JPH05508355A - コンピュータ制御レンズ面形成装置 - Google Patents
コンピュータ制御レンズ面形成装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
コンピュータ制御レンズ面形成装置
[産業上の利用分野]
本発明は、概略的には、レンズ面形成装置に関し、詳しくは、コンピュータ制御
レンズ面形成装置およびレンズ素材から光学的レンズを形成する方法に関する。
本発明は、特に、直線途装置を用いた装置よりもむしろ回転軸線装置を組み込ん
だ装置に関する開示であり、この回転軸線装置では、その回転軸線の方位は、面
形成工具を所定の途に沿つて案内して所望の面を形成するようにコンピュータに
よって制御されている。
〔従来の技術]
光学的レンズは、通常、第1側面に予め形成された球状の面を有するレンズ素材
から製造されている。光学的な面は、レンズ素材の面を適切な形状にカッティン
グ又は研磨することによってレンズ素材の第2側面に形成されている。カッティ
ング又は研磨されるべき精密な形状は、必要とされる精度と関連して第1側面の
曲率に基づいて決定される。公知のように、光学的レンズの第2側面は、凹状で
あり、球状、又はトーリックであってもよい。トーリックレンズは、互いに垂直
である面内に異なった2つの曲率半径を有している。トーリックレンズの第2の
曲率半径は、円柱補正として知られている。
光学的レンズは、通常、ガラス、ポリカーボネート、又は、PPG産業から提供
されCR39(商標)として知られた物質からなるレンズ素材から製造されてい
る。
CR39(商標)およびポリカーボネートは、レンズ素材を研削又はカッティン
グして除去することにより、面形成されている。しかしながら、ガラスは、ダイ
アモンド研磨工具を用いてレンズ素材を研磨することによってのみ面形成されて
いる。
通常は、手動研磨機械を用いて光学的レンズが製造されている。このような機械
では、レンズ素材は、「粗成形されて」支持材に取付けられている。通常3〜4
インチ直径を有するカップ状の工具が研磨機械に取付けられ、この工具が静止し
たレンズを通過するときその軸線回りに回転される。カップ状の工具がレンズに
対して傾斜されて、カッティングされる面でレンズの所望の曲率半径に形成され
る。工具は、通常手動により又は油圧によりレンズを通過して、レンズ面にほぼ
正確な曲面を形成する。レンズ素材がポリカーボネート又はCR39(商標)か
らなるとき、カップ状の工具は、レンズ素材をカッティングすることによりレン
ズ面を形成するように、カップの縁の回りに配置されたカッティング刃を備えて
いる。
ガラス素材が用いられるときには、使用されるカップ状の研磨工具は、カップの
縁に接着されたダイアモンドを有している。
カップ状の工具を用いる通常のレンズ面形成装置は、回転途装置と組合わせて種
々の直線途装置を組込んでいる。回転途装置と直線途装置との組合わせにより、
通常、レンズ素材の面からカップ状の工具が傾斜されて、所望の面を形成するよ
うに所定の途で工具がレンズを通過されている。
広い範囲の曲率半径を形成するためには、異なったカップ状の工具の完璧な配置
、即ち、各可能な曲率半径の一つの整備を必要とするこなく、全ての又は大部分
の所望の面が形成される必要かあるため、レンズ面成形装置は、限定された数の
異なったカップ状の工具を用いるように構成されて、レンズ素材の面からカップ
状の工具を傾斜することによって異なった全ての曲率半径が略正確に形成される
。所望の傾斜を達成し且つ必要な曲率半径を略正確に形成するために、直線途装
置と回転途装置とが種々の幾何的配置で組合わされている。
レンズの所望の曲率半径を形成するために傾斜するカップ状の工具を用いるレン
ズ面成形装置が有する主要な問題は、所望の曲率半径がほぼ正確にしか形成され
ないこと、及び長円形のエラーが面に生じることである。この長円形のエラーは
、その後に続く動作、例えば、ラッピングで除去される過度の物質として存在す
る。このラッピングは、付加的な設備、工具、時間および労力を必要としている
。
このようなレンズ形成装置によって形成される長円形のエラーの量を減少するた
めに、途装置が様々な配置でレンズ形成装置に組込まれている。通常スライダー
、ボールスクリュー、および予負荷されたナツトを組込んだ精密な途装置は、製
造並びに整備につき高価である。この途装置は、時間を費やす複雑な組立てと、
形成される各レンズのためのアライメントとを必要とする。精密な光学的レンズ
を形成するために必要な設備及び工程を調整するためには、過度の労力を要し、
作業者には相対的に高い熟練を必要とする。
レンズ面形成の間に、ポリカーボネート又はCR39(商標)のレンズ素材を形
成する際には、埃やチップの形態としての破片が生成される。ガラスレンズが研
磨されるときには、カッティング液がレンズを冷却して潤滑するようにされてい
る。途装置の精度は、カッティング液を含むこのような汚濁により非常に損なわ
れている。
途装置は、また、この汚濁から直接保護することは非常に困難である。このよう
な理由から、通常の従来のレンズ面形成装置は、レンズ素材や回転するカップ状
の工具の回りに配置された可撓性のベローズを組込んでおり、これにより、面形
成の間、カッティング破片や液を貯溜するようにしている。ベローズの両端は、
工具とレンズ素材との非回転支持材に取付けられている。このベローズの適切な
取付と作動のためには、作業者が付加的な時間を費やすことが必要とされる。
このようなレンズ面形成装置の他の欠点は、ポリカーボネート又はCR39(商
標)のレンズ素材とガラスのレンズ素材との間で切り換えるときに、切換え、組
立て、およびアライメントのために時間を要することである。
各素材のためのカップ状の工具の間の差異は、機械を新しい工具にキャリプレー
トするために、付加的な組立てを必要することである。比較的迅速な切換え装置
を利用可能ではあるが、それでも、切換えには、非常に多くの時間と労力とを必
要とする。切換えが不適切であると、レンズ面形成の際エラーがもたらされる。
通常のカップ状の工具をもつレンズ面形成装置に代えて、球状のボール突起をも
つ装置が、2つの精密な途装置と回転するレンズ素材と協働して用いられる。こ
の装置では、回転する球状のカッティング工具が、第1の方向に移動する精密な
直線塗装置にある角度で取付けられている。レンズ素材は、その軸線の回りに回
転するように取付けられ、この軸線は、第1の精密な直線塗装置の移動に垂直で
ある第2の方向に移動する第2の直線塗装置によって支持されている。コンピュ
ータが回転するレンズ素材に対して両方の直線塗装置の移動を制御して、レンズ
素材に面を形成する。
この装置は、他のレンズ面形成装置の直線塗装置に存在するあらゆる欠点を有し
ている。これは、高価で精密なスライダー、ボールスクリュー、及び予負荷され
たナツトを備えている。上述したように、この直線塗装置には、大変なメンテナ
ンスと潤滑とが必要とされる。組立てとアライメントにも、非常に時間を取る。
さらに、途装置は、ガラスレンズ素材を研磨する際用いられるカッティング液や
汚濁から容易に保護されない。そのため、このような装置は、ガラスレンズ素材
の面の形成には、あまり用いられていない。
したがって、レンズ面形成装置及び方法には、長円形のエラーを取り除いて、仕
上げでみがかれることのみ必要とされる精密な面を形成することが必要とされて
いる。
精密なスライダーや製造コストの欠点のなく、またこのスライダーの保護の困難
性のない装置か必要とされている。この装置には、ポリカーボネート、CR39
(商標)、及びガラスを含むがこれらに限定されないあらゆる物質をカッティン
グ又は研磨できる一方、メンテナンスが精密に容易になされることが必要とされ
ている。この装置には、迅速に切換えられて、例えばガラス、ポリカーボネート
、及びCR39(商標)の様々なタイプの素材を取り扱えることが必要とされて
いる。この装置には、作動のために如何なる熟練者も必要とせず、レンズ面形成
に必要なサイクル時間を最小にすることがめられている。
[発明の概要]
以上から、本発明の目的は、従来産業で利用されているレンズ面形成装置の上述
した問題及び欠点を除去することにある。
さらに、本発明の主要な目的は、精密であり且つ長円形のエラーがない、レンズ
素材に面を形成するだめのレンズ面形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、直線塗装置を必要とすることなくレンズ面を形成できるレ
ンズ面形成装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ポリカーボネート、CR39(商標)、ガラスなどの
種々の適切な物質からなるレンズ素材に面を常に形成できるレンズ面形成装置を
提供することにある。
また、本発明の目的は、ガラスのレンズ素材またはポリカーボネート及びCR3
9(商標)のレンズ素材を研磨できるように容易に且つ迅速に組立てることがで
き、2つのグループのレンズ素材のタイプの間で迅速に切換えられることができ
るレンズ面形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、球状の面、トーリックの面、非球面、又は二次曲面を形成
できるレンズ面形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、球状のカッティング又は研磨の工具を使用できるレンズ面
形成装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、精密な可動部品を破片や液体の汚濁から保護できるレ
ンズ面形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、短いサイクル時間で精密な面を形成することができ
るレンズ面形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、コンピュータによって制御され、非熟練者によって作動さ
れることができるレンズ面形成装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、装置のキャリブレーションがコンピュータ制御によって達
成されることができるレンズ面形成装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、製造が高価でなく、寸法が小さいレンズ面形成装置を提供
することにある。
さらに、本発明の目的、効果、及び新規な特徴部は、以下の記載から明らかにさ
れると共に、審査時に当業者に明らかにされ、または、本発明の実施で理解され
ることができる。本発明の目的及び効果は、添付された請求の範囲で特に指摘さ
れた手段及び組合によって実現され得られることができる。
上述した目的を達成するために、これに開示した本発明に基づいて、直線塗装置
を用いることなく構成要件の回転動を用いて、種々の形状のレンズ素材又は他の
被加工物に面を形成するためのレンズ面形成装置及び方法が提供されている。レ
ンズ面形成装置は、第1軸線の回りに球状の工具を回転する回転自在工具支持ス
ピンドルを備えている。工具スピンドルは、第2回転軸線の回りに球状の工具の
第1回転軸線を回転させる高トルク低慣性の直接駆動サーボモータによって直接
支持されている。
被加工物スピンドルが被加工物を保持して、第1軸線と同じ面内に位置する第3
軸線の回りにこれを回転させる。
この被加工物スピンドルは、第4軸線の回りに第3回転軸線を回転させる高トル
ク低慣性の第2の直接駆動サーボモータによって回転自在に支持されている。第
1及び第3回転軸線の方位は、被加工物の回転方位に従って2つの直接駆動モー
タの回転を制御するCNCコンピュータによって制御されている。球状の工具は
、レンズ素材で所定の3次元工具途をたどるように制御されている。
本発明の更に他の目的は、以下の記載から当業者に明らかにされており、本発明
の実施に記載される最良の形態の一つの好適な実施例が簡易に図示して記載され
ている。本発明は、他の異なった実施例に適用されることができ、その詳細は、
本発明の範囲において種々に変形することができる。そのため、図面と記載とは
、全体として例示である。
[図面の簡単な説明]
明細書と協働する添付図面は、本発明の幾つかの観点を示すものであり、明細書
とともに本発明の詳細な説明するための役割゛を果たしている。
図1は、本発明に基づくレンズ面形成装置の斜視図、図2は、図3の2−2線に
沿った、本発明に基づくレンズ面形成装置の一側面図、
図3は、工具とレンズ素材とが互いに接している状態での、図2のレンズ面形成
装置の一平面図、図4は、工具スピンドルと被加工物スピンドルとが初期位置に
ある状態での、図2のレンズ面形成装置の一平面図、
図5は、球状のカッティング工具の一側面図、図6は、本発明に基づく工具途を
示すレンズ素材の一端図、
図7は、図6の7−7線に沿うに沿ったレンズ素材の一側面図、
図8は、レンズ素材の回転の関数としての軸線Bの角位置を示すグラフ、
図9は、レンズ素材の回転の関数としての軸線人の角位置を示すグラフ、
図10は、工具透間のピークを示し、図6の10−10線に沿って断面した拡大
断面図である。
添付図面に添付された実施例は、本発明の好適な実施例に詳細に参照される。
[実施例]
図面に詳細に示されるように、同じ符号は、企図を通じて同じ要素を示しており
、図1は、符号2で概略的に示されると共に本発明に基づいて構成されたレンズ
形成装置の斜視図である。レンズ形成装置2は、球状のカッティングヘッド8を
有する工具6を支持して回転させる工具スピンドルモータ4を備えている。工具
6は、この工具6を通って軸方向に延びる工具回転軸線Tの回りにモータ4によ
って回転される。軸線Tは、図1に示されるように、略水平に配置されている。
工具スピンドルモータ4は、工具スピンドルモータ支持材10によって支持され
ている。このモータ支持材10は、工具軸線直接駆動モータ12によって支持さ
れて、工具スピンドル回転軸線Bの回りに回転させられる。図1に示されるよう
に、軸線Bは、垂直に配置されており、軸線Tに直交している。
レンズ形成装置2は、また、被加工物16を支持して被加工物回転軸線Cの回り
にこれを回転させる被加工物スピンドルモータ14を備えており、回転軸線Cは
被加工物16を通って延びている。軸線Cは、図示されるように、略水平に配置
されている。
モータ14は、被加工物軸線直接駆動モータ20により直接的に回転可能に支持
された被加工物スピンドルモータ支持材18によって支持されている。このモー
タ20は、被加工物スピンドル回転軸線Aの回りにモータ14及び軸線Cを回転
させる。軸線Aは、図1に示されるように、軸線Bに平行であり、且つ、軸線C
に直交している。
工具スピンドルモータ4は、工具6を略30,00ORPMで回転させる高速モ
ータである。被加工物スピンドルモータ14は、面の形成の間に被加工物16を
一方向に回転するサーボモータである。両方のモータ12゜20は、高トルクと
低慣性とを有する直接駆動サーボモータである。
レンズ形成装置2は、CNCタイプのコンピュータ66(図3及び図4)によっ
て制御される。このコンピュータ66は、球状のカッティングヘッド8を被加工
物16に接触させ、そして、軸線Bと軸線Aとの方位を相互に制御して及びこれ
らの方位を軸線Cの方位に対して制御することによって、被加工物上でカッティ
ングヘッド8に3次元工具途をたどらせる。このようにすることによって、数学
的に如何にも決定される面、例えば、球状の面、トーリック面、非球面、二次曲
面が、カッティングヘッド8の直径により定まる制約および回転軸線の相対的な
方位や位置を条件としてレンズ形成装置2によって形成される。
図2は、レンズ形成装置2の詳細な側面図である。モ−タ12,20は、軸線A
及び軸線Bか互いに平行であって略9,5インチ離間されるように、モータマウ
ント12a、20aによって基部22に取付けられている。
軸線A、Bは、互いに平行である。軸線Aは、図示されるように、軸線Cに直交
している。同様に、軸線Bは、図示されるように、軸線Tに直交している。
軸線C,Tは、図示されるように、互いに同じ平面内に位置している。好適な実
施例では、これらの軸線の相対的な位置や方位は上述したとおりであるが、本発
明では、これらの軸線は、互いに直角でなくてもよく、また、互いに交差してい
なくてもよい。例えば、軸線A、Bは、互いに斜めであってもよい。軸線Tは、
軸線Bに対して直角でなく又は斜めであってもよい。同様に、軸線Cは、軸HA
に対して直角でなく又は斜めであってもよい。これらの4つの軸線の方位や位置
の基本的な基準や限定は、被加工物16に所望の面を形成できるように、4つの
軸線が互いに協働して回転自在であることである。レンズ形成装置2を制御する
コンピュータプログラムは、これらの軸線の他の方位を容易に調整することがで
きる。しかしながら、図示された特に図1乃至図4に図示された軸線が、構造や
組立の容易さやコストの点で、またプログラムの容易さの点で、最も好適である
と考えられる。
工具スピンドルモータ4は、軸方向の端部26を有する工具スピンドル24を備
えている。工具スピンドルマウント28が軸方向の端部26に連結され、工具6
を収納して保持するように構成されている。好適には、工具スピンドルマウント
28は、工具6の容易で迅速な交換を可能にするクイックリリース機構を備えて
いる。以下に述べるように、工具マウントシステムは、球状のカッティングヘッ
ド8の中心30を軸線Bから所定の一定距離に位置させるように構成されている
。この距離は、たとえ如何なる工具が用いられたとしても一定であることが好ま
しい一方、このシステムを制御するコンピュータプログラムは、工具中心30と
軸線Bとの間の異なった寸法に適合して提供されることもできる。
工具6の回転速度は、カットされる物質のタイプ、又はガラスの場合には研磨さ
れる物質のタイプによって規定されている。本明細書の記載は、特に、ポリカー
ボネート、CR39(、商標)、及びガラスに言及しているけれども、本発明は
これらの特別な物質に限定されず、如何なる適切な物質も用いられることは勿論
である。好適な実施例では、ポリカーボネート又はCR39(商標)のレンズの
素材をカッティングするためには、工具6は、30.000rpmであって、2
5%即ち7.500rpmプラスマイナスの精度で回転される。工具6の回転方
向は、公知のように、歯の形状によってのみ規定されている。スピンドルモータ
4に必要な馬力は、このシステムのカッティングの要求に依存している。また、
被加工物の回転速度とこれの物質の組成とは、所望のチ・ツブ負荷、即ち、工具
6の歯当りに削られる物質の量に基づいて、最大許容チップ負荷を条件として、
工具の回転速度を決定している。本例の場合には、チップ負荷は、歯当りに削ら
れる物質が0.001インチであるように選択されている。CR39(商標)を
カッティングするためには、3馬カニ具スピンドルモータ4が、以下に詳細に述
べるように、工具6の作動に適切である。
工具スピンドルモータ4は、工具スピンドル支持材10によって支持されている
。好適な実施例では、モータ支持材10は、回転自在モータフランジ32に直接
ボルト付けされた平坦なタイプのマウントである。中心30と軸線Bとの間の距
離は、溝33(図1)を用いて調整される。このような調整は、本発明の作動の
間は不要であるが、柔軟に調整され、中心距離を変えて装置2の製造誤差を吸収
することを可能にしている。モータフランジ32は、直接駆動モータ12によっ
て直接的に駆動される。シール34がフランジ32の回りに配置されてフランジ
32とシールリング36との間をシールしている。後述するように、このシール
34は、例えば埃やチップのような破片及びカッティング液がモータ12を汚染
することを防止している。
モータ20は、基部22に固定されたモータマウント20aに取付けられている
。上述したように、スピンドルモータ支持材18が被加工物スピンドルモータ1
4を支持している。被加工物スピンドルモータ14は、DOOIデルコファナッ
クACサーボモータであり、被加工物支持スピンドル38を備えている。被加工
物支持スピンドル38の軸方向の端部40は、レンズクランプ即ち被加工物マウ
ント42を支持している。ブロック44が、公知である低融点合金を用いること
により被加工物16を確実に支持している。このブロック44はレンズクランプ
42に連結され、このレンズクランプ42は、好適には、急速連結解除構造を有
し、組付けを簡易にしている。被加工物スピンドルモータ〕4は、被加工物スピ
ンドルモータ支持材18に連結されている。この支持材18は、直接駆動モータ
20に直接的に連結された回転自在モータフランジ46に固定されている。軸線
Aに対する支持材18の位置は溝47(図1)を用いることにより調整される。
このような調整は、装置2の作動の間は不要であるが、柔軟に調整され、装置2
の製造誤差を吸収することを可能にしている。シール48は、モータフランジ4
6とシールリング50との間をシールしており、例えば埃やチップのような破片
及びカッティング液がモータ12を汚染することを防止している。
両モータ12,20は、直接駆動高トルク低慣性モータである。レンズ形成装置
2が適切な短時間で面を形成するために、軸線C,Tの回転位置とこれらと協働
する物理的な装置類とが精度よく制御されることが重要なだけでなく、これらが
迅速な応答時間を存しなければならないことも重要である。このことは、軸線C
の回りの被加工物の角位置(後に詳述する)によって規定されるとおりに、工具
6及び被加工物16の位置決めを十分迅速にできるようにモータ12.20が加
速でき且つ減速できることが必要とされる。七−タ12.20の応答時間は、軸
線Cの回りの被加工物16の回転速度によっても規定される。
このような精度や応答の必要性は、直接駆動モータによって最もよく満たされる
。好適な実施例では、モータ12.20は、NSK B50608FNOO1サ
ーボモータであり、9,5インチ離間した平行な軸線を有している。このような
モータは、高トルク低慣性モータであり、0〜20 ft−1bの範囲のトルク
を発生でき、0〜1219mの速度を有している。各モータは、はぼ101b−
in2の慣性を有し、負荷慣性対モータ慣性が10=1から100 : 1の範
囲で作動するように構成されている。好適な実施例では、負荷慣性対モータ慣性
の比が50:1であって負荷慣性が500 1b−in2で作動する。
公知であるように、負荷慣性が非常に低い場合には、モータ12,20は、電気
制御装置がこれらを制御するよりも速く応答する。逆に、負荷慣性が非常に高い
場合には、モータ12.20は、非常に遅く、制御装置より非常に遅れて応答し
、適切な時間で適切な位置に決して到達することがない。付加的な慣性ウェイト
51.53は、各々、支持材18.20と同時にモータ20,12によって回転
するように取付けられており、必要な場合には、負荷慣性対モータ慣性の比が所
望の50:1にされる。
慣性ウェイト51.53は、何等かの便宜的な方法で便宜的な位置に取付けられ
ていてもよい。両方のモータ12.20は、はぼ同じ応答時間と精度とを有する
ことが好ましい。モータ12がモータ20と同じでない場合でも、各モータの負
荷慣性対モータ慣性の比が所望の応答時間と加速/減速性能とを引出すように調
整されることができる。
上述したように、レンズ形成装置2は、汚濁からモータ12,20を保護するシ
ール34.48を備えている。
形成装置2で用いられる回転動は、直線途システムを用いる装置に比べて、装置
の保護を非常に簡略化している。
この改良されたシーリング性能は、供給管52からカッティング領域54にカッ
ティング液が連続して流れることを必要とするガラス被加工物の研磨を可能にし
ている。
供給管52は、公知のように、基部22又は他の支持材に何等かの便宜的な方法
で支持されている。基部22は、カッティング領域54の下で基部22に形成さ
れたドレン58にカッティング液を保持して導く凹所56を備えている。ドレン
58は、ポリカーボネート又はCR39(商標)の被加工物がカッティング液を
用いずにカンティングされたとき、チップや埃をカッティング領域54から引出
す真空ポートとして作用することもできる。管60は、ドレン管及び真空管とし
て二重にすることかできる。シュラウド(図示路)が、好適には、チップ、埃、
及び/又は液体の封じ込めのため、および、一般的な安全のために、被加工物の
カッティング即ち研磨の間に組立体全体の上に設けられる。
被加工物16の面を精密に形成するためには、軸線0回りの被加工物16、軸線
A回りの軸線C1及び軸線8回りの軸線Tの回転位置や速度を精度よく制御する
必要がある。軸線0回りの被加工物16の回転位置は、軸線8回りの軸線Tの対
応する角位置と軸線A回りの軸線Cの角位置とを規定するマスター(主)パラメ
ータである。
被加工物スピンドルモータ14は、軸線0回りの被加工物16の角位置と速度と
を制御する。モータ14は、1回転当り8000カウントを発生する光エンコー
ダを備えている。モータ14の位置精度は、1カウント内である。モータ14は
、また、1回転当り1ホームパルスを備えている。
直接駆動モータ12,20は、各々、1回転当り614.000カウントを発生
するりゾルバタイプの位置インディケータを備えている。モータ12,20の動
的位置精度は、制御ループでの行き過ぎによって、20カウント内にされている
。モータ12.20は、1回転当り150インデツクスパルスを備えている。リ
ミットスイッチ62.64が、各々、フランジ32.46の1回転当り1参照パ
ルスを発生するように配置されている。
特別な面を形成するために、球状のカッティングヘッド8は、被加工物が軸線C
の回りに回転するときに、被加工物16を横切る螺旋状の工具途をたどらさせら
れる。
典型的な場合として、形成される面が曲面であるとき、図6に示すように、球状
のカッティングヘッド8の工具途は、被加工物16の外縁とこれの中心との間の
3次元螺旋である。この工具途は、被加工物16の外縁又は中心から始まってい
る。図7は、トーリックレンズ面を形成する際の現実の3次元工具途の側面図で
ある。
好適な実施例では、軸線Tに沿って矢印65(図4)の方向から見た場合に、工
具6は、反時計回り方向に回転する。工具6の回転方向は、カッティングヘッド
8の歯の形状によって規定されている。本実施例での反時計回りの場合には、研
削される素材は、下方に投げ飛ばされ、破片集めを容易にしている。被加工物1
6がCR39(商標)およびガラスからなる場合には、被加工物は、軸線Cに沿
って矢印67の方向からみたときに時計回り方向に回転されるが、被加工物16
がポリカーボネートからなる場合には、被加工物は、反時計回り方向に回転され
る。被加工物16の回転方向の選択は、工具6の回転方向に最もよい結果をもた
らすようになされる。
トーリックレンズ面のモデルには、レンズ面のための位置座標が設けられている
。これらの位置座標は、2つの円弧交差の数学的な公式を用いて、位置角度に変
換される。3次元工具途は、形成される面の数学的なモデルに基づいて決定され
る。
必要な工具途をたどらせるために、軸線Cが軸線Aの回りにそ一夕20によって
回転されている間に同時に、軸線Tが軸線Bの回りにモータ12によって回転さ
れる必要がある。軸線Tと軸線Cとの間の現実の相対位置は、如何なるトーリッ
クレンズ面のためにも、軸線0回りの被加工物16の角位置の関数として決定さ
れる。トーリックレンズ面のための曲率半径は、被加工物16の1回転に4回変
っているため、軸線B、A回りの軸線T、Cの方位は、各々、軸線0回りの被加
工物16の角位置の関数としてしばしば変化する。図8,9は、軸線T、Cの角
回動の簡単な例をグラフで示している。両図8,9において、被加工物16が軸
線Cの回りに4回転するときに、球状のカッティングヘッド8は、3インチ直径
レンズ素材の外縁から中心に移動する。この角度は、図4の0°線から計測され
、反時計回りの回転は、正の角度方向である。
被加工物16の面を精度よく形成する秘訣は、軸線C1A、Bの速度の制御であ
る。軸線Cの速度は、1%以内で直接制御され、軸線0回りの被加工物16の角
位置は、軸線B、A回りの軸線T、Cの必要な角回転を発生するようになされて
いる。好適な実施例では、軸線Cの角位置と速度に基づいて軸線A、Bの速度と
角位置とを明らかにした関係表が設けられている。このような制御アルゴリズム
を用いる場合、軸線0回りの被加工物16の角位置はマスター(主)として参照
される一方、軸線B。
A回りの軸線T、Cの角位置はスラブ(従)として参照される。軸線0回りの被
加工物16の回転速度は、開ループ制御によって維持され、この回転は1方向の
みである。軸線A、B回りの回転は、両方向であり、位置ループをフィードフォ
ワードブランチに組込んだ閉ループ制御アルゴリズムによって制御される。
軸線0回りの被加工物16の回転がマスター(主)でされる。ここで、Rは、球
状のカッティングヘッドが被加工物に接触しているときの半径であり、fは、カ
ッティングヘッド8への所望の一定のチップ負荷を維持するように選択される係
数である。公知のように、チップ負荷が非常に小さい場合には、素材は十分に剥
がされないとともに、面は燃焼される。チップ負荷が非常に大きい場合には、摩
擦が大きくなり、熱が発生され、面仕上げが損なわれ、工具スピンドルモータ4
からの馬力がより大きくされる必要がある。チップ負荷が適正な範囲にあり、好
適な実施例では、所望のチップ負荷は、カッティングヘッド8の歯当り剥がされ
る素材の0.001インチであった。軸線A、B回りの関係速度は、好適には、
4%又はそれ以下で精度よく制御され、望ましくは、0.1%と同程度に低く制
御される。
好適な実施例では、軸線0回りの被加工物16の回転速度は、トーリックレンズ
面を形成するときには、3インチ被加工物の外縁で3Orpmから中心で35゜
rpmの範囲にわたっており、球状の面を形成するときには、中心で600rp
mまでの範囲にわたっている。
円柱補正がない場合、即ち、球状レンズの場合、球状カッティングヘッド8が外
縁にあるとき、軸線0回りの被加工物の角速度は、より高いrpmで始まること
は許容されているけれども、それでも30 r pmで始められている。
重要な円柱補正がある場合には、fの値は、低く設定され、軸線B、A回りの軸
線T、Cの回転は、各々、精度よく応答する。これは、トーリックレンズ面の2
つの曲率半径の間の差が大きくなればなる程、軸線A、B回りの角回動に必要な
加速及び減速が大きくなるからである。完全に自動化された装置では、fの値は
、2つの曲率半径の間の差の種々の範囲で計算される。認識されるように、球状
のレンズは、等しい2つの曲率半径を有するトーリックレンズに類似しており、
装置2によって容易に形成されることができる。fの値は、また、カッティング
の指示即ち2つの曲率半径の間の差に関連する直接駆動モータの応答時間の関数
である。
軸線Cの回りの被加工物16の速度の角方位に依存して、軸線A、B回りの角回
動を発生するために、参照表がコンピュータコントローラ66(図3)により発
生される。面の形成の間、コンピュータ制御66は、CNC機械を制御する公知
の方法でレンズ形成装置2を作動する。
図5に示されるように、工具6は、工具軸7に連結された球状のカッティングヘ
ッド8を備えている。軸7は、参照面9を備えている。図示されたように、参照
面9は、ヘッド8の中心30から距離Gに位置している。このGは、工具6の製
造業者によって設定又は調整されるゲージ距離であり、または、これに代えて、
工具置場で設定又は調整されるゲージ距離である。例えば、テーバ軸7のように
、中心30と工具6の参照取付面との間のゲージ寸法を達成する他の従来の手段
が用いられてもよい。
工具6が工具支持マウント28に組付けられるとき、肩部9、または他の適切な
参照取付面は、工具支持マウント28に対応して精度よく形成された参照取付面
に当接する。これによって、何度繰り返しても、軸線Bとヘッド8の中心30と
の間の距離を精度よくすることができる。
球状のカッティングヘッド8は、多数のカッティング歯11(図1.3.4)を
備えている。ヘッド8は、図5に示されるように、カッティングバンド13内で
被加工物16に接触しており、このカッティングバンド13は、軸7に直角であ
り且つ中心30を貫通する面によって規定されるようなヘッド8の均分円の両側
にほぼ30°広がっている。図5に示されるような球状の突起状の刃物は、均分
円及びその隣接域で最も精度がよいことは公知である。そのため、均分円に近い
カッティングバンド内で被加工物16に接触することが好ましい。このカッティ
ングバンドは、工具の磨耗を早期に生成しないように十分に幅広くされているべ
きである。カッティングバンド13の正確な位置および分布は、レンズ形成装置
2の特別な幾何に依存している。
工具6は、球状の突起状の刃物として図示されているが、アイオワ、ダベンボー
トのM、A、フォード製造会社から提供されているモデル43750020のよ
うに、同じ寸法の球状研磨ヘッドが用いられることもでき、ポリカーボネート及
びCR39(商標)の被加工物をカッティングするために用いられるのと同じ基
準に基づいて同じようにしてガラス被加工物を研磨できる。
みがかれることのみで光学的に明瞭な面にされるレンズ素材から完成したレンズ
を形成するためには、工具6の幾つかの途が必要とされる。一般に、粗雑なカッ
ティングは、被加工物16を横切って工具6の連続した途によりなされる。好適
な実施例では、このような初期粗雑カッティングは、0.200インチのリード
でなされ(即ち、工具6は被加工物の1回転に0.200インチ半径方向に移動
する)、0.030インチの深さまでカッティングされる。0.040インチよ
り深くカッティングされると、工具スピンドルモータ4は負荷的な馬力を必要と
される。被加工物16の初期粗雑螺旋状カッティングは、被加工物16の外周か
ら始まり、中心に向かって内方に且つ螺旋状に動く。一旦中心に到達すると、連
続した粗雑カッティングは、中心から始まり、径方向外方に且つ螺旋状に動く。
中心で連続した粗雑カッティングが始められると、被加工物16の外周から再ス
タートするように工具6や被加工物16を再度位置決めすることが不要になるた
め、サイクル時間は減少される。
典型的なレンズでは、粗雑カッティングは、カッティングの指示に応じて3〜7
回なされる。好適な実施例では、粗雑カッティングの終りには、工具6は、粗雑
カッティングの端数を残しながら、被加工物16の中心に位置している。その後
、中間のカッティングがなされ、0.100インチのリードで外方に且つ螺旋状
に動き、ティングは、中間カッティングの後になされ、外縁から始まり、内方に
且つ螺旋状に動く。仕上げカッティングは、0.030インチのリードでなされ
、最大深さは、0.015インチである。仕上げカッティングは、好適には、外
縁から始まり、内方に且つ螺旋状に動く。なぜなら、装置の動特性として、中心
に入るより中心から出るほうが容易だからである。
勿論、異なったリードを有した種々の粗雑カッティングがなされることができ、
中間及び仕上げカッティングについても同様である。好適な実施例における粗雑
、中間、及び仕上げカッティングの順序と方法とは、できるだけ短いサイクル時
間でのみがきを受け入れるような面を形成するように選択されている。
図10は、工具途の中心70の間に位置されるビーク68の高さHへのリードL
の影響を示している。2点鎖線の曲線は、半径rを有する球状のカッティングヘ
ッド8を表している。ビーク68の高さHは、リードL及び半径rに依存してい
る。ヘッド半径は与えられたものであるため、高さHはリードによってのみ影響
される。そのため、リードを最小にすることによって、高さHは最小にされる。
しかしながら、上述したように、リードは、所望のサイクル時間の観点だけでな
く、各歯への十分なチップ負荷を維持する観点からも選択される。リードが非常
に小さいと、チップ負荷が減少されて、ヘッド8が面を燃焼させるおそれがある
。好適な実施例では、球状のカッティングヘッド8は、0.375インチの半径
を有し、仕上げカッティングは、0.030インチのリードを有し、高さHは、
0.0003インチであり、十分に小さくされて、みがかれると光学的に明瞭な
仕上げがなされる。
モータ4,12.14.20は、コンピュータコントローラ66(図3.4)に
よって制御される。好適な実施例では、コントローラ66は、オハイオ、シンシ
ナティのPMCによって製造されたPMCモデル400である。レンズ形成装置
2を作動するためには、装置が最初に駆動されたとき、モータ12,14.20
のホームポジションに位置決めすることにより、装置自身がキャリプレートされ
る。リゾルバは漸増装置であるため、モータ12,20のホームポジションが一
旦位置決めされると、リゾルバはコンピュータによって零にリセットされる。図
4は、スイッチ62.64によって各々位置決めされる軸線T、Cのホームポジ
ションを示している。スイッチ62.64は、基部22に固定されており、モー
タフランジ32.46とともに回転するトリップ(trip)62a、64aが
スイッチ62.64を過ぎて回転し各モータのためのホームパルスが発生される
ときには、スイッチ62.64は作動される。しかしながら、軸線T。
Cの現実のホームポジションは図示されたように互いに平行にされている必要が
ない。図4に示されるように、軸線T、Cの平行な方位は、工具6及び被加工物
16を各々のマウントに取付けることが容易であるように選択される。現実のホ
ームポジションが図示されたようでない場合には、コンビニ−タロ6は、ホーム
ポジションが一旦位置決めされると、軸線T、Cが図示された平行な位置を向く
ようにプログラムされることができる。
カッティングヘッド及び研磨ヘッドは磨耗するため、各ヘッドの磨耗を監視する
ためにキャリブレーション面を形成し、レンズ形成装置2にこの磨耗を補償させ
ることが定期的に必要である。通常、キャリブレーション面の監視は、レンズ形
成装置2を用いて所望のレンズを製造する前に、各カッティング又は研磨工具で
カットされる。各キャリブレーション面がカットされた後、それは確認され、測
定結果は、キャリブレーション面の測定によって示されるヘッドの磨耗を自動的
に調整するコンピュータコントローラ66に入力される。
その日のためにヘッドがキャリブレーションされた後には、精密な面が形成され
ることができる。所望の精度は、コンピュータコントローラ66に入力され、各
軸線の制御に有益であるフォーマットに変換される。コンピュータ66は、レン
ズ素材がどのような所望の精度でカッティングされるかをユーザーに表示するよ
うにプログラムされることができる。適切なレンズ素材が選択され、粗成形され
、被加工物マウント42に取付けられる。レンズ素材は、その周面に配置配置さ
れたバーコードを備えており、このバーコードは、軸線Cが図4に示すように向
けられてユーザーがレンズ素材を取付けたことが確認されると、バーコードスキ
ャナー72によってスキャンされる。コンピュータコントローラ66は、その後
、上述した方法でレンズ形成装置2の軸線を制御し、被加工物の所望の面を形成
する。面が完成されると、軸線T。
Cが図4に示される位置に戻される。
以上から、本発明によれば、多大なる効果が奏される。
レンズ形成装置は、長円形のエラーなしに精密な面を形成する。この装置は、様
々な面の広い範囲を形成することができる。ポリカーボネート、CR39(商標
)、及びガラスのレンズ素材が装置でカッティングされ且つ研磨されることがで
きる。この装置は、高価で高感度の直線途装置を用いることなく、これを達成す
ることができる。この装置には、形成される各面のための調整又はアライメント
が必要とされず、また、広いキャリブレーションも必要とされない。この装置は
、熟練したものによらなくても作動させられる。
本発明の好適な実施例の上記記述は、図示及び説明のために表されている。これ
は、本発明を開示された明確な形態に限定することを意図したものではない。様
々な一変形が上記技術において可能である。この実施例は、本発明及び本出願の
原理を最もよく示すために選択されて記載されており、これにより、当業者が特
別な用途に適するように本発明を種々変形することを可能にしている。
本発明の範囲は、請求の範囲によって規定される。
FIG、6
FIG、7
回転
FIG、8
FIG、9
FIG、10
要 約
直線途装置を用いることなく構成要件の回転動を用いて、種々の形状のレンズ素
材又は他の被加工物に面を形成するためのレンズ面形成装置及び方法が提供され
ている。レンズ面形成装置は、第1軸線(T)の回りに球状の工具を回転する回
転自在工具支持スピンドルを備えている。工具スピンドルは、第2回転軸線(B
)の回りに球状の工具の第1回転軸線(T)を回転させる高トルク低慣性の直接
駆動サーボモータによって直接支持されている。被加工物スピンドルが被加工物
を保持して、第1軸線(T)と同じ面内に位置する第3軸線(C)の回りにこれ
を回転させる。この被加工物スピンドルは、第4軸線(A)の回りに第3回転軸
線(C)を回転させる高トルク低慣性の第2の直接駆動サーボモータによって回
転自在に支持されている。第1及び第3回転軸線の方位は、被加工物の回転方位
に従って2つの直接駆動モータの回転を制御するCNCコンピュータによって制
御されている。球状の工具は、レンズ素材で所定の3次元工具途をたどるように
制御されている。
補正嘗の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成 5 年 1 月 12日
h−
Claims (2)
- 1.(a)基部と、 (b)第1回転軸線の回りに回転自在である被加工物支持スピンドルと、 (c)被加工物支持スピンドルの軸方向の端部に配置され、被加工物を固定する ための移動自在である被加工物マウントと、 (d)第1回転軸線の回りに基部に対して被加工物マウント及び被加工物支持ス ピンドルを回転する手段と、(e)第1軸線に一致しない第2回転軸線の回りに 基部に対して被加工物支持スピンドルを回転する手段と、(f)第2回転軸線に 一致しない第3回転軸線の回りに回転自在である工具スピンドルと、 (g)工員スピンドルの軸方向の端部に配置され、面形成工具を固定するための 移動自在である工具支持マウントと、 (h)第3回転軸線の回りに工具及び工具スピンドルを回転する手段と、 (i)第1、第2、及び第3回転軸線に一致しない第4回転軸線の回りに基部に 対して工具スピンドルを回転する手段と、 (j)基部に対して第1及び第3回転軸線の方位を制御する手段とを備える被加 工物に面を形成するための装置。
- 2.(a)基部と、 (b)基部に対して第1軸線の回りに面形成工具を回転する第1手段と、 (c)第1軸線に一致しない第2軸線の回りに基部に対して第1軸線を回転する 第2手段と、 (d)第2軸線に一致しない第3軸線の回りに基部に対して被加工物を回転する 第3手段と、 (e)第3軸線に一致しない第4軸線の回りに基部に対して第3軸線を回転する 第4手段と、 (f)第1軸線及び第2、第3軸線の方位を基部に対して制御する手段とを備え る被加工物に面を形成するための装置。
Applications Claiming Priority (2)
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- 1991-07-12 WO PCT/US1991/004918 patent/WO1992000832A1/en not_active Application Discontinuation
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