JPH0554591A - テープカセツト - Google Patents

テープカセツト

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JPH0554591A
JPH0554591A JP3238975A JP23897591A JPH0554591A JP H0554591 A JPH0554591 A JP H0554591A JP 3238975 A JP3238975 A JP 3238975A JP 23897591 A JP23897591 A JP 23897591A JP H0554591 A JPH0554591 A JP H0554591A
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cassette case
front lid
tape
cassette
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Shuichi Ota
修一 太田
Youichirou Senshiyuu
陽一郎 専修
Akihiro Uetake
昭浩 上竹
Shinichi Hasegawa
真一 長谷川
Takashi Sawada
高志 澤田
Chiaki Sukai
千秋 須貝
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    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
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    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08735Covers

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 テープカセットの2つのリッドの回動動作時
及び開蓋時の必要空間を小さくしフロントリッドの剛性
を高める。 【構成】 フロントリッド13を回動自在に支持し、マ
ウス部7内にバックリッド24をフロントリッドに回動
自在に支持し、フロントリッドは前面部14と側面部1
6、16´と上面部15とマウス部内において磁気テー
プの略上半部を覆う背面部22とが一体に形成されて成
り、フロントリッドの背面部の下端とバックリッドの上
端とが略接触し、その側面部は互いに位置の異なった2
つの支点ピン17、17´、18、18´とこれら2つ
の支点ピンを各別に案内する2つの円弧溝9、9´、1
0、10´とによってカセットケースに回動自在に支持
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテープカセットに
関する。詳しくは、磁気テープの前面側を覆うフロント
リッド及び磁気テープの背面側を覆うバックリッドを備
えたテープカセットにおいて、2つのリッドの回動動作
時及び開蓋時の必要空間を小さくすることが出来ると共
にリッド、特に、フロントリッドの剛性を高めて外観及
び取扱性を良好にすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】磁気テープは近時の高記録密度化に伴っ
て、益々塵埃を嫌うようになり、不使用時に磁気テープ
が露出されないように、磁気テープの前面を覆うフロン
トリッドの他に、磁気テープの背面側をも覆うバックリ
ッドを設けるようにしたものがある。
【0003】図10乃至図12はそのような従来のテー
プカセットの一例aを示すものである。
【0004】bはカセットケースであり、上方からみて
横長な長方形をした偏平な箱状をしている。該カセット
ケースb内に図示しない2つのテープリールが回転自在
に収納されており、両端を上記2つのテープリールに各
別に止着された磁気テープcの一部がカセットケースb
の前面の左右両端部に形成された図示しないテープ出口
からカセットケースb外に導出されると共にカセットケ
ースbの前面に沿って位置されている。
【0005】dはカセットケースbの前面のうち2つの
テープ出口の間に形成され前方と上下に開放されたマウ
ス部である。
【0006】eはカセットケースbの前面を開閉自在に
覆うフロントリッドであり、カセットケースbの前面に
対応した前面部fと該前面部fの上縁から後方へ突出し
た上面部gと前面部fの左右両端から後方へ突出した側
面部h、h(図面では一方のもののみ示してある。)と
が一体に形成されており、側面部h、hに突設されたピ
ン部i、i(図面では一方のもののみ示してある。)が
カセットケースbの前端部の左右側面に形成された支持
孔に回動自在に支持されている。
【0007】そして、フロントリッドeには図示しない
バネによって閉塞位置、即ち、図10に示すように、前
面部fが磁気テープcのカセットケースb外に位置して
いる部分の前側にある位置、即ち、閉蓋位置へ向けての
回動力が付勢されている。
【0008】また、フロントリッドeの上面部gの左右
から稍内側に寄った位置、即ち、マウス部の両端部に対
応したところには下方へ向けて支持片j、j(図面では
一方のもののみ示してある。)が突設されている。
【0009】kはマウス部d内において磁気テープcの
背面を覆うバックリッドであり、左右両端面の上下方向
における略中央には軸l、l(図面では一方のもののみ
示してある。)が突設されており、該軸l、lがフロン
トリッドeの支持片j、jの下端部に回動自在に支持さ
れている。
【0010】また、バックリッドkの左右両端の下端に
は被案内ピンm、m(図面では一方のもののみ示してあ
る。)が突設されており、該被案内ピンm、mがカセッ
トケースbのマウス部dの左右両側面に形成された案内
溝n、n(図面では一方のもののみ示してある。)にバ
ックリッドkの被案内ピンm、mが摺動自在に係合され
ている。
【0011】また、バックリッドkの上端部には水平方
向に延びるアッパーリッドoが一体に形成されている。
【0012】図10はフロントリッドe及びバックリッ
ドkが閉蓋位置、即ち、フロントリッドeの前面部fが
磁気テープcのカセットケースb外に位置している部分
を前側から覆い、バックリッドkがマウス部d内におい
て磁気テープcを後側から覆った位置にあり、この状態
で、マウス部dの上端の前半部はフロントリッドeの上
面部gによって、また、後半部はアッパーリッドoによ
って、それぞれ覆われている。
【0013】尚、マウス部dの上端の全体をフロントリ
ッドの上面部によって覆うようにすると、フロントリッ
ドの回動支点が一点であり、かつ、開蓋時にフロントリ
ッドがバックリッドの上に位置するため、開蓋時にフロ
ントリッドの上方への突出量が大きくなりすぎる。そこ
で、マウス部dの上端を覆う部分をフロントリッドeの
上面部gとアッパーリッドoとに分け、開蓋時にはアッ
パーリッドoがフロントリッドeの上面部gより後方に
位置するようにして、フロントリッドeの上方への突出
量が大きくならないようにしてある。
【0014】しかして、上記テープカセットaが図示し
ないカセットホルダーに保持されてビデオテープレコー
ダのカセット装着部に向けて下降されていくと、先ず、
ビデオテープレコーダーに設けられたリッドオープナー
pがフロントリッドeの一方の側面部hの下縁に当接す
る(図10参照)。
【0015】そこから更にカセットホルダーが下降する
と、相対的にリッドオープナーpが上昇することになる
ので、フロントリッドeがそれに付勢されている閉蓋位
置へ向けての回動力に抗して開蓋位置へ向けて回動され
て行き(図11参照)、最後に図12に示す開蓋位置に
到達する。そして、この間、バックリッドkはその姿勢
をその回動支点(軸l、l)と案内溝n、nに案内され
る被案内ピンm、mの位置の変化によって制御されなが
ら開蓋位置へ向けて移動して、フロントリッドeの開蓋
位置への到達と同時に開蓋位置に到達する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したテ
ープカセットaにあっては、フロントリッドeが前面部
fと側面部h、hと上面部gとだけからなるため、剛性
が小さく、フロントリッドeの中央部が押圧されると、
容易に撓んでしまい、フロントリッドeとバックリッド
kとの間が開いてしまって塵埃が侵入してそれが磁気テ
ープcに付着したり、或いは手指等が磁気テープcに触
れて磁気テープcを損傷したりという事故が生じ易いと
いう問題がある。
【0017】また、そのような事故が生じないまでも、
使用者に不安感を与え、信頼感に欠けるという問題もあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明テープカ
セットは、上記課題を解決するために、カセットケース
の前端部にカセットケースの前面を開閉するフロントリ
ッドを回動自在に支持し、上記マウス部内において磁気
テープの略下半部の背面側を覆うバックリッドをフロン
トリッドに回動自在に支持し、上記フロントリッドはカ
セットケースの前面を覆う前面部と該前面部の左右両側
縁から後方へ突出した側面部とマウス部の上面を覆う上
面部と該上面部から下方へ突出しマウス部内において磁
気テープの略上半部を覆う背面部とが一体に形成されて
成り、フロントリッドの背面部の下端とバックリッドの
上端とが略接触するように位置され、フロントリッドの
側面部は互いに位置の異なった2つの支点ピンとこれら
2つの支点ピンを各別に案内する2つの円弧溝とによっ
てカセットケースに回動自在に支持され、上記2つの円
弧溝はそれぞれ他方の溝の一端部を中心とする円弧状に
形成され、上記フロントリッドの回動時には上記2つの
支点ピンが上記2つの円弧溝を順次に移動するようにし
たものである。
【0019】
【作用】従って、本発明テープカセットにあっては、フ
ロントリッドを2つの支点ピンと2つの円弧溝とによっ
てフロントリッドの回動時には上記2つの支点ピンが上
記2つの円弧溝を順次に移動するようにカセットケース
に支持したので、開蓋時においてフロントリッドがカセ
ットケースの上方へ大きく突出しないようにすることが
出来、それによって、バックリッドにアッパーリッドを
形成する必要がなくなるため、バックリッドは磁気テー
プ背面の略下半部を覆うだけにし、フロントリッドに磁
気テープ背面の略上半部を覆う背面部を形成して、フロ
ントリッドの左右両端部を除いた部分の形状を略チャン
ネル状に形成してその剛性を高めることが出来、フロン
トリッドが押圧されても容易には撓むことのないように
して、信頼性を高めることができる。
【0020】
【実施例】以下に本発明テープカセットの詳細を添付図
に示す実施例1に従って説明する。尚、図示した実施例
は、本発明を8ミリビデオ用のテープカセットに適用し
たものである。
【0021】2はカセットケースであり、上方からみて
横長の長方形をした偏平な箱状に形成されていて、その
内部には2つのテープリール3、3が回転自在に収納さ
れており、これらテープリール3、3に磁気テープ4の
両端部が各別に止着されかつ巻装されている。
【0022】カセットケース2の前面部の左右両端部に
はテープ出口5、5が形成され、該テープ出口5、5の
互いに近い方の端部にはカセット内ガイド6、6が一体
に形成されている。
【0023】磁気テープ4の一部は上記テープ出口5、
5からカセットケース2外に導出され、該導出された部
分の両端部が上記カセット内ガイド6、6に巻き付けら
れた状態でカセットケース2の前面に沿って位置してい
る。
【0024】7はカセットケース2の前面部のうちテー
プ出口5と5との間に形成されたマウス部であり、前面
と上下に開放されている。
【0025】カセットケース2の側面壁8、8の前端部
には円弧溝9、10及び9´、10´が形成されてい
る。下側の円弧溝9、9´は稍後ろ上がりの向きで形成
されており、上側の円弧溝10、10´は直立姿勢から
上端部が稍後方に変位した向きで形成されており、円弧
溝9、9´の前端部9a、9´aが円弧溝10、10´
の後端部10b、10´bの略真下に位置し、円弧溝
9、9´の後端部9b、9´bが円弧溝10、10´の
前端部10a、10´aの略真後ろに位置している。
【0026】また、円弧溝10、10´は円弧溝9、9
´の後端部9b、9´bを中心とする円弧状に形成さ
れ、円弧溝9、9´は円弧溝10、10´の後端部10
b、10´bを中心とする円弧状に形成されている。
【0027】更に、一方の側の下側の円弧溝9´の下縁
9´cは反対側の円弧溝9の下縁9cに比して前端部9
´aに行くに従って下方へ変位し、これによって、該円
弧溝9´はその幅が前端に行くに従って広くなるように
されている。
【0028】11はカセットケース2の側面のうち下側
の円弧溝9の後端部9bの稍後方でかつ僅かに上方の位
置に突設されたバネ掛け部である。
【0029】12、12は上記マウス部7の左右両側面
に略上下方向へ延びるように形成された案内溝であり、
上端寄りの部分が稍後側に位置した略「く」字状をして
いる。
【0030】13はフロントリッドであり、カセットケ
ース2の前面を覆う前面部14と、該前面部14の上縁
から後方へ突出し上記マウス部7の上端開口を覆う上面
部15と、前面部14の左右両側縁から後方へ突出しそ
の上縁が上面部15の側縁と連続した側面部16、16
´とが一体に形成されて成る。
【0031】側面部16及び16´の内面にはそれぞれ
2本の支点ピン17、18及び17´、18´が突設さ
れている。そして、これら支点ピン17、17´と1
8、18´との間の間隔は上記円弧溝9、9´及び1
0、10´の曲率半径、即ち、円弧溝9、9´の後端部
9b、9´bから円弧溝10、10´の各部までの間隔
及び円弧溝10、10´の後端部10b、10´bから
円弧溝9、9´の各部までの間隔と同じになっている。
【0032】19は側面部16の内面のうち支点ピン1
7の下方稍後ろの位置に突設されたバネ掛け部である。
【0033】しかして、支点ピン17、17´は下側の
円弧溝9、9´に各別に、また、支点ピン18、18´
は上側の円弧溝10、10´に各別に摺動自在に係合さ
れ、これによって、フロントリッド13がカセットケー
ス2の前端部に回動自在に支持される。
【0034】20はリッド戻しバネであり、線バネ材料
を円形に曲げて形成され、その両端から被支持片20
a、20bが半径方向に突設され、上側の被支持片20
aはカセットケース2のバネ掛け部11に上方から弾接
するように支持され、下側の被支持片20bはフロント
リッド13のバネ掛け部19に下側から弾接するように
支持されている。このようにして、リッド戻しバネ20
はその輪が開く方向への弾発力を蓄えた状態で、また、
その輪が支点ピン17、18を囲んだ状態でカセットケ
ース2とフロントリッド13との間に架設される。
【0035】従って、フロントリッド13が図4に示す
閉蓋位置にある状態で、リッド戻しバネ20の弾発力
は、支点ピン17、17´を円弧溝9、9´の後端部9
b、9´bに、また、支点ピン18、18´を円弧溝1
0、10の前端部10a、10´aに押し付けるように
作用し、これによって、フロントリッド13は閉蓋位置
に保持される。
【0036】しかして、このテープカセット1がビデオ
テープレコーダの図示しないカセットホルダーに保持さ
れてカセット装着部へ向けて下降されて行く間に、ビデ
オテープレコーダに設けられたリッドオープナー21が
フロントリッド13の側面部16の下縁に当接し、該リ
ッドオープナー21が該側面部16の下縁を相対的に上
方へ押圧すると、フロントリッド13には上方へ向けて
の回動力が与えられる。そして、閉蓋位置においてフロ
ントリッド13の支点ピン17、17´は円弧溝9、9
´の後端部に位置し、支点ピン18、18´は円弧溝1
0、10´の前端部10a、10´aに位置しているの
で、支点ピン18、18´のみが円弧溝10、10´内
を移動することが出来る状態であるので、先ず、支点ピ
ン18、18´が円弧溝10、10´内を円弧溝9、9
´の後端部にある支点ピン17、17´を中心とする円
弧上を円弧溝10、10´の後端部10b、10´bへ
向けて移動して行く。
【0037】そして、支点ピン18、18´が円弧溝1
0、10´の後端部10b、10´bに達すると(図5
参照)、今度は支点ピン17、17´が円弧溝9、9´
内を移動することが出来る状態となるので、支点ピン1
7、17´が円弧溝9、9´内を円弧溝10、10´の
後端部10b、10´bにある支点ピン18、18´を
中心とする円弧上を円弧溝9、9´の前端部9a、9´
aへ向けて移動して行く。
【0038】そして、支点ピン17、17´が円弧溝
9、9´の前端部9a、9´aに達した位置が(図6参
照)フロントリッド13の開蓋位置である。そして、こ
の開蓋位置にある状態で、リッド戻しバネ20によっ
て、フロントリッド13には、支点ピン17、17´が
円弧溝9、9´内をその後端部9b、9´bに向けて移
動し、また、支点ピン18、18´が円弧溝10、10
´内をその前端部10a、10´aへ向けて移動する方
向への回動力が付勢されている。また、この状態で、支
点ピン18、18´は円弧溝10、10´内を移動する
ことが出来ない状態であるが、支点ピン17、17´は
円弧溝9、9´内を移動することが出来る状態である。
【0039】そこで、テープカセット1がビデオテープ
レコーダのカセット装着部から上方へ移動されて行く
と、リッドオープナー21が相対的に下方へ逃げて行く
ので、フロントリッド13はリッド戻しバネ20によっ
て与えられている回動力によって閉蓋位置に向けて回動
される。
【0040】即ち、先ず、支点ピン17、17´が円弧
溝9、9´内を円弧溝10、10´の後端部10b、1
0´bにある支点ピン18、18´を中心とする円弧上
を円弧溝9、9´の後端部9b、9´bへ向けて移動し
て行く。
【0041】尚、この時、リッド戻しバネ20が片側に
しか架設されていないので、閉蓋位置へ向けての回動動
作の初期においてフロントリッド13に万一ねじれが生
じて支点ピン18´が円弧溝10´の前端部10´aに
向けて移動したりすると、円弧溝10´は円弧溝9´の
後端部9´bを中心とする円弧状になっていないので、
支点ピン17´及び18´が円弧溝9´及び10´の互
いの遠い側の縁に突っ張ってしまい支点ピン17´、1
8´共に動けなくなってしまい、これによって、フロン
トリッド13が閉蓋位置へと移動することが出来なくな
ってしまう。ところが、このテープカセット1にあって
は、円弧溝9´を僅かに幅広に形成してあるので、支点
ピン17´が円弧溝9´の縁に突っ張ってしまうことが
なく、フロントリッド13は閉蓋位置へ向けて回動する
ことが出来る。
【0042】支点ピン17、17´が円弧溝9、9´の
後端部9b、9´bに達すると、今度は、支点ピン1
8、18´が円弧溝10、10´内を円弧溝9、9´の
後端部9b、9´bにある支点ピン17、17´を中心
とする円弧上を円弧溝10、10´の前端部10a、1
0´aへ向けて移動して行く。
【0043】そして、支点ピン18、18´が円弧溝1
0、10´の前端部10a、10´aに達した位置がフ
ロントリッド13の閉蓋位置である。
【0044】このように、フロントリッド13は開蓋位
置へ向けての途中までは支点ピン17、17´を中心と
して回動し、その後は支点ピン18、18´を中心とし
て回動するので、開蓋位置でのカセットケース2上面か
らの突出量を小さくすることが出来る。
【0045】フロントリッド13の上面部15の下面に
はマウス部7内において垂設された背面部22が一体に
形成されている。該背面部22はその長さがマウス部7
の長さと略同じ板状を為している。そして、該背面部の
左右両端部には後ろ下方へ突出した支持片23、23が
一体に突設され、該支持片23、23の互いに対向した
面には互いに近づく方へ突出した支持ピン23a、23
aが突設されている。
【0046】このように、フロントリッド13はその前
面部14と上面部15と背面部22とによって略U字溝
状に形成されるため、全体の剛性が高まり、多少強い力
で押圧されても撓むようなことがない。
【0047】24は幅の狭い板状をしたバックリッドで
あり、その長さはマウス部7の左右方向長さと略同じに
形成されている。該バックリッド24の上端部の左右両
端部には切欠25、25が形成されており、該切欠2
5、25の互いに近い方の端部に略上方後ろに向かって
突出した受け部26、26が突設されており、該受け部
26、26には受け孔26a、26aが形成されてい
る。
【0048】また、バックリッド24の両端部からは後
方へ向かって突片27、27が突設され、該突片27、
27の外側面には互いに反対側に突出した被案内ピン2
7a、27aが突設されている。
【0049】しかして、バックリッド24の受け部2
6、26の受け孔26a、26aにフロントリッド13
の支持ピン23a、23aが回動自在に挿入され、これ
によって、バックリッド24がフロントリッド13の背
面部22の下端部に回動自在に連結され、該背面部22
の下端とバックリッド24の上端とが略接した状態とな
る。
【0050】また、バックリッド24の被案内ピン27
a、27aはカセットケース2のマウス部7の両側面に
形成された案内溝12、12に摺動自在に係合される。
【0051】しかして、フロントリッド13が閉蓋位置
にある状態で、その前面部が磁気テープ4のカセットケ
ース2外に露出している部分の前側を覆い、背面部22
がマウス7内において磁気テープ4の背面側のほとんど
を覆い、バックリッド24がその下端がフロントリッド
13の前面部14の背面に接触していてマウス7内にお
いて磁気テープ4の背面側の下端部及び磁気テープ4の
下方を覆う。
【0052】そして、フロントリッド13が前述したよ
うに開蓋位置に向けて移動して行く間、バックリッド2
4はその被案内ピン27a、27aがカセットケース2
の案内溝12、12に案内されることによってその姿勢
を制御され、磁気テープ4に接触しないようになってい
る。
【0053】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、カセットケース内に回転
自在に収納されたテープリールに両端を止着された磁気
テープの一部がカセットケースの前面の両端部のテープ
出口から導出されてカセットケースの前面に沿って位置
され、カセットケースの前面部のうち2つのテープ出口
の間の部分に前方及び上下に開口したマウス部が形成さ
れ、カセットケースの前端部にカセットケースの前面を
開閉するフロントリッドを回動自在に支持し、上記マウ
ス部内において磁気テープの略下半部の背面側を覆うバ
ックリッドをフロントリッドに回動自在に支持し、上記
フロントリッドはカセットケースの前面を覆う前面部と
該前面部の左右両側縁から後方へ突出した側面部とマウ
ス部の上面を覆う上面部と該上面部から下方へ突出しマ
ウス部内において磁気テープの略上半部を覆う背面部と
が一体に形成されて成り、フロントリッドの背面部の下
端とバックリッドの上端とが略接触するように位置さ
れ、フロントリッドの側面部は互いに位置の異なった2
つの支点ピンとこれら2つの支点ピンを各別に案内する
2つの円弧溝とによってカセットケースに回動自在に支
持され、上記2つの円弧溝はそれぞれ他方の溝の一端部
を中心とする円弧状に形成され、上記フロントリッドの
回動時には上記2つの支点ピンが上記2つの円弧溝を順
次に移動するようにしたことを特徴とする。
【0054】従って、本発明テープカセットにあって
は、フロントリッドを2つの支点ピンと2つの円弧溝と
によってフロントリッドの回動時には上記2つの支点ピ
ンが上記2つの円弧溝を順次に移動するようにカセット
ケースに支持したので、開蓋時においてフロントリッド
がカセットケースの上方へ大きく突出しないようにする
ことが出来、それによって、バックリッドにアッパーリ
ッドを形成する必要がなくなるため、バックリッドは磁
気テープ背面の略下半部を覆うだけにし、フロントリッ
ドに磁気テープ背面の略上半部を覆う背面部を形成し
て、フロントリッドの左右両端部を除いた部分の形状を
略チャンネル状に形成してその剛性を高めることが出
来、フロントリッドが押圧されても容易には撓むことの
ないようにして、信頼性を高めることができる。
【0055】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープカセットの実施の一例の要部を示
す断面図である。
【図2】斜視図である。
【図3】水平断面図である。
【図4】図5及び図6と共にリッドの開蓋動作を示すも
ので、初期状態を一部を切り欠いて示す側面図である。
【図5】開蓋動作の途中の状態を一部を切り欠いて示す
側面図である。
【図6】リッドが開蓋位置に達した状態を一部を切り欠
いて示す側面図である。
【図7】円弧溝の詳細を示すカセットケースの要部の拡
大側面図である。
【図8】フロントリッドとバックリッドの要部を分解し
て示す拡大斜視図である。
【図9】カセットケースの円弧溝形成部を示す拡大斜視
図である。
【図10】従来のテープカセットの一例を閉蓋状態で示
す要部の断面図である。
【図11】従来のテープカセットの開蓋途中の状態を示
す要部の断面図である。
【図12】従来のテープカセットの一例を開蓋状態で示
す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 カセットケース 3 テープリール 4 磁気テープ 5 テープ出口 7 マウス部 9、9´ 円弧溝 10、10´ 円弧溝 13 フロントリッド 14 前面部 15 上面部 16、16´ 側面部 17、17´ 支点ピン 18、18´ 支点ピン 22 背面部 24 バックリッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 真一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 澤田 高志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 須貝 千秋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース内に回転自在に収納され
    たテープリールに両端を止着された磁気テープの一部が
    カセットケースの前面の両端部のテープ出口から導出さ
    れてカセットケースの前面に沿って位置され、カセット
    ケースの前面部のうち2つのテープ出口の間の部分に前
    方及び上下に開口したマウス部が形成され、カセットケ
    ースの前端部にカセットケースの前面を開閉するフロン
    トリッドを回動自在に支持し、上記マウス部内において
    磁気テープの略下半部の背面側を覆うバックリッドをフ
    ロントリッドに回動自在に支持し、上記フロントリッド
    はカセットケースの前面を覆う前面部と該前面部の左右
    両側縁から後方へ突出した側面部とマウス部の上面を覆
    う上面部と該上面部から下方へ突出しマウス部内におい
    て磁気テープの略上半部を覆う背面部とが一体に形成さ
    れて成り、フロントリッドの背面部の下端とバックリッ
    ドの上端とが略接触するように位置され、フロントリッ
    ドの側面部は互いに位置の異なった2つの支点ピンとこ
    れら2つの支点ピンを各別に案内する2つの円弧溝とに
    よってカセットケースに回動自在に支持され、上記2つ
    の円弧溝はそれぞれ他方の溝の一端部を中心とする円弧
    状に形成され、上記フロントリッドの回動時には上記2
    つの支点ピンが上記2つの円弧溝を順次に移動するよう
    にしたことを特徴とするテープカセット。
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