JPH055113Y2 - - Google Patents
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- JPH055113Y2 JPH055113Y2 JP1987170434U JP17043487U JPH055113Y2 JP H055113 Y2 JPH055113 Y2 JP H055113Y2 JP 1987170434 U JP1987170434 U JP 1987170434U JP 17043487 U JP17043487 U JP 17043487U JP H055113 Y2 JPH055113 Y2 JP H055113Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- release lever
- brake
- brake arm
- shaft
- arm
- Prior art date
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 6
- JGPMMRGNQUBGND-UHFFFAOYSA-N idebenone Chemical compound COC1=C(OC)C(=O)C(CCCCCCCCCCO)=C(C)C1=O JGPMMRGNQUBGND-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 229960004135 idebenone Drugs 0.000 claims description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自転車のキヤリパーブレーキにおけ
るクイツクレリーズ装置の改良に関する。
るクイツクレリーズ装置の改良に関する。
(従来の技術)
従来、キヤリパーブレーキにおけるクイツクレ
リーズ装置の代表的なものとして実公昭51−
25894号公報に記載されているものがある。
リーズ装置の代表的なものとして実公昭51−
25894号公報に記載されているものがある。
この従来例は第7図、第8図に示すように、キ
ヤリパーブレーキの一方のアームの延長端部に取
付けられるクイツクレリーズ作動部材6は、その
後端に形成された後摘み部7の先端を相対する二
叉側壁6b,6cに分割形成し、その一側壁6b
は前記アーム延長端部の一側面上部に突設した係
止ピン7に係脱するピン係止部8を有するカム形
状に形成され、且つ、前記両側壁6b,6cの中
途には前記アーム1の延長端部に係止ピン7より
下方になるよう形成された縦長孔9に摺動自在に
係合する枢軸10を挿通するための軸孔が、カム
形状側壁6bの偏心位置を通るように設けてなる
ものである。
ヤリパーブレーキの一方のアームの延長端部に取
付けられるクイツクレリーズ作動部材6は、その
後端に形成された後摘み部7の先端を相対する二
叉側壁6b,6cに分割形成し、その一側壁6b
は前記アーム延長端部の一側面上部に突設した係
止ピン7に係脱するピン係止部8を有するカム形
状に形成され、且つ、前記両側壁6b,6cの中
途には前記アーム1の延長端部に係止ピン7より
下方になるよう形成された縦長孔9に摺動自在に
係合する枢軸10を挿通するための軸孔が、カム
形状側壁6bの偏心位置を通るように設けてなる
ものである。
上記従来装置にあつては、クイツクレリーズ操
作を行なうに際して、レリーズ作動部材6の摘み
部7をもつて該作動部材6を枢軸10を中心にし
て回動させると、これと一体のカム形状側壁6b
は、図の実線状態より鎖線状態に回動して係止ピ
ン7よりピン係止部8を離脱させる。この回動に
伴ないインナワイヤ11の緊張状態が弛められる
と同時に両ブレーキアーム1,2がスプリング5
の付勢力によりアーム支軸3回りに揺動して下端
部間隔を拡開する。即ち、レリーズ作動部材6
は、予じめ両アームの下端部を手で掴持させその
間隔を少し狭める等の作用を施さなくても、ワン
タツチで回動できるようになつている。
作を行なうに際して、レリーズ作動部材6の摘み
部7をもつて該作動部材6を枢軸10を中心にし
て回動させると、これと一体のカム形状側壁6b
は、図の実線状態より鎖線状態に回動して係止ピ
ン7よりピン係止部8を離脱させる。この回動に
伴ないインナワイヤ11の緊張状態が弛められる
と同時に両ブレーキアーム1,2がスプリング5
の付勢力によりアーム支軸3回りに揺動して下端
部間隔を拡開する。即ち、レリーズ作動部材6
は、予じめ両アームの下端部を手で掴持させその
間隔を少し狭める等の作用を施さなくても、ワン
タツチで回動できるようになつている。
(考案が解決しようとする課題)
ところで、前記従来装置を、モトクロス用自転
車等のように転倒が頻繁に生じ、また障害物と接
触機会の多い車種に使用した場合に、前記レリー
ズ作動部材6を不慮に回動させブレーキが機能し
ない事態が生ずることがあり、これが改良を望ま
れている。
車等のように転倒が頻繁に生じ、また障害物と接
触機会の多い車種に使用した場合に、前記レリー
ズ作動部材6を不慮に回動させブレーキが機能し
ない事態が生ずることがあり、これが改良を望ま
れている。
本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、クイツク
レリーズレバーが障害物に衝当しても不慮に作動
しないようにしたクイツクレリーズ装置を提供す
るにある。
れたもので、その目的とするところは、クイツク
レリーズレバーが障害物に衝当しても不慮に作動
しないようにしたクイツクレリーズ装置を提供す
るにある。
(課題を解決するための手段)
上記問題を解決するため、本考案では次の技術
的手段を講じた。
的手段を講じた。
すなわち、本考案は、各下端部にブレーキシユ
ー4を有する一対の揺動自在なブレーキアーム
1,2と、該ブレーキアーム1,2の下端部間を
拡開方向に付勢するスプリング5と、片方のブレ
ーキアーム1下端部が他方のブレーキアーム2下
端部に接近するよう前記片方のブレーキアーム1
を牽引する牽引ワイヤ6とを備えたブレーキにお
いて、 前記牽引ワイヤ6の端部に結合されたレリーズ
レバー17は、下部外側に摘み部18を有する基
部17Aより先端が、相対する二叉側壁17B,
17Cに分割され、両側壁17B,17C下部に
牽引ワイヤ調節ダルマ19の軸部19Aを貫通さ
せる軸挿通孔20が形成されると共にその上方に
上下方向に長い軸孔21が形成され、 さらに、基部17Aの上端縁は、ブレーキアー
ム1の上端部1Aの係止部22とせられると共
に、一方の側壁17Cの内側上部端面がセツト時
における回動阻止当り面23とせられ、 前記ブレーキアーム1の上端部1Aは、レリー
ズレバー17の両側壁17B,17C間に挿入さ
れる厚さとされると共に、裏面には、レリーズレ
バー17のセツト時のみ、前記回動阻止当り面2
3が当接するレリーズレバー回動阻止当り面24
が形成されるように段差部が形成され、さらに、
ブレーキアーム上端部1Aには、軸体25が嵌入
固定される軸孔26が形成され、先端部にはレリ
ーズレバー17の係止部22が係止されるレリー
ズレバー係止部27が形成されており、レリーズ
レバー17のセツト時に当接係止されるよう構成
されたことを特徴としている。
ー4を有する一対の揺動自在なブレーキアーム
1,2と、該ブレーキアーム1,2の下端部間を
拡開方向に付勢するスプリング5と、片方のブレ
ーキアーム1下端部が他方のブレーキアーム2下
端部に接近するよう前記片方のブレーキアーム1
を牽引する牽引ワイヤ6とを備えたブレーキにお
いて、 前記牽引ワイヤ6の端部に結合されたレリーズ
レバー17は、下部外側に摘み部18を有する基
部17Aより先端が、相対する二叉側壁17B,
17Cに分割され、両側壁17B,17C下部に
牽引ワイヤ調節ダルマ19の軸部19Aを貫通さ
せる軸挿通孔20が形成されると共にその上方に
上下方向に長い軸孔21が形成され、 さらに、基部17Aの上端縁は、ブレーキアー
ム1の上端部1Aの係止部22とせられると共
に、一方の側壁17Cの内側上部端面がセツト時
における回動阻止当り面23とせられ、 前記ブレーキアーム1の上端部1Aは、レリー
ズレバー17の両側壁17B,17C間に挿入さ
れる厚さとされると共に、裏面には、レリーズレ
バー17のセツト時のみ、前記回動阻止当り面2
3が当接するレリーズレバー回動阻止当り面24
が形成されるように段差部が形成され、さらに、
ブレーキアーム上端部1Aには、軸体25が嵌入
固定される軸孔26が形成され、先端部にはレリ
ーズレバー17の係止部22が係止されるレリー
ズレバー係止部27が形成されており、レリーズ
レバー17のセツト時に当接係止されるよう構成
されたことを特徴としている。
(作用)
本考案によれば、レリーズレバー17のセツト
時には、該レバー17はスプリング5の作用によ
り、牽引ワイヤ6を介して上方に引き上げられて
その係止部22がブレーキアーム1上端部1Aの
レリーズレバー係止部27に係止されると共に、
両者1,17の回動阻止当り面24,23が互に
当接してレリーズレバー17は回動することな
く、ブレーキアーム上端部1Aに固定状態に保持
される。そこで、クイツクレリーズ操作時には、
両ブレーキアーム1,2の下端部を手で掴持して
その間隔を少し狭めると、ブレーキアーム上端部
1Aが上向き移動し、両者1,2の回動阻止当り
面24,23が互に離れると共に係止部27,2
2の係止が解かれるので、レリーズレバー17を
外側方から上方に軸体25回りに回動させると、
牽引ワイヤ6の緊張状態が弛められると同時に両
ブレーキアーム1,2がスプリング5の付勢力に
より揺動して下端部間隔が拡開される。この状態
になれば、自転車タイヤをブレーキシユー4間か
ら取り出すことができる。
時には、該レバー17はスプリング5の作用によ
り、牽引ワイヤ6を介して上方に引き上げられて
その係止部22がブレーキアーム1上端部1Aの
レリーズレバー係止部27に係止されると共に、
両者1,17の回動阻止当り面24,23が互に
当接してレリーズレバー17は回動することな
く、ブレーキアーム上端部1Aに固定状態に保持
される。そこで、クイツクレリーズ操作時には、
両ブレーキアーム1,2の下端部を手で掴持して
その間隔を少し狭めると、ブレーキアーム上端部
1Aが上向き移動し、両者1,2の回動阻止当り
面24,23が互に離れると共に係止部27,2
2の係止が解かれるので、レリーズレバー17を
外側方から上方に軸体25回りに回動させると、
牽引ワイヤ6の緊張状態が弛められると同時に両
ブレーキアーム1,2がスプリング5の付勢力に
より揺動して下端部間隔が拡開される。この状態
になれば、自転車タイヤをブレーキシユー4間か
ら取り出すことができる。
反対に、自転車タイヤをブレーキシユー4間に
通して両ブレーキアーム1,2間に嵌め込んだ後
においては、上方位置にあるレリーズレバー17
を下方向に回動して両者の係止部27,22を係
止させることにより、牽引ワイヤ6の張り状態が
得られると同時にレリーズレバー17は回動しな
い元のセツト状態になる。
通して両ブレーキアーム1,2間に嵌め込んだ後
においては、上方位置にあるレリーズレバー17
を下方向に回動して両者の係止部27,22を係
止させることにより、牽引ワイヤ6の張り状態が
得られると同時にレリーズレバー17は回動しな
い元のセツト状態になる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図〜第5図は本考案実施例の要部を示すも
ので、他の構成は従来例と同じであるから、図示
説明を省略し同一名称および符号を使用する。
ので、他の構成は従来例と同じであるから、図示
説明を省略し同一名称および符号を使用する。
レリーズレバー17は、下部外側(自転車タイ
ヤ14を中心として外側)に摘み部18を有する
基部17Aより先端が、相対する二叉側壁17
B,17Cに分割され、両側壁17B,17C下
部に牽引ワイヤ調節ダルマ19の軸部19Aを貫
通させる軸挿通孔20が形成されると共にその上
方に上下方向に長い軸孔21が形成されている。
ヤ14を中心として外側)に摘み部18を有する
基部17Aより先端が、相対する二叉側壁17
B,17Cに分割され、両側壁17B,17C下
部に牽引ワイヤ調節ダルマ19の軸部19Aを貫
通させる軸挿通孔20が形成されると共にその上
方に上下方向に長い軸孔21が形成されている。
さらに、基部17Aの上端縁(前記レバー17
の外側部)は、ブレーキアーム1の上端部1Aの
係止部22とせられると共に、一方の側壁17C
の内側上部端面がセツト時における回動阻止当り
面23とせられている。
の外側部)は、ブレーキアーム1の上端部1Aの
係止部22とせられると共に、一方の側壁17C
の内側上部端面がセツト時における回動阻止当り
面23とせられている。
ブレーキアーム1の上端部1Aは、レリーズレ
バー17の両側壁17B,17C間に挿入される
厚さとされると共に、裏面には、レリーズレバー
17のセツト時すなわち上昇時にのみ、前記回動
阻止当り面23が当接するレリーズレバー回動阻
止当り面24が形成されるように段差部が形成さ
れている。さらに、ブレーキアーム上端部1Aに
は、軸体25が嵌入固定される軸孔26が形成さ
れ、先端部にはレリーズレバー17の係止部22
が係止されるレリーズレバー係止部27が形成さ
れており、レリーズレバー17のセツト時に当接
係止されるようになつている。
バー17の両側壁17B,17C間に挿入される
厚さとされると共に、裏面には、レリーズレバー
17のセツト時すなわち上昇時にのみ、前記回動
阻止当り面23が当接するレリーズレバー回動阻
止当り面24が形成されるように段差部が形成さ
れている。さらに、ブレーキアーム上端部1Aに
は、軸体25が嵌入固定される軸孔26が形成さ
れ、先端部にはレリーズレバー17の係止部22
が係止されるレリーズレバー係止部27が形成さ
れており、レリーズレバー17のセツト時に当接
係止されるようになつている。
前記軸体25は、鋲状を呈し、レリーズレバー
17の軸孔21およびブレーキアーム上端部1A
の軸孔26に挿通され、軸端部のワツシヤ28を
介してかしめ付けることによりブレーキアーム1
に固着されている。
17の軸孔21およびブレーキアーム上端部1A
の軸孔26に挿通され、軸端部のワツシヤ28を
介してかしめ付けることによりブレーキアーム1
に固着されている。
29は中空調節ねじで、調節ナツト30がねじ
頭部31側に螺嵌せられ、該ねじ29は前記ダル
マ19に軸部19A軸心と直交状に設けられたね
じ孔32に螺入せられており、中空部内に牽引ワ
イヤ6の端部が挿入固定されている。
頭部31側に螺嵌せられ、該ねじ29は前記ダル
マ19に軸部19A軸心と直交状に設けられたね
じ孔32に螺入せられており、中空部内に牽引ワ
イヤ6の端部が挿入固定されている。
上記実施例によれば、クイツクレリーズセツト
時は、第1図〜第3図に実線で示すように、ブレ
ーキアーム1,2のスプリング5の作用により牽
引ワイヤ6を介してレリーズレバー17が上方に
引き上げられており、ブレーキアーム上端部1A
の係止部27および回動阻止当り面24に、レリ
ーズレバー17の係止部22および回動阻止当り
面23がそれぞれ当接し、レリーズレバー17は
回動することなくブレーキアーム上端部1Aに確
実に固定されている。
時は、第1図〜第3図に実線で示すように、ブレ
ーキアーム1,2のスプリング5の作用により牽
引ワイヤ6を介してレリーズレバー17が上方に
引き上げられており、ブレーキアーム上端部1A
の係止部27および回動阻止当り面24に、レリ
ーズレバー17の係止部22および回動阻止当り
面23がそれぞれ当接し、レリーズレバー17は
回動することなくブレーキアーム上端部1Aに確
実に固定されている。
そこで、クイツクレリーズ操作を行なう場合
は、まず、手で両ブレーキアーム1,2の下端部
を掴持してその間隔を少し狭めると、ブレーキア
ーム上端部1Aが上向きに、すなわち軸体25が
レリーズレバー17の軸孔21内を上方に移動
し、両者1,2の回動阻止当り面24,23が第
3図に2点鎖線で示すように離れると共に両係止
部22,27の係止が解かれる。このさい、係止
部27の上端縁27′は係止部20の内側に入り
込み状となる。次いで、レリーズレバー17の摘
み部18を手で持つて軸体25回りに外側方から
上方に向けて回動させると、係止部22の内面か
らブレーキアーム上端部1Aの円弧形上端面に沿
つて移動する(第1図、第4図参照)。その結果、
牽引ワイヤ6の緊張状態が弛められると同時に、
両ブレーキアーム1,2がスプリング5の付勢力
によりアーム支軸3回りに揺動してその下端部間
隔が拡開される。このようにして、両ブレーキア
ーム1,2の下端部間隔が拡げられると、ブレー
キシユー4間が拡がり、自転車タイヤ14を容易
に取り出すことができ、タイヤ14の取替え、パ
ンク修理並びにその他の作業を行なうことがき
る。
は、まず、手で両ブレーキアーム1,2の下端部
を掴持してその間隔を少し狭めると、ブレーキア
ーム上端部1Aが上向きに、すなわち軸体25が
レリーズレバー17の軸孔21内を上方に移動
し、両者1,2の回動阻止当り面24,23が第
3図に2点鎖線で示すように離れると共に両係止
部22,27の係止が解かれる。このさい、係止
部27の上端縁27′は係止部20の内側に入り
込み状となる。次いで、レリーズレバー17の摘
み部18を手で持つて軸体25回りに外側方から
上方に向けて回動させると、係止部22の内面か
らブレーキアーム上端部1Aの円弧形上端面に沿
つて移動する(第1図、第4図参照)。その結果、
牽引ワイヤ6の緊張状態が弛められると同時に、
両ブレーキアーム1,2がスプリング5の付勢力
によりアーム支軸3回りに揺動してその下端部間
隔が拡開される。このようにして、両ブレーキア
ーム1,2の下端部間隔が拡げられると、ブレー
キシユー4間が拡がり、自転車タイヤ14を容易
に取り出すことができ、タイヤ14の取替え、パ
ンク修理並びにその他の作業を行なうことがき
る。
また、クイツクレリーズセツト時には、自転車
タイヤ14をブレーキシユー4間に嵌め込んだ後
に、レリーズレバー17の摘み部18を手で持
ち、外側方から下方に軸体25回りに回動させ、
ブレーキアーム1の係止部27にレリーズレバー
17の係止部22が係止させると共に両回動阻止
当り面24,23を当接させることによつて、牽
引ワイヤ6の張り状態が得られると同時にレリー
ズレバー17は回動しないセツト状態に復帰す
る。
タイヤ14をブレーキシユー4間に嵌め込んだ後
に、レリーズレバー17の摘み部18を手で持
ち、外側方から下方に軸体25回りに回動させ、
ブレーキアーム1の係止部27にレリーズレバー
17の係止部22が係止させると共に両回動阻止
当り面24,23を当接させることによつて、牽
引ワイヤ6の張り状態が得られると同時にレリー
ズレバー17は回動しないセツト状態に復帰す
る。
(考案の効果)
本考案によれば、レリーズレバー17のセツト
時には、該レバー17はスプリング5の作用によ
り牽引ワイヤ6を介して上方に引き上げられてそ
の係止部22がブレーキアーム1上端部1Aのレ
リーズレバー係止部27に係止されると共に、両
者1,17の回動阻止当り面24,23が互に当
接しているので、レリーズレバー17はブレーキ
アーム上端部1Aに固定状態に保持され、従つて
レリーズレバー17に障害物等が衝当しても、こ
れが不慮に回動してブレーキが機能しないという
事態は全く生じない。即ち、レリーズレバー17
は、予じめ両ブレーキアーム1,2の下端部を手
で掴持してその間隔を少し狭めない限りは回動で
きず、従つてモトクロス自転車の如く転倒、障害
物に衝当する機会の多い車種に使用して不慮なブ
レーキ解放を防止して自転車の安全性を増大した
ものとして優れる。
時には、該レバー17はスプリング5の作用によ
り牽引ワイヤ6を介して上方に引き上げられてそ
の係止部22がブレーキアーム1上端部1Aのレ
リーズレバー係止部27に係止されると共に、両
者1,17の回動阻止当り面24,23が互に当
接しているので、レリーズレバー17はブレーキ
アーム上端部1Aに固定状態に保持され、従つて
レリーズレバー17に障害物等が衝当しても、こ
れが不慮に回動してブレーキが機能しないという
事態は全く生じない。即ち、レリーズレバー17
は、予じめ両ブレーキアーム1,2の下端部を手
で掴持してその間隔を少し狭めない限りは回動で
きず、従つてモトクロス自転車の如く転倒、障害
物に衝当する機会の多い車種に使用して不慮なブ
レーキ解放を防止して自転車の安全性を増大した
ものとして優れる。
第1図〜第5図は本考案の実施例を示すもの
で、第1図は要部の正面図、第2図は第1図の右
側面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4
図は分解正面斜視図、第5図は分解裏面斜視図、
第6図はサイドプル式キヤリパーブレーキの従来
例を示す正面図、第7図はクイツクレリーズ装置
の作動を示す説明図である。 1,2……ブレーキアーム、1A……上端部、
4……ブレーキシユー、5……スプリング、6…
…牽引ワイヤ、17……レリーズレバー、21…
…軸孔、22……係止部、23……回動阻止当り
面、24……レリーズレバー回動阻止当り面、2
5……軸体、27……レリーズレバー係止部。
で、第1図は要部の正面図、第2図は第1図の右
側面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4
図は分解正面斜視図、第5図は分解裏面斜視図、
第6図はサイドプル式キヤリパーブレーキの従来
例を示す正面図、第7図はクイツクレリーズ装置
の作動を示す説明図である。 1,2……ブレーキアーム、1A……上端部、
4……ブレーキシユー、5……スプリング、6…
…牽引ワイヤ、17……レリーズレバー、21…
…軸孔、22……係止部、23……回動阻止当り
面、24……レリーズレバー回動阻止当り面、2
5……軸体、27……レリーズレバー係止部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 各下端部にブレーキシユー4を有する一対の揺
動自在なブレーキアーム1,2と、該ブレーキア
ーム1,2の下端部間を拡開方向に付勢するスプ
リング5と、片方のブレーキアーム1下端部が他
方のブレーキアーム2下端部に接近するよう前記
片方のブレーキアーム1を牽引する牽引ワイヤ6
とを備えたブレーキにおいて、 前記牽引ワイヤ6の端部に結合されたレリーズ
レバー17は、下部外側に摘み部18を有する基
部17Aより先端が、相対する二叉側壁17B,
17Cに分割され、両側壁17B,17C下部に
牽引ワイヤ調節ダルマ19の軸部19Aを貫通さ
せる軸挿通孔20が形成されると共にその上方に
上下方向に長い軸孔21が形成され、 さらに、基部17Aの上端縁は、ブレーキアー
ム1の上端部1Aの係止部22とせられると共
に、一方の側壁17Cの内側上部端面がセツト時
における回動阻止当り面23とせられ、 前記ブレーキアーム1の上端部1Aは、レリー
ズレバー17の両側壁17B,17C間に挿入さ
れる厚さとされると共に、裏面には、レリーズレ
バー17のセツト時のみ、前記回動阻止当り面2
3が当接するレリーズレバー回動阻止当り面24
が形成されるように段差部が形成され、さらに、
ブレーキアーム上端部1Aには、軸体25が嵌入
固定される軸孔26が形成され、先端部にはレリ
ーズレバー17の係止部22が係止されるレリー
ズレバー係止部27が形成されており、レリーズ
レバー17のセツト時に当接係止されるよう構成
されたことを特徴とする自転車用ブレーキのクイ
ツクレリーズ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987170434U JPH055113Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987170434U JPH055113Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0174995U JPH0174995U (ja) | 1989-05-22 |
JPH055113Y2 true JPH055113Y2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=31461373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987170434U Expired - Lifetime JPH055113Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055113Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125894U (ja) * | 1974-08-19 | 1976-02-25 |
-
1987
- 1987-11-06 JP JP1987170434U patent/JPH055113Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125894U (ja) * | 1974-08-19 | 1976-02-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0174995U (ja) | 1989-05-22 |
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