術用ステープリング装置。 １６、前記リンク手段は、前記成形具手段と打出し具手
   段との間に延在する圧縮バネ手段を備えたことを特徴と
   する第１５項に記載の手術用ステープリング装置。 １７、さらに、回転せしめられた上記分離ステープルを
   折り曲げるための折り曲げ手段を備え、該折り曲げ手段
   は、回転せしめられた上記分離ステープルの桁部の先端
   側面の中央部に連繋するフランジ手段を備え、前記駆動
   面は、回転せしめられた上記分離ステープルの桁部の基
   部側面の反対端部に連繋するようになっており、また、
   上記折り曲げ手段は、所定位置における前記打出し具手
   段の先端側への移動を阻止する阻止手段と、上記成形具
   を上記所定位置を越えて前進せしめて、上記駆動面が上
   記フランジ手段を中心として桁部を折り曲げるようにす
   る手段とを備えたことを特徴とする第１６項に記載の手
   術用ステープリング装置。 １８、前記成形具を移動させるための手段は引き金作動
   手段を備えることを特徴とする第１４項に記載の手術用
   ステープリング装置。 １９、前記引き金作動手段は、前記筒胴から前記ハンド
   ル部に向かって延在する引き金レバーを有することを特
   徴とする第１８項に記載の手術用ステープリング装置。 ２０、さらに、引き金プレートを有し、該引き金プレー
   トより前記引き金レバーが延在することを特徴とする第
   １９項に記載の手術用ステープリング装置。 ２１、前記引き金プレートは相対する２つの端部と少な
   くとも一対の滑動耳とを備え、各滑動耳は上記２つの端
   部の一方に互いに離れて相対する位置に固定されたこと
   を特徴とする第２０項に記載の手術用ステープリング装
   置。 ２２、さらに、一対の案内溝を有し、各案内溝は上記各
   滑動耳を移動自在に受け入れるようにしたことを特徴と
   する第２１項に記載の手術用ステープリング装置。 ２３、前記案内溝は同一共通面内で傾斜して形成され、
   前記滑動耳が上記案内溝に沿って移動することにより前
   記引き金プレートが回転移動するようにしたことを特徴
   とする第２２項に記載の手術用ステープリング装置。 ２４、前記引き金プレートの２つの端部の一方が他方の
   端部の反対側に配置されたことを特徴とするだい２３項
   に記載の手術用ステープリング装置。 ２５、さらに、前記引き金プレートの先端側端部におけ
   る前記滑動耳に連繋する駆動ブロックを備え、該駆動ブ
   ロックは、前記引き金レバーによって引き金プレートが
   移動せしめられることにより往復動するように構成され
   たことを特徴とする第２４項に記載の手術用ステープリ
   ング装置。 ２６、前記駆動ブロックは、前記成形具の基端部に連繋
   して該成形具を長手軸に沿って往復駆動させる手段を有
   することを特徴とする第２５項に記載の手術用ステープ
   リング装置。 ２７、前記筒胴は、前記ハンドル部に固定された筒胴基
   部と、該筒胴基部に対して長手軸回りに回転自在に固定
   された筒胴端部とを有することを特徴とする第５項に記
   載の手術用ステープリング装置。 ２８、多数の手術用ステープルを互いに平行に貯蔵する
   ための貯蔵手段と、長手軸沿いに延在するステープル積
   層体と、最先端ステープルを上記長手軸沿にその脚の尖
   端が先端側を向くように分離するための手段と、回転せ
   しめられたステープルを折り曲げて固定するための手段
   とが、全て、前記回転筒動端部内に配置・固定されたこ
   とを特徴とする第２７項に記載の手術用ステープリング
   装置。 ２９、多数の手術用ステープルを貯蔵するための貯蔵手
   段は、残存するステープル積層体中で互いに平行なステ
   ープルの個数を表示するための表示手段を備えたことを
   特徴とする第２８項に記載の手術用ステープリング装置
   。 ３０、さらに、ステープル積層体の基端部に連繋するよ
   うに構成されたステープル積層体駆動手段と、該ステー
   プル積層体駆動手段とステープル積層体とを前記長手軸
   に沿って付勢するための弾性手段を備えたことを特徴と
   する第２９項に記載の手術用ステープリング装置。 ３１、さらに、前記筒胴端部内に形成された１つの表示
   細溝と、前記ステープル積層体駆動手段から上記表示細
   溝を通って延び且つ前記筒動端部の外側より見ることが
   できるように配置されてなる表示棒とを備えたこを特徴
   とする第３０項に記載の手術用ステープリング装置。 ３２、さらに、前記表示細溝と、それから延びている表
   示棒に接近して延在する数値表示手段を有し、該数値表
   示手段の目盛りは、上記表示棒の位置と、ステープル積
   層体内に残されたステープルの個数に応じて間隔をあけ
   られていることを特徴とする第３１項に記載の手術用ス
   テープリング装置。 ３３、前記滑動耳が前記案内溝に沿って反対方向に復帰
   する前に、各案内溝内の滑動耳の１つが１方向にその全
   長に沿って完全に移動することを要請するための要請手
   段を有することを特徴とする第２４項に記載の手術用ス
   テープリング装置。 ３４、上記要請手段は、前記案内溝の一方に接近して形
   成された軌道と、該軌道内に配置されたトグル停止手段
   とを有することを特徴とする第３３項に記載の手術用ス
   テープリング装置。 ３５、上記トグル停止手段は、上記引き金プレートに回
   転自在に固定されるとともに、上記軌道に沿って移動す
   るように構成されたことを特徴とする第３４項に記載の
   手術用ステープリング装置。 ３６、上記トグル停止手段は、摩擦面構成部材を有し、
   該摩擦面構成部材は前記軌道面に接触してトグル停止手
   段の逆移動を阻止するように構成されたことを特徴とす
   る第３５項に記載の手術用ステープリング装置。 ３７、上記軌道は、さらに、上記トグル停止手段を回転
   せしめるとともに一端から他端へ逆移動を可能ならしめ
   るためのカム面構成部材をその両端に備えたことを特徴
   とする第３６項に記載の手術用ステープリング装置。 ３８、さらに、前記フランジと、前記成形具の駆動面構
   成部材とから折り曲げられたステープルを取り外すため
   のエジェクト・スプリング手段を備えたことを特徴とす
   る第１７項に記載の手術用ステープリング装置。 ３９、上記エジェクト・スプリング手段は、前記筒動内
   に傾斜して延在するフィンガー・スプリングであって、
   かつ、前記成形具手段と打出し具手段とが基部側に復帰
   して前記ステープルの桁部から取り外すときに、移動す
   る前記成形具とフランジ手段とによりゆがめられるとと
   もに前記駆動面と折り曲げられたステープルの桁部との
   間に介入するように配置されてなるフィンガー・スプリ
   ングを有することを特徴とする第３８項に記載の手術用
   ステープリング装置。 ４０、ハンドル部の反対側に上記道具から延びる１つの
   引き金レバーと該引き金レバーが延びるところの引き金
   プレートとを備え、該引き金プレートは、２つの相対す
   る端部と、少なくとも一対の滑動耳とを有し、各滑動耳
   は上記２つの端部の一方に互いに離れて相対するように
   固定され、さらに、上記道具内に形成された一対の案内
   溝を有し、各案内溝は上記滑動耳を移動自在に受け入れ
   るようになっており、上記各案内溝は同一面内に配置さ
   れるとともに互いに交差する軸に沿って配向され、引き
   金レバーがハンドル部へ移動すれば、上記各案内溝内で
   滑動耳が移動するとともに、上記引き金プレートが移動
   することを特徴とする、第１〜第５項の何れかに記載の
   手術用ステープリング装置のための引き金作動機構。。 ４１、前記引き金プレートの２つの端部の一方が、装置
   の長手軸に関して、他方の端部の末端に記載されたこと
   を特徴とする第４０項に記載の引き金作動機構。 ４２、さらに、前記引き金プレートの先端側端部におけ
   る前記滑動耳に連繋する駆動ブロックを備え、該駆動ブ
   ロックは、前記引き金レバーによる引き金プレートの移
   動により往復駆動されるように配置されることを特徴と
   する第４１項に記載の引き金作動機構。 ４３、前記駆動ブロックは、ワーク連繋部材の基端部に
   連繋するとともに該ワーク連繋部材を前記長手軸に沿っ
   て往復駆動させる手段を備えたことを特徴とする第４２
   項に記載の引き金作動機構。