JPH0551414A - 新規プロピレン系共重合体およびその製造方法 - Google Patents

新規プロピレン系共重合体およびその製造方法

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JPH0551414A
JPH0551414A JP21573991A JP21573991A JPH0551414A JP H0551414 A JPH0551414 A JP H0551414A JP 21573991 A JP21573991 A JP 21573991A JP 21573991 A JP21573991 A JP 21573991A JP H0551414 A JPH0551414 A JP H0551414A
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一美 水谷
Tetsunosuke Shiomura
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】プロピレンおよび少なくとも一種の炭素数6〜
25の一つの末端二重結合および一つ内部二重結合を有
する分岐アルカジエンからなり、13C−NMRで測定し
たシンジオタクチックペンタッド分率が0.5以上であ
り、上記アルカジエンの含有率が0.01〜30モル%
であり、135℃のテトラリン溶液で測定した極限粘度
〔η〕が0.01〜10dl/gである実質的にシンジ
オタクチック構造を有する新規プロピレン系共重合体お
よびその製造方法。 【効果】このプロピレン系共重合体は容易に変性できる
ため種々の用途に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規プロピレン系共重合
体およびその製造方法に関する。詳しくはプロピレンと
特定のアルカジエンとの共重合体に関する。さらに詳し
くは主としてシンジオタクチック構造を有するプロピレ
ン−アルカジエン共重合体に関する。
【0002】
【従来技術】特開平2−41303号公報、特開平2−
41305号公報等に記載されているシンジオタクチッ
クポリプロピレンはシンジオタクティシティーが高く、
物性的にも優れたポリマーであるが、接着性、染色性が
低いという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは先に、環
状ジオレフィンあるいは直鎖上ジオレフィンとプロピレ
ンを共重合することにより、ポリマー中に二重結合を導
入し、上記課題を解決できることを見出し出願に到って
いるが、環状ジオレフィンをコモノマーとして使用する
ことにより重合活性の低下、および生成ポリマーの分子
量の低下などが起こり、本来有するシンジオタクチック
ポリプロピレンの良好な物性を低下させるという問題点
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決し、優れた物性を有するシンジオタクチックプロピ
レン−ジエン共重合体について鋭意検討した結果、特定
のアルカジエンをコモノマーとして用いることにより、
前述の目的が達成されることを見出し本発明を完成する
に到った。
【0005】すなわち本発明は、プロピレンおよび少な
くとも一種の炭素数6〜25の一つの末端二重結合およ
び一つ内部二重結合を有する分岐アルカジエンからな
り、13C−NMRで測定したシンジオタクチックペンタ
ッド分率が0.5以上であり、上記アルカジエンの含有
率が0.01〜30モル%であり、135℃のテトラリ
ン溶液で測定した極限粘度〔η〕が0.01〜10dl
/gである実質的にシンジオタクチック構造を有する新
規プロピレン系共重合体を提供し、さらに本発明は、
(A)一般式〔I〕(化2)
【0006】
【化2】 (ここで、A1 ,A2 はシクロペンタジエニル基、イン
デニル基、フルオレニル基、またはそれらの誘導体を示
し、A1 ,A2 は互いに異なっているように選択され
る。A3 ,A4 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数
6〜20のアリール基、アルキルアリール基、アリール
アルキル基、ハロゲン化アリール基または酸素、窒素、
硫黄、珪素などのヘテロ原子を含む炭化水素基または水
素原子である。QはA1 ,A2 を連結する炭素または珪
素、ゲルマニウム、錫を含む化合物である。また、
3 ,A4 は互いに連結していてA3 ,A4 ,Qの間で
環構造を形成していてもよい。R1 ,R2 はハロゲン原
子、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
〜20のアリール基、アルキルアリール基、アリールア
ルキル基を示す。Mはチタン、ジルコニウム、ハフニウ
ムである。)で表される遷移金属化合物、 (B)助触媒 からなる触媒の存在下プロピレンと少なくとも一種の炭
素数6〜25の一つの末端二重結合および一つ内部二重
結合を有する分岐アルカジエンとを共重合させることを
特徴とする前記新規プロピレン系共重合体の製造方法で
ある。
【0007】本発明の新規プロピレン系共重合体は、プ
ロピレンと0.01〜30モル%、好ましくは0.1〜
20モル%含有率の少なくとも一種の炭素数6〜25の
一つの末端二重結合および一つ内部二重結合を有する分
岐アルカジエンからなる。実質的にシンジオタクチック
構造を有するプロピレン系共重合体である。
【0008】また、本発明の新規プロピレン系共重合体
は、13C−NMRで測定したメチル基のシンジオタクチ
ックペンタッド連鎖分率が0.5以上、好ましくは0.
6以上であり、135℃のテトラリン溶液で測定した極
限粘度〔η〕は0.01〜10dl/g、好ましくは
0.1〜10dl/gの値を持つ。
【0009】13C−NMRによるシンジオタクチックペ
ンタッド分率(rrrr)の測定は、例えば特開平2−
41303号公報、特開平2−41305号公報などに
記載されているような公知の方法により測定できる。
【0010】本発明の新規プロピレン系共重合体は、前
記示したような(A)一般式〔I〕で表される遷移金属
化合物、および(B)助触媒からなる触媒の存在下プロ
ピレンとアルカジエンとを共重合させることにより製造
することができる。
【0011】一般式〔I〕中、A1 ,A2 はシクロペン
タジエニル基、インデニル基、フルオレニル基、または
それらの誘導体を示し、A1 ,A2 は互いに異なってい
るように選択される。本発明の実質的にシンジオタクチ
ック構造を有するプロピレン系共重合体を得るための好
適な組み合わせの例としては、A1 はシクロペンタジエ
ニル基、A2 はフルオレニル基、または2,7−ジt−
ブチルフルオレニル基である。A3 ,A4 は炭素数1〜
10のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、アル
キルアリール基、アリールアルキル基、ハロゲン化アリ
ール基または酸素、窒素、硫黄、珪素などのヘテロ原子
を含む炭化水素基または水素原子である。A3 ,A4
具体例としては水素原子、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、フェニル基、トルイル基、クロロフェニル基、フ
ルオロフェニル基、ベンジル基などを挙げることができ
る。QはA1 ,A2 を連結する炭素または珪素、ゲルマ
ニウム、錫を含む化合物であり、好ましくは炭素原子、
珪素原子である。また、A 3 ,A4 は互いに連結してい
てA3 ,A4 ,Qの間で環構造を形成していてもよい。
1 ,R2 はハロゲン原子、水素原子、炭素数1〜10
のアルキル基、炭素数6〜20までのアリール基、アル
キルアリール基、アリールアルキル基を示し、好ましく
は塩素原子、メチル基である。Mはチタン、ジルコニウ
ム、ハフニウムを示し、好ましくはジルコニウム、ハフ
ニウムである。
【0012】一般式〔I〕で表される遷移金属化合物
は、例えば特開平2−41303号公報、特開平2−2
74703号公報などに記載されている遷移金属化合物
の合成方法と同様な方法を用いて合成することができ
る。
【0013】本発明で使用される一般式〔I〕で表され
る遷移金属化合物の好適な例としては特開平2−413
03号公報、特開平2−274703号公報などに記載
されている遷移金属化合物を挙げることができる。
【0014】共重合の際、遷移金属化合物とともに使用
される助触媒としては公知のアルミノキサン類の他に、
遷移金属カチオンを形成させることのできるイオン性化
合物、例えば特表平1−501950号公報、特表平1
−502036号公報に記載されているような硼素化合
物を助触媒として使用することもできる。また、その他
に本出願人が先に出願した(a)有機金属化合物と
(b)遷移金属化合物と反応してイオン性化合物を形成
することのできる化合物とからなる助触媒も使用するこ
とができる。
【0015】アルミノキサン類としては一般式(化3)
【0016】
【化3】 (ここでRは炭素数1〜3の炭化水素基、nは2以上の
整数を示す。)で表される化合物であり、特にRがメチ
ル基であるメチルアルミノキサンでnが5以上、好まし
くは10以上のものが利用される。上記アルミノキサン
類には若干のアルキルアルミニウム化合物が混入してい
ても差し支えない。
【0017】本発明において上記遷移金属化合物に対す
るアルミノキサンの使用割合としては10〜10000
0モル倍、通常50〜10000モル倍である。
【0018】助触媒成分として(a)有機金属化合物と
(b)遷移金属カチオンを安定化することのできる化合
物とからなる助触媒を用いる場合、(a)有機金属化合
物としてはアルミニウム、亜鉛、マグネシウムから選ば
れる金属の化合物が用いられる。これらの有機金属化合
物はハロゲン、酸素、水素、アルキル、アルコキシ、ア
リールなどの残基を配位子として有し、これらの配位子
はそれぞれ同一であっても良いし、異なっていても構わ
ないが、少なくとも1つはアルキル基を有す。例えば、
炭素数1〜12のアルキル残基が1〜n個結合したアル
キル金属化合物、アルキル金属ハライド、アルキル金属
アルコキシドなどが利用できる。中でもアルキルアルミ
ニウム化合物が好適に用いられ、例えば、トリメチルア
ルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソプロピ
ルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、ジメチルア
ルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、
ジイソプロピルアルミニウムクロリド、ジイソプロピル
アルミニウムイソプロポキシド、エチルアルミニウムジ
クロリド、エチルアルミニウムジイソプロポキシド等が
挙げられる。上記遷移金属化合物に対する有機金属化合
物の使用割合としては1〜100000モル倍、通常1
0〜5000モル倍である。
【0019】(b)成分である遷移金属カチオンを安定
化することのできる化合物としては、遷移金属カチオン
を安定化することのできるアニオンを含む化合物や、親
電子性の化合物を挙げることができる。遷移金属カチオ
ンを安定化することのできるアニオンを含む化合物とし
ては例えば、有機硼素化合物アニオン、有機砒素化合物
アニオン、有機アルミニウム化合物アニオン等であり、
それらの中で比較的かさ高く、生成した遷移金属カチオ
ン化合物に対して結合したり、強く配位して重合活性種
を不活性化しないものが好適である。そのような好適な
アニオンの例としては例えば、J. Organometall. Che
m., 347 , C9 (1988), J. Am. Chem. Soc., 109 , 4111
(1987) に記載されているようなテトラフェニル硼素ア
ニオン、特表平1−501950号公報、特表平1−5
02036号公報記載のテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)硼素アニオンなどを挙げることができる。
【0020】これらのアニオンと対をなしてイオン性化
合物を形成するためのカチオンとしては、重合活性種と
反応して不活性化させないものであれば特に制限はな
く、上記アニオンと対をなし得る公知のカチオンを挙げ
ることができる。そのようなカチオンとしては、金属カ
チオン、有機金属カチオン、カルボニウムカチオン、ト
リピウムカチオン、オキソニウムカチオン、スルホニウ
ムカチオン、ホスホニウムカチオン、アンモニウムカチ
オン等が挙げられる。さらに詳しくは、銀カチオン、ジ
シクロペンタジエニル鉄カチオン、トリフェニルカルベ
ニウムカチオン、トリフェニルホスホニウムカチオン、
トリブチルアンモニウムカチオンなどである。
【0021】また、Marks らが Lamgmuir 4 , 1212 (19
88) で言及しているように、ルイス酸として作用する金
属酸化物や金属ハライドなどの親電子性化合物が遷移金
属カチオンを安定化することができ、本発明において
は、このような親電子性化合物を(b)成分として使用
することができる。このような化合物の例としては例え
ば、Al2 3 ,SiO2 ,MgCl2 ,AlCl3
どを挙げることができる。 上記遷移金属化合物に対す
る該遷移金属カチオンを安定化することのできる化合物
の使用割合としては0.1〜10000モル倍、通常
0.5〜5000モル倍である。
【0022】本発明における遷移金属触媒成分および/
または助触媒は、そのままでもSiO2 ,Al2 3
MgCl2 などのチーグラー型触媒を担持する公知の担
体上に担持して使用してもよい。
【0023】本発明において共重合の際プロピレンとと
もに供給される分岐アルカジエンは炭素数6〜25の一
つの末端二重結合および一つ内部二重結合を有するアル
カジエンである。そのような好適なアルカジエンの具体
例としては、例えば4−メチル−1,4−ヘキサジエ
ン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、2−メチル−
2,7−オクタジエンなどが挙げられる。これらのアル
カジエンの使用量としては目的とする共重合体中のアル
カジエン含有率によって異なるが、通常、プロピレンの
1/10000〜1/10である。
【0024】本発明の方法で行われる重合方法および重
合条件については特に制限はなくα−オレフィンの重合
で行われる公知の方法が用いられ、不活性炭化水素媒体
を用いる溶媒重合法、または実質的に不活性炭化水素媒
体の存在しない塊状重合法、気相重合法も利用でき、重
合温度としては−100〜200℃、重合圧力としては
常圧〜100kg/cm2 で行うのが一般的である。好
ましくは−50〜100℃、常圧〜50kg/cm2
ある。本発明における触媒成分の処理あるいは重合に際
し使用される炭化水素媒体としては例えばブタン、ペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカ
ン、シクロペンタン、シクロヘキサンなどの飽和炭化水
素の他に、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素も使用することができる。
【0025】本発明においては、分岐アルカジエンと共
重合するオレフィンとしてはプロピレンの単独のみなら
ず、実質的にシンジオタクチック構造を有する限り、例
えばプロピレンとエチレン、プロピレンと1−ブテンな
どの炭素数2〜25程度のエチレンまたはα−オレフィ
ンとの共重合体を製造する際にも利用できる。
【0026】本願発明による共重合体は2重結合を有し
ているのでこれに、例えば特開昭57-57726, 特開昭57-5
9934に開示されているようにアイソタクチックポリプロ
ピレンで通常おこなわれているようなポリマー反応によ
る極性ポリマーの合成、EPDMで行われているような
架橋反応に利用せることができ、特に高分子量の共重合
体が容易に得られるので優れた物性のポリマーが得られ
るので工業的に価値が高い。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例によって具体的に説明
する。 実施例1 充分窒素置換した1.5lのオートクレーブに特開平2
−41303号公報記載の方法により合成したイソプロ
ピリデンシクロペンタジエニルフルオレニルジルコニウ
ムジクロリド3.0mgおよび東ソー・アクゾ社製メチ
ルアルミノキサン(重合度17.7)0.8gを装入
し、さらに液体プロピレン0.75lおよび特開昭60
−89436号公報記載の方法により合成した4−メチ
ル−1,4ヘキサジエン21.9g加えた。40℃で1
時間重合を行った後、得られたポリマーをヘプタンで洗
浄、乾燥することにより110.7gのプロピレン−ジ
エンコポリマーを得た。このコポリマーの135℃のテ
トラリン溶液で測定した極限粘度(以下〔η〕と略記す
る)は1.18dl/g、13C−NMRで求めたシンジ
オタクチックペンタッド分率は0.868、 1H−NM
R測定で、ベンゼン−d6を溶媒としテトラメチルシラン
を基準として5.0〜5.2ppmに観測されるピーク
強度より求めたジエン含有率は0.9モル%であった。
【0028】実施例2 4−メチル−1,4ヘキサジエンの代わりに2−メチル
−2,7−オクタジエン(シェル化学社製)22.4g
を用いた以外は実施例1と同様にして重合を行った。得
られたコポリマーは77.4g、このコポリマーの
〔η〕は1.25dl/g、シンジオタクチックペンタ
ッド分率は0.851、ジエン含有率は1.9モル%で
あった。
【0029】比較例1 ジエン化合物を用いなかった事以外は実施例1と同様に
して重合を行った。得られたポリマーは84.0g、こ
のポリマーの〔η〕は1.27dl/g、シンジオタク
チックペンタッド分率は0.872であった。このよう
に、ジエン化合物をコモノマーとして用いても重合活性
の低下、および生成ポリマーの分子量の低下はほとんど
見られなかった。
【0030】
【発明の効果】本発明のプロピレン系共重合体は分子鎖
中に二重結合を持つため、ポリマー中の二重結合を変性
する公知の方法によって性質の改良されたポリマーを得
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 一美 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 潮村 哲之助 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロピレンおよび少なくとも一種の炭素数
    6〜25の一つの末端二重結合および一つ内部二重結合
    を有する分岐アルカジエンからなり、13C−NMRで測
    定したシンジオタクチックペンタッド分率が0.5以上
    であり、上記アルカジエンの含有率が0.01〜30モ
    ル%であり、135℃のテトラリン溶液で測定した極限
    粘度〔η〕が0.01〜10dl/gである実質的にシ
    ンジオタクチック構造を有する新規プロピレン系共重合
    体。
  2. 【請求項2】(A)一般式〔I〕(化1) 【化1】 (ここで、A1 ,A2 はシクロペンタジエニル基、イン
    デニル基、フルオレニル基、またはそれらの誘導体を示
    し、A1 ,A2 は互いに異なっているように選択され
    る。A3 ,A4 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数
    6〜20のアリール基、アルキルアリール基、アリール
    アルキル基、ハロゲン化アリール基または酸素、窒素、
    硫黄、珪素などのヘテロ原子を含む炭化水素基または水
    素原子である。QはA1 ,A2 を連結する炭素または珪
    素、ゲルマニウム、錫を含む化合物である。また、
    3 ,A4 は互いに連結していてA3 ,A4 ,Qの間で
    環構造を形成していてもよい。R1 ,R2 はハロゲン原
    子、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
    〜20のアリール基、アルキルアリール基、アリールア
    ルキル基を示す。Mはチタン、ジルコニウム、ハフニウ
    ムである。)で表される遷移金属化合物、 (B)助触媒 からなる触媒の存在下プロピレンと少なくとも一種の炭
    素数6〜25の一つの末端二重結合および一つ内部二重
    結合を有する分岐アルカジエンとを共重合させることを
    特徴とする特許請求の範囲第一項記載の新規プロピレン
    系共重合体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996004317A1 (fr) * 1994-08-02 1996-02-15 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Compose de metal de transition, catalyseur de polymerisation d'olefine, polymere d'olefine obtenu au moyen du catalyseur et procede de production du polymere
JP2002097284A (ja) * 2000-09-20 2002-04-02 Mitsui Chemicals Inc シンジオタクティックプロピレン共重合体の架橋物および熱可塑性樹脂組成物ならびにこれらの成形体
JP2002097228A (ja) * 2000-09-20 2002-04-02 Mitsui Chemicals Inc シンジオタクティックポリプロピレン系共重合体、該共重合体を含む組成物および成形体

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