JPH0553208U - モールドトランス - Google Patents

モールドトランス

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Publication number
JPH0553208U
JPH0553208U JP10388991U JP10388991U JPH0553208U JP H0553208 U JPH0553208 U JP H0553208U JP 10388991 U JP10388991 U JP 10388991U JP 10388991 U JP10388991 U JP 10388991U JP H0553208 U JPH0553208 U JP H0553208U
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JP
Japan
Prior art keywords
core
transformer
coil bobbin
holding protrusion
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10388991U
Other languages
English (en)
Inventor
芳雄 杉達
裕 広岡
一成 石川
勝己 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP10388991U priority Critical patent/JPH0553208U/ja
Priority to US07/979,784 priority patent/US5977855A/en
Priority to EP92310659A priority patent/EP0544477B1/en
Priority to DE69209240T priority patent/DE69209240T2/de
Publication of JPH0553208U publication Critical patent/JPH0553208U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電気機器に使用されるモールドトランス
において、トランスの形状及びユーザ端子の寸法精度の
向上と生産工程の簡略化および生産性の向上と組立工程
の自動化生産設備投資を低減し、低コスト、高品質のモ
ールドトランスを提供することを目的とする。 【構成】 巻枠21の両端に設けた鍔23にコア保持突
起24を有したコイルボビン30に巻線し、コア29を
コア保持用突起24で保持し、全体をモールド成型でコ
ア29を完全固定してモールドトランスを構成したもの
である。この構成によって、組立てが容易で寸法精度の
向上を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種の映像機器、家電機器、音響機器、産業機器、通信機器等に使用 されるモールドトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランスは、図3の断面図に示すように構成されていた。すなわち、中 央に貫通穴2を有した巻枠1の両端に鍔3を設け、その鍔3の下部に設けた膨大 部5にそれぞれ一体の巻付け配線用メーカ端子7と、ユーザで使用するユーザ端 子8を植設したコイルボビン4に、銅線等の導線6を巻回しメーカ端子7に巻付 け配線した後、EE型またはEI型のフェライトコア9の接合面10に、エポキ シ系等の接着剤11を塗布して組み合わせて挿入し、接着剤11の硬化によって フェライトコア9を固定してトランス本体14を構成し、このトランス本体14 を樹脂ケース12に挿入しシリコンゴム等の高絶縁性樹脂13を注型し、ユーザ 端子8を露出するよう樹脂の底板15で密封してトランスが構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の構成のトランスでは、部品点数が多く生産工程も複雑化して いた。特に、コア組立工程において、EE型またはEI型のフェライトコア9の 接合面を接着剤11で固定しているため、接着剤11の塗布・硬化の工程が必要 となり、生産工程を複雑にするだけでなく、一般的にフェライトコア9の接着に は、機械的強度が強く高耐熱のエポキシ系の熱硬化性接着剤を用いているため、 接着剤11の硬化にあたっては、100〜200℃程度の硬化槽が必要となり、 設備投資を増大させるものとなっていた。
【0004】 また以降の工程である樹脂ケース12への挿入、シリコンゴム等の高絶縁性樹 脂13の注型、底板15の挿入等の工程はどちらかと言えば付加機能のための工 程であるにもかかわらず、自動化のための設備投資のウエイトは非常に大きなも のとなっており、さらに裸状態のトランス本体14と樹脂ケース12・底面の嵌 合組み合わせとなっているため、トランスの形状やユーザ端子8の寸法安定性が 非常に悪く、ユーザでのトランス自動実装時での歩留まり悪化の原因となってい た。
【0005】 本考案は上記従来の問題点を解決するものであり、トランスの形状及びユーザ 端子の寸法精度向上と生産工程の簡略化および生産性の向上と組立工程の自動化 生産設備投資を低減し、低コスト、高品質のトランスを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の手段は、巻枠の両端に鍔を設け、その鍔に コア保持突起を有したコイルボビンに、銅線等の導線を巻回し、EE型またはE I型のコアをコア保持用突起で保持した後、全体をモールド成型でコアを完全固 定してモールドトランスを構成したものである。
【0007】
【作用】
この構成によって、コアをコイルボビンに組み合わせて挿入するだけで、コア がコア保持用突起によって保持され、また、トランス本体をモールド成型するこ とによってコアを完全に固定することができ、さらにトランスの外装を樹脂でモ ールド成型しているため、トランスのケース・底板・注型樹脂の3点をモールド 樹脂の1点に削減することができるだけでなく、ケース・トランス本体・底板の 嵌合組み合わせによるトランス形状及びユーザ端子の寸法バラツキがなくなり寸 法精度の向上を図ることができる。
【0008】
【実施例】
(実施例1) 以下、本考案の第一の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本 考案の一実施例を示すモールドトランスの断面図を示すものである。すなわち、 中央に貫通穴22を有した巻枠21の両端に鍔23を設け、その鍔23の任意の 位置に、フェライトコア29の形状に合わせた形状のコア保持用突起24を設け 、さらに上記鍔23の下部に設けた膨大鍔25に、それぞれ一体の巻付け配線用 メーカ端子27と、ユーザで使用するユーザ端子28を植設したコイルボビン3 0に、銅線等の導線26を巻回しメーカ端子27に巻付けて配線接続した後、E E型またはEI型のフェライトコア29をコイルボビン30に設けたコア保持用 突起24で保持するまで組み合わせて挿入し、フェライトコア29をコイルボビ ン30に仮固定して構成したトランス本体31のユーザで使用するユーザ端子2 8のみを露出した状態で全体をモールド樹脂32でモールド成型して、フェライ トコア29を完全に固定してモールドトランスを構成する。
【0009】 (実施例2) 以下、本考案の第二の実施例について第一の実施例で用いた同じ図面を参照し ながら説明する。第一の実施例で記載したモールドトランスのコイルボビン30 において、鍔23の下部の端子を植設した膨大部25の両端面で貫通穴22の水 平延長線上の位置にコア形状に合った台形状等のコア保持用突起24を設けたも のである。
【0010】 (実施例3) 以下、本考案の第三の実施例について図2を参照しながら説明する。図2は本 考案の第三の実施例を示すフェライトコアの組み込み状態を示す図であり、第一 の実施例で記載したモールドトランスのコイルボビン30において、鍔23の上 部に位置し、鍔23に対し垂直方向に延び先端がフェライトコア29の端面に係 合する鍵状に形成されたコア保持突起24を設けたものである。
【0011】
【考案の効果】
以上のように本考案は、コイルボビンの鍔にコア保持突起を設けたことによっ て、コアをコイルボビンに組み合わせて挿入するだけで、コアがコア保持用突起 によって仮固定され、さらにトランス全体をモールド成型することでコアを完全 に固定することで、接着剤の塗布及び硬化の工程が不要となるだけでなく、トラ ンスの外装を樹脂でモールド成型しているため、トランスのケース・底板・注型 樹脂の3点をモールド樹脂の1点に削減され、生産工程の簡略化および生産性の 向上と組立工程の自動化生産設備投資を低減しうるものであり、さらにはケース ・トランス本体・底板の嵌合組み合わせによるトランス形状及びユーザ端子の寸 法バラツキがなくなり寸法精度の向上を図ることができ、低コスト、高品質のモ ールドトランスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一・第二の実施例におけるモールド
トランスの断面図
【図2】本考案の第三の実施例におけるコアを組み込ん
だ状態を示す要部拡大の断面図
【図3】従来のトランスの断面図
【符号の説明】
21 巻枠 22 貫通穴 23 鍔 24 コア保持突起 25 膨大部 26 導線 27 メーカ端子 28 ユーザ端子 29 フェライトコア 30 コイルボビン 31 トランス本体 32 モールド樹脂
フロントページの続き (72)考案者 松村 勝己 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に貫通孔を有した巻枠の両端に鍔を設
    け、その鍔にコア保持突起を有したコイルボビンと、こ
    のコイルボビンに巻回される銅線等の導線と、上記コイ
    ルボビンに組込まれコア保持突起で保持されるEE型ま
    たはEI型のコアと、上記トランス本体をモールド成型
    でコアを完全固定するモールド樹脂とからなるモールド
    トランス。
  2. 【請求項2】コア保持用突起が鍔の下部に端子を植設し
    た膨大部に設けられ、その膨大部の両端面で貫通穴の水
    平延長線上に位置した請求項1記載のモールドトラン
    ス。
  3. 【請求項3】コア保持突起が鍔の上部に位置し、鍔に対
    し垂直方向に延び先端がコアに係合する鍵状に形成され
    た請求項1記載のモールドトランス。
JP10388991U 1991-11-26 1991-12-17 モールドトランス Pending JPH0553208U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10388991U JPH0553208U (ja) 1991-12-17 1991-12-17 モールドトランス
US07/979,784 US5977855A (en) 1991-11-26 1992-11-20 Molded transformer
EP92310659A EP0544477B1 (en) 1991-11-26 1992-11-23 Molded transformer
DE69209240T DE69209240T2 (de) 1991-11-26 1992-11-23 Gegossene Transformator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10388991U JPH0553208U (ja) 1991-12-17 1991-12-17 モールドトランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0553208U true JPH0553208U (ja) 1993-07-13

Family

ID=14365999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10388991U Pending JPH0553208U (ja) 1991-11-26 1991-12-17 モールドトランス

Country Status (1)

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JP (1) JPH0553208U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101328286B1 (ko) * 2012-01-17 2013-11-14 삼성전기주식회사 트랜스포머
CN111986894A (zh) * 2019-05-23 2020-11-24 胜美达集团株式会社 线圈部件以及线圈部件的制造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4857468A (ja) * 1971-11-17 1973-08-11
JPS55110010A (en) * 1979-02-19 1980-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Current transformer

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