JPH0551531U - 歯車形削り盤のワーク振れ監視装置 - Google Patents

歯車形削り盤のワーク振れ監視装置

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JPH0551531U
JPH0551531U JP11038291U JP11038291U JPH0551531U JP H0551531 U JPH0551531 U JP H0551531U JP 11038291 U JP11038291 U JP 11038291U JP 11038291 U JP11038291 U JP 11038291U JP H0551531 U JPH0551531 U JP H0551531U
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JP
Japan
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work
amount
gear cutting
gauge sensor
shake
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Pending
Application number
JP11038291U
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English (en)
Inventor
茂 周治
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの取付不良による加工不良を予防して
歯車形削り盤の加工効率を向上させる。 【構成】 歯車形削り盤2のワークテーブル3により回
転可能に支持されたワーク4の外周面の振れ量に応答す
る信号を出力するゲージセンサ11を設け、このゲージ
センサ11によって検出された振れ量が予め定めた許容
範囲内であるか否かを判定する判定手段14及び、この
判定手段14による判定結果を表示する表示手段15を
設ける。 【作用】 歯切加工される状態でのワーク4の実際の振
れ量が許容範囲を超えているか否かが表示手段15に表
示されるために、取付不良を容易に知ることができ、取
付不良による加工不良が予防される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は歯車形削り盤のワーク振れ監視装置に係り、詳しくは、歯車形削り盤 のワークテーブルにワークが所定の精度で取付けられているか否かを監視する装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歯車形削り盤により加工された歯車が所定の精度に加工されているか否かを判 定するために、従来は加工後に検査を行なっていた。しかしながら、歯切加工の 品質特性のうち、歯厚誤差及び歯溝振れ誤差の大きさは、特に歯切加工時におけ るワークの振れに大きく左右される。
【0003】 また、ワーク自体の仕上げ精度が許容範囲内であったとしても、このワークを 歯車形削り盤のワークテーブルに取付けるに際してチャック部等に切りくず等が 付着し、あるいは、チャック部等に摩耗が生じてワークの取付精度が低下した場 合は、ワークの振れ量が実質的に許容範囲を超えてしまうことがある。従って、 このような取付不良の状態に気付かないまま歯切加工した場合は、歯厚誤差ある いは歯溝振れ誤差等が許容値より大きくなってしまうために、従来のように加工 後に検査を行なった場合はワークの取付不良に基づく加工不良を防止できないと いう不具合があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような実情に鑑みてなされたものであって、ワークの取付不良に よる加工不良を予防して歯車形削り盤の加工効率を向上させることを課題として いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、歯車形削り盤のワークテーブルにより回 転可能に支持されたワークの外周面の振れ量に応答する信号を出力するゲージセ ンサを設け、このゲージセンサによって検出された振れ量が予め定めた許容範囲 内であるか否かを判定する判定手段及び、この判定手段による判定結果を表示す る表示手段を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
歯切加工を行なうに際してワークを歯車形削り盤のワークテーブルに取付けて 回転させると、加工される状態でのワークの振れ量の最小値と最大値に応答した 信号がゲージセンサから出力される。判定手段は前記ゲージセンサから出力され た最小値と最大値に応答する信号に基づいてワークの振れ量を算出し、この算出 値と予め記憶されている許容値とを比較する。
【0007】 算出された振れ量が許容値より小さいときは判定手段からOK信号が出力され るが、算出された振れ量が許容値より大きいときは判定手段からNG信号が出力 される。表示手段は判定手段から出力された信号の内容をランプ、あるいは音響 等で表示し、必要に応じて振れ量を数値等で表示することができるために、この 表示手段の表示内容から加工される状態でのワークの振れ量が許容範囲内である か否かを容易に知ることができる。
【0008】 なお、ワークの振れ量が許容範囲内であるときは引き続き歯切工程に移行し、 振れ量が許容範囲を超えているときは歯切工程への移行を中断してワークを交換 し、もしくはワークを取付け直して再び振れ量の測定を行なうために、いわゆる 取付不良を原因とする加工不良を予防できる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。図1は本考案に係る歯車形削り盤の一実施 例を示す要部の側面図、図2は本考案を適用する歯車形削り盤の具体例を示す側 面図であり、ピニオンカッタ1を備えた縦形の歯車形削り盤2のワークテーブル 3にワーク4が取付けられる。
【0010】 ワーク4は、ワークテーブル3に設けられた下部沈みセンター5と上部クイル センター6とで位置決めされて図示しないコレットチャックでクランプされてワ ークテーブル3とともに回転される。なお、このような歯車形削り盤2の基本構 成及び作用は従来公知であるのでその詳細な説明を省略する。
【0011】 前記上部クイルセンター6を取付けたテーブルサドル7の上面に突設したスタ ッド8の側面にはブラケット9を介して前後方向に沿うガイド10を取付けてい る。そして、ガイド10に摺動自在に取付けたゲージセンサ11と前記ブラケッ ト9とをエアシリンダ12を介して結合することにより、このエアシリンダ12 を伸縮作動させるとゲージセンサ11がワーク4に向って進退移動するようにし ている。また、前記ゲージセンサ11にはワーク4の外周面に摺動自在に当接す るセンサロッド13を設けており、このセンサロッド13の出没量に応答した信 号を判定手段14に出力するようになっている。
【0012】 判定手段14は、ゲージセンサ11から出力された信号に基づいてセンサロッ ド13の突出量の最小値及び最大値を算出し、この最小値と最大値とに基づいて ワーク4の振れ量を算出する。そして、算出された実際の振れ量と予め記憶され ている許容値とを比較し、測定された振れ量が許容値より小さいときはOK信号 を出力し、測定された振れ量が許容値より大きいときはNG信号を出力する。
【0013】 表示手段15にはOKランプ16、NGランプ17及びNGブザー18等が設 けられており、前記判定手段14からOK信号が出力されたときはOKランプ1 6を点灯させるが、判定手段14からNG信号が出力されたときはNGランプ1 7を点灯させるとともにNGブザー18を作動させる。19は判定手段14に許 容値を設定する設定ボタン、20は設定された許容値を数値で表示する表示窓、 21は起動ボタン、22は非常停止ボタン、23は算出された実際の振れ量を数 値で表示する表示窓であり、前記判定手段14から出力されたOK信号を歯車形 削り盤2の制御盤24に起動信号として供給するようにしている。
【0014】 以上のような構成になる歯車形削り盤のワーク振れ監視装置において、歯車形 削り盤2のワークテーブル3にワーク4を取付けて起動ボタン21を操作すると 、エアシリンダ12が伸長作動してゲージセンサ11をワーク4に接近移動させ る。ゲージセンサ11に設けたセンサロッド13の先端がワーク4の外周面に当 接するとエアシリンダ12が停止する。また、センサロッド13がワーク4に当 接した後もエアシリンダ12が僅かに伸長し、この伸長量に相当する寸法だけセ ンサロッド13がゲージセンサ11内に没入し、このセンサロッド13の没入量 に対応する信号がゲージセンサ11から判定手段14に供給される。
【0015】 判定手段14はゲージセンサ11からエアシリンダ10が停止した時点におい て供給された信号をゼロ点として記憶する。そして、エアシリンダ10の停止に ともなってワークテーブル3が回転駆動され、ワーク4の外周面の振れに応答し てセンサロッド13が出没作動してこのセンサロッド13の位置(出没量)に対 応する信号がゲージセンサ11から出力され、ワークテーブル3(ワーク4)が 一回転した時点でエアシリンダ12を短縮作動させてゲージセンサ11を後退移 動させてセンサロッド13をワーク4から離間させる。
【0016】 また、判定手段14はこのようにゲージセンサ11から出力された信号に基づ いてセンサロッド13の突出量の最大値と最小値を記憶し、この最大値と最小値 に基づいてワーク4の振れ量を算出して表示窓23に表示する。そして、このよ うにして算出された実際の振れ量と予め設定されている許容値とを比較し、実際 の振れ量が許容値より小さいときはOK信号を出力してOKランプ16を点灯作 動させるとともに、歯車形削り盤2の制御盤24に起動信号を供給して歯切工程 を開始させる。
【0017】 ところが、算出された実際の振れ量が許容値より大きいときは判定手段14か らNG信号が出力されるために、歯車形削り盤2の制御盤24に起動信号が出力 されず、歯切工程が開始されない。なお、このようにNG信号が出力されたとき はNGランプ17及びNGブザー18が作動して振れ量が許容値を越えているこ とを報知するために、直ちにワーク4を交換し、またはワーク4を取付け直して 再び起動ボタン21を操作して振れ量の測定を行なえばよい。
【0018】 上記実施例では、予め記憶させた許容値及び実際に測定された振れ量をそれぞ れ表示窓20,23に数値で表示するとともに、判定結果の内容をランプ16, 17及びブザー18で表示するようにしているが、表示手段15の具体構成は実 施例に限定されない。また、実施例ではゲージセンサ11にセンサロッド13を 設け、このセンサロッド13の先端をワーク4の表面に当接させてワーク4を回 転させることにより、ワーク4の振れにともなってセンサロッド13を出没作動 させて振れ量を測定するようにしているが、ワーク4の振れ量を非接触で測定す ることもできる。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、歯車形削り盤に取付けられた ワークの実際の振れ量を測定し、この測定値が許容の範囲内であるか否かを表示 するようにしているために、ワーク自体の製造誤差による振れ量が大きいときは もとより、取付不良による振れ量が大きいときにもこれを的確に把握できるため に、いわゆる取付不良を原因とする加工不良を予防して歯車形削り盤の加工効率 を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る歯車形削り盤の一実施例を示す要
部の側面図である。
【図2】本考案を適用する歯車形削り盤の具体例を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 歯車形削り盤 3 ワークテーブル 4 ワーク 11 ゲージセンサ 12 エアシリンダ 13 センサロッド 14 判定手段 15 表示手段 16 OKランプ 17 NGランプ 18 NGブザー 19 設定ボタン 20 表示窓 21 起動ボタン 22 非常停止ボタン 23 表示窓

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯車形削り盤のワークテーブルにより回
    転可能に支持されたワークの外周面の振れ量に応答する
    信号を出力するゲージセンサと、該ゲージセンサを介し
    て検出された振れ量が予め定めた許容範囲内であるか否
    かを判定する判定手段と、該判定手段による判定結果を
    表示する表示手段とを備えてなる歯車形削り盤のワーク
    振れ監視装置。
JP11038291U 1991-12-16 1991-12-16 歯車形削り盤のワーク振れ監視装置 Pending JPH0551531U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11038291U JPH0551531U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 歯車形削り盤のワーク振れ監視装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11038291U JPH0551531U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 歯車形削り盤のワーク振れ監視装置

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JPH0551531U true JPH0551531U (ja) 1993-07-09

Family

ID=14534393

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11038291U Pending JPH0551531U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 歯車形削り盤のワーク振れ監視装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000517247A (ja) * 1996-03-29 2000-12-26 ザ グリーソン ワークス 機械加工のための加工物を評価する方法
WO2008099714A1 (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 歯合わせ装置及び歯車加工機械

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JP2000517247A (ja) * 1996-03-29 2000-12-26 ザ グリーソン ワークス 機械加工のための加工物を評価する方法
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