JPH0552471B2 - - Google Patents

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JPH0552471B2
JPH0552471B2 JP20494684A JP20494684A JPH0552471B2 JP H0552471 B2 JPH0552471 B2 JP H0552471B2 JP 20494684 A JP20494684 A JP 20494684A JP 20494684 A JP20494684 A JP 20494684A JP H0552471 B2 JPH0552471 B2 JP H0552471B2
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JP
Japan
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data
positron
coincidence
straight line
plane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20494684A
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English (en)
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JPS6183983A (ja
Inventor
Seiichi Yamamoto
Shoji Amano
Iwao Sugano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP20494684A priority Critical patent/JPS6183983A/ja
Publication of JPS6183983A publication Critical patent/JPS6183983A/ja
Publication of JPH0552471B2 publication Critical patent/JPH0552471B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、放射性核種としてポジトロン放出
性核種を用いたCT(コンピユータ・トモグラフ
イ)において散乱線による誤差を補正する方法に
関する。
(ロ) 従来の技術 ポジトロンCTの特長の1つとして吸収補正等
を精度良く実行できるので画像の定量性が高いと
いう点をあげることができる。しかし、被検体内
で散乱した放射線による同時計数(以下散乱同時
計数という)を精度良く補正する方法が現在のと
ころ確立していないため、上記の画像の定量性も
散乱同時計数による誤差を含んだものとならざる
を得ない。
図面を用いて説明すると、第6図に示すよう
に、1つの平面(ここでは紙面)上に多数の放射
線検出器1がリング型に配列されており、このリ
ング型配列の中に被検体2が置かれる。被検体2
の体内には予めポジトロン放出性核種を含む薬物
が投与されており、このポジトロンが消滅すると
きに180°方向に2本のγ線を放射する。今、点P
でポジトロンが消滅し、直線B上に2本のγ線が
180°方向に放出されたとする。すると、この2本
のγ線は直線B上に存在する2つの検出器1に同
時に入射する筈であり、もしもそうなればこの直
線B上の2個の検出器1での同時計数により直線
B上に核種が存在していたことが分る筈である。
ところが、被検体内の点Qで一方のγ線がコンプ
トン散乱により方向が変化し、直線A上にある検
出器1に入射してしまつたとすると、直線A上の
2個の検出器1で同時計数が検出されて、直線A
上に核種が存在していたものとして、この直線A
について1つ計数されることになつてしまう。こ
の他、2本のγ線の両方がコンプトン散乱により
方向変化する場合や一方のγ線が多重散乱により
方向変化を起す場合に同様の誤計数が生じる。
ポジトロンCTでは、一定時間の間、2個の検
出器1の種々の組合わせにおける同時計数を検出
して、それら各組の2個の検出器1を結ぶ各直線
についてその直線の上でポジトロン消滅が起きた
と判断される回数の計数を行なつてデータを得、
これら各直線に関するデータを、その直線の方向
が同じもの同士を集めて1つのプロフアイルデー
タとし、こうして各方向のプロフアイルデータを
形成し、これらのプロフアイルデータに補正フイ
ルタをかけた上で逆投影するなどの、画像再構成
アルゴリズムで処理することによつて、上記の平
面(紙面)における放射性核種の濃度分布画像を
再構成するものであるが、各データには上記のよ
うな散乱同時計数に基づく誤差が含まれることに
なり、その結果、再構成画像の定量性に誤差が含
まれる。
(ハ) 目的 この発明は、散乱同時計数による誤差を精度良
く除去し、ポジトロンCT画像の定量性を向上さ
せるポジトロンCTの補正方法を提供することを
目的とする。
(ニ) 構成 この発明によれば、ポジトロンCTにおいて、
多数の放射線検出器のリング型配列内部のいろい
ろな位置に放射線吸収体を置いて、その位置を通
る各直線上での同時計数に関するデータを求め、
このデータを用いて散乱同時計数の補正を行な
う。
(ホ) 実施例 第1図に示すように、放射線検出器1が多数リ
ング型に配列されている平面(紙面)上におい
て、γ線吸収体3をまず直線A上の点31に置
く。すると、A線上の真の同時計数は、このγ線
吸収体3がγ線を完全に吸収するものであるな
ら、全く検出されない筈である。ところが、B線
上の点Pでポジトロン消滅し一方のγ線が点Qで
コンプトン散乱により方向転換させられたり、C
線上の点Rでポジトロン消滅し一方のγ線が点S
でコンプトン散乱により方向転換させられたりし
て、A線上の2つの検出器1に同時にγ線が入射
することがあり、これにより、同時計数が検出さ
れる。つまり、A線上のものとして検出される同
時計数は散乱同時計数のみと考えることができ
る。
こうして、点31にγ線吸収体3が置かれてい
るときのサイノグラム(生データ)を得ると第2
図のようなグラフが得られる。なおこのサイノグ
ラムはプロフアイルデータの集合とも言うべきも
ので、第4図に示すように、角度θに平行な直線
上の同時計数に関するデータをその直線の位置
(rで表わす)毎に得、これらのデータを横方向
をrとし縦方向を角度θとして並べたものであ
る。この第2図のサイノグラムで、曲線41の部
分はγ線吸収体3を通る直線上でのデータであ
り、本来は零になる筈のところが散乱同時計数の
みを表わしているため、被検体2の中の核種の分
布に対応するデータを表わす他の部分に比べて、
低い値となつている。
また、第3図は、γ線吸収体3を位置32に移
動させたときのサイノグラムを示し、曲線42が
同様にこの位置にあるγ線吸収体3を通る直線上
での同時計数のデータを表わす。このようにγ線
吸収体3を、被検体2の周囲の種々の位置31、
32,33,34,…に置くことによつて、生デ
ータにおける散乱同時計数の分布を種々の位置で
知ることができる。この場合γ線吸収体3を細か
い間隔で移動させれば全ての生データでの散乱同
時計数を得ることができ、粗い間隔で移動させる
場合でも、主な点での散乱同時計数分布を得るこ
とができるので補間計算により全生データでの散
乱同時計数分布を求めることができる。
そして、被検体2の生データから上記の散乱同
時計数の生データを引算すれば、散乱同時計数の
影響が除去されたことになり、この引算後のデー
タを用いて画像再構成することによつて散乱同時
計数が補正された最終画像が得られる。
なお、γ線吸収体3を置いた状態で散乱同時計
数の生データを収集する場合、γ線吸収体3を置
かない状態での被検体2のみのデータ収集は別に
行なうものとして、散乱同時計数のみのデータ収
集として収集するようにしてもよいし、または、
γ線吸収体3を置いた状態で被検体2のデータ収
集を行なうとともに同時に散乱同時計数の生デー
タを収集するようにしてもよい。後者の場合、被
検体2の生データにγ線吸収体3の部分だけデー
タの欠損が生じるので、補間計算によりこの欠け
たデータを再生する必要がある。
また。上記のように被検体2のエミツシヨンデ
ータ収集の際だけでなく、被検体2の周囲にポジ
トロン放出性核種からなるリング型線源を配置し
て被検体2のトランスミツシヨンデータを収集す
ることにより吸収補正用データ収集する際であつ
ても、同様にγ線吸収体3を置き、散乱同時計数
のデータを収集することができる。
さらに、第5図のように、被検体2の周囲の各
位置に多数のγ線吸収体51〜58を同時に置い
て、一度に多数の散乱同時計数を測定するように
してもよい。この場合は、その後にγ線吸収体5
1〜58を全て取り除いて被検体2のみのエミツ
シヨンデータや吸収補正用のトランスミツシヨン
データを収集する。
(ヘ) 効果 この発明によれば、散乱同時計数を実測してそ
の誤差を補正するため、散乱同時計数の影響を精
度良く除去することができ、ポジトロンCT画像
の定量性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を説明するための
概念図、第2図および第3図はそれぞれサイノグ
ラムを示すグラフ、第4図はサイノグラムを説明
するための概念図、第5図は他の実施例を説明す
るための概念図、第6図は従来での問題を説明す
るための概念図である。 1……放射線検出器、2……被検体、3,51
〜58……放射線吸収体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1つの平面内において多数の放射線検出器を
    リング型に配列し、このリング型配列の内部でポ
    ジトロンが消滅するときに180°方向に放射される
    放射線が上記検出器のうちの2個に同時に入射す
    ることを利用して、この同時計数によりどの直線
    上でポジトロンが消滅したかを求めるようにし、
    上記平面内でのあらゆる直線の各々についての同
    時計数に関するデータから、画像再構成法により
    上記平面内におけるポジトロン放出性核種の濃度
    分布画像を再構成するポジトロンCTにおいて、
    上記平面内のリング型配列内部の種々の位置に放
    射線吸収体を置いて、その位置を通る各直線上で
    の同時計数に関するデータを求め、このデータを
    上記データから差し引いて散乱同時計数の補正を
    行なうことを特徴とするポジトロンCTの補正方
    法。
JP20494684A 1984-09-29 1984-09-29 ポジトロンctの補正方法 Granted JPS6183983A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20494684A JPS6183983A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 ポジトロンctの補正方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20494684A JPS6183983A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 ポジトロンctの補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6183983A JPS6183983A (ja) 1986-04-28
JPH0552471B2 true JPH0552471B2 (ja) 1993-08-05

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ID=16498949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20494684A Granted JPS6183983A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 ポジトロンctの補正方法

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4839808A (en) * 1987-05-22 1989-06-13 The University Of Michigan Correction for compton scattering by analysis of energy spectra
US5081581A (en) * 1987-05-22 1992-01-14 The University Of Michigan Correction for Compton scattering by analysis of energy spectra
JP2868059B2 (ja) * 1993-09-30 1999-03-10 株式会社島津製作所 ポジトロンect装置
JP2535762B2 (ja) * 1993-10-14 1996-09-18 東北大学長 陽電子断層撮影装置におけるγ線吸収体による散乱同時計数測定法及び陽電子断層撮影装置
WO2010032163A1 (en) * 2008-09-16 2010-03-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Imaging apparatus including correction unit for scattered radiation

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JPS6183983A (ja) 1986-04-28

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