JPH05505324A - 反転運動型のジッパのプロフィール及びそのためのスライダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 反転運動型のジッパのプロフィール及びそのためのスライダ本発明は、熱可塑性 樹脂製のバッグに特に適する、スライダを有する再閉止可能なプラスチック類の ファスナに関し、特に、最初に底部を一緒に押圧し、次に頂部に向かって反転さ せることにより極めて容易に閉止する転勤運動型のジッパのプロフィールに関す る。

スライダすなわち滑り子を有するジッパは、商業的には幾つかの形態で形成され る。衣類に用いられる最も一般的な形態は、相互に噛み合う歯を有している。

これらの歯は金属又はプラスチックで形成することができる。他のタイプのプラ スチック類のジッパは、相互に噛み合って再閉止可能なリブ及び溝の要素の形態 の雄型及び雌型の一対のファスナ要素を備えると共に、上記リブ及び溝要素を開 閉するためのスライダを備えている。熱可塑性樹脂フィルム製のバッグの製造に おいては、上記雄型及び雌型の一対のファスナ要素がバッグの口状部に沿って伸 長し、上記雄型及び雌型の要素は、熱可塑性樹脂フィルム製のバッグの可撓性を 有する壁部に適宜な態様で固定されるようになされている。上記要素を、上述の 如き壁部と一体になった周縁部分とすることができ、あるいは、上記要素を、別 個に押し出し成形し、その後バッグの口状部に沿って上記壁部に取り付けること ができる。熱可塑性樹脂フィルムに上述の如きファスナを連続的に設ける方法が 、米国特許第３．４６２．３３２号に開示されている。

再閉止可能なファスナを開閉するためのスライダは、実質的にＵ字形状であって 、長平方向のアセンブリ又は相対的な横方向の操作体によって、ファスナすなわ ちジッパと組み立てられるようになされている。組立が相対的な横方向の操作体 によって行われる場合には、スライダは通常、半硬質プラスチックから成形され 、該スライダの側壁部は十分な屈曲性を有しており、これにより、スライダの側 壁部の終端部分が広がって離れ、相互に噛み合ったリブ及び溝の要素を受け入れ ることを可能にするだけの十分な可撓性を与え、従って、相対的な横方向の運動 によりスライダをジッパと組み立てることが可能となる。スライダが、金属ダイ カストあるいは［１”ｌｉプラスチックから形成される場合には、スライダの横 方向の組立運動を可能とするためには、プラスチック環のジッパ要素の弾性変形 に依存する必要がある。そのようなアセンブリは、組立の間に、相互に噛み合う リブ及び溝の要素にｔＨ傷を与えることがあり、幾分遺憾なものである。スライ ダをプラスチック環の再閉止可能なファスナと組み立てる例は、米国特許第３． 　４２６゜３９６号、第３，６６０．８７５号、第３．７１３．９２３号、第３ ．７９０゜９９２号、及び第３，８０６．９９８号に開示されている。連続的に 噛み合う３乃至それ以上のリブ及び溝の要素を有するタイプの可撓性のプラスチ ック環のジッパは、米国特許第４，１９９．８４５号に開示されている。この米 国特許においては、各々のトラックの別個のリブ及び溝を１つづつ順に閉じ、こ れにより、同様な手順に従う必要のある次のトラックの前に、各々のトラックが 相互に噛み合う十分な余裕を有するようにする方法が用いられている。スライダ は角度の付いたすなわち曲がったバーを備え、このバーは、各々のストリップの 一方の側部から他方の側部へ向かってリブ及び溝を１つづつ順に変形させ、これ らリブ及び溝を相互に噛み合わせる。

スライダを有する他の商業的なプラスチック環のジッパは、ニューヨーク州ニュ ーヨークのバロン・インダストリーズ（Ｂａｒｏｎ　Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ）、 及びフランス国エノンビル（ＨｅｎｏｎｖｉｌＬｅ）のフレキシコ・フランス（ Ｆｌｅｘｉｃｏ　Ｆｒａｎｃｅ）によって製造されており、また幾つかは、ニュ ージャージ州リントバースト（Ｌｙｎｄｈｕｒｓｔ）のＹＫＫによって日本から 輸入されている。これら総てのジッパは、同様なプロフィール、すなわち相互に 噛み合ってジッパを閉じた状態に維持するようになされた２対のフック形状の要 素を用いている。そのプロフィールは、通常のプラスチック環のジッパと同様に 、直線的にプレス加工されている。上記ジッパを開くと、このジッパは、スライ ダの分離タブによって分離されて直線的に開く。

プラスチック環のスライダをプラスチック環の再閉止可能なファスナと組み立て る方法が、本件出願と同時に出願された［スナップ式に一体になる多部分プラス チック環のスライダを再閉止可能なプラスチック環のファスナと組み立てる方法 」と題する本発明者の関連出願（代理人書類番号５１５５）に開示されている。

プラスチック環のスライダをプラスチック環の再閉止可能なファスナと組み立て る他の方法が、本件出願と同時に出願され［超音波溶接によって多部分プラスチ ック環のスライダをプラスチック環の再閉止可能なファスナと組み立てる方法」 と題する本発明者の関連出願（代理人書類番号５１５４）に開示されている。ス ライダを有する漏洩防止型のプラスチック環のジッパが、エフ・ジエイ・ハリン グトン（Ｆ、　Ｊ、　ｆｌａｒｒｉｏｇｔｏｎ）及びイー・エイ・セントフィリ ププス（Ｅ、　Ａ、　Ｓｔ、　Ｐｈ１ｌ−１ｉｐｓ）の本件出願と同時に出願さ れた「スライダを有する漏洩防止型のジッパ」と題する関連出願（代理人書類番 号５５３７）に開示されている。再閉止可能なプラスチック環のファスナ用の折 り畳み可能なプラスチック環のスライダが、本件出願と同時に出願された［折り 畳み可能なプラスチック環のスライダ及び再閉止可能なプラスチック環のファス ナと組み立てる方法」と題するハリングトン（Ｆ、　Ｊ、　Ｈａｒｒｉｎｇｔｏ ｎ）及びゴンカロブス（＾、　Ｇｏｎｃａｒｏｖｓ）の関連出願（代理人書類番 号５５３９）に開示されている。他の折り畳み可能なプラスチック環のスライダ が、本件出願と同時に出願された「ガルウィング型ジッパスライダ」と題する本 発明者の関連出願（代理人書類番号５５４０）に開示されている。上述の総ての 関連出願及び本件出願は、同一の譲受人に譲渡されている。

本発明の１つの目的は、ジッパに沿ってスライダを通過させることによりジッパ が開閉されるように、プラスチック環のバッグの各壁部の頂縁部に沿って設けら れるプラスチック環のジッパのプロフィールを提供することである。プラスチッ ク環のジッパのプロフィールの断面形状は、最初に底部を押圧し、次に頂部に向 かって反転させて閉じることによって容易に閉じることのできるような形状であ る。スライダは、上述の態様で該プロフィール上で作動するような構造になされ 、底部を互いに押圧しながら頂部を開放した状態に保持し、次にスライダを通過 させることによって頂部を互いに押圧する。

本発明は、スライダを有する再閉止可能なプラスチック環のファスナに関し、こ のファスナは、長手方向に伸長する分離可能なプラスチック環の手段を有する可 撓性の一対のプラスチック環のストリップを備え、上記プラスチック環の手段が 、互いに噛み合う雄型及び雌型の再閉止可能なプロフィール要素をそれぞれのス トリップ上に有しており、上記ストリップが、これらストリップの長平方向に沿 って上記雄型及び雌型の要素に平行に伸長する輪郭付きのトラックを備えるよう な、熱可塑性樹脂製のバッグ及びこれと同等のものに特に適している。雄型及び 雌型の要素は補完的な断面形状を有し、最初にこれら要素の底部を互いに押圧し 、次にこれら要素をその頂部に向かって閉止位置へ反転させることによって、上 記要素は閉じられる。再閉止可能なファスナ要素を開閉するためのストラドル型 のスライダがトラックに設けられており、このスライダは逆Ｕ字形状のプラスチ ック環の部材を備えており、該部材は、上記トラックの旧縁部に沿って移動する ための後部と、上記トラックと協働するために上記後部から垂下し、スライダの 開放端部から閉止端部まで伸長する側壁部とを有している。側壁部は、上記閉止 端部におけるよりも上記開放端部において、より大きな間隔を有している。分離 フィンガが、上記側壁部の間で上記後部から垂下し、上記トラックの間に挿入さ れる。分離フィンガは、その長さの全体に亙って、最初に雄型及び雌型の要素の 頂部を開放した状態に維持し、一方スライダが、最初に上記要素の底部を互いに 押圧し、次に、スライダが閉止方向に移動する間に、上記要素の頂部を互いに押 圧することを可能とするような形状になされている。スライダには、側壁部から 内方に突出する肩部が設けられており、これら肩部はその全体に亙って、上記垂 下する分離フィンガと協働し、再閉止可能な相互に噛み合う雄型及び雌型のプロ フィール要素を開閉する際の反転運動を生ずるような形状になされている。

更に本発明によれば、可撓性を有しプラスチック環の連続的な第１及び第２のス トリップを閉止した関係に互いに押圧するための閉止スライダが提供され、上記 ストリップは、それぞれのストリップ上を長平方向に伸長する再閉止可能な相互 に噛み合う雄型及び雌型のプロフィール要素を備えており、上記ストリップは、 これらストリップの長さに沿って上記雄型及び雌型の要素に平行に伸長する輪郭 を付されたトラックを備えている。雄型及び雌型の要素は補完的なの断面形状を 有しており、これにより、上記要素の底部を押圧し、次に該要素をその頂部に向 かって閉止位置へ反転させることにより、上記要素は閉止される。閉止スライダ は、再閉止可能なファスナ要素を開閉するためにトラックに設けられたストラド ル型のスライダを備えており、このスライダは逆Ｕ字形状のプラスチック環の部 材を備えており、該部材は、上記トラックの頂縁部に沿って移動するための後部 と、上記トラックと協働するために上記後部から垂下し、スライダの開放端部か ら閉止端部まで伸長する側壁部とを有している。側壁部は、上記閉止端部におけ るよりも上記開放端部において、より大きな間隔を有している。分離フィンガが 、上記側壁部の間で上記後部から垂下し、上記トラックの間に挿入される。分離 フィンガは、その長さの全体に亙って、最初に雄型及び雌型の要素の頂部を開放 した状態に維持し、一方スライダが、最初に上記で素の底部を互いに押圧し、次 に、スライダが閉止方向に移動する間に、上記要素の頂部を互いに押圧すること を可能とするような形状になされている。スライダは、側壁部から内方に突出す る肩部を備えており、これら肩部はその全体に亙って、上記垂下する分離フィン ガと協働し、再閉止可能な相互に噛み合う雄型及び雌型のプロフィール要素を開 閉する際の反転運動を生ずるような形状になされている。

本発明の別の観点によれば、可撓性を有するプラスチック環の一対のストリップ を備え、これらストリップの長さに沿って伸長し、それぞれのストリップに設け られて相互に噛み合う再閉止可能なリブ及び溝のプロフィール要素を有する分離 可能なファスナ手段を備えた再閉止可能なファスナをスライダで閉止する方法が 提供される。上記ストリップは、これらストリップの長手方向に沿って上記リブ 及び溝の要素に平行に伸長するプロフィールトラックを備え、上記リブ及び溝の 要素は補完的な断面形状を有している。再閉止可能なファスナ要素を開閉するた めのストラドル型のスライダが上記トラックに設けられ、上記スライダは、上記 トラックの頂縁部に沿って移動するための後部を有する逆Ｕ字形状のプラスチッ ク環の部材を備えると共に、上記トラックと協働するように上記後部から垂下し 、スライダの開放端部から閉止端部まで伸長する側壁部を備えており、上記側壁 部は、上記開放端部において上記閉止端部におけるよりもより大きな間隔を有し ている。分離フィンガが側壁部の間で上記後部から垂下し、上記トラックの間に 挿入される。本方法は、上記分離フィンガを上記トラックの間に挿入させた状態 で、上記リブ及び溝の要素の頂部を開放した状態に維持し、一方最初は上記スラ イダで上記要素の底部を互いに押圧する段階と、次に、スライダが閉止方向へ移 動する間に、上記スライダで上記要素の頂部を互いに押圧する段階と、これと同 時に、上記側壁部から内方に突出する肩部に上記ストリップを係合させ、これに より垂下する分離フィンガとｔｇ働して再閉止可能な相互に噛み合うリブ及び溝 のプロフィール要素を開閉する際の反転作用を生じさせる段階とを備える。

本発明の他の目的及び利点は、添付の図面に関連する以下の本発明の詳細な説明 から明らかとなろう。

図１は、本発明に従って、バッグの旧縁部に設けられるプラスチック製の再閉止 可能なファスナ上に組み立てられたプラスチック製のスライダを有するプラスチ ック製のスライダを有する熱可塑性樹脂製のバッグあるいはこれと同等物の斜視 図である。

図２は、図１に示すスライダを拡大して示す平面図である。

図３は、図２に示すスライダの底面図である。

図４は、プラスチック製のジッパのプロフィール要素を含めて図３の＄１４−４ に沿って示す断面図である。

図５は、プラスチック製のジッパのプロフィール要素を含めて図３の！１５−５ に沿って示す断面図である。

図６は、プラスチック製のジッパのプロフィール要素を含めて図３の線６−６に 沿って示す断面図である。

図７は、プラスチック製のジッパのプロフィール要素を含めて図３の線７−７に 沿って示す断面図である。

図８は、スライダを有する再閉止可能なファスナをスライダの開放端部から見た 拡大斜視図であって、図面を明瞭にするために雌型のプロフィール要素の一部を 破断しである。

図１を参照すると、本発明を具体化するプラスチック製のスライダ１０と、輪郭 が付されたプラスチック製の再閉止可能なファスナすなわちジッパが示されてい る。スライダ１０及びジッパ１１は、熱可塑性樹脂製のバッグ及びこれと同等物 に特に適しており、スライダ１０は、熱可塑性樹脂製のバッグＢの頂縁部すなわ ち口状部に設けられたジッパ１１に装着された状態で、図１及び図２に示されて いる。バッグＢは、例えばポリエチレン、ポリプロピレンあるいはこれらと同等 な材料等の、適宜な熱可塑性樹脂フィルムから形成することができる。バッグＢ は、可撓性を有するプラスチック製の一対のシート１２．１３によって形成され ており、これらシートは、可撓性を有するプラスチック製の一対のストリップ１ ４．１５を有する頂縁部を備えており、上記ストリップは、これらストリップの 長平方向に沿って伸長するプラスチック製の分離可能な手段を有しており、該分 離可能な手段は、それぞれのストリップに設けられるリブ及び溝の要素１６．１ ７の形態の雄型及び雌型の相互に噛み合う再閉止可能なプロフィール要素を備え ている。ストリップ１４．１５は、別個に押し出し成形し、バッグの口状部のそ れぞれの側部に取り付けるか、あるいは、ストリップ１４．１５は、バッグの口 状部の側部と一体に押し出し成形することができる。ストリップ１４．１５は、 その長手方向に沿ってリブ及び溝の要素１６．１７と平行に伸長する輪郭を付さ れたトラック１８．１９を備えており、上記リブ及び溝の要素１６．１７は、補 完的な横断面形状を有しており、従って、最初に各々の要素の底部を押圧し、次 にその頂部に向かって各要素を閉位置へ反転させることによって、上記要素は閉 止される。リブ要素１６は、フック型の形状を有しており、ストリップ１４の内 側面から突出している。溝要素１７は、ストリップ１５の内側面から伸長するフ ック形状の突出部１７ａと、比較的直線的な突出部１７ｂとを備えている。輪郭 を付されたトラック１８．１９は、それぞれのストリップ１４．１５から互いに 向かって内方に傾斜している。この状態は、図４乃至図７を参照することにより 最も良く分かる。

図４から分かるように、ジッパの開位置においては、可撓性を有するプラスチッ ク製のストリップ１４．１５は、それぞれのストリップの相互に噛み合う再閉止 可能なリブ及び溝のプロフィール要素１６．１７と同様に、相互に分離されてい る。各々のストリップ１４．１５は、これらストリップの長手方向に沿ってリブ 及び溝の要素１６．１７に平行に伸長するプロフィールトラック１８．１９の一 方を備えている。リブ及び溝の要素［６、［７は、補完的な断面形状を有してお り、これにより、図５に示すように最初に各要素の底部を互いに押圧し、次に図 ６及び図７に示すようにその頂部に向かって各要素を閉位置へ反転させることに よって、上記要素は閉止される。ローラ掛は作用はスライダ１０によって行われ 、このスライダは、トラック１８．１９を跨いでおり、下に説明するように、再 閉止可能なファスナのリブ及び溝の要素１６．１７を開閉するようになされてい る。

トラックを跨ぐスライダすなわちストラドル・スライダ１０は逆Ｕ字形状のプラ スチック製の部材を備えており、該部材は、トラック１８．１９の旧縁部に沿っ て移動するための後部２０と、上記トラックと協働するように該後部から垂下し 、スライダの開放端部１０ａから閉止端部１０ｂまで伸長する側壁部２１．２２ とを有している。図４及び図７から分かるように、側壁部２１．２２の間の間隔 は、閉止端部１０ｂにおけるよりも開放端部１０ａにおける方が大きい。分離フ ィンガ２３が、側壁部２１．２２の間で後部２０から垂下しており、傾斜したト ラック１８．１９の間に挿入されている。図３乃至図７から分かるように、分離 フィンガ２３はその長さ全体に亙って、最初にリブ及び溝の要素１６．１７の頂 部を開放した状態に保持するような形状になされており、一方スライダは、最初 に各要素の底部を互いに押圧しく図５）、次に、スライダが閉止方向に移動する 際に（図６及び図７）、スライダ１０が各要素１６．１７の頂部を互いに押圧す ることを可能とする。スライダ１０は、垂下する側壁部２１．２２から内方に突 出する肩部２１ａ、２２ａを有しており、これら肩部はその長さ全体に亙って、 垂下する分離フィンガ２３と協働し、相互に噛み合う再閉止可能なリブ及び溝の プロフィール要素１６．１７を開閉する際のローラ掛は作用を生ずるような形状 になされている。図３から分かるように、フィンガ２３の長平方向の軸線は、肩 部２１ａ、２２ａの間の間隔の軸線に関して変位している。肩部２１　ａ、　２ ２　ａは、これら肩部の長さのかなりの部分に亙って互いに平行であり、スライ ダの閉止端部まで伸長している。肩部２１ａ、２２ａは異なった厚みを有してお り、従ってリブ及び溝の要素１６．１７に関して異なった高さを有している。垂 下する分離フィンガ２３及び突出する肩部２１ａ、２２ａの変化する形状は図２ 乃至図８に最も良く示されている。

図３及び図５から分かるように、フィンガ２３は、スライダの開放端部１０ａ付 近においてより幅の広い断面を有しており、この断面は、傾斜したトラック１８ ．１９に係合してこれらトラックを引き離して直線化し、一方肩部２２ａ、２１ ａは、ストリップ１４．１５を押圧して互いに接近させる。これにより、リブ１ ６がフック形状の突出部Ｌ７ａの上方かつ直線的な突出部１７ｂの下方に移動す る。肩部２２ａは不均一な幅を有しており、図５においては図４におけるよりも 、より大きな距離だけ内方に突出していることが分かろう。これにより、肩部２ ２ａが、ストリップ１４に接続されているリブ１６の基部の反対側のストリップ １４に係合する。肩部２１ａも同様に不均一な幅を有しており、ｒｙＪ５におい ては図４におけるよりも、より大きな距離だけ内方に突出しかつ溝要素１７のフ ック形状の突出部１７ａの下方に位置している。これにより、溝要素１７が、フ ィンガ２３の作用によって外方へ反転することが可能となり、従って、リブ１６ は、突出部１７ａ、１７ｂの間で溝１７に入ることができる。図６から分かるよ うに、側壁部２１．２２の間の間隔は図５におけるよりも小さく、またフィンガ ２３はより狭い断面を有しており、これにより、トラック１８．１９を互いに向 けて動かし、リブ１６を反転させて突出部１７ａ、１７ｂの間で溝１７の中に入 れることが可能となる。スライダ１０が図７に示すようにスライダの閉止端部１ ０ｂにある位置まで移動するさ、リブ１６は溝１７の中に完全に挿入されてしま う。図７においては、側壁部２１．２２の間の間隔は図６におけるよりも小さい ことが分かり、またフィンガ２３の断面も図６におけるよりも小さく、これによ り、再閉止可能なファスナは完全に閉止される。スライダ１０は、上述の関連出 願に開示されるように、多部分から構成しこれら部分を超音波溶接することによ り形成するか、あるいは、上述の関連出願（代理人書類番号５１５４）に開示さ れるように、上記部品を互いにスナップ式に嵌着するように構成することができ る。また、スライダ１０は、上述の関連出願（代理人書類番号５５３９及び５５ ４０）に開示される折り畳み可能なプラスチック製のスライダのように、一部片 構造とすることもできる。

本明細書に開示されかつ請求の範囲に記載されたスライダ作動型のシブバは、ス ライダによってのみ閉止され、手の圧力によっては直接的に閉止されないので、 ジッパを手で容易に閉止するようにする必要はない。従って、新規なジッパは、 スライダの運動を容易にするように、また、ジッパのリブ及び溝の要素１６．１ ７が容易かつ直接的に相互に嵌合されることに関係なく、力を維持するように設 計されている。この望ましい結果は、ジッパを開閉する際に利用される反転運動 に起因するものである。ジッパの断面形状は、最初にその底部を互いに押圧し、 次にその頂部に向かって底部を反転させることにより、極めて容易に閉止するこ とができるような形状である。この新規なスライダは、上述の態様でジフパブロ フィールに作用し、底部を互いに押圧している間には頂部を開放した状態に保持 し、次にスライダが通過する間に頂部を押圧するような形状になされている。

ＦＩＧ、　３ 要約書 新規なジッパプロフィールか開示され、ジッパの断面形状は、最初に底部を互い に押圧し、次に底部を反転させて頂部に向かって閉１１：させることによって、 極めて容易に閉止することができるようになされている。新規なスライダは、こ のようにしてジッパプロフィールに作用し、スライダが底部を互いに押圧してい る間には頂部を開放した状態に保持し、次にスライダが通過する際に頂部を互い に押圧するような形状になされている。

国際調査報告

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．熱可塑性樹脂製の袋状体等に特に適した、スライダ付きのプラスチック製の 再閉止可能なファスナにおいて、その長さに沿って伸長する分離可能なファスナ 手段を具備する一対の可撓性を有するプラスチック製のストリップを備え、前記 分離可能なファスナ手段は、それぞれのストリップに設けられ、相互に噛み合い 再閉止可能な雄型及び雌型のプロフィール要素を備え、前記ストリップは、これ らストリップの長さに沿って前記雄型及び雌型の要素に平行に伸長する輪郭を付 されたトラックを有し、前記雄型及び雌型の要素は補完的な断面形状を有してお り、これにより、最初に各要素の底部を互いに抑圧し、次に該要素をその頂部に 向かって閉位置へ反転させることにより、前記雄型及び雌型の要素は閉止され、 また、当該ファスナは、前記再閉止可能なファスナ要素を開閉するためのストラ ドル型のスライダを前記トラック上に備えており、前記ストラドル型のスライダ は、逆Ｕ字形状のプラスチック製の部材を備え、該部材は、前記トラックの頂縁 部に沿って移動するための後部と、前記トラックと協働するために前記後部から 垂下すると共に開放端部から閉止端部まで伸長する側壁部とを有しており、これ ら側壁部は、前記閉止端部におけるよりも前記開放端部においてより大きな間隔 を有しており、前記部材はまた、前記側壁部の間で前記後部から垂下し前記トラ ックの間に挿入される分離フィンガを有しており、前記分離フィンガはその長さ 全体に亙って、最初は前記雄型及び雌型の要素の頂部を開放した状態に保持し、 一方前記スライダが最初に前記要素の底部を互いに押圧し、次に、前記スライダ が、該スライダが閉止方向に移動する間に、前記要素の頂部を互いに押圧するこ とができるような形状になされており、前記スライダは、前記垂下する側壁部か ら内方に突出する肩部を有しており、これら肩部はその長さ全体に亙って、前記 垂下する分離フィンガと協働し、前記相互に噛み合う再閉止可能な雄型及び雌型 のプロフィール要素を開閉する際の反転作用を生ずるような形状になされている ことを特徴とする再閉止可能なプラスチック製のファスナ。
2. ２．請求項１のスライダ付きの再閉止可能なプラスチック製のファスナにおいて 、前記トラックの前記頂縁部は、前記分離フィンガに係合するように該トラック の残りの部分よりも互いに接近していることを特徴とする再閉止可能なプラスチ ック製のファスナ。
3. ３．請求項２のスライダ付きの再閉止可能なプラスチック製のファスナにおいて 、前記トラックは、その頂縁部において互いに向かって内方に傾斜していること を特徴とする再閉止可能なプラスチック表のファスナ。
4. ４．請求項１のスライダ付きの再閉止可能なプラスチック製のファスナにおいて 、前記分離フィンガは、前記スライダの前記開放端部から前記スライダの前記閉 止端部まで伸長する長手方向の軸線を有しており、前記側壁部に設けられる前記 肩部は、これら肩部のかなりの部分に亙って隔置された関係で互いに平行であり 、かつ前記スライダの前記閉止端部まで伸長しており、前記肩部の間の間隔の軸 線は、前記分離フィンガの前記長手方向の軸線から変位していることを特徴とす る再閉止可能なプラスチック製のファスナ。
5. ５．請求項４のスライダ付きの再閉止可能なプラスチック製のファスナにおいて 、前記各々の肩部は、その長さ全体に亙って不均一な幅を有していることを特徴 とする再閉止可能なプラスチック製のファスナ。
6. ６．熱可塑性樹脂製の袋状体の口状部を開閉するのに特に適したスライダ付きの 再閉止可能なプラスチック製のファスナにおいて、前記袋状体の口状部に沿って 伸長する分離可能なファスナ手段を備え、該ファスナ手段は、前記袋状体の口状 部のそれぞれの側部に設けられ、相互に噛み合う再閉止可能なリブ及び溝のプロ フィール要素と、前記袋状体の口状部のそれぞれの側部に沿って前記リブ及び溝 の要素に平行に伸長する輪郭を付されたトラックとを備え、前記リブ及び溝の要 素は補完的な断面形状を有しており、これにより、最初に各要素の底部を互いに 押圧し、次に該要素をその頂部に向かって閉位置へ反転させることにより、前記 リブ及び溝の要素は閉止され、また、当該ファスナは、前記再閉止可能なファス ナ要素を開閉するためのストラドル型のスライダを前記トラック上に備えており 、前記ストラドル型のスライダは、逆Ｕ字形状のプラスチック製の部材を備え、 該部材は、前記トラックの頂縁部に沿って移動するための後部と、前記トラック と協働するために前記後部から垂下すると共に開放端部から閉止端部まで伸長す る側壁部とを有しており、これら側壁部は、前記閉止端部におけるよりも前記開 放端部においてより大きな間隔を有しており、前記部材はまた、前記側壁部の間 で前記後部から垂下し前記トラックの間に挿入される分離フィンガを有しており 、前記分離フィンガはその長さ全体に亙って、最初は前記リブ及び溝の要素の頂 部を開放した状態に保持し、一方前記スライダが最初に前記要素の底部を互いに 抑圧し、次に、前記スライダが、該スライダが閉止方向に移動する間に、前記要 素の頂部を互いに押圧することができるような形状になされており、前記スライ ダは、前記垂下する側壁部から内方に突出する肩部を有しており、これら肩部は その長さ全体に亙って、前記垂下する分離フィンガと協働し、前記相互に噛み合 う再閉止可能なリブ及び溝のプロフィール要素を開閉する際の反転作用を生ずる ような形状になされていることを特徴とする再閉止可能なプラスチック製のファ スナ。
7. ７．スライダと共に用いられ、可塑性樹脂製の袋状体の口状部を開閉するのに特 に適した再閉止可能なプラスチック製のファスナにおいて、前記袋状体の口状部 に沿って伸長する分離可能なファスナ手段を備え、該ファスナ手段は、前記袋状 体の口状部のそれぞれの側部に設けられる相互に噛み合う再閉止可能なリブ及び 溝のプロフィール要素と、前記袋状体の口状部のそれぞれの側部に沿って前記リ ブ及び溝の要素に平行に伸長する輪郭を付されたトラックとを備え、前記リブ及 び溝の要素が補完的でな形状を有しており、これにより、最初に前記要素の底部 を互いに押圧し、次に前記要素をその頂部に向かって閉位置へ反転させることに よって、前記リブ及び溝の要素が閉止されることを特徴とする再閉止可能なプラ スチック製のファスナ。
8. ８．請求項７の再閉止可能なプラスチック製のファスナにおいて、前記溝要素が 、直線的な突出部及びフック形状の突出部を備え、前記リブ要素は、前記リブ及 び溝の要素をその閉止位置へ反転させる時に、前記フック形状の突出部の上方か つ前記直線的な突出部の下方で移動することを特徴とする再閉止可能なプラスチ ック製のファスナ。
9. ９．それぞれ長手方向に伸長する相互に噛み合う再閉止可能なリブ及び溝のプロ フィール要素を有する第１及び第２の可撓性のプラスチック製で連続的なファス ナストリップを互いに押圧して閉止した関係にするためのスライダにおいて、前 記ストリップは、これらストリップの長さに沿って前記リブ及び溝の要素に平行 に伸長する輪郭を付されたトラックを有し、前記リブ及び溝の要素は補完的な断 面形状を有しており、これにより、前記要素の底部を互いに押圧し、次に該要素 をその頂部に向かって閉位置に反転させることにより、前記要素は閉止され、前 記スライダは、前記トラックを跨いで前記再閉止可能なファスナ要素を閉止する ように構成され、前記スライダは、前記トラックの頂縁部に沿って移動するため の後部と、前記トラックと協働するために前記後部から垂下すると共に前記スラ イダの開放端部から閉止端部まで伸長する側壁部とを有する逆Ｕ字形状のプラス チック製の部材を備え、前記側壁部は、前記開放端部において前記閉止端部より も大きな間隔を有しており、また、前記部材は、前記トラックの間に挿入される ように前記側壁部の間で前記後部から垂下する分離フィンガを有し、前記分離フ ィンガはその長さ全体に亙って、最初は前記リブ及び溝の要素の頂部を開放した 状態に保持し、一方前記スライダが最初に前記要素の底部を互いに押圧し、次に 、前記スライダが、該スライダが閉止方向に移動する間に、前記要素の頂部を互 いに押圧することができるような形状になされており、前記スライダは、前記垂 下する側壁部から内方に突出する肩部を有しており、これら肩部はその長さ全体 に亙って、前記垂下する分離フィンガと協働し、前記相互に噛み合う再閉止可能 なリブ及び溝のプロフィール要素を開閉する際の反転作用を生ずるような形状に なされていることを特徴とするスライダ。
10. １０．請求項９のスライダにおいて、前記分離フィンガは、前記スライダの開放 端部から前記スライダの閉止端部まで伸長する長手方向の軸線を有しており、前 記垂下する側壁部に設けられる前記肩部は、それぞれの長さのかなりの部分に亙 って互いに平行に隔置されると共に、前記スライダの前記閉止端部まで伸長して おり、前記肩部の間の間隔の軸線は、前記分離フィンガの長手方向の軸線に関し て変位していることを特徴とするスライダ。
11. １１．可撓性を有するプラスチック製の一対のストリップを備え、該ストリップ が、これらストリップの長さに沿って伸長する分離可能なファスナ手段を有し、 該ファスナ手段が、前記それぞれのストリップに設けられて相互に噛み合う再閉 止可能なリブ及び溝のプロフィール要素を有し、前記ストリップが、前記リブ及 び溝の要素に平行に該ストリップの長さに沿って伸長する輪郭を付されたトラッ クを有し、前記リブ及び溝の要素は補完的な断面形状を有し、また、前記再閉止 可能なファスナ要素を開閉するために前記トラックに設けられたストラドル型の スライダを備え、該スライダが、逆Ｕ字形状のプラスチック製の部材を有し、該 部材が、前記トラックの頂縁部に沿って移動するための後部と、前記トラックと 協働するように前記後部から垂下すると共に前記スライダの開放端部から閉止端 部まで伸長する側壁部とを有し、これら側壁部は、前記閉止端部におけるよりも 前記開放端部においてより大きな間隔を有し、前記スライダは更に、前記側壁部 の間で前記後部から垂下して前記トラックの間に挿入される分離フィンガを有し ているスライダ付きの再閉止可能なファスナを閉止するための方法において、前 記分離フィンガを前記トラックの間に挿入し、また際初は前記スライダで前記要 素を互いに押圧した状態で、前記リブ及び溝の要素を開放した状態に保持する段 階と、次に、前記スライダが閉止方向へ移動する間に、前記要素の頂部を互いに 抑圧する段階と、これと同時に、前記側壁部から内方に突出する前記肩部を前記 ストリップに係合させ、前記垂下する分離フィンガと協働して、前記相互に噛み 合う再閉止可能なリブ及び溝のプロフィール要素を開閉する際の反転作用を生じ させる段階とを備える方法。