JPH0554482A - テープ走行速度制御装置 - Google Patents

テープ走行速度制御装置

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Publication number
JPH0554482A
JPH0554482A JP3218666A JP21866691A JPH0554482A JP H0554482 A JPH0554482 A JP H0554482A JP 3218666 A JP3218666 A JP 3218666A JP 21866691 A JP21866691 A JP 21866691A JP H0554482 A JPH0554482 A JP H0554482A
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JP
Japan
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signal
control
control signal
phase
edge
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JP3218666A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Harasawa
行浩 原澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】再生コントロール信号の立ち上がりエッジ及び
立ち下がりエッジに基づいて位相制御を行うことによ
り、より精度の高い位相制御が可能なテープ走行速度制
御装置を提供する。 【構成】磁気テープに記録されたコントロール信号の検
出を行うコントロールヘッド2と、検出されたコントロ
ール信号の立ち上がりエッジを検出して第1のコントロ
ール信号を作成する第1のエッジ検出器7と、第1の基
準信号と第1のコントロール信号とを比較して第1の誤
差信号を出力する第1の位相比較器9と、前記コントロ
ール信号の立ち下がりエッジを検出して第2のコントロ
ール信号を作成する第2のエッジ検出器11と、第1の
基準信号から90度位相のずれた第2の基準信号と第2
のコントロール信号とを比較して第2の誤差信号を出力
する第2の位相比較器12と、第1の誤差信号と第2の
誤差信号とを加算する加算器13とを備えた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープのコントロ
ールトラックから検出した所定周期のコントロール信号
と、一定周期の基準信号との比較を行うことによってそ
の誤差信号を検出し、この誤差信号に基づいて直流サー
ボモータの回転速度を一定速度に制御するテープ走行速
度制御装置に関し、例えばヘリカルスキャン方式のビデ
オテープレコーダにおいて磁気テープを定速回転させる
ためのキャプスタンモータの位相制御に適用される。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のビデオテープレコーダに
おけるテープ走行速度制御装置の一例を示すブロック図
である。
【0003】同図において、図示しないキャプスタンの
回転に伴ってFG(Frequency Generator )信号を発生
するGFヘッド21の出力は、増幅器23を介して速度
検出器25に導かれており、速度検出器25の出力は、
減算器26に導かれている。
【0004】また、図示しない磁気テープのコントロー
ルトラックに記録された30Hzのコントロール信号を検
出するコントロールヘッド22の出力は、増幅器24を
介してエッジ検出器27に導かれており、エッジ検出器
27の出力は、位相比較器29に導かれている。エッジ
検出器27は、30Hzのコントロール信号の立ち上がり
エッジを検出し、そのエッジ検出信号を位相比較器29
に出力するようになっている。
【0005】また、内部で発生された3.58MHzの信
号を分周して得られた30Hzの基準信号S30は、積分
回路28に導かれており、積分回路28の出力は、台形
波に波形整形された基準信号S34として位相比較器2
9に導かれている。
【0006】そして、位相比較器29の出力は、ローパ
スフィルタ30を介して減算器26に導かれており、減
算器26の出力は、図示しないキャプスタンモータ駆動
回路に導かれた構成となっている。
【0007】位相比較器29は、エッジ検出器27によ
って検出された30Hzのコントロール信号と積分回路2
8からの30Hzの基準信号S34との位相を比較して、
そのずれに応じた誤差信号をローパスフィルタ30に与
えるようになっている。また、ローパスフィルタ30
は、ジッタとなりうる高調波成分の除去及び位相サーボ
の特性を十分に確保するための周波数特性改善の役割を
果たすブロックである。
【0008】次に、上記構成のテープ走行速度制御装置
動作を、図5に示すタイミングチャートを参照して説明
する。
【0009】FGヘッド21によって発生されたFG信
号は、増幅器23において適宜増幅され、速度検出器2
5に与えられる。速度検出器25は、与えられたFG信
号からキャプスタンモータの回転速度を検出して、その
速度検出信号を減算器26に与える。
【0010】一方、コントロールヘッド22によって磁
気テープのコントロールトラックから検出された30Hz
のコントロール信号S31は、増幅器24によって適宜
増幅され、エッジ検出器27に与えられる。エッジ検出
器27は、コントロール信号S31の立ち上がりエッジ
を検出し、そのエッジ検出信号S32を位相比較器29
に与える。
【0011】また、30Hzの基準信号S30は、積分回
路28によって積分され、台形波に波形整形された基準
信号S34として位相比較器29に与えられる。
【0012】位相比較器29では、エッジ検出器27か
ら与えられたエッジ検出信号S32と積分回路28から
与えられた基準信号S34との位相比較を行い、エッジ
検出器27で検出されたエッジ検出信号の立ち上がり及
び立ち下がりのタイミング(すなわち、コントロール信
号S31の立ち上がりのタイミング)で基準信号S34
をサンプルホールドし、そのホールド電圧を誤差信号と
して、ローパスフィルタ30に与える。ローパスフィル
タ30では、位相比較器29の出力の高周波成分のノイ
ズ除去及び周波数特性改善を行った後、減算器26に与
える。
【0013】減算器26では、ローパスフィルタ30の
出力から速度検出器25の出力を減算して、キャプスタ
ンモータ駆動回路に与える。キャプスタンモータ駆動回
路は、図5(f)に総合誤差として示される位相比較器
9の誤差電圧が0Vに近づくようにキャプスタンを制御
する。ただし、実際には、総合誤差は位相と速度とを加
算した後の波形であるので0Vにはならない。
【0014】このようにして、キャプスタンモータが制
御されることにより、磁気テープの走行速度は予め定め
られた一定速度に保たれることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記した
従来のテープ走行速度制御装置では、磁気テープに記録
されるコントロール信号の周期は、予め定められた一定
の数値例えば30Hzである。従って、位相制御のための
サンプリング周波数は、この周波数以下となる。そし
て、サンプリング周波数が30Hz以下の場合には、無駄
時間によるサーボ系の位相遅れ(回転むら)が生じ、位
相余裕を悪化していた。そのため、位相制御のループゲ
インを十分に上げることができず、位相引き込みが遅く
なって、定常走行時の磁気テープの走行速度に位相ずれ
を生じるといった問題があった。
【0016】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、再生コントロール信号の立ち上がりエ
ッジ及び立ち下がりエッジに基づいて位相制御を行うこ
とにより、より精度の高い位相制御が可能なテープ走行
速度制御装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のテープ走行速度制御装置は、磁気テープの
コントロールトラックに所定周期で記録されたコントロ
ール信号の検出を行うコントロール信号検出部と、この
コントロール信号検出部によって検出されたコントロー
ル信号の立ち上がりエッジを検出して第1のコントロー
ル信号を作成する第1のエッジ検出部と、内部で発生さ
れた3.58MHzの信号を分周して得られた第1の基準
信号と前記第1のエッジ検出部によって作成された第1
のコントロール信号との比較を行うことによって第1の
誤差信号を出力する第1の位相比較部と、前記コントロ
ール信号検出部によって検出されたコントロール信号の
立ち下がりエッジを検出して第2のコントロール信号を
作成する第2のエッジ検出部と、 前記第1の基準信号
から90度位相のずれた第2の基準信号と前記第2のエ
ッジ検出部によって作成された第2のコントロール信号
との比較を行うことによって第2の誤差信号を出力する
第2の位相比較部と、前記第1の位相比較部から出力さ
れる第1の誤差信号と前記第2の位相比較部から出力さ
れる第2の誤差信号とを加算する加算部とを備え、この
加算部の出力に基づいて前記直流サーボモータの回転速
度を一定速度に制御するものである。
【0018】
【作用】磁気テープの再生時、コントロール信号検出部
では、磁気テープのコントロールトラックに所定周期で
記録されたコントロール信号の検出を行う。
【0019】第1のエッジ検出部では、このコントロー
ル信号検出部によって検出されたコントロール信号の立
ち上がりエッジを検出して第1のコントロール信号を作
成する。また、第2のエッジ検出部では、このコントロ
ール信号検出部によって検出されたコントロール信号の
立ち下がりエッジを検出して第2のコントロール信号を
作成する。
【0020】第1の位相比較部では、内部で発生された
3.58MHzの信号を分周して得られた第1の基準信号
と、第1のエッジ検出部によって作成された第1のコン
トロール信号との位相比較を行うことによって、第1の
誤差信号を出力する。また、第2の位相比較部では、第
1の基準信号から90度位相のずれた第2の基準信号
と、第2のエッジ検出部によって作成された第2のコン
トロール信号との位相比較を行うことによって、第2の
誤差信号を出力する。
【0021】加算部では、第1の位相比較部から出力さ
れる第1の誤差信号と、第2の位相比較部から出力され
る第2の誤差信号とを加算して、直流サーボモータの回
転速度を一定速度に制御する。
【0022】これにより、位相制御のためのサンプリン
グ周波数を実質的に倍化でき、テープ走行速度を調整す
るためのサーボ系の位相遅れを減少させることが可能と
なる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0024】図1は、本発明のテープ走行速度制御装置
の電気的構成を示すブロック図である。
【0025】同図において、図示しないキャプスタンの
回転に伴ってFG信号を発生するGFヘッド1の出力
は、増幅器3を介して速度検出器5に導かれており、速
度検出器5の出力は、減算器6に導かれている。
【0026】また、図示しない磁気テープのコントロー
ルトラックに記録された30Hzのコントロール信号S1
1を検出するコントロールヘッド2の出力は、増幅器4
を介して第1のエッジ検出器7に導かれており、第1の
エッジ検出器7の出力は、第1の位相比較器9に導かれ
ている。第1のエッジ検出器7は、30Hzのコントロー
ル信号S11の立ち上がりエッジを検出し、そのエッジ
検出信号S13を第1の位相比較器9に出力するように
なっている。
【0027】また、コントロールヘッド2の出力は、増
幅器4を介して第2のエッジ検出器11に導かれてお
り、第2のエッジ検出器11の出力は、第2の位相比較
器12に導かれている。第2のエッジ検出器11は、3
0Hzのコントロール信号S11の立ち下がりエッジを検
出し、そのエッジ検出信号S12を第2の位相比較器1
2に出力するようになっている。
【0028】一方、内部で発生された3.58MHzの信
号を分周して得られた30Hzの基準信号S10は、第1
の積分回路8と第2の積分回路14とに導かれており、
第1の積分回路8の出力は、台形波に波形整形された基
準信号S17として第1の位相比較器9に導かれてい
る。また、第2の積分回路14の出力は、台形波に波形
整形された基準信号S16として第2の位相比較器12
に導かれている。
【0029】そして、第1の位相比較器9の出力と第2
の位相比較器12の出力とは、加算器13に導かれてお
り、加算器13の出力は、ローパスフィルタ10を介し
て減算器6に導かれている。また、減算器6の出力は、
図示しないキャプスタンモータ駆動回路に導かれた構成
となっている。
【0030】第1の位相比較器9及び第2の位相比較器
12は、第1のエッジ検出器7及び第2のエッジ検出器
12によってそれぞれ検出された30Hzのコントロール
信号S11と、第1の積分回路8及び第2の積分回路1
4からの30Hzの基準信号S13,S12との位相を比
較して、そのずれに応じたそれぞれの誤差信号を加算器
13に与えるようになっている。また、第2の積分回路
14から出力される基準信号S16は、第1の積分回路
8から出力される基準信号S17に対してその位相が9
0度ずれた信号となっている。また、ローパスフィルタ
10は、ジッタとなりうる高調波成分の除去及び位相サ
ーボの特性を十分に確保するための周波数特性改善の役
割を果たすブロックである。
【0031】すなわち、本発明のテープ走行速度制御装
置は、従来の装置に、第2のエッジ検出器11、第2の
位相比較器12、第2の積分回路14及び加算器13を
付加した構成となっている。
【0032】次に、上記構成のテープ走行速度制御装置
の動作を、図2に示すタイミングチャートを参照して説
明する。
【0033】FGヘッド1によって発生されたFG信号
は、増幅器3において適宜増幅され、速度検出器5に与
えられる。速度検出器5は、与えられたFG信号からキ
ャプスタンモータの回転速度を検出して、その速度検出
信号を減算器6に与える。
【0034】一方、コントロールヘッド2によって磁気
テープのコントロールトラックから検出された30Hzの
コントロール信号S11は、増幅器4によって適宜増幅
された後、第1のエッジ検出器7と第2のエッジ検出器
11とに与えられる。第1のエッジ検出器7は、コント
ロール信号S11の立ち上がりエッジを検出し、そのエ
ッジ検出信号(第1のコントロール信号)S13を第1
の位相比較器9に与える。エッジ検出信号S13は、コ
ントロール信号S11の立ち上がりエッジを検出するた
びにレベルの反転する信号となっている。また、第2の
エッジ検出器11は、コントロール信号S11の立ち下
がりエッジを検出し、そのエッジ検出信号(第2のコン
トロール信号)S12を第2の位相比較器12に与え
る。エッジ検出信号S12は、コントロール信号S11
の立ち下がりエッジを検出するたびにレベルの反転する
信号となっている。
【0035】また、30Hzの基準信号S10は、第1の
積分回路8によって積分され、台形波に波形整形された
第1の基準信号S17として第1の位相比較器9に与え
られる。また、30Hzの基準信号S10は、第2の積分
回路14によって積分され、台形波に波形整形された第
2の基準信号S16として第2の位相比較器12に与え
られる。
【0036】第1の位相比較器9では、第1のエッジ検
出器7から与えさられたエッジ検出信号S13と第1の
積分回路8から与えられた基準信号S17との位相比較
を行い、第1のエッジ検出器7で検出されたエッジ検出
信号S13の立ち上がり及び立ち下がりのタイミング
(すなわち、コントロール信号S11の立ち上がりのタ
イミング)で基準信号S17をサンプルホールドし、そ
のホールド電圧を誤差信号として、加算器13に与え
る。また、第2の位相比較器12では、第2のエッジ検
出器11から与えられたエッジ検出信号S12と第2の
積分回路14から与えられた基準信号S16との位相比
較を行い、第2のエッジ検出器11で検出されたエッジ
検出信号S12の立ち上がり及び立ち下がりのタイミン
グ(すなわち、コントロール信号S11の立ち下がりの
タイミング)で基準信号S16をサンプルホールドし、
そのホールド電圧を誤差信号として、加算器13に与え
る。
【0037】ローパスフィルタ10では、2つの誤差信
号が加算された加算器13の出力の高周波成分のノイズ
除去及び周波数特性改善を行った後、減算器6に与え
る。
【0038】減算器6では、ローパスフィルタ10の出
力から速度検出器5の出力を減算して、キャプスタンモ
ータ駆動回路に与える。キャプスタンモータ駆動回路
は、図5(i)に総合誤差として示される加算器13か
らのの誤差電圧が0Vに近づくようにキャプスタンを制
御する。ただし、実際には、総合誤差は位相と速度とを
加算した後の波形であるので0Vにはならない。
【0039】このようにして、キャプスタンモータが制
御されることにより、磁気テープの走行速度は予め定め
られた一定速度に保たれることになる。
【0040】このように、本発明のテープ走行速度制御
装置では、3.58MHzの信号を分周して得られた30
Hzの基準信号S10を各積分回路8,14に与えて位相
が90度異なる2つの台形波に波形整形し、これを各位
相比較器9,12に基準信号S17,S16として与
え、一方各エッジ検出器7,11によって検出された2
つのエッジ検出信号S13,S12を各位相比較器9,
12に与えて各基準信号S17,S16との誤差信号を
作成し、この各誤差信号を加算器13において合成した
後ローパスフィルタ10を介して減算器6に与え、この
減算器6において速度、位相の合成を行うようになって
いる。
【0041】すなわち、2つの誤差信号(誤差電圧)を
加算器13において加算するということは、2つの直流
電圧が一定の比率で合成されているということになる。
つまり、一方の位相比較器の誤差電圧が低い又は高い場
合には、当然に直流誤差電圧は低下又は上昇し、キャプ
スタンモータの速度が変化するので、次のパルスで位相
が同期することになる。
【0042】また、本実施例では、コントロール信号の
立ち上がり及び立ち下がりの両エッジを別々に位相比較
し、その誤差を合成しているので、位相検出が倍化され
るだけでなく、フレーミング制御が可能となっている。
【0043】つまり、磁気テープ上には奇数トラックと
偶数トラックとが交互に並んでいるため、それぞれのト
ラックは決まった再生ヘッドで読み取る必要がある。従
来は、2つのトラック(30Hz)にまたがって1周期の
コントロール信号(30Hz)が記録されていた。そのた
め、再生された30Hzのコントロール信号は、決められ
たトラックにその立ち上がりエッジが来るようになる
(例えば、第1トラックには立ち上がり、第2トラック
には立ち下がり、第3トラックには立ち上がり・・・と
いった具合に、奇数トラックには立ち上がりのみが記録
されるようになっている)。なお、2つの再生ヘッドを
切り換えてそれぞれのトラックを再生するため、ヘッド
スイッチングパルスと同期させる必要があることは従来
と同様である。
【0044】ここで、コントロール信号の両エッジを利
用するものとし、またコントロール信号を逓倍の60Hz
とし、基準信号も3.58MHzを分周した60Hzとし
て、両信号を位相比較した場合を考える。
【0045】この場合、60Hz同士を位相比較してフレ
ーミング制御を行うと、コントロール信号の立ち上がり
及び立ち下がりの両エッジに、奇数又は偶数のどちらの
トラックがきても位相同期がかかることになる。すなわ
ち、正規の位相同期のかかる位置になる確率は1/2と
なり、常に位相の同期が不安定になる。また、180度
位相のずれた位置で位相同期がかかると、トラックと再
生ヘッドとの相対アジマス角が違うので、再生されなく
なる。
【0046】つまり、本発明のテープ走行速度制御装置
は、コントロール信号の立ち上がり及び立ち下がりの両
エッジを別々に位相比較することにより、位相検出が倍
化される他、フレーミング制御も可能な構成となってい
る。
【0047】なお、図3は、上記実施例において、基準
信号と位相同期したときのタイミングチャートを参考と
して示している。
【0048】
【発明の効果】本発明のテープ走行速度制御装置は、磁
気テープから検出したコントロール信号の立ち上がりエ
ッジを検出して作成された第1のコントロール信号と基
準信号とを比較して第1の誤差信号を出力し、磁気テー
プから検出したコントロール信号の立ち下がりエッジを
検出して作成された第2のコントロール信号と前記基準
信号とは90度位相の異なる別の基準信号とを比較して
第2の誤差信号を出力し、両誤差信号を加算して直流サ
ーボモータを駆動制御するように構成したので、位相制
御のためのサンプリング周波数を従来装置に比べて実質
的に倍化でき、位相誤差電圧の出力値は従来装置に比べ
て半分の時間間隔で変化して行くため、位相引き込みを
素早くすることができる。また、コントロール信号の立
ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを別々に位相比較
することにより、位相検出が倍化されるとともに、フレ
ーミング制御も可能となる。そのため、定常時において
も発生する位相のずれを小さくすることができ、従来装
置より精度の高い磁気テープの走行速度制御を行うこと
ができるといった種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ走行速度制御装置の電気的構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明のテープ走行速度制御装置の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図3】本発明のテープ走行速度制御装置において基準
信号と位相同期したときの動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図4】従来のテープ走行速度制御装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図5】従来のテープ走行速度制御装置の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 コントロールヘッド 7 第1のエッジ検出器 8 第1の積分回路 9 第1の位相比較器 11 第2のエッジ検出器 12 第2の位相比較器 13 加算器 14 第2の積分回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープのコントロールトラックから
    検出した所定周期のコントロール信号と、一定周期の基
    準信号との比較を行うことによってその誤差信号を検出
    し、この誤差信号に基づいて直流サーボモータの回転速
    度を一定速度に制御するテープ走行速度制御装置であっ
    て、 前記磁気テープのコントロールトラックに所定周期で記
    録されたコントロール信号の検出を行うコントロール信
    号検出部と、 このコントロール信号検出部によって検出されたコント
    ロール信号の立ち上がりエッジを検出して第1のコント
    ロール信号を作成する第1のエッジ検出部と、 内部で発生された3.58MHzの信号を分周して得られ
    た第1の基準信号と前記第1のエッジ検出部によって作
    成された第1のコントロール信号との比較を行うことに
    よって第1の誤差信号を出力する第1の位相比較部と、 前記コントロール信号検出部によって検出されたコント
    ロール信号の立ち下がりエッジを検出して第2のコント
    ロール信号を作成する第2のエッジ検出部と、 前記第1の基準信号から90度位相のずれた第2の基準
    信号と前記第2のエッジ検出部によって作成された第2
    のコントロール信号との比較を行うことによって第2の
    誤差信号を出力する第2の位相比較部と、 前記第1の位相比較部から出力される第1の誤差信号と
    前記第2の位相比較部から出力される第2の誤差信号と
    を加算する加算部とを備え、 この加算部の出力に基づいて前記直流サーボモータの回
    転速度を一定速度に制御することを特徴とするテープ走
    行速度制御装置。
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