JPH05508800A - 触媒を回収する方法 - Google Patents
触媒を回収する方法Info
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- JPH05508800A JPH05508800A JP91506847A JP50684791A JPH05508800A JP H05508800 A JPH05508800 A JP H05508800A JP 91506847 A JP91506847 A JP 91506847A JP 50684791 A JP50684791 A JP 50684791A JP H05508800 A JPH05508800 A JP H05508800A
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D61/00—Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
- B01D61/14—Ultrafiltration; Microfiltration
- B01D61/145—Ultrafiltration
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/42—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
触媒を回収する方法
本発明は、懸濁した貴金属触媒で相応のエーテルアルコールを酸素で接触酸化し
てエーテルカルボン酸を製造する際の触媒の回収方法に関するものである。
一般式
%式%
によるエーテルアルコールの接触酸化は久しい以前から公知であり1例えば、西
独特許第2.936.123号明細書、および欧州特許第206.054号明細
書に記載されている。しかし、残基Rのモル質量の増加と共に、貴金属触媒の分
離とそれによる完全な回収および再生が問題となる。それで、西独特許第3,4
46.561号明細書第4頁には、貴金属の損失を制限するための困難な4段階
法が記載されている。この作業方法の本質的、技術的な欠点は、濾過前の反応混
合物を1−10倍量のアセトンで希釈し、それに引き続いて再度、留出分離し。
精製しおよび再生しなければならないことである。また生成物中で最終的に到達
し得る1〜4ppmの貴金属の含有量も比較的に多く2次第に触媒活性の低下を
もたらす。概して、そのために経済的重大な欠点がこれに結び付いている。
本発明は、従って触媒回収のための工業的および経済的に可能な方法を発展させ
ることを課題としている。
本発明の課題は懸濁した触媒での接触酸化によるエーテルカルボン酸の製造にお
ける触媒の回収法において、交差濾過に委ねることを特徴とする触媒回収法であ
る。
エーテルカルボン酸について、特に一般式%式%
〔式中、Rは、炭素原子数1〜約24の直鎖または分枝的なアルキル残基、アリ
ール残基1例えばフェニル−、ナフチル−1またはビフェニル残基、更にアルキ
ル(C,〜C34)−アリール残基を、但し、このアリール残基は例えばフェニ
ル−、ナフチル−9またはビフェニル残基であり、またはアリールアルキル残基
。
例えばベンジル残基であり、モしてnは0〜約24の数を意味する。ゴの・もの
が適している。この前記アリール残基は置換されている。
この交差濾過の場合、触媒含有反応混合物は高いオーバーフロー速度でフィルタ
ー素材を通って膜表面に対し正接にポンプで供給される。その際、この濾液を“
ULLMAN’ s Encyclopedia of Industrial
Chemistry、 5th Edition、 uol、 B2゜
p、 10−54″に詳細に記載されているように流れの方向に対して垂直に膜
層を通して引き出す。
管の内側に膜層を有する管状のフィルター素材が特に適している。好適な膜およ
び支持体の素材はα−AItosおよびZr0tではあるが、しかし、また合成
物質および炭素素材も使用可能である。膜および支持体は異種の素材から成って
いても良い。必要な孔の大きさは、限界濾過の範囲では1例えば約1〜約200
nmである。好適な装置を実施例に記載する(Pig、 1も参照)。
本発明の交差濾過は約20〜約150℃の温度で行うことができる。濾過を約5
0〜約100°C1特に約60〜約80°Cの温度で実施することが好都合であ
ると実証された。
この反応溶液が通過できるためには、膜の前側と後側の間に圧力降下が支配しな
ければならないことは自明の理である。
酸化の際に用いる可溶化剤は濾過を容易にすることができる。この可溶化剤はヒ
ドロキシル基を持たないものが好ましい。特にヒドロキシル基を持たないグリコ
ールエーテル、殊にジエチレングリコールジメチルエーテルが適している。
酸化終了後の反応温度(約50〜約100°C)での短時間の水素処理は、場合
によっては溶解した痕跡量のコロイド状の貴金属を沈殿させるために好都合であ
ると実証された。これによって、幾らか孔の大きいフィルター素材も使用可能と
なる。還元剤としては、水素以外に例えばホルムアルデヒドも使用できる。
意外にも本発明の方法によって、濾過における問題(目詰まり、貴金属損失)が
1例えば、溶剤で希釈するような経済的負担の掛かる方法を要せずに解決される
。
後記実施例は本発明の方法の解説に役立つものであるが、これに制限されない。
実施例
接触酸化反応からのこの反応溶液は、C1,〜C14の分布を有する線状のアル
キル基R2および平均値がn==4の式、R−(OCH,CH,)、0CH2C
o。
Hのエーテルカルボン酸25重量%、並びにジエチレングリコールジメチルエー
テル45重量%、水25重量%、懸濁した取り扱いの容易な触媒(活性炭上の白
金5重量%)5重量%から成り、これを泡鍾塔中で、30分間、70°Cで水素
処理し、引き続き交差濾過に委ねる。
このフィルター素材は、Zr0z管(直径7mm、長さ250on)の内側が孔
の内径35nm (10−”m )の膜層より成っている。添付図(Fig、
1も参照)に相応の装置を使用する。この反応溶液を線流速5m/sで容器(A
)にあるフィルター(B)を通し、ポンプで供給する。圧力P+は温度70°C
で3barに調節する。
2.5f/hの濾液流が得られる。この触媒を約30重量%程度の固形含有量ま
でに濃縮し、この濃縮物を接触酸化に再度戻す。
この濾液からジグリコールジメチルエーテルと水を留出分離した後、白金残量0
、 5ppm以下の透明で明色の生成物としてエーテルカルボン酸の混合物が得
られる。
比較例
前記実施例に記載の反応溶液を濾紙(定量分析用)をセットした吸引濾過器上で
数度濾過する。目詰まりのために何度も濾紙の交換が必要である。実施例に基づ
いて後処理した後、36ppmの白金を含んだ暗色の濁った生成物を生ずる濁っ
た濾液が得られる。
交差濾過
要約書
反応混合物を交差濾過に委ねながら、懸濁した触媒での接触酸化によってエーテ
ルカルボン酸を製造する際の触媒の回収方法。
国際調査報告
国際調査報告
EP 9100649
SA 46184
Claims (12)
- 1.懸濁した触媒を用いた接触酸化によるエーテルカルボン酸の製造における触 媒回収方法において,反応混合物を交差濾過に委ねることを特徴とする上記の方 法。
- 2.エーテルカルボン酸について,一般式R−(OCH2CH2)■OCH2C OOH〔式中,Rは,炭素原子数1〜約24を持つ直鎖状または分枝状のアルキ ル残基,または芳香核が場合によっては置換されたアリール−,アルキルアリー ル−,またはアリールアルキル残基で,nは0〜約24の数である。〕そのよう なものが好適であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 3.交差濾過においてフィルター素材がセラミックおよび/あるいはカーボンよ り成る請求項1または2の少なくとも一つに記載の方法。
- 4.交差濾過においてフィルター素材がZrO2および/あるいはα−Al2O 3より成る請求項1〜3の少なくとも一つに記載の方法。
- 5.濾過を約20〜約150℃の温度で実施する請求項1〜4の少なくとも一つ に記載の方法。
- 6.濾過を約50〜約100℃の温度で実施する請求項1〜5の少なくとも一つ に記載の方法。
- 7.濾過を約60〜約80℃の温度で実施する請求項1〜6の少なくとも一つに 記載の方法。
- 8.ヒドロキシル基を有しない可溶化剤の存在下で交差濾過を行う請求項1〜7 の少なくとも一つに記載の方法。
- 9.ヒドロキシル基を有しないグリコールエーテル存在下で交差濾過を行う請求 項1〜7の少なくとも一つに記載の方法。
- 10.ジエチレングリコールジメチルエーテルの存在下で交差濾過を行う請求項 1〜9の少なくとも一つに記載の方法。
- 11.交差濾過前に反応混合物を約50〜約100℃の温度の水素で処理する請 求項1〜10の少なくとも一つに記載の方法。
- 12.反応混合物を還元剤,特に水素またはホルムアルデヒドで処理する請求項 1〜10の少なくとも一つに記載の方法。
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