JPH067940Y2 - 自動車用日除け - Google Patents

自動車用日除け

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JPH067940Y2
JPH067940Y2 JP1987062351U JP6235187U JPH067940Y2 JP H067940 Y2 JPH067940 Y2 JP H067940Y2 JP 1987062351 U JP1987062351 U JP 1987062351U JP 6235187 U JP6235187 U JP 6235187U JP H067940 Y2 JPH067940 Y2 JP H067940Y2
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JP
Japan
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awning
cabin
cabin roof
automobile
temperature
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JP1987062351U
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JPS63168114U (ja
Inventor
健一 大橋
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健一 大橋
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のキャビンルーフ上部に配設される日
除けに関する。
(従来の技術) 従来、自動車のキャビンルーフは、内側に断熱層が設け
られ、太陽光線によるキャビン内の温度上昇を防止する
ように配慮されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、自動車特に乗用車にあっては、キャビン内の居
住性を良くするために室内容積を大きくする傾向にあ
り、他方、車高を低くして空力特性の向上を図る必要性
から、キャビンルーフの断熱層をあまり厚くすることが
できず、キャビン内の温度上昇の防止にも限度がある。
したがって、乗車中においては、クーラーあるいはエア
コンディショナーにより、キャビン内温度を快適温に調
整していた。
ところが、自動車を炎天下の戸外に駐車した場合など、
キャビン内温度が外気温よりも想像以上に高くなり、乗
車当初は非常に暑く、エアコンディショナーによる空調
が行なわれても適温になるまでには相当の時間を要する
という問題があった。
本考案は、上記のような実情に鑑みてなされたもので、
自動車のキャビン内温度上昇の緩和を図りうる効率のよ
い日除けを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、次のような技術
的手段を講じた。すなわち、本考案の特徴とするところ
は、自動車1のキャビンルーフ3上部に、所定の間隔を
もって支持部材6により取付けられるパネル状の日除け
4であって、上下ボード7,8間に上側からアルミ箔9
及びグラスウール等の断熱材10が介装されて、プレス
により圧着一体化され、中央部材が厚く周縁部分が徐々
に薄くなるように中央部側が上下方向にやや膨らんだ滑
らかなアールを有している点にある。
(作用) 本考案によれば、太陽光線中の熱線は、アルミ箔9によ
り遮断され、自動車のキャビンルーフ3を通ってキャビ
ン内に到達しない。また、上ボード7及びアルミ箔9が
温度上昇しても、グラスウール等の断熱材10によって熱
伝導が防止され、更に下ボード8とキャビンルーフ3と
の間に空間が形成されているため、直接的な伝熱が避け
られる。したがって、キャビンルーフ3の直射日光によ
る昇温を回避でき、キャビン内の温度上昇を緩和するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1〜4図は、本考案の第1実施例を示すもので、1は
自動車、2はキャビン、3はキャビンルーフを示してい
る。4は本考案に係る日除けで、前記キャビンルーフ3
の左右両側に設けられた樋兼補強リブ5に支持部材6に
より所定の間隔をもって着脱自在に取付けられている。
この日除け4は、上ボード7と、下ボード8と、この両
ボード7,8間に介装されたアルミ箔9及びグラスウール
等の断熱材10とからなり、プレス手段により圧着され一
体的に成形されている。なお、アルミ箔の代りにはアル
ミを蒸着したシートを用いても良く、断熱材10としては
発泡スチロールを用いることも可能であり、上・下両ボ
ード7,8は、木製、硬質合成樹脂製、金属製のいずれで
もよく、四周端縁部は接着剤や止金等の手段により固着
されており、この四周端縁部には取付ボルト孔(図示省
略)が複数個設けられている。そして、この日除け4の
厚さは、中央部分を約70mm、四周端縁部を約15mm程度と
し、第5図に示す如く中央部分が上下方向にやや膨らん
だ滑らかなアールを有していることが好ましい。
前記支持部材6は、日除け4を取付ける方形状のL形材
からなる枠体11と、この枠体11の左右両側の前後部に位
置してその上端がボルト等(図示省略)により固着され
た取付脚体12と、前記リブ5の外側下部に係止して取付
脚体12を固定する挟持フック13と、取付脚体12に挟持フ
ック13を固着するボルト14とから構成されている。そし
て、取付脚体12の下端部は、わずかに外方に弯曲され
て、前記リブ5とキャビンルーフ3との間に位置せられ
ており、その上部にボルト14の螺嵌用ねじ孔15が設けら
れている。また、挟持フック13は、前または後側からみ
て略釣針形を呈し、フック先端部13Aが前記リブ5の下
端縁に係止せられるようになっており、上端部には取付
脚体12の前記ねじ孔15に対応してボルト孔16が設けら
れ、前記ボルト14が挿通され螺着せられている。
したがって、この第1実施例においては、ボルト14の着
脱により、日除け4を自動車1のリブ5に簡単に着脱で
きる。なお、日除け4のみを着脱する場合には、枠体11
への取付ボルトの着脱により行なうことができる。
上記第1実施例によれば、日除け4に受けた太陽光線中
の熱線は、アルミ箔9により遮断されて自動車1のキャ
ビンルーフ3を通ってキャビン2内に到達しない。他
方、上ボード7及びアルミ箔9は、直射日光により温度
上昇しても、グラスウール10によって熱伝導が防止さ
れ、しかも下ボード8とキャビンルーフ3との間に空間
が形成されているため、直接的な熱伝導が避けされる。
したがって、キャビンルーフ3の直射日光による昇温が
回避され、キャビン2内の温度上昇も緩和でき、戸外の
陽当りに駐車した場合においても、乗車時にさほど暑さ
は感じないし、エアコンディショナーの始動後短時間で
キャビン2内を適温にすることができる。
第5〜7図は、日除け4の断面形状の異なる例を示して
おり、適宜選択し実施でき、必要に応じ日除け4の四周
端縁を縁金により固定してもよい。
第8〜10図は、本考案の第2実施例を示すもので、日除
け4が固定日除け4Aと、前後の可動日除け4B,4Cとから
構成されている。各日除け4A,4B,4Cは上・下ボード7,8
間に上側からアルミ箔9及びグラスウール等の断熱材10
を介装し、プレスにより圧着一体化しているという基本
的構成はまったく同じであり、また支持部材6を構成す
る枠体11が、両側のチャンネル型材11Aと前後のL型材1
1Bとにより形成された点において第1実施例と異なって
いる。したがって、その他取付脚体12等の第1実施例と
同一構成のものについては、同一符号を付し、説明は省
略する。
なお、前記チャンネル型材11A開口が横向き対向状に配
置せられ、このチャンネル型材11Aの溝内に、可動日除
け4B,4Cが前後方向に摺動自在に嵌装されており、チャ
ンネル型材11Aの両側前後端部には、外側面に可動日除
け4B,4Cの固定ボルト19がそれぞれ螺着されている。ま
た、両可動日除け4B,4Cの内端下面には、抜け止め金具2
0が固着されており、この抜け止め金具20が前記枠体11
を構成する前後のL型材11Bに当接するようにせられて
いる。更に前記チャンネル型材11Aの中央部分には、可
動日除け4B,4Cのストッパー21が固着されており、可動
日除け4B,4Cの内端縁が当接するようになっている。
この第2実施例によれば、必要に応じて、可動日除け4
B,4Cをそれぞれ前・後に引き出しフロントガラス17及び
リヤウインドガラス18上に位置させて固定ボルト19によ
り固定し、不要の際には固定日除け4A下に格納し固定で
きる。本実施例の場合、可動日除け4B,4Cをそれぞれ引
き出しておけば冬期夜間に屋外駐車した場合において、
フロントガラス17及びリヤウインドガラス18に霜や雪が
氷着するのを防止できる。その他、日除け4の着脱操作
については、第1実施例と同様である。
上記両実施例における支持部材6は、単なる一例であっ
て、他の構成のものを採用しうること勿論であり、例え
ば日除け4の上に荷物を積載可能とするための補強部材
を設けてキャリアとしてもよいし特に、枠体11の前後左
右部材を伸縮自在として、自動車1の左右のリブ5間隔
に応じて調整し、種々のキャビンルーフ3の大きさの自
動車に装着できるようにすることが可能である。また、
枠体11の前後部材を省略することもでき、さらには、枠
体11を省略して取付脚体12の上端に直角に折曲してボル
ト孔を設け、日除け4に直接ボルト等により固着しても
よい。
なお、日除け4の適所を、上下方向に貫通するボルト及
びナットにより固定することにより強靱なパネル状とす
ることができる。
(考案の効果) 本考案に係る自動車用日除けは、上述のように構成され
ているので、直射日光は日除け4によって遮ぎられ、キ
ャビンルーフ3に到達しないため、キャビンルーフ3が
直射日光により加熱昇温せしめられることがなく、日除
け4による断熱効果と、日除け4とキャビンルーフ3と
の間の空間の存在により日除け4に与えられた熱がキャ
ビンルーフ3に伝導されることがなく、したがって、キ
ャビン2内の温度を、左右のウインド等から伝導される
外気温度以下に緩和することができ、夏期におけるキャ
ビン2内の極度の昇温を防止し、乗車時当初の不快感を
なくし且つエアコンディショナーによる空調効果を迅速
に発揮せしめ、快適な温度に保持することができる。さ
らに、日除け4としてキャビンルーフ3の前後にはり出
す大きなものを用いれば冬期における霜、雪等がフロン
トガラスあるいはリヤウインドガラスに氷着することも
防止できる。
日除け4は、中央部分が厚く周縁部分が徐々に薄くなる
ように中央部側が上下方向にやや膨らんだ滑らかなアー
ルを有しているので、自動車の走行の際に、日除け4が
大きな空気抵抗になるようなこともなく、空気が日除け
4の上面及び下面に沿ってスムーズに流れるため、風に
よって日除け4を上下両面から効果的に冷却でき、この
点からもキャビンルーフへの熱の伝導を防止できる。上
下ボード7,8間に上側からアルミ箔9及びグラスウール
等の断熱材10を介装されて、プレスにより圧着一体化
されているので、破損しやすいアルミ箔9及び断熱材1
0を上下ボード7,8で確実に保護できて、長期間使用し
ても損傷する恐れがなくなるし、また、外観上の体裁も
非常によくなる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の第1実施例を示すもので、第1図
は自動車への装着状態における横断面図、第2図は全体
概略側面図、第3図は第1図の部分側面図、第4図は要
部の断面拡大図、第5〜7図は断面形状の異なる例を示
す断面図、第8〜10図は本考案の第2実施例を示すもの
で第8図は概略側面図、第9図は自動車への装着状態に
おける正面図、第10図は第8図のX部拡大断面図であ
る。 1…自動車、3…キャビンルーフ、4…日除け、7…上
ボード、8…下ボード、9…アルミ箔、10…断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車1のキャビンルーフ3上部に、所定
    の間隔をもって支持部材6により取付けられるパネル状
    の日除け4であって、上下ボード7,8間に上側からア
    ルミ箔9及びグラスウール等の断熱材10が介装され
    て、プレスにより圧着一体化され、中央部材が厚く周縁
    部分が徐々に薄くなるように中央部側が上下方向にやや
    膨らんだ滑らかなアールを有していることを特徴とする
    自動車用日除け。
JP1987062351U 1987-04-23 1987-04-23 自動車用日除け Expired - Lifetime JPH067940Y2 (ja)

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JPS63168114U JPS63168114U (ja) 1988-11-01
JPH067940Y2 true JPH067940Y2 (ja) 1994-03-02

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JPS57188524U (ja) * 1981-05-27 1982-11-30

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