JP3104200U - 車両用日除けシート - Google Patents

Abstract

【課題】夏の時期の屋外駐車は異常なほど車輌室内が高温になるが、その主原因である真上からの直射日光を防ぎ、そのシートの脱着保管を容易にする。
【解決手段】直射日光をまともに受ける車体の上向の部分である、ボンネット、屋根、トランク部分の鉄板と、太陽光線が入り込む前面ガラスと後部ガラスを、本考案の日除けシートで覆うことで、車輌室内の温度上昇を和らげる。シートの構造については、表面は太陽光線を反射させるアルミ箔とし、車体に触れる裏面は、塗装面に傷が付きにくい布製で、ゴム製ロープ２で装着するためシート１の脱着や保管を容易にしている。
【選択図】図１

Description

夏の晴天時に車輌を屋外駐車する際には、直射日光による車輌室内の温度上昇が避けられないが、直射日光を遮断することで車両室内の温度を和らげるための考案である。

現在、車輌室内の温度上昇を抑えるには、アルミ箔を台紙に張った光反射盤を車輌室内にセットし直射日光を遮断するか、車輌のガラス内側に太陽光線を遮断するシール等を張り付けることなどで、その効果は微弱なものである。

車輌の上向き部分（ボンネット・屋根部・トランク）の鉄板部は、直射日光を真正面に受けることで温まり易く、また、前面ガラス・後部ガラスは太陽光線が直接車内に入ってくることで車輌室内の温度を上昇させている、したがって、鉄板部に当たる直射日光やガラス部分から進入する太陽光線を遮断することで、車輌室内の温度上昇を抑える。

本考案のシートを車両のボンネット、前面ガラス、屋根部、後部ガラスとトランク部を覆うことで、直射日光を遮断することで解決する。

本考案のシートは、車輌塗装面に当たる部分を布製にし直射日光の当たる面には、光反射率の高いアルミ箔にすることで、車輌室内の温度上昇を和らげることが出来、ゴムロープ等での装着なので、軽置であり脱着や保管も容易である。また、装着時にはゴムロープによる引張を与えることで風に強く、シートがダブつかないのでスマート感を出せる。
なお、車輌の側面は覆わないので駐車中の車輌への乗り入れが可能であり、長期駐車する場合は掃除しにくい屋根部や車輌の上向き部分の汚れを抑えることも出来る。

本シートの長さは、セダン型、ライトバン型、ワンボックス型等の車輌形体によるところであるが、シート幅に対しては設置する車輌の屋根部の幅より若干狭くし、ゴム製ロープが屋根部の際に乗る形体が理想である。

車輌への装着方法は、人間の使用するマスクの様に矩形シートに一周しているゴム製ロープで、マスクを耳に掛けるように車輌の前面部を「くぐらせ」、ボンネット、全面ガラス、屋根部、後部ガラスとトランク部を覆い、シート後部にある輪の状態のゴム製ロープを、車輌後部にマスクをつける反対側の耳として「くぐらせ」固定する。

本シートに付属しているゴム製ロープには、プラスチックの「くぐらせ棒」が付いており、一人で車輌に装着する時の車輌前面部及び後部の「くぐらせ」を容易にし、装着後には車体の下に入り見えなくなる。なお、保管は巻き取ることで、次回の装着を容易にすることが出来る。

シート利用図 本シートを車輌に装着した状況図である。 平面図 シート装着を示した平面図である。 側面図 シート装着を示した側面図である。 シート構成図 シートの形状を示した図である。

符号の説明

１ 日除けシート
２ ゴム製ロープ
３ 心棒
４ くぐらせ棒

Claims (2)

1. 車両のボンネット部、全面ガラス部、屋根部、後方ガラス部及びトランク部の車輌上面部分を連続して覆う矩形のシートで、特に夏季における真上からの直射日光を避ける目的の車両用日除けシート。
2. 構造は、車両に直接触れる内側は柔らかな布製で、外側にアルミ箔のシートを張り合わせ、左右の長手部分にゴム製ロープを、短い横手部分にはプラスチック製の心棒と成るものを付けることで、着脱と保管を容易にした車両用の日除けシート。

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