JPH055418Y2 - - Google Patents

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JPH055418Y2
JPH055418Y2 JP1985152212U JP15221285U JPH055418Y2 JP H055418 Y2 JPH055418 Y2 JP H055418Y2 JP 1985152212 U JP1985152212 U JP 1985152212U JP 15221285 U JP15221285 U JP 15221285U JP H055418 Y2 JPH055418 Y2 JP H055418Y2
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absorber
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、吸収式冷蔵庫、即ち、拡散吸収式冷
凍機を用いた冷蔵庫に関する。
(従来の技術) 一般に、拡散吸収式冷凍機を用いた冷蔵庫は、
液体ポンプや減圧弁を必要としないため、小型軽
量化が可能であるが、発生器を加熱する加熱手段
が必須であり、加熱手段として電気ヒータやガス
バーナを用いている関係上、電源や燃料のないと
ころでは使用できず、殆ど総てが据え置き型で、
屋内で使用するものに限られているのが現状であ
る。
他方、屋外での使用可能性を有する冷蔵庫とし
ては、燃料源として液化ガスボンベを用い、その
燃料ガスをガスバーナで燃焼させることにより発
生器を加熱するようにしたものが、例えば、特公
昭46−26752号公報にて知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、燃料としてブタンガスなどの液
化ガスを用いた場合、雰囲気温度が低いときに液
化ガスの気化が円滑でなく、しかも液化ガスが気
化する際、熱を吸収するため液化ガスボンベの温
度が低下し、徐々にガスの出が悪くなり冷蔵庫の
動作が不安定になるなどの問題があつた。また、
ガスバーナを加熱手段とする従来の吸収式冷蔵庫
は、有炎燃焼であるため携帯移動や風等の影響に
より炎が消えたり不安定になり、そのため円滑な
冷却機能を発揮させることが困難で、しかも火炎
が発生する恐れがあるなどの問題がある。
従つて、本考案は、雰囲気温度の低い冬季で
も、また、移動時や屋外でも容易かつ安全に使用
できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記問題を解決する手段として、拡
散吸収式冷凍機を用いた冷蔵庫において、前記冷
凍機の発生器を加熱する手段として燃焼熱により
加熱する加熱手段を用い、その加熱手段に液化ガ
スボンベから燃料ガスを供給するようにする一
方、前記冷凍機の吸収器に熱伝導部材を装着し、
該熱伝導部材がその上部に設けられた液化ガスボ
ンベ収容用凹所27と、その下部に設けられたス
カート部25a,25bとを有し、前記スカート
部25a,25bを前記吸収器6の相対する側面
部に密接させる一方、前記液化ガスボンベ20を
前記熱伝導部材の凹所に着脱自在に、かつ、その
胴壁部が前記凹所の壁面に密接するように装着す
るようにしたものである。
本考案の実施態様においては、前記熱伝導部材
がヒートパイプで構成される。
本考案の他の実施態様においては、発生器を加
熱する加熱手段が、燃料を無炎燃焼させる触媒ヒ
ータで構成され、該触媒ヒータが触媒を発生器の
表面から所定間隔を於いて保持する触媒ホルダ
と、該触媒ホルダに相対して配設され、触媒と反
対側で発生器の表面に密接する良熱伝導性材料か
らなる加熱板とから構成される。
(作用) 本考案に係る拡散吸収式冷凍機においては、吸
収器から発生する熱を熱伝導部材を介して燃料ボ
ンベに伝達することにより、燃料ボンベ内の液化
ガスあるいは揮発性液体燃料の気化作用を促進さ
せると同時に、吸収器から熱を奪うことによつて
吸収器の温度を低下させ、吸収器内での吸収作用
を促進させることが行なわれる。
また、熱伝導部材としてヒートパイプを使用す
ることにより燃料の気化作用と吸収器内での吸収
作用が一般と促進される。
さらに、燃焼装置として触媒ヒータを使用する
と、燃料ボンベから触媒ヒータに供給された燃料
は、触媒ホルダに設けられたノズルを通つて触媒
に供給され、触媒の表面で拡散し無炎燃焼する。
この時、触媒の表面には、発生器の表面と触媒と
の間に形成される間隙を通つて空気が供給され
る。無炎燃焼により発生した熱の一部は、ふく射
により発生器を加熱し、残部の熱は熱伝導により
触媒ホルダから加熱板を介して発生器を加熱す
る。このため発生器内のアンモニア水が加熱さ
れ、発生したアンモニアガスの泡のポンプ作用に
より吸収器へ汲み上げられる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について添付の図面を参
照して説明する。
本考案に係る吸収式冷蔵庫を示す図において、
1は発生器、2は分離器、3は精留器、4は凝縮
器、5は冷蔵庫本体内に伸張した蒸発器、6は吸
収器、7は受液器で、吸収器6には熱伝導部材、
例えば、ヒートパイプ25がそれにまたがるよう
な形で取り付けられている。このヒートパイプ2
5は、第2図に示されるように、その下部に吸収
器6を挟み下方に伸張するスカート部25a,2
5bを有し、このスカート部25a,25bはそ
れらを貫通する複数のボルトおよびナツト26で
締め付けることにより吸収器6の相対する側面部
に密接させてある。また、ヒートパイプ25は、
その上部に液化ガスボンベ20を収容する凹所2
7が形成され、この凹所27に液化ガスボンベ2
0が着脱自在に装着され、その胴壁部が凹所27
の壁面に密接するようにしてある。なお、このヒ
ートパイプ25は2枚のアルミニウムプレートを
接合して両プレート間に相互に平行な冷媒通路を
形成し、該冷媒通路に、真空排気処理した後、フ
ロンその他の冷媒を封入した構造のものである。
発生器1の下部には、第3図および第4図に示
すように、その加熱手段として触媒ヒータが組み
込まれ、この触媒ヒータは、基本的には、触媒1
1と、該触媒11を保持する触媒ホルダ12と、
加熱板13とから構成されている。
触媒11はPt,Pd,Rhなどをガラスウールや
セラミツクウールなど熱容量の小さな担体に保持
され、半円筒状に触媒ホルダ12内に収容され、
断熱材14の下端には触媒11を予熱する電池式
電気ヒータからなる着火装置15が配設してあ
る。
触媒ホルダ12は、半円筒状に形成され、その
半径はその内側に触媒11を保持させた際、触媒
11の表面と発生器の表面との間に所定の間隔が
形成されるように発生器1の半径よりも大きく形
成されている。また触媒ホルダ12の側壁12a
には燃料供給管16が接続され、側壁12aの内
周面から所定間隔をおいて複数のノズル18を有
する分配板17が配設され、該分配板17と側壁
12aとの間に供給された燃料を断熱材14を介
して触媒11に均一に分配するようにしてある。
触媒ホルダ12に相対して配設された加熱板1
3は、アルミニウム、銅その他の良熱伝導性金属
材料で形成され、発生器の軸と平行な方向に伸張
する断面半円形の屈曲部13aを有し、該屈曲部
13aの内側表面を発生器1の壁面に密接させ、
触媒ホルダ12と共に発生器1を包囲するように
してある。加熱板13と触媒ホルダ12の外周は
断熱材19で包囲され、外部へ熱が放散するのを
防止してある。
前記構成の吸収式冷蔵庫の運転は次のようにて
行なわれる。まず、着火装置15の電気ヒータに
通電し、触媒11を予熱してから燃料供給管16
の弁を開くと、燃料ボンベ20から触媒ヒータへ
燃料、例えば、ブタンガスが供給される。燃料は
燃料供給管16から触媒ホルダ12の外周壁と分
配板17との間に流入し、分配板17に設けられ
たノズルから断熱材14を介して触媒11の表面
に拡散し、触媒11の表面から触媒内部に拡散す
る空気と接触して触媒燃焼、即ち、無炎燃焼す
る。燃焼に必要な空気は、触媒ヒータの下側から
触媒11の表面と発生器1の表面との間に形成さ
れる空間を通つて供給され、燃焼排ガスは該空間
の上方から排出される。無炎燃焼により発生した
熱の一部は、ふく射により発生器1を加熱し、ま
た残部の熱の一部は熱伝導により触媒ホルダ12
から加熱板13を介して発生器1を加熱する。こ
の触媒表面の温度は、触媒11および燃料の種類
や量を適宜設定することにより400〜500℃以下の
低い温度に抑制される。
発生器1が加熱されると、発生器1中のアンモ
ニア水からアンモニアガスが発生し、このアンモ
ニアガスは、気泡ポンプの原理によりアンモニア
水を上昇させ、この気液混合物は分離器2でガス
と溶液とに分離され、アンモニアガスは凝縮器4
へ流入して液化し、アンモニアを放出して濃度が
低下した低濃度アンモニア水は、輸送管9を経て
吸収器6へ流入する。凝縮器4で液化したアンモ
ニアガスは、蒸発器5に流入し、そこで減圧され
て蒸発し、吸収器6から流入してくる水素ガス中
に拡散する。このアンモニアガスが蒸発する際
に、気化熱を奪うため、冷蔵庫の内部が冷却され
る。水素とアンモニアガスとの混合ガスは蒸発器
5の出口から配管10を通つて受液器7に流入
し、そこから吸収器6の中を上昇する。吸収器6
を通る過程で、混合ガス中のアンモニアガスは上
から流下してくるアンモニア水に吸収され、高濃
度のアンモニア水となつて受液器7へ流入し、そ
こから発生器に戻り、混合ガス中の水素ガスは吸
収器6中を上昇していくというサイクルを繰り返
す。
この吸収式冷蔵庫の作動中、吸収器6の内部で
は、低濃度アンモニア水にアンモニアガスが吸収
されるため、吸収発熱作用が生じる。このとき発
散する熱によりヒートパイプが加熱されると、内
部の冷媒は、吸収器6から熱を奪つて気化し、ガ
スとなつて冷媒通路を上昇するが、燃料ボンベ2
0との接触壁を介して冷却されるため、再び液と
なつて吸収器6側へ降下する。このため燃料ボン
ベ20は吸収器6の発熱によつて気化が促進さ
れ、雰囲気温度が低温となつても、それによつて
気化が阻害されることはない。また、吸収器6に
ついてみれば、吸収器6の発熱が燃料ボンベ20
内の燃料の潜熱、気化熱として奪われるため、冷
却される結果、吸収作用が促進されることにな
る。
なお、前記実施例では、熱伝導部材としてヒー
トパイプを使用しているが、必ずしもその必要は
なく、アルミニウム、銅その他の良熱伝導性金属
材料からなる中実の部材であつても良い。また、
熱伝導部材を吸収器に取り付ける手段としてボル
トを使用しているが、圧入、接着、ロウ付け等の
任意の手段を採用することができる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案は、熱
伝導部材を用いて吸収器の冷却と燃料ボンベの加
熱、従つて、燃料の気化促進を行うようにしたの
で、雰囲気温度が低くなつても燃料の気化を安定
させ、冷蔵庫の運転を安定させることができる。
また、拡散吸収式冷凍機の発生器の加熱手段と
して触媒ヒータを採用し燃料を無炎燃焼させてい
るため、冷蔵庫を移動させても移動中に燃焼停止
や不安定な燃焼を生じることがなく安定した動作
を行わせることができ、従つて、冷蔵庫の小型軽
量化を図ると同時に、携帯用としても使用でき
る。また、有炎燃焼に比べ著しく低い温度で無炎
燃焼させているため、火災の発生を防止できる。
さらに、触媒ヒータが、触媒を発生器の表面から
所定間隔を於いて保持する触媒ホルダと、触媒ホ
ルダに相対して配設され発生器の表面に密接する
良熱伝導性材料からなる加熱板とで構成され、発
生器を包囲しているため、効率良く加熱すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吸収式冷蔵庫の概略説明
図、第2図は第1図の矢印から見た要部側面
図、第3図は第1図の吸収式冷蔵庫の要部断面
図、第4図はその分解斜視図である。 1……発生器、2……分離器、3……精留器、
4……凝縮器、5……蒸発器、6……吸収器、7
……受液器、11……触媒、12……触媒ホル
ダ、13……加熱板、14……断熱材、15……
着火装置、16……燃料供給管、20……ガスボ
ンベ、25……熱伝導部材(ヒートパイプ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 拡散吸収式冷凍機を用いた冷蔵庫において、
    前記冷凍機の発生器1を燃焼熱により加熱する
    加熱手段11,12,13と、該加熱手段に燃
    料ガスを供給する液化ガスボンベ20とを備
    え、前記冷凍機の吸収器6に熱伝導部材25を
    装着し、前記熱伝導部材25がその上部に設け
    られた凹所27と、その下部に設けられたスカ
    ート部25a,25bとを有し、該スカート部
    25a,25bが前記吸収器6の相対する側面
    部にそれぞれ密接し、前記液化ガスボンベ20
    を前記熱伝導部材25の凹所27に着脱自在に
    装着し、かつ、その胴壁部を前記凹所27の壁
    面に密接させてなることを特徴とする吸収式冷
    蔵庫。 (2) 熱伝導部材25がヒートパイプからなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の吸収式冷蔵
    庫。 (3) 前記加熱手段が燃料ガスを無煙燃焼させる触
    媒11と、該触媒11を前記発生器1の表面か
    ら所定間隔をおいて保持する触媒ホルダー12
    と、該触媒ホルダー12と相対して配設され、
    前記触媒11と反対側で前記発生器1の表面に
    密接する良熱伝導性材料からなる加熱板13と
    からなる触媒ヒータであることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の
    吸収式冷蔵庫。
JP1985152212U 1985-10-03 1985-10-03 Expired - Lifetime JPH055418Y2 (ja)

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JPS6260879U JPS6260879U (ja) 1987-04-15
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR200453795Y1 (ko) * 2011-03-29 2011-05-27 주식회사 한국번디 확산 흡수식 냉동장치

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JPS4325155Y1 (ja) * 1966-02-14 1968-10-22
JPS6044787A (ja) * 1983-08-19 1985-03-09 三洋電機株式会社 吸収式冷蔵庫

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6063759U (ja) * 1983-10-07 1985-05-04 三洋電機株式会社 冷蔵庫

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JPS6260879U (ja) 1987-04-15

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