JPH0551382A - イミダゾ[4,5−cピリジン抗骨粗鬆症薬 - Google Patents

イミダゾ[4,5−cピリジン抗骨粗鬆症薬

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JPH0551382A
JPH0551382A JP2413425A JP41342590A JPH0551382A JP H0551382 A JPH0551382 A JP H0551382A JP 2413425 A JP2413425 A JP 2413425A JP 41342590 A JP41342590 A JP 41342590A JP H0551382 A JPH0551382 A JP H0551382A
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JP
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imidazo
pyridine
methyl
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sulfinyl
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Pending
Application number
JP2413425A
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English (en)
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Arthur A Santilli
アーサー・アテイリオ・サンテイーリ
Anthony C Scotese
アンソニー・カルメン・スコテセ
Donald P Strike
ドナルド・ピーター・ストライク
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Wyeth LLC
Original Assignee
American Home Products Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/02Nutrients, e.g. vitamins, minerals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】下記式〔1〕 (式中、R、R、R、RおよびRは、独立し
て、水素原子、1〜6個の炭素原子を含有する低級アル
キル、ヒドロキシ、1〜6個の炭素原子を含有する低級
アルキルオキシ、ハロゲン原子、トリフルオロメチル、
トリフルオロメトキシ、ニトロ、シアノ、フェノキシ、
ベンジルオキシ、アミノアセチル、−S(O)−CH
からなる群から選択されるか、または任意の2つの隣
接した基が結合してメチレンジオキシを形成し、mは0
〜2であり、nは1〜3であり、pは0〜2である)で
示される化合物ならびにその医薬的に許容される塩およ
び水和物。 【効果】上記化合物は、ヒトを含む宿主動物における骨
形成および骨吸収の間の均衡を変化させるための薬剤と
して使用でき、骨粗鬆症用薬剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2−置換−イミダゾ
[4,5−c]ピリジン、その製造方法、該2−置換−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジンを含有する医薬組成物、お
よびヒトを含む宿主動物において骨形成と骨吸収との間
の均衡を変化させるための該2−置換−イミダゾ[4,5
−c]ピリジンの使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】骨粗
鬆症は、骨の密度の減少の結果、骨折発生率が増大する
ことによって立証される骨格疾患である。実際に、骨の
無機質(「ヒドロキシアパタイト」と称されるリン酸カ
ルシウム)および骨のマトリックス(「コラーゲン」と称
される主要蛋白)の両方が失われる。この症状は、30
才という若いヒトに起こり始め得る。一般に、この経過
は、男性におけるよりも閉経後の女性における方が迅速
である。しかしながら、80才を過ぎると、骨粗鬆症の
発生率に性的差異はない。骨損失の10〜20年のうち
に、背中の疼痛の症状が生じ、背骨の奇形がX線証明さ
れ得る。さらに老齢では、骨の脆さは近位大腿骨(「股
関節」)が骨折し易いことによって証明される。骨粗鬆
症は45才以上の人々において最も一般的な骨折原因で
ある。
【0003】骨粗鬆症の原因は充分には理解されていな
いが、骨の形成と骨の吸収との間の不均衡(骨衰弱(bon
e breakdown))であると思われる。骨は、動物の生涯を
通じて動的な組織のままである。すなわち、新しい骨は
絶えず形成されており、古い骨は絶えず吸収されてい
る。しかしながら、骨粗鬆症に罹っている動物では、正
味の骨の吸収が骨の形成を上回っている。
【0004】調査によって、米国では1500〜200
0万人の人々が骨粗鬆症に悩まされていることが分かっ
た[ダブリュ・エー・ペック(W.A.Peck)(座長)、
エヌ・アイ・エイチ・オステオポロシス・コンセンサス
・カンファレンス(NIHOsteoporosis Consensus
Conference)、ジャーナル・オブ・アメリカン・メディ
カル・アソシエーション(J.Am.Med.Assoc.)、
、252:799−802(1984)]。骨粗鬆症
の種々のタイプは、原因となると思われる特定の症状に
よって命名される:すなわち老人性(老化);閉経後(雌
性の発情性損失);不使用(慢性の不動化);ステロイド
(関節炎におけるような長期ステロイド治療);悪性の高
カルシウム血症。骨粗鬆症は、下顎骨が他の骨よりも迅
速に質量を損失すると思われるので、歯科的問題におい
ても明示され得る。すなわち、成人の歯の緩みを含む歯
周病が骨粗鬆症の早期兆候であり得る。
【0005】骨損傷のメカニズムは、現在、充分には理
解されていない。さらに、現在の治療方法は、一般的に
不充分である。これらは、同化促進剤、リン、ビタミン
D、カルシウム塩、フッ化物およびカルシトニンを含む
種々の薬物を含む。
【0006】エストロゲン交換治療は、閉経後の女性に
おいて骨粗鬆症に関する選択的治療である。
【0007】如何なる年齢においても、動かないことが
骨粗鬆症の原因であるので、物理的治療は、骨粗鬆症を
治療するために一般に使用されるもう1つの方法であ
る。すなわち、多くの医師は、運動および物理的治療が
初老の患者において疾患の進行を防止することができる
と思っている。しかしながら、物理的治療は、骨折して
いる患者に対して有害であり、また、激し過ぎる運動は
重度の骨粗鬆症の患者には骨折の原因となり得る。
【0008】他の治療法は、コラーゲン合成を刺激する
ことによって臨床学的に明らかに骨の成長を促進するこ
とが分かっているフッ化ナトリウムのようなフッ化物塩
の投与を含む。しかしながら、あまり石灰化されずに不
規則に骨が成長するという重大な副作用がある。もう1
つの治療法は、カルシウムおよびビタミンDの注入を含
み、カルシウムの不足または若干の老年の患者における
徴候である弱くなったカルシウムの吸収を妨げることが
できる。しかしながら、カルシウムのより高い摂取は、
成人において骨粗鬆症を予防するかまたは骨の質量を増
大させる。
【0009】骨粗鬆症の治療に対する最も有望な治療法
は、骨形成の割合と骨吸収の割合との間の均衡を、後者
に対する前者の比を増大させ、正味の骨を損失させない
ような手段で変化させるように設計された薬物の投与で
ある。以前に生じた骨の損失が復元された後、骨形成の
割合と骨吸収の割合が等しい安定状態に達する。このよ
うな変化は、骨の堆積、すなわち骨形成の生理学的メカ
ニズムを刺激することによって、または骨吸収のメカニ
ズムを遅延させることによって、またはその両方によっ
て行うことができる。これらの目的を達成するために現
在用いられているかまたは実験段階である薬物として
は、ホスホン酸塩、カルシトニンおよびミトラマイシン
が挙げられる。しかしながら、これらの薬物のすべてが
重大な障害をもたらす。
【0010】ミトラマイシン抗菌剤は、抗腫瘍活性およ
び低カルシウム血症活性を有し、血清カルシウムの減少
を生じさせ、次に、骨吸収の相対速度−すなわち、骨形
成に対する骨吸収の相対速度を減少を示すと思われる。
しかしながら、副作用としては、腎臓および肝炎毒素な
らびに吐気が含まれる。同様に、有機ホスホン酸塩は、
骨格外石灰化、低血圧症および腎不全を含む副作用を有
する。カルシトニンは、一般的に、非−ヒト起源から誘
導されるので、免疫学的問題がある。したがって、従来
の薬物の中で、現在、骨粗鬆症の治療だけに使用するの
に適しているものはない。
【0011】最も近接している従来技術は、日本特許特
開昭63−146883号ならびに国際特許出願公開W
O89/03829、WO89/03830およびWO
89/03833である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、骨吸収を抑制
するのに有用であり、
【化6】 (式中、R1、R2、R3、R4およびR5は独立して、水素
原子、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキル、ヒド
ロキシ、1〜6個の炭素原子を有する低級アルキルオキ
シ、ハロゲン原子、トリフルオロメチル、トリフルオロ
メトキシ、ニトロ、シアノ、フェノキシ、ベンジルオキ
シ、アミノアセチル、−S(O)p−CH3からなる群から
選択されるか、または任意の2つの隣接した基が結合し
てメチレンジオキシを形成し、mが0〜2であり、nが
1〜3であり、pが0〜2である)における式[I]で示
される化合物または式[I']で示されるその互変異性体
である新規2−置換−イミダゾ[4,5−c]ピリジン誘
導体ならびにその医薬的に許容される塩および水和物に
関するものである。
【0013】本発明の好ましい化合物は、R1、R2、R
34およびR5が、独立して、水素原子、ヒドロキシ、
メトキシ、フッ素原子、塩素原子、メチル、トリフルオ
ロメチル、ベンジルオキシからなる群から選択される
か、または任意の2つの隣接した基が結合してメチレン
ジオキシを形成し、mが0〜2であり、nが1〜2であ
る式[I]で示される化合物およびその医薬的に許容され
る塩である。
【0014】本発明の最も好ましい化合物は、以下に挙
げる化合物およびその医薬的に許容される塩である:2
−[[(3−メトキシフェニル)メチル]スルフィニル]−1
H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[(3−メトキ
シフェニル)メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]
ピリジン;2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]スル
ホニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−
[[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]スルフィニル]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[[3−(ト
リフルオロメチル)フェニル]メチル]スルフィニル]−1
H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[(2−クロロ
−6−フルオロフェニル)メチル]スルフィニル]−1H
−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[(フェニル)メ
チル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリ
ジン;2−[(2−フェニルエチル)スルフィニル]−1H
−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[(3−メトキシ
フェニル)エチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,
5−c]ピリジン;2−[[(2,4,6−トリメチルフェニ
ル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]
ピリジン;2−[[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)
メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピ
リジン;2−[[[3−(フェニルメトキシ)フェニル]メチ
ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
ン;2−[[(6−クロロ−1,3−ベンゾジオキソール−
5−イル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,
5−c]ピリジン;2−[[(4−メトキシフェニル)メチ
ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
ン;2−[[(3,4,5−トリメトキシフェニル)メチル]
スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;
2−[[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]スルフィニ
ル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[(ペ
ンタフルオロフェニル)メチル]スルフィニル]−1H−
イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[(3−メチルフェ
ニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−
c]ピリジン;2−[[(4−t−ブチルフェニル)メチル]
スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;
2−[[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イ
ル)スルフィニル]メチル]ベンゾニトリル;2−[[(2−
フルオロフェニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミ
ダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[(2−メトキシフェニ
ル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]
ピリジン;2−[[(3,5−ジメトキシフェニル)メチル]
スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;
2−[[(3−フェノキシフェニル)メチル]スルフィニル]
−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン;2−[[(3−ニ
トロフェニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ
[4,5−c]ピリジン;2−[[(4−メトキシ−3−メチ
ルフェニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ
[4,5−c]ピリジン;2−[[(3−エトキシフェニル)
メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピ
リジン;N−[4−[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
ン−2−イルスルフィニル)メチル]フェニル]アセトア
ミド;[S−(+)]−2−[[(3−メトキシフェニル)メチ
ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
ン;[R−(−)]−2−[[(3−メトキシフェニル)メチ
ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
ン;3−[[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−
イル)スルフィニル]メチル]フェノール。
【0015】本発明のスルホキシドは、不斉硫黄原子を
有しており、したがって、ラセミ混合物として製造され
る。式[I]および[I']で示されるスルホキシドの定義
は、全ての可能な立体異性体、すなわち以下に説明する
活性を有するRおよびS鏡像異性体、互変異性体および
その混合物を包含すると理解されるべきである。特に、
示された活性を有するラセミ変形および如何なる光学異
性体をも包含する。
【0016】本発明の他の目的は、下記反応式による2
−置換−イミダゾ[4,5−c]ピリジンの改良製造方法
を提供することである。
【0017】
【化7】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、mおよびnは上記
定義と同じであり、XはCl、Br、Iまたはトシルであ
る)。
【0018】本発明の化合物は、一般的に、まずナトリ
ウムメトキシドを用いて2−メルカプトイミダゾ[4,5
−c]ピリジンのナトリウム塩[A]を形成することによ
って逐次的に製造される。DMF中、当量の適切に置換
されたアルキル化剤[B]で上記ピリジン[A]を処理し
て、対応するスルフィド誘導体[C]を得る。最後に、低
温で、当量の二酸化セレン/過酸化水素またはm−クロ
ロペルオキシ安息香酸のような酸化剤でスルフィド誘導
体[C]を酸化して、所望のスルホキシド[I]を得る。
【0019】本発明の他の目的は、骨粗鬆症にかかって
いるヒトを含む宿主動物における骨堆積および骨吸収の
各割合の均衡を変化させて、前者に対する後者の比を減
少させるための該宿主動物を治療する方法を提供するこ
とである。
【0020】さらに本発明の他の目的は、宿主動物にお
ける生きている健康的な骨組織の悪化を予防するための
治療方法を提供することである。これらの薬物は、悪性
の高カルシウム血症、パジェット病、上皮小体機能亢進
症、不動化、グルココルチコイド誘発オステオペニアお
よび関節炎疹の治療において有用性のあるものであるこ
とができる。
【0021】本発明のさらなる目的は、歯周病の治療方
法を提供することである。
【0022】本発明の式[I]で示される化合物は、単独
でまたは医薬的に許容される担体と一緒に使用し、その
割合は、化合物の溶解性および化学的性質、選択された
投与経路および標準的な医療診療によって決定される。
例えば、それらを、カプセル、錠剤、懸濁液または溶液
の形態もしくは経口的局所的投与によって経口的に投与
するかまたは非経口的に注射してもよい。カプセルおよ
び錠剤は、投与の好ましい形態である。非経口投与に関
して、それらは、他の溶質、例えば等張溶液を調製する
のに充分な食塩水またはグルコースを含む無菌溶液の形
態で使用することができる。
【0023】カプセルおよび錠剤組成物は、カプセルお
よび錠剤の調製に適していることが知られている非毒性
の医薬的賦形剤との混合物中に活性成分を含む。適して
いる医薬的賦形剤は、例えば、スターチ、乳糖、特定の
タイプの粘土などである。錠剤は、被覆されていなくて
もよく、胃腸管中での崩壊および吸収を遅延させて長時
間かけて放出作用を与えるために公知技術によって被覆
されていてもよい。
【0024】式[I]で示される化合物の水性懸濁液は、
水性懸濁液の調製に適していることが知られている1つ
またはそれ以上の非毒性の医薬的賦形剤との混合物中に
活性成分を含む。適している賦形剤は、例えば、メチル
セルロース、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、レ
シチンなどである。水性懸濁液は、1つまたはそれ以上
の防腐薬、1つまたはそれ以上の着色剤、1つまたはそ
れ以上のフレーバー剤および1またはそれ以上の甘味剤
を含むこともできる。
【0025】非水性懸濁液は、例えば落花生油、オリー
ブ油、胡麻油もしくはココナッツ油のような植物性油、
または例えばパラフィン油のような鉱油中に活性成分を
懸濁させることによって製剤化することができ、該懸濁
液は、例えば蜜ろう、固形パラフィンまたはセチルアル
コールのような増粘剤を含んでもよい。これらの組成物
は、甘味剤、フレーバー剤および酸化防止剤を含むこと
もできる。
【0026】式[I]で示される化合物の投与量は、投与
形態および選択された個々の化合物によって変化する。
また、個々の宿主ならびに治療下の宿主の年齢、体重お
よび健康状態、ならびに症状の性質および程度によって
変化する。一般に、化合物の最適な投与量よりも実質的
に少ない少量の投与量で治療を開始する。その後、環境
下での最適な効果が達成されるまで投与量を少しずつ増
加させる。一般に、本発明化合物は、如何なる有害性ま
たは有毒性の副作用も生じずに、概略、効果的な結果を
もたらす濃度レベルで投与するのが最も望ましい。例え
ば、経口投与のための該化合物の有効量は、前記のよう
に変化を生じるが、通常、単回または分割投与で約20
0mg〜1200mg/日の範囲であり得る。しかしなが
ら、効果的な結果を達成するために、経口投与に関して
は、単回または分割投与で約500mg〜900mg/日の
範囲である投与レベルが最も望ましく使用される。
【0027】以下の実施例によって、本発明化合物の製
造および試験方法を説明する。これらの実施例は、如何
なる場合でも、本発明の広さおよび範囲の制限を意図す
るものではない。これらの実施例において示される温度
は、摂氏である。
【0028】
【実施例】実施例1 2−メルカプト−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 二硫化炭素50ml(63.2g、0.83モル)を含有す
るエタノール750mlに3,4−ジアミノピリジン25g
(0.23モル)を入れた混合物を還流下で5時間加熱
した。反応混合物を室温に冷却し、形成されたベージュ
色の沈殿物を濾過によって回収し、一晩、風乾させた。
生成物の重量は、33.5gであった。融点>320℃。
ジー・ビー・バーリン(G.B.Barlin)、ジャーナル・
オブ・ケミカル・ソサイエティ(J.Chem.Soc)(B)2
85(1966)を参照。
【0029】実施例2 2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]チオ]−1H−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジン メタノール800mlに溶解したナトリウム3.45g
(0.15グラム原子)を含む溶液に、2−メルカプト
−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン22.65g(0.
15モル)を添加した。この反応混合物を、室温で1/
2時間、撹拌した。回転エバポレーター中で溶媒を除去
し、残留物にDMF 465mlを添加した。次いで、塩
化3−メトキシベンジル(23.49g、0.15モル)
を滴下し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。この反応
混合物を水約1800mlに注ぎ、氷浴中で数時間冷却し
た。この生成物を濾過によって取り出した。該生成物の
重量は28.3gであった。酢酸エチルから再結晶し、生
成物18.6gを得た。エタノールから再結晶して分析用
試料(融点133〜136℃)を得た。
【0030】元素分析(C14133OS): 理論値:C 61.97;H 4.83;N 15.49 測定値:C 61.91;H 4.81;N 15.48
【0031】実施例3 2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]スルフィニル]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 加熱しながら、メタノール130ml中に2−[[(3−メ
トキシフェニル)メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5
−c]ピリジン(9.88g、0.036モル)を溶解し
た。加熱しながらメタノール150mlに二酸化セレン
4.0g(0.036モル)を溶解し、次いで、30%過
酸化水素4.07g(0.036モル)および水(2.5m
l)を添加することによって、酸化溶液を調製した。該
酸化溶液を室温に冷却し、スルフィド溶液に滴下した。
この反応混合物を一晩撹拌した。形成された沈殿物を濾
過器によって回収し、石油エーテルで洗浄して、生成物
4.68gを得た。エタノールから再結晶して、分析用試
料(融点176〜179℃)を得た。
【0032】元素分析(C141332S): 理論値:C 58.42;H 4.56;N 14.62 測定値:C 58.47;H 4.53;N 14.62
【0033】実施例4 2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]スルホニル]−1
H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 撹拌しながら、塩化メチレン100mlに2−[[(3−メ
トキシフェニル)メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5
−c]ピリジン2.35g(0.009モル)を入れた溶液
に、塩化メチレン200ml中にm−クロロペルオキシ安
息香酸4.2g(0.02モル)を含む溶液を滴下した。
この反応混合物を室温で4日間撹拌した。形成された沈
殿物(1.52g)を回収し、10%重炭酸ナトリウム溶
液で洗浄した。エタノールから再結晶して分析用試料
(融点200〜203℃)を得た。
【0034】元素分析(C141333S): 理論値:C 55.43;H 4.32;N 13.85 測定値:C 55.66;H 4.33;N 13.98
【0035】実施例5 2−[[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]チオ]−1H
−イミダゾ[4,5−c]ピリジン メタノール70mlにナトリウム0.34g(0.015グ
ラム原子)を溶解した溶液に2−メルカプト−1H−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジン2.0g(0.013モル)を
添加した。この反応混合物を室温で20分間撹拌し、回
転エバポレーター中で蒸発乾固させた。この残留物にD
MF 40mlを添加し、次いで、DMF3mlに入れたα,
3,4−トリクロロトルエン2.54g(0.013モル)
を滴下した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、
冷水400ml中に注いだ。この反応混合物をクロロホル
ム(3×150ml)で抽出した。有機相を合わせて、硫
酸マグネシウムで乾燥させた。この溶液を濾過し、濾液
を回転エバポレーター中で蒸発乾固させた。生成物2.
66gを得た。アセトニトリルから再結晶して分析用試
料(融点190〜193℃)を得た。
【0036】元素分析(C139Cl23S): 理論値:C 50.34;H 2.92;N 13.55 測定値:C 50.41;H 2.72;N 13.46
【0037】実施例6 2−[[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]スルフィニ
ル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 加熱しながら、メタノール26mlに[[(3,4−ジクロロ
フェニル)メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピ
リジン(1.3g、0.0042モル)を溶解した。二酸
化セレン0.48g(0.0042モル)および30%過
酸化水素0.48g(0.0042モル)ならびにメタノ
ール9mlに入れた水0.5mlからなる酸化溶液をスルフ
ィド溶液に滴下した。反応溶液を室温で一晩撹拌した。
濾過によって生成物(1.66g)を回収した。エタノー
ルから再結晶によって分析用試料(融点198〜201
℃)を得た。
【0038】元素分析(C139Cl23OS): 理論値:C 47.87;H 2.78;N 12.88 測定値:C 47.67;H 2.77;N 12.66
【0039】実施例7 2−[[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]チ
オ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン メタノール35mlにナトリウム0.15g(0.0065
グラム原子)を溶解した溶液に、2−メルカプト−1H
−イミダゾ[4,5−c]ピリジン1.0g(0.0066モ
ル)を添加した。室温で15分間撹拌した後、回転エバ
ポレーター中でメタノールを除去した。残留物をDMF
20mlに溶解し、この反応溶液に、DMF 2mlに入れ
たα'−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−m−キシレ
ン1.28g(0.0066モル)を滴下した。この反応
混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、氷水150ml中に
注いだ。結晶化した生成物を回収した。該生成物の重量
は1.61gであった。アセトニトリルから再結晶して分
析用試料(融点148〜150℃)を得た。
【0040】元素分析(C141033S): 理論値:C 54.36;H 3.26;N 13.59 測定値:C 54.45;H 3.21;N 13.50
【0041】実施例8 2−[[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ス
ルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン エタノール10mlに2−[[[3−(トリフルオロメチル)
フェニル]メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピ
リジン(0.91g、0.0029モル)を溶解した。加
熱によってエタノール17mlに二酸化セレン0.32g
(0.0029モル)を溶解し、次いで、30%過酸化
水素0.33g(0.0029モル)および水25mlを添
加して、酸化溶液を調製した。この酸化溶液をスルフィ
ド溶液に滴下し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。こ
の反応混合物に水(20ml)を添加し、次いで、クロロ
ホルム(3×25ml)で抽出した。合わせた有機相を硫
酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。
残留物の重量は0.65gであった。エタノールから再結
晶して得た生成物をHPLCによって精製した。融点1
94〜197℃。
【0042】元素分析(C14103OS): 理論値:C 51.69;H 3.10;N 12.92 測定値:C 51.95;H 3.07;N 12.81
【0043】実施例9 2−[[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メチル]チ
オ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン エタノール70mlにナトリウム0.34g(0.015グ
ラム原子)を入れた溶液に、2−メルカプト−1H−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジン2.0g(0.013モル)を
添加した。室温で25分間撹拌した後、反応混合物を回
転エバポレーター中で蒸発乾固させた。残留物にDMF
40mlを添加した。得られた溶液に、DMF 3mlに入
れた塩化2−クロロ−6−フルオロベンジル2.33g
(0.013モル)を滴下した。この反応混合物を室温
で一晩撹拌し、次いで、冷水400ml中に注いだ。形成
された沈殿物を濾過によって回収した。該沈殿物の重量
は3.11gであった。エタノールから再結晶して分析用
試料(融点224〜226℃)を得た。
【0044】元素分析(C139ClFN3S): 理論値:C 53.15;H 3.09;N 14.30 測定値:C 53.29;H 3.30;N 13.95
【0045】実施例10 2−[[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メチル]ス
ルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 酢酸エチル20mlを含有するメタノール140mlに2−
[[(2−クロロ−6−フルオロフェニル)メチル]チオ]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(2.6g、0.00
89モル)を溶解した。メタノール40ml中で二酸化セ
レン0.99g(0.0089モル)を加熱し、次いで、
30%過酸化水素1.01g(0.0089モル)および
水0.65mlを添加して酸化溶液を調製した。この酸化
溶液をスルフィド溶液に撹拌しながら滴下した。この反
応混合物を室温で一晩撹拌した。回転エバポレーター中
で約1/2の溶媒を除去し、反応混合物を氷冷した。得
られた沈殿物を回収した。該沈殿物の重量は1.08gで
あった。エタノールから再結晶して分析試料(融点18
0〜183℃)を得た。
【0046】元素分析(C139ClFN3OS): 理論値:C 50.41;H 2.93;N 13.57 測定値:C 50.45;H 3.01;N 13.26
【0047】実施例11 2−[[(フェニル)メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5
−c]ピリジン 撹拌しながら、メタノール300mlにナトリウム1.2
6g(0.055グラム原子)を入れた溶液に、2−メル
カプト−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン7.56g
(0.05モル)を添加した。20分後、この反応混合
物を回転エバポレーター中で蒸発乾固させた。残留物に
ジメチルホルムアミド(200ml)を添加した。得られ
た溶液に塩化ベンジル6.33g(0.05モル)を滴下
した。この反応混合物を室温で5時間撹拌し、次いで、
水1500ml中に注いだ。濾過によって生成物を取り出
した。該生成物の重量は9.5gであった。融点175〜
177℃。該生成物を熱酢酸エチルと一緒にトリチュレ
ートし、再濾過した。生成物の重量は8.11gであっ
た。融点175〜177℃。酢酸エチルから再結晶した
一部から分析用試料を得た(融点175〜177℃)。
【0048】元素分析(C13113S): 理論値:C 64.70;H 4.59;N 17.41 測定値:C 64.55;H 4.62;N 17.12
【0049】実施例12 2−[[(フェニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダ
ゾ[4,5−c]ピリジン クロロホルム50mlおよびメタノール5mlに2−[[(フ
ェニル)メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリ
ジン3.3g(0.014モル)入れて冷却した(0〜5
℃)溶液に、クロロホルム50ml中にm−クロロペルオ
キシ安息香酸2.78g(0.014モル)を含有する溶
液を滴下した。次いで、反応混合物を室温で45分間撹
拌した。回転エバポレーター中でクロロホルムの約半分
を除去し、次いで、この反応混合物をエーテル200ml
中に注いだ。反応混合物を氷冷した。形成された沈殿物
を回収した。該沈殿物の重量は1.78gであった。この
生成物を10%重炭酸ナトリウム水溶液に懸濁させ、濾
過し、一晩風乾した。生成物の重量は1.39gであっ
た。エタノールから再結晶して分析用試料(融点190
〜193℃)を得た。
【0050】元素分析(C13113OS): 理論値:C 60.68;H 4.31;N 16.33 測定値:C 60.39;H 4.17;N 16.47
【0051】実施例13 2−[(2−フェニルエチル)チオ]−1H−イミダゾ[4,
5−c]ピリジン メタノール35mlにナトリウム0.17g(0.0074
グラム原子)を入れた溶液に、2−メルカプト−1H−
イミダゾ[4,5−c]ピリジン1.0g(0.0066モ
ル)を添加した。この反応物を室温で25分間撹拌した
後、反応混合物を回転エバポレーター中で蒸発乾固させ
た。この残留物にDMF 20mlを添加した。得られた
溶液に、DMF 3mlに入れた2−(ブロモメチル)ベン
ゼン1.22(0.0066モル)を滴下した。この反応
混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、冷水100ml中に
注いだ。生成物1.0gを得た。エタノールから再結晶し
て分析用試料(融点164〜166℃)を調製した。
【0052】元素分析(C14133S): 理論値:C 65.85;H 5.13;N 16.46 測定値:C 66.04;H 5.23;N 16.06
【0053】実施例14 2−[(2−フェニルエチル)スルフィニル]−1H−イミ
ダゾ[4,5−c]ピリジン 加熱しながら、クロロホルム120mlに2−[(2−フェ
ニルエチル)チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
ン(2.4g、0.0094モル)を溶解した。この反応
混合物を氷浴中で0〜5℃に冷却した。m−クロロペル
オキシ安息香酸(1.91g、0.0094モル)を滴下
した。次いで、反応混合物を室温で1時間撹拌した。1
0%重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、有機層を分離
し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。濾過後、回転エバ
ポレーター中で濾液を蒸発させて体積を半分にした。エ
ーテルを曇点まで添加し、反応混合物を氷冷した。形成
された結晶の重量は0.63gであった。エタノールから
再結晶して分析用試料(171〜174℃)を得た。
【0054】元素分析(C14133OS): 理論値:C 61.97;H 4.83;N 15.49 測定値:C 61.73;H 4.81;N 15.09
【0055】実施例15 3−メトキシフェネタノール,p−トルエンスルホン酸
氷浴温度で、ピリジン80mlに塩化p−トシル18.8
2g(0.099モル)を入れた溶液を、ピリジン120
mlに3−メトキシフェネチルアルコール12.5g(0.
082モル)を入れたた溶液に滴下した。次いで、反応
混合物を室温で2時間撹拌した。回転エバポレーター中
でピリジンを除去した。該残留物に水(100ml)を添
加した。次いで、該水溶液をクロロホルム(3×100
ml)で抽出した。合わせたクロロホルム層を硫酸マグネ
シウムで乾燥させ、濾過し、濾液を回転エバポレーター
中で乾固させた。残留油状物をHPLCによって精製
し、次工程でそのまま使用した。
【0056】実施例16 2−[[(3−メトキシフェニル)エチル]チオ]−1H−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジン メタノール170mlにナトリウム0.81g(0.035
グラム原子)を入れた溶液に、2−メルカプト−1H−
イミダゾ[4,5−c]ピリジン4.83g(0.032モ
ル)を添加した。25分間撹拌した後、回転エバポレー
ター中でメタノールを除去し、残留物にDMF 100m
lを添加した。数分間加熱すると、残留物が溶解した。
この反応混合物を室温に冷却し、DMF 5mlに入れた
3−メトキシフェネタノール,p−トルエンスルホン酸
塩9.79g(0.032モル)をゆっくりと滴下した。
この反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、冷水72
5ml中に注いだ。反応混合物をクロロホルム(3×20
0ml)で抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウム
で乾燥させ、濾過し、濾液を回転エバポレーター中で蒸
発乾固させた。粗生成物の重量は12.6gであった。こ
れを次工程にそのまま使用した。
【0057】実施例17 2−[[(3−メトキシフェニル)エチル]スルフィニル]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン クロロホルム60mlに2−[[(3−メトキシフェニル)エ
チル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(4.
0g、0.014モル)を溶解し、氷浴中で0〜5℃に冷
却した。この反応混合物にm−クロロペルオキシ安息香
酸(3.13g、0.015モル)を滴下した。45分
後、10%重炭酸ナトリウム水溶液を添加した。有機層
を除去し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、回転
エバポレーター中で蒸発乾固させた。粗生成物(4.2
g)をHPLCにかけて、純粋な生成物2.3g(融点1
25〜128℃)を得た。
【0058】元素分析(C151532S): 理論値:C 59.78;H 5.02;N 13.94 測定値:C 59.47;H 4.84;N 13.71
【0059】実施例18 2−[[(2,4,6−トリメチルフェニル)メチル]チオ]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化α2−クロロイソジュレンを用いて実施例11と同
様の方法で標記化合物を合成した(融点150〜153
℃)。 元素分析(C16173S・4H2O): 理論値:C 66.75;H 6.09;N 14.59 測定値:C 66.84;H 5.97;N 14.67
【0060】実施例19 2−[[(2,4,6−トリメチルフェニル)メチル]スルフ
ィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
214〜217℃)。 元素分析(C16173OS): 理論値:C 64.14;H 5.72;N 14.03 測定値:C 64.00;H 5.66;N 13.93
【0061】実施例20 2−[[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)メチル]チ
オ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化4−ブロモ−2−フルオロベンジルを用いて、実施
例11と同様の方法で標記化合物を合成した(融点20
4〜206℃)。 元素分析(C139BrFN3S): 理論値:C 46.17;H 2.68;N 12.42 測定値:C 45.99;H 2.81;N 12.46
【0062】実施例21 2−[[(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)メチル]ス
ルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
208〜212℃(分解))。 元素分析(C139BrFN3OS): 理論値:C 44.08;H 2.56;N 11.86 測定値:C 44.03;H 2.59;N 11.83
【0063】実施例22 2−[[[3−(フェニルメトキシ)フェニル]メチル]チオ]
−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化3−ベンジルオキシベンジルを用いて実施例11と
同様の方法で標記化合物を合成した(融点161〜16
4℃)。 元素分析(C20173OS): 理論値:C 69.14;H 4.93;N 12.09 測定値:C 68.90;H 4.93;N 11.59
【0064】実施例23 2−[[[3−(フェニルメトキシ)フェニル]メチル]スル
フィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
195〜197℃(分解))。 元素分析(C201732S): 理論値:C 66.09;H 4.72;N 11.56 測定値:C 65.93;H 4.62;N 11.54
【0065】実施例24 2−[[(6−クロロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−
イル)メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
塩化6−クロロピペロニルを用いて実施例11と同様の
方法で標記化合物を合成した(融点212〜214
℃)。 元素分析(C1410ClN32S): 理論値:C 52.59;H 3.15;N 13.14 測定値:C 52.52;H 3.10;N 12.77
【0066】実施例25 2−[[(2−クロロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−
イル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−
c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
210〜213℃(分解))。 元素分析(C1410ClN33S): 理論値:C 50.08;H 3.00;N 12.51 測定値:C 49.79;H 2.94;N 12.40
【0067】実施例26 2−[[(4−メトキシフェニル)メチル]チオ]−1H−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化4−メトキシベンジルを用いて実施例11と同様の
方法で標記化合物を合成した(融点160〜161
℃)。 元素分析(C14133OS): 理論値:C 61.97;H 4.83;N 15.49 測定値:C 62.00;H 4.51;N 15.22
【0068】実施例27 2−[[(4−メトキシフェニル)メチル]スルフィニル]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・1/3水和物 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した。 元素分析(C141332S・1/3H2O): 理論値:C 57.32;H 4.69;N 14.32 測定値:C 57.31;H 4.47;N 14.12
【0069】実施例28 2−[[(3,4,5−トリメトキシフェニル)メチル]チオ]
−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・塩酸塩 実施例11と同様の方法で標記化合物を合成した。該生
成物は、塩酸塩と判断された。 元素分析(C1618ClN33S): 理論値:C 52.24;H 4.93;N 11.42 測定値:C 52.28;H 4.92;N 11.29
【0070】実施例29 2−[[(3,4,5−トリメトキシフェニル)メチル]スル
フィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・1/
3水和物 エタノール50mlに入れた2−[[(3,4,5−トリメチ
ルフェニル)メチル]チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]
ピリジン(遊離塩基)4.95g(0.015モル)に、水
30mlにモノ過フタル酸マグネシウム・6水和物5.5
6g(0.009モル)を入れた溶液を添加した。撹拌し
た反応混合物を50℃に3時間加熱し、次いで室温で一
晩放置した。この反応混合物に、さらに、水10mlに入
れた酸化剤1.86g(0.003モル)を添加した。こ
の反応混合物を50℃で1時間加熱した。さらに水30
mlを添加し、反応混合物をクロロホルム(3×40ml)
で抽出した。合わせた有機相をMgSO4で乾燥させ、濾
過し、蒸発させた。残留物5.4gを、HPLCを介して
精製し、EtOAc/MeOHから最後の再結晶をして生
成物1.7gを得た(融点118〜121℃)。
【0071】 元素分析(C161734S・1/3H2O): 理論値:C 54.38;H 5.04;N 11.89 測定値:C 54.09;H 5.03;N 12.02
【0072】実施例30 2−[[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]チオ]−1
H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン α−ブロモ−3,4−ジフルオロトルエンを用いて実施
例11と同様の方法で標記化合物を合成した(融点14
7〜149℃)。 元素分析(C13923S): 理論値:C 56.31;H 3.27;N 15.15 測定値:C 56.00;H 3.20;N 14.96
【0073】実施例31 2−[[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]スルフィニ
ル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・1/10水
和物 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
170〜173℃(分解))。 元素分析(C13923OS・1/10H2O): 理論値:C 52.91;H 3.14;N 14.24 測定値:C 52.75;H 3.02;N 14.18
【0074】実施例32 2−[[(ペンタフルオロフェニル)メチル]チオ]−1H−
イミダゾ[4,5−c]ピリジン α−ブロモ−2,3,4,5,6−ペンタフルオロトルエン
を用いて実施例11と同様の方法で標記化合物を合成し
た(融点156〜159℃)。 元素分析(C13653S): 理論値:C 47.14;H 1.83;N 12.68 測定値:C 46.78;H 1.52;N 12.45
【0075】実施例33 2−[[(ペンタフルオロフェニル)メチル]スルフィニル]
−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・半水和物 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
114〜117℃)。 元素分析(C13653OS・1/2H2O): 理論値:C 43.82;H 1.98;N 11.79 測定値:C 43.65;H 1.79;N 11.78
【0076】実施例34 2−[[(3−メチルフェニル)メチル]チオ]−1H−イミ
ダゾ[4,5−c]ピリジン α−クロロ−m−キシレンを用いて実施例11と同様の
方法で標記化合物を合成した(融点166〜168
℃)。 元素分析(C14133S): 理論値:C 65.85;H 5.13;N 16.46 測定値:C 65.64;H 4.75;N 16.37
【0077】実施例35 2−[[(3−メチルフェニル)メチル]スルフィニル]−1
H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・1/4水和物 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
175〜177℃(分解))。 元素分析(C14133OS・1/4H2O): 理論値:C 60.96;H 4.93;N 15.23 測定値:C 60.93;H 4.83;N 15.11
【0078】実施例36 2−[[(4−t−ブチルフェニル)メチル]チオ]−1H−
イミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化4−tert−ブチルベンジルを用いて実施例11と同
様の方法で標記化合物を合成した(融点207〜208
℃)。 元素分析(C17193S): 理論値:C 68.65;H 6.44;N 14.13 測定値:C 68.43;H 6.34;N 14.11
【0079】実施例37 2−[[(4−t−ブチルフェニル)メチル]スルフィニル]
−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
215〜217℃(分解))。 元素分析(C17193OS): 理論値:C 65.15;H 6.11;N 13.40 測定値:C 64.67;H 6.20;N 13.07
【0080】実施例38 2−[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル
チオ)メチル]ベンゾニトリル α−ブロモ−o−トルニトリルを用いて実施例11と同
様の方法で標記化合物を合成した(融点200〜202
℃)。 元素分析(C14104S): 理論値:C 63.14;H 3.78;N 21.04 測定値:C 62.87;H 3.63;N 20.83
【0081】実施例39 2−[[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イ
ル)スルフィニル]メチル]ベンゾニトリル 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
179〜182℃)。元素分析(C14104OS): 理論値:C 59.56;H 3.57;N 19.84 測定値:C 59.20;H 3.38;N 19.44
【0082】実施例40 2−[[(2−フルオロフェニル)メチル]チオ]−1H−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化2−フルオロベンジルを用いて実施例11と同様の
方法で標記化合物を合成した(融点186〜188
℃)。 元素分析(C1310FN3S): 理論値:C 60.21;H 3.89;N 16.20 測定値:C 60.19;H 3.76;N 16.48
【0083】実施例41 2−[[(2−フルオロフェニル)メチル]スルフィニル]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・1/4水和物 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
145〜148℃(分解))。 元素分析(C1310FN3OS・1/4H2O): 理論値:C 55.80;H 3.78;N 15.02 測定値:C 55.77;H 3.55;N 14.94
【0084】実施例42 2−[[(2−メトキシフェニル)メチル]チオ]−1H−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化2−メトキシベンジルを用いて実施例11と同様の
方法で標記化合物を合成した(融点193〜195
℃)。 元素分析(C14133OS): 理論値:C 61.97;H 4.83;N 15.49 測定値:C 61.67;H 5.00;N 15.29
【0085】実施例43 2−[[(2−メトキシフェニル)メチル]スルフィニル]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
209〜211℃(分解))。 元素分析(C141332S): 理論値:C 58.52;H 4.56;N 14.62 測定値:C 58.20;H 4.57;N 14.41
【0086】実施例44 2−[[(3,5−ジメトキシフェニル)メチル]チオ]−1
H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化3,5−ジメトキシベンジルを用いて実施例11と
同様の方法で標記化合物を合成した(融点177〜17
9℃)。 元素分析(C242534S): 理論値:C 63.85;H 5.58;N 9.31 測定値:C 63.60;H 5.32;N 9.15
【0087】実施例45 2−[[(3,5−ジメトキシフェニル)メチル]スルフィニ
ル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
207〜210℃(分解))。 元素分析(C151533S): 理論値:C 56.77;H 4.76;N 13.24 測定値:C 56.53;H 4.82;N 12.89
【0088】実施例46 2−[[(3−フェノキシフェニル)メチル]チオ]−1H−
イミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化3−フェノキシベンジルを用いて実施例11と同様
の方法で標記化合物を合成した(融点156〜158
℃)。 元素分析(C19153OS): 理論値:C 68.45;H 4.53;N 12.60 測定値:C 68.35;H 4.44;N 12.45
【0089】実施例47 2−[[(3−フェノキシフェニル)メチル]スルフィニル]
−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
210〜212℃(分解))。 元素分析(C191532S・1/4H2O): 理論値:C 64.48;H 4.42;N 11.87 測定値:C 64.41;H 4.18;N 11.77
【0090】実施例48 2−[[(3−ニトロフェニル)メチル]チオ]−1H−イミ
ダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化3−ニトロベンジルを用いて実施例11と同様の方
法で標記化合物を合成した(融点208〜210℃)。 元素分析(C131042S): 理論値:C 54.53;H 3.52;N 19.57 測定値:C 54.15;H 3.70;N 19.31
【0091】実施例49 2−[[(3−ニトロフェニル)メチル]スルフィニル]−1
H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・0.15ジメチルホ
ルムアミド 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
214〜217℃(分解))。 元素分析(C131043S・0.15DMF): 理論値:C 51.56;H 3.56;N 18.56 測定値:C 51.48;H 3.50;N 18.50
【0092】実施例50 2−[[(4−メトキシ−3−メチルフェニル)メチル]チ
オ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化4−メトキシ−3−メチルベンジルを用いて実施例
11と同様の方法で標記化合物を合成した(融点158
〜159℃)。 元素分析(C15153OS): 理論値:C 63.13;H 5.30;N 14.73 測定値:C 62.95;H 5.36;N 14.67
【0093】実施例51 2−[[(4−メトキシ−3−メチルフェニル)メチル]ス
ルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
189〜192℃(分解))。 元素分析(C151532S): 理論値:C 59.78;H 5.02;N 13.94 測定値:C 59.44;H 4.70;N 13.76
【0094】実施例52 2−[[(3−エトキシフェニル)メチル]チオ]−1H−イ
ミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化3−エトキシベンジルを用いて実施例11と同様の
方法で標記化合物を合成した(融点158〜161
℃)。 元素分析(C15153OS): 理論値:C 63.13;H 5.30;N 14.72 測定値:C 62.98;H 5.24;N 14.47
【0095】実施例53 2−[[(3−エトキシフェニル)メチル]スルフィニル]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・1/3水和物 実施例10と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
166〜167℃(分解))。 元素分析(C151532S・1/3H2O): 理論値:C 58.61;H 5.14;N 13.67 測定値:C 58.61;H 4.89;N 13.70
【0096】実施例54 3−[[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イ
ル)チオ]メチル]フェノール・二臭化水素酸塩 撹拌しながら、丸底フラスコに入れた三フッ化ホウ素2
0mlに、2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]チオ]−
1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン(実施例2)2.4
9gを滴下した。この反応フラスコを、塩化カルシウム
管によって湿気から保護した。72時間、撹拌し続け
た。この反応混合物を、メタノール200mlに滴下し、
これをドライアイスで冷却した。このメタノール溶液を
蒸発させて体積を半分にした。沈殿物として形成された
生成物を濾過器によって回収し、アセトンで洗浄して、
白色結晶1.07gを得た(融点>300℃)。
【0097】元素分析(C13113OS): 理論値:C 37.25;H 3.13;N 10.02 測定値:C 36.86;H 3.03;N 10.40
【0098】実施例55 N−[4−[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−
イルチオ)メチル]フェニル]アセトアミド 塩化4−アセトアミドベンジルを用いて実施例11と同
様の方法で標記化合物を合成した(融点231〜234
℃)。 元素分析(C15144OS): 理論値:C 60.38;H 4.73;N 18.78 測定値:C 60.28;H 4.96;N 18.42
【0099】実施例56 N−[4−[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−
イルスルフィニル)メチル]フェニル]アセトアミド・1.
25水和物 実施例12と同様の方法で標記化合物を合成した(融点
168〜171℃(分解))。 元素分析(C151442S・1.25H2O): 理論値:C 53.71;H 4.52;N 16.70 測定値:C 53.77;H 4.63;N 16.06
【0100】実施例57 [S−(+)]−2−[[3−メトキシフェニル)メチル]スル
フィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン 塩化メチレン125mlに(+)−(2R,8aS)(カンホ
リルスルホニル)オキサジリジン6.0g(0.0262モ
ル)を入れたスラリーを、透明溶液が得られるまで室温
で音波処理した。該オキサジリジン溶液に、エタノール
125mlに2−[[3−(メトキシフェニル)メチル]チオ]
−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン7.11g(0.0
262モル)を入れた溶液を添加した。冷却コイルに水
を走らせながら、20℃で5日間、該反応溶液を音波処
理した。音波処理工程の間、反応容器を窒素雰囲気下に
維持した。この反応混合物をHPLCにかけた。所望の
スルホキシドに対応する1スポットを示す画分を室温で
蒸発させた。生成物2.2gが得られた。[α]25 D=+8
4.5°。キラル分析用HPLCカラムによって、該生
成物が81.3%(+)鏡像異性体および18.7%(−)鏡
像異性体であることが分かった(融点185〜188℃
(分解))。
【0101】元素分析(C141332S): 理論値:C 58.52;H 4.56;N 14.62 測定値:C 58.14;H 4.41;N 14.51
【0102】実施例58 [R−(−)]−2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]ス
ルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン・1
/4水和物 実施例57の方法に従って、エタノール220mlに2−
[[3−(メトキシフェニル)メチル]チオ]−1H−イミダ
ゾ[4,5−c]ピリジン5.16g(0.019モル)を入
れた溶液と、塩化メチレン110mlに(−)−α,α−ジ
クロロカンホルスルホニルオキサジリジン[エフ・エー
・デイビス(F.A.Davis)、アール・ティー・レディ
(R.T.Reddy)およびエム・シー・ウェイスミラー
(M.C.Weismiller)、ジャーナル・オブ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサイエティー(J.Am.Chem.So
c.)、111、5964(1989)]7.15g(0.
019モル)を入れた溶液を合わせて、20℃で8日
間、音波処理した。該反応混合物をHPLC処理した。
所望のスルホキシドに対応する1スポットを示す画分を
室温で蒸発させた。生成物1.52gが得られた。[α]25
D=−99.4°。キラル分析用HPLCカラムによっ
て、該生成物が85.4%(−)鏡像異性体および14.6
%(+)鏡像異性体であることが分かった(融点175〜
178℃(分解))。
【0103】 元素分析(C141332S・1/4H2O): 理論値:C 57.62;H 4.66;N 14.40 測定値:C 57.69;H 4.41;N 14.30
【0104】標準的な薬理試験、骨吸収測定ラットの
四肢からの45Ca放出と称される試験によって、式[I]
で示される化合物の有用な骨粗鬆症活性が示される。
【0105】この測定法の目的は、培養液中で、基底ま
たは刺激性骨吸収を抑制する化合物を同定することであ
る。
【0106】2−置換−イミダゾ[4,5−c]ピリジン
の骨吸収の工程を変化させる能力は、エル・ジー・ライ
ズ(L.G.Raisz)(組織培養液中の骨吸収。副甲状腺ホ
ルモンに対する応答に影響を及ぼす因子。)[ジャーナル
・オブ・クリニカル・インベスティゲーション(J.Cli
n.Invest.)、44:103−116、1965]および
ピー・エイチ・スターンら(P.H.Stern et al)(胎児
ラット四肢骨と新生児マウス頭蓋冠との比較:副甲状腺
ホルモンと1,25−ジヒドロキシビタミンD3の効果)
[カルシファイド・ティシュー・インターナショナル(C
alcif.TissueInt.)、35:172−176、198
3]によって本質的に開示されているように評価され
た。
【0107】方法四肢骨調製 :ちょうど妊娠しているスプラーギュ−ドゥ
ーレイ・シーディー(Sprague-Dawley CDR)ラット
(チャールス・リバー(Charles River))に、懐妊1
8日目に、0.9%食塩水100μlに入れた100μC
iの45CaCl2(NENカルシウム−45 NEZ−01
3)を皮下注射する。翌日、該ラットをCO2窒息によ
って殺す。胎児を取り出し、右前足を切除し、10mM
TESを添加してpH7.3に調節した修飾BGJb−フ
ィットン・ジャクソン培地(慣用製剤化、ギブコ(Gibc
o) No.78−0088)からなる氷冷外植片培地を含
むペトリ皿中に置いた。この修飾BGJb培地は、塩、
グルコースまたは重炭酸塩を含まずに得られ、使用前
に、0.1mM MgCl2、1.25mM CaCl2、5.3mM
KCl、0.7mM MgSO4、130mM NaCl、1.0
mMNaH2PO4、1g/l グルコース、50mg/l 酢酸
ナトリウムおよび100U/ml ペニシリンGで補充さ
れる。該培地を、0.2μmフィルター(ナルグ(Nalge))
を通過させて滅菌する。解剖顕微鏡下、骨から付着組織
をゆっくりと除去し、軟骨の端部を除去する。
【0108】インキュベーションおよび薬物処置:3×
3mm正方形の濾紙(ゲルマン(Gel-man)GN−6メトリ
セル(metricel)フィルター;孔径0.45μm)上に個々
にミッドシャフトを置き、予備インキュベーション培地
0.5mlを含有する24ウエル培養プレートのウエル中
のステンレス製スクリーン上に置く。骨を移す前に予備
インキュベーション培地を37℃にする。予備インキュ
ベーション培地は、修飾BGJb培地(上記塩およびグル
コースを含む)(pH7.3)からなり、29mMNaHC
3を含有している。5%CO2中、37℃で18〜24
時間インキュベートした後、該骨をこれらのスクリーン
/濾紙支持体上から、骨吸収刺激剤(例えば、パラチロ
イドホルモン[PTH]またはインターロイキン−1[I
L−1])含有または不含の、15%熱不活性化ウマ血
清(ギブコ No.230−6050)を補充した予備イン
キュベーション培地(pH7.3)で希釈した試験化合
物を、37℃で0.5ml/ウエルの合計容量中に含有し
ている新しいプレートに移す。非水性溶媒を必要とする
化合物に関して、培地を含有する適当な貯蔵溶液から希
釈液を調製する。これらの場合、同一濃度のビヒクルに
暴露された基底の骨吸収刺激対照体を含む。1時間沸騰
させた(キルコントロール(kill control))骨のさらなる
グループを用いて、介在する細胞がなく、45Caによっ
て交換されたバックグラウンドを確立する。胎児の右尺
骨および橈骨を用いる。両骨を同一処理し、各処理グル
ープは、4つまたはそれ以上の胎児の骨からなってい
る。処理は、前臨床統計学的プログラム(PS−ALL
OC)を用いて任意に設計する。5%CO2中、37℃で
48時間インキュベーション後、該骨を培地から取り出
し、1日またはそれ以上、0.1N HCl 0.5ml中で
抽出した。2つのインキュベーション培地アリコート
(各150μl)と骨抽出物を、液体シンチレーションカ
クテル5ml中、45Ca放射活性について分析する。
【0109】計算:培地中に放出された骨45Caの割合
(%)を下記式によって計算する。
【0110】
【数1】
【0111】結果は、通常、適当なビヒクル対照に対す
る試験グループの45Ca放出割合(%)として表示する。
【0112】この測定結果を「表1」のPTH誘発の欄
に示す。
【0113】基底骨吸収測定ラットの四肢の骨からの
45Ca放出と称された試験によって、式[I]で示され
る化合物の有用な骨粗鬆症活性をさらに証明する。
【0114】この測定の目的は、in vitroでの骨吸収の
刺激薬および抑制薬を試験することである。in vitro
識マウス骨外植片から培養培地中への45Caの放出を骨
吸収の指標として用いた。
【0115】骨標識法:妊娠している母体(pregnant da
ms)に100μCiの45Caを注射することによってラッ
ト胎児(pups)をin vitroで標識する。
【0116】外植片調製:標識注射の2日後、母体をハ
ロタンで麻酔し、頸の関節をはずして殺す。胎児を切除
し、迅速に断頭する。頭蓋冠(前頭骨および頭頂骨)、
前肢(橈骨および尺骨を含む)、および後肢(脛骨)を
取り出し、ペトリ皿中の対照培地中に置く。骨膜を破ら
ないように注意しながら、ブラント切除および吸収紙上
でゆっくりと転がすことを組合わせて、骨から軟らかい
組織を除去する。長い骨から軟骨端部を切り取る。頭蓋
冠を中央縫合に沿って半分に切断した。骨を3つの範疇
に分ける:半分ずつの頭蓋冠、脛骨および橈骨/尺骨。
8つのグループ(骨グループ当たり)を、対照培地0.
5mlを含有している24ウエル培養プレート中に任意に
置く。培養物を、95%空気:5%CO2の加湿したイ
ンキュベーター中、37℃に維持する。
【0117】これらの骨を24時間インキュベートし、
培地を骨から吸引し、試験物質を含有している新しい培
地と替える。各骨グループは、8つの対照グループおよ
び8つの壊死骨グループを有する。55℃で60分間、
培地中で骨を加熱することによって、失活した培養物を
得る。該骨を37℃でさらに72時間インキュベートす
る。終了後、培地アリコート(100μl)を取り出
し、シンチレーションバイアル中に置く。アクアゾール
(Aquasol)10mlを添加し、シンチレーション分光計
中で45Caを定量する。骨を食塩水中で洗浄し、シンチ
レーションバイアル中に置き、室温で、6NHCl 0.
75ml中で一晩加水分解する。加水分解した骨溶液を、
2N NaOH 2.25ml、次いでアククアゾール10ml
の添加によって中和し、シンチレーション分光計によっ
45Ca含有量を測定する。
【0118】分析:24〜96時間に培養培地への45
a放出を、対照培養における45Ca放出およびダネット
(Dunnett's)試験によって失活した骨に対して、個々
に、比較する。結果を「表1」の基底の欄に示す。
【0119】ラットにおける神経切除誘発骨粗鬆症と称
された試験によって、式[I]で示される化合物の有用な
骨粗鬆症活性をさらに証明する。
【0120】この測定の目的は、ラットにおいて、坐骨
神経の外科手術切除(神経除去)の結果、不動にされる
ことによって誘発された骨質量の減少(骨粗鬆症)に対
する薬物の効果を評価することである。
【0121】チャールズ・リバー(Charles River)
から入手した体重225〜250gの、卵巣摘出したか
または無傷の雌性、スプラーギュ・ドゥーレイCD(S
pragueDawley CDR)種ラットを用いる。
【0122】該動物を、食物(ラット・プリナ 500
チャウ)および水を任意に与えながら、プラスチック籠
(1籠当たりラット4または5匹)で飼育する;14/
10昼/夜サイクル。
【0123】1週間の新環境順応後、該動物を任意に1
グループ当たりラット6〜10匹のグループに分ける。
各ラットの体重を測定し、ケタミン(ketamine)(ニュ
ーヨーク、シラキューズのブリストール・ラボラトリー
ズ(Bristol Laboratories))100mg/kgおよびアセ
プロマジン(Acepromazine)(アイオワ、Ft.ドッジ
のアベコ(Aveco))0.75mg/kgを腹腔内投与して麻
酔する。左後肢を剃り、大腿骨に平行に横方向に切開
し、尾大腿筋(caudofemoralis muscle)および短内転
筋と隣接する坐骨神経0.5cmを外科手術的に除去する
ことによって神経を切除する。切開部を傷用クリップ
(wound clips)で閉じる。術後、該ラットを、固定さ
れた肢に対する付加的外傷を最小限にするために吸収剤
床の籠で飼育する。薬物治療の開始前に、24時間の術
後回復期間を置く。
【0124】薬物貯蔵濃度を、体重100g当たり0.1
mlの容量を投与するように算出する。標準食塩水に入れ
た1%トゥィーン(Tween)80中で薬物溶液または均
質懸濁液を調製する。該薬物を、4週間、毎日(週に5
回)、経口または非経口投与する。
【0125】石化組織の逐次的3回標識を用いて、骨性
変化(特に骨形成)および石化率を測定する。キシレノー
ルオレンジ(Xylenol orange)(フィッシャー・サイエン
ティフィック・カンパニー(Fisher Scientific Comp
any))90mg/kg(皮下投与)、カルセイン(Calcein)
(シグマ・ケミカル・カンパニー(Sigma ChemicalCo
mpany))15mg/kg(皮下投与)およびデメクロサイクリ
ン(Demeclocycline)(シグマ・ケミカル・カンパニ
ー)15mg/kg(腹腔内投与)を、研究の終了の約21
日前、10日前および2日前に、各々、投与する。
【0126】4週間目の最後に、各ラットの体重を測定
し、ケタミン100mg/kgおよびアセプロマジン0.7
5mg/kgを腹腔内投与して麻酔し、心臓を穿刺して、血
液約4mlを回収する。麻酔したラットを二酸化炭素に暴
露することによって殺す。両骨からの大腿骨および脛骨
から軟らかい組織を除去する。(i)マッフルファーネ
スを用いて、大腿骨を〜1100℃で16時間灰にす
る。(ii)近位脛骨を固定し、脱水素し、メタクリル酸
メチル−メチルメタクリル酸グリコシル混合液中で脱灰
せずに包埋する。ポリカット S(Polycut S) マイク
ロトーム(レイチャート(Reichert))上に縦方向の組織
標本(10ミクロン)を調製する。修飾ゴールドナー
(Goldner)染色法を用いて、自由に浮遊する切片を染
色し、次いで、これを封入し、カバーガラスをつける。
【0128】画像分析装置(ドレキセル・ユニバーシテ
ィー(Drexel University)によって開発されたソフト
ウェア)を用いて、近位脛骨中の網状骨含有量を定量化
する(2次元骨石化領域[B.Ar]として)。
【0129】網状骨含有量に関して選択された脛骨の領
域は、第1および第2海綿状である。評価のためにこの
領域を選択して標準化するために、成長骨端軟骨−骨幹
端接合部を、デジタル化スクリーンの横軸に平行に配向
させる。次いで、成長軟骨から1.7mm(第2海綿状)
および0.2mm(第1海綿状)ならびに側面にある皮質
素子から等距離の骨素子を上記のように定量化する。評
価した全領域は幅2.30mm、深さ1.45mmであり、面
積3.34mm2である。
【0130】体重、大腿骨の質量(乾燥または灰)およ
び柱状(網状)骨石化領域(B.Ar)を測定する。
【0131】治療グループの無傷の肢(対照)および神
経切除した肢の、大腿骨の質量および骨石化領域の差
(絶対的および割合的変化の両方)を、ダネット(Dun
nett)試験による変化の一方向分析または他の多数の比
較方法を用いてビヒクルグループのそれと比較する。
【0132】結果を下記「表1」および「表2」のIn V
ivoの欄に示す。
【0133】
【表1】
【0134】
【表2】
【0135】骨吸収の工程の間、骨の質が低下し、これ
によって、骨粗鬆症が進行する。本発明は、宿主動物の
骨吸収の割合と骨堆積の割合の間の均衡を変化させるた
めの、骨堆積の割合に対する骨吸収の割合の比を減少さ
せる宿主動物の治療方法であって、該均衡を変え、該比
を減少させるのに充分な量の2−置換イミダゾ−[4,5
−c]ピリジンを宿主動物に投与することからなる治療
方法を提供するものである。2−置換イミダゾ−[4,5
−c]ピリジンは日用量200mg〜1200mgでヒトに
投与される。
【0136】本発明の2−置換イミダゾ−[4,5−c]
ピリジンの投与は、骨粗鬆症または歯周炎の治療のため
の他のレジメンに補充することができる。例えば、2−
置換−イミダゾ[4,5−c]ピリジンの投与は、リン酸
カルシウムまたは炭酸カルシウムとしてのカルシウムの
日摂取量600mg〜1200mgに補充することができ
る。また、2−置換−イミダゾ[4,5−c]ピリジンの
投与は、ウマ抱合卵胞ホルモン日用量0.625mgのよ
うなエストロゲン置換療法に補充することもできる。
フロントページの続き (72)発明者 アンソニー・カルメン・スコテセ アメリカ合衆国19406ペンシルベニア州キ ング・オブ・プルシア、ビードラー・ロー ド240番 (72)発明者 ドナルド・ピーター・ストライク アメリカ合衆国19087ペンシルベニア州セ ント・デビツズ、アイブン・アベニユー 445番

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式[I]: 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、独立して、
    水素原子、1〜6個の炭素原子を含有する低級アルキ
    ル、ヒドロキシ、1〜6個の炭素原子を含有する低級ア
    ルキルオキシ、ハロゲン原子、トリフルオロメチル、ト
    リフルオロメトキシ、ニトロ、シアノ、フェノキシ、ベ
    ンジルオキシ、アミノアセチル、−S(O)p−CH3から
    なる群から選択されるか、または任意の2つの隣接した
    基が結合してメチレンジオキシを形成し、mは0〜2で
    あり、nは1〜3であり、pは0〜2である)で示され
    る化合物ならびにその医薬的に許容される塩および水和
    物。
  2. 【請求項2】 R1、R2、R3、R4およびR5が独立し
    て、水素原子、ヒドロキシ、メトキシ、フッ素原子、臭
    素原子、塩素原子、メチル、トリフルオロメチル、ベン
    ジルオキシからなる群から選択されるか、または任意の
    2つの隣接した基が結合してメチレンジオキシを形成
    し、mが0〜2であり、nが1〜2である式[I]で示さ
    れる請求項1記載の化合物およびその医薬的に許容され
    る塩。
  3. 【請求項3】 2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]
    スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンで
    ある請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容され
    る塩。
  4. 【請求項4】 2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]
    チオ]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンである請求
    項2記載の化合物およびその医薬的に許容される塩。
  5. 【請求項5】 2−[[(3−メトキシフェニル)メチル]
    スルホニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンであ
    る請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容される
    塩。
  6. 【請求項6】 2−[[(3,4−ジクロロフェニル)メチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  7. 【請求項7】 2−[[[3−(トリフルオロメチル)フェ
    ニル]メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−
    c]ピリジンである請求項2記載の化合物およびその医
    薬的に許容される塩。
  8. 【請求項8】 2−[[(2−クロロ−6−フルオロフェ
    ニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−
    c]ピリジンである請求項2記載の化合物およびその医
    薬的に許容される塩。
  9. 【請求項9】 2−[[(フェニル)メチル]スルフィニル]
    −1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンである請求項2
    記載の化合物およびその医薬的に許容される塩。
  10. 【請求項10】 2−[(2−フェニルエチル)スルフィ
    ニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンである請求
    項2記載の化合物およびその医薬的に許容される塩。
  11. 【請求項11】 2−[[(3−メトキシフェニル)エチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  12. 【請求項12】 2−[[(2,4,6−トリメチルフェニ
    ル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]
    ピリジンである請求項2記載の化合物およびその医薬的
    に許容される塩。
  13. 【請求項13】 2−[[(4−ブロモ−2−フルオロフ
    ェニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5
    −c]ピリジンである請求項2記載の化合物およびその
    医薬的に許容される塩。
  14. 【請求項14】 2−[[[3−(フェニルメトキシ)フェ
    ニル]メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−
    c]ピリジンである請求項2記載の化合物およびその医
    薬的に許容される塩。
  15. 【請求項15】 2−[[(6−クロロ−1,3−ベンゾジ
    オキソール−5−イル)メチル]スルフィニル]−1H−
    イミダゾ[4,5−c]ピリジンである請求項2記載の化
    合物およびその医薬的に許容される塩。
  16. 【請求項16】 2−[[(4−メトキシフェニル)メチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  17. 【請求項17】 2−[[(3,4,5−トリメトキシフェ
    ニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−
    c]ピリジンである請求項2記載の化合物およびその医
    薬的に許容される塩。
  18. 【請求項18】 2−[[(3,4−ジフルオロフェニル)
    メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピ
    リジンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に
    許容される塩。
  19. 【請求項19】 2−[[(ペンタフルオロフェニル)メチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  20. 【請求項20】 2−[[(3−メチルフェニル)メチル]
    スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンで
    ある請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容され
    る塩。
  21. 【請求項21】 2−[[(4−t−ブチルフェニル)メチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  22. 【請求項22】 2−[[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピ
    リジン−2−イル)スルフィニル]メチル]ベンゾニトリ
    ルである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  23. 【請求項23】 2−[[(2−フルオロフェニル)メチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  24. 【請求項24】 2−[[(2−メトキシフェニル)メチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  25. 【請求項25】 2−[[(3,5−ジメトキシフェニル)
    メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピ
    リジンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に
    許容される塩。
  26. 【請求項26】 2−[[(3−フェノキシフェニル)メチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  27. 【請求項27】 2−[[(3−ニトロフェニル)メチル]
    スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンで
    ある請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容され
    る塩。
  28. 【請求項28】 2−[[(4−メトキシ−3−メチルフ
    ェニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5
    −c]ピリジンである請求項2記載の化合物およびその
    医薬的に許容される塩。
  29. 【請求項29】 2−[[(3−エトキシフェニル)メチ
    ル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジ
    ンである請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容
    される塩。
  30. 【請求項30】 N−[4−[(1H−イミダゾ[4,5−
    c]ピリジン−2−イルスルフィニル)メチル]フェニル]
    アセトアミドである請求項2記載の化合物およびその医
    薬的に許容される塩。
  31. 【請求項31】 [S−(+)]−2−[[3−メトキシフェ
    ニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5−
    c]ピリジンである請求項2記載の化合物およびその医
    薬的に許容される塩。
  32. 【請求項32】 [R−(−)]−2−[[(3−メトキシフ
    ェニル)メチル]スルフィニル]−1H−イミダゾ[4,5
    −c]ピリジンである請求項2記載の化合物およびその
    医薬的に許容される塩。
  33. 【請求項33】 3−[[(1H−イミダゾ[4,5−c]ピ
    リジン−2−イル)スルフィニル]メチル]フェノールで
    ある請求項2記載の化合物およびその医薬的に許容され
    る塩。
  34. 【請求項34】 式[I]: 【化2】 (式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、独立して、
    水素原子、1〜6個の炭素原子を含有する低級アルキ
    ル、ヒドロキシ、1〜6個の炭素原子を含有する低級ア
    ルキルオキシ、ハロゲン原子、トリフルオロメチル、ト
    リフルオロメトキシ、ニトロ、シアノ、フェノキシ、ベ
    ンジルオキシ、アミノアセチル、−S(O)p−CH3から
    なる群から選択されるか、または任意の2つの隣接した
    基が結合してメチレンジオキシを形成し、mは0〜2で
    あり、nは1〜3であり、pは0〜2である)で示され
    る化合物ならびにその医薬的に許容される塩および水和
    物の製造方法であって、式[A]: 【化3】 で示される化合物を式[B]: 【化4】 (式中、R1、R2、R3、R4およびR5ならびにnは上
    記定義と同じであり、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素
    原子またはトシル基である)で示される化合物と反応さ
    せて、式[I]: 【化5】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5およびnは、上記定
    義と同じであり、mは0である)で示されるスルフィド
    化合物を得て、所望により該スルフィドを酸化して、m
    が1および2である式[I]で示される化合物を得ること
    を特徴とする製造方法。
  35. 【請求項35】 式[I]で示される化合物および医薬的
    に許容される担体からなることを特徴とする宿主動物に
    おいて骨吸収の割合と骨形成との割合の間の均衡を変化
    させて、該骨形成の割合に対する骨吸収の割合の比を減
    少させるのに有用な医薬組成物。
  36. 【請求項36】 宿主動物における骨吸収の割合と骨形
    成との割合の間の均衡を変化させて、該骨形成の割合に
    対する骨吸収の割合の比を減少させるための宿主動物の
    治療方法であって、該均衡を変化させ、かつ該比を減少
    させるのに充分な量の式[I]で示される化合物を宿主動
    物に投与することを特徴とする治療方法。
JP2413425A 1989-12-21 1990-12-21 イミダゾ[4,5−cピリジン抗骨粗鬆症薬 Pending JPH0551382A (ja)

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