JPH05506590A - 吸引カップを備えた組織を傷つけない医学上の探針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吸　カップを備えた　をイつけない医８上の本発明は、患者の状態をモニターす るための組織を傷つけない医学上の探針に関し、またそのための吸引カップに関 する。

一般的に、医学の分野では、測定及びモニターのために電極を有する探針を患者 の皮膚の表面に隣接して固定することが要求される。また、胎児あるいは新生児 の侵入によって通常起こるような固定によって患者に外傷を及ぼすことなく、胎 児あるいは新生児の頭に電極を固定することが望まれる。

ＦＲ−Ａ−２５６９９７６は、患者の皮膚の表面に隣接して電極を固定する吸引 部材を開示する。この吸引部材ては、弾性ボスが、そこに固定され、同心に取付 けられた複数の電極を有し、その〜つ、すなわちモニターピックアップが、皮膚 に当てがわれる上記ボスの表面に露出する。露出した電極は、同心の浅い３つの チャネルで囲まれ、チャネルは当該ボスの平坦面に形成されている。チャネルは 、通路を介して、真空ポンプのような大気圧に比べてそれ以下の圧力源に連結さ れ、ボスの上記面を皮膚に適用したとき、チャネルと皮膚とによって形成された 室が排気され、その結果、ボス、またそれゆえ電極が吸引によって皮膚に固定さ れる。

ＦＲ−Ａ−２５６９９７６は次の欠点がある。すなわち、新生児あるいは胎児の 頭に適用するために上記吸引部材それ自体を十分に小さく製造したときには、上 記チャネルは小さい寸法であることが必要である。その結果、上記チャネルでの 減少した圧力が作用する頭の面積、それゆえ下方への固定力は小さい。この下方 への力は、上方に向いた数多くの支持リングに広がり、その結果、吸引部材のシ ール効果は小さい。結果として生じる漏れを克服するため、被モニター表面に固 定接触状態のモニターピックアップを保持するために要求されることろの大気圧 以下である圧力源は、」己キャビティを常時ポンプアップすることができるもの 、例えば機械式あるいは電気式ポンプでなければならない。そのようなポンプは 高価であり、また大型である。このような構成は、患者にとって不快であり、ま た一般的に、小さな吸引ａｔで作られる吸引力が電極を頭に隣接して保持するの にかろうじて十分であるように、外科用の粘着テープで吸引部材の固定作用を補 助することか更にめられる。このような理由から、この提案された吸引部材は、 実際の使用、特に出生前の胎児のモニターに関連して、あるいは子宮内にいる胎 児期の装置として満足するものではないと信しられている。

ＵＳ　−Ａ−４２１７９０８及びＵＳ−Ａ−４３６９７９３は、例えば心電図の に対して心電図からの配線を接続するために単一の電気接点が設けられている。

ＷＯ−Ａ−８５，１０００１８は、カップを有する電気療法に用いる電極ユニッ また上記スリーブを持ち上げることができて、カップを解放するために導管にエ アを入れる。

上述したＵＳ及び国際的な引用例で述べた装置は、胎児の状態をモニターするめ に、前記吸引カップに連結されるポンプ手段と、診断装置に連結するため、傷伺 巾すないで皮膚に接触する一対の電極と、からなり、前記電極のうち第１の電極 が、前記吸引カップの内部で該吸引カップの中央部に位置する取付部に配置され て、前記周囲リム内で該第１の電極を取り囲むチャネルを、前記吸引カップを前 記皮膚に固定するだめの前記ポンプ手段によって排気されたままにし、第２の電 極が、前記第１の電極の接触に近接した第２の接触を与えるために、前記吸引カ ップに隣接して前記吸引カップの外部に配置され、前記吸引カップが弛緩した状 態にあるとき、前記第１の電極とその取付部とが、前記吸引カップの前記周囲壁 の後方に位置する平面に配設されて、前記吸引カップの前記周囲壁で患者の皮膚 と初期接触が行われ、次に吸引カップの前記チャネ／１，７％を非気されて、皮 膚表面で轡者の種々の状態に応した信号を得るために、前記吸引カップの前記第 １の電極が患者の皮膚と接触するまで引き寄せられる、患者の状態をモニターす るための組織を傷つけない医学上の探針を提供する。

ＦＲ−Ａ−２５６９９７６の吸引部材を越える本発明の利点は下記の通りである 。すなわら、吸引カップの特有のサイズのために、チャネルと患者の皮膚表面と の間で形成さえる上記室での吸引力は、従来の装置よりも大きな面積に作用する 。したがって、上記表面に吸引カップを保持する力は、それに対応して大きくな る。この増大した保持力に対し、更に、吸引カップ内の中央電極取付部を前方に 引き寄せることから生じる更なる保持力が加わる。この更なる保持力は、吸引カ ップの材質で局部的な硬さを有するリムに伝達される。更に、この増大した保持 力は、ＦＲ−Ａ−２５６９９７６の吸引部材のように上方に向けられた多数の支 持リングで分配されるよりもむしろ単一のリムに集中される。このような２つの 特徴、つまり増大した保持力とその作用の集中は、吸引カップ回りに却副こ改簿 された。−ルを作り、また換言すれば、比較的簡単で低い圧力源手段、例えば軽 く、コ〉バクトで且つ安価であるという利点を備え、且つ傷をおわせる１ノベル よりも低い吸引力レベルである手動操作のフイゴを使用することかできる。

更に、電極を体外に配置することは、吸引カップが子宮内のように体内で使用さ れるときに、２つの電極が間隔を近つけたポイントからの信号をピックアップで きる。すなわち、これは胎児の頭をモニターする場合である。というのは、それ は可能性のある母親の信写よりもむ（２ろ胎児の信号に焦点を合わせるためであ る。

また、本発明は、弾性材で形成され、患者の皮膚に対する吸引によって固定され る吸引カブであって、周囲壁と、該周囲壁で囲まれた中央部であって、これら中 央部と周囲壁との間にチャネルを形成する中央部と、前記吸引カップの前記チャ ネルを吸引源に連結する手段とからなり、前記中央部の下面が、前記周囲壁の縁 の後方の平面に配置され、前記周囲壁ど前記中央部とが、各々、軍配チャネルの 内方に向けて突出するリップを有し、前記チャネルに断面でアンダカットの形態 を与えて、前記チャネル内に作られる吸引によって前記皮膚が前記アンダカット に引き寄せられ、前記対向して向けられたリップが、前記皮膚表面での前記引き 寄せを行わせる作用をして、これにより前記吸引カップの付着の安全性を高める ことからなる吸引カップを提供する。

添付した図面を参照して、例示として、本発明の幾つかの特徴的な実施例を以下 に説明する。ここに、 図１は、本発明に従うところの組織を傷つけない医学上の探針の一部としての弾 性吸引カップの第１実施例の平面図である。

図２は、図１の２−２線に沿って切断した縦断面図である。

図３は、一対の電極を有する弾性吸引カップの第２実施例の部分縦断面図である 。

図４は、図１乃至図３の吸引カップ用のポンプ手段として用いるのに適するフイ ゴの側面図である。

図５は、図４のフイゴの端面図である。

図６は、図３の吸引カップの斜視図であり且つこれに連結された図４のフイゴに 類似したフイゴの斜視図である。

図７乃至図１１は、フイゴの他の形態を示し、また他の適当なポンプを示す図で ある。

図１２は、図６に類似し、部分的に断面した立面図であるが、図２の吸引カップ に向けられ、また診断装置に連結された適当な形態のモニター装置を含む図であ る。

図面の図１及び図２を参照して、これら図面には吸引カップｌＯが示され、吸引 カップＩＯは、平面でほぼ円形であり、また弾性材で形成されている。

吸引カップｌＯは周囲壁１１を有し、周囲壁１１は図に示すように、この吸引部 材の上面でほぼ連続し７、吸引カップ１０はその下面に開口１２を有する。

周囲壁１１は、開口１２内に中央部１２を形成し、中央部１２はほぼ円形であり 、またその外周は、中央部１４の回りに形成された単一環状チャネル１７の内方 ［１１６と一体化されている。この実施例において、チャネル■７は環状チャネ ルであり、また部分１４とチャネル１７とは、吸引カップ１０の円形平面とほぼ 同心である。

チャネル１７は、部分１４に対して窪みを形成し、その断面形状は、図２に見ら れるように、その上力量一つ下方に向けてアーチ形をしており、これによりチャ ネル１７は、その使用の間、潰れることなく実質的な負圧に打ぢ勝つ。これによ り、凸凹した表面上に良好なシールを形成するのに十分に柔軟な材質で吸引カッ プを形成することができる。

チャネル１７の外方壁１８（内方壁１６の向かい側）は、周囲壁ｌ）の一部によ って形成され、吸引カップ１０の最も外側の周縁を形成する環状リム１９で終わ っている。

環状リム１９の内側の形態及び中央部１４の外側の形態（その外方に向けられた 面）は、夫々、チャネル１７の内方に突出するリップ５０．５１を作るような形 状とされて、縦断面でアンダカットの形状をチャネル１７に与えている。このア ンダカソトの断面形状により、吸引カップ１０を使用している間、チャネル１７ が皮膚表面で引き寄せすることができ、これによって胎児の頭に吸引カップ１０ を付着することの安全性を高めている。

中央部１４の上面は、図に示すように、直立したスリーブ２１を有し、スリーブ ２１は中央部１４と一体的に形成されている。スリーブ２１は中央ボア２１ａを 備え、中央ボア２１ａは、電極接触プレートに固着される電極支持体を受け入れ るために中央部１４を貫通して延び、電極接触プレートは、図３の実施例に関連 して後に説明するように、中央部１４の下面の下に配設される。

吸引カップ１０の外部とチャネルＩ７の内部とは通路２２によって連通されてい る。通路２２はスリーブ２３に開口し、スリーブ２３は、吸引カップ１０におけ るチャネル１７の環状うねの最上部に直立している。スリーブ２３は通路２２の 端部を囲んでいる。

図３を参照して、同図には弾性吸引Ｂ４ｔ＋ｏの第２実施例か示されている。

図３の実施例において、中央部１１４、内方壁＋１６、外方壁＋１８、壁１１６ と１１８との間に形成されたチャネル１１３、縁１１９、リップ＋５０．１５１ 、通路１２２並びにスリーブ１２３の形状及び機能は、図１、図２の実施例にお いて、対応する中央部１４、壁１Ｇ、１８、チャネル１７、縁１９、リップ５０ ．５１、通路２２並びにスリーブ２３のそれど概略同−一である。

中央部１１４は、図１、図２の中央部１４と比較したときに、図２の実施例にお ける直径を小さくしたものとなっているが、チャネル１１３はチャネル１７と同 一の幅を有し、したがって吸引カップ１１０の直径は、図１の吸引カップｌＯの 直径よりも小さい。

チャネル１１３のほぼアーチ状の縦断面形状は、図１、図２のチャネル１７に同 様に対応し、これによりチャネル１１３は、使用の間、付与される要求負圧で潰 れることはない。内方に延びるリップを備えたチャネル１１３のアンダカット形 状は、やはり皮膚表面で引き寄せを行い、胎児の頭に吸引カップを付着すること の要求安全性を満たす。

通路１２２は、図１１図２の実施例でのチャネル１７の通路２２とほぼ回様のチ ャネル１１３における部位に形成されている。

中央部１１４を支える部位には、吸引カップ１１０のリム１１４が、円筒状のボ ア３０を有するボスまで厚められ、ボア３０は吸引カップ１１０と同心である。

ボア３０はスリーブ１２１内を通り、スリーブ１２１は、吸引カップ１１０の外 表面の中央で直立している。

図３の実施例では、スリーブ１２１とボア３０は、その内部に、細長い、軸方向 に延びる導電性の電極支持体３Ｉを受入れ、電極支持体３１は、その下端が浅い 円錐形状の終端を有し、この円錐形状の終端は、中央部１１４に形成された孔３ ２を貫通して突出して、円錐形状端に取付けられた電極接触プレート３３を有す る。これにより中央部１１４は電極支持体３１用及び吸引カップ１１０の内部に 配設される電極接触プレート３３用の取付部を形成する。電極接触プレート３３ は、吸引カップ１１０の適用例から取り出す測定及び又はモニターに適する適当 な種類のものからなる。患者から電極への信号の伝達を改善する材料で電極接触 プレート３３を、任意に、形成あるいは被覆してもよい。プレート３３は金属で 形成してもよく、また特に頭皮を覆う髪がある場合に皮膚との接触を高めるため に、３３ａで示すように、粗いあるいは刻み付けされた表面を有していてもよい 。

電極支持体３１は、その上端に、電流が流れる電極線３６を受け入れるポア３４ を有し、電極線３６は、電極支持体３Ｉと電気的に接触状態にあり、それゆえ電 極接触プレート３３と電気的に接触状態にある。

電極線３６はシリコンラバー製のシース３７で覆われ、シース３７は、その材料 の弾性力によって、スリーブ３７の端部に嵌め込まれている。

シース３７内で、電Ｉいく流れる電極線３Ｇの回りには、ニュートラル電極線３ Ｂが緩り合わせられている。ニュートラル線３８の芯線３９は、その長さの一部 が剥き出しにされて、シース３７とスリーブ１２１との間に延びている。芯線３ ９は、次いで、シース３７の外側を、ニュートラル線３８の絶縁体が芯線３９上 に再び形成される部分及びニュートラル線３８がシース３７の外面回りに巻かれ る部分まで上方に延びている。

シース３７の回りには、図３の実施例では、ニュートラル線３８が数回巻かれ、 芯線３９は、その上端で、スライドする電気的な接触つまり第２電極４１と電気 的に接続さ托第２電極４１は、吸引カップ１０の外用メタリックスリーブを構成 している。

絶縁した弾性の外側スリーブ４２は、シース３７の外回りに嵌め込まれて、露出 した１３９及び巻回された線３８の最も下のコイルを思いがけない損傷から保護 する。

図４、図５には、組織を傷つけない探針を完成するために吸引カップ１０、ｌＩ Ｏと共に使用する、手動操作式の簡単なフィゴ２４が示されている。フィゴ２４ は、図５に示すように、はぼ断面楕円のものでもよく、あるいは図６に示すよう に断面円形であってもよい。フイゴ２４は、弾性的に圧縮可能な、容積可変のポ ンプ室２Ｇを有し、ポンプ室２６は、一体の端壁２６ａによってその一螺カ＜閉 塞され、他端には、室２６の外部ど連通する一体のノズル２７を有している。ポ ンプ室２６の弾性壁はフィゴ２４をその拡張状態に向けて付勢している。図６に 示すように、フイゴ２４は可撓性チューブあるいは連結管２８によって吸引力ン プ１１０に連結されており、吸引カップ１１０から遠く離してフイゴ２４を配置 することができる。このような構成は、母親の子宮内にいる胎児の頭に対して吸 引カップ１１０を適用する場合に特に必要であり、これによりフイゴ２４を母親 の外部に置いて操作することができる。

フイゴ２４のポンプ室２６を軸線方向に圧縮することによって、室２６からノズ ル２７を経由してエアが吐出される。ポンプ室２６を解放することによって、ポ ンプ室２６は圧縮していない形態に復帰しようとし、その結果、それに伴うフイ ゴ２４の容積拡大によって、フイゴ２４は簡単な吸引ポンプとして作動できる。

図４、図５のフイゴの代わりに、例えば選択的に作動する逆上弁手段を有する、 より複雑な吸引ポンプを本発明の吸引部材と共に用いてもよいが、フイゴ２４は 吸引部材１０を作動させるために十分に強力であることが分かる。更に、フイゴ ２４は、軽く、信頼性があり、殺菌が簡単で且つ製造するのに安価である。

図１１図２に関連して、ここに述べた本発明の弾性吸引カップの操作を説明する が、図３の実施例での操作は同様の方法で行なわれることを認識すべきである。

患者の皮膚に吸引カップ１０を当てかう前に、図３の３１．３３．３６．３８の ような電極組立体をスリーブ２１のボア内に挿入し、電極接触プレート３３を中 央部１４の下面の下に配設する。スリーブ２１におけるボアの寸法は、電極支持 体３１がボア内に摩擦力で保持されるように選択され、吸引カップ１０の材質の 柔軟性によって、電極接触プレート３３は、患者からの電気信号を受け取ること ができるような適当な配置をとることができる。

電極は胎児あるいは新生児のような患者の特性値をモニターするのに適当である 。電極を診断用のモニター装置に対して適当な配線を介して接続してもよい。

フイゴ２４のノズル２７を、この実施例では、パイプ２８を介して、通路２２の 端部を囲むスリーブ２３に連結する。パイプ２８をスリーブ２３にシール的に嵌 め込む。これにより、チャネルＩ７から通路２２を経由してエアを吸い出すため にブイゴを操作することができる。

次に、吸引カップ１０を整えた状態で、ポンプ室２６を軸方向に圧縮して、ポン プ室２６からエアを通路２２、開口１２を介して押し出す。この状態で、例えば 胎児の頭皮に対し、吸引部材１０の縁により頭皮の表面とソール接触の状態で吸 引カップＩＯを適用する。エア路２８、ケーブル３Ｇ、３８はヴアギナを通って 体外に延びている。そして、母親に対し、第１内部電極すなわち電極接触プレー ト３３の配置位置から離れていない箇所にケーブルの第２電極４１を押しつけて 母親と電気的な接触状態にする。上記ケーブルを心［の装置あるいは他の診断装 置に接続する。また、フイゴは母親の体外で操作可能である。

そのとき、吸引カップ１０内には、リム１１の内側ど頭皮の表面との間に室が存 在し、この室はリム冊の縁１９回りでシールされている。ポンプ室２６を解放す ることにより、ポンプ室２６は、非圧縮の形態に弾性的に復帰しようとして、吸 引カップ１０における上記室からエアを排気し、吸引によって部材ｌＯは頭皮の 表面に付着する。

吸引カップｌＯの形状の結果として、前述したようなフイゴの操作による上記室 での部分的な真空は、最初に、縁１９で囲まれた頭皮の全表面に作用する。

しかしながら、吸引カップ１０は、部分的な真空を与えるように変形する傾向に あり、その結果、吸引カップｌＯの材料の弾性力に対抗して、中央部１４が下方 に引き寄せられ、これにより電極接触プレート３３は頭皮の表面に当接する。

これにより電極接触プレート３３は、モニターの目的にとって理想的な位置に、 頭皮と接触した状態で配置され、第２電極４１を介して回路が完成する。第２電 極４１は、吸引カップＩＯに接近した筒所で母親と接触しており、また、勿論、 胎児の頭と接触状態にある。実施において、吸引カップｌＯ内の内部電極を当て た部位と、第２電極４１との間か極めて近接していることは、心電図の装置ある いは他の診断装置が、測定あるいはモニターされる胎児を表し且つ母親を表さな いことを確かなものにする点で重要であることが分かる。

電極プレート３３が頭皮表面と接触したとき、吸引カップ１０ど頭皮表面との間 で形成される単一の室の形状は、チャネル１７と一致したほぼ環状になり、そし てプレート３３を頭皮表面に向けて引く力（チャネルで有効であるとして、プレ ートの面積に圧力の減圧分Ｃ（物子より低い）を掛けることによって計算される ）は壁１６．１８を介してリムの９１９に伝えられる。チャネル内での有効圧を 越える人気圧の余剰は、縁１９と、電極接触プレート３３との間に囲まれた頭皮 表面における大きな環状の面積に作用し、その結果としての力のほぼ半分が縁１ ９を介して垂直方向下方に作用して、頭皮表面に強く固定された吸引カップＩＯ を保持し且つエアあるいは周囲の液体か吸引カップ１０内に入り込むのを阻止す る。上記保持力が単一の縁１９に作用しているので、胎児の頭に位置する吸引カ ップＩＯの保持の全体的な安全性及びそれゆえ皮膚表面に対する吸引カップのシ ール性が、数多くのリムあるいは壁を介して保持力を及ぼす構成に比べて増大さ れる。

吸引を行っている間、環状チャネル１７は、該チャネルのアーチ状の断面形状に 順応する頭皮の皮膚表面で引き寄せを行い、上述したアンダカットの形態は、胎 児に対する吸引カップ１０の安全性を高める。フィゴ２４によって与えられる適 度な大気圧以下の圧力は、吸引カップ１０が外れてしまう心配に対処するために 、維持される。

モニター処理が完了した後、ポンプ室２６を軸方向に再び圧縮して、ノズル２７ を介して通路２２にエアを送り込み、チャネル１７内の圧力を上昇させて、また 吸引カップ１０を剥ぎ取るのではなくむしろ頭皮から吸引カップ１０を引き下げ ることができるようにして、直ちに吸引カップ１０を解放できる。

図面の図７乃至図１１を参照して、これら図面は、上述した実施例に対する数多 くの変形例を示す。先ず、図７は、フイゴ２６に対する変形例を示す。同図にお いて、フイゴ２６の閉塞した端壁２６ａはフラップ弁２６ｂで形成され、フラッ プ弁２６ｂは、フイゴを圧縮したときに、フイゴからのエアを端壁２６ａのボー トを介して解放するために開くことができる。これにより、探針の使用中に、胎 児の頭に吸引カップを保持する吸引力を再び作り出すことが必要となったときに は、上述したように母親の体外にあるフイゴ２Ｇを再び圧縮して、フイゴからエ アを、吸引カップに伝えないで、フラップ弁２６ｂを介して逃がし、そしてフイ ゴの端壁を押している使用者の親指を、その後、フラップ弁２６ｂ上に移動させ て、吸引カップを再び真空引きするためにフイゴが拡張することができるように しながら、そのバルブポートを閉じる。

図８は、フイゴの端壁２６ａの非復帰バルブの異なる形態を示す。このものにお いて、フイゴの端壁２６ａから短管４０が突出し、短Ｗ４０は、その内部に閉じ 込められた球体あるいは金属の小塊２４１を有して、フイゴを圧縮するときに短 管４０を通過してエアを放出できる。この実施例においては、短管の外方端に、 この端を閉じることなく小塊４１を保持するグリッドが設けられている。フィゴ ２Ｇが拡張するとき、球体４１は、管４０とフイゴ２６との間の開口を閉塞する ためにバルブシートに引き寄せられる。これにより、その後、フイゴ２６は吸引 カップ内を真空引きする。吸引カップを解放するためにフイゴを圧縮するときに は、上記バルブを閉じ状態に保持して、胎児の皮膚に損傷を与えることを回避す る。

上述した弾性壁で囲まれたフイゴ２６は、吸引カップを真空引きする手動動作の ポンプに便利な形を与えるが、他の形態のポンプ手段を用い得ることが認識され るであろう。図９、図１０は、注射器２４２．４３を示し、注射器２４２．４３ は、夫々、吸引カップの真空引きするポンプとして作動する。図９において、上 記ポンプは、その内部に引っ張りスプリング４４を有し、これによりポンプのプ ランジャ４５を押し下げ且つ吸引カップを患者の皮膚に適用したときに、プラン ジャ４５を解放することができ、スプリングの作用の下で、プランジャ４５は、 注射器のシリンダ４６に沿って移動しつつ、吸引カップＩＯを真空引きする。図 １０は近似した構成を示し、同図において、スプリング４７は、プランジャ４５ のヘッド４８と、注射器のシリンダ４６の端（ノズル端とは反対側）との間に、 外部に配設された圧縮スプリングである。図１１は注射器の変形例を示し、ここ では、プランジャ２５１のピストン２５０に非復帰バルブ２５２が設けられ、こ れにより、プランジャ２５１を押し下げたときに、エアは、ピストンの後ろに放 出され、吸引カップに向けて放出されない。プランジャ２５１を解放し且つ復帰 を許容したときには、例えばスプリング４４あるいは４７によって、非復帰バル ブ２５２は自動的に閉じ、これによりプランジャの復帰動作が上述したように吸 引カップを真空引きする。

上述の実施例は、吸引カップｌ０１１１０を胎児の頭に固定するために吸引力を 用いることによって、一般的に胎児の鼓動を組織を傷つけることなくモニターす る探針に関し、また診断装置に接続された一対の電極３３．４１に関する。

付加的にあるいは変形例として、患者の他の状態をモニターすることが要望され てもよい。

図１２を参照して、同図に示す実施例では、図１、図２の吸引カップ１０が、診 断装置６３ど配線６１．６２によって連結されたモニター器及び又は測定器６０ を有し、モニター器及び又は測定器６０は、吸引カップＩＯの中央部１４から直 立するスリーブ２１内のボア２１ａを貫通している。フイゴ２４は、パイプ２６ によってスリーブ２３ど連結されている。吸引カップの使用は、既に説明したの と同じである。

しかしながら、モニター器及び又は測定器６０が、付加的な装置として、あるい は先の実施例での電極モニター装置の代わりとして配設されていることが認識さ れよう。

より詳しくは、他の生物学上の情報信号を得るために、少なくとも■つの付加的 な装置を用いてもよく、この装置を皮膚表面に適用することによって、上記憶る ために、光ファイバーを用いることである。診断装置に連結された光ファイバー は、シース３７　（もし必要ならば拡大すればよい）、吸引カップの中央部のス リーブ２１．１２１を貫通し、また、仮に保持されているならば、皮膚表面と接 触する電極接触プレート３３の穴を貫通する。

生物学上の情報を電気信号に変換するために変換器を用いてもよく、この生物学 上の情報は、例えば、血液中の酸素及び又は二酸化炭素の量である。また、上記 変換器は、吸引カップの中央部を貫通する配線によって、診断装置と連結される 。

皮膚表面の温度を測定するために、サーミスターあるいは他の類似した装置を用 いてもよい。中央部１１４の下面に取付けられたサーミスターは、仮に保持され ているならば電極接触プレート３３の穴を貫通して胎児の皮膚と接触し、また中 央部１４．１１４、必要ならばシース３７を通って診断装置に至る一対の配線を 有する。

他の例は、超音波を発生し及び受けるピエゾクリスタルを使用することである。

該クリスタルは、中央部器４の下面に取付けられ、仮に保持されているならば電 極接触プレート３３の穴と共に、上記クリスタルからの配線は、吸引カップの中 央部を通って診断装置まで延びる。

更なる例は、少なくとも２つの酸素濃度装置を使用してもよい。酸素濃度装置は 、上述したピエゾクリスタルと同じ方法で取付けられ、また配線を介して診断装 置に結合される。酸素濃度装置は、酸素で飽和したヘモグロビンを測定する。

これら付加的な装置の全てが、吸引カップの中央部１４．１１４を貫通して、皮 膚表面と接触している点に気付くであろう。図３に示す吸引カップの構造に関し 、該装置は電極接触プレート３３を通って皮膚と接触している。しかしながら、 例えば図２に示す例に対して拡大された中央部が設けられている場合には、この ことは必要ではないかもしれない。

上述した例は、刺組その全てを示したものではなく、また他の類似した使用を本 発明の範囲内で類推できる。

ノ叡り ７タシＪ 要約書 患者の皮膚に適用するために周囲リム（Ｌ　９　；　Ｌ　１９）を有し、弾性壁 で囲まれた吸引カップ（１０；　１１０）と、吸引カップに連結して使用さｔｂ 吸引カップを患者の皮膚に付着させるために吸引カップを排気するポンプ手段＜ ２４；４２；４３）と、診断装置に接続するところの皮膚を傷つけないで皮膚と 接触する一対の電極（３３；４１）と、からなる患者の状態をモニターするため の組織に傷をつけない医学上の探針、特に胎児の状態をモニターするための子宮 内に居る胎児期用の装置−の電極（３３）は吸引カップ内の中央に配置された取 付部（１４；１１４）に配設されて、チャネル（１７；　１１７）をポンプ手段 によって排気されたままにし、第２の電極（１４）は、前記第１の電極の接触に 近接した第２の接触を与えるために、吸引カップに隣接して該吸引カップの外部 に配置される。

ｍ５１ｍ査報告　ＭＴ／Ｉ’：口Ｑｌ／ｎ１Ｍ；ＩＱｏｒＴｚｃＱ　Ｑ＋／ｎｎ Ｇ＋＜ 国際調査報告

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．患者の皮膚に適用するために周囲リムを有し、弾性壁で囲まれた吸引カップ と、 該吸引カップを排気して、該吸引カップを患者の皮膚に固定するために、前記吸 引カップに連結されるポンプ手段と、診断装置に連結するため、傷を付けないで 皮膚に接触する一対の電極と、からなり、 前記電極のうち第１の電極が、前記吸引カップの内部で該吸引カップの中央部に 位置する取付部に配置されて、前記周囲リム内で該第１の電極を取り囲むチャネ ルを、前記吸引カップを前記皮膚に固定するための前記ポンプ手段によって排気 されたままにし、 第２の電極が、前記第１の電極の接触に近接した第２の接触を与えるために、前 記吸引カップに隣接して前記吸引カップの外部に配置され、前記吸引カップが弛 緩した状態にあるとき、前記第１の電極とその取付部とが、前記吸引カップの前 記周囲壁の後方に位置する平面に配設されて、前記吸引カップの前記周囲壁で患 者の皮膚と初期接触が行われ、次に吸引カップの前記チャネルが排気されて、皮 膚表面で患者の種々の状態に応じた信号を得るために、前記吸引カップの前記第 １の電極が患者の皮膚と接触するまで引き寄せられる、患者の状態をモニターす るための組織を傷つけない医学上の探針。
2. ２．前記吸引カップに連結されたケーブルが、前記電極の夫々を接続する複数の 電線を構成し、また、前記第２の電極が前記吸引カップに隣接して前記ケーブル を取り囲むメタリックスリーブを有し、前記電線の一つが前記メタリックスリー ブと電気的に接続されている、請求の範囲第１項に記載の組織を傷つけない医学 上の探針。
3. ３．前記吸引カップにおける前記チャネル内を真空引きする前記ポンプ手段が、 前記吸引カップの前記チャネルに連結された容積可変の室と、前記吸引カップの 前記チャネルで前記ポンプ手段による部分的な真空引きを維持するために前記室 を拡張状態となるように付勢する弾性手段とを有する、請求の範囲第１項又は第 ２項に記載の組織を傷つけない医学上の探針。
4. ４．前記吸引カップの前記チャネル内のエアに圧力を及ぼさないで前記室からエ アを排出するために、前記室にエア圧解放バルブが設けられている、請求の範囲 第３項に記載の組織を傷つけない医学上の探針。
5. ５．前記室用の前記解放バルブが解放可能な一方弁からなる、請求の範囲第４項 に記載の組織を傷つけない医学上の探針。
6. ６．前記ポンプ手段が、該ポンプが室を与えるためのフイゴからなり、該フイゴ は、該フイゴに連結された前記チャネルを真空引きするために前記フイゴを拡張 する弾性手段の作用に対して、前記室からエアを放出するために潰れることが可 能である、請求の範囲第１項乃至第５項のいずれかに記載の組織を傷つけない医 学上の探針。
7. ７．前記フイゴが、該フイゴの拡張された状態に向けて、該フイゴを付勢するよ うに形成された弾性壁を有する、請求の範囲第６項に記載の組織を傷つけない医 学上の探針。
8. ８．前記フイゴが、該フイゴを圧縮したときに該フイゴからエアを放出し且つ該 フイゴを解放したときに該フイゴへのエアの侵入を阻止する弾性フラップ弁を有 する、請求の範囲第７項に記載の組織を傷つけない医学上の探針。
9. ９．前記フイゴが、ほぼ閉塞されたシリンダ形状を有し、その一端壁は前記吸引 カップの前記チャネルに連結された導管を有し、他端壁には、前記フラップ弁に よって制御される開口が形成されている、請求の範囲第８項に記載の組織を傷つ けない医学上の探針。
10. １０．前記ポンプ手段が、シリンダと、該シリンダに形成される室の容積を可変 にする往復動可能なピストンと、前記室を拡張する方向に前記ピストンを付勢す るために設けられたスプリング手段とからなり、これにより前記室に連結された 前記弾性吸引カップを真空引きする、請求の範囲第１項乃至第７項のいずれかに 記載の組織を傷つけない医学上の探針。
11. １１．前記ピストンが、該ピストンを手動操作するために、前記シリンダの外方 に突出するプランジャを有する、請求の範囲第１０項に記載の組織を傷つけない 医学上の探針。
12. １２．前記ピストンが、患者の皮膚に前記吸引カップを適用する前に、該吸引カ ップの前記チャネルに連結された前記シリンダの前記容積可変室からエアを放出 し、次いで前記吸引カップに連結された前記シリンダの前記室をその拡張状態に 復帰させようとするとき、前記スプリング手段が前記ピストンに及ぼす作用によ って患者の皮膚に前記吸引カップを保持するために前記チャネルを真空引きする ような一方弁を有する、請求の範囲第１１項に記載の組織を傷つけない医学上の 探針。
13. １３．弾性材で形成され、患者の皮膚に対する吸引によって固定される吸引カブ であって、 周囲壁と、 該周囲壁で囲まれた中央部であって、これら中央部と周囲壁との間にチャネルを 形成する中央部と、 前記吸引カップの前記チャネルを吸引源に連結する手段と、からなり、前記中央 部の下面が、前記周囲壁の縁の後方の平面に配置され、前記周囲壁と前記中央部 とが、各々、前記チャネルの内方に向けて突出するリップを有し、前記チャネル に断面でアンダカットの形態を与えて、前記チャネル内に作られる吸引によって 前記皮膚が前記アンダカットに引き寄せられ、前記対向して向けられたリップが 、前記皮膚表面での前記引き寄せを行わせる作用をして、これにより前記吸引カ ップの付着の安全性を高めることからなる吸引カップ。
14. １４．前記チャネルが、前記吸引を行うときに、潰れに耐えるように形作られた アーチ形状のものである、請求の範囲第１３項に記載の吸引カップ。
15. １５．前記中央部が、前記皮膚表面で患者の１又はそれ以上の状態に応じた信号 を得るために患者の皮膚と接触する少なくとも１つの装置を受け入れる少なくと も１つのボアを有する、請求の範囲第１３項又は第１４項に記載の吸引カップ。
16. １６．前記チャネルを真空圧源に連結する前記手段が、前記チャネルから外方に 向けられて、前記チャネルの前記壁を通って延びる通路を備えたスリーブであり 、該スリーブが前記真空圧源に連結可能である、請求の範囲第１項乃至第１５項 のいずれかに記載の吸引カップ。
17. １７．前記ボア内に取付けられた少なくとも１つのモニター装置及び又は測定装 置を有し、これら装置あるいは１つの装置が診断装置に接続可能である、請求の 範囲第１５項に記載の吸引カップ。
18. １８．前記吸引カップに連結された真空源を有する、請求の範囲第１６項に記載 の吸引カップ。
19. １９．前記吸引カップに連結された真空源を有し、前記連結手段が、母親の体外 に配置された前記ポンプ手段によって前記吸引カップを胎児の頭皮に固定できる ようにする可撓性導管からなる、請求の範囲第１６項に記載の吸引カップ。
20. ２０．請求の範囲第１３項乃至第１６項のいづれか１項に記載されたような吸引 カップを有する、請求の範囲第１項乃至第１２項のいずれかに記載の組織を傷つ けない医学上の探針。