JPH055436A - アルコールエンジンの制御装置 - Google Patents

アルコールエンジンの制御装置

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JPH055436A
JPH055436A JP15831491A JP15831491A JPH055436A JP H055436 A JPH055436 A JP H055436A JP 15831491 A JP15831491 A JP 15831491A JP 15831491 A JP15831491 A JP 15831491A JP H055436 A JPH055436 A JP H055436A
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JP
Japan
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fuel
intake air
air amount
intake
injection valve
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JP15831491A
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English (en)
Inventor
Seiji Tajima
誠司 田島
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】1気筒当り2本の燃料噴射弁を有するエンジン
において、アルコール含有燃料を使用する場合の燃料の
微粒化を促進させる。 【構成】エンジン1の運転状態が設定吸気量ライン未満
の場合には、1次側噴射弁15のみから燃料を噴射し、
運転状態が上記設定吸気量ライン以上の場合には1次側
及び2次側の噴射弁15,16の双方から燃料を噴射さ
せる。使用燃料のアルコール濃度が高くなると、上記設
定吸気量ラインを低吸気量側に変更する。これにより、
アルコール濃度が高くて同一出力を得るための燃料量が
増大する場合に、1次側噴射弁15のみが作動する領域
でその噴射量がアルコール濃度の増大に応じて多くなっ
ても、その一部の燃料が2次側噴射弁16で分担噴射さ
れるので、燃料の微粒化が良好に確保促進される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルコール含有燃料を
使用するエンジンにおいて、その燃料の微粒化を促進す
るための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アルコールエンジンの制御装
置として、例えば特開平1ー244133号公報に開示
されるように、アルコール含有燃料を使用燃料とし、こ
の燃料を燃料噴射弁に供給してエンジンに噴射供給する
と共に、エンジンの排気通路に酸素センサを配置し、該
酸素センサの出力に基いて上記燃料噴射弁からの燃料噴
射量をフィードバック制御することにより、エンジンに
供給する混合気の空燃比を運転状態に応じた設定空燃比
に調整するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンの
種類には、一気筒当り2本の燃料噴射弁を備え、予め設
定した吸気量ライン未満の運転領域では1次側噴射弁か
ら燃料を噴射し、上記設定吸気量ライン以上の高負荷の
運転領域では2次側の噴射弁からも燃料を噴射供給し
て、エンジン出力の向上を図ったものがある。
【0004】そこで、上記の如き一気筒当り2本の噴射
弁を備えたエンジンに対してアルコール含有燃料を用い
る場合には、次の憾みがあることが判った。つまり、ア
ルコール燃料はガソリン燃料に比較して発熱量が低い関
係上、使用するアルコール濃度が高いときには、低いと
きに比して、同一出力を発揮するためには燃料量を増量
する必要がある。このため、設定吸気量ライン未満の領
域で1次側噴射弁のみから燃料を噴射する状況では、吸
入空気量に対する燃料量の比率が増大して、燃料の微粒
化が低下する。しかも、アルコール燃料の蒸発潜熱はガ
ソリンに比して3倍程度あるため、その分、その微粒化
の低下は大きく、その結果、燃費が低下する憾みが生じ
る。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、上記の如く一気筒当り2本の噴射弁
を備えたエンジンにおいてアルコール含有燃料を使用す
る場合に、そのアルコール濃度が高く、燃料噴射量が多
い状況であっても、燃料の微粒化を促進させて、燃費の
向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、1次側噴射弁のみから燃料を噴射する
状況でその噴射量が多い場合には、1次側及び2次側の
噴射弁の双方から燃料を噴射させることにより、燃料を
吸気通路に良好に分散供給し、その微粒化を促進させる
こととする。
【0007】つまり、請求項1記載の発明の具体的な解
決手段は、図1に示すように、アルコール含有燃料を噴
射する1次側噴射弁15及び2次側噴射弁16と、エン
ジンの吸入空気量を検出する吸気量検出手段14と、該
吸気量検出手段14により検出した吸入空気量が予め設
定した吸気量ライン未満のとき上記1次側噴射弁15を
作動させ、上記設定吸気量ライン以上のとき1次側噴射
弁15及び2次側噴射弁16を作動させる制御手段とを
備えたアルコールエンジンの制御装置を前提とする。そ
して、上記アルコール含有燃料のアルコール濃度を検出
する濃度検出手段26と、該濃度検出手段26により検
出したアルコール濃度が設定値以上に高いとき上記設定
吸気量ラインを低吸入量側に変更する吸気量ライン変更
手段47とを設ける構成としている。
【0008】また、請求項2記載の発明では、1次側噴
射弁15と2次側噴射弁16との配置位置を特定し、こ
の双方の噴射弁15,16を1つの吸気通路に設定距離
隔てて上流側と下流側とに直列に配置する構成としてい
る。
【0009】さらに、請求項3記載の発明では、噴射弁
の配置位置を他のものに特定して、1次側噴射弁15を
1次側吸気通路に配設し、2次側噴射弁16を、上記1
次側吸気通路とは独立し且つ他の設定吸気量ライン以上
のとき開制御される開閉弁が配置された2次側吸気通路
に配設し、上記他の設定吸気量ラインを、吸気量ライン
変更手段による設定吸気量ラインの変更に合せて低吸気
量側に変更する他の吸気量ライン変更手段を設ける構成
としている。
【0010】
【作用】以上の構成により、請求項1記載の発明では、
設定吸気量ライン未満の運転状態で1次側の噴射弁15
のみからアルコール含有燃料を噴射供給する状況では、
使用する燃料のアルコール濃度が高いときには、低いと
きに比して、設定吸気量ラインに近い吸気量のときほど
噴射する必要燃料量は増大し、吸入空気量に対する燃料
量の割合が大きくなり、燃料の微粒化が低下する状況で
ある。
【0011】しかし、アルコール濃度が設定値以上に高
いときには、設定吸気量ラインが低吸気量側に変更され
る。このことにより、アルコール濃度が低い際では1次
側噴射弁15のみから噴射する領域であった一部の領域
が1次側及び2次側の双方の噴射弁15,16から燃料
噴射する領域に変更され、その結果、この変更のあった
領域では、噴射する必要燃料量は多いものの、この燃料
量は1次側噴射弁15と2次側噴射弁16との双方から
分散して噴射供給されるので、この供給されたアルコー
ル含有燃料の微粒化が促進される。
【0012】その場合、特に請求項2記載の発明では、
供給されるアルコール含有燃料の一部が吸気通路の上流
側で噴射され、残る燃料の一部が吸気通路の下流側で噴
射されるので、実質的に燃料量に対する吸入空気量の割
合が大きくなって、供給された燃料の微粒化が一層促進
される。
【0013】さらに、請求項3記載の発明では、設定吸
気量ラインの変更により2次側噴射弁からも燃料噴射を
行う際には、これに同期して該2次側噴射弁の配置され
た2次側吸気通路の開閉弁が開制御されて、吸気は該2
次側吸気通路を通り、上記2次側噴射弁から噴射された
燃料と共にエンジンに供給される。ここに、1次側及び
2次側の吸気通路は互いに独立しているので、燃料と混
合される吸気も分配されて独立し、より一層燃料の微粒
化が促進される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明のアルコールエンジンの制御装置によれば、1次側の
噴射弁から噴射するアルコール含有燃料が多くその微粒
化が低下する状況では、強制的に2次側の噴射弁からも
燃料を分配供給するようにしたので、アルコール含有燃
料の微粒化を促進できて、燃費の向上を図ることができ
る。
【0015】その場合、特に請求項2記載の発明によれ
ば、1次側及び2次側の噴射弁からのアルコール含有燃
料の分散供給を、1つの吸気通路の上流側と下流側とで
行うので、実質的に燃料量に対する吸入空気量の割合を
大きくして、供給されたアルコ−ル含有燃料の微粒化を
一層促進させることができる。
【0016】さらに、請求項3記載の発明では、互いに
独立した1次側及び2次側の吸気通路に対して燃料を分
散供給したので、アルコール含有燃料の微粒化をより一
層促進させて、燃費の向上を図ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
いて説明する。
【0018】図2はロータリエンジンの制御装置に本発
明を適用した実施例を示す。同図において、1はロータ
リエンジンであって、該ロータリエンジン1は、2節ト
ロコイド状の内周面2aを有するロータハウジング2
と、その両側に位置するサイドハウジング3とで形成さ
れたケーシング4内を、略三角形状のロータ5が出力軸
としてのエキセントリックシャフト6に支承されて遊星
回転運動し、該ロータ5の回転に伴ってケーシング4内
を3つの作動室7,7,7に区画して、吸気、圧縮、爆
発、膨張および排気の各行程を順次行うものである。
【0019】上記サイドハウジング3の一方には、ロー
タ5の側面により開閉される吸気ポート10が開口さ
れ、該吸気ポート10には、吸気を作動室7に供給する
1つの吸気通路11が接続されていて、該吸気通路11
の上流端はエアクリーナ12を介して大気に連通すると
共に、吸気通路11の途中には、吸入空気量を調整する
スロットル弁13と、該スロットル弁13の上流側でエ
ンジン1の吸入空気量を検出する吸気量検出手段として
のエアフローセンサ14と、上記スロットル弁13の下
流側で燃料を噴射供給する1次側及び2次側の2個の燃
料噴射弁15,16とが各々設定距離隔てて直列に配設
され、該1次側噴射弁15は上記吸気ポート10の近傍
に配置されている。
【0020】上記1次側及び2次側の噴射弁15,16
は、燃料ポンプ20を介設した燃料供給通路21に直列
に接続されると共に、該燃料供給通路21の上流端は燃
料タンク22に連通接続されると共に、途中には燃料圧
力を調整するプレッシャーレギュレータ23と、燃料圧
力の脈動抑制用のダンパー24とが介設されている。そ
して、余剰燃料は燃料戻し通路25を経て上記燃料タン
ク22に戻される。上記燃料タンク22内には、ガソリ
ンとメタノールとを混合したアルコール含有燃料Aが貯
溜されていると共に、該アルコール含有燃料Aのアルコ
ール濃度を例えば周知の光学式により検出する濃度検出
手段としての濃度センサ26が配置されている。尚、図
中35,35は点火プラグ、36,36は点火コイルで
ある。
【0021】また、図1において、40はスロットル弁
13の開度を検出する開度センサ、41はスロットル弁
13下流側の吸気負圧を検出する負圧センサであって、
該各センサ及び上記濃度センサ26の検出信号は、内部
にCPU等を備えたコントローラ45に入力されてい
る。該コントローラ45は、上記1次側及び2次側の噴
射弁15,16を制御し、運転状態が図6に示すエンジ
ン回転数とスロットル弁開度とで定まる領域のうち、図
中実線で示す設定吸気量ライン未満の領域では1次側噴
射弁15のみを作動制御し、該設定吸気量ライン以上の
領域では1次側及び2次側の両噴射弁15,16を作動
制御するように機能する。
【0022】次に、上記コントローラ45による燃料噴
射弁の燃料噴射制御を図3の制御フローに基いて説明す
る。スタートして、ステップS1で吸入空気量Qの他、
エンジン回転数Ne、エンジン冷却水温tw等のエンジ
ン状態の検出信号を入力すると共に、ステップS2で外
気条件、例えば外気温度to、外気圧力po等を入力
し、ステップS3で車両の状態、例えば車載エアコンの
状態や自動変速機の変速位置等を入力する。
【0023】その後、ステップS4で濃度センサ26の
出力信号に基いて燃料タンク22内のアルコール含有燃
料Aのアルコール濃度CAを入力した後、ステップS5
で基本噴射パルス幅τoを演算する。この演算は、吸入
空気量Q及びエンジン回転数Neに基いて、演算式τo
=k・Q/Ne(kは修正係数である)により算出す
る。続いて、ステップS6で外気温度補正量kto,水温
補正量ktw,大気圧補正量kpo,アルコール濃度補正量
kCAを演算する。このアルコール濃度補正量kCAは、図
4に示すように、アルコール濃度CAが大になるのに応
じて比例的に増大する特性に基いて演算する。
【0024】その後、ステップS7で燃料噴射弁の本数
制御を行うべく運転状態を図6を設定吸気量ラインと比
較する。ここに、図6の設定吸気量ラインは、図5に示
すように使用燃料のアルコール濃度CAの値に応じて変
更される。つまり、図6に実線で示す吸気量ラインにお
ける吸入空気量Qoは、アルコール濃度CAが設定値C
A1 から他の設定値CA2 (CA1 <CA2)に増大す
る間に吸入空気量Q1(Q1 <Qo)に減少する。同様
に、最大スロットル弁開度側のエンジン回転数No、及
び小スロットル弁開度側のエンジン回転数noも、上記
と同様に設定値N1 (N1 <No),n1 (n1 <n
o)に低下する。従って、図6に破線で示すように、ア
ルコール濃度がCA1 未満の場合には、設定吸気量ライ
ンは実線のラインとなり、アルコール濃度が設定値CA
1 から他の設定値CA2 に増大するのに応じて漸次低吸
気量側に変更され、設定値CA2以上のアルコール濃度
では破線で示す吸気量ラインに設定される。
【0025】そして、上記ステップS7で運転状態が上
記のように設定された吸気量ライン未満の状態では、1
次側噴射弁15のみの制御時であるので、ステップS8
で最終噴射パルス幅τpを上記基本噴射パルス幅τo及
び上記各種補正量に基いて加算算出した後、ステップS
9でこの最終噴射パルス幅τpに対応する燃料を噴射す
るように1次側噴射弁15のみを作動制御し、噴射実行
して、ステップS1に戻る。
【0026】これに対し、運転状態が設定吸気量ライン
以上の状態では、1次側噴射弁15及び2次側噴射弁1
6の制御時であるので、ステップS10で両噴射弁の燃
料の分担割合を例えば等分に決定した後、ステップS1
1で最終噴射パルス幅τpを上記と同様に算出した後、
ステップS9でこの最終噴射パルス幅τpに対応する燃
料を噴射するように1次側及び2次側噴射弁15,16
を作動制御し、噴射実行して、ステップS1に戻る。
【0027】よって、上記図3の制御フローにおいて、
ステップS1及びS7により、エアフローセンサ14に
より検出した吸入空気量Qが予め設定した図6に実線で
示す吸気量ライン未満のときには1次側噴射弁15のみ
を作動させ、該設定吸気量ライン以上のときには1次側
及び2次側の両噴射弁15,16を作動させるようにし
た制御手段46を構成している。また、同制御フローの
ステップS7により、濃度センサ26により検出したア
ルコール濃度CAが設定値CA1以上に高いときには、
上記図6実線の設定吸気量ラインを低吸入量側に変更す
るようにした吸気量ライン変更手段47を構成してい
る。
【0028】したがって、上記実施例においては、使用
燃料のアルコール濃度CAが設定値CA1 以上に大きい
場合には、設定吸気量ラインは、図6に実線で示す吸気
量ラインから低吸気量側に変更され、アルコール濃度が
設定値CA2 以上では破線で示す吸気量ラインに変更さ
れる。
【0029】そのため、変更後の吸気量ラインと図6実
線の設定吸気量ラインとの間の領域では、噴射すべきア
ルコール燃料も多い状況であって、本来は1次側噴射弁
15のみから燃料を噴射するところ、その噴射燃料の例
えば半分量が2次側噴射弁16から分散して分担噴射さ
れる。このことにより、図7(ハ)に示すように、1次
側噴射弁15から噴射される燃料は破線で囲む流量から
実線で囲む流量に低減されると共に、吸気通路11の吸
気流速は同図(ロ)に示すように一定であるので、同図
(イ)に示すように1次側噴射弁15から噴射する燃料
流量/空気流速は、破線で示す値から実線で示す値に小
さくなって、その分、噴射アルコール燃料の微粒化が促
進されることになる。
【0030】しかも、2次側噴射弁16は吸気通路11
において1次側噴射弁15の位置から設定距離隔てた上
流側に配置されているので、この設定距離を適当に決定
すれば、2次側噴射弁16から噴射された燃料が1次側
噴射弁15から噴射された燃料の微粒化に影響を与える
ことを十分に抑制でき、噴射燃料の微粒化を一層促進す
ることができる。
【0031】図8は請求項3記載の発明の実施例を示
す。本実施例では2ロータ式の過給機付きロータリエン
ジン1´の制御装置に適用したものである。
【0032】つまり、2個のロータハウジング2´,2
´と、その両側に位置するセンターハウジング3a´及
び2個のサイドハウジング3b´,3b´とで形成され
た2つのケーシング4´,4´内には、各々ロータ5´
によって作動室7´が区画され、該各作動室7´,7´
には、各々互いに独立した1次側吸気通路50及び2次
側吸気通路51が連通している。該各吸気通路50,5
1には、各々1次側噴射弁15´が作動室7´近傍に配
置されると共に、2次側噴射弁16´が作動室7´の近
傍位置よりも上流側に配置されている。
【0033】上記1次側及び2次側吸気通路50,51
は、各々上流側が集合され、この1次側集合吸気通路5
2には1次側スロットル弁53が配置され、2次側集合
吸気通路54にも上記1次側スロットル弁53と連動す
る2次側スロットル弁55が配置されている。そして、
上記各スロットル弁53,55下流側は互いに連通路5
6にて連通されていると共に、該連通路56の下流側の
2次側集合吸気通路54には、該通路54を開閉する常
閉型の開閉弁57が配置されている。該開閉弁57には
アクチュエータ58が接続され、該アクチュエータ58
は、1次側集合吸気通路52の吸気負圧がチェック弁6
0を経て導かれる負圧タンク61と、該負圧タンク61
の負圧をダイヤフラム機構62の負圧室62aに導く電
磁弁63とで構成され、該電磁弁63のON時には、負
圧タンク61の負圧をダイヤフラム機構62の負圧室6
2aに導いて、そのダイヤフラム62bの偏倚により開
閉弁63を開作動させるように構成されている。
【0034】次に、上記電磁弁63のON−OFF制
御,つまり開閉弁63の開閉制御を図9の制御フローに
基いて説明する。同図において、スタートして、ステッ
プSb1で各種センサからの信号を読込んだ後、ステッ
プSb2で上記実施例における吸気量ライン変更手段4
7にて変更された設定吸気量ラインを基準に、運転状態
が該設定吸気量ライン未満か否かを判別し、該吸気量ラ
イン未満の運転状態では、ステップSb3で電磁弁63
をOFF制御して開閉弁57を閉じ状態にし、2次側集
合吸気通路54を閉じる。一方、運転状態が上記の設定
吸気量ライン以上の場合には、上記とは逆にステップS
b4で電磁弁63をON制御し、開閉弁57を開制御し
て、2次側吸気通路54を開く。その他の構成は上記実
施例と同一であるのでその図示及び説明を省略する。
【0035】よって、上記の制御フローのステップSb
2により、開閉弁57を開閉制御する基準としての他の
設定吸気量ラインを、上記吸気量ライン変更手段47に
よる図6の設定吸気量ラインの変更に合せて低吸気量側
に変更するようにした他の吸気量ライン変更手段65を
構成している。
【0036】したがって、本実施例においては、使用燃
料のアルコール濃度が設定値CA1以上に大きい場合に
は、図6実線の設定吸気量ラインが低吸気量側に変更さ
れるのに伴い、低吸気量の際から2次側噴射弁16´か
らも燃料が分担供給されると共に、この燃料噴射に合せ
て開閉弁57が開動作して2次側吸気通路51からも吸
気が作動室7´に供給される。ここに、1次側吸気通路
50と2次側吸気通路51とは互いに独立しており、こ
のため1次側噴射弁15´から噴射された燃料は1次側
吸気通路50を流下する吸気により微粒化されると共
に、2次側噴射弁16´の噴射燃料は2次側吸気通路5
1の吸気により微粒化されるので、合計噴射燃料量が多
くても、その噴射された燃料の微粒化をより一層促進さ
せることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】全体概略構成を示す図である。
【図3】燃料噴射制御を示すフローチャート図である。
【図4】アルコール濃度に対する燃料噴射量補正係数の
特性を示す図である。
【図5】アルコール濃度に対する設定吸気量ラインの変
更を示す特性図である。
【図6】設定吸気量ラインの変更の様子を示す説明図で
ある。
【図7】作動説明図である。
【図8】請求項3記載の発明の全体概略構成を示す図で
ある。
【図9】同燃料噴射制御を示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1,1´ エンジン 11 吸気通路 14 エアーフローセンサ(吸気量検出手
段) 15,15´ 1次側噴射弁 16,16´ 2次側噴射弁 26 濃度センサ(濃度検出手段) 45 コントローラ 46 制御手段 47 吸気量ライン変更手段 50 1次側吸気通路 51 2次側吸気通路 57 開閉弁 65 他の吸気量ライン変更手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】アルコール含有燃料を噴射する1次側噴射
    弁及び2次側噴射弁と、エンジンの吸入空気量を検出す
    る吸気量検出手段と、該吸気量検出手段により検出した
    吸入空気量が予め設定した吸気量ライン未満のとき上記
    1次側噴射弁を作動させ、上記設定吸気量ライン以上の
    とき1次側噴射弁及び2次側噴射弁を作動させる制御手
    段とを備えるとともに、上記アルコール含有燃料のアル
    コール濃度を検出する濃度検出手段と、該濃度検出手段
    により検出したアルコール濃度が設定値以上に高いとき
    上記設定吸気量ラインを低吸入量側に変更する吸気量ラ
    イン変更手段とを備えたことを特徴とするアルコールエ
    ンジンの制御装置。 【請求項2】1次側噴射弁と2次側噴射弁とは、1つの
    吸気通路に設定距離隔てて上流側と下流側とに直列に配
    置されていることを特徴とする請求項1記載のアルコー
    ルエンジンの制御装置。 【請求項3】1次側噴射弁は1次側吸気通路に配設さ
    れ、2次側噴射弁は上記1次側吸気通路とは独立し且つ
    他の設定吸気量ライン以上のとき開制御される開閉弁が
    配置された2次側吸気通路に配設されるとともに、上記
    他の設定吸気量ラインを、吸気量ライン変更手段による
    設定吸気量ラインの変更に合せて低吸気量側に変更する
    他の吸気量ライン変更手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のアルコールエンジンの制御装置。
JP15831491A 1991-06-28 1991-06-28 アルコールエンジンの制御装置 Withdrawn JPH055436A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002199A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002199A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置

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