JPH055173Y2 - - Google Patents

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JPH055173Y2
JPH055173Y2 JP17503487U JP17503487U JPH055173Y2 JP H055173 Y2 JPH055173 Y2 JP H055173Y2 JP 17503487 U JP17503487 U JP 17503487U JP 17503487 U JP17503487 U JP 17503487U JP H055173 Y2 JPH055173 Y2 JP H055173Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は容器蓋に設けたスコア線を破断するこ
とによつて容器蓋を開封するイージーオープン容
器に関する。
(従来の技術) 従来、この種の容器にあつては、例えば、特開
昭60−193837号公報にみられるように、パネル部
の全周縁に垂下状態に連設せる周壁部にパネル部
を開放するためのスコア線を備え、このスコア線
を破断するときに把持するタブを周壁部の下縁に
連なつて設けた容器蓋で容器胴の開口部を密封し
たものが知られている。
このような構成によるときは、スコア線の破断
は、同時に容器蓋の周壁部の接着部分を剥離しな
ければならないので、容器胴とスコア線を引き裂
くために把持したタブとは、比較的強い力で相反
する方向に引き離すことになる。そして、スコア
線の破断の進行に従つて、タブに連なる周壁部が
容器胴から剥離して延び容器胴とタブとの距離が
広がる。更に、スコア線が、その始端と終端とが
不連続であるため、スコア線の破断が終端にまで
進行したときにも、未だ始端と終端との不連続部
分の周壁部は容器胴に接着された状態にあり、こ
の不連続部分の接着を剥離してはじめて容器蓋の
開封が完了する。この最終の不連続部分の周壁部
を容器胴から引き剥がすときに、タブが容器胴か
ら遠く離れた状態で前記の容器胴とタブとを引張
つていた力が急激に開放されるので、このときに
容器胴が動揺して内容物が溢れる不都合がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる不都合を解消し、容器蓋のスコ
ア線を破断して、これを容器胴から分離する際
に、内容物が容器胴の動揺で溢れることを抑制す
ることができるイージーオープン容器を提供しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するためになされた
ものであつて、パネル部の全周縁に垂下して連設
した周壁部の下縁に開封用のタブを設け、且つ該
周壁部に該タブの一側縁側に連なつたスコア線を
設けた容器蓋を、該周壁部で容器胴の開口部に外
嵌して接着したものにおいて、前記容器胴の開口
部外面と前記容器蓋の周壁部内面とを全周に亘つ
て接着して接着部分を形成し、前記スコア線を前
記タブの一側縁側から該タブ上方の周壁部を経て
前記接着部分の上縁より上方に至る第1スコア線
部分と、該第1スコア線部分と接続し前記接着部
分の上縁上方の周壁部に沿つて延びる第2スコア
線部分と、該第2スコア線部分に接続し前記タブ
の背面位置で前記接着部分に延び反転して該接着
部分の上縁上方に延びる第3スコア線部分と、該
第3スコア線部分に接続し前記接着部分の上縁上
方の周壁部に沿つて前記タブの近傍まで延びる第
4スコア線部分とから構成したことを特徴とす
る。
(作用) 以上の手段によれば、前記タブを把持してスコ
ア線を破断して初期開封するとき、第1スコア線
部分から第4スコア線部分の終端まで破断したと
きには、容器蓋は第3スコア線部分の破断部分
で、未だ周壁部の一部が容器胴に接着された状態
にあるとともに第1スコア線部分の始端と第4ス
コア線部分の終端との不連続部分の周壁部が容器
胴と接着状態にあり、容器胴の開口部はパネル部
で被覆されている。この状態でタブを引張つて、
これに連なる周壁部を介して前記不連続部分を剥
離するときには、その背面側にある第3スコア線
部分の破断部分で接着している周壁部の一部を欠
点として行われる。
(実施例) 以下本考案を図面によつて説明する。
第1図ないし第5図は本考案実施の1例を示す
ものである。
図面で、1は容器蓋を示し、容器蓋1は第4図
示のようにテイン・フリー・スチール、アルミニ
ウム等の金属箔2から成り、金属箔2の外面には
例えばポリプロピレン系、ポリエチレン系等の熱
可塑性樹脂被膜3が被覆されたものであつて、容
器蓋1のパネル部4の全周縁に筒形の周壁部5を
垂下状に形成し、更に第1図に示す如くこの周壁
部5の下端に連なつて開封用のタブ6を周壁部5
と一体に形成した。そして容器蓋1の周壁部5に
は第1図に示す如く周壁部5の下縁に設けたタブ
6の一側縁側からスコア線7を周壁部5に設け
た。
図面で8は容器蓋1の内面に施された例えばポ
リオレフイン系、ポリアミド系、ポリエステル系
等の熱接着性樹脂被膜である。
また、9は容器胴を示し、容器胴9は第4図に
示すように開口部10を備えるアルミニウムから
成る所謂、ツーピース缶の筒状の胴部11の内外
面に缶用塗膜12が施されたものである。尚図示
実施例では所謂、ツーピース缶について説明した
が、ブリキ、テーイン・フリー・スチールから成
る所謂スリーピース缶としても良く、更にはコン
ポジツト容器、ガラス容器等であつても良い。
そして図示する実施例では、容器胴9の開口部
10に容器胴9の胴部11より小径のネツクイン
部13を設けると共に、この開口部10に熱接着
性樹脂材から成り断面∩形状の筒状体の補強部材
14を開口部10全周に被覆接着せしめた。該容
器胴9の上側の開口部10の外面15側には前記
容器蓋1の周壁部5の内面16を前記補強部材1
4を介して外嵌すると共に、周壁部5の内面に施
された熱接着性樹脂被膜8と該補強部材14とを
全周に亘つて加熱圧接して接着固定し、容器蓋1
の周壁部5と容器胴9との接着部分17を形成し
た。
また、スコア線7には、タブ6の一側縁側に設
けた切込み6aの延長位置に交叉する第1スコア
線部分7aと、該部分7aに連続してタブ6の上
方を横切つて接着部分17の上縁17aの上方に
延びるスコア線部分7bからなる第1スコア線部
分7a,7bと、更に連続して接着部分17の上
縁17a上方で周壁部5の周方向に延び、初期開
封時に破断される第2スコア線部分7cとを設け
た。該第2スコア線部分7cには、スコア線7が
不連続となるスコア線不連続部分7dを設けた。
該不連続部分7dの引裂き方向の後端側には接
着部分17の上縁17aの下方から上方に向つて
延びるスコア線部分7eを設けた。
更に、該第2スコア線部分7cに連続して第2
図及び第3図示のようにタブ6の背面位置におい
て接着部分17に向つて延び該接着部分17で反
転して接着部分17の上縁17aの上方に至る第
3スコア線部分7fを設けた。そして、該第3ス
コア線部分7fに連続して周壁部5の周方向に延
びて前記タブ6の一側端側に至る第4スコア線部
分7gを接着部分17の上縁17a上方に設け
た。
従つて、第1スコア線部分7a,7bの始端と
第4スコア線部分7gの終端とは不連続となつて
いる。
これらの各スコア線部分7a〜7gは、いずれ
も周壁部5表面の熱可塑性樹脂被膜3をレーザー
光線照射等の手段で排除して形成した。
次に発泡性飲料を内容物として用いたときの前
記実施例開封操作について説明する。まず、タブ
6を掴み、斜目上方(第1図示の矢印方向)に引
張ると、タブ6の一側縁側に設けた切込み6aが
第1スコア線部分7aに接続してスコア線部分7
bまで破断が進行し、次いで第2スコア線部分7
cまで連続してスコア線7が破断されるが、不連
続部分7dで一旦、破断の進行が抑制され又は停
止される。
その後、この不連続部分7dを破断して第3ス
コア線部分7e側まで破断を進行させるために
は、もう一度、引張る動作を行わなければならな
くなる。この際、この引張操作の一時中断または
遅延の際にすでに破断された第2スコア線部分7
cは、容器胴9内と連通しているので容器胴9内
の内圧ガスは限定的に開封された第2スコア線部
分7cの間隙から徐々にスニツフされる。
また、この初期開封の際に容器胴9が動揺して
も、内容物の飛び出しはこの部分的に開封された
第2スコア線部分7cの一部からのみである。
次いで、不連続部分7dの破断を進行させると
その破断は接着部分17と不連続部分7dとによ
つて接着部分17の上縁17aの下方に破断が進
行することがあるが、第3スコア線部分7e側に
接続し、第2スコア線部分7cの残余の破断が進
行する。
更に破断が進行すると、その破断は第3スコア
線部分7fに進み、更に第4スコア線部分7gに
進む。
そして、第4スコア線部分7gの破断が完了し
たとき、第1図示のように該第4スコア線部分7
gの終端が第1スコア線部分7a,7bの始端と
不連続であるため、この不連続部分で周壁部5が
パネル部4に連続しているので、第5図示のよう
に、これを引き上げる。このとき、該周壁部5と
対向位置において容器胴9に未だ第3スコア線部
分7fの周壁部5の残部5aが接着されたままで
あるので、該残部5aを支点として容器胴9の方
向に剥離して全面開口する。
従つて、容器蓋1と容器胴9との分離は、相反
する方向に引張ることを必要としない。このた
め、従来のように、容器胴9を引張つていた力が
急激に解放されたときに生じるような容器胴9の
動揺を避けることができ、この動揺によつて容器
胴9から内容物が飛び出すようなことを防止でき
る。
また、前記実施例の如く、第2スコア線部分7
c及び第4スコア線部分7gが接着部分17の上
縁17aの上方に設けられている場合には、不連
続部分7d及び第3スコア線部分7fは前記スコ
ア線部分7c,7gの不用意な破断を抑制する。
更に、前記のように容器胴9から容器蓋1を分
離するまでは、スコア線7が全部破断されてもパ
ネル部4が容器胴9の開口部10を被覆している
ので、容器胴9が開封操作の際に万一動揺しても
内容物の溢れるのを抑制する。
第1スコア線部分7bから不連続部分7dに至
るまでの第2スコア線部分7cは、比較的に短か
い長さとするのが好ましく、この部分が長くなる
と初期開封の領域が大となつて、内容物が発泡飲
料のときは容器胴9内部と外気との急激な大幅の
連通による大きな音が発生するようになる。
前記実施例では容器蓋1を金属箔2に熱可塑性
樹脂被膜3,8を被覆して形成したものを示した
がアルミニウム等の常用の金属製容器蓋であつて
もよい。また、容器胴9に金属製容器胴を用いた
ものを示したが、紙を主体とした筒状の胴部の内
外面に熱接着性樹脂被膜が施されたものを用いて
もよい。
このように、容器胴9が紙製容器胴から成るコ
ンポジツト缶の場合には、容器蓋1を容器胴9と
共に焼却することが出来て、廃棄処理問題が生じ
ない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案による
ときは、スコア線を破断して容器蓋を開封する際
に、スコア線をその終端まで破断してパネル部を
容器胴から剥離するときに、容器蓋は第3スコア
線部分の破断部分で、未だ周壁部の一部が容器胴
に接着された状態にあるとともにこれと対向位置
にある第1スコア線部分の始端と第4スコア線部
分の終端との不連続部分の周壁部が容器胴と接着
状態にあり、この第3スコア線部分の破断部分で
接着されている周壁部の一部を支点として前記不
連続部分の剥離を行うことになるので、このとき
容器胴が動揺することが少なく内容物が溢れるこ
とを抑制することができるイージーオープン容器
を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
図示するものは、本考案の実施の一例を示すも
ので第1図はその正面図、第2図は第1図の右側
面図、第3図は第1図の背面図、第4図は第1図
の−線断面図、第5図は開封状態を示す説明
図である。 1……容器蓋、2……金属箔、3……熱可塑性
樹脂被膜、4……パネル部、5……周壁部、6…
…タブ、7……スコア線、7a,7b……第1ス
コア線部分、7c……第2スコア線部分、7f…
…第3スコア線部分、7g……第4スコア線部
分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネル部の全周縁に垂下して連設した周壁部の
    下縁に開封用のタブを設け、且つ該周壁部に該タ
    ブの一側縁側に連なつたスコア線を設けた容器蓋
    を、該周壁部で容器胴の開口部に外嵌して接着し
    たものにおいて、前記容器胴の開口部外面と前記
    容器蓋の周壁部内面とを全周に亘つて接着して接
    着部分を形成し、前記スコア線を前記タブの一側
    縁側から該タブ上方の周壁部を経て前記接着部分
    の上縁より上方に至る第1スコア線部分と、該第
    1スコア線部分と接続し前記接着部分の上縁上方
    の周壁部に沿つて延びる第2スコア線部分と、該
    第2スコア線部分に接続し前記タブの背面位置で
    前記接着部分に延び反転して該接着部分の上縁上
    方に延びる第3スコア線部分と、該第3スコア線
    部分に接続し前記接着部分の上縁上方の周壁部に
    沿つて前記タブの近傍まで延びる第4スコア線部
    分とから構成したことを特徴とするイージーオー
    プン容器。
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JP6365342B2 (ja) * 2015-02-24 2018-08-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 レーザー光の照射による蓋の製造方法、及び当該蓋を備えた容器の製造方法

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