JPH055417U - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

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JPH055417U
JPH055417U JP5208191U JP5208191U JPH055417U JP H055417 U JPH055417 U JP H055417U JP 5208191 U JP5208191 U JP 5208191U JP 5208191 U JP5208191 U JP 5208191U JP H055417 U JPH055417 U JP H055417U
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JP
Japan
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slush
skin material
molded skin
molded
recess
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Withdrawn
Application number
JP5208191U
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English (en)
Inventor
奈津子 片野
Original Assignee
河西工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】芯材とスラッシュ成形表皮材とを圧着金型によ
りプレス一体化してなる自動車用内装部品において、ス
ラッシュ成形表皮材に圧着方向から見てアンダーカット
状となる凹部が形成されていても、圧着金型による芯材
とスラッシュ成形表皮材とのプレス圧着を可能にするこ
とを目的とする。 【構成】スラッシュ成形表皮材12に圧着方向から見て
アンダーカット状となる凹部13,16が形成されてい
るとともに、この凹部13内面を支持するブロック状の
アタッチメント14をスラッシュ成形表皮材12内面に
介挿一体化することより、芯材11と凹部13を備えた
スラッシュ成形表皮材12とのプレス一体化を可能とし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用ドアトリム等の自動車用内装部品に関するもので、特に、 外観にソフト感を与えるためにスラッシュ成形表皮材を使用した自動車用内装部 品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車用ドアトリム,インストルメントパッド等の自動車用内装部 品のように比較的良好な表面外観,表面感触が要求される内装部品に使用する表 皮材として、スラッシュ成形表皮材が多用されている。
【0003】 例えば、自動車用ドアトリムを製作する場合には、図7に示すように、スラッ シュ成形により所要形状に成形したスラッシュ成形表皮材1を圧着用上型2の型 面にセットし、さらに、圧着用下型3の型面上にはこれもまた同様に所要形状に 成形されている樹脂板,複合樹脂板等からなる芯材4をセットし、圧着用上下型 2,3を係合させることにより、芯材4の表面側にスラッシュ成形表皮材1を一 体化して製作している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、単純な形状の内装部品を得る場合には、圧着用上下型2,3を使 用することにより芯材4とスラッシュ成形表皮材1との圧着一体化を簡単に行な うことができるが、例えば、図8に示すように、スラッシュ成形表皮材1にプル ハンドル部等の凹部5を一体に設ける場合には、プレス圧着方向から見てこの凹 部5がアンダーカット状となり、圧着金型を使用して芯材4と表皮材1との一体 化は困難である。
【0005】 したがって、プルハンドルを形成する場合には、別物のプルハンドルをスラッ シュ成形表皮材1に別途取付けているのが実情であり、そうした場合スラッシュ 成形表皮材1とプルハンドル部との境界部分の体裁が悪く、意匠性を低下させる とともに、取付工数も多大なものとなり、製造コストを引き上げる等の種々の不 具合が指摘されている。
【0006】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、スラッシュ成形表皮材にプルハンドル部等のプレス方向から見てアンダ ーカット状となる凹部を形成しても、圧着金型により芯材とスラッシュ成形表皮 材との一体化を可能にした自動車用内装部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、所要形状に成形された芯材の表面側に 、スラッシュ成形表皮材をプレス一体化してなる自動車用内装部品において、 前記スラッシュ成形表皮材には、プレス方向から見てアンダーカット状とな る凹部が形成されているとともに、この凹部内面を支持するブロック状のアタッ チメントが上記スラッシュ成形表皮材内面に装着されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
以上の構成から明らかなように、スラッシュ成形表皮材の凹部内にはアタッチ メントが装着されており、このアタッチメントは芯材とスラッシュ成形表皮材と を圧着金型によりプレス一体化する際、アンダーカット形状とならないため、ス ラッシュ成形表皮材にプレス方向から見てアンダーカット状となる凹部を形成し ても、スラッシュ成形表皮材と芯材とは圧着金型によりプレス一体化が可能とな る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案による自動車用内装部品の実施例について、添付図面を参照しな がら詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案を適用した自動車用ドアトリムの構成を示す断面図、図2は本 考案の要部を示す説明図、図3ないし図4は本考案を適用した自動車用ドアトリ ムの製造工程を示す各斜視図、図5,図6は本考案の別実施例を示す自動車用ド アトリムの各断面図である。
【0011】 図1において、本考案を適用した自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形 された芯材11と、この芯材11の表面側に接着剤を介して一体化されたスラッ シュ成形表皮材12とから大略構成されている。
【0012】 さらに詳しくは、上記芯材11は、フィラー入りPP樹脂やABS樹脂等の溶 融樹脂を所要曲面形状を備えたモールドプレス型内でモールド成形するため、所 要の曲面形状に成形されている。
【0013】 そして、スラッシュ成形表皮材12は、PVC樹脂パウダーをスラッシュ成形 により成形し、良好な表面外観,表面感触を備えるスキン層12aと、PVC樹 脂パウダーと発泡剤とを混入し、同様にスラッシュ成形によりスキン層12a内 面に積層形成されるスラッシュ発泡層12bとの2層構造のものが使用されてい る。
【0014】 さらに、本考案においては、スラッシュ成形表皮材12に、プルハンドル部と しての凹部13が一体に設けられており、この凹部13内面を支持するように、 スラッシュ成形表皮材12と芯材11との間にアタッチメント14が介挿されて いる。
【0015】 上記、スラッシュ成形表皮材12とアタッチメント14との相互関係は、図2 に示すように、まず、スラッシュスキン層12aとスラッシュ発泡層12bとか らなるスラッシュ成形表皮材12が図示しないスラッシュ成形用金型により成形 される。このとき、スラッシュ成形表皮材12には、プルハンドル部としての凹 部13が一体に設けられている。そして、この凹部13を支持するように、合成 樹脂の射出成形体からなるアタッチメント14が接着剤を介してスラッシュ成形 表皮材12の内面側に介挿固定される。尚、アタッチメント14には、スラッシ ュ成形表皮材12の凹部13よりもやや大きめの凹部15が形成されている。
【0016】 このように、アタッチメント14の構成は、上述したように合成樹脂の射出成 形体で形成してもよいが、樹脂発泡体を素材としたモールド成形品を使用するこ とも可能であり、軽量で適度の剛性を備えていれば特にその材質は問わない。
【0017】 次いで、上述したドアトリム10の製造工程について簡単に説明すると、図3 に示すように、圧着用上型20の型面に所要形状にプレス成形された芯材11を セットするとともに、その下方に位置する圧着用下型21の型面には、アタッチ メント14を一体化したスラッシュ成形表皮材12がセットされる。尚、スラッ シュ成形表皮材12の内面およびアタッチメント14の下面には接着剤が塗布さ れている。
【0018】 そして、圧着用上型20を下降させて、圧着用上下型20,21を係合させれ ば、図4に示すように、芯材11に対してスラッシュ成形表皮材12を簡単に圧 着一体化することができる。
【0019】 このとき、プレス方向から見て凹部13はアンダーカット形状を呈しているが 、アタッチメント14はアンダーカット形状ではないため、芯材11とスラッシ ュ成形表皮材12との間にアタッチメント14が介挿固定されるため、図1に示 すようなプルハンドル部等の凹部13を備えた自動車用ドアトリム10が簡単に 成形できる。
【0020】 次いで、図5,図6は本考案の別実施例を示すもので、アームレスト基部に凹 部16を形成する場合でもアタッチメント14を介挿することにより、一体化が 可能となり、ドアトリム10の造形自由度を向上させることができる。
【0021】 このように、本考案によれば、従来、プレス方向から見てアンダーカット状で ある凹部13をスラッシュ成形表皮材12に一体に設けた場合、芯材11とのプ レス圧着化が不可能であったが、本考案のように、アタッチメント14を介挿す ることによりスラッシュ成形表皮材12と一体に凹部13を形成できるため、プ ルハンドル部周縁部の体裁を良好なものとし、外観意匠性を著しく向上させると ともに、手触り感も別物のプルハンドルに比べ向上し、かつ取付工数も簡素化さ れ、製造コストの引き下げに大きく貢献できるという種々の利点がある。
【0022】 なお、本実施例は自動車用ドアトリムに適用した実施例について説明したが、 ドアトリムのほかにインストルメントパッド等に適用してもよく、用途に制限を 加えるものではない。
【0023】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による自動車用内装部品は、スラッシュ成形表皮材 に、プレス方向から見てアンダーカット状となる凹部を形成しても、芯材とスラ ッシュ成形表皮材とのプレス圧着時、この凹部がアンダーカットとならないよう にスラッシュ成形表皮材内面にアタッチメントを介挿するという構成であるため 、スラッシュ成形表皮材の造形自由度を飛躍的に向上させ、ドアトリムのプルハ ンドル等従来スラッシュ成形表皮材で一体成形が困難であったものを一体成形可 能なようにしたものであるから、美観,手触り感の向上、取付工数の削減に加え 、製品の造形自由度の拡大等種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した自動車用ドアトリムの構成を
示す断面図。
【図2】図1に示すドアトリムにおけるスラッシュ成形
表皮材とアタッチメントとの関係を示す説明図。
【図3】図1に示すドアトリムの製造工程を示すもの
で、圧着金型に芯材およびスラッシュ成形表皮材をそれ
ぞれセットする工程を示す断面図。
【図4】図1に示す自動車用ドアトリムの製造工程を示
すもので、芯材とスラッシュ成形表皮材との一体化工程
を示す断面図。
【図5】本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を
示す断面図。
【図6】本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を
示す断面図。
【図7】従来の自動車用ドアトリムの製造工程を示す断
面図。
【図8】従来の不具合点を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 スラッシュ成形表皮材 12a スラッシュスキン層 12b スラッシュ発泡層 13,16 凹部 14 アタッチメント 15 凹部 20 圧着用下型 21 圧着用上型

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】所要形状に成形された芯材(11)の表面
    側に、スラッシュ成形表皮材(12)をプレス一体化し
    てなる自動車用内装部品において、 前記スラッシュ成形表皮材(12)には、プレス方向か
    ら見てアンダーカット状となる凹部(13,16)が形
    成されているとともに、この凹部(13)内面を支持す
    るブロック状のアタッチメント(14)が上記スラッシ
    ュ成形表皮材(12)内面に装着されていることを特徴
    とする自動車用内装部品。
JP5208191U 1991-07-05 1991-07-05 自動車用内装部品 Withdrawn JPH055417U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5208191U JPH055417U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 自動車用内装部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5208191U JPH055417U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 自動車用内装部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH055417U true JPH055417U (ja) 1993-01-26

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ID=12904876

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JP5208191U Withdrawn JPH055417U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 自動車用内装部品

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