JPH05507310A - N−ハロゲノ化合物を使用する炭化水素からの硫黄汚染物の除去 - Google Patents

N−ハロゲノ化合物を使用する炭化水素からの硫黄汚染物の除去

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JPH05507310A JP92501541A JP50154192A JPH05507310A JP H05507310 A JPH05507310 A JP H05507310A JP 92501541 A JP92501541 A JP 92501541A JP 50154192 A JP50154192 A JP 50154192A JP H05507310 A JPH05507310 A JP H05507310A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流れからの硫黄化合物の除去に関する。より詳細には、本発明は、メル カプタン、スルフィド、及びジスルフィドのような有機硫黄化合物の除去に関す る。
具体的には、本発明は、反応性抽出による炭化水素からの有機硫黄化合物の除去 、並びに反応性吸着による炭化水素流れからの有機硫黄化合物の除去に関する。
2、背景と資料情報の説明 硫黄化合物、特に、有機硫黄化合物のように化学的に結合した硫黄を供給物流れ から除去することは、環境的懸念に対し、及び可能性のある触媒の失活並びに装 置の腐食を防止するためにも非常に望ましい。
典型的には、炭化水素生成物は、例えば、無機的に結合した硫黄及び有機的に結 合した硫黄、即ち、有機硫黄化合物のような化学的に結合した形態の硫黄化合物 を様々な量で含んでいる。
炭化水素流れ中に有機硫黄化合物の存在するのは天然由来と炭化水素生成物を製 造し処理するための従来的プロセス中に炭化水素流れ中に有機硫黄化合物が導入 されることによる。
上述したように、有機硫黄化合物のような化学的に結合した硫黄が炭化水素流れ から除去されない場合、天然ガス、パラフィン、オレフィン及び芳香族、特に、 ガソリン又はその他の燃料を含む得られる炭化水素生成物中の有機硫黄化合物の 存在は、特に水が存在するとき、処理装置及びエンジン部品の腐食、並びにその 他の悪影響を生じる可能性がある。
フレフチ(FRECH)らの米国特許第4.283.373号は、気体流れをス ルホンアミドのアルカリ金属塩と接触させることによって、気体流れから硫黄化 合物を除去することに関する。開示されている好ましいスルホンアミドはクロラ ミン−T (chloramine−T)であり、これは気体流れに噴霧するこ とができ、或いはこのクロラミンを含浸した多孔質キャリヤーに気体を通すこと ができ、又はペンダント置換(pendant 5ubstituted)スル ホンアミド基を有する樹脂に気体を通すことができる。
フレフチらによって開示された情報には、硫黄除去の背景として、以下のものが 含まれる。
米国特許第1.783.901号は、H2Sとアミノ窒素との反応性に依存して 天然ガスからH2Sを除去することに関する。
クンケル(にUNKEL)らの米国特許第4.035.474号は、触媒を使用 する低温床吸収プロセスの使用によって、テールガス(tail gas)から 硫黄を除去する方法に関する。
ウラネック(LIRANEC[)らの米国特許第3.756.976号は、悪臭 を有する硫黄化合物を臭いのない形態に転化する多くの化合物、即ち、N−ハロ ゲン化アリールスルホンアミドのアルカリ金属塩を使用することによって、ポリ マーラテックスからチオール臭を除去する。
コンビサー(CONVISER) ノ米国特許第3.306.945号は、モレ キュラーシーブ材料を使用して不純物を除去することにより液体不飽和炭化水素 を精製する方法に関する。
コンビサーは、ジアルキルスルフィドを含むスルフィド(R−3−R)は、合成 X型のような、このような不純物に対して十分大きい細孔を有するゼオライトモ レキュラーシーブ材料によって吸着できることを開示している。
エバーリー〇ジュニア(EBERLY Jr、)の米国特許第4、592.89 2号は、収着剤(sorbent)触媒を使用してナフサから硫黄を除去する方 法に関する。除去されるものとして開示されている硫黄化合物は、メルカプタン 、チオフェン、ジスルフィド、チオエーテル、硫化水素、カルボニルスルフィド などであり、収着剤としては、第VIB族及び/又は第■族金属触媒、例えば、 アルミナ上に担持されたコバルトモリブデート又はニッケルモリブデートが開示 されている。
メイソン(MASON)らの米国特許第3.367、862号は、炭化ベース上 に広げられた、金属、酸化金属、又は硫化金属を含む触媒の存在下に水と接触さ せることによって、重質残液留分を脱硫する方法に関する。
改質用に使用されるナフサは、典型的には、2−プロピルメルカプタン、ブチル メルカプタンのようなメルカプタン、及びチオフェン、2,5−ジメチルチオフ ェンのようなヒンダードチオフェンとして、硫黄を50 vppm乃至500  vppm含む。従って、改質用のナフサは、通常、アルミナ担持体上の硫化コバ ルト及びモリブデン、又はアルミナ担持体上のニッケル及びモリブデンのような 水素添加触媒上で水素処理して、改質触媒を保護する。水素添加は、硫黄化合物 を硫化水素に転化し、窒素及び酸素化合物を分解し、そしてオレフィンを飽和さ せる。水素添加は約400°F乃至900 ’Fの温度、200 psig乃至 750 psigの圧力、1乃至5の液空間速度、及び500乃至3000 s cf/時の水素循環速度で行われる。現在の水素添加プロセスは、ナフサ中の硫 黄含有率を0.25 vppmまで、或いはさらにo、i vppmまで減少さ せることができる。
米国特許第3.898.153号は、水素添加された改質供給原料を酸化亜鉛床 に通すことによって、改質供給原料を精製することに関する。
米国特許第4.634.518号は、水素添加された改質供給原料を大量のニッ ケル触媒上に通す。
改質用の水素添加された供給原料を精製するためのその他の処理は、米国特許第 4.320.220号、第4.225.417号、第4.575.415号、及 び第4.534.943号に開示されているが、開示されている処理は酸化マグ ネシウム上のものである。
この目的に適する酸化マグネシウム配合物の市販のものは、インブレハード(E nglehard)によって販売されているサルファーガード(Sulfur  Guard) HRD−264であり、推奨されている処理条件は、6(10’ F乃至1000aFの温度、約150 psig乃至700 psigの圧力、 1/1乃至30/1の水素/油モル比、及び500乃至50.000 ghsv である。
米国特許第4.456.527号は、改質用の水素添加された供給原料をゼオラ イトし触媒上で精製することに関する。
チバ・ガイギー(CZBA GEH;Y) AGのドイツ特許出願公開明細書系 3527110号は、アントラキノンスルホンアミドと可変原子価金属化合物を 含む溶液を使用して酸化し、その後、好ましくはヒドロキノンの酸素を使用して 再酸化することによって、気体から硫化水素を除去することに関する。
この方法は、ガス、都市ガス、排気ガス、及び石炭の燃焼からのCO□に富んだ 流れを精製するのに有用であると開示されており、ここでは存在する可能性のあ る不純物として、C1N、及びSの特定の酸化物s 82、有機硫黄化合物、及 びHCNが確認されている。
チバ・ガイギーAGの英国特許第2209386号は、アントラキノンジスルホ ンアミドを含むアルカリ溶液で洗浄することによって、気体又は液体の炭化水素 から硫化水素を除去することに関する。この特許は、その後の硫黄の除去用の、 気体中の硫化水素がIN以上のアントラキノンスルホンアミドのアルカリ水溶液 で気体を洗浄することによって吸着されると開示している。
CIEフランセイスーラフィネージュ(FRANC^l5ERAFFNAGE> の欧州特許! 74894号は、溶媒としてスルホンアミド又はスルファミドを 使用する炭化水素気体からの、硫化水素、二酸化炭素、及び類似物の抽出に関す る。この特許は、例えば、Has、 CO2、CO8,及びメルカプタンのよう な望ましくない気体が、それらの炭化水素及び/又は■2との混合物から、分子 中に少なくとも1つのN−5O2を含む溶媒、好ましくはスルホンアミド又はス ルファミドによって、除去されると開示している。
本発明の要約 一般的に述べると、本発明は、液体炭化水素から有機硫黄化合物を除去すること に関する。より詳細に述べると、本発明は、反応性抽出、反応性吸着、N−ハロ ゲノ(N−halogeno)化合物で予め充填された吸着剤を使用する吸着か らなる群から選択される技術を使用することによって、液体炭化水素流れからの 硫黄の除去の有効性が改善されるということの発見に基づく。
本発明によれば、N−ハロゲノ化合物は、ジオレフィンのような高濃度のポリオ レフィンを含む流れからさえ、メルカプタン、スルフィド、及びジスルフィドを 除去できることが判明した。
本発明の目的に対し、硫黄除去方法は、クロラミン−T又はクロラミン−Bのよ うなN−ハロゲノ化合物と有機硫黄化合物との自発的な化学反応に基づく。
本発明の反応性抽出の実施態様の1つにおいては、硫貧化合物の除去は液/液プ ロセスを使用して行うことができるが、これは、幾つかのN−ハロゲノ化合物及 びそれらの反応生成物であるN−ハロゲノ−硫黄化合物はパラフィン、オレフィ ン、又は芳香族中よりも水中においてより溶解性が高いことが判明したためであ る。
とくに好ましい実施態様においては、これらのN−ハロゲノ化合物の水溶液を使 用して、硫黄化合物と反応させ、反応生成物を炭化水素相から水性相へ抽出する ことができる。
反応性吸着プロセスの1つ(本明細書中において以下では吸着プロセスIと呼ぶ )においては、化学量論量のN−ハロゲノ化合物を炭化水素流れ中に注入するこ とができる。その後、得られた流れを吸着塔に通してN−ハロゲノ−硫黄化合物 及び未反応N−ハロゲノ化合物を吸着させる。
第2の反応性吸着プロセス、即ち、吸着プロセス■においては、N−ハロゲノ化 合物で予め充填された吸着剤を使用して硫黄の除去を行う。この実施態様の目的 のために、活性炭及びゼオライトのような多孔質担持体をN−ハロゲノ化合物の 水溶液で飽和させることによって、吸着剤を調製する。このN−ハロゲノ化合物 で充填された吸着剤をその後硫黄の除去のために従来的固定床塔中に入れること ができる。
本発明のこれらの実施態様の目的に適する好ましい吸着剤及び多孔質担持体には 、ゼオライト、活性炭、クレー、アルミナ、珪酸塩ゲル、及び類似の吸着剤が含 ま箪1図は硫黄除去用の向流連続反応性抽出プロセスの説明図である。
箪2図は硫黄除去用の並流連続反応性抽出プロセスの説明図である。
第3図は本発明の吸着プロセスIと呼ばれる吸着プロセスの説明図である。
第4図は本発明の吸着プロセス■と呼ばれるもう1つの吸着プロセスの説明図で ある。
発明の詳細な説明 本発明は、有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れをN−ハロゲノ化合物を含む 適当な物質と、有機硫黄化合物をN−ハロゲノ化合物と反応させて反応生成物と してN−ハロゲノ−硫黄化合物を生成するのに十分な条件下で十分な時間接触さ せることによって、有機硫黄化合物のような化学的に結合した硫黄を有機硫黄化 合物を含む液体炭化水素流れから除去することを含む。
本発明の目的に適するN−ハロゲノ化合物には以下の一般式を有するものが含ま れる。
U) R,So2NXM 式中、R1はPh、 PhCH2、p−CH3CaH4、り−CIC6B4、p −BrCJ4、p−N02CJ4、p−CH3C0NHC6H4、p−NH,C 6H4、p−PhN= NC,H4,2−チェニル、及び(CH3) 、 (C L)。から成る群から選択され、ここでm及びnは0以上の整数であり;Xは塩 素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基であり;そしてMは水素、リ チウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る群から選択される基である。
(1) R2CONXM 式中、g2ハcn2ci、 CHCl、、CHBr2、NH2、Ph5p−CH 30CI、H4、(Cut) 、 (CI!2) 、、 及ヒ(CH3) 、% (CH2) 、oカラ成ル群から選択され、ここでm及びnは0以上の整数であ り;Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基であり;そしてM は水素、リチウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る群から選択される基で ある。
式中、R3はCH,及びphから成る群から選択され;R4は臥NH2、N ( CH3) 2、(CH2) 3、Ph、 PhC1□、p−CH,C6H4、〇 −CH,C6H4、p−CIC6H4,0−CIC,114、及び2−ピリジル から成る群から選択され;Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択され る基であり;そしてMは水素、リチウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る 群から選択される基である。
(ff) CJ40□NX 式中、Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基である。
反応性抽出プロセス、吸着プロセスエ、及び吸着プロセスHに対して好ましいの は、水溶性であるが有機溶媒中には不溶性のN−ハロゲノ化合物であり、例えば 、N−ハロゲノ−N−メタロアリールスルホンアミデート及びN−ハロゲノ−N −メタロアルキルスルホンアミデート、即ち、クロラミン−T及びクロラミン− Bから成る群から選択されるものであり、これらは吸着プロセス■で使用するの により好ましく、反応性抽出プロセスで使用するのが最も好ましい。N−クロロ スクシンイミドのような有機溶媒に可溶性のN−ハロゲノ化合物は吸着プロセス Iの目的に対して好ましい。
本発明の目的に適するその他のN−ハロゲノ化合物は、アミド、アミジン、グア ニジン、尿素、ウレタン、及びスクシンイミド、から成る群から選択されるもの から誘導されたN−ハロゲノ化合物、即ち、N−ハロゲノ−N−メタロカルバメ ート及びN−クロロスクシンイミドである。
本発明は、オレフィン化合物、パラフィン、及び芳香族、並びに有機硫黄化合物 を含む炭化水素流れをN−ハロゲノ硫黄化合物を除去するのに適する吸着剤と、 有機硫黄化合物とN−ハロゲノ化合物との反応を起こすのに適する条件下で適す る時間接触させることによって、オレフィン化合物、パラフィン、及び芳香族、 並びに有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れから有機硫黄化合物を除去するこ とにも関する。
1つの実施態様においては、幾つかのN−ハロゲノ化合物及び反応生成物のN− ハロゲノ硫黄化合物はパラフィン、オレフィン、又は芳香族中よりも水中での溶 解性のほうが高いので、この除去は液/液抽出プロセスを使用して行うことがで きる。
もう1つの実施態様においては、化学量論量のN−ハロゲノ化合物を炭化水素流 れ中に注入し、得られた流れを吸着塔に通してN−ハロゲノ−硫黄化合物及び未 反応N−ハロゲノ化合物を吸着させる。
さらにもう1つの実施態様においては、N−ハロゲノ化合物で予め充填された吸 着剤を使用して硫黄の除去を行う。この実施態様においては、活性炭及びゼオラ イトのような多孔質担持体をN−ハロゲノ化合物で飽和させることによって、吸 着剤を調製し、このN−ハロゲノ化合物で充填された吸着剤を硫黄の除去用の従 来的固定床塔中に入れる。
上述したように、本発明の目的に適する吸着剤又は多孔質担持体には、ゼオライ ト、活性炭、クレー、アルミナ、珪酸塩ゲル、及びその他のモレキュラーシーブ が含まれる。
本発明の目的のために、約5乃至約15オングストローム単位の有効細孔サイズ を有するモレキュラーシーブが適するが、約7乃至約10オングストローム単位 の範囲の有効細孔サイズを有するモレキュラーシーブが好ましく、約10オング ストローム単位の有効細孔サイズを有するモレキュラーシーブがより好ましい。
本発明の目的に好ましいゼオライトは、約5乃至約15オングストローム単位の 範囲の細孔サイズを有し、粉砕粒子又はビーズ状粒子の形態で良い。本発明の目 的に対して、ゼオライトXSY、ベータ、及びモルデナイトがより好ましいゼオ ライトである。しかしながら、ゼオライトX1即ち、ナトリウムXゼオライトが 最も好ましいゼオライトである。ゼオライトXモレキュラーシーブは米国特許第 2.883.244号に記載されており、その特定の例が米国特許第3.862 .900号に開示されており、それらの開示は引用によって本明細書中に組み入 れられる。
本発明の用途に適するゼオライトの特性は、例えば、ディー参ダブリュー拳ブレ ツク(D、 f、 Break)による「ゼオライトモレキュラーシーブ(Ze olite l[olecularSieves)J 、アール・イーークリー ガー争パブリッシング・カンパニー(R,E、 Krieger Publis hing Co、)、1984年に記載されている。これらのゼオライトはUO P・インク(Inc、 )から市販されている。幾つかのゼオライトの特性を以 下に示す。
ゼオライトX 平均組成: Na2O* Al2O3・2.5Si02 * 6H20細孔直径 :約10オングストローム 引用文献:R]、蓋11tons米国特許第2.882.244号ゼオライトY 平均組成: Na2O”AI、03 ” 4.8SiO2’ 8.9H20細孔 直径:約10オングストローム 引用文献: D、f、 Break、米国特許第3.130.007号平均組成 :Na2O・A1203・9〜10SiO2・6■20細孔直径:約7オングス トローム 引用文献: R10M1lton 、米国特許第2.882.244号本発明の 目的に適するアルミナは、適する高い吸着力、広い表面積、適する硬度、取扱い 及び使用中の粉砕に対する抵抗性、適する大きさ及び粒子形態を有する従来的ア ルミナ吸着剤から選択される。本発明の目的に適するアルミナの代表的な例は米 国特許第3.864.243号に開示されており、その開示は引用によって本明 細書中に組み入れられる。以下の説明は本発明の目的に適するアルミナに関する 。
カイザー(にaiser)活性化アルミナA−201(中性)高い表面積(32 3rd/g)を有する8×14メツシユの球体。
典型的分析 93.25% A1203(乾燥基準)0.35% Na20 0.02% Fe2O。
0.02% 5in2 本発明に従って処理される有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れは、パラフィ ン、芳香族、及びオレフィン化合物を含むのが好ましい。炭化水素流れ中に存在 するオレフィン化合物は、モノオレフィン、ポリオレフィン、線状オレフィン、 分枝鎖オレフィン、アルファオレフィン、及び内部オレフィンから成る群から選 択される。本発明に従って処理される炭化水素流れは、オレフィン並びに、芳香 族及びパラフィンから成る群から選択される炭化水素を含むことができる。本発 明に従って除去される、炭化水素流れ中に存在する芳香族化合物は、ベンゼン、 トルエン、及びキシレンの異性体、及びそれらの混合物から成る群から選択され る。
炭化水素流れ中に存在してもよいパラフィンは線状パラフィン及び分枝鎖パラフ ィン、及びそれらの混合物から成る群から選択できる。
本発明発明に従って炭化水素流れから除去される有機硫黄化合物は、硫化水素、 メルカプタン、スルフィド、及びジスルフィド、並びにそれらの混合物から成る 群から選択される。
特定の用途において、本発明は、炭化水素流れから、ジメチルスルフィドのよう なジアルキルスルフィドを除去するのに特に有用であることが判明した。これら は除去されなければ、例えば、触媒的蒸留反応領域において使用される触媒物質 の失活のような、反応プロセスにおける悪影響をもたらす。
本発明によれば、得られた液体炭化水素流れは、約2ppm以下の硫黄しか含ま ず、約0.2ppm以下の硫黄しか含まないのが好ましい。得られた液体炭化水 素流れが実質的に硫黄を含まないのが最も好ましい。
本発明のプロセスは、約10乃至約100℃の温度及びおよそ周囲圧力から約5 00 psiの圧力を含む条件下で行われる。温度は20℃の周囲温度から約5 0℃までの範囲が好ましい。
本発明は、オレフィン化合物を含む炭化水素から有機硫黄化合物を除去するのに 特に適している。
上述したように、本発明は、有機硫黄化合物を含む炭化水素流れ適切な吸着剤物 質で、適切な条件下で適する時間処理することによって、有機硫黄化合物を含む 炭化水素流れから有機的に結合した硫黄、即ち、有機硫黄化合物を除去すること に関する。
例えば、本発明によれば、メチル第3ブチルエーテル(MTBE)の製造用の水 蒸気分解器又は接触分解器からの04流れ(これは15重量%のイソブチン、1 5重量%のブテン−1,20重量%のブテン−2,40重量%のブタン、10重 量%の03及びC6、約400 ppmの水、及びおよそ1〜4 ppmのジメ チルスルフィドを含んでいる可能性がある)を水洗塔へ導入する。ここでは、ク ロラミン−T又はクロラミン−Bのような適するN−ハロゲノ化合物の水溶液の 向流の流れが存在する。この方法のための温度は周囲温度から70℃までの範囲 であるが、周囲温度から50℃までの範囲がより好ましい。圧力は50乃至50 0 psiでよいが、150乃至300 psiがより好ましい。この04流れ の流速は、0.1乃至10 LHSV (液空間速度)であり、1乃至3 LE [SVがより好ましい。水に対する流速は0.01乃至10 LHSVテあり、 0.02乃至0.6 LFiSVi)< ヨリ好マシイ。
策1図を参照すると、本発明による硫黄除去用の向流連続反応性抽出プロセスが 示されている。適するN−ハロゲノ化合物の水溶液は抽出塔1に頂上から導入さ れ下向きに流れる。炭化水素供給物は抽出塔又はカラムに底部から導入され上向 きに流れる。抽出塔1には、混合効率を改善するために、適切なトレー又は充填 物(図中には示されていない)が装備されているのが好ましい。硫黄を含まない 炭化水素は抽出塔1の頂上から抜き出され、未反応N−ハロゲノ化合物及びN− ハロゲノ化合物と硫黄の反応生成物を含む排水は塔の底部から除去される。
第2図を参照すると、本発明による硫黄除去用の並流連続反応性抽出プロセスが 示されている。水溶液と炭化水素流れは同じ輸送ライン2に導入される。オリフ ィス又はスタチックミキサーのようなインライン混合装置3を少なくとも1つ、 好ましくは複数をさらに下流に装着して必要な混合を与える。流れはその後分離 装置4に送られ、そこで硫黄を含まない炭化水素は相分離によって排水から分離 される。
第3図を参照すると、本発明による吸着プロセスエが示されている。適するN− ハロゲノ化合物は炭化水素供給物中に導入される。混合装置5を少なくとも1つ 、好ましくは複数をさらに下流に装着して必要な混合を与える。流れは、その後 、適する吸着剤充填物7を有する吸着塔6に送られ、そこでN−ハロゲノ化合物 と硫黄の反応生成物並びに未反応N−ハロゲノ化合物は塔によって吸着される。
塔を出る炭化水素は実質的に硫黄を含まない。
第4図を参照すると、本発明による吸着プロセス■が示されている。このプロセ スにおいては、硫黄を除去するために使用される吸着剤はN−ハロゲノ化合物で 予め充填されている。活性炭及びゼオライトのような多孔質担持体をN−ハロゲ ノ化合物の水溶液で飽和させることによって、これらの吸着剤は調製される。こ のN−/%ロゲノ化合物で充填された吸着剤を固定床基9中に充填物10として 入れる。その後、炭化水素流れをポンプ8を経由して、N−ハロゲノ化合物で充 填された吸着剤を硫黄除去用の充填物10として有する塔9に上向きにポンプ輸 送する。塔を出る炭化水素は実質的に硫黄を含まない。
本発明は、炭化水素流れ中に比較的少量存在する有機硫黄化合物を除去するのに 特に有用であることが判明した。
実施例 以下の実施例は本発明の説明のために与えられたものであり、本発明を限定する ものではない。
実施例I この例においては、0.6重量%のクロラミン−Tと99.4%の水の水溶液及 び0.7重量%のクロラミン−Bと99.3%の水の水溶液を使用して、以下の 第1表中に「炭化水素相組成」として示す多数の炭化水素流れから、ジメチルス ルフィド(DMS) 、エチルメチルスルフィド(EMS)、ジエチルスルフィ ド(DES)、エチルメルカプタン(ETSH)、又はジメチルジスルフィド( DMDS)を抽出した。
クロラミン溶液と炭化水素流れを密閉ボトルに入れ、21℃及び周囲圧力で21 時間攪拌した。
N−ハロゲノ化合物と炭化水素の分離は、2つの溶液が不混和性なので、攪拌を 停止するだけで簡単に達成された。抽出後、上の炭化水素相を硫黄の分析のため にサンプリングした。結果を以下の第1表中に示す。
第1表 85℃%C799,4%水 15%ブタジェン 0.6%C769:l < i 99m25 ppm DM S 85%C799,3%水 IS%ブタジェン 0,7%CB 65:l < i 21m25 ppm D IJS 85%C799,4%水 15%ブタジェン Q、6%CT 75:1 < l l111m25 ppm EMS 85% Cy 99.4%水 15%ブタジェン 0.6%CT 55:1 < I Ppm25 ppIID ES 85% C799,4% 水 15xブタジxンQ、5%CT 15:1 < 1 ppm25 ppm DM DS 85%Cy 99.4%水 15%ブタジェン 0,6%CT S7:1 <lpp口25 pl+ffi  EtSH 40%ブタン 99.4%水 60%ブテン 0.6%CT 52:l < 1 ppm1.5 paw DM S 13ppIIETSI( 以上の点から、N−ハロゲノ化合物は、ブタジェンが存在しているときでさえも 、硫黄含有率を1 ppm未満まで減少できたことが分かる。
反応性吸着の有効性を示すために実験を行った。
実験Aは対照実験であり、以下のようにして行った。
10 ppmのDMS、15重量%のイソブチレン、及び85重量%のn−へブ タンを含む供給物溶液を、ナトリウムXゼオライトの充填されている5 ccの ステンレス鋼カラムに、20℃、300 psf、及び2の液空間速度(LH3 V)でポンプ送入した。カラムからの流出液を分析して、DMSのブレークスル ー(break−through)とナトリウムX (Na−X)ゼオライトの 吸着能力を決定した。
実験B及びCにおいては、化学量論量の37 ppmのクロラミン−Tと35  ppmのクロラミン−Bをそれぞれ供給物溶液に添加した。その他の点について は、試験条件も含みこれらの試験に違いはなかった。
炭化水素流れからの硫黄汚染物の除去におけるN−ハロゲノ化合物の有効性に関 して、実験B及びCを実験A(対照実験)と比較した。
供給物組成と試験結果を第2表にまとめた。
第2表 反応性吸着I 85%C7 15%イソブチレン 0.15% 10 ppmD yl 3 85%C7 15%イソブチレン 10 ppmDMs > 0.72% 37ppmCT 400 ppm水 85%C7 15%イソブチレン 10 ppmDMs > 0.72% 35ppmCB 400 ppm水 以上の点から、N isロゲノ化合物の炭化水素への添加はNa−Xゼオライト のDMS吸着能力を4倍以上1こしたことが分かる。
さらに、N−ハロゲノ化合物が高濃度のオレフィンを含む流れからさえもメルカ プタン、スルフィド、及びジスルフィドを除去できることを示すデータを得るた めの実験を行った。
この目的のために以下の実施例を行った。
実施例3 この例は、高濃度のオレフィンを含む炭化水素流れからジメチルスルフィドを除 去するための連続式反応性抽出プロセスを説明する。流れは、15重量%のイソ ブチレン、15重量%のブテン−1,20重量%のブテン−2、約40重量%の ブタン、10重量%のC1及びC9化合物、約400 ppmの水、及び9 p pmのジメチルスルフィドから成った。
1ooo ppmのクロラミン−Tを含む水溶液を抽出剤として使用した。抽出 は、垂直に立てた1/4’X3’のガラス管中周囲温度及び120 psiで行 った。水/クロラミンーT混合物を0.14g/分の割合で管に底からポンプ送 入した。管が完全に水/クロラミンーT混合物で充填された後、炭化水素供給物 を0.7g/分の割合で管の底に配置されたノズルを通して管に導入した。管の 頂上から出てくる流れを分離器へ送り、ここで供給物と水/クロラミン=T混合 物を相分離によって分離した。ガラス管内部での接触時間は5乃至10秒のオー ダーであった。処理された炭化水素から採取したサンプルは0.2ppm未満の DMS濃度を示した。
本発明の目的に対して好ましい実施態様、即ち、N−ハロゲノ化合物を使用する 炭化水素からの硫黄汚染物の除去の実施には、1つの反応性抽出プロセスと2つ の反応性吸着プロセスが含まれる。
好ましい反応性抽出プロセスは、液/液抽出法を使用して行われる。本発明によ れば、幾つかのN−ハロゲノ化合物、例えば本明細書中に示されているもの、及 びN−ハロゲノ化合物と硫黄化合物の反応生成物は、パラフィン、オレフィン、 又は芳香族中よりも水中においてより溶解性が高いことが判明した。従って、液 /液戻応性抽出プロセスにおいては、N−/\ロゲノ化合物の水溶液を調製し、 それを炭化水素流れ中に存在する硫黄化合物と接触させて硫黄化合物と反応させ 、反応性抽出技術の1つを使用して反応生成物をその後炭化水素相から水性相に 抽出する。
しかしながら、別法として、以下で吸着プロセスI及び吸着プロセス■と呼ぶ反 応性吸着プロセスを使用してもよい。
吸着プロセスエは化学量論量のN−ハロゲノ化合物を硫黄汚染物を含む炭化水素 流れの中に注入し、その後、この炭化水素流れを吸着塔に通してN−ハロゲノ硫 黄化合物及び未反応のN−ハロゲノ化合物を吸着させることを含む。
吸着プロセス■においては、硫黄の除去はN−/%ロゲノ化合物で予め充填され た吸着剤を使用して行う。この実施態様においては、活性炭及びゼオライトのよ うな多孔質担持体をN−ハロゲノ化合物で飽和させることによって、吸着剤を調 製する。このN−ハロゲノ化合物で充填された吸着剤を硫黄除去用の固定床塔入 れ、硫黄汚染物を含む炭化水素流れをそこに通す。
本明細書中においては、本発明を特定の手段、方法、及び材料を参照して説明し たが、本発明の範囲はそれらによって限定されず、本発明の実施に適するその他 の全ての手段、方法、及び材料に拡張されることが、当業者には理解されるであ ろう。従って、本発明は特定の手段、方法、及び材料を参照して説明されている が、上述の説明から当業者が本発明の本質的な特徴を容易に突き止めることがで き、以下に続く請求の範囲に記載した本発明の精神及び範囲から離れることな( 、様々な用途や条件に対して種々の変更や改良を行うことができる。
FIG、 1向流式反応性抽出 炭化水素供給物 −う 慟 く 慢 要 □□づ吻 手続補正書 訂正明細書 N−ハロゲノ化合物を使用する炭化水素からの硫黄汚染物の除去 1、発明の分野 本発明は流れからの硫黄化合物の除去に関する。より詳細には、本発明は、メル カプタン、スルフィド、及びジスルフィドのような有機硫黄化合物の除去に関す る。
具体的には、本発明は、反応性抽出による炭化水素からの有機硫黄化合物の除去 、並びに反応性吸着による炭化水素流れからの有機硫黄化合物の除去に関する。
2、背景と資料情報の説明 硫黄化合物、特に、有機硫黄化合物のように化学的に結合した硫黄を供給物流れ から除去することは、環境的懸念に対し、及び可能性のある触媒の失活並びに装 置の腐食を防止するためにも非常に望ましい。
典型的には、炭化水素生成物は、例えば、無機的に結合した硫黄及び有機的に結 合した硫黄、即ち、有機硫黄化合物のような化学的に結合した形態の硫黄化合物 を様々な量で含んでいる。
炭化水素流れ中に有機硫黄化合物の存在するのは天然由来と炭化水素生成物を製 造し処理するための従来的プロセス中に炭化水素流れ中に有機硫黄化合物が導入 されることによる。
上述したように、有機硫黄化合物のような化学的に結合した硫黄が炭化水素流れ から除去されない場合、天然ガス、パラフィン、オレフィン及び芳香族、特に、 ガソリン又はその他の燃料を含む得られる炭化水素生成物中の有機硫黄化合物の 存在は、特に水が存在するとき、処理装置及びエンジン部品の腐食、並びにその 他の悪影響を生じる可能性がある。
フレフチ(FRECH)らの米国特許第4.283.373号は、気体流れをス ルホンアミドのアルカリ金属塩と接触させることによって、気体流れから硫黄化 合物を除去することに関する。開示されている好ましいスルホンアミドはクロラ ミン−T (chloramine−T)であり、これは気体流れに噴霧するこ とができ、或いはこのクロラミンを含浸した多孔質キャリヤーに気体を通すこと ができ、又はペンダント置換(pendant 5ubstituted)スル ホンアミド基を有する樹脂に気体を通すことができる。
フレフチらによって開示された情報には、硫黄除去の背景として、以下のものが 含まれる。
米国特許第1.783.901号は、H2Sとアミノ窒素との反応性に依存して 天然ガスからH2Sを除去することに関する。
クンケル(KUNI[EL)らの米国特許第4.035.474号は、触媒を使 用する低温床吸収プロセスの使用によって、テールガス(tail gas)か ら硫黄を除去する方法に関する。
ウラネック(URANECに)らの米国特許第3.756.976号は、悪臭を 有する硫黄化合物を臭いのない形態に転化する多くの化合物、即ち、N−ハロゲ ン化アリールスルホンアミドのアルカリ金属塩を使用することによって、ポリマ ーラテックスからチオール臭を除去する。
コンビ”j −(CONVISER)(7)米国特許第3.306.945号は 、モレキュラーシーブ材料を使用して不純物を除去することにより液体不飽和炭 化水素を精製する方法に関する。
コンビサーは、ジアルキルスルフィドを含むスルフィド(R−8−R)は、合成 X型のような、このような不純−物に対して十分大きい細孔を有するゼオライト モレキュラーシーブ材料によって吸着できることを開示している。
エバーリー・ジュニア(EBERLY Jr、)の米国特許第4、592.89 2号は、収着剤(sorbent)触媒を使用してナフサから硫黄を除去する方 法に関する。除去されるものとして開示されている硫黄化合物は、メルカプタン 、チオフェン、ジスルフィド、千オニーチル、硫化水素、カルボニルスルフィド などであり、収着剤としては、第VIB族及び/又は策■族金属触媒、例えば、 アルミナ上に担持されたコバルトモリブデート又はニッケルモリブデートが開示 されている。
メイソン(l[As0N)らの米国特許第3.367、862号は、炭化ベース 上に広げられた、金属、酸化金属、又は硫化金属を含む触媒の存在下に水と接触 させることによって、重質残液留分を脱硫する方法に関する。
改質用に使用されるナフサは、典型的には、2−プロピルメルカプタン、ブチル メルカプタンのようなメルカプタン、及びチオフェン、2.5−ジメチルチオフ ェンのようなヒンダードチオフェンとして、硫黄を50 wppm乃至500  vppm含む。従って、改質用のナフサは、通常、アルミナ担持体上の硫化コバ ルト及びモリブデン、又はアルミナ担持体上のニッケル及びモリブデンのような 水素添加触媒上で水素処理して、改質触媒を保護する。水素添加は、硫黄化合物 を硫化水素に転化し、窒素及び酸素化合物を分解し、そしてオレフィンを飽和さ せる。水素添加は約204℃乃至482℃(約400’F乃至900°F)の温 度、1.381[Pa乃至5.17 MPa (200psig乃至750 p sig)の圧力、1乃至5の液空間速度、及び14.1乃至85標準Il′/時 (500乃至3000 scf/時)の水素循環速度で行われる。
現在の水素添加プロセスは、ナフサ中の硫黄含有率を0.25 wppmまで、 或いはさらに0.1 wppmまで減少させることができる。
米国特許第3.898.153号は、水素添加された改質供給原料を酸化亜鉛床 に通すことによって、改質供給原料を精製することに関する。
米国特許第4.634.518号は、水素添加された改質供給原料を大量のニッ ケル触媒上に通す。
改質用の水素添加された供給原料を精製するためのその他の処理は、米国特許第 4.320.220号、第4.225.417号、jlr 4.575.415 号、及び第4.534.943号に開示されているが、開示されている処理は酸 化マグネシウム上のものである。
この目的に適する酸化マグネシウム配合物の市販のものは、インブレハード(E nglehard)によって販売されているサルファーガード(Sulfur  Guard) HRD−264であり、推奨されている処理条件は、315乃至 538℃(600’F乃至IQOO’F)の温度、約1.03 MPa乃至4. 83 MPa (約150 psig乃至700 psig)の圧力、1/1乃 至30/1の水素/油モル比、及び500乃至50,000 ghsvである。
米国特許第4.456.527号は、改質用の水素添加された供給原料をゼオラ イトし触媒上で精製することに関する。
チバ・ガイギー(CIBA GEIGY) AGのドイツ特許出願公開明細書j lI 3527110号は、アントラキノンスルホンアミドと可変原子価金属化 合物を含む溶液を使用して酸化し、その後、好ましくはヒドロキノンの酸素を使 用して再酸化することによって、気体から硫化水素を除去することに関する。
この方法は、ガス、都市ガス、排気ガス、及び石炭の燃焼からのCO2に富んだ 流れを精製するのに有用であると開示されており、ここでは存在する可能性のあ る不純物として、C,、N、及びSの特定の酸化物、H2、有機硫黄化合物、及 びHCNが確認されている。
チバ・ガイギーAGの英国特許第2209386号は、アントラキノンジスルホ ンアミドを含むアルカリ溶液で洗浄することによって、気体又は液体の炭化水素 から硫化水素を除去することに関する。この特許は、その後の硫黄の除去用の、 気体中の硫化水素が1種以上のアントラキノンスルホンアミドのアルカリ水溶液 で気体を洗浄することによって吸着されると開示している。
CIEフランセイス・ラフイネ−シュ(FRANCAISERAFFNAGE) の欧州特許第74894号は、溶媒としてスルホンアミド又はスルファミドを使 用する炭化水素気体からの、硫化水素、二酸化炭素、及び類似物の抽出に関する 。この特許は、例えば、H2S、 CO2、CO8、及びメルカプタンのような 望ましくない気体が、それらの炭化水素及び/又はH2との混合物から、分子中 に少なくとも1つのN−5o□を含む溶媒、好ましくはスルホンアミド又はス  −ルファミドによって、除去されると開示している。
本発明の要約 一般的に述べると、本発明は、液体炭化水素から有機硫黄化合物を除去すること に関する。従って、本発明は一面において、有機硫黄化合物を含む液体炭化水素 流れから有機硫黄化合物を除去する方法であって、有機硫黄化合物を含む液体炭 化水素流れをN−ハロゲノ化合物を含む物質に、前記有機硫黄化合物を前記N− ハロゲノ化合物と反応させるのに有効な条件下で有効な時間暴露し、硫黄を実質 的に含まない液体炭化水素流れを得ることを含む、方法を提供する。より詳細に 述べると、本発明は、反応性抽出、反応性吸着、N−ハロゲノ(N−halog eno)化合物で予め充填された吸着剤を使用する吸着からなる群から選択され る技術を使用することによって、液体炭化水素流れからの硫黄の除去の有効性が 改善されるということの発見に基づく。
本発明によれば、N−ハロゲノ化合物は、ジオレフィンのような高濃度のポリオ レフィンを含む流れからさえ、メルカプタン、スルフィド、及びジスルフィドを 除去できることが判明した。
本発明の目的に対し、硫黄除去方法は、クロラミン−T又はクロラミン−Bのよ うなN−ハロゲノ化合物と有機硫黄化合物との自発的な化学反応に基づく。
本発明の反応性抽出の実施態様の1つにおいては、硫黄化合物の除去は液/液プ ロセスを使用して行うことができるが、これは、幾つかのN−ハロゲノ化合物及 びそれらの反応生成物であるN−ハロゲノ−硫黄化合物はパラフィン、オレフィ ン、又は芳香族中よりも水中においてより溶解性が高いことが判明したためであ る。
とくに好ましい実施態様においては、これらのN−ハロゲノ化合物の水溶液を使 用して、硫黄化合物と反応させ、反応生成物を炭化水素相から水性相へ抽出する ことができる。
反応性吸着プロセスの1つ(本明細書中において以下では吸着プロセスIと呼ぶ )においては、化学量論量のN−ハロゲノ化合物を炭化水素流れ中に注入するこ とができる。その後、得られた流れを吸着塔に通してN−ハロゲノ−硫黄化合物 及び未反応N−ハロゲノ化合物を吸着させる。
篤2の反応性吸着プロセス、即ち、吸着プロセス■においては、N−ハロゲノ化 合物で予め充填された吸着剤を使用して硫黄の除去を行う。この実施態様の目的 のために、活性炭及びゼオライトのような多孔質担持体をN−ハロゲノ化合物の 水溶液で飽和させることによって、吸着剤を調製する。このN−ハロゲノ化合物 で充填された吸着剤をその後硫黄の除去のために従来的固定床塔中に入れること ができる。
本発明のこれらの実施態様の目的に適する好ましい吸着剤及び多孔質担持体には 、ゼオライト、活性炭、クレー、アルミナ、珪酸塩ゲル、及び類似の吸着剤が含 ま第1図は硫黄除去用の向流連続反応性抽出プロセスの説明図である。
第2図は硫黄除去用の並流連続反応性抽出プロセスの説明図である。
第3図は本発明の吸着プロセスIと呼ばれる吸着プロセスの説明図である。
第4図は本発明の吸着プロセス■と呼ばれるもう1つの吸着プロセスの説明図で ある。
発明の詳細な説明 本発明は、有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れをN−ハロゲノ化合物を含む 適当な物質と、有機硫黄化合物をN−ハロゲノ化合物と反応させて反応生成物と じてN−ハロゲノ−硫黄化合物を生成するのに十分な条件下で十分な時間接触さ せることによって、有機硫黄化合物のような化学的に結合した硫黄を有機硫黄化 合物を含む液体炭化水素流れから除去することを含む。
本発明の目的に適するN−ハロゲノ化合物には以下の・ 一般式を有するものが 含まれる。
(+) R,SOJXM 式中、R,はPly%PhCH2、p−C11,C6H4,1)−CIC6H4 、p−BrC,、H4、p−No□C,[14、p−CH3C0NHC6[14 、p−NH2C6H4、p−PhN= NC6H4,2−チェニル、及び(CH 3) −(CH2) 、、から成る群から選択され、ここでm及びnは0以上の 整数であり;Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基であり; そしてMは水素、リチウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る群から選択さ れる基である。
(D R,C0NX麗 式中、R2はCH2Cl、 CHCl2、CHBr、、NH2、Ph5p−CH 3QC6H4、(CH3) 、 (CH2) 、、、及び(CBi) −(CH 2)。0から成る群から選択され、ここでm及びnは0以上の整数であり;Xは 塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基であり;そしてMは水素、 リチウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る群から選択される基である。
式中、R3はCH,及びPhから成る群から選択され+NaはH1NH2、N  (CH3) 2、 (CH2) 、、Ph5PhC1□、p−CH,C,H4, 0−CIC6H4、p−CIC6H4、o−CIC,H4、及び2−ピリジルか ら成る群から選択され;Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される 基であり;そしてMは水素、リチウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る群 から選択される基である。
(ff) C4[140□NX 式中、Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基である。
反応性抽出プロセス、吸着プロセス11及び吸着プロセス■に対して好ましいの は、水溶性であるが有機溶媒中には不溶性のN−ハロゲノ化合物であり、例えば 、N−ハロゲノ−N−メタロアリールスルホンアミデート及びN−ハロゲノ−N −メタロアルキルスルホンアミデート、即ち、クロラミン−T及びクロラミン− Bから成る群から選択されるものであり、これらは吸着プロセス■で使用するの により好ましく、反応性抽出プロセスで使用するのが最も好ましい。N−クロロ スクシンイミドのような有機溶媒に可溶性のN−ハロゲン化合物は吸着プロセス Iの目的に対して好ましい。
本発明の目的に適するその他のN−ハロゲノ化合物は、アミド、アミジン、グア ニジン、尿素、ウレタン、及びスクシンイミド、から成る群から選択されるもの から誘導されたN−ハロゲノ化合物、即ち、N−ハロゲノ−N−メタロカルバメ ート及びN−クロロスクシンイミドである。
本発明は、オレフィン化合物、パラフィン、及び芳香族、並びに有機硫黄化合物 を含む炭化水素流れをN−ハロゲノ硫黄化合物を除去するのに適する吸着剤と、 有機硫黄化合物とN−ハロゲノ化合物との反応を起こすのに適する条件下で適す る時間接触させることによって、オレフィン化合物、パラフィン、及び芳香族、 並びに有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れから有機硫黄化合物を除去するこ とにも関する。
1つの実施態様においては、幾つかのN−ハロゲノ化合物及び反応生成物のN− ハロゲノ硫黄化合物はパラフィン、オレフィン、又は芳香族中よりも水中での溶 解性のほうが高いので、この除去は液/液抽出プロセスを使用して行うことがで きる。
もう1つの実施態様においては、化学量論量のN−ハロゲノ化合物を炭化水素流 れ中に注入し、得られた流れを吸着塔に通してN−ハロゲン−硫黄化合物及び未 反応N−ハロゲノ化合物を吸着させる。
さらにもう1つの実施態様においては、N−ハロゲノ化合物で予め充填された吸 着剤を使用して硫黄の除去を行う。この実施態様においては、活性炭及びゼオラ イトのような多孔質担持体をN−ハロゲノ化合物で飽和させることによって、吸 着剤を調製し、このN−ハロゲノ化合物で充填された吸着剤を硫黄の除去用の従 来的固定床塔中に入れる。
上述したように、本発明の目的に適する吸着剤又は多孔質担持体には、ゼオライ ト、活性炭、クレー、アルミナ、珪酸塩ゲル、及びその他のモレキュラーシーブ が含まれる。
本発明の目的のために、約5乃至約15オングストローム単位の有効細孔サイズ を有するモレキュラーシーブが適するが、約7乃至約10オングストローム単位 の範囲の有効細孔サイズを有するモレキュラーシーブが好ましく、約10オング ストローム単位の有効細孔サイズを有するモレキュラーシーブがより好ましい。
本発明の目的に好ましいゼオライトは、約5乃至約15オングストローム単位の 範囲の細孔サイズを有し、粉砕粒子又はビーズ状粒子の形態で良い。本発明の目 的に対して、ゼオライトX、Y、ベータ、及びモルデナイトがより好ましいゼオ ライトである。しかしながら1.ゼオライトX1即ち、ナトリウムXゼオライト が最も好ましいゼオライトである。ゼオライトXモレキュラーシーブは米国特許 第2.883.244号に記載されており、その特定の例が米国特許第3.86 2.900号に開示されており、それらの開示は4眉によって本明細書中に組み 入れられる。
本発明の用途に適するゼオライトの特性は、例えば、ディー・ダブりニー−ブレ ツク(D、 W、 Breck)による[ゼオライトモレキュラーシーブ(Ze olite l[olecularSieves)J 、アール・イー・クリー ガー・パブリツシング・カンパニー(R,E、 Krieger Publfs hing Co、)、1984年に記載されている。これらのゼオライトはUO P・インク(Inc、 )から市販されている。幾つかのゼオライトの特性を以 下に示す。
ゼオライトX 平均組成: Na2O・A120i ’ 2.5S102 ” 6H20細孔直 径:約10オングストローム 引用文献: R,M、 Milton、米国特許第2.882.244号ゼオラ イトY 平均組成: Na2Oe Al□O,@ 4.8SiOz 118.9LO細孔 直径:約10オングストローム 引用文献: D、II、 Break、米国特許第3.130.007号ゼオラ イトモルデナイト 平均組成: Na2O* Al2O3” 9〜10Si02 ・6H20細孔直 径:約7オングストローム 引用文献: R,M、 Milton 、米国特許第2.882.244号本発 明の目的に適するアルミナは、適する高い吸着力、広い表面積、適する硬度、取 扱い及び使用中の粉砕に対する抵抗性、適する大きさ及び粒子形態を有する従来 的アルミナ吸着剤から選択される。本発明の目的に適するアルミナの代表的な例 は米国特許第3.864.243号に開示されており、その開示は引用によって 本明細書中に組み入れられる。以下の説明は本発明の目的に適するアルミナに関 する。
カイザー([aiser)活性化アルミナA−201(中性)高い表面積(32 5m/g)を有する8×14メツシユの球体。
典型的分析 93.25% Al2O。
(乾燥基準) 0.35% Na2O 本発明に従って処理される有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れは、パラフィ ン、芳香族、及びオレフィン化合物を含むのが好ましい。炭化水素流れ中に存在 す・るオレフィン化合物は、モノオレフィン、ポリオレフィン、線状オレフィン 、分枝鎖オレフィン、アルファオレフィン、及び内部オレフィンから成る群から 選択される。本発明に従って処理される炭化水素流れは、オレフィン並びに、芳 香族及びパラフィンから成る群から選択される炭化水素を含むことができる。本 発明に従って除去される、炭化水素流れ中に存在する芳香族化合物は、ベンゼン 、トルエン、及びキシレンの異性体、及びそれらの混合物から成る群から選択さ れる。
炭化水素流れ中に存在してもよいパラフィンは線状パラフィン及び分枝鎖パラフ ィン、及びそれらの混合物から成る群から選択できる。
本発明発明に従って炭化水素流れから除去される有機硫黄化合物は、硫化水素、 メルカプタン、スルフィド、及びジスルフィド、並びにそれらの混合物から成る 群から選択される。
特定の用途において、本発明は、炭化水素流れから、ジメチルスルフィドのよう なジアルキルスルフィドを除去するのに特に宵月であることが判明した。これら は除去されなければ、例えば、触媒的蒸留反応領域において使用される触媒物質 の失活のような、反応プロセスにおける悪影響をもたらす。
本発明によれば、得られた液体炭化水素流れは、約2ppm以下の硫黄しか含ま ず、約0.2ppm以下の硫黄しか含まないのが好ましい。得られた液体炭化水 素流れが実質的に硫黄を含まないのが最も好ましい。
本発明のプロセスは、約10乃至約100℃の温度及びおよそ周囲圧力から約3 .451Pa (約500 psi)の圧力を含む条件下で行われる。温度は2 0℃の周囲温度から約50℃までの範囲が好ましい。
本発明は、オレフィン化合物を含む炭化水素から有機硫黄化合物を除去するのに 特に適している。
上述したように、本発明は、有機硫黄化合物を含む炭化水素流れ適切な吸着剤物 質で、適切な条件下で適する時間処理することによって、有機硫黄化合物を含む 炭化水素流れから有機的に結合した硫黄、即ち、有機硫黄化合物を除去すること に関する。
例えば、本発明によれば、メチル第3ブチルエーテル(MTBE)の製造用の水 蒸気分解器又は接触分解器からの04流れ(これは15重量%のイソブチン、1 5重量%のブテン−1,20重量%のブテン−2,40重量%のブタン、10重 量%のC1及びC6、約400 ppmの水、及びおよそ1〜4 ppmのジメ チルスルフィドを含んでいる可能性がある)を水洗塔へ導入する。ここでは、ク ロラミン−T又はクロラミン−Bのような適するN−ハロゲノ化合物の水溶液の 向流の流れが存在する。この方法のための温度は周囲温度から70℃までの範囲 であるが、周囲温度から50℃までの範囲がより好ましい。圧力は0.345乃 至3.451[Pa (50乃至500 psi)でよいが、1.03乃至2. 071Pa(150乃至300 psi)がより好ましい。このC4流れの流速 は、0.1乃至10 LHSV (液空間速度)であり、1乃至3 LIIIS Vがより好ましい。水に対する流速は0.01乃至10 LHSVであり、0, 02乃至0.6 LHSVがより好ましい。
第1図を参照すると、本発明による硫黄除去用の向流連続反応性抽出プロセスが 示されている。適するN−ハロゲノ化合物の水溶液は抽出塔1に頂上から導入さ れ下向きに流れる。炭化水素供給物は抽出塔又はカラムに底部から導入され上向 きに流れる。抽出塔1には、混合効率を改善するために、適切なトレー又は充填 物(図中には示されていない)が装備されているのが好ましい。硫黄を含まない 炭化水素は抽出塔1の頂上から抜き出され、未反応N−ハロゲノ化合物及びN  −/\ロゲノ化合物と硫黄の反応生成物を含む排水は塔の底部から除去される。
・ 第2図を参照すると、本発明による硫黄除去用の並流連続反応性抽出プロセ スが示されている。水溶液と炭化水素流れは同じ輸送ライン2に導入される。オ リフィス又はスタチックミキサーのようなインライン混合装置3を少なくとも1 つ、好ましくは複数をさらに下流に装着して必要な混合を与える。流れはその後 分離装置4に送られ、そこで硫黄を含まない炭化水素は相分離によって排水から 分離される。
第3図を参照すると、本発明による吸着プロセスエが示されている。適するN− /)ロゲノ化合物は炭化水素供給物中に導入される。混合装置5を少なくとも1 つ、好ましくは複数をさらに下流に装着して必要な混合を与える。流れは、その 後、適する吸着剤充填物7を有する吸着塔6に送られ、そこでN−/−ロゲノ化 合物と硫黄の反応生成物並びに未反応N−ハロゲノ化合物は塔によって吸着され る。塔を出る炭化水素は実質的に硫黄を含まない。
第4図を参照すると、本発明による吸着プロセス■が示されている。このプロセ スにおいては、硫黄を除去するために使用される吸着剤はN−/%ロゲノ化合物 で予め充填されている。活性炭及びゼオライトのような多孔質担持体をN−ハロ ゲノ化合物の水溶液で飽和させることによって、これらの吸着剤は調製される。
このN−ハロゲノ化合物で充填された吸着剤を固定床基9中に充填物10として 入れる。その後、炭化水素流れをポンプ8を経由して、N−ハロゲノ化合物で充 填された吸着剤を硫黄除去用の充填物10として有する塔9に上向きにポンプ輸 送する。塔を出る炭化水素は実質的に硫黄を含まない。
本発明は、炭化水素流れ中に比較的少量存在する有機硫黄化合物を除去するのに 特に有用であることが判明した。
実施例 以下の実施例は本発明の説明のために与えられたものであり、本発明を限定する ものではない。
この例においては、0.6重量%のクロラミン−Tと99.4%の水の水溶液及 び0.7重量%のクロラミン−Bと99.3%の水の水溶液を使用して、以下の 第1表中に「炭化水素相組成」として示す多数の炭化水素流れから、ジメチルス ルフィド(DMS)、エチルメチルスルフィド(EMS) 、ジエチルスルフィ ド(DES)、エチルメルカプタン(ETSH) 、又はジメチルジスルフィド (DMDS)を抽出した。
クロラミン溶液と炭化水素流れを密閉ボトルに入れ、21℃及び周囲圧力で21 時間攪拌した。
N−ハロゲノ化合物と炭化水素の分離は、2つの溶液が不混和性なので、攪拌を 停止するだけで簡単に達成された。抽出後、上の炭化水素相を硫黄の分析のため にサンプリングした。結果を以下の策1表中に示す。
第1表 85% C799,4%水 15%ブタジェン 0.6%CT 69:1 < lppm25 ppm DM S 85% C799,3% 水 15%ブタジェン 0.7%CB 65:1 < 19p11125 ppm  DMS 85% C799,4% 水 15%ブタジェン 0.6%CT 75:l < 1119ff125 ppm 詣5 85X Cy 99.4%水 15%ブタジェン 0.6%CT 55:1 < i ppm25 Ppm D ES 8551 C799,4%水 1596ブタジエン 0.6%CT 15:1 < 11111ff125 p pm DMDS 85%C799,4%水 1551ブタジェン 0.6%ct 67:1 < 1 ppm25 ppm  EtSH 40%ブタン 99.4%水 60%ブテン Q、6%CT 52+1 < 11111m15 ppm DM S 13 ppmETS■ 以上の点から、N−ハロゲノ化合物は、ブタジェンが存在しているときでさえも 、硫黄含有率を1 ppm未満まで減少できたことが分かる。
実施例2 反応性吸着プロセス 反応性吸着の有効性を示すために実験を行った。
実験Aは対照実験であり、以下のようにして行った。
10 ppmのDMS、15重量%のイソブチレン、及び85重量%のn−へブ タンを含む供給物溶液を、ナトリウムXゼオライトの充填されている5 ccの ステンレス鋼カラムに、20℃、2.0T l[Pa (300psf) 、及 び2の液空間速度(L HS V)でポンプ送入した。カラムからの流出液を分 析して、D M Sのブレークスルー(break−through)とナトリ ウムX(Na−X)ゼオライトの吸着能力を決定した。
実験B及びCにおいては、化学量論量の37 ppmのクロラミン−Tと35  ppmのクロラミン−Bをそれぞれ供給物溶液に添加した。その他の点について は、試験条件も含みこれらの試験に違いはなかった。
炭化水素流れからの硫黄汚染物の除去におけるN−ハロゲノ化合物の有効性に関 して、実験B及びCを実験A(対照実験)と比較した。
供給物組成と試験結果を第2表にまとめた。
第2表 反応性吸着■ 10 ppa+D M S 85%C7 15%イソブチレン 10 DpmD M S > 0.72%37ppmCT 400 ppm水 85%C7 15%イソブチレン 10 pptaD M S > 0.72%5mCB 4O099m水 以上の点から、N−ハロゲノ化合物の炭化水素への添加はNa−Xゼオライトの DMS吸着能カを4倍以上にしたことが分かる。
さらに、N−ハロゲノ化合物が高濃度のオレフィンを含む流れからさえもメルカ プタン、スルフィド、及びジスルフィドを除去できることを示すデータを得るた めの実験を行った。
この目的のために以下の実施例を行った。
実施例3 この例は、高濃度のオレフィンを含む炭化水素流れからジメチルスルフィドを除 去するための連続式反応性抽出プロセスを説明する。流れは、15重量%のイソ ブチレン、15重量%のブテン−1,20重量%のブテン−2、約40重量%の ブタン、10重量%のC1及びC5化合物、約400 ppmの水、及び9 p pmのジメチルスルフィドから成った。
10001)])IIのクロラミン−Tを含む水溶液を抽出剤として使用した。
抽出は、垂直に立てた0、63X7.62 c口(1/4’×3′)のガラス管 中周囲温度及び827 kPa (120psi)で行った。水/クロラミンー T混合物を0.14g/分の割合で管に底からポンプ送入した。管が完全に水/ クロラミンーT混合物で充填された後、炭化水素供給物を0.7g/分の割合で 管の底に配置されたノズルを通して管に導入した。管の頂上から出てくる流れを 分離器へ送り、ここで供給物と水/クロラミンーTfi合物を相分離によって分 離した。ガラス管内部での接触時間は5乃至10秒のオーダーであった。処理さ れた炭化水素から採取したサンプルは0.2ppm未満のDMS濃度を示した。
本発明の目的に対して好ましい実施態様、即ち、N−ハロゲノ化合物を使用する 炭化水素からの硫黄汚染物の除去の実施には、1つの反応性抽出プロセスと2つ の反応性吸着プロセスが含まれる。
好ましい反応性抽出プロセスは、液/液抽出法を使用して行われる。本発明によ れば、幾つかのN−ハロゲノ化合物、例えば本明細書中に示されているもの、及 びN−ハロゲノ化合物と硫黄化合物の反応生成物は、パラフィン、オレフィン、 又は芳香族中よりも水中においてより溶解性が高いことが判明した。従って、液 /液反応性抽出プロセスにおいては、N−ハロゲノ化合物の水溶液を調製し、そ れを炭化水素流れ中に存在する硫黄化合物と接触させて硫黄化合物と反応させ、 反応性抽出技術の1つを使用して反応生成物をその後炭化水素相から水性相に抽 出する。
しかしながら、別法として、以下で吸着プロセスエ及び吸着プロセス■と呼ぶ反 応性吸着プロセスを使用してもよい。
吸着プロセスエは化学量論量のN−ハロゲノ化合物を硫黄汚染物を含む炭化水素 流れの中に注入し、その後、この炭化水素流れを吸着塔に通してN−ハロゲノ硫 黄化合物及び未反応のN−ハロゲノ化合物を吸着させることを含む。
吸着プロセス■においては、硫黄の除去はN−ハロゲ 、ノ化合物で予め充填さ れた吸着剤を使用して行う。この実施態様においては、活性炭及びゼオライトの ような多孔賀担持体をN−ハロゲノ化合物で飽和させることによって、吸着剤を 調製する。このN−ハロゲノ化合物で充填された吸着剤を硫黄除去用の固定床塔 入れ、硫黄汚染物を含む炭化水素流れをそこに通す。
請求の範囲 1、有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れから有機硫黄化合物を除去する方法 であって、 有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れをN−ハロゲノ化合物を含む物質に、前 記有機硫黄化合物を前記N−ハロゲノ化合物と反応させるのに有効な条件下で有 効な時間暴露し、硫黄を実質的に含まない液体炭化水素流れを得ることを含む、 方法。
2、得られた液体炭化水素流れが約0.2ppm以下の硫黄しか含まない、請求 項1の方法。
3、N−ハロゲノ化合物が以下の一般式:%式% 式中、R+RPh%PhCL、り−CH5C6H4、p−C1cJ、、p−Br CJ4、p−NO,C6H4、p−CHsCONHCbH4、D−NHzCbH 4、p−PhN=NCJ4.2−チェニル、及び(cai) 、 (CH2)  、、から成る群から選択され、ここでm及びnは0以上の整数であり;Xは塩素 、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基であり;そしてMは水素、リチ ウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る群から選択される基である、(ff ) R2C0NX1[ 式中、R2ハCH2Cl、 CHCl2、CHBr2、NH,、Ph5p−CH 30C6H4、(CH3) 、 (CH2) 、、及ヒ(cft3)、(CH2 )noカラ成る群から選択され、ここでm及びnは0以上の整数であり;Xは塩 素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基であり;そしてMは水素、リ チウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る群から選択される基である、 式中、R9はCH,及びphから成る群から選択され;R4は■、NH2、N  (CH3) 2、(CH,2) !、Ph、 PhC12、p−CHi C6H ,,0−C11sC6H4、p−CIC,R4、o−CICdL、及び2−ピリ ジルから成る群から選択され;Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択 される基であり;そして舅は水素、リチウム、ナトリウム、及びカリウム基から 成る群から選択される基である、 (ff) C4H40□NX 式中、Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基である、 から成る群から選択される一般式を有するハロゲン化合物の群から選択される、 請求項1又は2の方法。
4、暴露が液−液戻応性抽出プロセス又は反応性吸着プロセスによって行われる 、請求項1.2又は3の方法。
5、反応性抽出プロセスの液体が水性液体である、請求項4の方法。
6、N−ハロゲノ化合物を含む物質が水溶性N−ハロゲノ化合物の水溶液である 、請求項5の方法。
7、 N−ハロゲノ化合物がN−ハロゲノ−N−メタロアリールスルホンアミデ ート及びN−ハロゲノ−N−メタロアルキルスルホンアミデートから成る群から 選択される、請求項6の方法。
8、反応性吸着プロセスが、化学量論量のN−ハロゲノ化合物を炭化水素流れ中 に注入し、N−ハロゲノ化合物を含む炭化水素流れを吸着剤基に通してN−ハロ ゲノ−硫黄化合物及び未反応N−ハロゲノ化合物を吸着させることを含む、請求 項4の方法。
9、吸着剤が、活性炭、クレー、アルミナ、シリカゲル、又はモレキュラーシー ブ材料を含む、請求項8の方法。
10、暴露が反応性吸着プロセスによりて行われ、N−ハロゲノ化合物を含む物 質がN−ハロゲノ化合物で予め充填されている吸着剤である、請求項4の方法。
11、N−ハロゲノ化合物で予め充填されている吸着剤を、多孔質担持体をN− ハロゲノ化合物で飽和させて、N−ハロゲノ化合物充填吸着剤を得ることによっ て提、供し、その後、前記N−ハロゲノ化合物充填吸着剤を固定床塔中に供給し 、続いて、有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れを前記N−ハロゲノ化合物充 填吸着剤を含む固定床塔中に通す、請求項10の方法。
12、吸着剤及び多孔質担持体が、活性炭、クレー、アルミナ、シリカゲル、又 はモレキュラーシーブ材料を含む、請求項11の方法。
13、モレキュラーシーブ材料が5乃至15オングストロ一ム単位の範囲の細孔 サイズを有する高結晶性モレキュラーシーブの群から選択される、請求項12の 方法。
14、モレキュラーシーブ材料がゼオライトXSY、ベータ、及びモルデナイト から成る群から選択されるゼオライトを含む、請求項12又は13の方法。
15、ゼオライトがカチオン交換ゼオライトである、請求項14の方法。
16、カチオンが、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を含む、請求項15の方 法。
17、炭化水素流れが、芳香族、パラフィン、又はオレフィン系炭化水素を含む 、請求項1乃至16のいずれか1請求項の方法。
18、オレフィン系炭化水素が、モノオレフィン、ポリオレフィン、線状オレフ ィン、分枝鎖オレフィン、アルファオレフィン、又は内部オレフィンを含む、請 求項17の方法。
19、条件が10乃至100℃の温度及びおよそ周囲圧力から3.45 MPa  (500psi)の圧力を含む、請求項1乃至18のいずれか1請求項の方法 。
20、温度が20℃乃至50℃である、請求項19の方法。
21、請求項1乃至20のいずれか1請求項の方法によって製造された低減され た量、好ましくは0.2ppm未満の有機硫黄化合物を含む炭化水素流れ。
要 約 本発明は、有機硫黄化合物とN−ハロゲノ化合物との反応に依存するプロセスを 使用して炭化水素から硫黄汚染物を除去する方法に関する。硫黄の除去は、液/ 液抽出プロセス又は、化学量論量のN−ハロゲノ化合物を炭化水素流れの中に注 入し、その後、この流れを吸着塔に通してN−ハロゲノ硫黄化合物及び未反応の N−ハロゲノ化合物を吸着させることを含むか、又は硫黄除去用の固定床基に入 れられたN−ハロゲノ化合物で予め充填さの1つによって行うことができる。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れから有機硫黄化合物を除去する方法 であって、 有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れをN−ハロゲノ化合物を含む物質に、前 記有機硫黄化合物を前記N−ハロゲノ化合物と反応させるのに有効な条件下で有 効な時間暴露し、硫黄を実質的に含まない液体炭化水素流れを得ることを含む、 方法。
  2. 2.得られた液体炭化水素流れが約0.2ppm以下の硫黄しか含まない、請求 項1の方法。
  3. 3.暴露が液−液反応性抽出プロセス、及び反応性吸着プロセスから成る群から 選択される方法によって行われる、請求項1の方法。
  4. 4.N−ハロゲノ化合物が以下の一般式:(I)R1SO2NXM 式中、R1はPh、PhCH2、p−CH3C6H4、P−ClC6H4、p− BrC6H4、P−NO2C6H4、P−CH3CONHC6H4、P−NH2 C6H4、P−PhN=NC6H4、2−チエニル、及び(CH3)m(CH2 )nから成る群から選択され、ここでm及びnは0以上の整数であり;Xは塩素 、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基であり;そしてMは水素、リチ ウム、ナトリウム、及びカリウム基から成る群から選択される基である、(II )R2CONXM 式中、R2はCH2Cl、CHCl2、CHBr2、NH2、Ph、p−CH3 OC6H4、(CH3)m(CH2)n、及び(CH3)m(CH2)n0から 成る群から選択され、ここでm及びnは0以上の整数であり;Xは塩素、臭素、 及び沃素基から成る群から選択される基であり;そしてMは水素、リチウム、ナ トリウム、及びカリウム基から成る群から選択される基である、 (III)▲数式、化学式、表等があります▼式中、R3はCH3及びPhから 成る群から選択され;R4はH、NH2、N(CH3)2、(CH2)3、Ph 、PhCI2、P−CH3C6H4、o−CH3C6H4、p−CIC6H4、 o−CIC6H4、及び2−ピリジルから成る群から選択され;Xは塩素、臭素 、及び沃素基から成る群から選択される基であり;そしてMは水素、リチウム、 ナトリウム、及びカリウム基から成る群から選択される基である、 (IV)C4H4O2NX 式中、Xは塩素、臭素、及び沃素基から成る群から選択される基である、 から成る群から選択される一般式を有するハロゲン化合物の群から選択される、 請求項3の方法。
  5. 5.反応性抽出プロセスの液体が水性液体である、請求項4の方法。
  6. 6.N−ハロゲノ化合物を含む物質が水溶性N−ハロゲノ化合物の水溶液である 、請求項5の方法。
  7. 7.N−ハロゲノ化合物がN−ハロゲノ−N−メタロアリールスルホンアミデー ト及びN−ハロゲノ−N−メタロアルキルスルホンアミデートから成る群から選 択される、請求項6の方法。
  8. 8.反応性吸着プロセスが、化学量論量のN−ハロゲノ化合物を炭化水素流れ中 に注入し、N−ハロゲノ化合物を含む炭化水素流れを吸着剤塔に通してN−ハロ ゲノー硫黄化合物及び未反応N−ハロゲノ化合物を吸着させることを含む、請求 項4の方法。
  9. 9.吸着剤が、活性炭、クレー、アルミナ、シリカゲル、及びモレキュラーシー プ材料から成る群から選択される、請求項8の方法。
  10. 10.N−ハロゲノ化合物を含む物質がN−ハロゲノ化合物で予め充填されてい る吸着剤である、請求項4の方法。
  11. 11.N−ハロゲノ化合物で予め充填されている吸着剤を、多孔質担持体をN− ハロゲノ化合物で飽和させて、N−ハロゲノ化合物充填吸着剤を得ることによっ て提供し、その後、前記N−ハロゲノ化合物充填吸着剤を固定床塔中に供給し、 続いて、有機硫黄化合物を含む液体炭化水素流れを前記N−ハロゲノ化合物充填 吸着剤を含む固定床塔中に通す、請求項10の方法。
  12. 12.吸着剤及び多孔質担持体が、活性炭、クレー、アルミナ、シリカゲル、及 びモレキュラーシーブ材料から成る群から選択される物質である、請求項11の 方法。
  13. 13.モレキュラーシーブ材料が5乃至約15オングストローム単位の範囲の細 孔サイズを有する高結晶性モレキュラーシーブの群から選択される、請求項12 の方法。
  14. 14.ゼオライトがゼオライトX、Y、ベータ、及びモルデナイトから成る群か ら選択される、請求項13の方法。
  15. 15.ゼオライトがカチオン交換ゼオライトの群から選択される、請求項14の 方法。
  16. 16.カチオン交換ゼオライトのカチオンが、アルカリ金属及びアルカリ土類金 属から成る群から選択される、請求項15の方法。
  17. 17.炭化水素流れが、芳香族、パラフィン、及びオレフィンから成る群から選 択される炭化水素を含む、請求項3の方法。
  18. 18.オレフィン化合物が、モノオレフィン、ポリオレフィン、線状オレフィン 、分枝鎖オレフィン、アルファオレフィン、及び内部オレフィンから成る群から 選択される、請求項17の方法。
  19. 19.条件が約10乃至約100℃の温度及びおよそ周囲圧力から約500ps iの圧力を含む、請求項18の方法。
  20. 20.温度が20℃の周囲温度から約50℃までの範囲である、請求項19の方 法。
  21. 21.請求項1の方法によって製造された低減された量の有機硫黄化合物を含む 炭化水素流れ。
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