JPH05534Y2 - - Google Patents
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- JPH05534Y2 JPH05534Y2 JP15697388U JP15697388U JPH05534Y2 JP H05534 Y2 JPH05534 Y2 JP H05534Y2 JP 15697388 U JP15697388 U JP 15697388U JP 15697388 U JP15697388 U JP 15697388U JP H05534 Y2 JPH05534 Y2 JP H05534Y2
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- groove
- guide rail
- vertical shaft
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
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- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、ガイドレールに沿つて移動する各種
扉の振れ止めのための案内装置に関するものであ
る。
扉の振れ止めのための案内装置に関するものであ
る。
(従来の技術)
第6図に示すように、床側に敷設された支持用
ガイドレール1に戸車2を介して移動可能に支持
されるスライド扉3には、天井側に架設された振
れ止め用ガイドレール4に嵌合する振れ止め用垂
直軸ローラー5が取り付けられる。又、第7図に
示すように、天井側に架設された吊下用ガイドレ
ール6に吊下用水平軸ローラー7を介して移動可
能に吊り下げられた吊下スライド扉8には、床側
に敷設された振れ止め用ガイドレール9に嵌合す
る振れ止め用垂直軸ローラー10が取り付けられ
る。更に、第8図及び第9図に示すように、2枚
の扉体11a,11bを蝶番12によつて互いに
折り畳み可能に連結した折り畳み扉13は、天井
側に架設された吊下用ガイドレール14に両端上
部が吊下用水平軸ローラー15によつて移動可能
に吊り下げられると共に、床側に敷設された振れ
止め用ガイドレール16に嵌合する振れ止め用垂
直軸ローラー17が両端下部に取り付けられる。
ガイドレール1に戸車2を介して移動可能に支持
されるスライド扉3には、天井側に架設された振
れ止め用ガイドレール4に嵌合する振れ止め用垂
直軸ローラー5が取り付けられる。又、第7図に
示すように、天井側に架設された吊下用ガイドレ
ール6に吊下用水平軸ローラー7を介して移動可
能に吊り下げられた吊下スライド扉8には、床側
に敷設された振れ止め用ガイドレール9に嵌合す
る振れ止め用垂直軸ローラー10が取り付けられ
る。更に、第8図及び第9図に示すように、2枚
の扉体11a,11bを蝶番12によつて互いに
折り畳み可能に連結した折り畳み扉13は、天井
側に架設された吊下用ガイドレール14に両端上
部が吊下用水平軸ローラー15によつて移動可能
に吊り下げられると共に、床側に敷設された振れ
止め用ガイドレール16に嵌合する振れ止め用垂
直軸ローラー17が両端下部に取り付けられる。
上記のように、ガイドレールに沿つて移動する
各種扉には、振れ止め用ガイドレールとこれに嵌
合する振れ止め用垂直軸ローラーとから成る案内
装置が必要であるが、支持用ガイドレール1や吊
下用ガイドレール6,14と前記振れ止め用ガイ
ドレール4,9,16との間の間隔の精度が多少
低くとも、前記振れ止め用垂直軸ローラー5,1
0,17がガイドレール4,9,16から外れた
り、或いはガイドレール4,9,16の底面に摺
接しないように、前記振れ止め用垂直軸ローラー
5,10,17を支承する垂直軸を昇降可能に支
持すると共に当該垂直軸をガイドレール4,9,
16の方へ突出させるスプリングを設け、更に前
記振れ止め用垂直軸ローラー5,10,17に
は、前記ガイドレール4,9,16の両肩に当接
するフランジを一体形成して、当該ローラー5,
10,17がガイドレール4,9,16内に一定
深さだけ嵌合するように構成していた。
各種扉には、振れ止め用ガイドレールとこれに嵌
合する振れ止め用垂直軸ローラーとから成る案内
装置が必要であるが、支持用ガイドレール1や吊
下用ガイドレール6,14と前記振れ止め用ガイ
ドレール4,9,16との間の間隔の精度が多少
低くとも、前記振れ止め用垂直軸ローラー5,1
0,17がガイドレール4,9,16から外れた
り、或いはガイドレール4,9,16の底面に摺
接しないように、前記振れ止め用垂直軸ローラー
5,10,17を支承する垂直軸を昇降可能に支
持すると共に当該垂直軸をガイドレール4,9,
16の方へ突出させるスプリングを設け、更に前
記振れ止め用垂直軸ローラー5,10,17に
は、前記ガイドレール4,9,16の両肩に当接
するフランジを一体形成して、当該ローラー5,
10,17がガイドレール4,9,16内に一定
深さだけ嵌合するように構成していた。
特に、第8図及び第9図に示すような折り畳み
扉13の場合、第8図に仮想線で示すように2枚
の扉体11a,11bを折り畳んだ状態でガイド
レール14,16に沿つてスライドさせるとき、
扉体11a,11bが斜めになつて振れ止め用垂
直軸ローラー17がガイドレール16から外れ易
いため、上記のような対策が必要である。
扉13の場合、第8図に仮想線で示すように2枚
の扉体11a,11bを折り畳んだ状態でガイド
レール14,16に沿つてスライドさせるとき、
扉体11a,11bが斜めになつて振れ止め用垂
直軸ローラー17がガイドレール16から外れ易
いため、上記のような対策が必要である。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら上記のようなフランジ付きの振れ
止め用垂直軸ローラーをガイドレール側へスプリ
ングで付勢する従来の構成では、当該ローラーの
ガイドレールに対する嵌合深さを一定に保つこと
は出来ても、ガイドレールに対する当該ローラー
の移動が円滑に行われない欠点があつた。即ち、
前記ローラーのフランジ部が回転中心(垂直軸)
の左右両側でガイドレールの両肩部に圧接するの
で、ローラーそのものの円滑な転動が損なわれる
ことになる。換言すれば、扉を移動させるときの
抵抗が増すことになり、異常音の発生原因にもな
る。
止め用垂直軸ローラーをガイドレール側へスプリ
ングで付勢する従来の構成では、当該ローラーの
ガイドレールに対する嵌合深さを一定に保つこと
は出来ても、ガイドレールに対する当該ローラー
の移動が円滑に行われない欠点があつた。即ち、
前記ローラーのフランジ部が回転中心(垂直軸)
の左右両側でガイドレールの両肩部に圧接するの
で、ローラーそのものの円滑な転動が損なわれる
ことになる。換言すれば、扉を移動させるときの
抵抗が増すことになり、異常音の発生原因にもな
る。
(課題を解決するための手段)
本考案は上記のような従来の問題点を解決する
ために、溝形ガイドレールの溝部内に嵌合する第
一ローラーと、前記溝部内に嵌合しない第二フラ
ンジローラーとを、扉側に昇降可能に支持された
1本の垂直軸の先端部で各別に回転可能に支承す
ると共に、前記垂直軸を前記溝形ガイドレールの
方へ突出させるように付勢するスプリングを設
け、前記溝形ガイドレールには、前記溝部の片側
にのみ前記第二フランジローラーの周辺部が当接
する支持レール部を設けて成る扉用案内装置を提
案するものである。
ために、溝形ガイドレールの溝部内に嵌合する第
一ローラーと、前記溝部内に嵌合しない第二フラ
ンジローラーとを、扉側に昇降可能に支持された
1本の垂直軸の先端部で各別に回転可能に支承す
ると共に、前記垂直軸を前記溝形ガイドレールの
方へ突出させるように付勢するスプリングを設
け、前記溝形ガイドレールには、前記溝部の片側
にのみ前記第二フランジローラーの周辺部が当接
する支持レール部を設けて成る扉用案内装置を提
案するものである。
(考案の作用)
前記垂直軸を支持する扉と前記溝形ガイドレー
ルとの間の隙間が多少変化しても、前記スプリン
グの付勢力によつて前記第二フランジローラーが
溝形ガイドレールの支持レール部に常時当接する
ことにより、前記溝形ガイドレールの溝部に対す
る第一ローラーの嵌合深さが一定に保たれる。こ
のとき、第二フランジローラーと前記溝形ガイド
レールの支持レール部との当接は、当該第二フラ
ンジローラーの回転中心(垂直軸)に対し片側で
のみ行われるので、扉の移動に伴つて前記第二フ
ランジローラーは円滑に回転することが出来る。
ルとの間の隙間が多少変化しても、前記スプリン
グの付勢力によつて前記第二フランジローラーが
溝形ガイドレールの支持レール部に常時当接する
ことにより、前記溝形ガイドレールの溝部に対す
る第一ローラーの嵌合深さが一定に保たれる。こ
のとき、第二フランジローラーと前記溝形ガイド
レールの支持レール部との当接は、当該第二フラ
ンジローラーの回転中心(垂直軸)に対し片側で
のみ行われるので、扉の移動に伴つて前記第二フ
ランジローラーは円滑に回転することが出来る。
又、前記第一ローラーと第二フランジローラー
とは各別に回転可能であるから、第一ローラーの
回転半径(当該ローラー周面での回転半径)と、
前記第二フランジローラーの回転半径(前記支持
レール部との当接位置での回転半径)とが異なる
にも拘わらず、両ローラーは何れも円滑に回転す
ることが出来る。更に、前記溝形ガイドレールの
支持レール部のある側とは反対側の溝部側面と前
記第一ローラー周面とが摺接する状態では、第一
ローラーと第二フランジローラーとは回転方向が
逆になるが、このような状態でも全く支障なく両
ローラーが各別に円滑に回転することが出来る。
とは各別に回転可能であるから、第一ローラーの
回転半径(当該ローラー周面での回転半径)と、
前記第二フランジローラーの回転半径(前記支持
レール部との当接位置での回転半径)とが異なる
にも拘わらず、両ローラーは何れも円滑に回転す
ることが出来る。更に、前記溝形ガイドレールの
支持レール部のある側とは反対側の溝部側面と前
記第一ローラー周面とが摺接する状態では、第一
ローラーと第二フランジローラーとは回転方向が
逆になるが、このような状態でも全く支障なく両
ローラーが各別に円滑に回転することが出来る。
(実施例)
以下に本考案の一実施例を第1図〜第5図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
この実施例は、第6図に示すスライド扉3に使
用される案内装置に係るものであつて、スライド
扉3の上部に取り付けられるローラーユニツト2
0と、天井側に架設された溝形ガイドレール21
とから構成されている。
用される案内装置に係るものであつて、スライド
扉3の上部に取り付けられるローラーユニツト2
0と、天井側に架設された溝形ガイドレール21
とから構成されている。
前記ローラーユニツト20は、スライド扉3の
上端と面一に当該スライド扉3に埋め込まれて固
定されるケーシング22と、このケーシング22
内で昇降可能に支持され且つ当該ケーシング22
から上方に突出する垂直軸23と、この垂直軸2
3を上方に突出させるスプリング24と、前記垂
直軸23の先端(上端)に支承された第一ローラ
ー25及び第二フランジローラー26と、前記垂
直軸23を下降限位置で自動係止する垂直軸係止
手段27とから構成されている。
上端と面一に当該スライド扉3に埋め込まれて固
定されるケーシング22と、このケーシング22
内で昇降可能に支持され且つ当該ケーシング22
から上方に突出する垂直軸23と、この垂直軸2
3を上方に突出させるスプリング24と、前記垂
直軸23の先端(上端)に支承された第一ローラ
ー25及び第二フランジローラー26と、前記垂
直軸23を下降限位置で自動係止する垂直軸係止
手段27とから構成されている。
前記垂直軸23は、先端部で前記両ローラー2
5,26を支承する軸杆23aと当該軸杆23a
に外嵌され且つピン23cにより固着された筒状
体23bとから構成され、前記筒状体23bから
突設された摘み部23dがケーシング22に形成
された開口部28を貫通することにより、前記垂
直軸23の昇降範囲が前記開口部28の上下長さ
範囲に規制されている。
5,26を支承する軸杆23aと当該軸杆23a
に外嵌され且つピン23cにより固着された筒状
体23bとから構成され、前記筒状体23bから
突設された摘み部23dがケーシング22に形成
された開口部28を貫通することにより、前記垂
直軸23の昇降範囲が前記開口部28の上下長さ
範囲に規制されている。
前記垂直軸係止手段27は、前記垂直軸23の
背面側でケーシング22の一部に一体形成された
板ばね部29と、この板ばね部29の遊端(下
端)に固定され且つ前記垂直軸23に遊嵌する状
態でケーシング22に水平方向出退移動自在に支
持されたリング30と、前記垂直軸23を下降限
までスプリング24の付勢力に抗して下降させた
とき、前記リング30の内周に形成された係止爪
31が係合するように前記垂直軸23の筒状体2
3bに形成された被係止凹部32とから構成さ
れ、前記リング30の前辺部は、前記摘み部23
dの先端部と共に、ケーシング22の前面に形成
された凹部33内に突出している。
背面側でケーシング22の一部に一体形成された
板ばね部29と、この板ばね部29の遊端(下
端)に固定され且つ前記垂直軸23に遊嵌する状
態でケーシング22に水平方向出退移動自在に支
持されたリング30と、前記垂直軸23を下降限
までスプリング24の付勢力に抗して下降させた
とき、前記リング30の内周に形成された係止爪
31が係合するように前記垂直軸23の筒状体2
3bに形成された被係止凹部32とから構成さ
れ、前記リング30の前辺部は、前記摘み部23
dの先端部と共に、ケーシング22の前面に形成
された凹部33内に突出している。
尚、前記係止爪31は、前記垂直軸23が下降
限に達するまでは、垂直軸23の筒状体23bに
形成された切り欠き34内を上下に遊動するだけ
である。又、垂直軸23を下降限位置まで下降さ
せたとき、第3図に示すように前記第一ローラー
25及び第二フランジローラー26の略全体が嵌
入する凹部35がケーシング22の上端に形成さ
れている。
限に達するまでは、垂直軸23の筒状体23bに
形成された切り欠き34内を上下に遊動するだけ
である。又、垂直軸23を下降限位置まで下降さ
せたとき、第3図に示すように前記第一ローラー
25及び第二フランジローラー26の略全体が嵌
入する凹部35がケーシング22の上端に形成さ
れている。
前記溝形ガイドレール21は、前記第一ローラ
ー25の直径より若干幅広の溝部36を備えると
共に、当該溝部36の左右両側肩部37a,37
bの内、一方の肩部37aを他方の肩部37bよ
りも肉厚に構成して、前記第一ローラー25より
も十分に大径の第二フランジローラー26の周辺
部が回転中心(垂直軸23)の片側でのみ当接す
る支持レール部38を形成している。
ー25の直径より若干幅広の溝部36を備えると
共に、当該溝部36の左右両側肩部37a,37
bの内、一方の肩部37aを他方の肩部37bよ
りも肉厚に構成して、前記第一ローラー25より
も十分に大径の第二フランジローラー26の周辺
部が回転中心(垂直軸23)の片側でのみ当接す
る支持レール部38を形成している。
スライド扉3を第6図に示すように床側の支持
用ガイドレール1と天井側の振れ止め用ガイドレ
ール、即ち前記溝形ガイドレール21(第6図で
はガイドレール4)との間にセツトするとき、前
記ローラーユニツト20の垂直軸23を予め第3
図に示すように下降限位置まで下降させてロツク
しておく。即ち、摘み部23dにより垂直軸23
をスプリング24の付勢力に抗して下降限位置ま
で下降させると、垂直軸係止手段27の係止爪3
1が板ばね部29の付勢力で自動的に垂直軸23
の被係止凹部32に係合し、垂直軸23を下降限
位置で係止する。このとき、第一ローラー25と
第二フランジローラー26とは、第3図に示すよ
うにケーシング22の上端凹部35内に略全体が
入り込み、保護される。
用ガイドレール1と天井側の振れ止め用ガイドレ
ール、即ち前記溝形ガイドレール21(第6図で
はガイドレール4)との間にセツトするとき、前
記ローラーユニツト20の垂直軸23を予め第3
図に示すように下降限位置まで下降させてロツク
しておく。即ち、摘み部23dにより垂直軸23
をスプリング24の付勢力に抗して下降限位置ま
で下降させると、垂直軸係止手段27の係止爪3
1が板ばね部29の付勢力で自動的に垂直軸23
の被係止凹部32に係合し、垂直軸23を下降限
位置で係止する。このとき、第一ローラー25と
第二フランジローラー26とは、第3図に示すよ
うにケーシング22の上端凹部35内に略全体が
入り込み、保護される。
スライド扉3を所定位置にセツトしたならば、
リング30の前辺部を奥側へ押し込み、板ばね部
29の弾性に抗して係止爪31を被係止凹部32
から離脱させることにより、垂直軸23はスプリ
ング24の付勢力で上昇する。この結果、第2図
に示すように第一ローラー25が溝形ガイドレー
ル21の溝部36内に嵌合すると共に、第二フラ
ンジローラー26の周辺部一箇所が支持レール部
38に当接することになるが、このとき、垂直軸
23が上昇限に達する少し手前で前記のように第
二フランジローラー26が支持レール部38に当
接するようなレベルに溝形ガイドレール21を架
設しておく。
リング30の前辺部を奥側へ押し込み、板ばね部
29の弾性に抗して係止爪31を被係止凹部32
から離脱させることにより、垂直軸23はスプリ
ング24の付勢力で上昇する。この結果、第2図
に示すように第一ローラー25が溝形ガイドレー
ル21の溝部36内に嵌合すると共に、第二フラ
ンジローラー26の周辺部一箇所が支持レール部
38に当接することになるが、このとき、垂直軸
23が上昇限に達する少し手前で前記のように第
二フランジローラー26が支持レール部38に当
接するようなレベルに溝形ガイドレール21を架
設しておく。
上記のように第一ローラー25が溝形ガイドレ
ール21の溝部36に嵌合することにより、スラ
イド扉3の上端部の移動軌跡が前記溝形ガイドレ
ール21によつて規制されるのであるが、このと
き、昇降可能で且つスプリング24の付勢力で上
方に付勢されている第一ローラー25の溝形ガイ
ドレール21に対する嵌合深さが、第二フランジ
ローラー26が溝形ガイドレール21の支持レー
ル部38に当接することによつて一定深さに規制
されているので、スライド扉3の上端移動軌跡と
前記溝形ガイドレール21との間の隙間が、例え
ば溝形ガイドレール21の曲がりや傾斜によつて
変化しても、垂直軸23の昇降運動を生じるだけ
で、前記第一ローラー25が溝形ガイドレール2
1の溝部36内から外れたり、溝部36の底面に
第一ローラー25が摺接するようなことはない。
ール21の溝部36に嵌合することにより、スラ
イド扉3の上端部の移動軌跡が前記溝形ガイドレ
ール21によつて規制されるのであるが、このと
き、昇降可能で且つスプリング24の付勢力で上
方に付勢されている第一ローラー25の溝形ガイ
ドレール21に対する嵌合深さが、第二フランジ
ローラー26が溝形ガイドレール21の支持レー
ル部38に当接することによつて一定深さに規制
されているので、スライド扉3の上端移動軌跡と
前記溝形ガイドレール21との間の隙間が、例え
ば溝形ガイドレール21の曲がりや傾斜によつて
変化しても、垂直軸23の昇降運動を生じるだけ
で、前記第一ローラー25が溝形ガイドレール2
1の溝部36内から外れたり、溝部36の底面に
第一ローラー25が摺接するようなことはない。
然して、第二フランジローラー26は、その回
転中心(垂直軸23)の片側でのみ支持レール部
38に当接しているので、スライド扉3の移動に
伴つて軽く回転することが出来る。又、前記溝形
ガイドレール21の溝部36に於ける両側面36
a,36bの内、支持レール部38のある側と同
一側の側面36aに第一ローラー25が接して回
転するとき、当該第一ローラー25と第二フラン
ジローラー26とは同一方向に回転するが、第一
ローラー25が反対側の側面36bに接して回転
する場合には、第一ローラー25の回転方向と第
二フランジローラー26との回転方向とは異なる
ことになる。このような場合でも、両ローラー2
5,26は各別に任意の方向に回転することが出
来るから、互いに他方のローラーの回転を妨害す
ることはなく、両ローラー25,26は互いに逆
方向に円滑に回転することになる。勿論、前記の
ように同一方向に回転する場合でも、両ローラー
25,26は任意の速度で回転し得るので、各ロ
ーラー25,26の転動接触面と回転中心との間
の回転半径が異なるような状況でも、互いに他方
のローラーの回転を妨害することはなく、両ロー
ラー25,26が互いに任意の速度で円滑に回転
することが出来る。
転中心(垂直軸23)の片側でのみ支持レール部
38に当接しているので、スライド扉3の移動に
伴つて軽く回転することが出来る。又、前記溝形
ガイドレール21の溝部36に於ける両側面36
a,36bの内、支持レール部38のある側と同
一側の側面36aに第一ローラー25が接して回
転するとき、当該第一ローラー25と第二フラン
ジローラー26とは同一方向に回転するが、第一
ローラー25が反対側の側面36bに接して回転
する場合には、第一ローラー25の回転方向と第
二フランジローラー26との回転方向とは異なる
ことになる。このような場合でも、両ローラー2
5,26は各別に任意の方向に回転することが出
来るから、互いに他方のローラーの回転を妨害す
ることはなく、両ローラー25,26は互いに逆
方向に円滑に回転することになる。勿論、前記の
ように同一方向に回転する場合でも、両ローラー
25,26は任意の速度で回転し得るので、各ロ
ーラー25,26の転動接触面と回転中心との間
の回転半径が異なるような状況でも、互いに他方
のローラーの回転を妨害することはなく、両ロー
ラー25,26が互いに任意の速度で円滑に回転
することが出来る。
尚、第7図に示すような吊下スライド扉8や第
8図及び第9図に示す折り畳み扉13に対して
は、前記ローラーユニツト20を上下逆向きにし
て扉の下端側に取り付ければ良い。又、垂直軸係
止手段27は本考案に必須のものではなく、省略
しても良い。
8図及び第9図に示す折り畳み扉13に対して
は、前記ローラーユニツト20を上下逆向きにし
て扉の下端側に取り付ければ良い。又、垂直軸係
止手段27は本考案に必須のものではなく、省略
しても良い。
(考案の効果)
以上のように本考案の扉用案内装置によれば、
振れ止め用垂直軸ローラーである第一ローラーの
溝形ガイドレールに対する嵌合深さを、第二フラ
ンジローラーと前記ガイドレールの支持レール部
との当接により常に一定に保つことが出来、しか
も従来のように、振れ止め用垂直軸ローラーの溝
形ガイドレールに対する嵌合深さを一定に保つた
めの手段によつて、扉の移動抵抗が大きくなるよ
うな恐れはなく、扉は常に軽く円滑に移動させる
ことが出来る。又、この結果、異常音が発生する
恐れもなくなる。
振れ止め用垂直軸ローラーである第一ローラーの
溝形ガイドレールに対する嵌合深さを、第二フラ
ンジローラーと前記ガイドレールの支持レール部
との当接により常に一定に保つことが出来、しか
も従来のように、振れ止め用垂直軸ローラーの溝
形ガイドレールに対する嵌合深さを一定に保つた
めの手段によつて、扉の移動抵抗が大きくなるよ
うな恐れはなく、扉は常に軽く円滑に移動させる
ことが出来る。又、この結果、異常音が発生する
恐れもなくなる。
第1図は一部縦断正面図、第2図は全体の縦断
側面図、第3図はローラーを退入させた状態での
縦断側面図、第4図は第2図のA−A線断面図、
第5図は第2図のB−B線断面図、第6図はスラ
イド扉の概略正面図、第7図は吊下スライド扉の
概略正面図、第8図は折り畳み扉の概略平面図、
第9図は折り畳み扉の概略正面図である。 20……ローラーユニツト、21……振れ止め
用溝形ガイドレール、22……ケーシング、23
……垂直軸、23a……軸杆、23b……筒状
体、24……スプリング、25……第一ローラ
ー、26……第二フランジローラー、27……垂
直軸係止手段、36……溝部、37a,37b…
…肩部、38……支持レール部。
側面図、第3図はローラーを退入させた状態での
縦断側面図、第4図は第2図のA−A線断面図、
第5図は第2図のB−B線断面図、第6図はスラ
イド扉の概略正面図、第7図は吊下スライド扉の
概略正面図、第8図は折り畳み扉の概略平面図、
第9図は折り畳み扉の概略正面図である。 20……ローラーユニツト、21……振れ止め
用溝形ガイドレール、22……ケーシング、23
……垂直軸、23a……軸杆、23b……筒状
体、24……スプリング、25……第一ローラ
ー、26……第二フランジローラー、27……垂
直軸係止手段、36……溝部、37a,37b…
…肩部、38……支持レール部。
Claims (1)
- 溝形ガイドレールの溝部内に嵌合する第一ロー
ラーと、前記溝部内に嵌合しない第二フランジロ
ーラーとを、扉側に昇降可能に支持された1本の
垂直軸の先端部で各別に回転可能に支承すると共
に、前記垂直軸を前記溝形ガイドレールの方へ突
出させるように付勢するスプリングを設け、前記
溝形ガイドレールには、前記溝部の片側にのみ前
記第二フランジローラーの周辺部が当接する支持
レール部を設けて成る扉用案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15697388U JPH05534Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15697388U JPH05534Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0277279U JPH0277279U (ja) | 1990-06-13 |
JPH05534Y2 true JPH05534Y2 (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=31435999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15697388U Expired - Lifetime JPH05534Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05534Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011157741A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Showa Front Kk | 引き戸式ドア装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6333652B2 (ja) * | 2014-07-18 | 2018-05-30 | 佐藤産業株式会社 | ドア構造 |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP15697388U patent/JPH05534Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011157741A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Showa Front Kk | 引き戸式ドア装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0277279U (ja) | 1990-06-13 |
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