JPH0553493A - リツプマン・ホログラフイツク・ステレオグラムの作製方法 - Google Patents

リツプマン・ホログラフイツク・ステレオグラムの作製方法

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JPH0553493A
JPH0553493A JP21112891A JP21112891A JPH0553493A JP H0553493 A JPH0553493 A JP H0553493A JP 21112891 A JP21112891 A JP 21112891A JP 21112891 A JP21112891 A JP 21112891A JP H0553493 A JPH0553493 A JP H0553493A
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hologram
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    • G03H1/268Holographic stereogram
    • G03H2001/269Two and more than two steps recording process

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  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、極めて高画質のホログラフィック・
ステレオグラムを手間をかけることなく容易に作製でき
ることを最も主要な特徴としている。 【構成】本発明は、被写体を撮影して当該被写体を色々
な角度から見た時の平面画像を得て、ステレオグラム原
画を作成する原画作成工程と、細長のスリット像を結像
する全面の光るリップマン・ホログラムを得て、コピー
マスター・ホログラムを作成するコピーマスター・ホロ
グラム作成工程と、このコピーマスター・ホログラムの
上に、表面に感光材料が塗布された乾板を配置すると共
に、当該乾板の上に、ステレオグラム原画のパターンが
描かれたマスクを配置し、乾板をスリットの幅ずつ特定
方向に移動させながら、異なった原画のパターンをコン
タクトコピー法で乾板上に次々に多重露光することで、
リップマン・ステレオグラムを作成するリップマン・ス
テレオグラム作成工程とから成ることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リップマン・ホログラ
フィック・ステレオグラムの作製方法に係り、特に極め
て高画質のリップマン・ホログラフィック・ステレオグ
ラムを手間をかけることなく容易に作製し得るようにし
たリップマン・ホログラフィック・ステレオグラムの作
製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、出版あるいは印刷業等において
は、書籍や雑誌の表紙、挿絵、ギフト、ノベルティ、あ
るいは有価証券、クレジットカード、ICカードの偽造
を防止するための手段として、ホログラムが多く利用さ
れてきている。この種のホログラムとしては種々のもの
があるが、その一つとしてリップマン・ホログラフィッ
ク・ステレオグラムがある。すなわち、ホログラムの記
録は、物体光と呼ばれる光と参照光と呼ばれる光とを干
渉させることによって行なわれるが、これら2つの光を
それぞれ感光材料の表と裏といった異なった面から入射
して記録したホログラムを、リップマン・ホログラフィ
ック・ステレオグラムと称している。
【0003】このリップマン・ホログラフィック・ステ
レオグラムは、再生光を入射する方向と同じ側から像を
観察できる反射型のホログラムであり、他のホログラム
と違ってホログラム自身が波長選択性を持っていること
から、レーザー光を用いず白色光によって再生した場合
にも、良好な再生像が得られるという特色を有してい
る。このため、白色光再生型のディスプレイホログラム
として広く用いられている。
【0004】ところで、この種のリップマン・ホログラ
フィック・ステレオグラムの従来の作製方法としては、
1ステップ法と2ステップ法とがある。
【0005】まず、1ステップ法は、以下のような手順
でリップマン・ホログラフィック・ステレオグラムを作
製する方法である。
【0006】(1)原画の作成 図4に示すように、被写体に対して、カメラを横方向に
一定ピッチずつ移動させながら被写体を写真に撮影し
て、被写体を色々な角度から見た時の平面画像の写真を
得る。これらの写真の中で、同じ部分に対応した画像を
取り出して横一列に並べ、新たな画像を作成する。この
画像を、リップマン・ホログラフィック・ステレオグラ
ムの原画として用いる。
【0007】(2)リップマン・ホログラフィック・ス
テレオグラムの作製 上記で作成した原画から、図5に示すような光学系によ
り、リップマン・ホログラフィック・ステレオグラムを
合成する。すなわち、原画像を投影レンズで投影して、
2枚の円筒レンズでスリットの位置に光を集める。この
光は、レンチキラーで縦方向に拡散する光となる。そし
て、この光を物体光として、乾板にリップマン・ホログ
ラムを記録する。乾板をスリット幅横に移動し、次の原
画に変えて同様にリップマン・ホログラムを記録する。
以上の操作を繰り返して、乾板に縦長のリップマン・ホ
ログラムが横一列に並んだ、リップマン・ホログラフィ
ック・ステレオグラムを作製する。
【0008】一方、2ステップ法は、以下のような手順
でリップマン・ホログラフィック・ステレオグラムを作
製する方法である。
【0009】(1)原画の作成 1ステップ法の場合と同様に、被写体に対して、カメラ
を横方向に一定ピッチずつ移動させながら被写体を写真
に撮影して、被写体を色々な角度から見た時の平面画像
を得る。これらの平面画像が、リップマン・ホログラフ
ィック・ステレオグラムの原画となる。
【0010】(2)マスター・ホログラムの作成 上記で作成した原画から、図6に示すような光学系によ
り、リップマン・ホログラフィック・ステレオグラムを
合成する。すなわち、原画の中の1枚の画像をレーザー
光でスクリーンに投影し、スリットを通してこの投影像
を乾板上にホログラムとして記録する。乾板をスリット
幅移動させて、次の画像を同様にホログラムとして記録
する。以上の操作を繰り返して、被写体を異なった角度
から見た時の画像が記録された縦長のホログラムが横一
列に並んだ、ホログラフィック・ステレオグラムを作成
する。
【0011】(3)リップマン・ホログラムの作製 上記で作成したホログラフィック・ステレオグラムをマ
スターホログラムに用いて、図7に示すような光学系に
より、イメージ型のリップマン・ホログラムを作成す
る。このようにして得られたリップマン・ホログラム
は、白色光で再生すると、マスターホログラムに相当す
る位置から被写体の立体像が観察できるリップマン・ホ
ログラフィック・ステレオグラムになっている。
【0012】しかしながら、上述したような1ステップ
法および2ステップ法においては、それぞれ次のような
問題がある。
【0013】まず、1ステップ法で作製したホログラム
は、最終的なホログラムにスリットの跡が残るために、
画像の中に多数の縦線が残ってしまう。また、被写体の
写真から画像を操作して原画を作成するため、原画の作
成にかなりの手間がかかる。一方、2ステップ法による
作製方法では、ホログラフィック・ステレオグラムの原
画像から、一度レーザー再生型のホログラフィック・ス
テレオグラム(マスターホログラム)を作成して、その
再生像からリップマン・ホログラフィック・ステレオグ
ラムを作成する形になる。このため、ホログラムの撮影
工程が2回になり、その度に画質の劣化が生じ、画質が
悪いという問題がある。また、ホログラムの撮影は非常
に面倒な工程であるため、撮影を1回にしたいという課
題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
方法で作製されたリップマン・ホログラフィック・ステ
レオグラムにおいては、画質が悪いばかりでなく、作製
に際して非常に手間がかかるという問題があった。
【0015】本発明は上述のような問題を解決するため
に成されたもので、極めて高画質のリップマン・ホログ
ラフィック・ステレオグラムを手間をかけることなく容
易に作製することができ、しかもディスプレイとしても
画質のよいリップマン・ホログラフィック・ステレオグ
ラムの作製方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に記載の発明の作製方法は、被写
体を撮影して当該被写体を色々な角度から見た時の平面
画像を得て、ステレオグラム原画を作成する原画作成工
程と、細長のスリット像を結像する全面の光るリップマ
ン・ホログラムを得て、コピーマスター・ホログラムを
作成するコピーマスター・ホログラム作成工程と、コピ
ーマスター・ホログラム作成工程で作成されたコピーマ
スター・ホログラムの上に、表面に感光材料が塗布され
た乾板を配置すると共に、当該乾板の上に、原画作成工
程で作成されたステレオグラム原画のパターンが描かれ
たマスクを配置し、乾板をスリットの幅ずつ特定方向に
移動させながら、異なった原画のパターンをコンタクト
コピー法で乾板上に次々に多重露光することにより、リ
ップマン・ステレオグラムを作成するリップマン・ステ
レオグラム作成工程とから成っている。
【0017】また、請求項2に記載の発明の作製方法
は、被写体を撮影して当該被写体を色々な角度から見た
時の平面画像を得て、ステレオグラム原画を作成する原
画作成工程と、細長のスリット像を結像する全面の光る
リップマン・ホログラムを得て、コピーマスター・ホロ
グラムを作成するコピーマスター・ホログラム作成工程
と、コピーマスター・ホログラム作成工程で作成された
コピーマスター・ホログラムの上に、表面に感光材料が
塗布された乾板を配置すると共に、原画作成工程で作成
されたステレオグラム原画を投影レンズで乾板上に投影
し、乾板をスリットの幅ずつ特定方向に移動させなが
ら、異なった原画のパターンをコンタクトコピー法で乾
板上に次々に多重露光することにより、リップマン・ス
テレオグラムを作成するリップマン・ステレオグラム作
成工程とから成っている。
【0018】
【作用】従って、本発明のリップマン・ホログラフィッ
ク・ステレオグラムの作製方法においては、ホログラフ
ィック・ステレオグラムをコンタクトコピー法で作製す
ることにより、撮影の際に振動の影響を受け難く、感度
の悪い感光材料でも安定した撮影ができる。
【0019】これにより、極めて高画質のリップマン・
ホログラフィック・ステレオグラムを、手間をかけるこ
となく容易に作製することができ、しかもディスプレイ
としても画質のよいものが得られることになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0021】本実施例のリップマン・ホログラフィック
・ステレオグラムの具体的な作製方法について、図1な
いし図3を用いて述べる。
【0022】(1)原画作成工程 図1に示すように、前述した従来のリップマン・ホログ
ラフィック・ステレオグラムの原画作成の方法と同様
に、被写体1に対して、カメラ2を横方向に一定ピッチ
ずつ移動させながら被写体1を写真に撮影して、被写体
1を色々な角度から見た時の平面画像を得る。これらの
平面画像を、リップマン・ホログラフィック・ステレオ
グラムの原画として用いる。
【0023】(2)コピーマスター・ホログラム作成工
程 図2に示すように、イメージ型のリップマン・ホログラ
ムの作成方法で、全面が光るリップマン・ホログラムを
作成する。すなわち、レーザー光線は2本に分けられ、
一方のレーザー光線3によりマスター・ホログラム4を
照明し、縦に細長い穴の開いたスリット5を通して、マ
スター・ホログラム4からの再生像を表面に感光材料が
塗布された乾板6の位置に再生する。また、もう一方の
レーザー光線7により、斜め下から平行光として乾板6
を照明する。そして、この2つの光の干渉によって、乾
板6上にリップマン・ホログラムを撮影する。この場
合、マスター・ホログラム4には、乾板6の全面を均一
に照明するような拡散板の像が記録されている。また、
乾板6は横方向に長いもので、横方向の長さが、実際の
像の横の長さにホログラムの横方向の視域の長さを足し
た長さよりも大きくなるようにしてある。このようにし
て得られたホログラムを、コピーマスター・ホログラム
として用いる。
【0024】(3)リップマン・ステレオグラム作成工
程 図3に示すような光学系により、リップマン・ステレオ
グラムを作成する。すなわち、まず、上記で作成された
コピーマスター・ホログラム8の上に、ホログラムを記
録するための表面に感光材料が塗布された乾板9を配置
すると共に、この乾板9の上に、上記で作成されたステ
レオグラム原画のパターンが記録してあるマスク10を
配置する。この場合、まず乾板9をコピーマスター・ホ
ログラム8の図示左端に配置し、さらにその上に被写体
1を右から見た時の画像が記録してあるマスクパターン
10を配置する。次に、このマスクパターン10の上か
ら平行なレーザー光線11を照明することにより、リッ
プマン・ホログラムのコンタクトコピー法の原理で、乾
板9のマスクパターン10に相当する部分にリップマン
・ホログラムを記録する。この場合、記録されるリップ
マン・ホログラムは、コピーマスター・ホログラム8の
中央、すなわち乾板9に対しては右側にスリット像12
を再生するようなホログラムであるので、この作成され
たホログラムは乾板9の右側(スリット像12の位置)
から、右から見た時の像(マスクパターン10)の部分
が光って見えるホログラムになる。次に、乾板9を横方
向(右方向)にスリットの幅だけ移動させて、マスクパ
ターン10を先のものより一つ左から見たものに変えて
レーザー光線11を照明することにより、同様にして次
の像のリップマン・ホログラムを記録する。この場合、
ホログラムのスリット再生像12は、先に記録されたホ
ログラムよりも乾板9に対してスリット幅の分だけ左に
寄った位置に再生される。そのため、この像は先の位置
よりもやや左から観察される。以上のような操作を繰り
返して行ない、乾板9上に次々とリップマン・ホログラ
ムを多重記録してやることにより、乾板9の右からは被
写体1を右から見た像が、乾板9の左からは被写体1を
左から見た像が観察できるホログラムが作成される。
【0025】以上のようにして、リップマン・ホログラ
フィック・ステレオグラムを作製することができる。
【0026】上述したように本実施例では、リップマン
・ホログラフィック・ステレオグラムを作製するに際し
て、まず被写体1をカメラ2で撮影して被写体1を色々
な角度から見た時の平面画像を得て、ステレオグラム原
画を作成し(原画作成工程)、次に細長のスリット像1
1を結像する全面の光るリップマン・ホログラムを得
て、コピーマスター・ホログラム6を作成し(コピーマ
スター・ホログラム作成工程)、しかる後にこのコピー
マスター・ホログラム作成工程で作製されたコピーマス
ター・ホログラム8の上に、表面に感光材料が塗布され
た乾板9を配置すると共に、乾板9の上に、原画作成工
程で作成されたステレオグラム原画のパターンが描かれ
たマスク10を配置し、乾板9をスリットの幅ずつ右方
向に移動させながら、異なった原画のパターンをコンタ
クトコピー法で乾板9上に次々に多重露光することによ
り、リップマン・ステレオグラムを作成する(リップマ
ン・ステレオグラム作成工程)ようにしたものである。
【0027】従って、次のような種々の効果が得られる
ものである。
【0028】(a)従来の1ステップ法のように、原画
像の作成に対して特殊な画像処理を行なうことが不要と
なり、原画の作成にほとんど手間がかからなくなる。
【0029】(b)従来の1ステップ法のように、最終
的なホログラムにスリットの跡が残ることがなく、画像
の中に縦線が入らない。
【0030】(c)一度ホログラムに撮影した像ではな
く、最終的なホログラムに原画像を直接用いているた
め、従来の2ステップ法による記録のように画質の劣化
が生じることがなく、極めて良好な画質を得ることが可
能となる。
【0031】(d)コピーマスター・ホログラム8は、
同じサイズのホログラフィック・ステレオグラムであれ
ば共通に利用できるため、一度コピーマスター・ホログ
ラム6を作成すれば、後は1サイクルのホログラム撮影
(1ステップ)でホログラフィック・ステレオグラムを
作製すること可能となり、従来の2ステップ法に比べて
ホログラムの撮影が極めて容易(作成工程が極めて簡
単)になる。
【0032】(e)ホログラフィック・ステレオグラム
をコンタクトコピー法で作製しているため、撮影の際に
振動の影響を受け難く、感度の悪い感光材料でも安定し
た撮影を行なうことが可能となる。。
【0033】以上により、極めて高画質のリップマン・
ホログラフィック・ステレオグラムを、手間をかけるこ
となく容易に作製することができ、しかもディスプレイ
としても画質のよいものを得ることができる。
【0034】尚、上記実施例では、リップマン・ステレ
オグラム作成工程として、コピーマスター・ホログラム
作成工程で作成されたコピーマスター・ホログラム8の
上に、表面に感光材料が塗布された乾板8を配置すると
共に、乾板9の上に、原画作成工程で作成されたステレ
オグラム原画のパターンが描かれたマスク10を配置
し、乾板9をスリットの幅ずつ右方向に移動させなが
ら、異なった原画のパターンをコンタクトコピー法で乾
板9上に次々に多重露光することにより、リップマン・
ステレオグラムを作成する場合について説明したが、こ
れに限らずコピーマスター・ホログラム作成工程で作成
されたコピーマスター・ホログラム8の上に、表面に感
光材料が塗布された乾板9を配置すると共に、原画作成
工程で作成されたステレオグラム原画を投影レンズで乾
板9上に投影し、乾板9をスリットの幅ずつ横方向(右
方向)に移動させながら、異なった原画のパターンをコ
ンタクトコピー法で乾板9上に次々に多重露光すること
により、リップマン・ステレオグラムを作成することも
可能である。
【0035】このような方法では、前述した(a)〜
(e)の効果に加えて、次のような効果も得られるもの
である。
【0036】(f)投影された像を原画のパターンとし
て用いているため、原画パターンの大きさを容易に変化
させることが可能となり、もって任意な大きさの像のホ
ログラムを容易に作製することができる。
【0037】(g)大きな画像のホログラムを作製する
場合にも、小さな原画で作製できるため、作製工程をよ
り一層簡単にすることが可能となる。
【0038】また、上記各実施例では、リップマン・ス
テレオグラム作成工程において、乾板9を横方向(右方
向)にスリットの幅だけ移動させる場合について説明し
たが、これに限らず例えば乾板9を縦方向(上方向また
は下方向)にスリットの幅だけ移動させる場合について
も、本発明を同様に適用して、前述と同様の効果が得ら
れるものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体を撮影して当該被写体を色々な角度から見た時の平
面画像を得て、ステレオグラム原画を作成する原画作成
工程と、細長のスリット像を結像する全面の光るリップ
マン・ホログラムを得て、コピーマスター・ホログラム
を作成するコピーマスター・ホログラム作成工程と、コ
ピーマスター・ホログラム作成工程で作成されたコピー
マスター・ホログラムの上に、表面に感光材料が塗布さ
れた乾板を配置すると共に、当該乾板の上に、原画作成
工程で作成されたステレオグラム原画のパターンが描か
れたマスクを配置し、乾板をスリットの幅ずつ特定方向
に移動させながら、異なった原画のパターンをコンタク
トコピー法で乾板上に次々に多重露光することにより、
リップマン・ステレオグラムを作成するリップマン・ス
テレオグラム作成工程(またはコピーマスター・ホログ
ラム作成工程で作成されたコピーマスター・ホログラム
の上に、表面に感光材料が塗布された乾板を配置すると
共に、原画作成工程で作成されたステレオグラム原画を
投影レンズで乾板上に投影し、乾板をスリットの幅ずつ
特定方向に移動させながら、異なった原画のパターンを
コンタクトコピー法で乾板上に次々に多重露光すること
により、リップマン・ステレオグラムを作成するリップ
マン・ステレオグラム作成工程)とから成っているの
で、極めて高画質のリップマン・ホログラフィック・ス
テレオグラムを手間をかけることなく容易に作製するこ
とができ、しかもディスプレイとしても画質のよいリッ
プマン・ホログラフィック・ステレオグラムの作製方法
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリップマン・ホログラフィック・
ステレオグラムの作製方法における原画作成の一例を示
す斜視図。
【図2】同実施例におけるコピーマスター・ホログラム
作成の一例を示す斜視図。
【図3】同実施例におけるリップマン・ステレオグラム
作成の一例を示す斜視図。
【図4】従来の1ステップ法における原画作成の一例を
示す概要図。
【図5】従来の1ステップ法におけるリップマン・ホロ
グラフィック・ステレオグラム作成の一例を示す斜視
図。
【図6】従来の2ステップ法におけるマスターホログラ
ム作成の一例を示す概要図。
【図7】従来の2ステップ法におけるリップマン・ホロ
グラム作成の一例を示す概要図。
【符号の説明】
1…被写体、2…カメラ、3…レーザー光線、4…マス
ター・ホログラム、5…スリット、6…乾板、7…レー
ザー光線、8…コピーマスター・ホログラム、9…乾
板、10…マスク、11…レーザー光線、12…スリッ
ト像。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影して当該被写体を色々な角
    度から見た時の平面画像を得て、ステレオグラム原画を
    作成する原画作成工程と、 細長のスリット像を結像する全面の光るリップマン・ホ
    ログラムを得て、コピーマスター・ホログラムを作成す
    るコピーマスター・ホログラム作成工程と、 前記コピーマスター・ホログラム作成工程で作成された
    コピーマスター・ホログラムの上に、表面に感光材料が
    塗布された乾板を配置すると共に、当該乾板の上に、前
    記原画作成工程で作成されたステレオグラム原画のパタ
    ーンが描かれたマスクを配置し、前記乾板をスリットの
    幅ずつ特定方向に移動させながら、異なった原画のパタ
    ーンをコンタクトコピー法で前記乾板上に次々に多重露
    光することにより、リップマン・ステレオグラムを作成
    するリップマン・ステレオグラム作成工程と、 から成ることを特徴とするリップマン・ホログラフィッ
    ク・ステレオグラムの作製方法。
  2. 【請求項2】 被写体を撮影して当該被写体を色々な角
    度から見た時の平面画像を得て、ステレオグラム原画を
    作成する原画作成工程と、 細長のスリット像を結像する全面の光るリップマン・ホ
    ログラムを得て、コピーマスター・ホログラムを作成す
    るコピーマスター・ホログラム作成工程と、 前記コピーマスター・ホログラム作成工程で作成された
    コピーマスター・ホログラムの上に、表面に感光材料が
    塗布された乾板を配置すると共に、前記原画作成工程で
    作成されたステレオグラム原画を投影レンズで前記乾板
    上に投影し、前記乾板をスリットの幅ずつ特定方向に移
    動させながら、異なった原画のパターンをコンタクトコ
    ピー法で前記乾板上に次々に多重露光することにより、
    リップマン・ステレオグラムを作成するリップマン・ス
    テレオグラム作成工程と、 から成ることを特徴とするリップマン・ホログラフィッ
    ク・ステレオグラムの作製方法。
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