JPH055170Y2 - - Google Patents

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JPH055170Y2
JPH055170Y2 JP9677186U JP9677186U JPH055170Y2 JP H055170 Y2 JPH055170 Y2 JP H055170Y2 JP 9677186 U JP9677186 U JP 9677186U JP 9677186 U JP9677186 U JP 9677186U JP H055170 Y2 JPH055170 Y2 JP H055170Y2
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score line
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tab
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JP9677186U
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスコア線を破断することによつて開封
するイージーオープン容器に関する。
(従来の技術) 従来、この種の容器にあつては、容器胴の開口
部にパネル部の全周縁に垂下状態に連設せる周壁
部にスコア線を備え、このスコア線を破断すべき
タブを周壁部の下縁に連なつて設けた肉厚の金属
製容器蓋を密封したものは知られている。
そこで肉厚の容器蓋の代りに、容器蓋を肉薄の
金属箔と、この金属箔の外面に被覆される熱可塑
性樹脂層とで構成し、この容器蓋の周壁部の内面
を容器胴の開口部に外嵌し接着した接着部分を形
成し、この接着部分の上縁より上方で、該周壁部
の熱可塑性樹脂層にのみスコア線を設けることが
考えられる。
しかしながらこのような構成よるときは、スコ
ア線が設けられた位置の周壁部の内面は容器胴の
開口部に接着されていないので、開封すべくタブ
を引張つてスコア線を破断させる際、タブを引張
つて行う初期開封に続くスコア線の破断が連続し
て行い易く、容器内の内容物が果汁、コーヒー等
の場合には実用上支障なく用いられる。しかし内
容物がビール、炭酸飲料水等のように内圧が高め
るものの場合には初期開封においてスニツフ所謂
息ぬきが充分に行われないで残りのスコア線の破
断が行われる。従つて容器蓋の開封終了と同時に
内圧を高める内容物が吹き出し易く、特に20℃以
上の高い温度では著しく吹き出すという問題があ
り、また容器を落した場合、ときには落下時の衝
撃で容器蓋のスコア線が不用意に破断し内容物が
漏洩するという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる従来の問題を解消し、容器胴の
開口部を密封する容器蓋の金属箔に直接スコア線
を設けずにスコア線が不用意に破断することなく
安定した開封性を備え、特に内容物が内圧を高め
るものであつても初期開封時にスニツフを確実に
行うことが出来るイージーオープン容器を提供し
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するためになされた
ものであつて、パネル部の全周縁に垂下して連設
した周壁部の下縁に開封用のタブを設け、このタ
ブの一側縁に連なつて周壁部にスコア線を設けた
容器蓋を用い、その周壁部を容器胴に外嵌して接
着したものにおいて、前記容器蓋を金属箔と、こ
の金属箔の外面に被覆した熱可塑性樹脂層とを以
つて形成し、容器胴の外面に容器蓋の周壁部内面
を全周に亘つて接着した接着部分を形成し、前記
スコア線をタブの一側縁から周壁部を経て前記接
着部分の上縁より上方で反転して接着部分に向う
折返部を介して接着部分の上縁より下方に至る第
1スコア線と、第1スコア線に連なり接着部分の
上縁より下方で周壁部の周方向に延び第1スコア
線近傍に至る第2スコア線とで構成すると共に、
両スコア線を周壁部の熱可塑性樹脂層のみを排除
して設けたことを特徴とする。
(実施例) 以下本考案を図面によつて説明する。
第1図ないし第3図は本考案実施の1例を示す
ものである。
図面で、1は容器蓋を示し、容器蓋1は第2図
示のようにテイン・フリー・スチール、アルミニ
ウム等の金属箔2から成り、金属箔2の外面には
例えばポリプロピレン系、ポリエチレン系等の熱
可塑性樹脂層3が被覆されたものであつて、容器
蓋1のパネル部4の全周縁に筒形の周壁部5を垂
下状に形成し、更に第1図に示す如くこの周壁部
5の下端に連なつて開封用のタブ6を周壁部5と
一体に形成した。そして容器蓋1の周壁部5には
第1図に示す如く周壁部5の下縁に設けたタブ6
の一側縁6aに連ねてスコア線7を設けた。
図面で8は容器蓋1の内面に施された例えばポ
リオレフイン系、ポリアミド系、ポリエステル系
等の熱接着性樹脂被膜である。
また、9は容器胴を示し、容器胴9は第2図お
よび第3図に示すように開口部10を備えるブリ
キ、テイーン・フリー・スチールから成るいわゆ
るスリーピース缶の筒状の胴部11の内外面に缶
用塗膜12が施されたものである。尚図示実施例
では所謂スリーピース缶について説明したが、ア
ルミニウム、ブリキから成る有底筒状の所謂ツー
ピース缶としても良い。
そして図示する実施例では、容器胴9の開口部
10に容器胴9の胴部11より小径のネツクイン
部13を設けると共に、この開口部10に熱接着
性樹脂材から成り断面略∩形状の開口部10全周
に亘る筒状体の補強部材14を被覆接着せしめ、
容器胴9の上側の開口部10の外面15側に前記
構成の容器蓋1の周壁部5の内面16を前記補強
部材14を介して外嵌すると共に、周壁部5の内
面から下縁に亘つて容器蓋1の内面に施された熱
接着性樹脂被膜8と該補強部材14とを全周に亘
つて接着固定して、容器蓋1の周壁部5と容器胴
9との接着部分17を形成した。
またスコア線7をタブ6の一側縁6aから斜め
方向に延び周壁部5を経て容器蓋1と容器胴9と
の接着部分17の上縁17aより上方で反転して
接着部分17に向う折返部7aを介して接着部分
17の上縁17aより下方に至る第1スコア線7
bと、この第1スコア線7bに連なり接着部分1
7の上縁17aより下方で周壁部5の周方向に延
び第1スコア線7b近傍に至る第2スコア線7c
とで構成した。
この両スコア線7b,7cは第2図および第3
図に示す如く金属箔2の外面に被覆した前記熱可
塑性樹脂層3のみに例えば加熱した刃を当接させ
て該樹脂層3の排除して形成した。
尚、前記スコア線7の形成においては該樹脂層
3の一部のみを排除させたものであつても良い。
前述の容器を開封するときは、タブ6を掴み上
方(第1図示の矢印方向)に引張るとタブ6の一
側縁6aに連なる第1スコア線7bをその折返部
7aの頂点近傍まで破断して該折返部7aから接
着部分17の上縁17aに亘る周壁部5に第1オ
ープン部18を開封し、その状態で第1スコア線
7bの折返部7aおよび残りの第1スコア線7b
と、この第1スコア線7bに連なる第2スコア線
7cとを破断して第2スコア線7cより上方の周
壁部5に第2オープン部19を開封する。従つて
周壁部5の開封を折返部7aを介して二段階に分
けて行い得るので、第1オープン部18の開封を
折返部7aで停止出来て、容器内の内容物が内圧
を高めるものであつても最初に開封した第1オー
プン部18で内容物のスニツフを確実に行うこと
が出来る。また第1オープン部18の開封時点で
タブ6を掴んだ手の手首の捻りを一旦停止するこ
とが出来るから、開封された第1オープン部18
に続く第2オープン部19の開封を行う際残りの
第1スコア線7bと第2スコア線7cとの破断を
確実にかつ容易に行うことが出来て、安定した開
封性が得られる。従つて、第1オープン部18の
開封で内容物のスニツフを行うことが出来るの
で、容器蓋を開封し終つた時点での内容物の内圧
による吹出しを防止することが出来る。
更に折返部7aを除いた第1スコア線7bと第
2スコア線7cとを容器蓋1の周壁部5と容器胴
9との接着部分17の上縁17aより下方位置に
設けたので容器蓋1に落下よる衝撃等の外圧が加
えられてもスコア線7が破断することがないため
容器内の内容物の漏洩を防止することが出来る。
次に本考案品と、容器蓋の周壁部と容器胴の接着
部分の上縁より上方位置に周壁部の熱可塑性樹脂
層のみを排除して、タブの一側縁に連なつて周壁
部の全周に亘つてスコア線を設けた比較品との
夫々に内容物を充填し、各容器を傾斜角45°で高
さ80cmの位置よりの落下を2回繰返し、内容物の
漏洩を調査した結果、本考案品は試験19缶に一切
漏洩が認められなかつたのに対して、比較品に試
練19缶中6缶に漏洩が認められた。従つて本考案
品は優れた耐落下強度を有することが確認され
た。
また第1スコア線7bに折返部7aを設けたの
で、第1図示のようにタブ6の一側縁6aが折返
部7aに至る第1スコア線7bと、タブ6の下端
部6bから他側縁6cに至る下縁6dとを平行に
形成することが出来る。従つてタブ6をひねる等
の無理することなく引張ることが出来るから第1
スコア線7bの破断をタブがひきちぎれることな
く確実にかつ容易に行うことが出来る。
更にスコア線7の形成も周壁部5の該樹脂層3
のみに例えば加熱した刃を当接させ該樹脂層3の
みを排除するだけであるからスコア線7を容易に
所定の深さに形成することが出来る。従つてタブ
6を上方に引張ることによつてスコア線7に沿つ
て金属箔2の破断が行なわれ安定した開封性が得
られる。
また、前記実施例において、容器胴9に金属製
容器胴を用いたものを示したが、紙を主体とした
筒状の胴部の内外面に熱接着性樹脂被覆が施され
たものを用いてもよい。
このように、容器胴9が紙製容器胴から成るコ
ンポジツト缶の場合には、容器蓋1を容器胴9と
共に焼却することが出来て、廃棄処理問題が生じ
ない。
(考案の効果) このように本考案によるときは、容器蓋を金属
箔と、この金属箔の外面に被覆した熱可塑性樹脂
層とを以つて形成し、容器胴の外面に容器蓋の周
壁部内面を全周に亘つて接着した接着部分を形成
し、前記スコア線をタブの一側縁から周壁部を経
て前記接着部分の上縁より上方で反転して接着部
分に向う折返部を介して接着部分の上縁より下方
に至る第1スコア線と、第1スコア線に連なり接
着部分の上縁より下方で周壁部の周方向に延び第
1スコア線近傍に至る第2スコア線とで構成する
と共に、両スコア線を周壁部の熱可塑性樹脂層の
みを排除して設けたものである。従つて、容器蓋
の周壁部の開封を、第1スコア線の折返部までの
破断による最初の開封と、折返部から残りの第1
スコア線および第2スコア線の破断による後半の
開封との二段階に分けて行うので、最初の開封を
第1スコア線の折返部で停止させることが出来る
から容器内の内容物が内圧を高めるものであつて
も最初に開封した周壁部から内容物のスニツフを
行うことが出来、続く後半の開封を確実にかつ容
易に行うことが出来るから容器蓋の開封終了時に
容器内の内容物の飛び出し、或いは内容物の内圧
防止することが出来、更に折返部を除いた第1ス
コア線と第2スコア線とを容器蓋の周壁部と容器
胴との接着部分の上縁より下方に設けたので、容
器蓋に落下等による衝撃が加えられても内容物が
漏洩することのない優れた耐落下強度を有するイ
ージーオープン容器を提供することが出来るの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施の1例を示す正面図、第
2図は第1図の−線拡大截断面図、第3図は
第1図の−線拡大截断面図である。 1……容器蓋、2……金属箔、3……熱可塑性
樹脂層、4……パネル部、5……周壁部、6……
タブ、5……タブの一側縁、7……スコア線、7
a……折返部、7b……第1スコア線、7c……
第2スコア線、9……容器胴、15……容器胴の
外面、16……周壁部の内面、17……接着部
分、17a……接着部分の上縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネル部の全周縁に垂下して連設した周壁部の
    下縁に開封用のタブを設け、このタブの一側縁に
    連なつて周壁部にスコア線を設けた容器蓋を用
    い、その周壁部を容器胴に外嵌して接着したもの
    において、前記容器蓋を金属箔と、この金属箔の
    外面に被覆した熱可塑性樹脂層とを以つて形成
    し、容器胴の外面に容器蓋の周壁部内面を全周に
    亘つて接着した接着部分を形成し、前記スコア線
    をタブの一側縁から周壁部を経て前記接着部分の
    上縁より上方で反転して接着部分に向う折返部を
    介して接着部分の上縁より下方に至る第1スコア
    線と、第1スコア線に連なり接着部分の上縁より
    下方で周壁部の周方向に延び第1スコア線近傍に
    至る第2スコア線とで構成すると共に、両スコア
    線を周壁部の熱可塑性樹脂層のみを排除して設け
    たことを特徴とするイージーオープン容器。
JP9677186U 1986-06-26 1986-06-26 Expired - Lifetime JPH055170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9677186U JPH055170Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9677186U JPH055170Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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Publication Number Publication Date
JPS633966U JPS633966U (ja) 1988-01-12
JPH055170Y2 true JPH055170Y2 (ja) 1993-02-10

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9677186U Expired - Lifetime JPH055170Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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JPS633966U (ja) 1988-01-12

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