JPH0552517U - 気化式燃焼器具の気化装置 - Google Patents

気化式燃焼器具の気化装置

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JPH0552517U
JPH0552517U JP102618U JP10261891U JPH0552517U JP H0552517 U JPH0552517 U JP H0552517U JP 102618 U JP102618 U JP 102618U JP 10261891 U JP10261891 U JP 10261891U JP H0552517 U JPH0552517 U JP H0552517U
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JP
Japan
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vaporizer
vaporization chamber
vaporization
nozzle
heating element
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JP102618U
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English (en)
Inventor
芳人 高井
忠幸 佐藤
聡 阿部
進 風間
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 修理性に優れ、しかも、気化器自体を小形化
する。 【構成】 PTC発熱体34は気化室8の側面に当接して
おり、気化器6あるいはPTC発熱体34を単独に交換で
きる。また、ノズル13及び熱回収部31を気化器6と一体
に設け、かつ、ノズル13内の貫通孔14及び熱回収部31を
気化室8と平行に形成して、気化器6自体を小型化す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は気化器に液体燃料を供給し、この気化器で液体燃料を気化して燃焼さ せる石油ファンヒータ等の気化式燃焼器具の気化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の気化装置においては、例えば、実開平2−54008号公報に開 示されるように、アルミダイカスト製の気化器に発熱体であるシーズヒータ及び 気化フィルタを埋設するとともに、ニードルシャフトを備えたノズルを設け、前 記気化器をシーズヒータで予熱して所定の気化可能温度に達した後に、電磁ポン プを駆動させることにより、燃料貯溜部内の液体燃料を気化フィルタ内に順次供 給し、この供給された液体燃料をシーズヒータの熱で気化することによって、そ の気化ガスを前記ノズルから燃焼用空気とともにバーナに導いて燃焼させるよう になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、シーズヒータを気化器に取付ける際、この気化器に 形成された溝等に圧入加締して密着固定しているため、途中でシーズヒータが断 線を起こしたり、液体燃料に含まれる重質分によって気化器内にタールが詰った りした場合には、シーズヒータと気化器とを取外して単独に交換することが不可 能であり、その修理性に極めて劣る。また、シーズヒータは線状であり、その取 付形状によっては気化器自体が大型化するため、予熱時間が長くなって着火する までに時間がかかる等といった問題点を有していた。
【0004】 そこで、本考案は上記問題点を解決して、修理性に優れ、しかも、気化器自体 を小形化することの可能な気化式燃焼器具の気化装置を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は液体燃料が供給される気化室を有する気化器と、前記気化室と連通し て平行に形成される貫通孔を有し前記気化器と一体に設けられるノズルと、前記 気化室の側面に当接するPTC発熱体と、前記気化器と一体に設けられ前記気化 室と平行に形成される熱回収部とを具備したものである。
【0006】
【作用】
上記構成により、PTC発熱体は気化室の側面に当接するだけであるため、気 化器あるいはPTC発熱体単独により交換される。また、ノズル及び熱回収部は 気化器と一体に設けられ、しかも、ノズル内の貫通孔と熱回収部とをいずれも気 化室と平行に形成することによって、気化器自体は小型になる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき、図1乃至図3を参照して説明する。1は密閉 構造の油受皿であり、液体燃料2を供給するカートリッジ式の油タンク3がその 上部に転倒状態で載置され、一定の液面が維持されるようになっている。4は油 受皿1上に固定されている送油ポンプであり、その吸込側を前記油受皿1内の液 体燃料2中に浸漬している。5は一端を送油ポンプ4の吐出側に、他端を気化器 6に接続している送油パイプであり、液体燃料2を気化器6へ供給する。
【0008】 気化器6は、真鍮製の基体7内に一端が開口された筒状をなす気化室8が水平 方向に形成され、この気化室8の開口部から気化フィルタ9が出入れ可能に嵌挿 されている。この気化フィルタ9は金網等の通気性金属材料11を隙間なく充填し て形成される。そして、前記気化室8の開口部に固定部材12を固着することによ り、気化フィルタ9を気化室8内に固定するとともに、送油パイプ5と気化器6 とを連結している。
【0009】 13は前記基体7の下方に位置し、気化器6と一体的に設けられたノズルである 。このノズル13の中央には気化室8と略平行に設けられ、かつこの気化室8に連 通する貫通孔14が水平方向に形成され、気化フィルタ9から送られる気化ガスを 、その先端の噴出口15から噴出させる。また、噴出口15の反対側には筒状のプラ ンジャー部16が配設されるとともに、このプランジャー部16の基端側にコイル17 を有するソレノイド18が接続され、さらに、ソレノイド18の戻し口19には油受皿 1に接続する燃料戻しパイプ20が接続される。21は前記コイル17への通断電によ り、貫通孔14及びプランジャー部16内を進退可能に設けられたニードルシャフト であり、このニードルシャフト21は、噴出口15側に針弁22、戻し口19側にガス抜 き弁23及びコイル17の内部側に磁心24を有し、この磁心24はソレノイド18内に係 止される弾機25に嵌挿されている。
【0010】 26は気化器6の前面に配設された偏平形のバーナであり、筒状の混合管27と、 この混合管27の一端側から直角に折曲して末広状に拡散するように延出した横長 の拡散部28と、この拡散部28の上面に穿設された多数のスリットにより形成され るガス吹出部29とにより構成され、前記混合管27の他端側に形成される導入口30 はノズル13の噴出口15に離間して対向配置される。一方、前記基体7の上方には 、気化室8と略平行に形成される板状の熱回収部31がガス吹出部29に対向して気 化器6と一体に立設され、気化器6及びバーナ26は、いずれもねじ32を介して取 付板33の一側に固設される。
【0011】 34は気化室8の側面に当接し、温度上昇によりその抵抗が増加する、いわゆる 正特性発熱素子たる板状のPTC発熱体である。このPTC発熱体34は、基端側 より一対の接続用リード線35を導出し、断面コ字状のヒータケース36内に収納さ れている。また、取付板33の他側より突設するスプリングガイド37の先端側には 、環状のストッパー部材38が嵌着され、このストッパー部材38とヒータケース36 の後側に係合するヒータサポート39間に、スプリングなどの弾性部材40を介在さ せることによって、PTC発熱体34を気化室8の側面に押圧して密着するもので ある。尚、41は基体7内に埋設されるサーミスタ、42は取付板33を取付固定する ためのフレーム部材、43は点火プラグ、44は炎センサである。
【0012】 次に、上記構成に付きその作用を説明する。
【0013】 先ず、燃焼運転の開始動作によりPTC発熱体34が通電されると、気化器6の 加熱が開始され、一方、ソレノイド18は断電状態のため、ノズル13の噴出口15は 針弁22により閉塞される。そして、サーミスタ41により気化器6の温度を検出し 、この気化器6が液体燃料2の所定の気化可能温度に達したことが検出されると 、送油ポンプ4が駆動され、油受皿1の液体燃料2が送油パイプ5を通して気化 室8に順次供給されるとともに、ソレノイド18が通電され、ニードルシャフト21 を後退して噴出口15が開放され、さらに、点火プラグ43も通電される。気化室8 の液体燃料2は、気化器6の熱によって順次気化して気化ガスとなり、この気化 ガスがノズル13の貫通孔14に供給されて、予めソレノイド18を介して開放された 噴出口15よりバーナ26の導入口30に向けて噴射される。この場合、ノズル13は燃 料戻しパイプ20を介して油受皿1に連通しているが、その戻し口19がガス抜き弁 23により閉塞されているため、気化ガスが燃料戻しパイプ20を経て油受皿1に流 出することが防止される。また、噴出口15より導入口30に気化ガスが噴出する際 には、その噴射に伴うジェット効果により、気化ガスとともにこの導入口30から 混合管27内に燃焼用の一次空気が吸込まれ、この燃焼用空気と混合した混合ガス が拡散部28を経て、ガス吹出部29より均一に吹出すことにより、これが点火プラ グ43の作動により着火して燃焼する。そして、燃焼動作中においては、熱回収部 31によってガス吹出部29で燃焼する炎の熱を気化器6側へ回収して、その熱効率 を高めるようにしている。また、前記サーミズタ41により検知される気化器6の 温度が設定された所定温度以上になった場合には、PTC発熱体34への通電を停 止するように構成されている。
【0014】 一方、消火に際しては、ソレノイド18が断電することによってニードルシャフ ト21を介して戻し口19を開放するとともに、PTC発熱体34及び送油ポンプ4へ の通電を遮断する。これによって、気化室8への燃料の供給が断たれ、消火が達 成され、さらに、気化室8及び貫通孔14内に残留する気化ガスは、燃料戻しパイ プ20を介して凝縮しながら油受皿1に戻される。
【0015】 そして、重質分を含む液体燃料の長期使用や変質液体燃料の誤使用などによっ て、気化フィルタ9にはタールなどの不純物蓄積が次第に蓄積され、気化器6の 交換作業が必要となってくる。この場合、先ずねじ32を取り外すことによって、 ソレノイド18を装着した状態で気化器6を取付板33より外し、その後、プランジ ャー部16とソレノイド18とを分離し、固定部材12を気化室8の開口部より外すこ とによって、気化器6をプランジャー部16とともに交換することができる。また 、PTC発熱体34も同様に、気化器6を取付板33より外した状態でヒータケース 36より取出して交換できる。
【0016】 以上のように上記実施例によれば、気化室8の側面に外付けのPTC発熱体34 を当接することによって、このPTC発熱体34からの熱を気化器6に伝導するよ うに構成されるため、単にねじ32を外すだけで、気化器6あるいはPTC発熱体 34を単独で交換することが可能であり、その作業時間及び部品コストの低減化を 図れるとともに、修理性に極めて優れる。また、気化器6とPTC発熱体34とは 別体となるため、気化器6自体の大きさも小形化できる。
【0017】 さらに、ノズル8及び熱回収部31を気化器6と一体に設け、これらをバーナ26 の導入口に対向して集結するとともに、ニードルシャフト21を挿通するノズル8 内の貫通孔14と熱回収部31とをいずれも気化室8と平行に形成することによって 、気化器6自体の大きさを従来に比べてはるかに小さくすることができ、気化器 6の予熱時間の短縮を可能にするだけでなく、熱回収性に優れ燃焼動作時におけ る消費電力の低減を図ることができる。
【0018】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲にお いて種々の変形実施が可能である。例えば、気化器及びPTC発熱体の大きさ、 形状は、燃焼量等を考慮して適宜選定すればよい。
【0019】
【考案の効果】 本考案は液体燃料が供給される気化室を有する気化器と、前記気化室と連通し て平行に形成される貫通孔を有し前記気化器と一体に設けられるノズルと、前記 気化室の側面に当接するPTC発熱体と、前記気化器と一体に設けられ前記気化 室と平行に形成される熱回収部とを具備したものであり、修理性に優れ、しかも 、気化器自体を小形化することの可能な気化式燃焼器具の気化装置を提供できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部の分解斜視図であ
る。
【図2】同上要部の正面図である。
【図3】同上概略説明図である。
【符号の説明】
2 液体燃料 6 気化器 8 気化室 13 ノズル 14 貫通孔 31 熱回収部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 風間 進 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 熱器具株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料が供給される気化室を有する気
    化器と、前記気化室と連通して平行に形成される貫通孔
    を有し前記気化器と一体に設けられるノズルと、前記気
    化室の側面に当接するPTC発熱体と、前記気化器と一
    体に設けられ前記気化室と平行に形成される熱回収部と
    を具備したことを特徴とする気化式燃焼器具の気化装
    置。
JP102618U 1991-12-12 1991-12-12 気化式燃焼器具の気化装置 Pending JPH0552517U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014074551A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Dainichi Co Ltd 気化装置
JP2014163521A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Dainichi Co Ltd 気化装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62933B2 (ja) * 1978-12-20 1987-01-10 Asahi Chemical Ind

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