JPH0552567A - ビークルの磁気方位検出装置 - Google Patents

ビークルの磁気方位検出装置

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JPH0552567A
JPH0552567A JP3218834A JP21883491A JPH0552567A JP H0552567 A JPH0552567 A JP H0552567A JP 3218834 A JP3218834 A JP 3218834A JP 21883491 A JP21883491 A JP 21883491A JP H0552567 A JPH0552567 A JP H0552567A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic azimuth
vehicle
detected
sensors
Prior art date
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Pending
Application number
JP3218834A
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English (en)
Inventor
Tadao Shimada
忠雄 島田
Takanari Misumi
隆也 三隅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】無人搬送車および自動車のナビゲーションシス
テムなどにおいて、磁気方位を高精度で検出することが
できるようにする。 【構成】検出方位が一水平面内で同じになるように配置
された複数の磁気方位センサと、鉛直線まわりの角速度
を検出するレートジャイロとを設け、磁場の乱れが生じ
ているときには、各磁気方位センサからの出力にばらつ
きが生じ、このときにはレートジャイロによって検出し
た磁気方位を出力し、また磁場の乱れが生じていないと
きには、磁気方位センサによって検出した磁気方位を出
力し、レートジャイロのドリフト誤差による検出精度の
低下を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無人搬送車(略称AG
V)などのようなビークルの磁気方位を検出するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビークルの磁気方位検出装置は、無人搬
送車および自動車のナビゲーションシステムへの利用の
ために、様々な方式が知られている。或る先行技術はレ
ートジャイロを用い、このような先行技術としては、特
開昭60−175117および特開昭60−17511
8などがある。このようなレートジャイロを用いる先行
技術では、計測された角速度を積分して角度を求める構
成となっているので、ドリフトによる誤差が大きいとい
う問題がある。この問題を解決するために、上述の先行
技術では、走行路に補助手段としての姿勢修正ポインタ
を配置し、また走行路にマーカを配置し、検出された現
在位置を補正して、レートジャイロの精度を向上してい
る。したがって走行路を変更するときには、姿勢修正ポ
インタおよびマーカなどの位置を変更しなければなら
ず、したがって走行路の変更が困難である。
【0003】他の先行技術は磁気方位センサを用いてい
る。このような磁気方位センサは、磁場の乱れに悪影響
され、高精度で磁気方位を検出することができない。
【0004】さらに他の先行技術は走行路に沿って誘導
線を付設し、この誘導線からの電磁波に応答してビーク
ルを走行させる。このような先行技術では、走行路の変
更が困難であることは明らかである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、走行
路にかかわらず、磁気方位を正確に検出することができ
るようにしたビークルの磁気方位検出装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、検出磁気方位
が一水平面内で同じになるように配置された複数の磁気
方位センサと、鉛直線まわりの角速度を検出するレート
ジャイロと、磁気方位センサおよびレートジャイロの出
力に応答し、各磁気方位センサからの出力にばらつきが
あるときには、レートジャイロによって検出した磁気方
位を出力し、各磁気方位センサからの出力にばらつきが
ないときには、磁気方位センサによって検出した磁気方
位を出力する処理手段とを含むことを特徴とするビーク
ルの磁気方位検出装置である。
【0007】
【作用】本発明に従えば、複数の磁気方位センサとレー
トジャイロとを用い、各磁気方位センサからの出力が相
互に一致せず、ばらつきがあるときには、磁場の乱れが
あるものと判断することができ、このときにはレートジ
ャイロによって検出した磁気方位を出力し、また各磁気
方位センサからの出力が一致しており、ばらつきがない
ときには、磁場の乱れが生じていないものと判断し、磁
気方位センサによって検出した磁気方位を出力し、これ
によってレートジャイロのドリフト誤差による磁気方位
の検出精度の低下を防ぐことができる。したがって走行
路に、前述の先行技術に関連して述べたようにレートジ
ャイロの出力を修正するための補助手段を設ける必要が
なく、希望する走行路を、ビークルが走行することが可
能である。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の簡略化し
たブロック図である。無人搬送車などのようなビークル
1には、複数(この実施例では2)の磁気方位センサ
2,3と、1つのレートジャイロ4とが設けられる。こ
れらの磁気方位センサ2,3とレートジャイロ4との各
出力は、マイクロコンピュータなどによって実現される
処理回路5に与えられ、ビークル1の磁気方位を検出
し、これによってビークル1の位置検出を高精度で行う
ことができ、その検出結果は目視表示手段6によって表
示することができる。ビークル1に設けられている車輪
の回転数を回転数検出手段7によって検出し、この出力
を処理回路5に与え、処理回路5では、回転数検出手段
7からの出力に応答して、積分してビークル1の走行距
離dを演算して求め、また前述の磁気方位センサ2,3
とレートジャイロ4との併用によって検出される磁気方
位検出結果とに基づき、ビークル1の現在位置を演算し
て求めることができる。
【0009】図2は、磁気方位センサ2の構成を示す簡
略化した図である。この磁気方位センサ2では、リング
状の鉄芯8に、その全周にわたって1次コイル9が一様
に巻回されている。この1次コイル9の上には、一対の
2次コイル10,11が巻回される。これらの2次コイ
ル10,11の巻数は等しく、鉄芯8の互いに反対向き
に、すなわち周方向に180度ずれた位置に対称な位置
に配置してある。1次コイル9には、交流電源12から
交流電流を与え、これによって鉄芯8の磁束密度は、交
番的に飽和する。2次コイル10,11は互いに反対向
きに巻回されている。したがって外部磁界がないときに
は、一対の2次コイル10,11にそれぞれ誘起される
電圧は、大きさが等しく、互いに向きが反対であり、し
たがって加算回路13によって加算される出力は零であ
る。外部磁界があるときには、各2次コイル10,11
に鎖交する磁束数が各2次コイル10,11毎に異な
り、したがって外部磁界の強さに対応した出力レベル
が、加算回路13から得られる。交流電源12の周波数
は、たとえば400Hzであってもよい。
【0010】このような磁気方位センサ2の鉄芯8は軸
線14を有しており、この軸線14、したがって検出磁
気方位は水平とされる。もう1つの磁気方位センサ3も
また同様な構成を有し、磁気方位センサ2,3の検出磁
気方位は、一水平面内で同じとなるように、たとえばビ
ークル1の軸線方向(図1の上下方向)に同じ向きに配
置される。
【0011】図3は、レートジャイロ4の構成を簡略化
して示す斜視図である。このレートジャイロ4は、運動
している物体に角速度が加わるとコリオリの力が生じる
という力学現象を利用したものであり、質点M1,M2
を有する音叉15が、図3におけるX−Z平面内で振動
しているとき、Z軸まわりに角速度入力ωが加えられる
と、質点M1,M2は、コリオリの力Fcを受け、基準
点Oまわりにねじりトルクが発生する。このねじりトル
クは、音叉15に固定してある支持棒16から検出用の
歪みゲージ18によって検出される。
【0012】図4は処理回路5の動作を説明するための
フローチャートである。ステップn1,n2では、一方
の磁気方位センサ2の出力に対応する検出磁気方位をα
とし、また他方の磁気方位センサ3の出力に対応する検
出磁気方位βを演算して求め、次のステップn3に移
る。ステップn3では、検出磁気方位α,βが予め定め
た値、たとえば1°以内かどうか、すなわち数1が成立
するかどうかを判断する。
【0013】
【数1】|α−β|≦1[deg] 図5に示されるようにビークル1が磁場の向き21で示
されるように、均一磁場内にあるときには、各磁気方位
センサ2,3によって検出される検出磁気方位α,β
は、1°以内であり、したがってステップn4におい
て、磁気方位センサ2によって検出された磁気方位αを
ビークル1の磁気方位θとして出力し、次のステップn
5では、この検出磁気方位αに基づき、レートジャイロ
4によって検出された積分器20からの検出磁気方位角
度を補正し、レートジャイロ4のドリフト誤差の発生を
防ぐ。ステップn6では、ビークル1に備えられた送受
信手段22(図1参照)によって、ビークル1の検出磁
気方位を送信する。
【0014】ステップn3において、各磁気方位センサ
2,3によって検出される磁気方位α,βの差が数2に
示されるように、1°を超えたときには、ステップn7
に移る。
【0015】
【数2】|α−β|>1[deg] このように磁気方位センサ2,3の検出磁気方位α,β
がばらつきを生じているときは、たとえば図6に示され
るように、鉄構造物25が存在し、参照符23で示され
るように磁場の向きが弯曲し、磁場の乱れが生じて、不
均一磁場内にビークル1が存在するときである。このよ
うなときには、ステップn7においてレートジャイロ4
の検出磁気方位γを、ビークル1の磁気方位θとして出
力する。こうして得られたビークル1の磁気方位θに基
づき、図7に示されるように、水平面内であるX−Y平
面内において、数3のようにして基準位置24からの距
離dだけ離れたビークル1の位置を計算して求めること
ができる。この距離dは、回転数検出手段7の出力を積
分することによって得られる。
【0016】
【数3】X=d・sinθ Y=d・cosθ
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の磁
気方位センサとレートジャイロとを用い、磁場の乱れが
生じ、各磁気方位センサからの出力にばらつきがあると
きには、レートジャイロによって検出した磁気方位を出
力し、また磁場の乱れがなく、各磁気方位センサからの
出力にばらつきがないときには、磁気方位センサによっ
て検出した磁気方位を出力するようにし、このように磁
気方位センサとレートジャイロとを併用することによっ
て、走行路にかかわらず、高精度の磁気方位の検出を行
うことができ、ビークルの高精度な位置検出が可能とな
り、希望する走行路に沿ってビークルを正確に走行させ
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の簡略化したブロック
図である。
【図2】磁気方位センサ2の構成を示す図である。
【図3】レートジャイロ4の簡略化した構成を示す図で
ある。
【図4】処理回路5の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】ビークル1が均一磁場内にあるときの状態を示
す図である。
【図6】図6はビークル1が不均一磁場内に存在すると
きの状態を示す図である。
【図7】ビークル1の位置を計算するための手順を示す
図である。
【符号の説明】
1 ビークル 2,3 磁気方位センサ 4 レートジャイロ 5 処理回路 6 表示手段 21,23 磁場の向き

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出磁気方位が一水平面内で同じになる
    ように配置された複数の磁気方位センサと、 鉛直線まわりの角速度を検出するレートジャイロと、 磁気方位センサおよびレートジャイロの出力に応答し、
    各磁気方位センサからの出力にばらつきがあるときに
    は、レートジャイロによって検出した磁気方位を出力
    し、各磁気方位センサからの出力にばらつきがないとき
    には、磁気方位センサによって検出した磁気方位を出力
    する処理手段とを含むことを特徴とするビークルの磁気
    方位検出装置。
JP3218834A 1991-08-29 1991-08-29 ビークルの磁気方位検出装置 Pending JPH0552567A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08114454A (ja) * 1994-08-29 1996-05-07 Yuseisho Tsushin Sogo Kenkyusho 自動車用方位角測定方法
JP2009168678A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Fujitsu Ltd 方位検出装置および方位検出プログラム
RU199276U1 (ru) * 2020-05-17 2020-08-25 Задорожный Артем Анатольевич Устройство досмотра днища автомобиля

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08114454A (ja) * 1994-08-29 1996-05-07 Yuseisho Tsushin Sogo Kenkyusho 自動車用方位角測定方法
JP2009168678A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Fujitsu Ltd 方位検出装置および方位検出プログラム
RU199276U1 (ru) * 2020-05-17 2020-08-25 Задорожный Артем Анатольевич Устройство досмотра днища автомобиля

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