JPH0550932A - 車両の自動操舵装置 - Google Patents
車両の自動操舵装置Info
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- JPH0550932A JPH0550932A JP3211180A JP21118091A JPH0550932A JP H0550932 A JPH0550932 A JP H0550932A JP 3211180 A JP3211180 A JP 3211180A JP 21118091 A JP21118091 A JP 21118091A JP H0550932 A JPH0550932 A JP H0550932A
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- vehicle
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- automatic
- automatic steering
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 241000272525 Anas platyrhynchos Species 0.000 description 1
- 241000282326 Felis catus Species 0.000 description 1
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操舵パタ−ンに沿った操舵を確保し、障害物
との干渉回避を確実に行う。 【構成】 コントロ−ラ15の操舵角検出手段15A
が、トルクセンサ9よりの信号を受けて運転者による操
舵角を検出する。操舵角検出手段15Aの出力を受けた
規制手段15Bが、自動操舵中に、運転者が所定舵角以
上に操舵するときは、電動モ−タ8を制御して、操舵を
規制する。それによって、操舵パタ−ンに沿った操舵を
確保する。
との干渉回避を確実に行う。 【構成】 コントロ−ラ15の操舵角検出手段15A
が、トルクセンサ9よりの信号を受けて運転者による操
舵角を検出する。操舵角検出手段15Aの出力を受けた
規制手段15Bが、自動操舵中に、運転者が所定舵角以
上に操舵するときは、電動モ−タ8を制御して、操舵を
規制する。それによって、操舵パタ−ンに沿った操舵を
確保する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、障害物との干渉を回避
するための操舵を行う車両の自動操舵装置に関するもの
である。
するための操舵を行う車両の自動操舵装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、平面上を移動する移動体同士の衝
突回避を操舵により実現する誘導装置として、例えば特
開平1−124008号公報に記載されるように、自車
と、他の移動体の位置、進行方向及び速度から衝突位置
を求め、操舵によって衝突を回避する経路を演算し、操
舵を行うことは知られている。
突回避を操舵により実現する誘導装置として、例えば特
開平1−124008号公報に記載されるように、自車
と、他の移動体の位置、進行方向及び速度から衝突位置
を求め、操舵によって衝突を回避する経路を演算し、操
舵を行うことは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのよう
に、操舵によって衝突を回避する経路を演算し、自動操
舵を行う場合、その自動操舵中に、運転者が操舵する場
合があり、その操舵角が所定舵角以上に大きいと、障害
物との干渉回避のコントロ−ルが困難となることがあ
る。
に、操舵によって衝突を回避する経路を演算し、自動操
舵を行う場合、その自動操舵中に、運転者が操舵する場
合があり、その操舵角が所定舵角以上に大きいと、障害
物との干渉回避のコントロ−ルが困難となることがあ
る。
【0004】本発明は、操舵パタ−ンに沿った操舵を確
保し、障害物との干渉を確実に回避することができる車
両の自動操舵装置を提供するものである。
保し、障害物との干渉を確実に回避することができる車
両の自動操舵装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、障害物との干
渉を回避するための操舵を行う車両の自動操舵装置を前
提とする。
渉を回避するための操舵を行う車両の自動操舵装置を前
提とする。
【0006】本発明は、運転者による操舵角を検出する
操舵角検出手段と、該操舵角検出手段の出力を受け、自
動操舵中に、運転者が所定舵角以上に操舵するときは、
その操舵を規制する規制手段を備える構成とする。
操舵角検出手段と、該操舵角検出手段の出力を受け、自
動操舵中に、運転者が所定舵角以上に操舵するときは、
その操舵を規制する規制手段を備える構成とする。
【0007】
【作用】自動操舵中に、運転者が所定舵角以上に操舵す
るときは、その運転者による操舵が規制される。
るときは、その運転者による操舵が規制される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
説明する。
【0009】概略構成を示す図1において、1はステア
リングホイ−ルで、そのステアリングシャフト2の下端
のピニオン3が、車軸4のラック部5に噛合し、操舵で
きるようになっている。また、車軸4に対してはギヤ6
が噛合し、該ギヤ6がクラッチ手段7を介してモ−タ8
によって回転駆動され、自動操舵もできるようになって
いる。そして、ステアリングシャフト2の操舵トルクセ
ンサ9よりの信号、車軸4の位置を検出する位置センサ
10よりの信号を受け、コントロ−ラ15がクラッチ手
段7及び電動モ−タ8を制御してフィ−ドバック制御に
より自動操舵を行うことができるようになっている。そ
してコントロ−ラ15は、トルクセンサ9よりの信号を
受けて運転者による操舵角を検出する操舵角検出手段1
5Aと、該操舵角検出手段15Aの出力を受け、自動操
舵中に、運転者が所定舵角以上に操舵するときは、電動
モ−タ8を制御して、操舵を規制する規制手段15Bを
備える。
リングホイ−ルで、そのステアリングシャフト2の下端
のピニオン3が、車軸4のラック部5に噛合し、操舵で
きるようになっている。また、車軸4に対してはギヤ6
が噛合し、該ギヤ6がクラッチ手段7を介してモ−タ8
によって回転駆動され、自動操舵もできるようになって
いる。そして、ステアリングシャフト2の操舵トルクセ
ンサ9よりの信号、車軸4の位置を検出する位置センサ
10よりの信号を受け、コントロ−ラ15がクラッチ手
段7及び電動モ−タ8を制御してフィ−ドバック制御に
より自動操舵を行うことができるようになっている。そ
してコントロ−ラ15は、トルクセンサ9よりの信号を
受けて運転者による操舵角を検出する操舵角検出手段1
5Aと、該操舵角検出手段15Aの出力を受け、自動操
舵中に、運転者が所定舵角以上に操舵するときは、電動
モ−タ8を制御して、操舵を規制する規制手段15Bを
備える。
【0010】この自動操舵は、車両の走行条件(車間距
離、前方車両とガイドレ−ルとの距離等)から、路面の
摩擦係数や車両の運動特性を考慮した上で、障害物との
干渉回避のための操舵パタ−ンを設定し、必要に応じて
行い、自動操舵終了後、実際の車両特性と操舵パタ−ン
設定のために用いた車両特性とのずれ等によって生じる
誤差的な運動を補正するための、修正操舵を行い、車両
を安定させるようになっている。
離、前方車両とガイドレ−ルとの距離等)から、路面の
摩擦係数や車両の運動特性を考慮した上で、障害物との
干渉回避のための操舵パタ−ンを設定し、必要に応じて
行い、自動操舵終了後、実際の車両特性と操舵パタ−ン
設定のために用いた車両特性とのずれ等によって生じる
誤差的な運動を補正するための、修正操舵を行い、車両
を安定させるようになっている。
【0011】続いて、障害物としての先行車との干渉を
回避するための、上記コントロ−ラ7による自動操舵の
制御について説明する。
回避するための、上記コントロ−ラ7による自動操舵の
制御について説明する。
【0012】図2において、スタ−トすると、先行車と
自車との車間距離L1、自車速度v0 、先行車の速度v1
、路面の摩擦係数μ、左許容範囲yL 、右許容範囲yR
、操舵角θ、運転者による操舵トルクTを検出する
(ステップS1 )。なお、自車速度v0 、先行車の速度
v1 は周知の方法で検出される。また、スキャン型のレ
−ザレ−ダ等の外部環境認識システムから、先行車13
と自車14との車間距離L1 、先行車と両側のガイドレ
−ルや白線等の道路境界線までの角度θR 、θLを検出
し(図3参照)、例えば、 yR 〓L1 ・tan θR yL 〓L1 ・tan θL 等の式に従って、右許容範囲yR 、左許容範囲yL を求
める。
自車との車間距離L1、自車速度v0 、先行車の速度v1
、路面の摩擦係数μ、左許容範囲yL 、右許容範囲yR
、操舵角θ、運転者による操舵トルクTを検出する
(ステップS1 )。なお、自車速度v0 、先行車の速度
v1 は周知の方法で検出される。また、スキャン型のレ
−ザレ−ダ等の外部環境認識システムから、先行車13
と自車14との車間距離L1 、先行車と両側のガイドレ
−ルや白線等の道路境界線までの角度θR 、θLを検出
し(図3参照)、例えば、 yR 〓L1 ・tan θR yL 〓L1 ・tan θL 等の式に従って、右許容範囲yR 、左許容範囲yL を求
める。
【0013】白線の検出については、白線上に設置され
たキャッツアイ等からの反射やビデオカメラ等を用いた
画像処理技術の応用によって可能である。
たキャッツアイ等からの反射やビデオカメラ等を用いた
画像処理技術の応用によって可能である。
【0014】それから、それらの検出値に基づいて、最
小車間距離L0 、自車と先行車との相対速度V(=v0
−v1 )、追越し時間T1、操舵角θH 、許容横Gを演
算する(ステップS2 )。
小車間距離L0 、自車と先行車との相対速度V(=v0
−v1 )、追越し時間T1、操舵角θH 、許容横Gを演
算する(ステップS2 )。
【0015】ここで、最小車間距離L0 は、次の数式に
よって計算される。
よって計算される。
【0016】
【数1】
【0017】そして、横方向移動距離y0 と、路面の摩
擦係数によって決定される許容最大横Gとによって、操
舵に要する時間T1 が、次の式に基づき決定される。
擦係数によって決定される許容最大横Gとによって、操
舵に要する時間T1 が、次の式に基づき決定される。
【0018】
【数2】
【0019】さらに、車両モデルを考慮して操舵角θH
が次の式に基づき決定される。
が次の式に基づき決定される。
【0020】
【数3】
【0021】操舵角は、周知の方法で検出される路面の
摩擦係数も考慮して決定されている(図4参照)。即
ち、路面の摩擦係数μが小さいと、許容横Gが小さくな
る。一方、必要な横移動距離は略一定であるから、許容
横Gが小さくなると、操舵に要する時間も短くなり、そ
の結果操舵角も小さくなる。また、図5に示すように、
相対速度Vが大きくなるほど、自動操舵するのに必要な
最小車間距離L0 (=V・T1 )が大きくなる。
摩擦係数も考慮して決定されている(図4参照)。即
ち、路面の摩擦係数μが小さいと、許容横Gが小さくな
る。一方、必要な横移動距離は略一定であるから、許容
横Gが小さくなると、操舵に要する時間も短くなり、そ
の結果操舵角も小さくなる。また、図5に示すように、
相対速度Vが大きくなるほど、自動操舵するのに必要な
最小車間距離L0 (=V・T1 )が大きくなる。
【0022】そして、それらに基づき、図6に示すよう
に、自動操舵による操舵パタ−ンが定まる。すなわち、
この自動操舵は、先行車に追い付くまでに、所定量y0
だけ横方向に移動できるだけの正弦の単波条の操舵パタ
−ンで操舵する。
に、自動操舵による操舵パタ−ンが定まる。すなわち、
この自動操舵は、先行車に追い付くまでに、所定量y0
だけ横方向に移動できるだけの正弦の単波条の操舵パタ
−ンで操舵する。
【0023】干渉する可能性があるか否かをチェックす
るために、相対速度V>0であるか否かを判定する(ス
テップS3 )。
るために、相対速度V>0であるか否かを判定する(ス
テップS3 )。
【0024】そして、相対速度Vが0を越えると、障害
物としての先行車と干渉する可能性があるので、車間距
離L1 が警報距離L2 より小さいか否かを判定する(ス
テップS4 )。小さければ警報(例えば警報ランプ、警
報ブザ−)を発し(ステップS5 )、小さくなければ、
リタ−ンする。
物としての先行車と干渉する可能性があるので、車間距
離L1 が警報距離L2 より小さいか否かを判定する(ス
テップS4 )。小さければ警報(例えば警報ランプ、警
報ブザ−)を発し(ステップS5 )、小さくなければ、
リタ−ンする。
【0025】警報を発した後、車間距離L1 が最小車間
距離L0 より小さいか否かを判定する(ステップS6
)。そして、小さい場合は、干渉を回避する必要があ
るので、まず、右許容範囲yR が必要な横移動量y0 よ
りも小さいか否かを判定し(ステップS7 )、小さけれ
ば、右方向への移動ができないので、左許容範囲yL が
必要な横移動量y0 よりも小さいか否かを判定し(ステ
ップS8 )、小さければ、右方向への移動ができない。
よって、リタ−ンする。
距離L0 より小さいか否かを判定する(ステップS6
)。そして、小さい場合は、干渉を回避する必要があ
るので、まず、右許容範囲yR が必要な横移動量y0 よ
りも小さいか否かを判定し(ステップS7 )、小さけれ
ば、右方向への移動ができないので、左許容範囲yL が
必要な横移動量y0 よりも小さいか否かを判定し(ステ
ップS8 )、小さければ、右方向への移動ができない。
よって、リタ−ンする。
【0026】また、右許容範囲yR が必要な横移動量y
0 よりも小さくなければ、yフラグを1として(ステッ
プS9 )、左許容範囲yLが必要な横移動量y0 よりも
小さくなければ、そのまま、ステップS10に移り、操舵
トルクTが操舵角θを増大させる方向であるか否かを判
定する。増大する方向であれば、自動操舵の操舵角θH
と運転者による操舵角θとの絶対値が最小となるように
電流値を決定する(ステップS11)。すなわち、運転者
による操舵トルクTをトルクセンサ9により検出し、運
転者が操舵パタ−ン以上に切り足そうとしたとき、電動
パワ−ステアリング装置の電動モ−タ8への制御電流を
調整して、正確に操舵パタ−ンに従うように制御するも
のである。つまり、基本的には操舵パタ−ンを実現する
ために、必要な電流に加えて、運転者による操舵力を打
消す方向の電流値を設定する。
0 よりも小さくなければ、yフラグを1として(ステッ
プS9 )、左許容範囲yLが必要な横移動量y0 よりも
小さくなければ、そのまま、ステップS10に移り、操舵
トルクTが操舵角θを増大させる方向であるか否かを判
定する。増大する方向であれば、自動操舵の操舵角θH
と運転者による操舵角θとの絶対値が最小となるように
電流値を決定する(ステップS11)。すなわち、運転者
による操舵トルクTをトルクセンサ9により検出し、運
転者が操舵パタ−ン以上に切り足そうとしたとき、電動
パワ−ステアリング装置の電動モ−タ8への制御電流を
調整して、正確に操舵パタ−ンに従うように制御するも
のである。つまり、基本的には操舵パタ−ンを実現する
ために、必要な電流に加えて、運転者による操舵力を打
消す方向の電流値を設定する。
【0027】そして、ステップS12で、yフラグ=1で
あるか否かを判定する。
あるか否かを判定する。
【0028】yフラグ=1であれば、右方向から左方向
へと変化する操舵パタ−ンの自動操舵を行って干渉を回
避し(ステップS13)、yフラグ=1でなければ、左方
向から右方向へと変化する操舵パタ−ンで自動操舵を行
って干渉を回避する(ステップS14)。
へと変化する操舵パタ−ンの自動操舵を行って干渉を回
避し(ステップS13)、yフラグ=1でなければ、左方
向から右方向へと変化する操舵パタ−ンで自動操舵を行
って干渉を回避する(ステップS14)。
【0029】それから、追越し時間T1 が経過したかを
判定し(ステップS15)、経過するまで上記自動操舵を
継続し、経過後、修正操舵を行い(ステップS16)、リ
タ−ンする。
判定し(ステップS15)、経過するまで上記自動操舵を
継続し、経過後、修正操舵を行い(ステップS16)、リ
タ−ンする。
【0030】そして、このステップS16における修正操
舵は、図7に示すようにして行われる。
舵は、図7に示すようにして行われる。
【0031】スタ−トすると、まず、自動操舵開始後の
ヨ−角θ2 を検出する(ステップS21)。この検出は、
ヨ−レ−トジャイロの出力を積算して行う。
ヨ−角θ2 を検出する(ステップS21)。この検出は、
ヨ−レ−トジャイロの出力を積算して行う。
【0032】それから、自動操舵開始前のヨ−角θ1 と
自動操舵開始後のヨ−角θ2 との差θref を演算する
(ステップS22)。そして、その差θref に基づき、自
動操舵角θH を検出する(ステップS23)。
自動操舵開始後のヨ−角θ2 との差θref を演算する
(ステップS22)。そして、その差θref に基づき、自
動操舵角θH を検出する(ステップS23)。
【0033】そして、自動操舵角θH の絶対値が操舵角
の遊び分θ0 より小さいか否かを判定する(ステップS
24)。小さければ、操舵の必要がないので、そのまま終
了する一方、小さくなければ、自動操舵角θH が正であ
るか否かを判定する(ステップS25)。正であれば、左
に操舵角θH を操舵する(ステップS26)一方、正でな
ければ、右に操舵角θH を操舵する(ステップS27)。
の遊び分θ0 より小さいか否かを判定する(ステップS
24)。小さければ、操舵の必要がないので、そのまま終
了する一方、小さくなければ、自動操舵角θH が正であ
るか否かを判定する(ステップS25)。正であれば、左
に操舵角θH を操舵する(ステップS26)一方、正でな
ければ、右に操舵角θH を操舵する(ステップS27)。
【0034】このようにして修正操舵が行われること
で、自動操舵開始時の進行方向と、自動操舵終了後の進
行方向とのずれが解消される。
で、自動操舵開始時の進行方向と、自動操舵終了後の進
行方向とのずれが解消される。
【0035】上記実施例は、電動式の自動操舵装置に適
用した例であるが、図8及び図9に示すように、油圧式
のものにも適用することができる。
用した例であるが、図8及び図9に示すように、油圧式
のものにも適用することができる。
【0036】全体構成を図8に示すように、車軸4に設
けられ自動操舵と共通のパワ−ステアリング装置のパワ
−シリンダ21に、自動操舵バルブ22と共にパワ−バ
ルブ23を通じて油ポンプ24より圧油が供給されるよ
うになっている。そして、操舵トルクセンサ25によっ
て検出される、運転者による操舵トルクが、必要以上に
増加させようとする場合に限り、コントロ−ラ26によ
って流量制御弁27を絞り、パワ−シリンダ21に供給
される圧油量を制限し、アシスト量を減らすようになっ
ている。なお、28はステアリングホイ−ル、29は車
軸の位置を検出する位置センサ、30は切替バルブ、3
1,31は逆止弁である。
けられ自動操舵と共通のパワ−ステアリング装置のパワ
−シリンダ21に、自動操舵バルブ22と共にパワ−バ
ルブ23を通じて油ポンプ24より圧油が供給されるよ
うになっている。そして、操舵トルクセンサ25によっ
て検出される、運転者による操舵トルクが、必要以上に
増加させようとする場合に限り、コントロ−ラ26によ
って流量制御弁27を絞り、パワ−シリンダ21に供給
される圧油量を制限し、アシスト量を減らすようになっ
ている。なお、28はステアリングホイ−ル、29は車
軸の位置を検出する位置センサ、30は切替バルブ、3
1,31は逆止弁である。
【0037】そして、上記コントロ−ラ26による制御
は次のようになる。
は次のようになる。
【0038】図9において、スタ−トすると、先行車と
自車との車間距離L1、自車速度v0 、路面の摩擦係数
μ、操舵角θ、運転者による操舵トルクTを検出する
(ステップS31)。
自車との車間距離L1、自車速度v0 、路面の摩擦係数
μ、操舵角θ、運転者による操舵トルクTを検出する
(ステップS31)。
【0039】それから、それらの検出値に基づいて、最
小車間距離L0 、自車と先行車との相対速度V(=v0
−v1 )、追越し時間T1、操舵角θH 、許容横Gを演
算する(ステップS32)。
小車間距離L0 、自車と先行車との相対速度V(=v0
−v1 )、追越し時間T1、操舵角θH 、許容横Gを演
算する(ステップS32)。
【0040】干渉する可能性があるか否かをチェックす
るために、相対速度V>0であるか否かを判定する(ス
テップS33)。
るために、相対速度V>0であるか否かを判定する(ス
テップS33)。
【0041】そして、相対速度Vが0を越えると、障害
物としての先行車と干渉する可能性があるので、車間距
離L1 が警報距離L2 より小さいか否かを判定する(ス
テップS34)。相対速度Vが0を越えれば警報(例えば
警報ランプ、警報ブザ−)を発し(ステップS35)、0
を越えなければ、リタ−ンする。
物としての先行車と干渉する可能性があるので、車間距
離L1 が警報距離L2 より小さいか否かを判定する(ス
テップS34)。相対速度Vが0を越えれば警報(例えば
警報ランプ、警報ブザ−)を発し(ステップS35)、0
を越えなければ、リタ−ンする。
【0042】警報を発した後、車間距離L1 が最小車間
距離L0 より小さいか否かを判定する(ステップS3
6)。そして、小さければ、ステップS37に移り、小さ
くなければ、リタ−ンする。
距離L0 より小さいか否かを判定する(ステップS3
6)。そして、小さければ、ステップS37に移り、小さ
くなければ、リタ−ンする。
【0043】ステップS37では操舵トルクTが操舵角θ
を増大させる方向であるか否かを判定する。増大する方
向であれば、パワ−ステアリングによるアシスト量をカ
ットする(ステップS38)。即ち、運転者による操舵ト
ルクTが操舵角θを必要以上に増加させようとする場合
に限り、パワ−ステアリングによるアシスト量をカット
する(すなわち0とする)。また、増大する方向でなけ
れば、ステップS38を経ることなく、ステップS39に移
る。
を増大させる方向であるか否かを判定する。増大する方
向であれば、パワ−ステアリングによるアシスト量をカ
ットする(ステップS38)。即ち、運転者による操舵ト
ルクTが操舵角θを必要以上に増加させようとする場合
に限り、パワ−ステアリングによるアシスト量をカット
する(すなわち0とする)。また、増大する方向でなけ
れば、ステップS38を経ることなく、ステップS39に移
る。
【0044】そして、ステップS39で操舵パタ−ンで操
舵角θH の自動操舵を行い、ステップS40で自動操舵が
終了したか否かを判定する。終了していれば、リタ−ン
し、終了していなければ、ステップS39に戻る。
舵角θH の自動操舵を行い、ステップS40で自動操舵が
終了したか否かを判定する。終了していれば、リタ−ン
し、終了していなければ、ステップS39に戻る。
【0045】なお、障害物との干渉回避の初期に、ステ
アリングに回避方向のトルクを付与し、運転者にそれ以
後の操舵を行わせるようにすることもできる。
アリングに回避方向のトルクを付与し、運転者にそれ以
後の操舵を行わせるようにすることもできる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、自動操舵中に、運転者が所定
舵角以上に操舵するときは、その操舵を規制するように
したので、操舵パタ−ンに沿った操舵が行われ、確実に
障害物との干渉を回避することができる。
舵角以上に操舵するときは、その操舵を規制するように
したので、操舵パタ−ンに沿った操舵が行われ、確実に
障害物との干渉を回避することができる。
【図1】車両の電動式の自動操舵装置の構成を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図2】障害物を回避するための制御のフロ−チャ−ト
図である。
図である。
【図3】先行車と自車との関係を示す図である。
【図4】操舵角算出のブロック図である。
【図5】操舵角、横方向移動距離及び追越し時間の関係
を示す図である。
を示す図である。
【図6】相対速度と、最小車間距離との関係を示す図で
ある。
ある。
【図7】修正操舵の処理の流れを示すフロ−チャ−ト図
である。
である。
【図8】車両の油圧式の自動操舵装置の構成を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図9】障害物を回避するための制御のフロ−チャ−ト
図である。
図である。
1 ステアリングホイ−ル 8 電動モ−タ 9 操舵トルクセンサ 15 コントロ−ラ 15A 操舵角検出手段 15B 規制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 105:00 111:00 113:00 137:00 (72)発明者 河村 賢 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 宇都宮 昭則 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 障害物との干渉を回避するための操舵を
行う車両の自動操舵装置において、 運転者による操舵角を検出する操舵角検出手段と、 該操舵角検出手段の出力を受け、自動操舵中に、運転者
が所定舵角以上に操舵するときは、その操舵を規制する
規制手段を備えることを特徴とする車両の自動操舵装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211180A JPH0550932A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 車両の自動操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211180A JPH0550932A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 車両の自動操舵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550932A true JPH0550932A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16601742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3211180A Withdrawn JPH0550932A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 車両の自動操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550932A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0826129A (ja) * | 1994-07-18 | 1996-01-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動操舵装置の制御方法 |
US5931250A (en) * | 1996-02-05 | 1999-08-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Automatic steering apparatus |
JP2011207407A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | National Agriculture & Food Research Organization | 走行車両自動操舵用駆動装置 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP3211180A patent/JPH0550932A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0826129A (ja) * | 1994-07-18 | 1996-01-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動操舵装置の制御方法 |
US5931250A (en) * | 1996-02-05 | 1999-08-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Automatic steering apparatus |
DE19650526B4 (de) * | 1996-02-05 | 2006-07-13 | Toyota Jidosha K.K., Toyota | Automatische Lenkvorrichtung |
JP2011207407A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | National Agriculture & Food Research Organization | 走行車両自動操舵用駆動装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |