JPH05506470A - シアノアクリレート接着剤及びイミダゾール誘導体をプライマーとして含有する連結材接着用の結合製品 - Google Patents

シアノアクリレート接着剤及びイミダゾール誘導体をプライマーとして含有する連結材接着用の結合製品

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JPH05506470A
JPH05506470A JP91509194A JP50919491A JPH05506470A JP H05506470 A JPH05506470 A JP H05506470A JP 91509194 A JP91509194 A JP 91509194A JP 50919491 A JP50919491 A JP 50919491A JP H05506470 A JPH05506470 A JP H05506470A
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ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
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    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 シアノアクリレート接着剤及びイミダゾール誘導体をプライマーとして含有する 連結材接着用の結合製品 本発明は、シアノアクリレート接着剤及びイミダゾール誘導体をプライマーとし て含む、合成物質製の連結部材を接着するための結合製品、及び該プライマー自 体、その使用並びに結合方法に関する。
合成物質、特に非極性の物質、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチ レン、ポリオキシメチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリウレタン、ポリ ノリコーン等の成形品は、該成形品の表面に特殊な前処理を施した後でのみ、相 互に接着させることができる(ウルマンズ・エンサイクロペディア・オブ・イン ダストリアル・ケミストリー(Ull+ann’s Encyclopedia  of I ndustrial Chemistry)、第A1巻、第254 頁、ヒエミー・ワインハイム出版(Verlag Chewie Weinhe im)、1985年)。公知の前処理は、一般に酸化することにより成形品の表 面エネルギーを高める。典型的前処理方法は、酸化炎、酸化物質又は放電による 処理を含む。
シアノアクリレート接着剤で接着すべき非極性プラスチックの表面を、特定の活 性物質の適当な有機溶媒の溶液を含んでなるプライマーで前処理することができ るということも公知である。PCT国際公開第88/10289号には、この目 的のプライマーとして、種々のジアザビンクロ又はトリアザビシクロ化合物を、 アセトン、メチルエチルケトン、塩素化炭化水素又はメタノール等の溶媒中で使 用することが記載されている。プライマー溶液を接着表面に塗布して、溶媒を蒸 発させた後、シアノアクリレート接着剤を塗布し、そしてこの処理表面を結合さ せる。他のプライマーは、脂肪族1級アミン(欧州特許出願系0 295013 号)、4級アンモニウム化合物(欧州特許出願系339448号)、ルチジン、 ピコリン、ピリジン並びに1−ビニルイミダゾール(ケミカル・アブストラクッ (C,A、)106:197637z、197638g(1987年))及び種 々のキノリン並びにピリジン誘導体(日本国特開時第62−195071号)等 がある。
しかし、上記プライマーのい(つかの木賃的な欠点は、特別な物質への接着性を 向上することなくシアノアクリレート接着剤の硬化を促進することである。しか も、自発的架橋の結果として、前処理をしていない表面と比較して明らかに弱い 接着がしばしば得られる。PCT国際公開第88/10289号及び欧州特許出 願系0295013号から知られるプライマーのその他の欠点は、プライマーを 塗布した後のシアノアクリレート接着剤の塗布をできるだけ素早く行わなければ ならないということにある。そうしないと接着強度が低下するからである。
周知のプライマーであるビニルイミダゾールの場合に、他に考慮すべき要因は、 この化合物が健康を極端に損なう化合物に分類されることである。
特開平第02−45572号には、活性物質がイミダゾール環により特徴付けら れるシアノアクリレート用プライマーが記載されており、次の活性物質が特に言 及されている。イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチ ルイミダゾール、1−ヒドロキシエチル−2−メチルイミダゾール、2−アミノ ベンゾイミダゾール、5−ニトロベンゾイミダゾール及びN[(p−2−ベンゾ イミダゾール)−フェニルゴーマレイン酸イミド。これらの活性物質を含有する プライマーを使用すると、ジメチルアニリン、p−トルイジン又はジエチルアミ ンを含有するプライマーよりも高い剪断強度が得られる。しかし、得られる強度 は多くの用途のためにはまだ充分に高(はない。
従って、本発明が解決しようとする課題は、シアノアクリレート接着剤用のプラ イマーの取り扱い性並びに性能特性及び、特に上記の欠点、即ち、プライマー塗 布から接着剤塗布までの保存時間を延長し、同時に高い強度値を得ることである 。
本発明により得られる溶液は、一般式I[式中、R1は、水素、HO基又は(ア ルキル−0) 3 S l基〔該アルキル基は炭素数1〜4である〕、炭素数7 〜10のアリールアルキル基又はイミダゾール−CO基であり、R2は、水素又 は炭素数17までのアルキル、アリール若しくはアリールアルキル基であり、R 1又はR2は芳香族性を有しており、Xは、 −CH=CH−又は CR3R4CRs Ra− てあって、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立して、炭素数1〜4個のア ルキル基又は炭素数17個までのアリールアルキル基である。]で示されるイミ ダゾール誘導体を使用することを基本とする。
一般的定義において、電子ンックステy ト(sixtet)が同素環又は複素 環上に存在する化合物、例えばベンゼンやイミダゾールは「芳香族性」を有する 。
このようなイミダゾール誘導体は、シアノアクリレート接着剤と共に高い強度の 結合を形成する。この強度は、プライマーの接触時間に伴って驚異的に向上し、 比較的長時間の後、特に数時間後にのみ減少する。従って、もはやシアノアクリ レート接着剤を塗布してプライマー処理後できるだけ素早く結合させる必要はな い。
好ましいイミダゾール誘導体は、X= CR3R4CR5R6−であり、特にイ ミダシリンとも言われる4、5−ジヒドロイミダゾールである。
Xが−CH=CH−である場合のR1及びR2は、R1が炭素数7〜10のアリ ール基又はイミダゾール−〇〇基を、R2が水素又は炭素数1〜4のアルキル基 を!味することが好ましい。特に、R1はメチル基又はベンジル基であり、R2 は水素又はメチル基である。
Xが−CR3Ra CRs Ra−である場合のR,R2、R3、R4、R3及 びR6は、R2が水素又はヒドロキシアルキル基、R2が炭素数17までのアリ ール基又はアリールアルキル基、及びR5、R4、R3並びにR6がそれぞれ独 立して、水素又は炭素数1〜4のアルキル基であるのが好ましい。特に、R1は 水素又はヒドロキシエチル基、R2はベンノル又はフェニル基、R3、R4、R 5及びR6は水素である。
本発明において使用するのに特に好適なイミダゾール誘導体は、2−フ二二ルー 2−イミダシリンである。
置換基R2を構成するアリール又はアラルキル基の典型的な例は、フェニル、ナ フチル、トルイル、キシリル、ベンジル及びナフチルメチル基である。同じく置 換基R2を構成する炭素数1〜17のアルキル基の典型例は、メチル、エチル、 プロピル、ブチル、ペンチル、ヘプチル、ノニル、ウンデシル、トリデシル、ベ ンタデノル及びヘプタデシル基:直鎖のアルキル基が好ましい。上記の鎖長範囲 内にあるアルキル基を含有する2−アルキルイミダゾール誘導体の産業上の混合 物を使用することも好ましい。置換基R3、R4、R5及びR8を形成すること ができる炭素数1〜4のアルキル基又はアリール基の典型例は、上記の中から選 択することができる。
本発明において使用する一般式■のイミダゾール誘導体は、ポリオキシメチレン 、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン並びにフッ素化ポリエ チレン、特にポリテトラフルオロエチレン、及び熱可塑性ゴム化合物並びにシリ コーンゴム化合物の前処理に特に適する。
これらの物質は典型的シアノアクリレート、例えば一般式1IH2C=C(CN )−COOR’ (II)[式中、R3は、アルキル、アルケニル、シクロアル キル、アリール、アルコキシアルキル、アラルキル又はハロアルキル基、特に、 メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、ペン チル、ヘキシル、アリル、メタリル、クロチル、プロパギル、シクロアキル、ベ ンジル、フェニル、クレジル、2−クロロエチル、3−クロロプロピル、2−ク ロロブチル、トリフルオロエチル、2−メトキシエチル、3−メトキシブチル及 び2−エトキンエチル基である。] で示されるシアノアクリレートで接着することができる。
上記のシアノアクリレートは接着剤に関する当業者に公知である(ウルマンズ・ エンサイクロペデア・オブ・インダストリアル・ケミストリー、第A1巻、第2 40頁、ヒエミー・ワインハイム出版(1985)及び米国特許第3.254. 111号並びに同第3,654.340号参照)。
本発明の他の有利な態様例においては、イミダゾール誘導体を、室温で蒸発して イミダゾール誘導体に不活性である極性有機溶剤の溶液として使用する。このよ うな溶媒の典型例は、ケトン、エステル、アルコール、脂肪族並びに芳香族炭化 水素、及びハロゲン化炭化水素であり、これらの混合物も含まれる。特に好まし い溶媒は、炭素数3〜8のケトン、炭素数1〜4のアルカノール及び、酢酸の炭 素数1〜4のアルカノールとのエステルからなる群から選択することができ、例 えばアセトン、メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、プロパツール、 ブタノール及び酢酸エチル、酢酸プロピル並びに酢酸ブチルである。
本発明の他の有利な態様例において、イミダゾール誘導体を0.001〜5.0 重量%、特に0.05〜2.0重量%の溶液で使用する。このような溶液の処理 表面への塗布は、ディップコーティング、スプレーコーティング、スプレッドコ ーティング又はその他の適当な方法により希薄状態で適用することができる。表 面の接触時間は、溶媒又は溶媒混合物の蒸発速度により影響を受ける。好ましい 溶媒は、活性物質の溶解能に加えて、溶液状態でそれ自体が高い安定性を示すも のでもある。
更に、染料又は蛍光増白剤をプライマー溶液に添加して塗布を更に良好に制御す ることができる。この場合に、溶媒を蒸発した後のプライマーの存在は、色のコ ントラスト又は適当な光−電子的測定法、例えば蛍光トレーサー又はUVランプ により検出することができる。
本発明は、一般式Iで示される少なくとも一つのイミダゾール誘導体を、ポリエ チレン若しくはポリプロピレン等のポリオレフィン、フッ素含有ポリマー又は熱 可塑性ゴムの連結部材用のプライマーとして使用することに関するのみでなく、 プライマー自体、即ち、一般式■で示される少なくとも一つのイミダゾール誘導 体及び室温で蒸発する極性有機溶媒を含む組成にも関する。
本発明は、プライマーに加えて、シアノアクリレート接着剤をも含む合成物質か らなる連結部材を接着するための結合製品にも関する。
本発明は、一般式Iで示されるイミダゾール誘導体を使用して、シアノアクリレ ート接着剤で、合成物質からなる連結すべき部材を結合する方法に関する。
以下、本発明を、好適な実施態様例に基づいて説明する。
本発明において使用しうる種々のイミダゾール化合物を、アセトン、エタノール 、プロパツール及びエタノール/酢酸エチル= 1 / 1 (v/v)混合物 からなる群から選択した溶媒中に溶解した。一般に、30分間振盪して均質な溶 液を調製することができた。各勧賞の10100X25X3の大きさの試験片を 溶液中に浸漬した。使用したプラスチックは、ポリエチレン(トロビドゥール( Trovidur) P E ;商標、無着色)、ポリプロピレン(トロビドゥ ールPP;商標、無着色)、ポリテトラフルオロエチレン(ホスタフロン(Ho staflon)TF :商標)及びポリオキシメチレン(デルリン(DELR IN) :商標)であった。試験片を取り出した後、一般に約5〜15分間放置 して溶媒を蒸発させた。次いで、前処理した試験片を、エチルシアノアクリレー トベースの市販のシアノアクリレート接着剤(ジコメット(Sicomet)8 300 :商標、ソー)ヒエルーヴエルケ(Sichel−ferke)Gmb H製品、ドイツ連邦共和国ハノーバー)で接着した。2〜3滴の接着剤を前処理 した表面に塗布した後数秒以内に、同様にプライマーで処理した第2の試験片を 静かに滑動させて該接着剤を完全に配置させた。接着した直後の連結部材を必要 な範囲で正確に整合させた後、固定装置を使用して60分間圧着した。わずかな 表面不均一性があるが、以上のようにして0.01〜0.11厚の好適な接着フ ィルムを形成した。
実際に必要とされた接触圧を、一般に数秒間から数分間だけ適用した。
次のイミダゾール誘導体を試験した。
A:1−ベンジル−2〜メチルイミダゾールB : N、 N’−カルボニルジ イミダゾールC81−ベンジルイミダゾール 1:2−フェニル−2−イミダシリン 21−ヒドロキシエチル−2−フェニル−2−イミダシリン32−ベンシル−2 −イミダシリン 4 : 3−(4,5−ジヒドロイミダゾール−1〜イル)−プロピルトリエト キンシラン5・3−(2−イミダシリン−1−イル)−プロピルトリエトキシシ ランプライマー溶液及び接着剤を上述のように塗布して室温で接着した後、結合 した試験片を20℃で24時間保存し、次にヴオルベルト(folpert)  T Z M試験機にて、接着の引張剪断強度をクロスヘッドスピード100mm /分(POMの場合には25ル/分)で測定した。次の表1に示す数値は、各5 回ずつ測定した平均値である。
a)プライマーのアセトン溶液 A O,56,25,32,5 B O,24,16,23,0 B O,53,54,On、d、” CO,24,84,5n、d、” CO,56,85,72,3 10、57,26,54,0 11,06,76,03,6 b)プライマーのエタノール/酢酸エチル溶液(1: 1)1 0.2 5.9  6.8 n、d、 6,51 0.5 7.2 7.4 n、d、 7.12  0.5 3.5 2.1 n、d、 n、d。
3 0.1 5.8(4,9) 6.2(5,0) n、d、 5.83 0. 2 6.0(5,2) 7.4(6,2) n、d、6.43 0.5 4.9 (4,7) 5.2(5,5) n、d、 n、d。
4 0.2 2.1 3.5 n、d、 n、d。
4 0.35 2.3 4.6 n、d、 n、d。
5 0.2 n、d、 5.8 n、d、n、d。
比較例 0 0.2 0.1 0 0.41) ポリエチレン/ポリエチレン 2) ポリプロピレン/ポリプロピレン3) ポリテトラフルオロエチレン/ポ リテトラフルオロエチレン4) ポリオキシメチレン/ポリオキシメチレン5′  測定せず 前処理後及び接着後の保存時間の効果は、他の一連の試験で調べた。そのために 、試験片を上述のプライマー溶液に浸漬して種々の時間で保存し、上述のように 接着させた。エタノール/酢酸エチル(=1/1)溶媒中のイミダシリン誘導体 の濃度を0.2重量%及び0.5重量%とした。接着後24時間保存して引張剪 断強度を測定した。得られた結果を次の表2に示す。
表2 プライ 溶液濃度 蒸発時間 引 張 剪 断 強 度マー (重量%) (分 ) (N/II+!すPE/PE PP/PP 1 0、2 5 6.8 6.4 1 0.2 60 6.4 6.0 1 0、5 5 7.2 6.5 1 0.5 60 6.4 6.4 1 0.5 480 5.8 6.7 1 0、5 1440 5.3 6.01 0.5 2880 5.1 6.3 1 0、5 4320 5.2 6.1A 0.5 5 6.5 7.2 A O,5605,87,0 A O,54804,86,5 A O,514403,55,6 A 0.5 2880 3.1 5.4A O,543202,75,0 CO,556,05,9 CO,5605,56,8 CO,54804,75,7 C0,514403,64,3 他の一連の試験において、試験片をプライマー溶液に浸漬し、1C分間放置して 溶媒を蒸発させ、上述のように接着して種々の時間で保存した。その後、結合の 引張剪断強度を上述のようにして測定した。得られた結果を次の表3に示す。
表3 プライ アセトン 接着時間 引 張 剪 断 強 度マー 溶液濃度 (時間 ) (N/+Il!”)PE/PE PP/PP PTFE/PTFE1 0. 5 8 5.5 4.5 2.81 0.5 24 7.2 6.5 4.01  0.5 168 7.5 6.74.0比較例 −1680,10,10,1 使用した溶媒の影響を他の試験で調べた。そのために、プライマーをエタノール 及び2−プロパツールに溶解した。試験片を溶液に浸漬した。10分の蒸発時間 の後、試験片を上述のように結合させ、24時間保存後に引張剪断強度を測定し た。得られた結果を表4に示す。
表4 プライ 溶 媒 濃度 引張剪断強度 マー (重量%) (N/龍り PE/PE PP/PP 1 エタノール 0.2 6.8 6.01 エタノール 0.57.36.7 1 2−プロパツール 0.2 6.1 5.71 2−プロパツール 0.5  6.4 6.0更に、熱可塑性エラストマーの結合における効果を評価するた めに、市販の熱可塑性ゴム(サントプレン101−64;商標、モンサンド(l lonsanto)製、グルービンーラ・ニューブ(Gluvin−La Ne uve)、ベルギー)を使用した。この物質は、加硫ゴムの弾性特性及び熱可塑 性物質の簡単な処理特性を有している。プライマーによる前処理なしで、先に述 べた市販のシアノアクリレート接着剤で接着した1100X10X3+++の試 験片は、非常に弱い接着性に相当する約0.IN/w2だけの引張剪断強度を示 した。この試験ではプライマー溶液を再度プランで塗布した。
前処理の後、試験片を10分、60分又は180分間放置して溶媒を蒸発させた 後に接着させた。結果を表5に示す。
表5 プライ 溶 媒 濃度 蒸発時間 引張剪断強度マー (重量%) (N/mm ”) A アセトン 0.5 10 0.88Cアセトン 0.5 10 > 1本 1 アセトン 0.2 10 >1本 1 アセトン 領5 10 >1本 1 アセトン 0.5 60 >1本 1 エタノール 0.2 10 >1本1 エタノール 0.5 60 >1本 1 エタノール 0.5 180 >1本本接着部に数cm隣接する部分で材料 破壊従って、本発明で使用するプライマーにより、熱可塑性エラストマーの結合 強度を数倍向上することができた。
市販の製品及び構造的に近似する公知の製品を使用する比較試験これまでに公知 であるプライマーの本質的な欠点は、塗布後比較的素早くその活性が消失するこ とである。該プライマーで前処理して溶媒を蒸発させた後、結合する部材を比較 的素早くシアノアクリレート接着剤で接着しなければならない。
連続する組豆工程において、この活性が早(消失することは、プライマー塗布後 の停止時間や中断が長くなったりする場合に接着性能の明らかな減少をもたらす 。
次の溶液を比較用として使用した。
1、)1.8−ジアザビシクロ−[5,4,0]−ウンデカ−7−エン1、1. 2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ−エタン(F113)中に0.5重 量% PCT国際公開第88/10289号参照2、)1−ビニルイミダゾール エタノール/酢酸エチル(1: 1)中に0,5重量%ケミカルアブストラクト 106 : 197637z、 197638a(1987)参照溶液の調製、 前処理及び結合は上述したように行った。
プライマーの塗布と結合の間の保存時間(=蒸発時間)とは無関係に測定した引 張剪断強度を表6に示す。これは表2と比較することができる。
比較試験は、PCT国際公開第88/10289号の好適なプライマーが、ポリ エチレンへの接着前では1時間以上の蒸発時間をおいた場合でのみ、そしてポリ プロピレンへの接着前では8時間以上の蒸発時間をおいた場合に、かなり著しい 活性の低下を受けることを示す。
l−ビニルイミダゾールは、プライマーの効果に関して好ましくはない。ポリエ チレンは蒸発後即座に接着させなければならない。前処理したプラスチックを5 分間でもおいた後では、接着剤の硬化後に得られる強度は非常に弱い。
ポリプロピレンの場合には多少は好適である。しかし、1時間保存後では、所望 する硬化はもはや得られない。
本発明の活性物質は、公知のプライマーを越える大きな向上を示す。これは特に 、本発明のプライマーの2−フェニル−2−イミダシリンが該当する。これは、 72時間(4320分)後でさえも、ポリエチレンに対して5N/m■2を越え る高い強度を示す。ポリプロピレンに対しては、試験片を前処理して72時間保 存した後に得られる強度は、初期のデータ(6N/+u”を越える)からほとん ど変化がない。
比較用 接着時間 引 張 剪 断 強 度溶液 (時間) (N/龍り 1 2880 0.9 1.5 2 480 0、6 0.6 2 1440 0.4 0.4 11PE/PE=ポリエチレン/ポリエチレン”PP/PP=ポリプロピレン/ ポリプロピレン日本国特開平第02−45572号で特に言及されているプライ マー、即ちイミダゾールを他の比較試験に使用した。アセトン中0.5重量%溶 液をPE、PP及びPTFEの試験片に塗布した。15分後翼媒を蒸発させた。
その後の処理の詳細な点は第8及び9頁に見ることができる。次の引張剪断強度 (N/I11!l”単位)が得られた。
P E/P Pは2.01 P P/P Pは2.5、及び PTFE/PTFEは1.5 表1に示した結果との比較により、強度は明らかに低減しており、即ちおよそ半 分程度に過ぎない値を示している。
要約書 ノアノアクリレート接着剤を使用して合成物質製の連結部材を接着するために使 用する結合物品であって、イミダゾール誘導体をプライマーとして含む。プライ マー塗布から接着剤塗布までの保存時間を延長し、同時に高い強度値を得ること ができる。更に、該プライマー自体及び接着方法に関する。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プライマーが、一般式I ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R1は、水素、HO基又は(アルキル−O)3Si基〔該アルキル基は 炭素数1〜4である〕、炭素数7〜10のアリールアルキル基又はイミダゾール −CO基であり、R2は、水素又は炭素数17までのアルキル、アリール若しく はアリールアルキル基であり、R1又はR2は芳香族性を有しており、Xは、− CH=CH− 又は −CR3R4−CR5R6− であって、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立して、炭素数1〜4個のア ルキル基又は炭素数17個までのアリールアルキル基である。〕で示される少な くとも一つのイミダゾール誘導体を含むことを特徴とする、シアノアクリレート 接着剤及びイミダゾール誘導体をプライマーとして含む合成物質製の連結部材接 着用の結合物品 2.Xが−CH=CH−であり、R1が炭素数7〜10のアリールアルキル基又 はイミダゾール−CO基であり、R2が水素又は炭素数1〜4のアルキル基であ る請求項1記載の結合製品。 3.R1がベンジル基であり、R2が水素又はメチル基である請求項2記載の結 合製品。 4.Xが−CR3R4−CR5R6−であり、R1が水素又はヒドロキシアルキ ル基であり、R2が炭素数17までのアリール基又はアリールアルキル基であり 、R3、R4、R5及びR6がそれぞれ独立して水素又は炭素数1〜4のアルキ ル基である請求項1記載の結合製品。 5.R1が水素又は、特にヒドロキシエチル基であり、R2がベンジル又はフェ ニル基であり、R3、R4、R5及びR6が水素である請求項4記載の結合製品 。 6.イミダゾール誘導体を、室温で蒸発する極性有機溶媒、特に炭素数3〜8の ケトン、炭素数1〜4のアルカノール及び、酢酸の炭素数1〜4のアルカノール とのエステルからなる群から選ばれてなる溶媒中に溶解又は懸濁させることを特 徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の結合製品。 7.イミダゾール誘導体が0.001〜5.0重量%、特に0.05〜2.0重 量%である請求項1〜6のいずれかに記載の結合製品。 8.請求項1〜7のいずれかに記載した一般式Iで示される少なくとも一つのイ ミダゾール誘導体を、室温で蒸発する極性有機溶媒中に含む合成物質製の連結部 材接着用のプライマー。 9.請求項1〜7のいずれかに記載した少なくとも一つのイミダゾール誘導体を 使用して、最初にイミダゾール誘導体を、次いでシアノアクリレート接着剤を結 合すべき表面に塗布する合成物質製の連結部材の接着方法。 10.請求項3又は5記載のイミダゾール誘導体を使用することを特徴とする請 求項9記載の方法。 11.室温で蒸発する極性有機溶媒、特に炭素数3〜8のケトン、炭素数1〜4 のアルカノール及び、酢酸の炭素数1〜4のアルカノールとのエステルからなる 群から選ばれてなる溶媒を使用し、イミダゾール誘導体を該溶媒の溶液として適 用する請求項9又は10記載の方法。 12.イミダゾール誘導体を、0.001〜5.0重量%溶液、特に0.05〜 2.0重量%の溶液の形態で適用する請求項9〜11のいずれかに記載の方法。 13.ポリオキシメチレン、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィ ン、フッ素含有ポリマー又はシリコーンゴムを包含する熱可塑性ゴムからなる連 結部材を接着するための、請求項1〜7のいずれかに記載した一般式Iで示され る少なくとも一つのイミダゾール誘導体のプライマーとしての使用。
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