JPH0553321B2 - - Google Patents

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JPH0553321B2
JPH0553321B2 JP60016074A JP1607485A JPH0553321B2 JP H0553321 B2 JPH0553321 B2 JP H0553321B2 JP 60016074 A JP60016074 A JP 60016074A JP 1607485 A JP1607485 A JP 1607485A JP H0553321 B2 JPH0553321 B2 JP H0553321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
value
current
resistance
resistor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60016074A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61174806A (ja
Inventor
Sadahiko Sugiura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP60016074A priority Critical patent/JPS61174806A/ja
Publication of JPS61174806A publication Critical patent/JPS61174806A/ja
Publication of JPH0553321B2 publication Critical patent/JPH0553321B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は電力増幅器に関し、特に
GaAsMESFET(メタルセミコンダクタ型電界効
果トランジスタ)を用いたマイクロ波帯の電力増
幅器に関するものである。
従来技術 マイクロ波帯の電力増幅器は進行波管増幅器の
代替品として各種通信装置に実用化されている。
通信装置において歪み特性が問題となる場合、増
幅器にはA級動作が要求される。しかしながら、
このA級動作は直流入力からマイクロ波出力への
変換効率が悪く、特に人工衛星や移動通信用等の
通信装置は電池により駆動されることから、高い
効率が要求されるので、歪み特性は若干劣化する
が実際にはAB級動作が使用されている。
第5図は従来のマイクロ波帯の
GaAsMESFET(以下、単にFETと称す)電力増
幅器の等価回路を示しており、入力電力は整合器
1を介して増幅素子であるFET2のゲート入力
となつている。このFET2のドレイン出力は整
合器3を介して次段回路へ導出される。
このFET2のゲートバイアス回路としては、
チヨークコイル4とコンデンサ5とからなる交流
阻止用フイルタ回路と更にはバイアス抵抗6とか
らなつており、端子7から直流電圧が印加され
る。またドレインバイアス回路としては、チヨー
クコイル8とコンデンサ9からなるフイルタ回路
であり、端子10から直流電圧が印加される。
第6図は第5図の回路において、入力端子IN
に入力されるマイクロ波電力PinとFET2に流れ
る直流ドレイン電流Id及び直流ゲート電流Igとの
関係を示す図である。同図で横軸Pinの単位は
dBm、縦軸Idの単位は(アンペア)、縦軸Igの単
位はmA(ミリアンペア)である。
一例として、概略値を示すと、6GHzの帯域で
飽和出力が40dBmの増幅器の場合、Ig,Idがピ
ークを示すPinの値は30dBm,抵抗6の値が
100Ωのとき,Igのピーク値は−2mA、IdのRF無
入力の時の値2A、ピーク値2.5Aである。実線1
1,12はゲートバイアス抵抗6の抵抗値が大き
い場合であり、点線13,14が当該抵抗値が小
さい場合である。ドレイン電流のピーク値は抵抗
6が大きい方が大きくなる。マイクロ波出力電力
はドレイン電流には大きく依存しないので、ドレ
イン電流が大きくなつた分だけ効率が劣化するこ
とになる。よつて、効率の点からは抵抗6の値は
小さい方が好ましいことになる。
一方、ゲート電流は抵抗6が小さい方が大きく
なる。ゲート電流が大きいと、マイグレーシヨン
の問題が生じて信頼性が低下するので、この抵抗
6の値はある程度大きくする必要がある。
かかる事実から明白なように、従来のマイクロ
波帯電力増幅器は信頼性の点からゲートバイアス
抵抗を大きくせざるを得ず、よつて効率が低下す
るという欠点がある。
発明の目的 本発明の目的は、高信頼性でかつ高効率のマイ
クロ波帯GaAsMESFET電力増幅器を提供する
ことである。
発明の構成 本発明による電力増幅器は、印加電圧に応じて
抵抗値が非直線的に変化する非線形抵抗素子を介
して電力増幅素子であるGaAsMESFETトラン
ジスタのゲートバイアスを印加するようにした構
成である。
実施例 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
第1図は本発明の実施例の回路図である。第5
図と同等部分は同一符号により示している。第5
図の回路におけるゲートバイアス抵抗6として本
発明の実施例では、非線形抵抗20を使用するも
のであり、他の構成は第5図の例と同一となつて
いる。この非線形抵抗20は、その印加電圧が低
いときに抵抗値が小さく、印加電圧が高いときに
抵抗値が大きくなるような非直線性抵抗特性を有
するものである(第4図の特性例参照)。
第2図は、第1図の増幅器において入力電力
Pinを増加した場合のドレイン電流Id及びゲート
電流Igの各変化の様子を示す特性図であり、従来
の増幅器(第5図)による特性結果(第6図)を
も併記してある。すなわち、実線11,12は従
来増幅器において抵抗値が大きい場合、点線1
3,14は抵抗値が小さい場合である。そして鎖
線21が本発明の増幅器によるゲート電流Igの変
化特性例である。
本発明の実施例では、ゲート電流Igは入力電力
Pinが小さい場合には点線14と同一となつてい
るが、Pinが大きくなると鎖線21で示す様にゲ
ート電流は飽和状態となつて増大しなくなる。
Pinが小さい場合はゲート電流Igも小さく、した
がつて非線形抵抗20は抵抗値が小さい領域で使
用される。よつて、小さい抵抗値の線形抵抗を用
いた場合と同様な挙動を呈する。一方、Pinが大
きくなるとゲート電流Igも増大し、非直線抵抗2
0が高抵抗領域で使用されるようになるので、鎖
線21のようにゲート電流は飽和特性を示すので
ある。
一方、ドレイン電流Idは、従来の増幅器で抵抗
が小さい場合とほぼ同様になる。Pinが小さい場
合、抵抗20の抵抗値は等価的に小さいので、点
線13と同様な特性となる。Pinが増大すると抵
抗値は等化的に大きくなるので実線11と同様と
なるが、かかる領域では、11と13とは同一の
特性となつてしまうからである。
以上の説明から明白な様に、ドレイン電流のピ
ーク値を低く維持したままで、ゲート電流の最大
値をも小さくすることが可能となるのである。
第3図は非線形抵抗20を得るための具体例を
示しており、GaAsMESFETのゲートGとソー
スSとを共通接続して2端子素子としたもので、
この素子の印加電圧Vに対する電流Iの特性が第
4図に示されており、目的とする非線形抵抗が実
現されていることが分かる。
ここで、低電圧の時の抵抗値はFETのゲート
幅に反比例し、電流が飽和し始める電圧、すなわ
ち抵抗値が高くなり始める電圧はFETのソース
ドレイン間隔に比例するので、FETのゲート幅
とソースドレイン間隔とを適宜選択することによ
り、所望の特性を得ることが可能である。例え
ば、第2図の特性21を得るには必要な非線形抵
抗20の特性が、低電圧のときの抵抗値50Ω、電
流が飽和し始める電圧値0.2V(よつてこのときの
電流値は4mA)とすれば、使用すべきFETのゲ
ート幅は200μm,ドレインソース間隔は0.7μmと
なり、容易に実現可能なサイズである。この時、
第2図のIdがピークを過ぎた辺りのPin付近(高
電圧付近)で約100Ωの抵抗値となる。
この方法では極性があるので、ドレインD側の
端子32に正電圧を、ソースS側の端子33に負
電圧をそれぞれ印加する必要がある。ゲートは負
電圧がバイアスとして印加されることになるの
で、端子33を第1図のゲートバイアス端子7
に、端子32をコンデンサ5側に接続するように
すれば良いことになる。
発明の効果 叙上の如く、本発明によれば、増幅素子の
FETのゲートバイアスを非線形抵抗素子を用い
て供給するようにしたので、ドレイン電流のピー
ク値を小さく押えかつゲート電流の最大値をも小
さくすることができるので、高信頼性で高効率の
マイクロ波帯GaAsMESFET電力増幅器を得る
ことが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の回路図、第2図は本
発明の増幅器の特性を説明する図、第3図は非線
形抵抗の具体例を示す図、第4図は第3図の抵抗
の特性図、第5図は従来の電力増幅器の回路図、
第6図は第5図の回路の特性図である。 主要部分の符号の説明、2……
GaAsMESFET、20……非線形抵抗、21…
…本発明によるPin対Ig特性。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 増幅素子としてGaAs電界効果トランジスタ
    を用いたマイクロ波帯電力増幅器であつて、印加
    電圧が小さいとき抵抗値が小さく印加電圧が大き
    いとき抵抗値が大きくなる性質の非線形抵抗素子
    を介して前記トランジスタのゲートバイアスを印
    加するようにしたことを特徴とする電力増幅器。
JP60016074A 1985-01-30 1985-01-30 電力増幅器 Granted JPS61174806A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60016074A JPS61174806A (ja) 1985-01-30 1985-01-30 電力増幅器

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JP60016074A JPS61174806A (ja) 1985-01-30 1985-01-30 電力増幅器

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Publication Number Publication Date
JPS61174806A JPS61174806A (ja) 1986-08-06
JPH0553321B2 true JPH0553321B2 (ja) 1993-08-09

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JP60016074A Granted JPS61174806A (ja) 1985-01-30 1985-01-30 電力増幅器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5079454A (en) * 1990-08-08 1992-01-07 Pacific Monolithics Temperature compensated FET power detector
KR100659555B1 (ko) * 2003-09-30 2006-12-19 이종석 증폭회로의 입출력신호 보호회로
JP4855313B2 (ja) * 2007-03-28 2012-01-18 三菱電機株式会社 増幅器、受信モジュール、送受信モジュール及びアンテナ装置

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JPS61174806A (ja) 1986-08-06

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