JPH0554585A - シヤツタの製造方法 - Google Patents

シヤツタの製造方法

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JPH0554585A
JPH0554585A JP3235711A JP23571191A JPH0554585A JP H0554585 A JPH0554585 A JP H0554585A JP 3235711 A JP3235711 A JP 3235711A JP 23571191 A JP23571191 A JP 23571191A JP H0554585 A JPH0554585 A JP H0554585A
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    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
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    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D35/00Combined processes according to or processes combined with methods covered by groups B21D1/00 - B21D31/00
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタの一対のシャッタ板の間口が広がっ
たり、極端に狭ばまったりしないようにシャッタを安定
した形状に加工すること。 【構成】 金属板の原反7に予め円弧状の反り11を加
工しておき、その原反7を打ち抜いてコ字状のシャッタ
4を折り曲げ加工することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス等の金属板
をコ字状に折り曲げて加工され、ディスクカセットに摺
動自在に取り付けられるシャッタの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示すように、3.5イ
ンチのフロッピーディスクを収納するディスクカセット
(3.5インチMFD)1はABS樹脂等によって成形
されていて、内部には3.5インチのフロッピーディス
ク(ディスク状記録媒体)2が収納され、両側面1aに
は一対のヘッド挿入穴3が開口されている。そして、ス
テンレス等の金属板によってコ字状に折り曲げ加工され
たシャッタ4がディスクカセット1の両側面1aの外側
に矢印a方向に摺動自在に取り付けられていて、このシ
ャッタ4によって両ヘッド挿入穴3が開閉されるように
構成されている。
【0003】そして、従来のシャッタ4の製造方法は、
図5に示すように、ステンレス等の金属板の原反ロール
6から帯状でフラットな原反7を引き出し、この原板7
からコ字状のシャッタ4を平面状に展開した形状のシャ
ッタ原板8を打ち抜き加工し、そのシャッタ原板8をコ
字状に折り曲げ加工して、一対のシャッタ板41と連結
板42とによってコ字状に形成されたシャッタ4を加工
する方法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フラットな原
反7からシャッタ原板8を打ち抜いてコ字状に折り曲げ
加工する従来のシャッタ4の製造方法では、図6の
(A)に示すように、シャッタ4の一対のシャッタ板4
1の先端41aの間口W1が開いたり、図6の(B)に
示すように、その間口W1が極端に狭ばったりし易かっ
た。そして、シャッタ4の間口W1が開いた場合には、
シャッタ4をディスクカセット1の外側に取り付けた時
に、一対のシャッタ板41の先端41aがディスクカセ
ット1の両側面1aの外側に飛び出してしまって、ディ
スクカセット1を記録再生装置に対して出し入れする際
に、その一対のシャッタ板41の先端41aが他物に引
っかかり易く、ディスクカセット1の出し入れに不都合
を生じ易い。また、シャッタ4の間口W1が狭ばまった
場合は、その一対のシャッタ板41の先端41aがディ
スクカセット1の両側面1aに強く接触して、シャッタ
4の摺動によって両側面1aが摩耗して、合成樹脂の摩
耗粉が発生し、その摩耗粉がディスクカセット1の内部
に侵入してフロッピーディスク2に付着し、記録、再生
時のドロップアウトを招くと言う問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、シャッタの一対のシャッタ板の間
口が広がったり、極端に狭ばまったりしないように、シ
ャッタを安定した形状に加工することができるようにし
たシャッタの製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の請求項1のシャッタの製造方法は、金属板
の原反に円弧状の反りを加工する工程と、上記円弧状の
反りが加工された原反からシャッタ原板を打ち抜き加工
する工程と、上記シャッタ原板を上記円弧状に反った方
向にコ字状に折り曲げ加工して、一対のシャッタ板が内
側に向けて円弧状に反った形状のシャッタを加工する工
程とを備えたものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明の請求項1のシ
ャッタの製造方法は、金属板の原反に予め円弧状の反り
を加工しておき、その原反を打ち抜いてコ字状のシャッ
タを折り曲げ加工するので、シャッタの一対のシャッタ
板の間口が広がったり、極端に狭ばまったりしないよう
に、シャッタを安定した形状に加工することができる。
請求項2のシャッタの製造方法は、一対の圧着ローラの
円弧状面のうちの何れか一方の円弧状面を弾性体で形成
し、これらの圧着ローラ間で金属板の原反を弾性的に圧
着して、その原反に円弧状の反りを加工するので、原反
に傷をつけにくい。
【0008】
【実施例】以下、本発明を適用したシャッタの製造方法
を図1〜図3を参照して説明する。なお、図4〜図6と
同一構造部には同一の符号を付して重複説明を省略す
る。
【0009】まず、図1によって、シャッタ4の製造方
法を説明する。ステンレス等の金属板の原反ロールから
帯状でフラットな原反7を引き出す。なお、この原反7
は、例えばCo0.5%、Ni9%、Cu18%で残り
が鉄よりなるSUS304オーステナイト系のステンレ
ス鋼を0.1〜0.3mm程度の板厚に圧延したもので
あり、その厚板7の巾W2は、広巾のものではなく、シ
ャッタ原板8の1個分の巾W2より若干大きい程度の6
5〜70mm程度の小巾ものである。
【0010】次に、反り加工装置10によって、フラッ
トな原反7の巾方向に反り高さが0.3〜0.5mm程
度の円弧状の反り11を加工する。この際、原反7が小
巾W2であるから、安定した反り11を加工し易い。
【0011】次に、この円弧状の反り11が加工された
原反7からシャッタ原板8を打ち抜き加工する。
【0012】そして、その打ち抜いたシャッタ原板8を
円弧状に反った方向にコ字状に折り曲げ加工して、一対
のシャッタ板41が内側に向けて円弧状に反った形状の
シャッタ4を加工するものである。
【0013】このように、小巾W2の原反7に予め円弧
状の反り11を加工しておき、その原反7を打ち抜いて
コ字状に折り曲げるので、シャッタ4の一対のシャッタ
板41の間口W1が広がったり、極端に狭ばまったりし
ないように、シャッタ4を安定した形状に加工すること
ができる。
【0014】従って、図2に示すように、シャッタ4を
ディスクカセット1の外側に取り付けた時、一対のシャ
ッタ板41の先端41aがディスクカセット1の両側面
1aから外側に飛び出すことを未然に防止できる。ま
た、一対のシャッタ板41の先端41aがディスクカセ
ット1の両側面1aに強く接触して、シャッタ4の摺動
によって両側面1aが摩耗して、合成樹脂の摩耗粉が発
生することも未然に防止できる。
【0015】次に、図3によって、反り加工装置10を
説明する。それぞれ鉄等の金属製である一対の太鼓型圧
着ローラ13a、13bと一対の鼓型圧着ローラ14
a、14bとが上下から対向されて原反7の引き出し方
向である矢印a方向に間隔を隔てて配置されている。従
って、これら太鼓型圧着ローラ13a、13bと鼓型圧
着ローラ14a、14bとの周面には同じ方向に円弧状
に反った円弧状面15a、15b、16a、16bが形
成されている。そして、一対の太鼓型圧着ローラ13
a、13bと、駆動ローラ17と、ガイドローラ18と
の間の外周間にウレタンゴム等の弾性体で形成された無
端ベルト19が巻き掛けられている。そして、駆動ロー
ラ17とガイドローラ18の間で無端ベルト19にテン
ション調整ローラ20が圧着されている。そして、これ
ら全ローラ13a、13b、14a、14b、17、1
8、20は左右一対の支持板21間に水平に取り付けら
れている。
【0016】そして、矢印a方向の下流側に配置されて
いる上下一対の圧着ローラ13a、14aの円弧状面1
5a、16aの曲率半径R1と、矢印a方向の上流側に
配置されている上下一対の圧着ローラ13b、14bの
円弧状面15b、16bの曲率半径R2との関係は、R
1>R2に形成されている。そして、曲率半径R1が7
0〜90mm程度に選定され、曲率半径R2が65〜8
5mm程度に選定されている。なお、これらの曲率半径
R1、R2は原反7の材質によって任意に選定される
が、この実施例では、巾W2が70mm、硬度HQが2
20の原反7を使用し、曲率半径R1を85mm、曲率
半径R2を75mmに選定した。また、無端ベルト19
の巾W4は75mm程度である。また、テンション調整
ローラ20の矢印b方向の微調整によって無端ベルト1
9のテンションを調整するものである。また、下部に配
置されている一対の圧着ローラ14a、14bを矢印
c、d方向に微調整することにより、原反7の厚みのバ
ラツキ等に応じて、無端ベルト19とこれら一対の圧着
ローラ14a、14bとの間のクリアランスを調整する
ことができる。また、上部の一対の圧着ローラ13a、
13bは直接原反7と接触しないので、S45C等の治
具鋼等の材質を選定できるが、下部の一対の圧着ローラ
14a、14bは原反7と接触するので、SKD等の工
具鋼等の材質を選定するのが好ましい。また、無端ベル
ト19はウレタンゴム等の弾性体で形成されるが、具体
的には、サンライトベルト(バンドー化学株式会社の商
標)、ポリウレタンタイプ、KUタイプ等の弾性体の材
質を選定するのが好ましい。
【0017】反り加工装置10は以上のように構成され
ていて、駆動ローラ17を矢印e方向に回転して、無端
ベルト19を矢印a方向に回転する。
【0018】そして、原反7を無端ベルト19と圧着ロ
ーラ14aとの間で上下から弾性的に圧着し、無端ベル
ト19によって原反7を矢印a方向に移送しながら第1
段の反り加工を行う。
【0019】そして、引き続き、原反7を無端ベルト1
9と圧着ローラ14bとの間で再度上下から弾性的に圧
着し、無端ベルト19によって原反7を矢印a方向に移
送しながら第2段の反り加工を行う。
【0020】これにより、原反7の巾方向に反り高さH
が0.3〜0.5mm程度の円弧状の反り11を安定し
て加工することができる。
【0021】この際、無端ベルト19と圧着ローラ14
a、14bとの間で原反7を弾性的に圧着して反り11
を加工するので、原反7を傷つけることがない。しか
も、上部の一対の圧着ローラ13a、13bの円弧状面
15a、15b側が弾性体である無端ベルト19に形成
されていて、下部の一対の圧着ローラ14a、14bが
無端ベルト19に完全に同期して回転されるので、下部
の一対の圧着ローラ14a、14bにスリップ等が全く
発生せず、原反7にスリップ傷等がつかない。また、広
巾の原反に反りを加工するのではなく、小巾W2の原反
7に反り11を加工するので、反り11のコントロール
をし易く、安定した反り11を加工できる。
【0022】なお、無端ベルト19を使用せず、上下各
一対の圧着ローラ13a、14aと13b、14bとの
うち上部側又は下部側の一方の圧着ローラをウレタンゴ
ム等の弾性体で形成しても良い。
【0023】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明のシャッタの製造方法は、以上の
ように構成されているので、次のような効果を奏する。
【0025】請求項1は、金属板の原反に予め円弧状の
反りを加工しておき、その原反を打ち抜いてコ字状のシ
ャッタを折り曲げ加工するので、シャッタの一対のシャ
ッタ板の間口が広がったり、極端に狭ばまったりしない
ように、シャッタを安定した形状に加工することができ
る。従って、ディスクカセットの外側にコ字状のシャッ
タを取り付けた時、一対のシャッタ板の先端がディスク
カセットの両側面から外側に飛び出したり、一対のシャ
ッタ板の先端がディスクカセットの両側面に強く接触し
てしまう不良品が発生しにくく、不良品発生の歩留まり
を改善できる。
【0026】請求項2のシャッタの製造方法は、一対の
圧着ローラの円弧状面のうちの何れか一方の円弧状面を
弾性体で形成し、これらの圧着ローラ間で金属板の原反
を弾性的に圧着して、その原反に円弧状の反りを加工す
るので、原反に傷をつけてしまう不良品が発生しにく
く、不良品の歩留まりを改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタの製造方法を説明する斜視図である。
【図2】製造されたシャッタをディスクカセットの外側
に取り付けた状態の断面図である。
【図3】図3の(A)は反り加工装置を示す側面図であ
り、図3の(B)及び(C)は図3の(A)のA−A矢
視図およびB−B矢視図である。
【図4】シャッタ付のディスクカセットを示す斜視図で
ある。
【図5】従来のシャッタの製造方法を説明する斜視図で
ある。
【図6】従来の製造方法で製造されたシャッタを示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ディスクカセット 4 シャッタ 41 シャッタのシャッタ板 41a シャッタのシャッタ板の先端 42 シャッタの連結板 7 原反 8 シャッタ原板 10 反り加工装置 11 原反の円弧状の反り 13a、13b 圧着ローラ 14a、14b 圧着ローラ 15a、15b 圧着ローラの円弧状面 16a、16b 圧着ローラの円弧状面 19 弾性体である無端ベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板をコ字状に折り曲げて加工され、デ
    ィスクカセットに摺動自在に取り付けられるシャッタの
    製造方法において、 金属板の原反に円弧状の反りを加工する工程と、 上記円弧状の反りが加工された原反からシャッタ原板を
    打ち抜き加工する工程と、 上記シャッタ原板を上記円弧状に反った方向にコ字状に
    折り曲げ加工して、一対のシャッタ板が内側に向けて円
    弧状に反った形状のシャッタを加工する工程とを備えた
    シャッタの製造方法。
  2. 【請求項2】周面に円弧状面が形成され、これらのうち
    何れか一方の円弧状面側が弾性体で形成された一対の圧
    着ローラを有し、これら一対の圧着ローラ間で金属板の
    原反を弾性的に圧着して、その原反に円弧状の反りを加
    工することを特徴とする請求項1に記載のシャッタの製
    造方法。
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