JPH05520U - 自動車用日除け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 自動車用日除け装置に関するものである。 【構成】 自動車の屋根の上方に空間を有し、側方を開
放した日除け用笠体２を車体にとりつけるようにしたこ
とを特徴とする自動車用日除け装置、および自動車用屋
根の上方に空間Ｓを有し、側方を開放した日除け用笠体
を、車体に吸盤４によってとりつけるようにしたことを
特徴とする自動車用日除け装置、および自動車用屋根の
上方に空間を有し、側方を開放した日除け用笠体を、車
体に設けた適宜の固定手段とそれに適合する固定手段に
よってとりつけるようにしたことを特徴とする自動車用
日除け装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自動車用日除け装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

日中、とくに炎天下において乗用車などを屋外に駐車しておくと車内の温度が 上昇し、乗車する際に車中が異常に熱くなっていて、しばし乗車をためらうこと はよく経験するところである。またこのような場合、車内に幼児を残しておいて 、温度上昇のために生命を脅かすような事故のもとになることも、時折、聞かれ るところである。しかしながら屋外に駐車を余儀なくさせられることはしばしば であり、また大型店舗や催し物の駐車場は多数の車を収容するための日除けを作 ることは現実的には難かしく、そのまま日照下に放置されている現状にある。一 方、従来においてみられる乗用車用のカバーは、車体を保護するために密接、密 閉するものであり、このようにカバーと車体の間に空間がないので、日除けの効 用が充分でなく、そのため車体が異常に熱せられることとなる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は炎天下において乗用車などを屋外に駐車しておくときに、簡易に設 置できる自動車用日除け装置であり、とくに車体が異常に熱されることを防止す ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

自動車の屋根の上方に空間を有し、側方を開放した日除け用笠体を車体にとり つけるようにしたことを特徴とする自動車用日除け装置、自動車用屋根の上方に 空間を有し、側方を開放した日除け用笠体を、車体に吸盤によってとりつけるよ うにしたことを特徴とする前記記載の自動車用日除け装置、自動車用屋根の上方 に空間を有し、側方を開放した日除け用笠体を、車体に設けた適宜の固定手段と それに適合する固定手段によってとりつけるようにしたことを特徴とする前記記 載の自動車用日除け装置の構成とする。

【０００５】

【作用】

この考案の自動車用日除け装置は、自動車にとりつけた際、自動車の屋根の上 方に充分な空間を設けるようにし、また側方部はすべて開放するようにしたので 、日照の熱気が車体に到達せず、また風通しがよく、熱気が具合よく抜けるので 車体が熱せられることがなく保護されることにより、簡易で効率のよい日除け装 置となる。

【０００６】

【実施例】

図１、図２に示すのはこの考案の日除け装置(1) を示すもので、車体(A) の屋 根を覆う大きさの日除け用笠体(2) の四隅に支持桿(3) を取り付け、支持桿(3) の末端には吸盤(4) を取り付けてある。この吸盤(4) の部分を車体の前後のガラ ス部分に吸着させて日除け装置(1) を車体(A) に固定する。支持桿(3) の長さは 加減できるようにするが、屋根の上方には充分な空間(S) が存在するように設定 する。また日除け用笠体(2) の上面は、その形状が平面状あるいは円弧状に形成 する。さらに洋傘状の構成で開くように形成されてもよい。この日除け用笠体(2 ) の材質は合成樹脂シート材、布材、コルク板、木板、発泡スチロールなど断熱 性に富み軽量である材質がよい。支持桿(3) は金属、合成樹脂材製とする。なお 取り付け構造としては前記の吸盤(4) の他に、車体(A) 側になんらかの取り付け 手段、たとえば螺子孔、嵌合孔を設けたり、または取り付け棒、取り付け用鉤な どを設置すれば、それに適合する取り付け手段をこの日除け装置(1) 側に吸盤(4 ) の代わりに設けることにより、適宜、代替できるものである。さらに図３に示 すのは日除け用笠体(2) に延長部分(2')を設けて、全体を前後方向に延長した構 成であり、図４は延長部分(2')を下方に折り曲げるようにした構成であり、これ らの例は一段と日除けの効果が大きい。

【０００７】

【考案の効果】

この考案の自動車用日除け装置は、自動車にとりつけた際、自動車の屋根の上 方に充分な空間を設けるようにし、また側方部はすべて開放するようにしたので 、日照の熱気が車体に到達せず、また風通しがよく、熱気が具合よく抜けるので 車体が熱せられることがなく保護されることにより、携帯用の簡易な日除け装置 となる。すなわちこの日除け装置を、屋外にある自動車の上方に設置することに より、日照が妨げられて、日照による熱気は車体に到達せず、また風通しがよく 、熱気が側方より抜けるので開放的であり、これにより車体が保護されることに よって簡易であり効率のよいところの日除け装置となる。そしてこの日除け装置 は設置が容易であり、また一時、不要になった際とか、移動にあたっても簡易に 格納、搬送できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の日除け装置を自動車に設置した状態
を示す側面図。

【図２】図１の平面図。

【図３】この考案の日除け装置の他の実施例を自動車に
設置した状態を示す側面図。

【図４】この考案の日除け装置のさらに他の実施例を自
動車に設置した状態を示す側面図。

【符号の説明】

(A) 車体 (1) 日除け装置 (2) 日除け用笠体 (3) 支持桿 (4) 吸盤 (S) 空間

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車の屋根の上方に空間を有し、側方
   を開放した日除け用笠体を車体にとりつけるようにした
   ことを特徴とする自動車用日除け装置。
2. 【請求項２】 自動車用屋根の上方に空間を有し、側方
   を開放した日除け用笠体を、車体に吸盤によってとりつ
   けるようにしたことを特徴とする請求項１記載の自動車
   用日除け装置。
3. 【請求項３】 自動車用屋根の上方に空間を有し、側方
   を開放した日除け用笠体を、車体に設けた適宜の固定手
   段とそれに適合する固定手段によってとりつけるように
   したことを特徴とする請求項１記載の自動車用日除け装
   置。