JPH05507344A - 熱対流オーブン用蒸気発生機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 熱対流オーブン用蒸気発生機 本発明は非連続的に作動する熱対流型オーブン用蒸気発生機に関する。詳述する と、本発明は独立請求項の公知部に記載の蒸気発生機に関する。

この種の蒸気発生機が米国特許第４．２０２．２５９号に開示されているが、こ の種の発生機は短時間で、熱貯蔵ユニットを熱充填したのち大量の水を蒸化させ 、次回必要な蒸気を十分な量貯蔵するために熱貯蔵ユニットの熱充填が素速く行 なわれる。

本発明の目的は効果的且つ経済的な蒸気発生機を提供することである。

本発明の目的は独立請求項に記載の構成による熱貯蔵ユニットの特徴をもって達 成される。従属請求項には本発明の種々の特徴を記載した。

本発明は好ましい実施態様を示す添付図面を参照し詳述する。

第１図は本発明の蒸気発生機の略式斜視図。

第２図は第１図に示す蒸気発生機の縦断面図であり、示されている局部は熱貯蔵 ユニットに対して垂直である。

第３図は蒸気発生機の熱貯蔵ユニットを構成する支持体のうちの一つの平面図。

第４図は第３図に示す支持体の側面図。

第５図は第３図のｖ−ｖ線に沿った支持体の断面図。

第１図に示す蓄熱式蒸気発生機は図示してはいないが非連続作動対流オーブンす なわちラック式家庭用オーブンの一部を形成する。このようなオーブンは料理中 ファンによって循環する熱空気か水平に流動するオーブンチャンバーがらなり、 オーブンチャンバー内に積まれたベーキングプレート上に置かれたパンのかたま りやその他のものに熱空気が接触する。熱空気はオーブンチャンバーを通って延 びる密閉流路に沿って流れ、オーブン内の循環経路に於いて、熱空気は第２図の 矢印で示すように、熱貯蔵ユニットの前面に対して実質的に垂直に通過する。

オーブンの詳細及びオーブン内の位置を明確にするために、上記図面を参照する 参照例を開示している。

添付図面に示すように、蒸気発生機は上述して先行技術と同じような熱貯蔵ユニ ット（１１）からなり通常二次元の平坦で直立構造をなし、その高さと幅は空気 の流れる方向で測定される厚さ又は深さの数倍になる。さらに蒸気発生機は熱貯 蔵ユニット（１１）の水平上側面に沿って設けられた水噴射ユニット（１２）と 熱貯蔵ユニットから流れる余分な水を集め流し出すための熱貯蔵ユニットの下方 に設けられた水止め（１３）からなる。水止めの端壁の内側に固定された一組の 水平ブラヶッ）　（１４）は熱貯蔵ユニット（１１）を支持する。

熱貯蔵ユニット（１１）は一対のサイドポスト（１５）とそのサイドポストの間 で隙間をあけて積まれた複数の支持部（１６）からなり、その間で鉄又は他の金 属でできたボール状のもの（１７）で構成した熱貯蔵体を支持している。

熱貯蔵ユニットのサイドポスト（１５）は一対の溝の形態をとっており溝は互い に向き合っている。支持体（１６）の端部はサイドポストのフランジ間のスペー ス内に支持され、最下位の支持体は水止め（１３）内のブラケット（１４）上に 支持され、他の支持体はその下の支持体の上に支持される。

水噴射ユニット（１２）は長尺のフード又はカバー（１８）とフード内に設けら れ熱貯蔵ユニット（１１）の幅又は長さ方向に延びている水噴射管（１９）から なる。水噴射ユニットの一部は第２図に示す通り最上位の支持体（１６’）内に 支持されているフード（１８）の下縁部を有しサイドポスト（１５）の間に載入 されている。流出貫通孔は水噴射管（１９）に沿って設けられ、最上部の支持体 に噴射させ流れるように、この貫通孔を通って水がフードの側壁の内側に噴射、 配水される。第２図に、熱貯蔵ボールのない支持体を示す。

本発明の蒸気発生機の基本的特徴は支持体（１Ｂ）に関するものである。これら の特徴は第２図乃至第５図に例示しており、これよりその特徴を説明する。

各支持体（１６）は一枚の平坦な鉄製シートでてきており、約６０度上方に曲げ られた従縁部からなり符号（Ｓ）で示す高さの外方に傾斜した側壁（２０）を形 成している。端部は約１２０度上方にそして内方に曲げられ符号（Ｈ）で示す高 さの内方に傾斜した端壁を形成している。これらの端壁は＠Ｊ璧（２０＞より高 く上方に延びており、上縁は第４図の仮想線で示す通り、支持体く１６〉を重ね るための支持部を形成している。側壁の高さＳは隣接する支持体の対応位置間で 垂直距離Ｈの０．４乃至０．６倍であるのが適当であり、それによって側壁は空 気の流入経路を制限せずに熱貯蔵ユニット（１１）から側面に効果的に外方に向 けての水の噴射を制限することができる。多量の水が水噴射ユニッ）　（１２） から供給される場合、側壁を高くするのか望ましい。

端壁と側壁間を通して、支持体（２２）の平坦な水平底壁が設けられ、平面が非 円形状の貫通孔を設けるのが好ましい。図示の実施態様に於いて、貫通孔は多角 形すなわち正方形であるが他の形のものを用いてもよい。

第３図に示す通り、これらの貫通孔は、各貫通孔の中央Ｃから隣接する貫通孔の 中央までの水平距離が等しくなるように縦に平行に複数の例えば三つ並んでいる 。貫通孔（２３）以外の底壁（２２）は一体に構成されている。

各貫通孔（２３）はボール（Ｉ７）用の受け座を形成し、水路を形成し、これら のボールは貫通孔の全面積の一部に対して流路を制限している。

各支持体（１６）は番受は座又は貫通孔（２３）でボール（１７）を受け止める よう構成されており、隣接するボール同士が互いに係合するか極めて近設して設 けられると同時にボールとその上側の支持体の下部との距離すなわち隣接する支 持体対応位置間の垂直距Ｍ　（Ｈ）は可能な限り短くなるよう各支持体のボール は同じ大きさで直径（Ｄ）が同じ大きさであるのが好ましい。

ボール（１７）によって形成される結合蓄熱体は熱貯蔵ユニット（１１）の与え られた総容量に対して可能な限り大きくした方がよい。全ての支持体（１６）は 同形であり、支持体の貫通孔（２３）とその貫通孔に収まるボール（１７）は熱 貯蔵ユニット（１１）内で全長に渡って垂直に整列している。

水が噴射管（１９）から熱貯蔵ユニットに噴射される際、水は最上位の支持体（ １６）の貫通孔（２３）に実質的に一様に配水される。

この支持体にはボールが存在しないので、水は貫通孔を通って次の下側の支持体 のボールに比較的自由に流れ込む。最上位の支持体（１６）の各貫通孔（２３） はボール（１７）の上に直接位置するので水はボールの上表面に実質的に一様に 広がる。すぐに蒸気しない水はボールが位置する支持体の底壁の開放貫通孔から 流れ落ちる。

底壁（２２）の貫通孔（２３）はボールの直径と比較すると小さいので、水が再 びボールの上表面に一様に広がるように、二番目に高い位置の支持体からボール の上部が比較的近くにある下層のボールに水が流れ落ちる。

同様に、全ての水が蒸化される又は余分な水が最下部の支持体まで届き水溜め（ １３）に流れ込むまで、水は次の支持体（１６）のボールク１７）に一様に広が る。

水が一様にボール（１７）に広がるので、蓄熱は蒸気を発生させるのに有効に利 用され、同時に熱貯蔵ユニット（１１）から側面への水の噴射を最小限に抑える ことが可能になる。

全ての支持体に同じサイズの貫通孔を設け、説明、例示された態様例に示すよう に、熱貯蔵ユニット（１１）を通して同じサイズのボールを使うことは経済的に 有利である。機能的にも、このことはほとんどの実用的目的を満たす。しかしな がら異なる支持体に異なる形状、サイズの貫通孔又はボールを用いても本発明の 範囲に入る。これらの設計要件を適切に選択することによって熱貯蔵ユニット全 長に渡って望ましい配水を行うために水の流れをある程度調節することが可能で ある。

支持体の貫通孔を通って下層のボールの頂部に可能な限り近いところで水が流れ るように、貫通孔は可能な限り小さくした方がよい。また逆に貫通孔を通る水の 流れを制限し過ぎないようにするため、貫通孔が小さすぎてはいけない。実用的 見地か。

ら、例示した実施例において側部の長さくＢ）はボールの直径りの０．２〜０． ８倍好ましくは０．２〜０．４倍であるのが適当である。

熱貯蔵ユニット（１１）の支持体（１６）の変形例（図示せず）には、支持体の 端壁（２１）は省略されている。この変形例では、例示したように最下位の支持 体く１６）はブラケット（１４）上に収まり、他の支持体（１６）は下側の支持 体に位置するボールの層の上に位置する。この変形例は例示した実施例に示す端 壁（２１）を曲げる生産工程が不要となり材料の節約という点においても有利で ある。

熱貯蔵ユニットク１１）内に多数の支持体を設ける場合、熱貯蔵ユニット上位に 位置する支持体く１Ｂ）にわずかに貫通孔を設ける、例えば中央貫通孔列にボー ルの存在しない貫通孔を五つ設ける　゛ことは有効である。水噴射ユニット（１ ２）から供給される水の一部は熱貯蔵ユニットの下方に位置する支持体に早く到 達することになる。当然のことながら、同じ目的で上位に位置する支持体の底壁 に別の貫通孔を設けることも本発明の範囲に入るが、熱貯蔵ユニット（１１）高 さ全体に水を速やかに配水するためにはｉ＆初に説明した方法か好ましい。

要　約　書 目　的 従来の蒸気発生機に代り蒸気を効果的且つ経済的に発生させる熱対流型オーブン 用蒸気発生機。

構成 球形熱貯蔵体（１７）を支持する支持体（１６）からなる熱貯蔵ユニット（１１ ）を有する蒸気発生機。

国際調査報告 国際調査報告 ＰＣＴ／ＳＥ　９１１００３３６

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．オーブンチャンバーとファンによって移動する熱空気用流路を有する対流オ ーブンの一部をなす蒸気発生機で、前記流路はオーブンチャンバーを通って延び ており、前記蒸気発生機は前記流路内に位置し、前記発生機は複数の長尺、実質 的に水平に重ねられる支持体（１６）を含み、前記各支持体は複数の球形熱貯蔵 体（１７）を支持するため設けられ、そして熱貯蔵体に水を噴射する手段を含む 熱貯蔵ユニットからなる蒸気発生機に於いて、前記各支持体は複数の受け座を有 する底壁（２２）からなり、前記受け座は底壁全体に実質的に均一に配分され、 熱貯蔵体（１７）のうちの一つを受け、前記受け座は底壁を通る円型ではない、 好ましくは多角形の貫通孔によって形成され、前記貫通孔の大きさは熱貯蔵体の 最大断面より実質的に小さいことを特徴とする蒸気発生機。
2. ２．前記貫通孔（２３）は好ましくは平面が正方形等の多角形で各辺の長さが熱 貯蔵体（１７）の直径の０．２〜０．６倍であることを特徴とする請求項１記載 の蒸気発生機。
3. ３．前記貫通孔（２３）は複数の長手方向平行に延びる列内に配されていること を特徴とする請求項１又は２記載の蒸気発生機。
4. ４．各支持体（１６）上の各熱貯蔵体（２３）はほぼ同じ直径を有し、支持体の 各貫通孔（２３）の中央から中央までの水平距離（Ｃ）は実質的に熱貯蔵体（１ ７）の直径（Ｄ）と同じであることを特徴とする先行請求項いずれか１項記載の 蒸気発生機。
5. ５．最上位の支持体（１６′）の各貫通孔（２３）はその下にある各支持体（１ ６）の貫通孔の一つの上に直接設けられたことを特徴とする先行請求項いずれか １項記載の蒸気発生機。
6. ６．支持体（１６）の貫通孔以外の部分は開き口のない実質的に平らな底壁を有 するトラフの形状をなしていることを特徴とする先行請求項いずれか１項記載の 蒸気発生機。
7. ７．各支持体（１６）は長尺金属シートでできており長手方向の縁部が上方に曲 げられ長手方向に支持体（１６）の側壁（２０）を形成し、端部は支持体の端壁 を形成するために上方に曲げられていることを特徴とする請求項６記載の蒸気発 生機。
8. ８．前記側壁（２０）の高さ（Ｓ）は隣接する支持体（１６）間の垂直距離（Ｈ ）の０．４〜０．６倍であることを特徴とする請求項７記載の蒸気発生機。
9. ９．隣接する支持体（１６）間の垂直距離（Ｈ）は実質的に熱貯蔵体（１７）の 直径と実質的に同じかあるいは弱冠大きくなることを特徴とする請求項７又は８ 記載の蒸気発生機。